50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、赤城】たこひもさんと行く地蔵岳と小沼、紅葉狩り。2023年10月21日(土)


赤城・小沼湖畔から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今週末はたこひもさんをどこか紅葉の美しい山にお連れすることになっていました。

たこひもさんは千葉方面からやってくるため、最速でも深谷市の籠原駅に8時過ぎの電車。

なので、あまり移動に時間が掛かりすぎなくて、山歩きも簡単なルート選びをしなくてはいけません。

そこで計画していたのは、谷川岳山麓の一ノ倉沢などを見に行くルートか、浅間隠山でした。


しかし、当日朝、ひまの散歩をしていると、、

うわわわわ、赤城の上に雲がひとつもないじゃないのさ!!

谷川岳は少し前から天気予報で⛄マークでしたし、ひまの散歩コースから見える浅間隠山は雲が多めです。

こりゃ、赤城にしたほうが良くないかい?

地蔵岳ならたこひもさんも登れると思うし、小沼の回りを散策するのも楽しいし、何なら帰りに覚満淵を歩いたら、一粒で三度美味しい旅になりそうだよ!

遠くからやってきてくれるたこひさんが喜んでくれること、まちがいなし!!

そうだ!

赤城に行こう!!!


《登山難易度 0.5》


車は小沼の駐車場に停めました。

お天気のよい週末で、いつもよりゆっくり出発だったからか、小沼駐車場は満杯!

なんとか一台出ていった車があったので、止めることができました。


まっ青な空と黄色いくぬぎ。

こりゃ、山替え、大正解なんじゃないかしらん??

ハガレーナがたこひもさんの靴ヒモを直してあげてました。

ハガレーナはめっちゃ気遣いのできる人で、奉仕を惜しみません。


少し車道を行くと、正面に目指す地蔵岳が見えてきました。

山肌がとってもキレイですよ!!


八丁峠からはしばらく階段が続きます。


最高のお天気で、木々の色づきが鮮やかなこと!

ため息が出るほど美しいです。


振り返ると覚満淵が見えました。

上はたこひもさん、下はハガレーナ。


覚満淵と小沼。

小沼の淵にせりだした木々のもこもこが素敵。


この平らな木道が現れたら、山頂はすぐそこ。


あっという間に山頂到着です。


大沼を眺めながら、お昼休憩しました。

会津駒ケ岳、燧ケ岳、至仏山、上州武尊、、名峰がずらり見渡せます。


電波塔が凍りついた冬山でみる時よりなぜか低く見えました。


上空は風が強いみたい。

目の前の白い雲とその上の薄い雲が逆方向に動いていました。


では下山開始です。

下山時も大展望!

ほんとうに気持ちいい。

たこひもさんが「小沼、かわいい、大好き。」と言ってました。

気に入ってもらって良かった!

でもこのあとあそこを歩いたらもっともっと好きになるよ、、と思いました。


(上)セピア色の世界。

(下)写真には写っていませんでしたが、強い風が吹いて、葉っぱが舞っていました。


美しい、そして、歩きやすい登山道。

地蔵岳の小沼からのコースは超初心者向けだと思います。

ほんの少し歩いて、あの大展望は、ほんとにお得感満載。


八丁峠までおりてきました。

小沼に向かいます。


あぁ、やっぱり美しい。

上から見たときと色が全く違います。

コバルトブルーのグラデーション。


湖の青と紅葉のコラボが素敵で、歩くのが楽しいです。


(上)小沼の一番奥からの眺め。

風が強くなってきました。

湖面にたつ風紋が美しい。

(下)オトギノ森方面の紅葉も見事です。


ハガレーナのカメラで。

山の赤いポツポツがかわいい。

この写真の色合いが実際見た色に近いです。


奥に見えるのは長七郎山。

ススキのモフモフが秋らしくていい感じでした。


こちらもハガレーナのカメラ。

そうそう、こういう色だった!!

絵本の世界みたいでしょ??


対岸の小道を歩きます。

木のトンネルと赤いドット柄の地面。


こちらは黄色とオレンジの世界。


さっきまでいた地蔵岳。 


風で湖面がキラキラ輝いていました。


小沼は登山しない方でも気楽に歩けるお散歩スポットです。

回りに観光地的要素ゼロなのが、これまたいいんですよ。


湖畔に落ち葉の縁取りがありました。

ベンチに座って、コーヒータイム。

ハガレーナのいれてくれたコーヒーとガトーショコラ。


今日も楽しかった!!

たこひもさんはすっかり小沼ファンになりましたとさ。




帰りに覚満淵に立ち寄りました。


木道を歩いて池のまわりを一周できます。

ひまの毛みたいな草紅葉が池をくねくねと縁取っていて、とても素敵です。


最後までよいお天気で、素晴らしい一日でした。


たこひもさん、また一緒に遊びましょうね!




La Priere du Matin 8/11/22


↑↑↑動画をまとめてあります。

よかったら見てくださいね!


いつもブログを応援していただき、ありがとうこざいます。

【福島、猪苗代】初めての磐梯山は文句無しの青空!2023年10月14日(土)


磐梯山山頂から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


関東地方がお天気イマイチな週末、晴れを求めて東北まで足をのばしちゃう??

東北といえば、2年前、私が足の手術をして、リハビリ中に、裏磐梯の五色沼を散策するために訪れたことはありますが、山に登ったことはありません。


お気楽、ついに、東北上陸!!

目指すはピーカン晴れ予報の「磐梯山」です。


今回はマルちゃんとハガレーナと一緒に秋の磐梯山を満喫したいと思います。


⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️


(鳥瞰図で楽しむ日本百名山より)


《湖沼に囲まれてそびえる「天にかかる磐の梯子」》


磐梯山は福島県のほぼ中央にそびえる独立峰の火山である。

磐梯山を主峰に、赤埴山、櫛ヶ峰の三峰からなる。

かつては主峰と櫛ヶ峰の間に小磐梯山とよばれた山があったが、1888年(明治21年)に大爆発で吹き飛んでしまった。

このときの爆発による泥流で、桧原湖、小野子川湖、五色沼などの湖沼群が生まれ、裏磐梯の地形を一変させた。

北側斜面は噴火の跡が生々しく、荒々しい。

これとは対照的に南側は会津富士という別名どおりの秀麗な姿を見せている。

(中略)

磐梯山の頂上には小さな祠があり、展望も申し分ない。

眼下に裏磐梯の湖沼群、猪苗代湖が見え、飯豊連峰や吾妻連峰、安達太良山が見渡せる。


私たちが今日歩くのは、いくつかある磐梯山ルートのうち、一番楽勝の八方台登山口からのピストンルートです。

八方台登山口ですでに標高1190M。

(上の鳥瞰図の右端にのってます)

磐梯山山頂は1819Mですから、単純標高差は629Mです。


🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙


自宅を3時に出発し(マルちゃんは2時!!)、関越・北関東・東北と高速道路をひた走り、やってきました、福島県。


日の出だー。

晴れてるよ~😁

里がピンク色に染まってました。


朝霧の中に浮かぶ建物や風車。


来たぜ、東北!!

登るぜ、磐梯山!!

晴れてるよーーーっ!

ひゃっほーーーーーーっ!!!

(テンション高め)


《登山難易度 4》


朝6時時点で、第一駐車場は満車、7割ほど埋まっていた第二駐車場に車を停めました。


第二駐車場も満車だった場合、登山口を行きすぎて、少し下ったこがね平に停めるようです。

この熊の看板は怖すぎる。

もはやヒグマかグリズリーだよ、こりゃ(笑)


なんて歩きやすいなだらかな道。

木のトンネルになっていて、とても気持ちいいです。


しばらく平らな道が続きます。

この祠は犬の顔に見えませか??

苔がいい感じです。


中ノ湯跡につきました。

真っ青な空に紅葉が映えます。

奥の三角が磐梯山山頂みたい。


昔はここに宿泊できたのでしょうか?

湯治場だったのかな??

古い建物が朽ちていくままに放置されていました。

温泉かと思って池を触ってみたら冷たかったです。

温泉成分で(?)葉っぱが灰色にコーティングされてました。


青紫が美しいリンドウと、鮮やかな紅葉。

今は日陰になっているので、下山時にはもっときれいかも!?


裏磐梯からのルートとの分岐を通過します。

ここまで八方台からなら1.2kmですが、裏磐梯からだと4.6kmもあるんですね。

ちょっと長めのコース。

でも湖沼群を見ながらなら楽しく登ってこれるかも??

いつか歩いてみたいです。

ブナの森が美しくて、坂道が苦になりません。

楽しい!


途中裏磐梯方面を見渡せる箇所が何回か現れました。

見えているのは桧原湖。


1550Mピークを巻いていきます。

この辺り、まっ黄色の世界だったのですよ、、

写真だとうまく残せなかったけど(涙)



見上げれば、オレンジも加わって、とても美しいです。


隣の尾根のポツポツも可愛い。

お花畑と弘法清水の分岐に着きました。

左に行くとお花畑なんですね。

磐梯山は高山植物の宝庫で、初夏から夏にかけて多彩な花が咲き乱れるのだそうです。

紅紫のバンダイクワガタは磐梯山の固有種なんだとか。

初夏にも是非訪れてみたいです。

とりあえず、登りは右手に進んで、下山時にそのお花畑を歩いて来ようと思います。

今は花はないと思うけど。


山頂が見えそうで見えないじらしプレー(笑)

青空の下、ここもゴールドラッシュだーーっ!


弘法清水に到着しました。

鐘をならそうと苦心するマルちゃん。

この清水を飲んだのはやっぱり私のみ(笑)

家の浄水器の水を捨てて、山の水をペットボトルにいっぱいにしました。

山の水、大好き!!

前にも書いたけど、私は幼少期、水道はなくて、島根の山の水で育ちましたから、私の血液は山の水でできていると言っても過言ではない😁

弘法清水小屋(売店)の前は広々としていて、大展望です。

多くの登山者が休憩中でした。


小屋前からの展望。

すんばらしいよ!!

(上)正面に見えているのは西吾妻山。

(下)右手に櫛ヶ峰(1636M)。

今立っている辺りにかつては小磐梯山があったってことですよね?

1888年の大爆発で吹き飛んで、裏磐梯湖沼群になったとのこと。

私たちはその爆裂火口の端に立っています。


(上)さらに右に目を転じると、桧原湖。

(下)振り返れば磐梯山山頂です。


櫛ヶ峰を背景に三人で記念撮影。

右からハガレーナ、マルちゃん、私です。


さあ、山頂を目指しましょう。

急な登りでどんどん標高を上げるにつれ、ぐんぐん広がる展望。

足元の紅葉の美しいことといったらもう!


ここで、驚きの出会いが!!

下山してきた方とスライドする時、「あ、お気楽隊だ!」と声をかけられたのです。

ハガレーナが「え?え?なんでわかったんですか?」と言うと「お気楽隊は有名ですよ」と。

ええぇ、まじで!?

と思っていると、「ウサ亀さんと一緒に山に登ってますよね?」と言われました。

あー、ウサ亀さんのおともだち!?

「どちら様ですか?」と聞くと「桔梗です」

あーーーっ!桔梗さん!!

「フルーツ大福の人だ!!」となりました(笑)

桔梗さんはウサ亀さんのレポで見る時、必ず(ではないかも)デザートに高級フルーツ大福を差し入れしてくれる太っ腹な御仁として、お気楽の中で認識されております。

フルーツ大福とはちょっとイメージが違いましたが、笑顔が素敵な逞しい男性でした。

またお会いできたら嬉しいです!

声をかけていただき、ありがとうございました。

帰宅途中ウサ亀さんに↑の下の写真を送って「誰でしょーか??」と言ったら、すぐに「桔梗さんかなぁ?その後ろ姿は、、」と返ってきました。

実はお気楽が報告する前に桔梗さんから「お気楽隊にあったよー」と連絡入ってたらしく、、

「亀が架け橋になったんですね。亀橋。」とターボ並みのダジャレを返されました😒


桔梗さんと別れた後も急登が続きます。

登山道も狭く、今日一番のゼェゼェエリア。

でも振り返れば大展望だし、斜面の紅葉はきれいだし、爆裂火口のような荒々しい景色もあったりして、退屈することなく登れます。

ほんとに楽しい山だ、磐梯山は!


(上)名もなき岩のてっぺんに佇む鷹?鷲?いやいや、カラスでした(笑)

あそこからの眺め、素晴らしいんだろうな、、

(下)スキー場の奥に見えている、まるで浅間連峰の「池の平」みたいな場所は、雄国沼でした。

あそこのキスゲは圧巻みたいなんですよね。

いつか行ってみたい。


そして、山頂到着!!

目の前に猪苗代湖ドーーーン!

素晴らしい眺めです。


雲に遮られることもなく、猪苗代湖の全景を見渡せました。

すんばらしい!!


(上)会津若松市方面。

(下)裏磐梯方面。

この磐梯山は百名山の中でも屈指の大展望を誇る山なのだそうです。

南方向には、燧ケ岳や、男体山、日光白根山、那須岳などの栃木の山、

西方向には、浅草岳、守門岳などの新潟の山、

北方向には、飯豊連峰、西吾妻山、安達太良山、、、と、、

いずれも名の知れた名峰、百名山、二百名山を360度大パノラマで見渡せます。

本当に素晴らしかったです。


山頂の岩場に座ってお昼ご飯を食べ、下山することに。

とにかく空が青い!!

足元は錦繍、、正に錦のジュータン。

山頂から弘法清水までは登山道が狭いので、登ってくる方に度々道を譲りながら下山しました。

途中足がつって歩けなくなっていた女性に、つり止めの薬をお渡ししました。

このつり止め、町医者で処方してもらっているのですが、自分が飲むことは希で、ほぼ人を助けるのに使ってる気がする😅

お気楽は、つり止めの他にも痛み止やアミノバイタルなど、誰かが体調を崩した時にすぐに出せるようウエストポーチや胸ポケットに忍ばせています。

水も必ず必要と思う量+500mlを持っていて、水が足りない人がいたら分けられるようにもしています。

そのお陰で、谷川岳でも、足がつって立ち往生していた男性に薬と水を差し上げることができました。

これは、お気楽のこだわりであり、ちょっと誇らしいところ(エッヘン😆)

山での体調不良はなるべく助け合って乗り越えたいですものね。


自慢話(?)はさておき、弘法清水小屋を通過しました。

(小屋ではお気楽イツメン三人、お揃いの手拭いを購入しました)

帰りはお花畑ルートを使います。


(上)櫛ヶ峰と剣ヶ峯の間を人が歩いています。

多分裏磐梯からのルートなのではないかな??

いつか歩いてみたいです。

(下)安達太良山です。

あそこにあるのは「ほんとうの空」ですが、ここ磐梯山の空も繋がっている本物の空だよ。

文句無しのブルー!!!


お花畑を歩いています。

今はお花はないけれど。

振り向けば錦繍の磐梯山。

剣ヶ峯の奥は西吾妻山。


磐梯山を背景に。


剣ヶ峯と櫛ヶ峰を背景に。


ツツジの小道をいきます。

こういう道が大好きです。

楽しいね~。


(上)小磐梯山が吹き飛んだ方面を崖の上から見たところです。

(下)銅沼。

裏磐梯からのルートならあそこを通るみたいなので、いつか歩いてみたいです。


下山時も黄色い森歩き。


崩れ行く尾根と、裾野からひろがる錦の衣。


こちらは、200とも300とも言われる湖沼群の中のひとつ、、名もなき沼。

側に近づくことはできません。


ここの紅葉は本当にきれいで見惚れました。


太陽の光で、紅葉が輝いていました。


中ノ湯跡まで戻ってきました。

こうやって見ると、山頂まで結構あるみたいに見えますが、歩きやすくて、とてもいい登山ルートでした。


色とりどりで素晴らしい紅葉でした。


最後はスキップもできちゃうくらいなだらかな道をご機嫌に下りました。


ゴーーール!!

あれ?マルちゃん、熊になっちゃった!??🤣




お気楽としては初めての東北の山「磐梯山」は、百名山の名に恥じない、素晴らしい山でした。

登山道もよく整備されていて、とても歩きやすかったです。

山頂からの眺めはガイドブックにあったように、百名山の中でも10本の指に入るんじゃないでしょうか?

ま、まだお気楽としては20くらいしか登ってませんけどね、、百名山(笑)



磐梯山の空は青かった!


↑↑↑ 動画にまとめてあるので、よかったらご覧ください。


帰りの車中から、ちょっと絵はがきみたいな写真が撮れました、

黄色い田んぼと美しい形の磐梯山、、そして青いトラックがいい味出してませんか??(笑)


立ちよった道の駅にあったジオラマ写真です。

磐梯山界隈の美しさは、他のエリアとは段違いのクオリティだと思います。

本当に素晴らしい観光資源。

何度も訪れたくなる美しい故郷でした。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

【長野、八ヶ岳】山替え大成功!初めての硫黄岳、大展望登山。2023年10月7日(土)


硫黄岳・赤岩の頭から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


二年前にケガをして無念の途中撤退となった妙高山にリベンジ登山しようと、半年も前から計画していたのですが、当日あいにく天気予報が芳しくなく、山替えすることと、あいなりました。

ここまで妙高に向けて、体力向上(維持)に努力してきた身としては、どこか登り甲斐があって、かつ、妙高山並みに展望が素晴らしい山に行きたい!!

天気予報を見ると、八ヶ岳方面がお天気安定していることがわかりました。


目指したのは初めての硫黄岳。

お天気は文句無しの晴れ予報。

過去二度ほど登った天狗岳で毎度毎度山頂ガスガスに泣いた経験から、今回こそは大展望に期待したい!

イツメン三人+姫の4人で行ってきます!


《登山難易度 7》

自宅を午前3時に出発し、硫黄岳登山口駐車場である「桜平(中)」に到着したのは、6時過ぎでした。

駐車場は既にいっぱいだったので、路肩に停めることに。

トイレ利用してから、6時40分頃歩き始めました。


最初は車も走れる(関係者のみ)林道を登っていきます。

この写真の場面はなだらかですが、傾斜がきつくなる箇所もあったので、そんな場所は前を歩いていたベテランハイカーの真似をしてジグザグに歩いてみました。

(動画を参照ください)

すると、めちゃくちゃペースよく歩けて全く疲れなくて、よいウォーミングアップにもなり、この日一日、私はとても快調でした。

裏技発見で、今後の林道歩きが楽しみに(笑)


夏沢鉱泉に到着。

ハガレーナが何年か前にクリさんとあきっこさんと泊まったことがあります。

うろこ雲がいい感じ。


あまり紅葉イメージのない八ヶ岳ですが、広葉樹の紅葉が始まっていました。

美しい苔と沢の道を行きます。


(左)朝日が正面から射し込んで清々しい風景。

(右上)姫とおしゃべりしながら歩いていると、あっという間にオーレン小屋に到着しました。

いつもは姫が速すぎて、三人が後から追いかけるま構図なのですが、私の身体が軽くて、姫に付いていくことができました。

多分林道のジグザグ歩きが功を奏したんだと思います。

トイレ休憩しました。

リュックをおろしていると、小屋主さんに「ほらほら、ゆっくりしないで、晴れてる間に山頂に行きな!」と言われました。

きっと大展望をみんなに体験してもらいたいんだね。

(右下)オーレン小屋と八ヶ岳の位置関係。


ザ・八ヶ岳という風景。

シラビソと苔の森を進みます。

この時気温は氷点下。

石が凍りついて、砂糖をまぶしたかりんとうみたくなってました。

つい先日まで猛暑にあえいでいたのに、山は冬の足音が近づいていますよ。


夏沢峠に到着しました。

正面は硫黄岳への稜線、左奥は爆裂火口。

振り返れば箕冠山(みかぶりやま)です。

青空が気持ちいい!!


今日のメンバー四人で記念撮影。

右からターボ、姫、ハガレーナ、私です。

ここで、おやつ休憩しました。


シラビソの林の中にのびる真っ直ぐな岩の道。

この辺りで下ってきた男性グループに「山頂は爆風極寒ですよー」と脅され、森林限界になる前に防寒対策しておきました。

風は確かに冷たい!!


徐々にひらける展望。

(上)箕冠山。

(下)箕冠山の左手奥には霧ケ峰が見えてきました。


高度をあげる毎に、箕冠山の向こうに頭をのぞかせる天狗岳。


最高のお天気、最高の展望にテンション爆上がりです。


(上)山頂が見えてきました。

(下)天狗岳の形がしっかりわかるようになってきた!


稜線にはケルンがありました。

雪山の時の目印ですね。

そして、姿を現した爆裂火口。


大迫力の爆裂火口。

パッと見、高さ(深さ?)200mはありそうな断崖絶壁です。

(左下)今シーズン初の霧氷!!

(右下)ケルンと天狗岳方面。

素晴らしい、すばらしすぎる眺め。


そして、10時40分、硫黄岳山頂に到着しました!

登山口から4時間でした。

標高は2760Mもあるんですね。

そりゃ寒いわけだわ。

姫の後ろに見えるのが八ヶ岳の主峰「赤岳」です。

いつか登ってみたいんですけどね。

ここから見る赤岳は、容易にお気楽など近づけさせない雰囲気です。


二度の天狗岳で見ることが叶わなかった八ヶ岳をやっと遮るものなく見ることができました!

この時は風が止んでいて、とっても快適。

朝早く登った人よりラッキーだったみたいです。

姫の右手辺りに硫黄岳山荘があるのですが、見た目が特養老人ホームみたいで、「老後はあの特養に入れてもらいたい」と話しました。

毎日絶景が見られて、天国にも近そう。


山頂標識にて。


爆裂火口の淵を歩いてみましょう。

ここがかつて吹き飛んだ火口なんですね。


火口の淵に立ったお気楽。

人がはいると、壁の巨大さがわかってもらえるかな??


見ている間にも何個も石(多分すぐ側で見たら岩サイズなんだと思います)が転がっていきました。

大きな岩が斜面にいくつも突き刺さっています。

どんどん崩れているので、淵に近づきすぎるのは危険⚠️


山頂付近の風の当たらない斜面で赤岳や横岳を見ながらランチ休憩し、下山することに。

山頂の端から諏訪湖を眺めることができました。


下山は赤岩の頭経由にします。

ここは少し怖かったです。

浮き石が多く、岩も大きくて、「ここ、ほんとに登山道!?」と思いました。

登りがずっと歩きやすい整備された道だったので、ちょっとドキドキ。


赤岳と阿弥陀ケ岳。

ジョウゴ沢付近の紅葉はまだまだこれからですね。


赤岩の頭の分岐につきました。

硫黄岳から硫黄岳山荘への稜線には7つのケルンがあるそうです。


赤岩の頭にて、硫黄岳を背景に。

最高の一日になりました!


赤岩の頭分岐はとても暖かく、ここでランチにすれば良かったと思いました。


ハイマツとしゃくなげに囲まれた道を下っていきます。

ダケカンバの林が美しいです。


天狗岳見納め。


その後は展望のない森歩き。

夏沢鉱泉の黄葉が輝いていました。


下りは小股走りで(笑)

その方が膝に負担が少ないらしいです。

だいぶ車が少なくなった桜平(中)駐車場に無事下山できました!




https://youtu.be/9fugw3U-Plw?si=npswM2aMFNKNc0Rh


動画で大展望をお楽しみください!


帰りに「いじわるばあさん」というレストランでハンバーグや豚の角煮定食をいただきました。

美味しかったです!

この山域に来たら、毎回寄らせてもらおう!!


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。