50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、赤城】ツツジ祭りだ!!鍋割山~荒山をトトロと歩く。2025年5月18日(日)


鍋割山南面・鍋割高原から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今週末はハガレーナの都合が悪く、ターボと二人の山行予定でした。

このところ楽勝ハイクばかりしていて、ちっともトレーニング出来てないので、距離10km、累積標高差で1000M以上登れるコースを歩いて来たいなと思っていました。

そして、どうせなら、今が盛りのツツジを見に行きたい。

その両方を叶えるのが、今回のコースとなります。

以前私がハガレーナ&義姉と歩いた鍋割山南面と、かつて私が膝手術などで山を休んでいた時期にターボとハガレーナが歩いた荒山南面コースを組み合わせて、周回してこようと思いつきました。

我ながらなかなかにいいアイデア!

私は鍋割南面を知っていて荒山南面は知りません。

ターボはその逆。

なので、それぞれが半分安心で半分楽しみ(ドキドキ)な効率の良いコースです。


そんな計画を立てながら、次にとうと山に行く日程を調整すべくラインをしていたところ、この週末は予定がないことが判明。

「え?とう、もしかして暇なの?だったら、今週末ターボと一緒に山に行くけど、とうも来る?」と聞くと「行く行く~!」と即答がかえって来ました。


どうやら、先週登った「大猿川周回コース」が最高に楽しかったらしく、しかもその時に「オトギの森」や「棒引き峰」から見えた荒山などが気になっていたそうで、「また赤城の山に登りた~い」と思っていたんだとか。

まぁ、赤城の山と言っても、今だに赤城の外輪山越えて本体には指先さえも触れてないんですけどね🤣

赤城の外輪の外側ばかり連れ歩かれているとうなのでした(笑)

↑↑↑

右の青い線(私のYAMAPが最初立ち上がらなくてスタートが途中からになってるけど💦)が先週歩いた軌跡で、

左が今回の軌跡です。

ね、赤城の外側ばかり歩いてるのが良くわかるでしょ?(笑)

まぁ、そのうち(赤城本体も新緑になってきたら)あっちにも連れていきますよ、お任せくださいな。


週一回は山に行きたいと思っていて、しかも基本ソロなので、予定はいくらでも変更できるというフレキシブルとうに、先週に引き続き早起きしてもらい、寄居に5時15分集合で出発することにしました。

現地(鍋割山登山口)にはトイレがないので、途中お弁当調達とトイレのために二回コンビニに寄ることも考慮して、所要時間+30分で計画を立てたのです。


赤城国際カントリークラブの脇から林道に入り、ゴルフ場を右手に見ながら進みます。

上の写真はゴルフ場の側の道路。

この後の分岐で左手の狭い道に入り、そこからはすれ違いできないほど狭くなります。

しばらく行くとT字路に当たるので、そこを右に曲がると車道脇に5~6台駐車可能なスペースが現れます。

そこが一応駐車場。

私たちが到着した6時45分時点で先着は2台でしたが、そこから5分程歩いた登山口には路肩に4~5台停まっていたので、慣れている人は駐車場を通り越して直接登山口まで行っちゃうみたいですね。

鍋割山登山口といえば最も一般的な姫百合駐車場よりはかなりの小スペースなので、今後あまりに人気が出たら駐車場問題が発生しそうですね。

今のところはハイカーが少ないマイナールートなのでNoProblemです。



《コース定数 28(きつい)》



駐車場でいつもの自己紹介などの動画を撮影していると、トレーニング中の長距離ランナーが次々走って来たので、恥ずかしくて慌てて動画を止めました🤣

とうが「恥ずかしがってるターボさんを見られて、ターボさんでも恥ずかしいんだって思った」と言ってました。

いや、いいトシしたオバチャンが森の中で「おはようございま~す!」ってやるの、そりゃ恥ずかしいよ、、いつもそう思いながら人がいない所でコソコソやってるんだよ、実は。

だから、人が多い山に行かないというのもあったりする🤣

ハイカーは少ないものの、ランナーが次々現れるので、慌てた私は、動画の最初に撮影する「レッツらゴー」をうまく録画できなかったみたいで、残っていた画像は、「レッツらゴー」やった後の足元だけでした(涙)


7時頃に歩き出しました。

鍋割山登山口から山道に入ると、早速現れた大きく形も見事なヤマツツジ。

満っ開!ですね。

これは期待が高まるというもの。

ここから鍋割山山頂までは標高差で500M登ります。


10分ほど登ってくると、もうこの展望です。

南面コースは展望が良い箇所がいくつもあるので、これが楽しいのです。

曇り空に加えて、朝もやもあり、青みががった白い絵の具を薄く滲ませたようですが、実際見ると、結構な爽快感なんですよ。


道は徐々に急勾配になっていきます。

鍋割山南面は途中に二回ほどテラスのような平地を通るのですが、最初のテラス(高原)に向けては岩場をよじ登るような箇所もある急斜面です。

ロープ場も意外に沢山あります。

息が上がりますが、新緑とツツジが美しいので、写真を撮りながらゆっくり登りました。


今朝開いたばかり?と思うほど、花びらが柔らかくシワシワしている生まれたてツツジ(ちょっとピンぼけだけど💦)が咲いている斜面をエッチラオッチラ登ります。

気温は20℃程ですが、湿度が85%あるので、動くと蒸し暑いです💦💦


ひとつめのテラス(鍋割高原)に到着しました。

一面に広がる笹原に、数多く点在する色鮮やかなヤマツツジが、それはもう見事で、わずかに見える青空と相まって、楽園感半端ないです。

振り返れば、関東平野を我が物にしたような大展望。

感慨深げなとうの後ろ姿で、その感動を皆さんにもお届けしたい!(笑)

少し前からとうもダジャレ好きなことが判明し、ターボに師事する勢いで、二人はダジャレ合戦を繰り広げておりました。

「ツツジをつつしみ深く見る」とか、なんとか、かんとか、、(他にも色々言ってたけど、忘れた🤣)

この時もターボが「とう!転倒しないようにね」とダジャレをかますと、とうは振り返ってニヤリと笑いました。

前回の大猿川でも感じたのですが、とうは多くを語らず、口許にわずかに笑みをたたえるだけ。

ん?楽しくないの??と問いかけると「ミステリアスな男と思われたい」のだそうで🤣

う~ん、自己プロデュース、下手くそかよ!

ミステリアスからはおよそ対角線にあるような方に見受けられますが(笑)

ま、一応本人がそれを目指してるというので、動画の紹介では「自称ミステリアスな男・とう」としておきました。

苦情はとうまで直接お願いいたします。

私は代弁しただけなので🤣


楽しくて仕方ない鍋割高原のツツジ祭り!(実際に祭りが開催されているわけではなく、もちろん出店などありませんし、そもそも人がほぼいません🤣)

ツツジ越しに見る遠くの山並みに感動しっぱなしです。

全てが美しい。


一枚の写真に納められない視界の広がりです。

ツツジの赤と新緑の緑、町の青と、空の白、、私の語彙力では表現できない絶妙なバランスの美しさです。

それが視界いっぱいに見えちゃうのですから、これぞ山登りの醍醐味!山登りをやめられない理由のひとつですよね。


高原を過ぎ、再び森の中へ入っていきます。

細かい石を積み重ねたような岩場になってきました。

私は息がゼェハァして、二人について行けません🤣

もう少し体重落とさないと、いかんなぁ、、と思いながら登っておりました💦

「自分の重さを感じながら坂道を登る~🎵」というさだまさしの歌詞をしみじみ思う(笑)


でも辺りは相変わらずのツツジ祭り開催中!

何もない坂道ではなく、彩りあるこんな道は、ゼェハァ言ってもやっぱり楽しいのです。

しかも進んだ先は天国のような場所と知っているのですから。


岩が大きくなってきました。

いよいよ、二番目の平地が近くなってきたよ!

ロープ場を越えて足をおろしたのは、、


こんな場所!!

地味そうに見えます??

なんの、なんの、、実際に足を踏み入れたら、そこは天国ですよ。

辛い坂を登ってきて辿りついた平らな道って言うだけでウキウキなのに、そこがツツジのトンネルだったらもう、ウハウハです。

まだ花は少なかったですが、実はここツツジの楽園なの!

もう嬉しくなって前を見たらトトロがいたので、メイの気持ちになって「トトロ~!!」と言いながら追いかけると、「とうトトロ」はドタバタと逃げ出しました🤣

「ここ、トトロの世界だよね~」と会話しながら歩いていくと、ターボが何か発見したみたいです!

それは、、


メイとサツキのパパママでした!!

やっぱりここはトトロの森だったんだ~!と嬉しくなりました。

同じことを思う人が他にもいるってことよね(笑)

こうなったら、もうこんな写真を撮るしかありません。

ぬぅ~っと現れたのは、、、


とうトトロだ~🤣

もうそうとしか見えない🤣🤣🤣

このぬぅっとした感じがトトロそのもの。

確かにトトロはミステリアスな存在ですから、なるほどとうが目指していたのはこれだったのか!と妙に納得しました(笑)


さてさて、遊んでないで、山頂を目指しましょう。

最後は丸太の階段を登っていきます。

ここは遮るもののない大展望エリアで、前にハガレーナ&義姉と来た時はコーフンしていっぱい写真を撮ったのに、今回は目で楽しんだだけで、誰も写真を撮ってなかった🤣

なので、その時の写真を、、、


ね、嬉しそうでしょ??

もう、飛んで行けそうなほど爽快だったのです。

南面コースは、荒山高原の美しさやツツジの可愛いさはもちろんのことですが、この大展望が最大の魅力だと思います。

まだまだハイカーが少ないこともいいところかな。

独り占めしてる特別感もあります。


ということで、9時21分、、登山口から2時間20分かけて、鍋割山山頂(1332M)にようやく到着しました。

「山と高原地図」だとコースタイムが1時間40分となっているので、まぁいっぱい遊んでいるとはいえ、いかにお気楽の歩みが遅いかお分かりいただけるかと、、(涙)


山頂ではランチ休憩です。

とうからは、可愛いおやつセットをいただきました!


こんな景色を眺めながら、の~んびり。

雲海がまだまだ消えません。

そして、遠くの空に見えた雲が鳳凰の羽みたいで、素敵でした。


回りの山を眺めていると、とうに「あそこは歩けるのかな?」などと質問されたので、地図を広げて説明しているところ。

もはや、建設現場で指示を出す親方と棟梁にしか見えないのは何故だろう???


30分ほどゆっくりし、9時56分、山頂を後にし、稜線歩きを楽しみます。

蕾がこれでもか!とついたツツジに囲まれた道。

蕾は赤色が濃いので、蕾だけなのに空間が真っ赤に染まっていました。


日陰のない稜線に出るとちょっと暑いくらいでした。

時々雲の間からお日様が顔を出し、半袖から出た素肌をじりじりと焦がしました。

とうにお気楽が二番目に好きな花「ズミ」を教えてあげると、とうが「キレイなものばっかりあるね」と呟いていました。

そう、山に来ると、下界では信じられないくらいキレイなものばかりを見ることができるんですよね。


そんなキレイなもののひとつ。

ミツバツツジのピンクの先に浮かぶまだ雪をまとった上州武尊山や谷川連峰。

手前の赤城の峰が青々としているので、それぞれの美しさが際立ちます。

なんか、ずーーーっと見ていられる。

先に行かなくていいなら、ここにずっといたいです(笑)


10時25分、竈山を通過しました。

竈山に立つと、赤城の山々がドーンと見えるようになります。

左から鈴ヶ岳(尖ってる)、鍬柄山・姥子山(小さな起伏)地蔵岳(山頂に電波塔)、荒山です。

最高峰の黒檜山は荒山に隠れて見えないみたい。

そして、この稜線歩きが楽しいのは(ほとんどのハイカーがこれを楽しみにしていたのだと思う)広々とした尾根道を彩るヤマツツジ達です。

生憎今日はそのほとんどがまだ蕾でした。

今は下の方(標高800~1100M)がヤマツツジの見頃でしたから、こちらが満開になるのはもう一週間先?(そう思って、間に合うように、今必死でブログ書いてます(笑))


次に通過したのは、火起山。

ここまで来ると、これから向かう荒山が更に大きく迫ってきます。

南側に広がったほぼ広葉樹の大きな山体に、赤いポツポツがみえます。

まだ新芽が出たばかりの赤ちゃん新緑が荒山という名前とは程遠い、優しい雰囲気です。


北側が見渡せる稜線に、展望山名板がありました。

はっきりわかったのは、上州武尊山と谷川岳、それから平標山と苗場山くらいかな。

巻機山とか、毎回、どれなんだかハッキリわかりません(笑)

稜線歩きを終え、荒山高原に向けジグザグに下っていると、、

前から来た男性に「あれ?また会ったね!」と声をかけられました。

え?誰だっけ??

私の頭の中ははてなマークでしたが、ターボが「あ、オトギの森で!?」と思い出してくれたのです。

あーーっ、思い出した!!

去年オトギの森で「ブログ見てますよ~」「よく変なポーズで写真撮ってるよね~」と声を掛けてくれた、このブログの読者さんだったのです。

正確にいえば、読者というより、「山を検索したら出てきちゃうから、読んでる」という状況の、まぁ、それでも私からしたら貴重な読者様です(笑)


黄色いシャツと帽子の男性が声を掛けてくださった方。

「今日はハガレーナさんっていう人はいないんかい?」とメンバーの名前を覚えてくれているのですから、これはもう「お気楽ファン」と呼んでも良いのではないでしょうか?🤣

以前お会いしたことをブログに書いたら、それを読んだ同行の女性が「私たちの後ろ姿がブログに載ったのよ」と言ってくれました。

なので、今回もブログ&YouTubeに載せましたよ~(笑)

賑やかな「ひよりみ」という山の会の皆さんです。

またどこかでお会いできたら嬉しいです。

この後、あ、「お気楽バッジ、渡せば良かった~💦💦」と後悔しました。

二回もお会いして声をかけてもらったのに、渡し忘れるとは、なんということか!!

またお会いできたら声を掛けてください!

バッジをバッグに用意して、その日が訪れるのを楽しみにしてます!!


いやぁ、読者さんに声を掛けてもらえるのは嬉しいんだよ~などと話しながら、10時55分、荒山高原まで下って来ました。

ここもツツジの名所ですが、ミツバツツジ以外はまだこれからという感じでした。

広い鞍部で多くの方が休憩していました。

私たちもちょっと早めのランチ休憩にします。

足を伸ばして座っているとうが小学生みたいだし、熊のぬいぐるみみたいで笑えました。

この後、とうに渡し忘れていた「お気楽バッジ」を渡そうとすると、恭しく跪いたとう。

なんか、「お気楽バッジ」の価値が上がったみたいで、少々照れ臭い(笑)

今回お渡ししたバッジは新品で裏が錆びてないよ!

とうが「錆びてな~い」と言ってる動画が笑えるので、よかったら後で見てください。


30分ほどのお昼休憩の後、11時24分、荒山に向け歩き出しました。

荒山までは1.7km、標高差で310Mほど登ります。

途中から今年お初のハルゼミが鳴き始めました。

下の写真は以前も見て印象に残っていた、真ん中で裂けた松の巨木です。

半分になっても、まだまだ元気に緑の葉を繁らせていました。


松の近くにある、荒山唯一の展望スポット。

歩いてきた鍋割山を見渡すことができます。


更に進むと荒山斜面のホワホワの木々が癒しを与えてくれました。

湿度が高く、風もないので、汗だくで歩いていましたから、優しい春色を見て、目から涼しさを取り込む(笑)


前から賑やかな集団が歩いてきたので、道を譲っていると、「今日は荒山と鍋割山の山開きで、さっき荒山山頂で山開きの祭典をしてきたの。これ(名称を聞き取れなかった(涙))持ってみる?写真を撮ってあげるよ」と言ってもらい、親切に撮っていただいた一枚です。

なんか、わかんないけど、とってもラッキーな気がする(笑)

山の神様にはいつも感謝の気持ちを持って歩いているし、できれば山の神様に愛されたいと常々思っているので、嬉しかったです。

声をかけていただき、ありがとうございました。


荒山山頂直下は岩がでてきて、ちょっぴりアスレチック!

とうがYAMAPで「た~のしぃ~」と呟いていました。

お、とう、岩場歩きも好きなんだね!

だったら、高所恐怖症さえ克服すればどこでも行けるね。

とうのお嬢さん(うちの娘の友達)にこの事を伝えると「今までずっと高いところを避けて生きてきただろうから、ある意味慣れてく可能性高いかも」と言ってました。

うん、ノビシロは充分!!(笑)

私は最後の登りで、蒸し暑いことも手伝って、滝汗をかき、心拍数爆上がりで、ようやく荒山山頂(1571M)到着。

時刻は12時27分でした。

荒山高原から「山と高原地図」ではコースタイム1時間ですから、今回はほぼコースタイム通りに歩けました。

花や展望で足止めされなければ、案外歩けるんだな、うん。


山頂には祠とお祭りの標がありました。

以前姫と一緒に訪れた時はもっと季節が夏に近かったのかな?

あの時は暗くて狭くて展望ない山頂だなと思ったのですが、葉を繁らせる前の山頂は広々としていて木立の間から回りを見渡せるし、とにかく明るさが違います。

春の荒山ってこんなにのどかな雰囲気なんだね、と初めて知りました。

(下の写真)東側を覗くと、スカイボルトラインや、小滝の崩落斜面を見ることができました。


そして、以前は気づかなかった岩の展望台もありました!

それぞれたって覗いてみると、、


こんな景色、、おぉ、なかなかに素敵!

富士山の次に広大な裾野を持つ赤城山の、緩やかにのびる幾重にも重なった尾根が美しいです。

そして、その奥には、広い広い雲の海。

春の山は楽しいね!


12時45分、下山開始します。

ここから先は私は歩いたことがないルート。

ターボとハガレーナが数年前に反対側から歩いた経験ありです。

私は荒山は急峻な山というイメージがあって、この下山ルートは滑りやすい急斜面なのではないかと少し不安でしたが、それは杞憂でした。

荒山って北側斜面はそげ落ちた断崖絶壁みたくなっていますが、南半分はとってもなだらかなんですね。

ま、確かにそうか。

ずーっと長い尾根があるからこそ、裾野が広いのですから。

アカヤシオやシャクナゲが咲く道はとても歩きやすく、明るく、イメージとは正反対でした。

そして、足元には、可愛いスミレが沢山咲いていました。


お、展望スポットまでありますよ!

おおぉ、これは素晴らしい!!!

小沼から八丁峠・軽井沢峠を経て、赤城温泉方面へ下るスカイボルトラインが通る尾根が見渡せました。

緑の山肌が所々赤く染まっています。

ミツバツツジがいっぱいあるんだ~!

ホントに赤城はどこもかしこもツツジの山なんですね。

そして、一日中消えなかった雲海も見事でした。

関東平野は、今日ずっと曇り空だったんでしょうね。

私たちはその雲の上を歩いていましたが(*^^*)


お、ターボが何か見つけたみたい。

標識の上にあったのは、これは「もののけ姫」に出てきた「こだま」じゃないかな?

赤城全体に、ジブリの人形が置かれているのね、、誰の仕業だ??(笑)

楽しい発見で、ワクワクします。


軽井沢峠からの道と合流する分岐からは、次に目指す「棚上十字路」まで1.1kmで、標高差150M下ります。

途中1ヵ所だけ、大きな岩を下る危険箇所がありましたが、変形梯子が案外しっかりしていて大丈夫でした。

こちらもずーーーっとツツジの道。

ミツバツツジが見頃で、ヤマツツジは蕾。


棚上十字路まで下って来ました。

どうやら6月中旬まで、次々に色んな種類のツツジが咲くみたいです。

これは、毎週来たくなるやつですな(笑)


それにしても、ほとんど人に会わないです。

数組に抜かされただけかな。


下ってくると、蛍光色のヤマツツジがすんごい咲いてました。

誰にも知られることなく、咲き乱れるヤマツツジ。

鍋割山の尾根にはあんなに人がいたのに、何故誰もこっちに来ないのだろう??

こんなに素晴らしいのに!

まぁ、お陰で静かな山歩きができていいんですけどね。


14時38分、荒山登山口の駐車場(940M)まで下って来ました。

ほぼコースタイム通りに歩けたみたいです。

荒山登山口には20台ほど停められる駐車場があり、ポッちゃん和式ですが、トイレもあります。

ここから車を停めた鍋割山登山口(810M)まで、車道歩きとなるわけですが、標高は終点の方が130Mも低いわけだし、地図には30分と書いてあったので、楽勝・楽勝~と思っていたのが、大間違いでした🤣

初めのうちヘアピンカーブを曲がりながら大きく下り、最後は登り勾配になり、早く帰り着きたいと思ってムキになって歩いているので、心臓は早鐘をうち、最後は少し股関節に痛みを感じながら、ヘロヘロになって車まで帰り着きました(涙)

所要45分なり。

あんなに必死に歩いたのに、、「山と高原地図」、、あれ、30分は無理だから、修正しといて~💦💦


ということで、最後はバテバテになって、息も絶え絶えの状態で、動画撮影いたしましたとさ。


いや、最後の車道歩きはちょいと誤算でしたが、他はパーフェクトだったんじゃないでしょうか?

ツツジパフォーマンスはまだまだ続きそうな気がしますよ!

これを読んでいるそこのあなた!

梅雨のはしりみたくなってきて、晴れる日が少なくなってきそうですが、雨さえ降らなければ、是非訪れてみてください。

ツツジたちが、誰かに褒めてもらいたくて、顔を輝かせて待ってますよ~!!!





鍋割山・荒山ツツジ祭り#お気楽山登り #お気楽隊 #絶景 #登山女子 #登山 #大人女子登山部 #hiking #つつじ

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動画をまとめています。

ハイカーの少ないルートにある、人知れず咲くツツジたちをご覧ください!


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【群馬、赤城】とう初登場回!ツツジを見ながら、大猿川周回コースを歩く。2025年5月11日(日)


大猿川周回コース・つつじケ峰通りから、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今回は初登場の新メンバーを紹介します!

やまみほの古い友人「とう」。

娘の同級生のパパさんです。

昨年末から登山を始め、自宅近くの山(主に飯能の山)を歩くこと約半年で、なんと12キロの減量に成功!

初めは体が重く息も絶え絶えだった山歩きが、減量と筋力アップでどんどん楽に歩けるようになり、今、山が楽しくて仕方ないのだとか。

山を知って、人生が180度転換したような、8年前のターボ状態!(笑)

お気楽の山仲間がここに一人誕生したのでした。


そんな「とう」をお気楽エリアの山に連れて行きたくて、今回の山行を企画しました。

一昨年ネオンのような色の洪水に目がチカチカした「大猿川周回コース」にお連れしましょう。

昨年は裏年でツツジの花が少なかったので、今年は期待できるんじゃないでしょうか??


本当は前日の土曜日にとう、ターボ、ハガレーナ、花子、私の5人で賑やかに歩くつもりでいましたが、土曜日が雨予報だったため、一日順延したのです。

それにより、ターボと花子の参加が叶わなくなりました(涙)

とうは高所恐怖症らしく、お気楽動画で(とうから見たら)危なっかしい岩の上に立って下を平気で見下ろしたりしている我々を目にしていて、一体どんな危険な所に連れて行かれるのかと、戦々恐々としていたらしいです(笑)

でも花子が参加すると聞いて(花子も高い所が苦手)、「花子さんがいるなら安心だ」と思ったらしいのですが、、、とう、、残念、、花子は今回、不参加です🤣

とはいえ、今日のコースは若干の崩落地があるだけで、別に岩の上に立つような場所はないし、ほぼ森歩きなので、とうもきっと大丈夫だと思います、、多分(笑)


とうに寄居町用土の私の自宅まで来てもらって、ハガレーナの車に乗り換え、5時15分に出発しました。

登山口のある大猿川山の家(キャンプ場)に到着したのは、6時20分頃でした。

大猿川山の家前にあるトイレをお借りし、キャンプ場の脇にある登山口から入山しました。



《コース定数 19(ふつう)》





歩き出しは6時41分。

ビデオに残すため「今日も元気にレッツらゴー!」をやったら、お気楽YouTubeファンのとうは見事にシンクロ!

ちゃんと家で練習してきたらしいです。

意識してなかったけど、右手と右足をあげてるらしい🤣

初めは尾根までジグザグの階段を登っていきます。

天国への階段!

あの向こうにツツジの楽園が待っているo(^o^)o


振り返って今日のメンバー、、ハガレーナととう。

私が先頭で二番目がとう、最後尾をいつものハガレーナという順番でしたが、振り返って写真を撮ると、とうが大きすぎてバランスがおかしかったので、とうが後ろに1.5m下がって写真を撮りました🤣

これで同じサイズになった!(笑)


尾根に乗ると、出てきた、出てきた!

オレンジ色のヤマツツジ!

今日は曇り予報だったので、曇天を覚悟していましたが、なんと、青空です!!

青空を背景にすると、新緑とツツジの赤が映えて、楽園感マシマシです。

とうは、トレーニングしてきたこの半年、飯能の杉林ばかり歩いて来たので、山歩きしながらほとんど空が見えたことがないらしい(笑)

山によって、周りの見え方が全く違うことに驚いていました。


進むにつれて、増えてくるツツジ。

もう見渡す限りツツジのオレンジ色で埋め尽くされています。

キレイだ、キレイだ、なんて、キレイなんだ!

ヤマツツジが咲き、足元は落ちてしまったミツバツツジの花でピンクになっている箇所も増えてきました。


標高を上げるにつれ、増えて来るのは、まだ残ってくれていたミツバツツジ。

登山道に張り出したピンクのツツジが傘のようになっていて、まるで花のアーケードを歩いているような気持ちになります。


振り返って、とうとハガレーナ。

おぉ、孫とおじいちゃんみたいな写真になった🤣

ミツバツツジのピンクとヤマツツジのオレンジがコラボすると、ホントに色鮮やかで素敵なんです。


岳人岩を通過。

ここまで来れば、茶ノ木畑峠までは、残り1/3。

だんだんツツジが蕾に変わり、色合いが地味になっていきました。

まだまだ蕾がいっぱいなので、来週も楽しめるんじゃないかな?

このブログアップが間に合うといいのだけど。


ツツジがないとなると、途端に気になり始める地面に咲く草花。

こちらは、すみれですが、葉っぱがギザギザしていて変わってますよね。

ハガレーナが見つけて何だろうと思いましたら、とうがiPhoneでの調べ方を教えてくれて、「エイザンスミレ」だとわかりました。

おおぉ、iPhone便利~!


9時9分、茶ノ木畑峠(1445M)に到着しました。

本日の最高到達点です。

歩き始めて約2時間半。

山と高原地図だとわずか1時間30分のコースタイムのコース。

ツツジの写真を撮りながらというのもありますが、私の歩みが遅いのでいつも時間がかかってしまいます💦

いつも一人で歩いている時のとうは、心拍数が150位まであがっているそうですが、お気楽ペースなので全く息もあがらず、楽に歩けているそう。

ゆっくり歩くとこんなにも楽なのかと、驚いていました。

少しお腹が空いていたので、この峠でおやつ休憩するつもりでしたが、峠に着くと爆風が吹いていて、とてもゆっくりできる状況ではなかったので、先に進むことにしました。


長七郎山方面へ歩き、分岐を左に折れて、オトギの森を歩きます。

赤城山塊の南面である大猿川の尾根は、新緑ホワホワの緑の世界でしたが、峠を越えて長七郎や地蔵岳の斜面に入った途端、冬枯れの森に逆戻りです。

茶ノ木畑峠から横に走る「棒引き峰」が巨大な壁になり、赤城に吹き荒れる冷たい風を防いでくれているのだろうと思いました。

笹に囲まれた道は歩きやすく、見た目も可愛い。

とうは「こんな登山道を歩くの初めて。登山道によってこんなにも心持ちが違うもんなんですね、目から鱗です」とたいそう感動してくれました。

とうに新しい山の魅力をお見せできて、あたしゃ嬉しいよ(*^^*)


オトギの森を歩いています。

風が上空で吹き荒れている音がしていましたが、幸いオトギの森は静かでした。

鳥のさえずりが聞こえるだけののどかな道。

木々の新芽はまだまだ硬く、春まだ遠しといった佇まい。

でも何日か暖かい日があれば、一気に淡緑色の世界になっていくでしょうね。


少し広くなり、左手の展望が開けた場所で、倒木に座っておやつ休憩しました。


とうからいただいた福島名物のお菓子(嘉永餅)が美味しかった!

抹茶味は今の時期だけの限定品らしいです!


おやつ休憩はこんな景色を眺めながら。

棒引き峰とオトギの森の間は「銚子の伽藍」がある狭い谷になっていて、(上の写真)対岸には以前ハガレーナと二人で歩いた牛伏峠からの斜面が見え、あちこちにピンク色の花が咲いているのが分かりました。

あ、あれは「アカヤシオ」だね!!

あの斜面は「シロヤシオ」も咲くんだった、、これからが楽しみです。

そして、正面を見ると(下の写真)前橋市街の奥に秩父の武甲山も見えていました。

半分削られてピラミッドみたいな形になっている白い斜面が肉眼だと良くわかりました。


再び歩き出し、途中から左に折れて小滝方面へ下ります。

白い砂利の道から小滝を見下ろせる場所までやってきました。

爆風が吹いていて体が煽られますが、幸い風は地蔵岳から吹き下ろしていたので、谷側に体を持っていかれることはありませんでした。

爆風の中、谷を見下ろすと、昨日降った雨で水量を増した小滝が風に煽られて、横向きに飛ばされていました。

振り返ると、とうが2m後ろに立って、震えています。

とてもじゃないけど、これ以上前に行けないとのこと。

高所恐怖症って、なぜ刷り込まれてるんでしょうね。

前世で何かあったのでしょうか?

とう曰く「灯台から落ちたんだと思う」とのこと。

お気楽イツメンは高い所が平気で、足場がしっかりしていればという条件付きですが、上から見下ろすのが大好きなので、この景色を楽しめないとうを気の毒に思いました。

でも歩いていれば段々慣れてくるかもよ!?

前にあきっこさんが言ってた気がする。


小滝まで下って来ました。

大きな岩の壁から水が染みだしていて、これが冬には巨大な氷瀑になります。

三人で本日初の自撮り。

いつも前に立って自撮り棒でみんなを撮影してくれるハガレーナ。

その舞台裏は、、、


こう!!

ハガレーナは股関節が柔らかく、何気ない仕草がとにかくカッコいいのです。

男前や~!といつも思ってしまう(笑)


さてさて、オトギの森から流れでる、その名も「三途川」を右に左に渡りながら下って行きます。

とうは渡渉初体験!

「憧れの渡渉だ~」と言っておりました🤣

右を歩くのが良いのか、左に渡るのが良いのか、迷う箇所もありますが、要所要所に赤テープがあるので、それをたどって行けば大丈夫です。


「銚子の伽藍」到着しました!

今まで穏やかな小川だった沢が、一気に奈落の底に落ちていく!!!

細い水路がL字に曲がり、下って行った先には不動の滝があります。

ハガレーナと私は上から覗き込みますが、流石に怖くてこれ以上前には行けない。

爆音と共に落ちていく水しぶきがかかり、下を覗き込んでいると、引き込まれそうな迫力があります。

とうは「銚子の伽藍」を巨大な水洗トイレと表現してました🤣


棒引き峰まで登って来ると、見事なアカヤシオがありました。

爆風にさらされながらも、ヒトツバナが飛ばされないように必死に枝先にくっついて頑張っていました。

ここ数年、毎年GWに訪れているのですが、こんなにアカヤシオが残っていたのは初めてです。

今年は季節が半月位遅れてるみたい。

なので、大猿川のツツジもしばらく楽しめるってことですね。


下山で利用するつつじケ峰の入り口でランチ休憩しました。

立ち上がると爆風ですが、座ると案外大丈夫でした。

赤城から吹き下ろしている風が谷をなめるように下って、また斜面を吹き上げているから、座ってしまえばエアポケットになるのだと思います。

立ち上がった途端爆風で、驚きました。

下山開始は11時45分。


つつじケ峰通りは何ヵ所か崩落箇所があります。

その中でもここが一番危険かな。

前に来た時より更に崩れた尾根が狭くなり、もう数年でなくなってしまいそうな、、💦💦

右側に道ができていて、とうはそちらを通行しました。


(上)右手の尾根。

斜面が所々赤くなっていました(写真ではわからないか💦)

(下)朝歩いて来た左手尾根。

新芽を出したばかりの木々の間から、山の形がよく分かり、見ていて楽しいです。

振り返ってとうを見ると顔が強張っています。

おおぉ、とう、大丈夫か!?

足元が切れ落ちた場所に立って景色を眺めることができないらしいです。

「眺めはお任せします」と言ってました🤣

少し進んで目の前の木を持ち、体を安定させてから、「ここなら見れる」と周囲の山を眺めていました。


そして、さすが、「つつじケ峰通り」というだけある、、ツツジが次々現れ始めました。

標高が高い所はまだまだミツバツツジが咲き誇っています。


そして、ホワホワの草が生えた可愛い小道。

とうが笹の道もホワホワ草の道も初めて歩くと喜んでくれました。


やっぱり「つつじケ峰通り」は素晴らしい。

崩落箇所があるので、朝登った道のピストンにするか、少し迷ったのですが(とうが心配だったので)、こちらにして良かったと思いました。


下るに連れ、現れてくるヤマツツジのオレンジ色。

ピンクとオレンジのコラボが始まると、目がチカチカしてきます。

これこれこれ!

これをとうに見せたかったのよ。

一昨年、ハガレーナと花子と三人で訪れた時は、ツツジの当たり年で、それはもうネオンサインのように色が溢れかえり、目のチカチカがすごくて、最後は「もうお腹いっぱい!」「もう色はいいよ~飽きた!」となり、深緑の檜の森を見ては「目を休めよう~」となったのですが(笑)

今年は一昨年よりは劣るものの、裏年だった昨年のことを思い出すと、十分過ぎるほど美しいツツジが見られました。

しかも、まだ1~2週間は行けそうな気がする~(*^^*)


そして、シロヤシオも咲いていました!

遠くなので、うまく写真に撮れないのだけど💦


ツツジのトンネル、、素晴らしかったです。


超絶歩きにくい階段(途中はもはや障害物)を下り、大猿川山の家まで下ってきました。

無事下山完了~!!

時刻は予定よりも少し早く13時50分でした。

ま、元々YAMAP標準所要時間×1.3での計画ですけどね😝


とう、、初めての群馬の山でしたが、とても楽しんでくれたと思います。

「こんなに美しい登山道があるんだ」と言ってくれて、とうの山歩き世界が一気に広がった感ありです。

これからは月イチ位、一緒に登れるといいなと思います。

とうにもっともっと沢山、素晴らしい景色を見てもらいたいです。

次はどこに行きましょかね?

ハガレーナがターボと私が未踏の「棒ノ折山」がいいんじゃないかと言ってました。

早速次の計画立てなくちゃ!!




赤城・大猿川周回コース#お気楽山登り #お気楽隊 #登山 #登山女子 #絶景 #大人女子登山部 #hiking #つつじ

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大猿川周回コース、ツツジの楽園を動画に残しています。

良かったらご覧ください。


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【埼玉、小鹿野町】健脚YouTuber『たつやまちゃんねる』さんと小鹿野アルプスを歩く。2025年5月5日(祝)


お舟観音様の前から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


皆さん、登山系YouTuber『たつやまちゃんねる』をご存知ですか??


お気楽の3倍の登録者を有する、健脚YouTubeチャンネルです。

GoProを片手に、登山道の様子などをずっと説明しながら歩く、しゃべくりYouTuberでもあります。

とにかくトークがうまい!!

関西弁で繰り広げられるそのお喋りは、分かりやすいし、とても耳こごち良いんです。

健脚ハイカーの方が参考にもされるでしょうし、

お気楽には馴染みの薄い関西の山を沢山紹介してくれて、「いつか行ってみた~い」という気持ちにさせてくれます。


そんな『たつやまさん』との出会いはと言えば、、


今から遡ること(多分)7年前、赤城の黒檜山から下ってきたら、登山口近くで登りの準備をしている二人の男性に遭遇し、山の様子を尋ねられたのが『たつやまさん』との初めましてでした。

聞くと午前中に上州武尊山に登り、歩き足りなかったので赤城に移動してきてこれから黒檜山に登るのだと言うのです。

なんてこったい!

どんだけ健脚なんだ!?信じられん。

その時はほんの少し会話しただけの、二度とお会いすることはない、雲の上の存在だと認識していて、「世の中、すごい人がいるもんだね~」などと話しながら、目を丸くしていたのですが、、


『たつやまさん』もYAMAPを利用していたので、その後YAMAPでたまにコメントのやり取りをするようになりました。

その後『たつやまさん』が先にYouTubeを始め、数年を経てお気楽隊も後れ馳せながら山行を動画に記録するようになったことから、いつかYouTuberとしてコラボ登山したいですね~という流れになったのです。

そんな夢のコラボ登山が遂に実現する日がやって来ました!!


GWを利用して、関東に遠征する予定だった『たつやまさん』から、どこかのタイミングでコラボしましょう~とお誘いいただきました!!

2~3日は那須岳小屋泊、4日は群馬の岩櫃山と浅間隠山に登った『たつやまさん』。

お住まいの関西に帰る5日に、お気楽のホームマウンテン的な山に登りたいとのことで、お気楽が提案したのは、小鹿野町の『小鹿野アルプス・釜ノ沢五峰』でした。

ご当地アルプスを歩くことも『たつやまさん』のライフワークみたいなので、好都合だというお返事。

『小鹿野アルプス』は道が荒れ気味な上、道迷いしやすい複雑怪奇なルートなので、初めて訪れる時はYAMAPなどの軌跡を落としてそれに沿って歩くか、一番いいのは知ってる人に案内してもらうのが良い山なのです。

お気楽もご多分に漏れず、初回は道迷いし、ルートを全て歩けなかったのですが、その後何度も登っていて、ウサ亀さんや、クリさん、アキロック隊などを案内している実績(?)がありますので、お任せくださいませませよ😤


ということで、現地(法性寺)集合5時45分、6時歩き出しで計画を立て、たつやまさんに再会する運びとなりました。


前の日に安中に泊まったたつやまさん。

現地で待たせては申し訳ないと思い、張り切って法性寺に5時半過ぎに到着したお気楽イツメン。


が、、しかし!、、、

ついてみると、なんと、法性寺駐車場にはロープがかけられ、駐車できなくなっているではありませんか。

ええええぇ、なんで!?

以前はどんなに早朝でも停められたのに!?

駐車場を過ぎ寺の前まで進むと、今度は門扉が固く閉められた状態であることを発見!

開門は8時と書いてあります。

は?8時~???

なんで?なんで??

かたく閉じられた分厚い木の門扉を見ると、法性寺に強烈に拒否されてる感半端ないです。

ええぇ、お寺って大体いつも開いてるんじゃないんだっけ??

早朝お参りする人だっているだろうに、、。

なんで、なんで、なんでやねん!

前には早朝歩き出して境内通りすぎる時に、協力金をチャリンしてたら、住職と奥さんが建物から出て来て、「お舟観音の写真を見せてくれればお舟観音の特別な御朱印を差し上げますよ~」な~んて言ってくれたのに!!

頭の中にはてなマークがいっぱいです。

数年来ない間に、法性寺に何が起こったのだ!??

どうしよう、どうしようと狼狽えているところに、たつやまさんが到着しました。

たつやまさん、ごめ~ん💦💦

トラブル発生!

車が停められなしい、門から入れない!!!

どうしたもんかと考えていたら、前にアキロックさんたちがちょっと離れた公園に車を停めて歩き出したって聞いた気がする~と思い出しました。

地図を見ると、『般若の丘公園』という所があり、駐車場やトイレが整備されていることがわかりました。

仕方ない、そこに停めて歩き出そう。

だとしても開門8時だと遅すぎるので、逆回りするしかないね、、ということに。

当初予定より、歩行時間で2時間、距離も数キロ長くなりますが、致し方なし。

とにかくそれでやってみることにしました。



《コース定数 22(ふつう)》




やって来たのは、『般若の丘公園』。


ここはかつて海底だったことから、海辺に生息していた謎の恐竜『パレオパラドキシア』や、魚類の『チチブサワラ』の化石が発見されているのだそうです。

この『パレオパラドキシア』の実物大模型の前からスタートしました。

(動画をご覧ください)


公園を出発してから、里道を歩くこと約1時間。

ようやく登山口に到着です。

ここの登山口は標識が地面近くに朽ちそうな状態で置かれているだけなので、見落としがち。

目印のピンクテープがありますから、おしゃべりに夢中で通り過ぎないように注意しましょう(笑)

ターボとハガレーナはご多分に漏れず通り過ぎました🤣

朽ちかけた標識には『至竜神山』と書いてあります。


過去はずっと下っていた緩めの激滑り斜面。

今回初めて登りで利用しました。

ターボと私はゼェハァが止まらない💦

心拍数がどえらいことになっています。

体が軽く体力もあるたつやまさんとハガレーナは涼しいお顔。

「ノーハァハァ」だそうです。

まじかよ。


兎岩を登る。

ここはいつも長い距離(というか、長い時間)歩いてきた最後の見所なので、もう消化試合状態でやって来て、「は、兎岩ね、もうどうでもいいわ」となるのですが、今回は登り始めてわずかで訪れることになるので、いつもより新鮮でした。


振り返れば、大展望。

兎岩のこと、今まで軽視してて、ごめんね🙏💦💦


 

そして、次の展望地へ。

ここで、たつやまさんに「向こうに見える山を解説してください」と言われ、期待にお答えしようと思いましたが、何ひとつ分かりませんでした🤣

奥秩父の山は分かりにくいんだってばさ。

見る角度が違うと全く違って見えるし(言い訳🤣)

まぁ、うちの夫なら全部の山を答えると思うけど(笑)


で、AR山ナビさんのお助けいただきました(笑)


小鹿野アルプスは岩がちな所と、腐葉土ふかふか(つまりズルズル)の所があります。

ここは大きな岩を斜めに横切る場面。

ロープはありますが、少し緊張します。

いつも下りで使うルートで、この頃には疲れてあまり回りを観察する余裕がないのですが、今回はまだ体力に余力があるので、回りの岩が面白い形に侵食されているのを眺めることができました。

へぇ、こんなんなってたんだね、初めて気がついた🤣


そして、お気楽命名『異世界鉄塔』を通過。

反対側から登ってきた時には、周りの木や草が以前より伸びていて、異世界感があまりなく、これは私たちイチオシの異世界鉄塔ではない!と思いましたが、通り過ぎて振り返ると、「あ、やっぱりこれだった」となりました🤣

でも一番のパフォーマンスじゃない!今日の鉄塔は!

断じて!!

だって、私が初めて見た異世界鉄塔は、、

こんなだったんだよ!

草木がない分、尾根の形が明瞭に見えて、角を伸ばしたカタツムリみたいだったんだもの。


う~ん、数年前より登山道の荒れ気味感が増してて、ちょっと残念だ(涙)


竜神山は毎度、山頂標識だけ撮ってスルー。

展望がないのでね(涙)


歩きやすい尾根道になりました。

登山道を境に、右と左で全く異なる色と雰囲気で素敵でした。

この後、このルートの最高到達点『中ノ沢ノ頭』を通過し、次に目指したのは、『モミの巨木』。

何しろお気楽イチオシだった『異世界鉄塔』がイマイチになっていたので、『モミの巨木』をたつやまさんが喜んでくれるか心配です。


こちらが室町時代からあるであろう『モミの巨木』(お気楽調べ(笑))

木の根元まで行ったたつやまさんの「これはすごい!」、いただきました~!

ヤッターー\(^-^)/

三人でやっと手が届くかな?という太さと美しい枝振り。

周りの木々が王様を守る傭兵みたく並んでいるのがまたいいんですよね。


次に到着したのは、名もなき展望スポット!

あ、まだ崩れそうなお立ち台が生き残ってた!!

というより、誰かがこまめに修復してくれてるんだろうなという感じです。

軽量二人が登ってポーズ!!

ターボと私は遠慮しときます🤣


そして、釜ノ沢五峰を歩きます。

五峰に着いた時には、ターボが「五峰(ごほう)に着いたごほうびないの?」と呟き、たつやまさんに「これが噂のダジャレですな」と言われてました🤣

五峰から四峰、、


そして、三峰への登りは鎖場です。


10時31分、三峰到着!


三峰が釜ノ沢五峰のなかでは一番展望が良いので、ここでランチ休憩しました。

ここではゆっくりしたので、出発する時に「ほな行きまひょか」。

「ほな」はしばらくたってからでないと言わないらしいです。


11時21分、一ノ峰通過。

奥に亀ケ岳が見えています。

この後、あの岩を間近に見れる場所(隣の尾根)に登ります。

この後、三ノ峰でお会いした二組のハイカーが道迷いしているところに出くわしました。

目指している場所にたどり着かず、里が見えてきたので、登山道でどっちに行ったもんだか立ち往生していました。

小鹿野アルプスはホントに道が複雑で、一筋縄では行きません💦


一旦里まで下って登り返し、次に目指すは『亀ケ岳展望台』。


足が乗せられるように切り込まれたこの岩のステップが歩きやすいような、やすくないような、ビミョーな感じ🤣


到着しました~『亀ケ岳展望台』。

目の前に亀ケ岳がドーーーン!

あそこに登るルートはありません。

写真や動画だと大きさのリアルが伝わらなくてもどかしい。

実際見ると大迫力です。


『亀ケ岳展望台』を過ぎ、しばらく尾根を歩いて、鉄塔の辺りから谷に向け下ります。

もうほぼ藪💦

元々あった階段が土砂崩れで崩落し、急斜面に無理やりついた踏み跡を慎重に下りました。

谷に降りたら、今度は登る。

般若山のある尾根に乗らなければ、お舟観音に行けません。

この後尾根に乗ったら右折。

般若山に至りましたが、草ボーボーで以前の展望はなくなっていました。

ここも異世界鉄塔と同じく残念な結果に。

ハイカーが減っているからか、あえて登山道整備してないのか、、いずれにしても、とても残念でした。


 

般若山からの狭く滑りやすい急斜面を下って歩きやすい道になりました。

写真を撮りませんでしたが、かつてお昼休憩した鉄塔の土台のみある尾根に、般若山へ行かせない意思を感じる障害物がありました。

後でわかったことですが、この日私たちを追い抜いて行った男性が般若山辺りで法性寺住職と会い、

①般若山という山はないこと。道迷いしたり遭難したりして迷惑なこと。

②YAMAPやヤマレコに登山地図から削除するよう要請したが、「ハイカーが勝手に入っているのでどうしようもない」との回答だったこと。

③午前中にはあった『般若山』という山頂標識を住職が撤去し、あわせてルート上に障害物を置いたこと。

④法性寺の駐車場にハイカーが長時間駐車し、大変困っていること。

などを伝えられ、ハイカーのマナーの悪さを厳しく叱られたのだとわかりました。

その後も出会うハイカーが、皆さん住職に会って苦言を呈されていたことが判明。

うわ、住職に会わなくて良かった~と思いました。

まぁ、私たちは寺の駐車場に停めてないので、文句を言われることはないとは思うけど。

でもハイカー全体を敵視した物言いをされると気分が悪いですもんね。

できれば会いたくないです。


船首に観音様がいる大きな岩の船の船尾には、大日如来様がいらっしゃいます。

私たちは何度もお会いしているので、たつやまさんに代表して登ってもらいました。

素晴らしい眺めだし、とんでもない高度感なんですよ。


最後の見所、お舟観音へ。

巨大タンカーのような岩のデッキを歩いていきます。


船首に立つ、美しき観音様。


さらに先に進んで、たつやまさんが船首像になりました🤣

お気楽はあそこまではちょっと行けない(涙)

浅間山で滑落事故を目撃してから、いけなくなりました。


法性寺の名所をたどりながら下山。

境内を通る時にちゃんと庭整備のための協力金を300円×4名、支払いましたよ~。

だから通らせてね、住職さん。


14時14分、法性寺の山門まで下ってきました。

さて、以前ならここで終了でしたが、車は2.2km先にありますから、まだまだ歩かねばなりませぬ。

朝は車道を歩きましたので、帰りは山道にしましょう。

しばらく車道(しかも登り!)を歩き、途中から山道に入りました。


車道歩きのペースが速かったので、くたびれ果て、ほんの少しの登りでもゼェハァゼェハァ、、息も絶え絶えでした🤣

小鹿野アルプスチックな尾根だったり、イバラチクチクゾーンがあったり、美しい登山道だったり、変化に富んだ帰り道でした。


15時10分、『般若の丘公園』が見えてきました~!

竹のブランコがあったので、それぞれ乗って遊び、駐車場で終了となりました。


当初予定より標高差・距離共に長くなってしまいましたが、それほど遅くならずに下山できて、良かったです。

何しろたつやまさんは下山後関西まで約11時間(渋滞~💦💦)の運転が待っていましたから。


初めての『たつやまちゃんねる』とのコラボ。

大成功だったと言っていいんじゃないでしょうか?

駐車場問題のドタバタはありましたが、それを除けば、極めてスムーズに全行程を歩け、たつやまさんに見所多い個性的な小鹿野アルプスを楽しんでもらえたものと思われます。

またコラボする計画も持ち上がっています。

長野辺りで再会するかも!?

乞うご期待!!




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動画をまとめています。

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