50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、東秩父村】新緑の外秩父縦走、フライング山開き。2025年5月3日(祝)


堂平山山頂から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


ゴールデンウィークですね!

お気楽は3~6日までの4連休で、なんと三回も山に行く予定です(*^^*)


その一回目は憲法記念日のこの日、ハガレーナとお久しぶりのナースと共に、ちょっとロングを歩いて来ようと思います。

もはや毎年恒例になりつつある、外秩父縦走です。

GWはどこも混雑しますからね、、高速道路を使わないでも大丈夫な地元のお山が一番良いのです。


登る山は、笠山、堂平山、大霧山の3つなのですが、周回しようと思ったら、3km以上のアス道歩きがあって、最後は膝や足の裏が痛くなってくるのですよ(涙)

なので、そんな悩みを解決するのは、地元民だけの特権!車2台使いで、アス道歩きカット術~🤣

スタート地点の白石キャンプ場と、ゴール地点の秩父高原牧場と粥仁田峠の間にある「天空の展望台」に車をデポする作戦です。


自宅を5時半に出発し、「天空の展望台」に到着すると、秩父の山が白くなり、秩父盆地は雲海になっていました。

前日激しい雨が降り、今朝は雲ひとつない快晴!

楽しいハイキングになりそうな予感しかないです(*^^*)

このところ、楽勝ハイクしかしてない気がするので、どこも痛くならないで無事歩ききれるか、若干の心配はありますが、ゆっくり歩けばいつかは着く!の精神で行ってきます!!


 

《コース定数 29(きつい)》



私の車は下山地点にデポし、ハガレーナの車で白石キャンプ村駐車場までやってきました。

ここは500円の協力金が必要です。

白石バス停近く(橋を渡った所)にあるトイレをお借りしてから、スタートしました。


民家の脇の道を入っていきます。

まず目指すのは、おっぱい山の異名を持つ笠山です。

昨日結構雨が降ったので、沢の水が音をたてて流れていました。

水際にはきれいなユキノシタが群生していました。

長男ケイを島根の実家で出産した時、私が産まれた時に取り上げてくれた助産師さんにお願いしたのですが、乳腺炎になり高熱にうなされていたら、このユキノシタをあぶって胸に貼り付けろと言われたのを思い出します。

昔の湿布の役目らしいですが、全く熱が下がらず、結局町医者で点滴してもらいました🤣

いつもならチョロチョロの小川。

水量が多かったので、濡れないように渡る必要がありましたが、ナースは見事水ポチゃして悲鳴をあげていましたよ(笑)


一旦車道に出ました。

急坂をジグザグに登ってきて、一気に汗をかきました💦

車道にて一枚脱皮。

その後も急勾配の斜面をゼェハァいいながら登っていきます。


広い道との分岐に出ました。

ここを右に行けば堂平山方面で、左に行くと笠山山頂です。

山頂近くなって、ようやくツツジがいくらか見られるようになりました。

数年前に来た時は、この斜面にた~くさんツツジがあったのですが、今年は花芽が少ないようです。


8時23分、笠山山頂到着です。

837M!

私は島根出身、ハガレーナは東京生まれの嫁ですが、ナースは生まれも育ちも寄居、正真正銘の地元民。

それなのに、人生初の笠山だそうです。

他県からやって来たハガレーナと私は一体何回目だろう、笠山。

案外地元民は登らないのですね(笑)


山頂を後にし、一旦下って登り返し、笠山神社に向かいます。

ミツバツツジが咲いていて、ヤマツツジとのコラボが可愛いかったです。

そして、左手の斜面に現れたのは、この春お初のシロヤシオ!

お気楽が一番好きな花です。

満開!!

見事だわ。


8時32分、笠山神社到着です。

だ~れもいない静かな境内。

この時神社の扉に昨年5月3日に行われた開山祭の写真が飾られていることに気がつきます。

あ、去年は今日の日がお祭りだったんだね。

今日は静かだね~。

年によって日が違うのかな?などと話していました。

木々の隙間からは、昨日の雨が雪だったみたいで、白くなった浅間山が見えました。

上越国境の山も真っ白です。


岩に登って展望を楽しむ。

上の写真の手前の尾根が、この後歩く稜線です。

この後、堂平山へ向かうべく下っていくと、大きな荷物を持った大勢の男性たちに会いました。

何やら笹が束ねられたものも見えます。

何の人たちだろうと思ったら、、

「もう下ってきたのかい?この後10時から開山祭だよ」と。

あーー、そういうこと!

お祭りは今年も今日だったんだ!

でも始まるのが10時なんだね~。

あちゃー😆

フライング笠山、フライング開山祭(涙)

「もう一回登って祭を見ていけば?笹につけたお札を配るよ」と言われたのですが、、

何しろ下山用の車を大霧山の向こうに停めているのですから、今日はコース変更できません💦

距離が長く、お気楽ペースでは時間がかかるので、早朝歩き出しにしているのですから、10時からの祭りに参加していては、下山が日暮れになってしまいます。


 

後ろ髪引かれながら、祭りの準備をするべく登っていく祭り当番さんたちを見送りました。

来年は10時に合わせて登って、ショートコース(白石峠から下山とか)を歩くことにしましょうか。

そんな話をしながら下っていると、前の方から「おやぶ~ん!」という呼び声が!!!

え?

あーーー、花子だ~!!!


なんと、登って来たのは、花子のパパママ、ご主人の花子ファミリーでした。

昨年に引き続き、開山祭に参加すべく家族でやって来たのですって!!

花子ママは初めまして!

そして、花子パパは、数年前に新潟の浅草岳と守門岳に一緒に登って以来になります。

お変わりなく、とってもお元気で社交的でにこやかで、、ホントに素敵なご家族なのです。

いつまでも元気に山登りされている花子のご両親は、お気楽の目指す未来の姿そのものです。

こんなに身近にお手本のような理想的な老後をお過ごしの方がいらっしゃるのは、心強いし、いい指針になります。

しばらくおしゃべりして、再会を約束し、笠山に向かう皆さんをお見送りしました。


私たちは先を急ぎます。

新緑で輝く森に時々色を添えてくれるヤマツツジの美しいことといったら。

春の山歩きは楽しいです!

9時27分、七重峠に到着しました。

峠からは関東平野が望め、スカイツリーも見えました。


気持ちのよい新緑の森を登っていきます。


パラグライダーの発進基地に出ました。

大展望で、気持ちいい~!


両神山の左手に八ヶ岳。

右に目を転じると浅間山。

素晴らしい眺めでした。


10時4分、堂平山の山頂直下。


上の写真の右手の山がさっきまでいた笠山です。

花子からラインが来て、この時笠山の神社境内には100名の人たちがいて、猫の御朱印がもらえることから、皆さん猫談義に花が咲いていたらしいです。

いつ来ても、ここからの眺めは最高!


堂平山観測ドームの前でオバチャンがお店を拡げていました。

少し前にすれ違った男性から「オバチャンが美味しそうなものを売ってたよ。おにぎりとか甘いものとか」という情報をいただいていたので、私たちも立ち寄ることに。

すると、見るもの全てが美味しそうで、たくさん買い物しちゃいました(笑)

オバチャンの畑で取れた絹さやや、マフィンケーキなどをお土産に購入し、早お昼するために、おかずセットとタケノコおこわ、そしてカボチャプリンを買ってしまいました~🤣

今日はお昼は定峯峠の茶店でと思っていたのですが、我慢できず。

まぁ、朝も早かったからね、ここでお昼にしちゃいましょう。

山頂のベンチに座って、360度大展望を楽しみながら、お弁当を広げました。

どれもこれも、とても美味しかったです。

大満足!!

ブランチの後、山頂直下のキャンプ場のトイレをお借りしました。


山頂を後にし、11時31分、白石峠まで下ってきました。

今日もサイクリスト向けの移動販売車『やっちん茶屋』が元気に営業中。

いつもならアイスなどいただくところですが、お腹いっぱいだったので、スルーしました。


白石峠から次へ向かう時の階段が、このコースの一番の難所(?)

めっちゃ嫌い🤣

でも177段登った先にあったのは、本日初のヒトリシズカちゃん。

ハガレーナが好きな花です。


ゼェハァゾーンを抜けたところはもはや天国!

新緑の柔らかい葉っぱを通して射し込む優しい光。

幸せだ~!


基本尾根歩きですが、途中薄暗い森を歩くこともあります。

植林帯にあった切り株。

数えてみたら50本以上の年輪がありました。

登山道脇には、イカリソウやフデリンドウが可愛く咲いていました、

新緑のトンネルを歩くのは楽しい!


右手が開けた場所からは、笠山と堂平山、、歩いてきた稜線が見渡せます。

このコースの楽しいところはここ!

馬蹄形というか、釣り針型なので、ぐるっと歩く道のりが見渡せて、達成感があるんですよね。


12時56分、定峯峠に到着しました。

少し座りたかったので、茶屋の店先におじゃまして、アイスを食べました。

この峠にはトイレもあります。

定峯峠から大霧山までは、3.4kmです。


きれいに枝打ちされた美しい杉林を歩きます。

道端にはチゴユリやスミレがありました。

定峯峠からの登り途中、下ってきた男性とすれ違う時、その男性が「あ、YouTubeやってる人だ」と気づいてくれました。

「あ、はい、お気楽隊です。YouTube見てくださってるのですか?」と聞くと、

「見てますよ。この前三山登ってましたよね?」と言われたので、三山?三山なんて登ったか??

「え?どこの三山?人違いじゃないですか?」と何度も言ったのですが、「いや、そうですよ、見てます、見てます」と。

なので、お礼にお気楽バッジをお渡ししました。

最後にホントに私たちですか?と念押ししてもそうだとおっしゃっていて、「いつも楽しそうだから見てます」と言ってもらえました。

わぉ!なんて、嬉しいひとこと!

ありがとうございます!!

楽しいのだけが取り柄のお気楽なので、これからもこの唯一のコンセプトを掲げて、頑張りますね!!


貴重なYouTube視聴者さんと別れ、歩を進めましょう。

時々右手が見渡せる場所があり、涼やかな風が通り抜けます。

今日は湿気が少なく、とても爽やかな気候。

一年で一番いい季節ですね。


切通になった旧定峯峠を通過します。


何度か小さなピークを登ったり下ったりしながら、14時31分、ようやく道がカクンと右に折れる場所までやって来ました。

ここから先は明るい尾根歩き。

まもなく大霧山山頂です。


牧場柵に沿って歩きます。

木漏れ日が心地よい、ビクトリーロード。


山頂手前の最後の登りは、森がとにかく美しくて、このルートの中で私が一番好きなエリアです。


15時ちょうど、大霧山(766M)に到着しました。

大展望、大展望、大展望!!

歩き通せて良かった~\(^-^)/

山頂標識が新しくなっていました。

ここで、バナナや大福でおやつ休憩しました。


下山時の唯一の眺め。

大内沢の集落が見えます。

4月には真っ赤に染まる花桃の里です。


大霧山は毎年ツツジがとてもきれいなのですが、今年は少なかったです。


この後粥仁田峠を経由、車を停めた「天空の展望台」まで帰りました。

久しぶりの登山だったナースが歩いている最中はキツそうでしたが、足がつらなくて良かったと言ってました。

今年も歩き通せました。

久しぶりの10km&1200M超え。

少し肌寒い位の気温だったので、楽に歩けたのかなと思います。

この外秩父縦走は毎年恒例行事になりつつありますね。

今回の車2台使い車道ショートカットは、とても快適だったので、お気楽の定番コースになりそうです。





新緑の外秩父縦走(笠山・堂平山・大霧山)#お気楽山登り #お気楽隊 #登山 #登山女子 #絶景 #大人女子登山部 #hiking #新緑

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動画をまとめています。

良かったらご覧ください。


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【読書感想】4月に読んだ本。2025年5月1日(木)

こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


4月に読んだ本を紹介します。


4月は、4月9日に本屋大賞の発表があるということで、読書会メンバーのうち、ターボが「アルプス席の母」、あこちゃんが「spring」、私が「カフネ」を購入し、みんなで回し読みしました。

その前に「禁忌の子」は読んでいましたが、これが大賞に選ばれることなはいだろうという予想で、アラスジを読んだり、過去の本屋大賞の傾向を見たりして、3人が買ったこの三冊が上位に入るのではないかと思ったからです。


このブログを発信する今となっては、既に本屋大賞は発表されていて(その様子を配信でリアルタイムに見ました!)、後だしジャンケンのようになりますが、、私たちの大賞受賞予想は「カフネ」でした!

当たった、当たった!嬉しい~(*^^*)


以下、読んだ直後の感想です。


《カフネ》阿部暁子著(講談社)


◎帯、、、

2025年本屋大賞ノミネート

第8回未来屋小説大賞1位

第1回「あの本、読みました?」大賞1位

「この優しさに救われた!」全国の書店員さん大感動

今を生きるあなたに寄り添う、食と愛の物語。

「カフネ」ーー愛する人の髪にそっと指を通す仕草

読むとお腹が空いてくる!

あたたかい涙が心を満たす。


◎アラスジ、、、

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。

やさしくも、せつない。この物語は、心にそっと寄り添ってくれる。

最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。

実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。



(大賞発表前に書いた感想です)

◎感想、、、

本屋大賞はこれで決まりか!?

素晴らしかったです。

表紙の写真からもっと繊細で透明感あるお話かと思っていましたが、意外や意外、カッコ悪くてでもひたむきで、めちゃくちゃ力強い物語でした。

こういうの好きです。

せつなもいいけど、主人公の薫子がいいんですよね。

41歳のバツイチ社会人は強いのだ!

色んな辛い出来事があっても、どっこい前を向いて生きていく!

そんなかっこ悪くて、不器用な薫子が大好きです。

題名も素敵です。

「愛しい人の髪に指を絡める仕草」というポルトガル語=カフネ。

そんな愛する人に出会い、別れ、傷つき、もがき苦しみ、倒れ、誰かの力を借りて再び歩きだす。

そしてまた愛しい人に巡り逢う。

人の心なんて他人には絶対分からない。

でも側にいたいんだ。

本屋大賞候補作、全部は読んでないですが、この本を読み終わった時に、あ、これで決まりだ!と思いました。

私はカフネに一票!


その後、ターボとあこちゃんも読みましたが、二人ともこれが大賞だろうねと言ってました。


大賞受賞後の阿部暁子さんのメッセージです。

薫子さんとせつなさん、三人で受賞したんですね。

なんて素敵なメッセージなのでしょう。

受賞時のインタビューを聞いても素敵な方だなぁと思いましたが、このメッセージを見て益々阿部暁子さんのことが好きになりました。


この作品より前に出版されている『金環日食』を購入したので、また感想をあげたいと思います。

久しぶりにお気に入りの作家さんに巡り会えた幸せを感じます。




《spring》恩田陸著(筑摩書房)


◎帯、、、

2025年本屋大賞ノミネート

構想・執筆10年。

辿り着いた最高到達点=バレエ小説

史上初めて直木賞と本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』の感動&興奮が再びーー新たな代表作!


◎アラスジ、、、(読書メーターより)

自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。

少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。

同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――

それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。

彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。

一人の天才をめぐる傑作長編小説


◎感想、、、

あこちゃんから借りました。

あこちゃんが最初にこれを読んだ時に「本屋大賞かも。バレエ音楽が聞こえてくる」と言っていたので、期待値が爆上がりしてしまいました。

しかも以前読んだ「蜜蜂と遠雷」が素晴らしかったし、10年間あたためてきた作品と聞いて期待しないわけがありません。

物語は「萬春(よろずはる)」という少年→青年のことを四つの視点から語る構成になっています。

確かにバレエの場面は映像としてまざまざと目に浮かび、迫力があるし、そんな春の舞台を観てみたい!と強く思いました。

思ったのですけど、、う~ん、、イマイチだったなぁ。

恩田陸さんならもっともっと良いものが書けたはずと思ってしまいました。

最後の春視点の話が一番良かったのですが、他の3人の目線の話は、まるで解説を読んでいるようで、退屈でした。

いつ終わるんだろうと残りのページを数えたくらい私は苦痛でした(涙)

恩田陸さん、何故に天才を主人公にしたのだろう。もっと作曲や振付にもがき苦しむ様を読みたかったです。

あまりにも天才過ぎて、感性で何でもできちゃう人の話を延々されてもシラケちゃいますよ(涙)

どなたかをモデルにしているのでしょうか?

恩田陸さんオリジナルのキャラクターと舞台構成だとしたらすごいとしか言いようがありません。

どの演目もめちゃくちゃ観てみたい!!!と思いました。

バレエのアイデアと表現が素晴らしかったです。



《アルプス席の母》早見和真著(小学館)


◎帯、、、野球部に、父母会に、大阪に、監督に、怪我に、息子なんかに、負けるもんか

「この物語に救われる球児の母親がどれだけいることか。全母親が落涙必至!!」

まったく新しい高校野球小説


◎アラスジ、、、

まったく新しい高校野球小説が、開幕する。

秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?

補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。


◎感想、、、

これは確かに本屋大賞2位になる作品だわ。

しかもスポーツやってた男の子を育てた経験のある母(私を含めて)には刺さりまくるよ、きっと。

高校野球の様子がもう少し描かれているのかと思っていましたが、想像以上に、高校球児を応援する母のお話でした。

全て秋山菜々子目線でお話は進みます。

なので、見えない子供の生活や人間関係がどんなことになっているのかと想像してヤキモキしたり、久しぶりに会っても聞きたいことのほとんどを聞くことが出来ずモンモンとする姿に、自分が母親業をやっていた時を思い出しました。

レギュラー争いで他人を羨んだり、面倒臭い父母会の関係に悩んだり、監督への不信感を募らせたり、周囲をざわつかせる無駄な正義感を発動したりと、、私も経験した事象が執拗に描かれて、途中は少し苦々しくもありましたが💦

それとは対照的にどんどん成長していく息子たち。久しぶりに会う度に身体や雰囲気が変わっていく眩しい年頃にドギマギし、多くを語らない息子の考えていることが理解できないのだけど、深く感情に分け入って行くのが怖い母の心情など、共感ポイントありすぎでした。

面白かったです!

読後感も良いですね~!

やはりハッピーエンドは心地よいです。

早見和真さんの作品は初めて読んだのですが、分かりやすて読みやすかったです。

人物描写が若干カテゴライズされてる印象はありましたが、結構リアルで、こういう人いたわ~、あるあるそういうの!、、と妙に納得してしまいました。

同作者の作品で「八月の母」を積み本にしているので、そのうち読んでみようと思います。

あと、「ザロイヤルファミリー」が競馬の話らしいのですが、ブックチューバーが激オシしていて面白そうなので、購入する候補に入れました。



以上、、4月に読んだ本はわずかに3冊!

少なっ、すっくな!!


ブログを書いている間に写真を組み合わせる作業が入るのですが、そのアプリを開くとスマホゲームの広告が何度も何度も登場して、初めのうちは無視してるのですが、あまりに何度も出てくるので、ついついちょっとポチっとしちゃうんですよね(涙)

それではまってしまったスマホゲームがあり、ついついそればかりやってしまって、読書時間が激減してしまいました。

あ、それと、めまいを発症したのだった。

それでしばらく休んでいたというのもあります。

目を酷使すると、すぐにめまいになっちゃってたので、、(涙)

、、、ま、言い訳です💦💦


今は阿部暁子さんの「金環日食」を読み始めました。

あこちゃんから「国宝(上・下)」も借りてるし、このGWは山に行かない日は読書が出来るといいなと思います。

ぁぁ、でも、5/3~5/6の間に三回も山行くんだった🤣🤣🤣

そしたら、そのYouTubeとブログで忙しくなるんだよなぁ、、やらきゃいけないことが多すぎ!

いや、やりたいことが、か、、。

なにかを削らねばと思い、最近はYAMAPに記事アップすることは諦めました。

ブログだけでいいやと思って。


あ~、地球がもう少しゆっくり回ってくれないかな。

1日が30時間欲しいです(涙)


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【栃木、栃木市】たまご焼きを食べに太平山へ行く。2025年4月29日(祝)


晃石山山頂から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


GWが始まりました!

ターボと私はカレンダー通りですが、どうやらハガレーナは10連休らしいですよ(羨ましい~)

そして、なんと今年のGWの中には火曜日が二回も含まれています!!!

ワォ!

火曜日休みのウォーリーが山に行けるじゃん(*^^*)


ということで、『昭和の日』の今日、お気楽イツメンとウォーリーの4人で山に出かけることになりました。

目指したのは「たまご焼き」!!!

いや、違った、栃木県の「太平山」です(笑)


ハガレーナが数年前に一人で訪れていて、太平山で食べた名物のたまご焼きが美味しかったから、みんなを連れて行きたいと言ってくれました。

山の中でたまご焼き!?

なんか不思議な気がしますが、どうやら太平山神社の参道にある茶店で提供しているらしく、車でも側まで行けちゃうみたいです。

なるほど、観光地でもあるのね。


https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/907616


↑↑↑

なぜたまご焼きが名物になったのかの由来が載っている記事です。


私たちは、太平山~晃石山ルートを歩いて、一旦里に降りて登り返し、太平山神社直下の茶店でお昼ご飯を食べる周回コースで歩いて来ようと思います。


自宅を6時に出発し、あじさい坂駐車場に到たのは、7時37分でした。


あじさい坂駐車場には、キレイなトイレもあります。

今日ハガレーナが立ててくれた計画では、『駐車場~太平山~晃石山~桜峠~清水寺~大中寺~太平山神社下の茶店~駐車場』という周回コースを設定しましたが、それだと距離・標高差共に大きめになって、たまご焼きにありつけるのが14時頃になりそうだったので、桜峠へは行かず、晃石山から下るショートコースに変更しました。


薄汚れていますが、太平山ハイキングマップです。

この前で自己紹介動画を撮影し、意気揚々と出発しました。


《コース定数 13(ふつう)》



歩きだしは7時57分でした。


石の鳥居をくぐり、あじさい坂を登っていきます。


「最初は階段だよ~」とハガレーナに脅されたので、大山の再来か!?とびびりましたが、ニリンソウに縁取られた緩やかな石段でした。

これなら楽に登れる!

快適、快適。



階段の途中に弁財天があったので、立ち寄りました。

進んで行った先には洞窟がぽっかり口を開けていて、神秘的な雰囲気。


水は濁っていましたが(昨日雨だったから?)、この洞窟からは神気がもらえるらしいです。

ここでお金を洗って、自分以外の為に使うと、巡り巡って自分にかえってくるのだとか。

自分以外の為に使うというのが、どうすればいいのかイメージつかなくて、結局みんなで100円硬貨を洗って、この後太平山神社のお賽銭箱に入れました。

何倍になって返ってくるかな!?🤣


更に階段を登って行ったら突然車道に飛び出し、随神門を潜りました。


清らかな風が門の間を吹き抜けます。

空は真っ青!!

なんて清々しいのだろう。

最後は少し急な段差になりましたが、社殿がすぐそこに見えているので、頑張れますp(^^)q


8時32分、太平山神社に到着しました。

境内からは、遠くに筑波山がよく見えました。

窟神社で清めたお金をお賽銭箱に。

いつもお願いするのは、「いつまでも元気に山歩きできますように。山で怪我をしませんように」です。


今日はウォーリーと私は双子コーデ。

山歩きJPの手拭いと、mont-bellのウルフTシャツ、そして、メリノウールの靴下がお揃いなんです。


神社の右手から登山道に入っていきます。

道が岩々になってきて、両崖山みたいです。

山頂直下はちょっと城趾みたいな雰囲気でした。

虎口から本丸へ侵入~!


9時丁度、太平山山頂(341M)に到着しました。

浅間神社の裏手にあります。

山頂は木々にぐるり囲まれ、展望はなし。


そこから下って尾根歩き。

ヤマツツジが新緑の中に彩りを添えてくれます。

緑のトンネルが楽しい!


光が優しく射し込む新緑の森。

暑くも寒くもなく、最高の季節ですね。


9時29分、グミの木峠到着です。

ここで、先日のお気楽読書会の時にナースが差し入れしてくれたシュークリームを食べました。


ずっと尾根道を歩いて行きます。

途中、左手が開けた場所があり、歩いてきた稜線が見渡せました。


ベンチがあったので、ウォーリーの撮影タイム(笑)

美人に撮るモードにしてと言われましたが、そんなのないよ🤣

でもいい笑顔のウォーリーが撮れた!

今年に入って月イチ登山できるようになりましたし、このGWはウォーリーがお休みの火曜日が二回も含まれて、山にいっぱい行けると張り切っています。


駒形石を過ぎると、再びの展望ポイント。

下のビニールハウスはイチゴの畑でしょうか?

ぶどうの畑エリアらしいですが。


10時24分、晃石山(419M)に到着しました。


木々の間から、色んな山を見渡せるらしいです。

(上)袈裟丸山や皇海山や、男体山。

(下)もしかして、あの奥にあるのは三毳山かな??


山頂のベンチでおやつ(大福)休憩しました。


晃石神社まで下ってきました。


そこからの下りは、杉の中の暗く滑りやすい道でした。

グネグネと曲がりくねった柱状節理のような岩がいくつもありました。

下ってきて里に出ると、歩いてきた山並みが見えて気持ち良かったです。


そして、大中寺に立ち寄ります。

大中寺には七不思議の伝説があります。


そのうちの一つ「枕返しの間」を覗き込むウォーリーと私。

結局ガラスに反射して、自分たちしか見えなかったけど🤣

本堂の彫刻が素晴らしかったです。


たまご焼きを食べるためには、太平山神社近くまで登り返さねばなりませぬ。

こんなところを歩いて、本当にたまご焼き屋さんがあるのか!?と思いますよね。

もしかして、幻なんじゃないか?

ハガレーナのデマなんじゃないか?

という噂が飛び交いました🤣


でも登った先にありました、ありました、、たまご焼き屋さん。

いきなり観光地になってて、人がいっぱいいてびっくり👀

座る所がなかったらどうしようと心配しましたが、木陰に沢山ベンチがありました。


そして、ありつけたよ~!

でっかくて甘~い、たまご焼き。

他に名物のお団子と焼き鳥もみんなでシャアしていただきました。


温かいお蕎麦は売り切れだったので、木陰のベンチで爽やかな風をうなじに感じながら、ざるそばをいただきました。

こんな景色を眺めながら。

謙信平からの眺めです。


下山は随神門から朝登った階段を下って駐車場へ。

下の写真は帰りの高速道路から見えた太平山~晃石山です。

神社あり、お寺あり、美味しいお昼ご飯あり、そして新緑とツツジが美しい、楽しいお山でした!!



https://youtu.be/QXTfqASYBiA?si=VO2q0cedwszm3-Jx


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動画をまとめています。

大中寺の七不思議は動画に入ってます!


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