50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、小谷村】雨飾の乙女を見に行く。2024年10月5日(土)


雨飾山登山道から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


この週末は関東地方はどこもかしこも雨マークでした。

少しでも晴れ間がありそうな所はどこかと探してみます。

いつもなら関東が雨でも晴れていることが多い東北(福島とか)もほぼ雨で、更に北上して鳥海山まで足をのばさないと晴れが見つかりません。

鳥海山を調べると、登山口まで車で6時間以上かかることがわかり、こりゃ泊まりじゃなきゃ無理だ💦となりました。

いつかは登ってみたいのですけどね。

ここは、ターボもいる時に、泊まりで行きましょう。


もうひとつの候補として、晴れはなくても、雨は降らなそうな場所としてヒットしたのが、新潟県の海沿いでした。

鳥海山がダメなら新潟一択か!

しかも日本海沿いだから、、やっぱり遠いよ~💦

さてさて、どこに行きましょうか??


私の持っている登山ガイドブック「新潟県の山」で探してみると、お気楽でも登れそうな山として糸魚川市の駒ヶ岳が浮上しました。

以前どこに行こうかと探していた時に、紅葉が美しい10月中旬に訪れようと思ったらしく、ちゃんと「10月中」という付箋が貼ってありました(笑)

山頂からは雨飾山が目の前に見えるらしい。

こりゃいいね!

、、、ん?雨飾山??

駒ヶ岳が曇りなら雨飾山も曇りだよね?隣の山なんだから。

だったら雨飾山に登ればいいんじゃね??

前から行ってみたいと話していた記憶があるよ。

調べると、なんと、雨飾山は深田久弥の日本百名山に選ばれていました。

おぅ!

素敵!!

今回はマルちゃんも一緒に行くので、いつものお気楽が選びがちな地味な山より、有名所に行きたいよね??

よし!雨飾山にしよう!!!ということになりました。



雨飾山の場所はこんな感じです。

日本海が近い!

そして、近くには焼山、火打山、妙高山、黒姫山、戸隠山と越後の名峰がずらり並んでいます。

そもそもお天気が曇り予報なので、見れるかどうか微妙ではありますが、ま、他はみ~んな雨なのですから、雨に降られなきゃいいや位の気持ちで行って来ます!!



(鳥瞰図で楽しむ日本百名山より)


最初は「新潟県の山」に載っていた、糸魚川からのコースを計画しました(上の絵だと、笹平から雨飾温泉へ→と書いてあるコース)が、家から登山口までの行程が遠かったので、長野の小谷村側から入山するコースに変更しました。

多分こちらの方(上の絵の正面に描かれたコース)がメジャールートなのではないかと思います。


(深田久弥の日本百名山から抜粋)

ついに私は久恋の頂に立った。しかも天は隈なく晴れて、秋の午後三時の太陽は、見渡す山々の上に静かな光をおいていた。すべての頂には憩いがある。梢にはそよとの風もなく、小鳥は森に黙した。風化し摩滅した石の祠と数体の小さな石仏の傍らに、私たちは身を横たえて、ただ静寂な時の過ぎるのに任せた。古い石仏は越後の方へ向いていた。その行手には、日本海を越えて、能登半島の長い腕が見えた。

一休みして、私たちはもう一つのピークの上へ行った。案外近く、三十米ほどしか離れていなかった。下から眺めてあんなに美しかった、その二つの耳の上に立った喜びで、私の幸福には限りがなかった。

(中略)

あとで越後の人からの知らせによると、古い猟師の話では、頂上の石仏は、糸魚川地方で有名な羅漢上人という坊さんが、自身で石を刻み、それをこつこつと山へ運んだものだそうである。山にウラ・オモテがあるとすれば、雨飾山はやはり越後の方がオモテであろう。


、、、あちゃー、そうなのね、、越後から見た雨飾山が猫耳で美しく、「オモテ」なのか!!

またいつの日か、新潟・糸魚川からのルートにもチャレンジしよう!!


とりあえず、今日は、長野の小谷村からスタートです!!


《コース定数 23(ふつう)》

コース定数、ふつうかぁ、、💦

そうだよね、多分そうなんだろう、、、

だけど、私にはキツかったなぁ。


多分距離が短いし、健脚の人なら5~6時間で歩けるルートなので、「ふつう」になるのだと思いますが、、

この表だけ見ると、累積標高は1000M越えてるし、歩行時間は(お気楽は)8時間なので、やっぱりお気楽にとっては「きつい」に分類される山なんだと思います。


まぁ、どんな登山道だったのかは、これから書きますので、ご覧下さい!


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


自宅を2時半に出発し、小谷村・雨飾キャンプ場の駐車場に到着したのは、5時53分でした。

紅葉シーズンが始まる10月は交通規制があるとネットで見たので、どんなに混雑しているかと思いましたが、こんなお天気だからか、案外空いていました。


私たちが、到着した時、7割位埋まってる感じだったかな??

キレイなトイレがあるので、安心です!


まずは、雨飾山登山マップの前でメンバー紹介の動画を撮影(笑)

今日のコースをハガレーナが説明しているところをビデオに撮っているところをマルちゃんが撮影(笑)

6時12分に歩き始めました。

登山口の標高は1,156Mでした。


初めは小川沿いの木道を15分ほど歩きます。

木道の周りは湿地帯で、明け方まで降っていた雨で木道はヌルヌル💦

小股で歩かないとスッ転んでしまうこと間違いなし!

マルちゃんは数年前、燧ケ岳の木道で転んで腕を骨折した苦い経験ありなので、ことさら慎重に歩いていました。

辺りには柳の大木が何本もあり、今にもターザンが現れそうな雰囲気で楽しいです。

小川には大きな岩魚が泳いでいて、私たちが覗き込むと、素早く草影に隠れてしまいました。


6時27分、平らな道が終わり、ここで既に2/11の看板が現れます。

銀色のプレートに書かれたこの数字は、距離400m毎に設置されているのだとか。

0/11は一体どこだったのだろう??

うんと下の方にあったバス停でしょうか??

雨飾山山頂まで180分(3時間)とありますが、私だと、その手前の荒菅沢まで2時間、その先が2時間弱で、合計4時間はかかりそうだなぁ、、💦

歩きやすい登山道であることを祈りましょう!

百名山ですもんね、きっと整備されて歩きやすいはず。


おっとー!

いきなりの急登ですよ。

木の根っこ、梯子、階段、、急斜面の代名詞が次々現れました(笑)

あまりに段差が大きいと、私はバテてしまう傾向にあるので、ちょっと心配💦

ゆっくり行きましょう!


低木の紅葉が始まっていました。

一番最初に赤くなるのは、ムシカリなんだね。


出た!

新潟(登山口は長野だけど)で良く見る粘土質の登山道!!

ここはジグザグに丸太が敷かれていて、案外歩きやすいです。


根っこの滝現る!

ここ、朝は雨が降っていましたから、ホントに滝になってたんですかね?

すべての根っこが縦に伸びていて、足を置く場所をよ~く考えないと、滑るよ、絶対!


3/11通過。

ブナ林になってきました。

森が美しくて、素晴らしいです。


ブナに絡み付く植物やキノコも可愛いし、美しいし、雨に濡れた森はみずみずしくて、色が濃くて、とても楽しかったです。

息はハァハァ、心臓はバクバクなってますけど(笑)


雪国特有の曲がりくねったブナ。

ムシカリの赤と、まだ緑色の葉っぱと、ブナの灰色の幹、、どこを写真に撮ってもとてもキレイな絵になります。


マルちゃん、汗をかいて頭にタオルを巻きました。

湯上がりマルちゃんの出来上がり!

私が手拭い巻くとなぜか「おかみさん」になるのに、マルちゃんはならないのは何故!?

不公平だ!!💢


登山道で出会ったキノコたち。

急登で辛い登山道ほど、こういうチビッ子に癒されます。


4/11通過。

この看板の回りもなんて可愛いの。

オレンジ色に色づき始めた葉っぱがデザインされたように無機質な看板を彩っています。


まだまだ続くよ、根っこ道。

ここは、下山の時に気をつかうことになりそう。


7時42分、ブナ平に到着しました。

出発から1時間30分、歩いて来ました。

標識の奥にあるブナはまず横に張り出し、90度にグイッと曲がって上へ上へと伸びています。

マルちゃんが「習字でがーって書いたみたい」と言ってました。


このブナは、この山で出会ったブナの中で、私の一番のお気に入りです。

元々何本もの木が一つになったのか?

幹がぼこぼこと縦に割れていて、すごい迫力と存在感でした。


こちらはマルちゃんのお気に入り。

マルちゃん曰く「フラメンコしてるみたい!」

な、なるほど~~👀

枝が踊ってる腕に見えるし、腰の曲がり具合も色っぽくて、下半身には緑色のドレス。

素敵ね~~♥


7時57分、思っていたより少し早めに「5/11」に着きました、、とビデオで私がしゃべっているのですが、そもそも何を思っていたのか思い出せません(笑)

多分1/11(400m)の所要時間がおよそ30分だと思っていて、でも私がゆっくりなので、8時過ぎちゃうかなぁと思ってたのに、8時前に着けたってことだったんだろうと思います。

ま、誤差の範囲、、予定通りです(笑)


5/11を過ぎると、比較的平らな道になってきます。

緩急繰り返す感じ。

目線の高さの紅葉が色鮮やかでとても楽しい。


そして、地図にも載っていた「携帯トイレブース」が現れました。

ビデオに中の様子が映っています。

真ん中に穴が空いた(ドーナツ型の)丸椅子が置いてありました。

籠には、使い捨ての携帯トイレが500円で購入できるように用意されていて、これはとても助かりますね。

清潔で臭いはしないし、整備もそれほど必要無さそうだし、山に設置するトイレは全部これでいいんじゃないかと思いました。


6/11は荒菅沢なのかと予想していましたが、それよりも手前で現れました。

携帯トイレブースを過ぎて道が下りになってからしばらく歩いた辺りです。

登りの半分は過ぎたってことですが、、どこまでも距離ですからね、、所要時間の半分って訳ではないと思います。

因みにここを通過したのは、8時21分でした。

出発から2時間10分経過。


8時29分、荒菅沢に到着です。

本来ならここから布団菱という岩稜の迫力ある姿を拝めるはずなのですが、ガスガスでな~んにも見えませんでした(涙)

深田久弥は二手に別れた(というか二つが合流した)沢の左側のアラスゲ沢を源頭まで登りつめ、最後は草の急斜面を登って笹平にたどり着いたらしいです。

いやはや、すごい時代だわ。

当時はまだ私たちが今から歩くルートは拓かれてなかったらしいですから。

私たちは、沢を渡って対岸の尾根に取りつきます。


荒菅沢から笹平までの登りが、一番の難所(?)でした。

道は更に急勾配になり、道は湿って滑りやすい💦


どれかのガイドブックに「前の人の足の裏を見て登るほどの急勾配」と書いてあったのですが、まさにその通り。

濡れた石やヌメヌメした丸太を避けながら、息をきらして登っていきました。


紅葉が登山道に彩りを添えてくれているのが救い!

美しい色を写真に納めつつ、息を整えて、ゆっくり登りました。


登山道で出会った可愛いものたち。

左下の茶色い葉っぱから突き出た緑色の物体は、「ブナフトツノタマバエの虫こぶ」だそうです。

帰宅してからマルちゃんが調べてくれました。

ブナフトツノタマバエはブナの葉っぱにだけ虫こぶを作るのだそう。


そして、こちらは、「クチビルタケ」。

めっちゃ小さくて、真ん中が赤くなっていて、つまむと大量の白い胞子を吐き出します。

その量が半端なくてびっくり!

ホコリタケをつまんだ時は白いホコリっぽいのだけど、このクチビルタケからは小麦粉みたいな白い粉が吹き出していました。


7/11通過。

看板が横向きになっていました(笑)


ここも下山時苦労しそうな粘土質の道。

登る時も滑らないように慎重に歩きました。


いやぁ、美しい!!

登山道はこんな風にずーっと宝石箱みたいに美しかったです。

雨飾山の森の美しさに感動しました。


標高を上げるにつれ、辺りの木々が低くなり、展望が得られるようになります、

生憎のガス模様ですが、時々涼しい風が吹き抜け、布団菱の一部と見られる岩尾根が現れました。


視界が開けてきて、眺めを楽しむマルちゃんとハガレーナ。

雲の動きが激しいので、何か見えないかと期待!!


ほら!青空が見えてきた!

8/11の標識通過です!


雨飾山の南面が少しみえてきた!

晴れろ~、晴れろ~!


足元は岩稜帯に。

石英安山岩と閃緑岩だそうです。

白っぽい岩が崩れると中に青色の岩が見えていました。

青と緑がキラキラしてキレイです。

この頃には、私が少しバテました。

少し前にアミノバイタルを飲んで備えましたが、まだ効いてこないのかな?

足が重いぞ💦💦


尾根を丸太の階段を使って登ります。

これを登ったら笹平!?と思いましたが、この後もしばらく岩場が続きました(笑)


そして、10時30分、笹平(1,894M)に到着しました。

なだらかな笹平。

笹の間に黄色や赤が混ざっていて、なかなかにキレイでした。

これから益々紅葉が進めば、きっと素晴らしいことでしょう。

ところで、「雨飾の乙女」はどこにいるのでしょう??

そもそもガスっていて全体像が見えないし、近くを見てもそれらしいものは見当たりません。

山頂方面から歩いてきたハイカーに聞きましたが、皆さんガスで気づかなかったとのこと。

ありゃ、乙女の横顔、見れないのかしらん??(涙)


いくつか小さなピークを越えて山頂に向かいます。

ここは最初に計画した新潟側からの登山道分岐です。

いつか歩いてみたいですね。

この付近ですれ違ったハイカーにやっぱり乙女の横顔はどこかと聞いてみると、「山頂手前の道がそうで、山頂に登る(下る)斜面から見えるのだけど、今日はガスで見えなかった」とのこと。

そうなのか、、それはかなり残念💦


平らな山頂稜線の途中に10/11がありました。

この後ついた小ピークでランチしていたご婦人方に「山頂は風が強くて寒いから降りてきてここでランチにしてるんだ」と言われました。

そしてこのご婦人方も「雨飾の乙女」は見えなかったそう。 

「私は二回来てるけど二回とも見れてない」「皆さんはきっと持ってるから、見れるかもよ~」と言われました。

山頂手前の小ピークに登って山頂方面を見たら、真っ白な世界になんだかドでかい黒い影が!!

げっ、山頂まであんなに登るん!?

でかすぎない??と思いました💦

ラスボス感半端ない!🤣

では、黒い影に向かって行きましょう!

さぁ、どうなるか!?

奇跡は起こるのか!?


そして、、登っていくにつれ、ガスが流れ始め、、


見えた~~!!

雨飾の乙女の横顔!!!

写真右下辺りにいる人たちが自称「持ってない人たち」です(笑)

「今なら見えてるよ~!」と手を振りました。

下山しかけていて、あわてて登り返す人もいました(笑)

みんな、これを見たくて来てるのですもの。

目の辺りにはまつげのような木があるし、頬の辺りは赤く染まっていて、正に乙女でした!

因みに晴れていたのはこの時だけ!

もしかして、お気楽、、持ってますかね?(笑)


そして、11時12分、、出発から実に5時間を要して、ようやく山頂(北峰)に立ちました。

どんだけ遅いの、私!!

上の写真のお地蔵さまが、深田久弥も見たお地蔵さまなのでしょうか??

確かにお顔は越後の方を向いていました。

辺りは真っ白でな~んも見えず(涙)

一度だけ戸隠山の山頂付近が雲の間に姿をあらわしましたが、数秒でまた隠れてしまいました。

ランチの後、私は昼寝。

最近、山に登って、とにかく眠くなることが多くなりました。

体力の限界を越えてるのかなぁ、、。

でもま、10分ほど寝ると少し回復するんですけどね。

今まで山で寝るということをしてこなかったのに、最近どうしても横になりたくなるので、ちょっと心配です(涙)


結局ガスは晴れなかった!!

これはもう一度おいでってことですね。

山頂標識(南峰1,963M)で記念撮影をして、12時丁度に下山開始しました。


山頂からの下りもなかなかの高度感。

後ろを歩いていた男性がつまずいて前に一回転したそうです。

私は見なかったのですが、ハガレーナとマルちゃんが悲鳴をあげていました。

足が疲れているので、私たちも転ばないように慎重に下ります。


稜線から北側を見ると、雲の間にどこかのお山が見えました。

帰宅して地図を見ると、あれが登るつもりだった駒ヶ岳だったんじゃないかと思いました。


帰りも少しガスが晴れて、笹平を見渡すことができました。

あ、でも一度も山頂を見ることはかないませんでした💦

見えたのは、黒い影のみ(涙)

どんな姿だったのだろう??

帰宅してガイドブックを見ると、、


こんな写真がありました。

ウヒョー~、こんな風に見えるのね~!

笹平から全く山頂のさの字も見えなかったので、「きっと小ピークがいくつもあるから、笹平からは見えないんじゃない?」などと話しておりましたが、なんのなんの、全部見えなんじゃん🤣

季節も丁度今頃の写真ですよね? 

晴れていれば、こんな風に見えたのか~

見たかったなぁ。

いつか、リベンジしましょう!うん!


笹平を過ぎ、下りを開始すると、今まで重く張り付いていた雲が激しく動き始めました。

日本海を覆い尽くす雲の海が素晴らしいです。


お、お、お、朝は「何かある」位にしか見えなかった向かいの山が見えるようになってきました!!

すごい、すごい、すごい!


ドでかい山が目の前にあります。

これは金山と天狗原山です。

そして、金山の奥にチラッと見えるのが、火打山の隣にある焼岳!!

おおぉ、あの白い雲の向こうに火打山と妙高山があるのね~!!


金山の谷筋の形に雲がわいてきていて、とても面白いです。

それにしても、なんて大きな山なんだ!!

こちらから伸びる尾根道も見えたので、一体どのくらいの時間がかかるのか調べてみたら、笹平から尾根伝いに、なんと5時間の所要時間でした🤣

絶対行けねぇ💦💦


尾根を下って行きます。

雲があることで、高度感がマシマシ!


丸太梯子は段差間隔が広くて、ちょっと怖かったです。


岩尾根は慎重に、慎重に。

足を滑らせたら、絶対怪我をする!

実際この日、70歳の男性がこの尾根で転んで足を骨折し、救助隊に迎えに来てもらうという事故がありました。

洒落にならんのよ、転ぶのは、、ホントに絶対避けたいのです。

なので、恐ろしく所要時間がかかります。

もう少し速く歩ければ、もっともっと色んな山にチャレンジできるのですが、、(涙)


さようなら、布団菱。

また会いに来るよ。


荒菅沢までの下りで、私はこの日三回目のアミノバイタル摂取しました。

疲れた足は信用ならん。


荒菅沢到着。

ここで、おやつ休憩して、最後の下りに備えました。


荒菅沢以降の下りも長い!!!

滑りやすい登山道なので、運動神経抜群のハガレーナでさえ、ゆっくりしか下れません。


霧のブナ平。

美しかったです。


雨飾山は森がホントに美しい。

紅葉が進めば、更に美しく、また新緑の頃も素晴らしいことでしょうね。


粘土質の下山道、、ゆっくりしか下れないので、結局下山も4時間かかりましたよ(涙)

最後は霧雨が降っていました。

森の中だったので、あまり濡れずに済みましたが。


時間はかかりましたが、怪我なく無事歩いてこれて良かったです。





【雨飾山】6月の晴れに登山女子2人で訪れる日本百名山 | June 1


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《山歩きJP》が今年の6月に登っていました。

その時はお天気が良くて大展望でした。



雨飾山の乙女#お気楽山登り #登山 #登山女子 #雨飾山 #登山初心者


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こちらは、今回の私たちお気楽隊の様子です。

晴れの大展望!とはなりませんでしたが、雲の間に見る山肌や、広々とした日本海(雲の下)も見ごたえありました!


来年の初夏に再訪できたらいいな。

次はターボにもあの景色を見せてあげたいです。


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【長野、八千穂高原】ちょっとお出かけ、大満腹ハイク~高見石と白駒池。2024年9月28日(土)


高見石小屋の前から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今週末はハガレーナと二人です。

どこに行こうかと頭を悩ませていましたが、最近は週末の天気がイマイチで、山はどこもかしこもNGです。

こんなんなら今週末はお休みにしようか、、となったのですが、ハガレーナから八千穂高原にできた道の駅が相談していた日(金曜日)にオープンしたことを発見!

mont-bellもあるみたいなので、じゃあドライブして八千穂高原の道の駅に行こうか、、ということになりました。

お店のオープン時間にあわせて、自宅を8時に出発。

お買い物したあとは、八千穂高原に足を伸ばして、その辺の森をちょっと歩いたりするのもいいね、、と思っていました。


が、、しかし、、、高速出口がいつになく混んでいる。

まさか、この人たちみんな道の駅に行く訳じゃないよね?と冗談を言っておりましたが、、

それ、冗談じゃなく、マジで、どの車もみんな道の駅に曲がるレーンに並んだーーっ!

そして、そこに待っていたのは、「満車」という看板を掲げたガードマンたち。


うっそ~~!

開店前にもう満車!?

確かにたいして大きな駐車スペースはなく、小規模の道の駅ですから、高速から降りた車が全部吸い込まれるほど広くない!!

あちゃぁ、こりゃ無理だね、、一日中。

あきらめて、白駒池でも見に行くか、となりました。


幸い曇天ですが、雨は降っていません。

仮に雨が降ってもいいように、ちゃんとカッパを持参しています、

実は《山歩きJP》の「この夏購入した登山グッズ」で紹介していたMILLETのカッパが気になって、先日ハガレーナと共に深谷花園のアウトレットで色違いのカッパを購入したばかりなのです。

なので、早く着てみたいというのもあります(笑)


白駒池に向かう途中、道の駅にフラれて、時間が大幅に余っているので、白駒池だけじゃなく、久しぶりに高見石に登って、高見石小屋で揚げパン食べて来よう、と思いつきました。


当初の予定では道の駅でのお買い物の後に、八千穂高原のシラカバの森を散策するくらいのつもりだったので、私がリュックを持ってきておらず、持っていたのは《山歩きJP》のトートバック💦

山に登るには場違いな出で立ちですが、足元はしっかり登山靴だし、カッパはMILLETだし、、まぁ大丈夫でしょう。


《コース定数 6(やさしい)》



白駒池の駐車場は、こんなお天気ですからがら空きかと思っていましたが、なんのなんの、いつもの駐車場は既に満車で、大型バスも来ていて、誘導員に道路の反対側の駐車場を案内されました。

ええぇ、もうこんなに混んでるの!?

紅葉、始まってないのに!?

ぶったまげた。


10時25分、歩き始めました。

観光客も入ってくるエリアなので、道はこんなに快適です。


高見石へ登る分岐に到着。

ハガレーナの着ているのが、MILLETのおニューのカッパです。

驚くほど軽くて、柔らかくて、カッパを着ている感覚になりません。

ちょっと厚手のウインドブレーカーみたいな感じ。


では高見石へGO!


ここにもキノコがいっぱい!


大きな木が倒れて、まぁるくギャップができていました。


あっという間に高見石小屋に到着。

汗もかかなければ、息も上がらない。

ほんとのほんとにお散歩コース。

お目当ての揚げパン。

今は5個セットのみの販売なので、5つの味の揚げパンを二人で分けて食べました。

ほんのり温かくて、いやぁ、美味しい!!

これ、自宅でできないかな?

安いロールパン買ってきて、さっと揚げて、きな粉やチョコレートパウダーまぶせば簡単にできそうな気がする。

今度雨で山に行けない日に、ハガレーナと作ってみることにしました。


高見石に登ります!

大きな岩をハガレーナはスイスイ登っていく。


大岩の重なりのてっぺんに立ちました。

展望はう~んでしたが、白駒池の形に雲がわいていて、それはそれで面白かったです。


久しぶりの高見石!

今日山に登れると思ってなかったので、こんなんでも嬉しい😃

この後下りかけて、池が見えたよ!という声に導かれ再び登ったりしましたが、見えていたのは青苔山荘の屋根だけで、結局湖面は見えませんでした🤣


では高見石山荘を後にします。

私がトートバックでお買い物姿なので、急斜面コースは避けて、来た道を戻りました。


白い霧に包まれて幻想的な八ヶ岳の森。


木道が現れたら、分岐までわずかです。

私が着ているのがMILLETのカッパ。

実際はもう少しくすんだ青なのですが、写真に撮ると鮮やかに見えました。


このキノコはモヘアみたいになっていました。

触ったら意外と固かったらしいですが。


分岐を右に、白駒池方面へ。

背の高いトウヒやコメツガの森です。


ここにもやっぱりナメコチックなキノコ。


白駒池が見えてきました!

ほんの少し紅葉が始まってるね。


薄暗いですが、リフレクション。


静かな湖面とは裏腹に、白駒山荘の前は、ハイカーや観光客でごった返していました💦


数年前に新しくなった白駒山荘。

ここで、またまた手拭いを買ってしまった(笑)


青苔小屋方面へ歩いていき、桟橋から水草を眺めまました。

その頃には、池は真っ白になっちゃった💦


青苔小屋でお昼に「苔まるラーメン」を食べました。

余は満足じゃ!

今回は大して体力使ってないのに、高見石小屋の揚げパンに、青苔山荘の苔まるラーメン、、こりゃ、かなりのカロリーオーバー(笑)

大満足ならぬ、大満腹ハイクになりました🤣


青苔山荘にあった「ボート一艘30分800円」の表示!

おっ、ボート借りれるんじゃん!

乗りたい、乗りたい、、今度乗りに来よう。

オールの扱いは元船乗りの私に任せて!

ターボとハガレーナをのせて、どこへでもスイスイいけるぜ(笑)


白駒山荘にも泊まってみたいし、青苔荘の側でキャンプもしてみたい。

そして、ボートも乗ってみたい。

またやりたいことが増えちゃった🤣





https://youtube.com/shorts/zJbNZi-RU5g?si=zt9z7elruDOa_on5

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今回はショート動画にまとめました。

良かったら覗いてみてください。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

【山梨、富士見町】お気楽隊でも登れる八ヶ岳~編笠山。2024年9月23日(祝)


編笠山山頂から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


9月21.22.23日の三連休、、ホントはホントは、妙高山リベンジの予定だったのですよ~!!

3日間のうちで、晴れてる日に行こうって、姫も予定を空けてくれてたのに、、、

少し前から天気予報を見ていると、関東地方や新潟県は曇り時々雨とか、曇り後雨とかの予報ばかりで、妙高山が全然晴れてくれない!(涙)

妙高山はお気楽にとっては限界突破の厳しい山なので、雨天荒天は絶対避けたい。

涼しくて、晴れてて、風がなくて、しかも日が長い時に登りたい。

そうなると、少し涼しくなってきたこの時期か、雪がとけたばかりの初夏辺りしかチャンスがないのです。

どんどん日が短くなっているこの頃なので、この週末を逃したら、来年の初夏までお預けになります。

ギリギリまで天気予報が好転することを願いましたが、その願いかなわず、、今年も「妙高山チャレンジ」は持ち越しとなりました(涙)


妙高山に行かないとなると、姫はさっぱりしたもんで、「妙高山じゃないなら行かないね!また予定立てたら教えて!」ということで、他の4人(ターボ、ハガレーナ、花子、私)でどこかに行くことにしました。

三連休で一番お天気安定していたのは、月曜日。

地域は八ヶ岳方面でした。


八ヶ岳と言ってもお気楽の体力と技術では、赤岳や阿弥陀岳に日帰りで登れるはずもなく、お気楽でも登れる硫黄岳や天狗岳、北八ヶ岳(縞枯山・北横岳・にゅうなど)は既に登っているので、まだ登ってないところ、、、どこにする??

3人は登ってるけど、私が蓼科山未踏なので、蓼科山でもいいかなと思いましたが、ハガレーナからは「美し森」、ターボからは「編笠山」の提案がありました。

両方が前々から歩いてみたいと思っていたところ。

どちらも魅力的でしたが、「美し森」は牧場が多く、牛に会えるのも楽しみのひとつということなので、「牛なら先週美ヶ原で見たからしばらくいいかな?」となり、「編笠山」に行くことにしました。


しかし、調べてみると、岩場があったり、かなりの急登だったりと、美し森よりは難易度高そうな気配です💦

でも本来なら編笠山よりもっともっと難易度高い妙高山に行くつもりだったのですから、このくらいでビビってる訳にはいきません🤣

ここは気持ちを強く持って、、ずーーっと前からターボが事あるごとに名前を出していた「編笠山」、、、早朝出発でチャレンジしてみましょう!✊


編笠山はこんな立ち位置です。

南北に弓なりに連なる八ヶ岳のそうそうたる峰々の一番南にそびえる美しい三角錐の山。

山頂からは南八ヶ岳のいかつい面々が目の前にドーーンと見えるはず!!

晴れてくれるといいな~☀


《コース定数 17》


🔹実際歩いてみると、このコース定数よりはきつく感じました。最後はヘロヘロになりました💦

体幹の優れた若者や運動神経の良い方ならそうは感じないのだと思いますが😅


出発前にターボから送られてきたあるご夫婦のYouTubeで、岩場にとても苦労されていて、とてつもない所要時間になっていた動画を見たので、みんなビビってしまい、自分たちも時間がどれだけかかるか不安になったので、出発を予定よりも1時間早め、自宅を3時に出発しました。



観音平駐車場に着くと、朝6時前の時点で第一駐車場は満車で沢山の路上駐車が見られました。

あちゃー、もっと下に停めなくちゃ?と思いましたが、念のため第一駐車場より上にある第二駐車場に向かうとまだ停められるスペースが残っていたので、そこに滑り込み、路駐しなくて済みました。

ラッキー😆💕

簡易トイレが設置されているので、トイレを済ませてから出発です。



登山口から少し奥に行くと展望スペースがあったので、そこでまばゆいばかりの北岳を眺め、自己紹介動画を撮影してから、6時20分に歩き始めました。

左の青白く輝いているのが北岳です。

北岳の神々しさは槍にも劣らないと私は思うのだけど、どうですか??

この姿を見れただけで、テンションアゲアゲ!(笑)

憧れの気持ちが益々大きくなります。

それにしても見れば見るほど、あんな所、いつかホントに登れるんかね??と思ってしまいますが、時間をかけていつか、いつの日か、チャレンジしたいです。



登山口(1560M)にあった看板で今日のルートを確認。

まずは普通に山頂を目指し、その時間によって、下山コースをピストンにするか、青年小屋経由にするか決めたいと思います。

青年小屋の手前に大きな岩のエリアがあるらしく、YouTubeで見たご夫婦が大変苦労されていたので、不安がぬぐえません。

山頂到着の時間を見て、余裕あるようなら、青年小屋経由にしようと話しました。


初めのうちはなだらかな道。

こういう道がいいですよね!(笑)

まぁ、こんな所ばかり歩いていては、絶対山頂にたどり着けませんが😅

体が動き始めるまで、ウォーミングアップになるので、登山口からいきなりの急登!というより、こういうのが好きです。

ちなみに、この時、気温は14度。

とても涼しくて快適に歩けます。

この前の大山が嘘のようだ💦


森に朝日が射し込んできて、木々が輝き始めました。

美しい!!

幸せだ!

朝日を暖かく感じられる季節になりますね、これから。


とはいえ、足元は徐々に勾配が出てきました。

まぁ、この位なら、なんとか(笑)


カラマツの森が美しいです。

葉を落とし始めたカラマツの森は明るくて、幹が灰色がかった白に輝き、とても気持ちの良い世界です。

毎週末、こんな世界に立てる喜びを感じながら歩きました。



足元は緑色が鮮やかな笹で埋め尽くされています。

とても歩きやすくて、人気があるのが良くわかる、素敵な登山道でした。


笹の中に彩りを添えるのは、トリカブト。

推理小説や映画で悪名高いトリカブトですが、花は品の良い紫色で、並んで咲く様も可愛らしく、とてもそんな毒性のある根っこを持っているなど、想像できません。

花子に「誰かに使いたければ、、」と言われたけど、、毒殺したいほど憎んだ人は幸い今までいなかったなぁと、自分の平凡な人生に、ちょっと幸せを感じ、ちょっと残念にも思いました(笑)


7時27分、雲海という名の分岐(1880M)に到着しました。

標高差で320M登ってきました。

木立の間に少し展望があったので、雲海が見えることが多いのかもしれません。

登山口から1時間歩いてきたので、ここでおやつ休憩しました。

シャリシャリの冷えた二十世紀梨をムシャムシャ😋

ほてった体が水気と冷気でひんやりします。

日陰で10分ほど休憩して、再び歩き出しました。


森のなかを登って行きます。

笹の中に苔むした大きな岩が点在するようになってきました、

そんな岩の上には、登山者の遊び心があちこちにあって楽しいです。

石を二つ重ねただけで、人に見えるし、二つ並べれば目に見えるのって、なんだか不思議(笑)


なので、たまにはお気楽も。

石を重ねて、それぞれ石仏作ってみた🤣

その後、8時14分、チェックポイントである「ベンチ」に到着しました。

冬なら繁った葉っぱが落ちて、間から富士山でも見えるのでしょうか??


わずかに赤く染まった木がありました。

これは何の木だ??

ムシカリかな??

今年は暑かったからか、秋の始まりが例年より遅い気がします。


徐々に登山道に岩が増え、傾斜がきつくなってきました。

そうなると、途端に会話が途切れ、黙々と登るお気楽隊(笑)

修行です、修行!!


8時35分、押手川の分岐(2100M)に到着しました。

雲海出発から約1時間で、標高差220M登ってきました(途中、お地蔵作ったりして遊んだので、ちょっと時間オーバーしちゃいました💦)

今日は枯れていましたが、広場の真ん中が窪んでいて、それが押手川らしいです。

ハガレーナがどなたかの記事で小川になっているのを見たと言ってました。

ここで再びのおやつ休憩。

ドーナツや笹団子を食べました。

水の補給も終え、10分後に再び歩き始めました。


いつの間にか下草の笹が姿を消し、コメツガの幼木が目線の高さになりました。

ザ・八ヶ岳といった雰囲気があって、みんな嬉しそうです。


左は大きな岩の上に根をはった木で、右は桃太郎の桃みたいにパッカリ割れた大岩。

低山の里道沿いなら、きっと名前をつけられてそうな巨岩が次々現れました。

気温は14.8℃で涼しいのですが、歩いていると、やっぱり暑い💦


そして、道は益々急勾配に💦💦


キノコの写真を撮りながら、バテないように、ゆっくりゆっくり登りましょう。

面白い形や色のキノコを発見する度に、○○みたい~とはしゃぎながら眺めました。

左上のは揚げパンだし、左下のはバターたっぷりのホットケーキにしか見えなかった!

かぶりつきたくなる衝動をおさえるのが大変🤣


歩き始めて初めての展望が!!

うわぁ、キレイだね~☺

見えているのは、長野と山梨の県境辺りでしょうか??

遠くの山は雲の中だけど、甲州街道に沿った町が見えます。


道は更に傾斜を増す!!

美しい三角錐の山ですから、まぁ、大体こうなります💦

途中から右股の後ろに違和感が出てきたので、つる前に漢方薬の「68」を飲んでおきました。


1ヵ所だけ鉄梯子が設置されていました。


青空が近くなってきた!!


振り返ると雲がぁ、、、

こっち来んなーーっ!

山頂からの眺めを楽しみたいのよ~💦

下ってきた方に「山頂で展望得られましたか?」と聞くと「私たちがいる間は晴れてたけど、今はガスになってます」と言われ、だよね~💦となりました。


よくレポでみる看板です。

「山頂まで本当にホントにもうちょっと、、頑張って!!」という青年小屋からのエールです。

きっと他のハイカーだって辛いんだな、この最後の登りが。


あとちょっとなんだから、頑張れ、私!!

実は、最後この辺りは少しバテて、私のペースがガクンと落ちました💦

もうヘロヘロ💦


森林限界を越え、岩だけの世界に突入!!

ガスってるぞ~💦

ビデオにはターボの残念そうな「真っ白~」という言葉が残っています。

そして、10時41分、編笠山山頂(2524M)に到着しました。


初めのうちはガスガスだったので、山頂ランチにして少し粘ってみることにしました。

すると、どんどんガスが晴れてきて、、、


見えてきたーーっ!

見えているのは諏訪茅野で、真ん中に見えるのは諏訪湖です。


すぐ側にある八ヶ岳も見えてきました!

真ん中は、お気楽が登ることは多分ない「阿弥陀岳」。

山がでっかい岩の塊じゃん💦💦


アルプスこそ見えませんでしたが、前評判に違わぬ大展望で、大満足でした。

下の写真は先日登った「日向山」じゃないかな?と思って撮りました。

どうなんだろ??


編笠山、、ほぼずっと急登で、なかなかに大変でしたが、山頂でのご褒美は素晴らしかったです。

爽快感ハンパない!!


上は赤岳、下は阿弥陀岳。

山小屋に泊まったら、いつか赤岳には登ってみたい気がします。


出発前に山頂標識でパチリ。

歩き出す時には、再び真っ白けっけに様変わりしてました🤣

下りはピストンにするか、青年小屋回りにするか決めていませんでしたが、時間と体力に余裕がありそうだったので、青年小屋回りにすることにしました。

岩場があるらしいけど、ゆっくり慎重に行けばなんとかなるだろうという判断。


11時30分、下山開始です。

段差の大きな岩がある狭い道を下ります。


道の途中で視界が開けた!

わぉ!美しい、緑の世界。


山頂から21分で青年小屋上の岩場の入り口に着きました。

標準コースタイムだと山頂から青年小屋まで25分となっていますが、お気楽の足では無理ーーっ!

あの岩場を4分で通過できない!!


正面に見えているのは権現岳。

いつか、山小屋に泊まれば登れるかな??

そして、、しばし、岩場を眺める。

何しろ、天狗岳の天狗の奥庭でどえらい目にあってる苦い経験がありますから、お気楽は若干岩場恐怖症です。

若者たちが岩のてっぺんを猿飛サスケみたくヒョイヒョイ飛んでいくところを、お気楽は跨いだりよじ登ったりしないと進めなかった(天狗の奥庭の時)ので、行程が長いと、そりゃあもうとんでもなく時間を要することになるのです。

でも、見る限り、この岩場は天狗の奥庭の5分の1、いやもっと小さいか、、位に見えます。


赤ペンキで印がついた岩を探し、ハイカーが歩いて白くなっているルートを選んで下って行きます。

ハガレーナは運動神経抜群で股関節も柔らかいので、ドンドン進んでいく!

後ろの3人はとても追い付けません(笑)


私は膝に爆弾を抱えているので、岩を渡ったところで膝がグラッとなったらおしまいだと思っていて、より慎重になります。

滑らない岩にストックをおいて、体重を少し預けて、膝に全体重がかからないようにしながら下りました。


途中、花子が一度立ち止まったら、突然恐怖心が沸き上がり、足がすくんで動けなくなったりもしました。

勇気を振り絞って、再び歩き出しましたが、高い所が苦手な花子にとっては精神的負担も大きくて、、無事岩場を下って小屋に着いた時には、花子と私はクタクタに疲れておりました(涙)

とはいえ、ここの岩場は、平たい岩が多く、下りやすい方だったと思います(天狗の奥庭と比べて)。


12時10分、青年小屋です。

トイレもあります。

みんなでお揃いの手拭いを購入しました。


12時24分、下山開始。

色んな色と形のキノコに会いました。

右下のはキノコではなく、菌類?

それともコケの芽みたいなもの?

ちょっと怪しい形です🤣


ナナカマドが少しだけ色づき始めていました。


編笠山の胸辺りを巻いて歩く道で、途中からはほぼ平ら(時々登り)でした。

湿った八ヶ岳の森。

木も岩も木道も全てがコケにおおわれています。


そして、押手川分岐に向け、徐々に勾配がきつくなります。

時々展望が得られて、少しホッとしますが。

「頑張ろう~」と声を掛けると、花子の「はぁいぃ~」という声がなかなかに辛そうでした。

岩場で一気に疲れちゃったんだね(涙)


展望台到着!

さっきの方が展望良かったぞ??と思いました。

木々が大きくなっちゃったんだね。

まぁ、少し広くなっていて、休憩スペースがありました。


朝は朝日に照らされて美しく輝いていた笹とカラマツの森まで下って来ました。

ここまで来ると、道は少しずつなだらかになってきます。


そして、やっと駐車場が見えた!!

時刻は15時25分。

青年小屋出発から3時間の所要時間でした。

はぁ( ´Д`)、なんとか歩き通せて良かったです!

次は青年小屋に泊まって、更に奥(権現岳とか赤岳とか)に登ってみたいな。


ヘトヘトになって駐車場を見回すと、若い人たちも結構疲れていた様子だったので、この山は「コース定数17(ふつう)」ですが、体感的にはもうちょっと高い感じがしました。

きついまではいかないと思うけど、20(ふつう)位の感覚でした。


とはいえ、お気楽でも登れる貴重な八ヶ岳(しかも南!!)ですから、その存在はありがたいです。

山頂でランチしている間に晴れてくれて、360度大展望!!とはいかなかったけど、それなりに展望を楽しめて良かったです。

ここはまた登ってみたいな。

季節を変えて訪れましょう。






大展望の編笠山

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