50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【お気楽読書会】第6回お気楽読書会を開催しました。2025年6月13日(金)

こんにちは。


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前回の『雨の日のお気楽読書会』から二週間。

みんなで6月の日程調整をして、全員が集まれる予定だった13日(金)に開催することとなりました。

初めはあこちゃんだけ遅れて参加の予定でしたが、花子とウォーリーに急な用事が入ってしまい、定時に集まれたのはハガレーナのみ。

しばらく二人で明日の山の計画を立てておりましたが、明日は昼頃から雨になる模様だとわかり、、💦

今日遅くまで読書会をすると、どうしてもゆっくり出発になってしまうので、どこに行こうかと頭を悩ませました。

シロヤシオを見たいと思っていましたが、適当な山が見つかりません(涙)

一時間ほどあれやこれやと相談しましたが、結局明日は二人で映画『国宝』を観に行くことにしました。

その後、ターボとあこちゃんが遅れて参加し、第6回お気楽読書会、スタートです。

4人で最近読んだ本を紹介しました。


あこちゃんが持ってきてくれたのは、こちらの5冊。


「日出る処の天子」を読んでから、漫画が読みたくなったらしく、愛読書の『八雲』以外は漫画です。

また下の『教科書の泣ける名作』は、自分たちが小学生の頃に教科書に載っていたお話だそうです。

大人になって読むと、辛すぎて読み進められなくなるほどだったと言ってました。

花子のニックネームの由来になった『かわいそうなぞう』も収録されています。

みんなで子供の頃に読んだ絵本の話などに花を咲かせました。

懐かしいので、私が借りて読んでみることにしました。


ハガレーナが読んだのは、、


あこちゃんに借りた『僕には鳥の言葉がわかる』です。

最後のページにあった鳥の鳴き声のQRコードを写真に撮っておいてくれました。

山に行った時に、鳥の鳴き声を聞き分けられたらいいなと思います。


ターボが読み終わったのは、、

山本図書館から貸し出ししていた『汝、星のごとく』です。 

ターボも大層面白かったようで、あらすじを未読のハガレーナとあこちゃんに語ってくれました。

私も最後の場面や、題名の意味(エピローグ)を読み返し、その時の感動した気持ちを思いだしました。

あこちゃんが次、読んでみるそうです。


私はアンディ・ウィアーの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の上巻の2/3位まで読んでいます。

今回の読書会までに読み終わりたいと思っていましたが、無理でした🤣

この週末で読み終えたいと思います。

とうが読み終わったらしいので、早く共感したいのです。


今回、それぞれが借りて帰ったのは、

前述したように、

あこちゃんは『汝、星のごとく』で、ターボが借りたのは、


先日私が読んで前回の読書会で紹介した『未明の砦』でした。


そして、ハガレーナが借りたのは、、

先日、ナースの息子のRYO君が寄贈(?)して行った『#真相をお話しします』です。

間もなく映画にもなる話題作ですね。


次の読書会で感想を話し合えたらと思います。


📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


実は今週の水・木曜に、私は田舎の母に会いに行きました。

3月半ばに足を骨折して入院した母は、当初入院期間が3~4ヶ月になると言っていたので、そんなに長い間入院していたら頭がボケてしまうのではないかと心配になった私は、「退院したら会いに行くから、頑張って早く退院してね」と伝えたのでした。

すると、めっちゃ前向きにリハビリを頑張り、なんと、1ヶ月で退院してきたのです😱

え!?

早く退院できたのは勿論喜ばしいのだけど、、

「退院したら会いに来るんだよね?いつ来るの?」の連日の電話攻撃が始まって、困惑する私🤣

だって、まだまだ先のことだと思っていたのに(笑)

私は5~6月初めまで仕事が忙しかったので、すぐには行けないと伝え、なんとか6月半ばになって休めそうな日を見つけ、平日一泊2日の強行帰省が実現しました。

今は山口県岩国市に住んでいる母。

水曜日には、周防大島に海を見に行こうということになり、母とドライブしました。


曇天でしたが、それでも美しい瀬戸内海を眺めながら、辿り着いたのは、、


陸奥記念館。

資料館は生憎定休日でしたが、駐車場脇にある古いスクリューや大砲、船首部分などを見学しました。

『感銘碑』の沖合い4.5kmに沈んだ軍艦陸奥。

1121名の将兵が亡くなったとあります。

旅の様子を家族に写真で伝えると、歴史好きの夫がこの事件を知らなかったらしく、興味を持ったようで、、、


早速こんな本を購入したようです。

なんと、私の好きな吉村昭さんが書いている『陸奥爆沈』。

夫が読み終わったら貸してもらおうと思います。


二日目は、岩国・錦帯橋の近くにある、『宇野千代さんの生家』を訪ねました。


古くなって倒壊しかけていた屋敷を宇野千代さんが修復し、現在は庭と屋内を見学できるようになっています。

庭に面した文机には、85歳の時に書かれた直筆の手紙。

とてもしっかりとした筆跡で、感動しました。


こちらは宇野千代さんが召し上がっていた朝食などだそうです。

器も美しく、生活を丁寧にされていたのだと感服いたしました。

来年の朝ドラの主人公なのだそうですね。

案内の女性にお聞きしました。

それでは読んでみなければと思い、、


屋内売店(?)で販売していた、代表作の『おはん』と、自伝の『生きて行く私』を購入しました。


旅に出掛けても、最後は本に帰着する私🤣


宇野千代さんを見習って、生活を丁寧に、好奇心を持って学び続け、最期まで生き生きと自分を表現できる人生を送れたらどんなに素敵だろうと思いました。


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【埼玉、飯能】初めての棒ノ嶺をとうと一緒に歩く。2025年6月7日(土)


棒ノ嶺(棒ノ折山)山頂から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


以前ハガレーナが一人で登っているものの、お気楽としては未踏の棒ノ嶺(棒ノ折山)に、花子ととうと一緒に行ってきました!

飯能の山から登山人生をスタートさせたとうは、棒ノ嶺に憧れがあったそうで、でも岩場があったりするので一人で挑戦するのは怖いなと思っていたとのこと。

今回お気楽と歩けることになり、「夢が叶った~」と喜んでおりました。

花子は過去に三回ほど登っているらしいのですが、毎度お父上やご主人の計画におんぶに抱っこで歩いているので、道を全く覚えていないという、残念な感じ🤣

さわらびの湯近くの登山者用(無料)第三駐車場に着いても、何年か前に新しくおしゃれなキャンプ場ができたこともあり、所見のような反応でした(笑)

「花子しか歩いたことないんだから、案内頼むよ」と言っても「ムリムリ無理無理~」と言うばかり。

なんで花子は山の行程を覚えられないんだろう?

私は一度登っただけで、大体覚えとるよ、、多分???

花子しか経験者いないのに、全くあてにならないので、YAMAPの誰かさんの軌跡からターボに計画を立ててもらいました。

まぁ、登山者の多い山ですから、道迷いすることもないでしょう。



《コース定数 21(ふつう)》



寄居を5時15分に出発、秩父経由で「さわらびの湯」を目指しました。

現地到着は、6時35分。

トイレに行ったりしてゆっくり準備していたら、6時45分頃、とうがやってきて無事合流。

花子とはじめましての挨拶をして、7時頃歩き始めました。

初めどっちに行くのか少し迷いましたが、車道を登って行くのがルートだとわかり、バイクや車が爆音で通り過ぎる急勾配の車道をえっちらおっちら登りました(涙)


視界が急に開け、一気に青空が広がりました。

「有間ダム」に到着した模様。

ここで、YouTubeの朝の挨拶を済ませ、さあ、冒険の世界へ、、レッツ・ら・ゴー!!!

3人の動作が全く合わず、へっぽこなスタートです(笑)


有間ダムの石堤上を渡って行きます。

静かな湖面に山が映り、美しいリフレクションが見られました。

周りにはクラッシックだったり、真っ黒だったり、スポーツタイプだったりと、それぞれ個性的なバイクを停めて、写真を撮るバイカー(というのか??)が沢山いました。

青空と山を映す青い湖面を背景に、自慢のバイクにご満悦な人々の前を、地味なハイカーが熊鈴を鳴らしながら愚直に歩く(笑)


ダム周回道路をしばらく歩きます。

晴れてダム湖が美しいので、みんな浮かれぎみです。

湖の中に魚影を見たので、何の魚かな?魚釣りが趣味だったとうの出番!!と思いましたが、答えはお気楽でもわかる黒い鯉でした(笑)


おっと、私の好きな巨大な建造物が現れましたよ。

これは何だ??

お、あの傾斜はあれだな。

我らが円良田湖にもある越水装置。

増水してダムが溢れそうになる前に、あそこから水を逃がして、ダム決壊を防ぐための施設です。

もう少し背が高かったら中が覗けるのに~💦

身長184cmのとうに覗いてみて!と言ったけど、さすがのとうも中までは見えないらしい、残念!!


7時31分、白谷沢登山口に到着しました。

ここで、ちょっと混乱します。

私の何となくの記憶で棒ノ嶺は最初沢(ゴルジュ帯)を登って、下りは根っこ地獄の尾根を下る反時計回りルートだった気がするので、ここは下山口であって、登山口はもう少し湖畔を歩いた先にあるのではないかと思ったのです。

ここから登ると逆回りで沢を下ることになるのでは??と疑問がわきました。

しかし、案内板を見ると、やはりここから登るとゴルジュ帯の沢登りになると記載されています。

ターボの立てた計画を見ても、確かにこちらが登山口で時計回りの計画。

あれ?そうか、、反時計回りというのは、記憶違いだったのね、、、となりました。

(↑↑↑伏線です(笑)この辺の種明かしは後ほど)

ターボのお笑い道場に入門したとう。

ターボに「『ここから渡渉があるよ』って言うからとうは『とうしよう!?』って言って!」と命令されてました🤣


初めのうちは森歩きです。

針葉樹の真っ直ぐな幹に映る葉陰がきらめいて、清々しいです。


右手に大きな御神木がありました。

杉の巨木の幹肌がうねうねとうなっていると、何かが宿っている感が増しますよね。

なかなかに立派なお姿でした。


こちらは大きな岩の上に根を張った杉。

圧巻です。


奥には、四角い岩の割れ目から伸びる3本の木。

朝日のスポットライトを浴びて、「頑張ってるのよ!見て!!」と主張してるみたいです(笑)


沢の音が大きくなってきました。


幾重にも連なった小さな段差の滝が現れました。

森の緑が映って、沢も緑色に染まっています。

マイナスイオンたっぷりで目にも優しい世界。

何の花なのか、、見上げても咲いている木を見つけられませんでしたが、5~6枚の花びらを持つプルメリアに似た白い花が沢山落ちていました。

沢を何度か渡ります。

とうの憧れていた渡渉ね。


沢沿いの道はいくらか涼しいです。

カメラを向けるとすかさず笑顔になるお気楽メンバーと、まだ慣れないとう(笑)


いよいよ、棒ノ嶺の核心部にやって参りました。

これぞ、ゴルジュ!

苔むした緑の岩が重なる中を涼やかな沢が流れています。

小鳥たちのさえずりも賑やかになってきました。


自然の造形美、濃淡混じった緑色の世界に見惚れるハイカーたち。


目には優しく、でも、足元はなかなか(笑)

この日はあまり岩が滑ることはありませんでしたが、これは濡れていたら危険かも(特に下り)。


上流に向かうにつれ、沢が狭くなっていきました。


途中から右手に登る鎖場(ここは階段状になっていて歩き易かったですが)やロープ場が現れます。


ここは大きな一枚岩をロープをしっかり使って登りました。

ここ、下るの怖そうよ😱

私たちは下りませんが💦


難所をおえて、滝の側のスペースでひと息入れているところ。

とうに「親方が、危険なクサリを越えようとしてるみたいに見える」と笑っておりました。

とうは何故か、何故なのか!?私を「親方」と呼びます。

花子は20年以上前から私を「親分」と呼び、ターボは「姐さん」と呼ぶ( ̄^ ̄)

呼び方は違えど、意味は同じ。

おかしいだろ!?😠💨


沢から離れ、辺りが静かになりました。

花子が「沢が現れると嬉しいけど、離れても何となくホッとする」と言っていて、まるで孫みたいだねと話しました。

このメンバーにはまだ孫はいません(とうにはいるか!)が、孫の来訪は「来て嬉し、帰って嬉し」って言いますもんね(笑)

時刻は8時51分。

駐車場からほぼ休みなく1時間50分も歩いてしまったので、木陰で小休止しました。

すかさず「塩ようかん」を配布してくれたとう。

とうのリュックのポケットからは無数のようかんが出てくるらしい、、不思議なポケットかよ!(笑)


新緑から深緑へ。 

緑が濃いけど、青空を透かしてきらめく木々に、ため息しか出ません。

実際に見ると、この10倍きれいです。


急階段を登って行くと、突然車道に飛び出しました。

車道と言っても、今は使われていない道で通行止めの看板がありましたが。

沢から離れると蒸し暑さが増し、みんなゆでダコ(あるいは湯でぶた)状態🤣

爆上がりの心拍数を下げ、激しい呼吸を整える時間が必要です。

若い人たちは、お喋りしながら涼しい顔で登っていくのに、私たち4人は息も絶え絶え、顔は真っ赤で、滝汗をかいております💦

まだまだこんなゼェハァゾーンが続くのか!?

先が気になってYAMAPのルートを確認しました。


車道を離れ、しばらく急斜面登ると、ようやく人心地つけるゆるっと山道に!

こういう道が好きだ~(笑)

道端には、コアジサイが見られるようになってきました。


9時33分、ようやく分岐に到着!!

岩茸石があったので、私が代表で登りました。

今日はハガレーナが不在ですからね、、そういう時は高い所は私の出番(笑)

お、分岐をあっち(?)に行くと「とうぎり林道」なんだね!

するとターボがとうを「おりゃーーっ!」と辻斬りに!!!

とうは「あーーーっ!」と倒れておりましたが、その動きがスローモーション過ぎて、ターボ師匠に「遅い!」とダメ出しされておりました🤣

すると「遅いのが俺の持ち味だから」と、とう(笑)

確かに!

素早く動かれては、とうがとうでなくなってしまうね。

ここでとうに「花子さんってアニメ・小さなバイキングの『ビッケ』に似てますよね」と言われておりました。

ビッケというのはこんなキャラクターみたいです。

↓↓↓

(『小さなバイキング』スタンプを拝借しました)


YouTubeに動画をあげると、視聴者さんから「確かに似てる」とコメントいただき、私もネットで調べてなるほどとなりました。

花子はお気楽の中で一番毒気がない癒し系キャラですが、よく笑う明るい性格でもあり、言葉選びのセンスがいい、インテリジェンスも持ち合わせています。

何より、ターボと私を強くリスペクトしてくれる(それを言葉でちょくちょく伝えてくる)ので、「そんなことないよぅ」などと言いながら、ちょっと人をいい気分にさせる天才なのでした(笑) 

もしかしたら、それが花子の処世術なのかも!?🤣


花子の話は置いといて、私たちは相変わらずゼェハァゾーン継続中です。

尾根の右と左で植生が分かれています。

左手の檜の植林帯が美しい!!


そして、右手の広葉樹の下には、コアジサイの群落がありました。

派手さはありませんが、白から青に色彩が微妙に違う小さな花が満開になっていて、とても可愛いかったです。


YAMAPでよく写真を見かける「利用してはいけない丸太階段」までやって来ました。

ここまで来たら、あと少し!


10時5分、権次入峠(ごんじり峠)に到着です。

蒸し暑い中、急坂を登ってきて、汗だくの面々。

広い峠にはいくつもベンチがあったので、座っておやつ休憩しました。

YAMAPを見ると、ここから山頂までは20分。

「20分のにーーっ!」と言いながらターボと花子がポーズをとると、あわてて駆け寄る可愛いとう(笑)


ごんじり峠を過ぎると、いかにも飯能の山といった感じの根っこロードになります。

所々、足をどこに置く~??となりますが、総じて登りで使う分には何の問題もない。


ひぃふぅ登った先に現れた突然の展望!!!

どうやら山頂に到着した模様です。

時刻は10時33分でした。


わかりやすい山名板がありましたが、生憎遠くは霞んでいて、すべての山を確認することは叶いませんでした。 

飯能の山が沢山見えていたみたいです。

はっきりわかったのは、先日とうが登り、来週花子が登る予定の伊豆ケ岳でした。

花子は、飯能の山を何回かに分けて繋げる旅をしているみたいです。


近くにいらした方に撮っていただきました。

棒ノ嶺、棒ノ折山という二つの呼び名があります。


山頂の木陰でランチ休憩です。

私が持参した冷却ボディシートで体を拭き、しばらくして風が吹くと、体の中を風が通り抜けるような爽快感でした。 


11時15分、それでは下山開始しましょう。

山頂にあった分岐の標識。

山頂に向けて、三方に登山道があるのですね。


山頂を後にし、すぐに右手にこんな丸太が置かれた分岐があります。

ターボは丸太があるので入ってはいけない道なのかと思い、一旦直進しましたが、少し進んでYAMAPを確認すると、真っ直ぐ進むのは間違いであることがわかりました(真っ直ぐ進むと「長尾ノ丸」という山に向かう縦走路になります)。

少し引き返して、丸太をまたいで下山道へ。


下り始めは、とても滑りやすい急斜面で、一度ターボが滑って尻餅をつきました。

下山道は滑りやすかったり、根っこ地獄だとレポを見て知っていたので、この時はなるほどこんな道が続くのね~💦と思っておりましたが、、、


あれあれ?予想に反してめっちゃ歩き易い道になった!!

この後もいつ根っこ地獄が現れるのか、今か今かと待ち構えておりましたが、一向に現れる気配はなく、道は終始快適ロード。


一度林道に降りる箇所があり、ターボが大騒ぎしておりました。

「ワーキャー」言った後に、最後はおっさんみたいな低い「ウッ」に点々みたいな声を出していて、花子に「乙女なんだかおっさんなんだかわかんない」と笑われておりました。

ターボの大騒ぎの後、他の三人はそれほど苦労することなく下れ、「ターボのあれは何だったんだ!?」となりました🤣

ヤツの怖い怖いは、フツーの三割増ししてると思った方がよい。


お、いよいよ、根っこ地獄か!?

足元、縦根っこだよ~などと浮かれて動画に残しておりますが、大したことなく、難なく通過。

あれ?

あれだけ!???


そして、やっぱり歩き易い道。

いいんですよ、その方が。

絶対歩き易い方がいいに決まってるのだけど、ハガレーナから「めっちゃ根っこ地獄で滑りやすいし大変な下りなのよ」と聞いていたので、三人ともなんか話が違うぞ、、となっておりました。


異形の怪物のような倒木。

今にも頭を激しく振りながらこちらに駆け出しそうな姿です。


お、根っこか!?

でも平らだから、何の問題もない(笑)


そして、「吉田ベンチ」に到着しました。

YAMAPに⚠マークが付いていて「下りで笑った膝にありがたい!」と書いてあったので、ここに辿り着くまでに、大変な下りがあり、膝がガクガクになっているのだと想像していたのですが、全く疲れることなく、やって参りました。

疲れてないけど、折角の「吉田ベンチ」なので、休んで行きましょう。

花子の差し入れの凍ったアクエリアスが冷たくてほっぺに当てると気持ちいいです。

とうのほっぺに当てると「ホーーッ!」と高い声を出したので、面白くなってもう一度やったら(動画に撮るため)、照れて控えめな「ホーーッ」だったので、笑いました。


その後も大変な所はなく、尾根を快適に下っていき、ついに尾根が終わる場所までやってきました。

湖畔の車道に降りる最後のロープ場が、このコース一番の難所でした(笑)


「下り、全然大変じゃなかったよね~」と話ながら歩いております。

これには、大きなオチがありました。


こちらが、私たちが歩いたルート。

谷筋を登って山頂から先に進み沢の東側にある尾根を下ってくるルート。

だがしかし!!

後で登山口にあった地図をよく見てみると、、、


下山ルートは山頂から岩茸石まで戻って、そこから沢の西側の尾根を下るルートが書いてあるじゃあないですか!?

あ、やっぱり反時計回りルートだ!!

そうそう、これこれ、今までレポで見てきたルートはこれだよ!

あー、だから山頂から下ってくる人といっぱいすれ違ったのか!!

あの人たち、みんな、ピストンでゴルジュ帯を下るつもりなのかと思ってた🤣


私たちはこのオレンジ色の線を下ってきたのです。

ここの地図には載ってないんだ!!

道理で根っこ地獄が現れないわけだよ!🤣

ええぇ!?

なんであんなに歩き易い道だったのに、ルートになってないの!?

もしかして、だれかの私有地で歩くのNGなのか!?

いやいや、登山道、めちゃくちゃきちんと整備してあったよ。

ピンクテープもあったし。

林道に降りる所と最後車道に降りる所が若干難易度あったものの、他は終始快適でした。

登山者ほとんどいなかったし。

多分二人に抜かされただけなので、この日このルートを歩いたのは、私達を含め数組だと思います。

絶対私たちが歩いたルートの方がいいと思うなぁ、、、皆さん、なんで文句言いながら、わざわざ根っこ地獄尾根を下るのだろう、、、不思議だ。

あそこは実は立ち入り禁止なのですよ、、という情報がもたらされない限り、次に訪れた時も今回のターボがたまたまダウンロードしたルートで歩いて来ようと思います。


https://youtu.be/bzpo0uMHwfw?si=fXXAhTndzIHxwzEL


↑↑↑

動画をまとめています。

良かったらご覧ください。


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【群馬、中之条町】チャツボミ苔公園から大平湿原まで。2025年6月1日(日)


芳ケ平湿地群・大池から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今週末はウォーリーが参加できる貴重な週末です。

もはやお気楽イツメンになっているとも言えるとうも一緒に、二人がまだ歩いたことのない美しい場所を案内したいと思っていました。

思い付いたのは『芳ケ平』。

ラムサール条約に登録された、未来に残したい貴重な自然遺産です。

まずは日本最高標高の国道から芳ケ平を眺め、渋峠から下って、ワタスゲが揺れる芳ケ平の池塘の中を周回し、草津白根山の半径1km圏ギリギリまで行って異世界感を味わい、その後展望地から草津の町を眺め、更には渋峠まで戻ってから横手山に登り『天空のパン屋さん』でお昼休憩をするという、スペシャルプランを計画しておりました。


行きに立ちよった『八ッ場ダム』です。

曇天ですが、この日の予報は10時位から晴れてくるという検索結果でしたので、この時はこの後で二人に見せられる絶景を思い描きながら、心は楽しみに満ち溢れておりました。


が、、、しかし、、、


草津の温泉街を通過し、草津白根山へ向かう道に入って標高を上げるにつれ、フロントガラスにポツポツと何やら当たるものが、、、

雨が降りだした模様。

ハガレーナの「雨なんですけど、、」という不安げな声。

それでも好転の天気予報を信じて疑わないやまみほは「いや、ここは雲の中だけど、標高をあげて雲の上に出るから大丈夫!上は晴れてるはず!」と宣言。

真っ白な本来なら大展望のウキウキドライブルートを走りながら、車の中で以前ターボと二人でドライブした時の動画を流して、「ほんとならこんな景色なの~💦」をやりました🤣

しかし、走っても走っても雨はむしろ強くなってきた!!

二人にあの景色を見せたいのよ、、絶対晴れてもらわないと困る!!!

晴れて~~~!!!

しかし、標高をあげるにつれ更に雨は強くなり、暴風まで吹き始めていました。

最高標高国道のポイントでは、車から降りるのを諦めるほどの強い雨に変わっていて、、、(涙)


ほんとはこんな景色を二人に見せたかったのに、、(涙)


渋峠に着いて、「ちょっと車の中で待機してるか、、」となったのですが、車外は爆風が吹き荒れ、目の前の笹はバサバサと音をたてて踊り、車体にはバラバラと風雨が打ち付けます。

こりゃ、山替えするしかないか、、、くぅ~、、残念だ~(涙)


一旦県境をこえ、志賀高原方面へ下り始めましたが、10m先が見えないような濃霧で、車で走ることも怖い位だったので、群馬の山のどこかに行こうとUターンしました。

草津白根山の横を下る本来なら絶景のスカイラインをどんよりとした気持ちで走りながら、どこに行こうかと頭の中は高速回転。

草津の町に近づいた時にハガレーナが「チャツボミ苔??」と呟きます。

チャツボミ苔か~、、あそこはもう何度も行ってるしいいかなぁ~と一瞬思いましたが、、ん?待てよ?

あ、チャツボミ苔側から芳ケ平を目指せばいいんだ!!!と思いつきました。

うん!それがいい。

風が強い朝のうちはチャツボミ苔から池を見ながら森の中を歩き、お天気快復してきたお昼頃に芳ケ平に着けば、霧の晴れた湿原を歩けるんじゃないだろうか??(この時はまだお天気快復すると信じている)

芳ケ平までまぁまぁ距離があるので、辿り着けるかわからないけど、タイムリミット決めて行ける所まで行ってみるっていうのでどうだろう??

うん、そうしよう!

ハガレーナ、そこの角を左に曲がって、チャツボミ苔へゴーだ!!!、、、となりました。


私たちが想定したコースは、チャツボミ苔公園~水池~大池~大平湿原~展望台~芳ケ平湿原~桜清水~大平湿原~チャツボミ苔公園、、という周回ルート。

出発が遅くなったので、全部は無理そうですが、一応ね、一応、、それを理想系として、、どこまで行けるか、、歩いてきます。


《コース定数 13(ふつう)》



チャツボミ苔公園の駐車場(標高1150M)に着いた時には既に9時を過ぎていました。

まだ雨が降っていて、屋根のある休憩舎でカッパを着たりゲーターを装着したりと支度をしながら、近くにいたご年配のスタッフに「これから芳ケ平に向かおうかと思うのだけど、どうですかね?」と相談すると、「え?芳ケ平に行くの?雨だからね~、どうだろう?管理棟のスタッフに聞いてみては?」と言われました。

入園料一人当り600円支払いに管理棟に行くと、いかにも山登りしそうな日焼けした若い男性スタッフが!

お、この方なら色々知ってそうだという信頼感(笑)

聞くと、こちらから芳ケ平に登った人は5月末に一人だけとのこと。

スタッフも5月末に大平湿原までは行ったけど、その先の道は確認していないのでわからないそう。

多分雪が残っているだろうからチェーンスパイクは必要とのこと。

また、大平湿原の先に沢があって、増水していたら渡れない可能性あり。

その場合は、手前の分岐を右に入れば芳ケ平に右側からアプローチできることを教えてもらいました。

おおぉ、この春、まだ芳ケ平に行ってるのは一人だけなのか~💦

だから、YAMAPにもレポがなかったのね。

今年は雪が多かったので、雪解けが遅れているかららしいです。

でもこの時はまだ晴れ予報にしがみついていたかったので、芳ケ平に向かう可能性を考えて、チェーンスパイクをリュックに入れ出発することにしました。

大平湿原まで行った時に、目の前に真っ青な空と緑の芳ケ平を見たら絶対行きたくなると思うのですよ。

なので、準備だけはして行きましょう。


とはいえ、この時、時刻は既に9時50分。

約5分程の低公害バスに乗り、登山口から歩き出したのは、10時ちょうどでした。

お気楽としてはかなりのゆっくり出発になります。

どこまで行けるかなぁ。

まだまだ雨が降り続いていますが、とにかく行ってみましょう!!


早速現れたチャツボミ苔の沢。

オレンジ色のレンゲツツジが咲いていて、とてもキレイでした。

しかし、空は厚い雲に覆われ、高い所の木々が風に煽られ大きく揺れていました。

今も渋峠は暴風雨ですね(涙)

あのまま車で待機しなくて良かったです。


穴地獄(標高1250M)までやってきました。

辺りは硫黄の臭い。

強酸性の水が流れています。


10分程で周回できる遊歩道が整備されています。

一番奥の木道からの眺め。

おや、遠くは青空も見えてるじゃあないのさ。

晴れてくるのか~??期待!!

(後から思うに、私たちがいた芳ケ平周辺だけが雨だったのかも知れません🤣)

穴地獄の木道から登山道に入り、森の中へ。


最初に訪れたのは水池(標高1350M)です。

ミズナラやダケカンバの巨樹に囲まれた丸い池とパンフレットに書いてありました。

6000年前からあったのだそう。

なんでそんなことがわかるのだ!?

誰かが地層を調べたんでしょうね。

何色の池だろうかとみんなで予想しながら歩いて来たのですが、これは、ハガレーナが予想した「透明」ということでいいのかな?

地面がぬかるんでいたので、側まで寄ることは諦めました。


ミズナラの森を歩いています。

地図には枯れ沢とありましたが、さすがに今日は水が貯まっていました。


大池(標高1450M)到着~!

遠くにカルガモが泳いでいました。

それにしても爆風!!!

森の中は静かだったのに、開けた場所に来た途端、強風を実感しました。

急速に体温を奪われていきます。

バタバタと煽られながら、慌てて上着を着ました。

この時既に11時23分。

早朝4時45分に自宅を出てきたのですから、朝御飯を食べてから6時間経過していることになります。

さすがにお腹が空いたので、ウォーリーの差し入れのあんドーナツを食べることにしました。


ダケカンバの森を歩きます。

写真だとイマイチですが、実際見るととても美しいです。


カラマツの森に変わってきました。

昭和初期に植えられた人工林だそうです。


足元には可愛いお花やロマンチックな苔がありました。


12時40分、大平湿原(標高1610M)に到着しました。

ビデオばかり撮っていて、ここから見える芳ケ平方面の写真がありませんでしたが、見えた芳ケ平は厚い雲に覆われ、白く煙り、今も雨が降っているんだろうなという感じでした。

これは行っても仕方ないね。

しかも足元残雪では難易度高過ぎるし、楽しくない💦

なので、今日の終点は大平湿原ということになります。

笹の広場でお昼休憩。

ウォーリーが座っている姿がゴリラっぽくて笑えました。

右から熊と、ゴリラと、ハガレーナはチンパンジーだな🤣

ここにターボがいたら、手長猿。

私は?、、

あ、群れのボス(親方)ですね(涙)


ボスは一人で偵察隊。

大平湿原から先に行ってみました。

水が川の様に貯まっている所があり、こりゃ、みんなは「行けないね~」となるだろうと思ったので、そこをバシャバシャドタドタと駆け抜けて、その先へ。

間もなく男性スタッフに教えてもらった分岐が現れました。

右に行くと下の写真に見える丘(多分展望地)の登山道に繋がります。

パンフレットに載っていました。

2020年秋に開通した新しい登山道らしいです。

オムスビが転がるくらいの急坂ですが、草津ルートよりも近道です。

今いる大平湿原を芳ケ平から見下ろした時の写真もパンフレットにありました。

晴れていればなぁ~、、言っても仕方ないけど。


右に行かず、まっすぐ進むと、その先に待ち受けていたのは、、


大沢川~!

やっぱり増水してた!

スタッフの言った通りだ。

いつもなら手前の茶色い三角の石を使って渡れそうですが、この日は結構な勢いで水が石の上を流れていたので、これはちょっと危ないなと思いました。

まぁ、どちらにしても、時間が足りないので、今日はここまでですね、、芳ケ平に行くことは叶いませんでした。


大平湿原で待つみんなと合流して、次に目指したのは八石山。

晴れていれば富士山まで見える展望スポットらしいのです。

八石山への登山道脇にはた~くさんのイワカガミがありました。

みんなで写真を撮りながらのんびり歩きました。


13時36分、八石山(標高1596M)に到着しました。

ビデオで「本日の最高到達点です」と言っておりますが、ここより大平湿原の方が高かったみたいです(笑)


山頂にもイワカガミや苔(写真はモンローリップ💋)がありました。

そして、想像以上の展望に大コーフン!

ハガレーナの立つ先に見えたのは、草津白根山の斜面です。

朝車で走った道。


そして、南側には、眼下に草津温泉街!

お天気がいくらか良くなり、雲間から射し込む日差しで、森やホテルの壁が眩しいです。

この日お初の展望だったので、みんなでしばらくうっとり眺めました。


下って来て、こちらは平兵衛池(標高1540M)。

少し高い所から見渡せる平兵衛池は、三つの池の中で一番キレイに感じました。

手前にあったムラサキツツジも素敵な縁取りを演出。

湖面にできる風紋が見ていて飽きません。


帰りは少し退屈な変化のない道。

その分安全に下れました。


足元にはギンリョウソウ!

とうとウォーリーは初めて見たみたいで、不思議な姿に驚いていました。

スギゴケの拡大写真にもびっくりです。

そして、穴地獄が近くなると、辺りは鮮やかなレンゲツツジの世界に。


穴地獄まで戻ってきました。

いちじはどうなることやらと思いましたが、楽しく歩くことができました。

芳ケ平は見ることも近づくことも出来ませんでしたが、その麓のラムサール条約範囲を歩けて、雨模様の割に楽しめたと思います。

八石山からの眺めが素晴らしかったので、わずかで登れますし、オススメです。

渋峠から芳ケ平ルートはリベンジしたいです。

そして、チャツボミ苔側から芳ケ平へ登るルートもいつか歩いてみたいと思います。




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動画にまとめています。

良かったら、ご視聴ください。


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