50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【読書感想】2025年に読んだ本、ベスト20作品。2025年12月30日(火)

やまみほ

こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


どんどん増殖中の我が家の本棚🤣

(これは12月の初めに撮影した写真で、今は更に増えております💦)


読書熱が再燃し、Audibleの出現により、読書量が倍増いや、5倍増くらいした2025年。


私が読んだ122作品のうち、⭐5だと感じた作品ベスト20を発表します!


、、、とはいえ、私は作品の順位をつけるのが大の苦手でして、、、


ベスト20と言いつつ、順位付けはせず、特に素晴らしい!これは傑作だ!と思った作品を20冊紹介する形にしたいと思います。


なので、発表の順番は、読んだ順になります。


それぞれの感想は既に過去のブログに書いているのですが、それを見直すのも面倒でしょうから、限られた文字数で載せている『読書メーター』に書いた感想を添付することにしますね。


📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


【屍人荘の殺人】



【少年と犬】



【カフネ】



【未明の砦】



【藍を継ぐ海】



【国宝】



【俺たちの箱根駅伝】



【最後の祈り】



【鼓動】



【存在のすべてを】



【同志少女よ、敵を撃て】



【朝が来る】



【イクサガミ(天・池・人・神)】



【目には目を】



【五匹の子豚】



【ナイルに死す】



【カフェーの帰り道】



【失われた貌】



【カーテン】



【52ヘルツのクジラたち】




📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


以上、私の勝手な評価で傑作だと思った20作品でした。

順位は付けられないと言いましたが、最後の最後(12/30)に読んだ『52ヘルツのクジラたち』が一番良かったです。

明日は大晦日で、さすがに忙しくて一冊読むのは厳しいと思うので、今日までの読書を2025年の読書納めとしたいと思います。


来年も色んな作品を読んでいきたいです。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

【読書感想】『カーテン(アガサ・クリスティー)』『そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティー)』『52ヘルツのクジラたち(町田そのこ)』2025年12月30日(火)

やまみほ

こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。



12月第5週に読んだ本の感想を書きます。


📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


《カーテン》アガサ・クリスティー著(早川書房)


◎あらすじ、、、

ヘイスティングズは親友ポアロの招待で懐かしきスタイルズ荘を訪れた。

老いて病床にある名探偵は、過去に起きた何のつながりもなさそうな五件の殺人事件を示す。

その陰に真犯人Xが存在する。

しかもそのXはここ、スタイルズ荘にいるというのだ………

全盛期に執筆され長らく封印されてきた衝撃の問題作。


◎感想、、、

数十年前に一度読んでいますので、再読になりますが、何ひとつ覚えていなかったので、しっかり楽しめました。


「アガサ・クリスティー完全攻略」によると、アガサ・クリスティーが自分の死後に発表するように手配し、1940年代初頭に書き上げたそうです。

発表は1975年なので、私が12才の時。

まだ横溝正史ばかり読んでいて、クリスティに出会う少し前になります。


ポアロ最後にして最高の、そして衝撃の問題作です。


過去にイギリスの各地で起きた5件の殺人事件の全てに、Xという人物が絡んでいたことを突き止めたポアロは、Xに再び犯行をさせない、未然に防ぐために、Xが滞在する予定のスタイルズ荘に、親友ヘイスティングズを呼び寄せます。

体が不自由になっていた安楽椅子探偵ポアロの手足となって猟犬よろしく動き回り、嗅ぎ回るヘイスティングズ。

相変わらずの愚図っぷりでかなりハラハラさせられました。


誰がXかもわからない(ポアロは知っているけど)し、誰が狙われているかもわからないのに、不用意な発言をしてしまうのではないかという、スリリングな場面が相次ぎます。

Xに悟られないようにしなくちゃなのに、危なっかしいったらありゃしない。

しかも自らその毒牙にかかりそうになったりもして。

ヤバイよ、ヘイスティングズ!!


最後のポアロの決断が痛々しいです。

ちゃんとフェアに真ん中を、、。

そして、その後は神の慈悲があったと信じたい。

きっとあまり苦しまずに逝けたはずです。


ポアロの手紙に涙が出ます。

親愛なる友・ヘイスティングズへの思いが溢れているからです。

「思えばすばらしい日々でした」の余韻が凄い。

それはクリスティ自身の言葉なのでしょう。


評価は⭐5。

ポアロ作品をまだ7作品しか読んでないので(全部で33作品ある)、もっと沢山読んで、二人の友情をしっかり体験してから再読すれば、更にこの作品の価値がわかるのだろうと思います。

なので、この作品は、ポアロ&ヘイスティングズシリーズを数重ねてからにすることをオススメします!


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《そして誰もいなくなった》アガサ・クリスティー著(早川書房)


◎あらすじ、、、

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。

だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く………

そして不気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!

強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。


◎感想、、、

こちらも何十年ぶりの再読です。

この世で最も有名な作品と言っても過言ではないでしょう。

あまりに有名過ぎて、ネタバレ要素は覚えていたのですが、誰が犯人かは忘れていたので、初読のように楽しめました。


こんなことを最初に考えたクリスティは、なんて凄いのだろうと改めて思います。

今大流行りのバトルロワイヤルの先駆けじゃないですか。

そして、孤島や雪山などの閉鎖空間における、脱出・連絡手段のない連続殺人、、犯人はこの中にいる!!の元祖中の元祖です。


また、登場人物の描きわけも見事です。

元大佐や元将軍など、一見似たような経歴に思えるのですが、それぞれ個性豊かに描かれ混乱はしません。

加えて「アガサ・クリスティー完全攻略」にあるように、30頁に一人のペースで人が殺されるので、飽きることなく、一気読みできてしまいます。

ただ、その殺人には悲壮感はなく、解説の赤川次郎氏が言うように、人が次々死んでも残酷描写がないので、とてもさらっとしていて後味が悪くないので気持ちが楽です。


殺人犯が歩き回る音に恐怖する夜はとてもスリリングで、もはやホラー並みの恐ろしさでした。

最後の犯人の独白は、その狂気におののきます。

いやぁ、面白かった!


その後のミステリ作家たちに多大なる影響を及ぼした、ミステリ史上に残る最高傑作です。


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《52ヘルツのクジラたち》町田そのこ著(中央公論社)


◎帯、、、

2021年本屋大賞第1位

『王様のブランチ』BOOK 大賞2020受賞

読書メーターOF THE YEAR 2020第1位


◎あらすじ、、、

52ヘルツのクジラとはーーー

他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。

たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。

そのため、世界で一番孤独だと言われている。


自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、

母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。

孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、

新たな魂の物語が生まれるーー。


◎感想、、、

何年も前からずっと積み本にしていました。

なぜもっと早く読まなかったのだろう。

とんでもなく素晴らしかったです。

読書中、ほぼずっと泣いていました。

でもそれは辛いからだけではなく、貴瑚の痛みやアンたちの優しさが沁みて、愛しかったり、切なかったり力強かったり、悲しかったり、希望に震えたり、、、色んな感情に揺さぶられたからでした。


52ヘルツという他のクジラには届かない周波数で鳴く世界で最も孤独な存在。

虐待されトイレの窓から外に向かって助けを求めても誰にも届かなかった貴瑚の声。

長く苦しんだ末に出会えたアン。

貴瑚の魂の叫びに気付いてくれたのがアンだったのに、そのアンの声を聴くことができなかったと苦しむ貴瑚。

必死に助けようとしてくれた美晴や村中という健全な存在があり、物語を暗いだけの話にしてないのもいいです。


クジラたちの金色の輪が弾けた瞬間に愛の声が届いた奇跡。

アンのお陰だったのでしょうか?

二人の魂が確かに共鳴したのでした。


ずっと海中にたゆたいながら、クジラたちの会話を聞いているよう不思議な感覚の読書体験でした。

この作品は凄い。

今年読んだ122作品の中で一番良かったです。

私自身、少し前に仕事で傷つくことがあり、気重な年末を過ごしていたこともあり、2025年の最後にこの作品に出会えたことに感謝します。


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以上、12月第5週に読んだ本は三冊でした。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。


【読書感想】『失われた貌(櫻田智也)』『葬儀を終えて(アガサ・クリスティー)』『カリブ海の秘密(アガサ・クリスティー)』『今日未明(辻堂ゆめ)』2025年12月26日(金)

やまみほ

こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


12月第4週に読んだ本の感想を書きます。


今週読んだのは、この四冊でした。

先日発表された、このミス大賞や、未来屋小説大賞にノミネートされていた作品と、引き続きのアガサ・クリスティーです。


📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


《失われた貌》櫻田智也著(新潮社)


◎帯、、、

本物の「伏線回収」と「どんでん返し」をお見せしましょう!


ミステリーが好きで良かったなぁ、本当に良かったなぁ、と思わずにはいられない。

主人公の日野は非情な私立探偵のようだ。

彼の葛藤を勝手に想像し、しばらくそのことばかり考えていた。(伊坂幸太郎)


捜査と謎解きのハイブリッド。

すべてのピースがひとつに収まるのが驚異的。(恩田陸)


成熟した小説が大胆な真相に至るーー

こういうミステリを待っていた。

ついに、来てくれた。(米澤穂信)


◎あらすじ、、、

山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた身元不明の死体が発見された。

不審者の目撃情報があるにもかかわらず、警察の対策が不十分だという投書がなされた直後の出来事だった。

事件報道後、生活安全課に一人の小学生が訪ねて来て、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。

彼の父親は十年前に行方不明になり、失踪宣言を受けていた。

彼は、身元不明の死体が発見されると、同じ確認をしに警察を訪れているという。

無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。


◎感想、、、

このミステリーがすごい大賞を受賞したと聞いて、ターボから借りて読みました。

いやぁ、面白かった!!

これは確かに大賞取るわ!という満足感です。


顔を潰されたり歯を抜かれたりした死体が発見されるという、大変陰惨な事件だし、警察小説というと大体は堅苦しく、所轄の縄張り争いばかり描かれて辟易することが多いのですが、これは違いました!

とても読みやすいし、ユーモア溢れる会話でクスッと笑える場面もあるし、同僚との丁々発止のやり取りがテンポがあって楽しかったです。

です。くの上に祥子品おいた」には笑いました🤣

カッコ付けすぎない主人公・日野がいい塩梅で、歯に衣着せぬ物言いの部下・入江もめっちゃ良かったです。

二人の活躍、、また見たいなぁ、、続編ないのかなぁ、、。

ほんと、最高のコンビでした。


また、「本物の『伏線回収』と『どんでん返し』をお見せしましょう」という帯に偽りなしです。


冗長になったり、無駄な箇所はひとつもないのに、捜査過程は緻密に丁寧に系統立てて描かれているので、とても納得感があります。

小さな違和感(なぜ二つ目の死体は損壊しなかったか?とか、なぜドアチェーンを掛けなかったか?など)、ひとつひとつの謎に答えを見つける刑事の思考に頼もしさを感じました。

頭の悪いヤツが出てこないのがいいですね(笑)

読み進めるのにストレスがない🤣

あっという間に読み終わりましたよ。

楽しかった~💃


犯罪を暴くことによる関係者(家族)に及ぼす影響に心痛める刑事の苦悩も良くわかりました。

これは、文句無しの⭐5!

素晴らしかったです。


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《葬儀を終えて》アガサ・クリスティー著(早川書房)


◎あらすじ、、、

だって彼は殺されたんでしょう?ーーーアバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが無邪気に口にした言葉。

すべてはこの一言から始まった。

翌日、コーラが死体で発見される。

要請を受けて事件解決に乗り出したポアロが、一族の葬儀のなかに見たものとは。

衝撃の傑作、新訳で登場。


◎感想、、、

これまた傑作だ~。

犯人、全く予想だにしなかった人物でした。

ポアロの真相発表を聞いて、「えっ?!」と思わず声が出てしまいましたよ。

それから、ええぇ~?なんで!?となり、読み終わってすぐに冒頭の場面を読み返してみました。


登場人物が多い作品は沢山あるのに、いつも読者放置のクリスティが、何故にこの作品だけ親切にアバネシー家の家系図を載せているのか?

しかも葬儀参列者を濃い黒にして、、

、、、そう不思議に思っていましたが、、、

なるほどね~、そういことだったのか。


クリスティ後期の作品らしいです。

解説者も「クリスティ完全攻略」の著者も意外に思ったみたい。

なぜならとんでもない仕掛けがあるから!

ほんとに色んな手法を考えるもんだわ、全くもって凄すぎる、アガサ・クリスティー。


容疑者たちの描きわけも見事で、誰が誰だか混乱しないで読めました。

その辺の筆力があがっているのは、後期の作品故でしょうか。

犯人の動機も納得です。

皆に気付かれなかったことも、侮辱的であり、自虐的であり、それがあるから故の

計画だったわけですから。


「だって彼は殺されたんでしょう?」がこんなにも意味があったとは!

そこから全てが始まったのです。

話が180度ひっくり返る、鮮やかなどんでん返しでした。


今のところ、私のクリスティベスト3ですね。

1位は「ナイルに死す」

2位は「5匹の子豚」

そして、第3位が「葬儀を終えて」です。


文句無しの⭐5!!


📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


《カリブ海の秘密》アガサ・クリスティー著(早川書房)


◎あらすじ、、、

転地療養のため西インド諸島を訪れたマープル。

一週間は何事もなく穏やかに過ぎていった。

しかし、まもなく彼女を相手に懐古談をしていた少佐が死体となって発見される。

以前から少佐は何かを憂いていたようなのだが、いったい何が起こったというのか?

美しい風景を舞台に老嬢ミス・マープルが事件の謎に挑む。


◎感想、、、

まず、夕暮れの海を背景にした、聖者の行進のような表紙が素敵な作品です。

夕暮れなのは、ミス・マープル晩年の出来事だからでしょうか?

何とも物悲しく、影になっている像は、きっと「復讐の女神」であるミス・マープルを表しているのでしょう。


療養のために甥の勧めで滞在しているカリブ海のホテル。

しばらくミス・マープルの少々退屈なリゾートライフが描かれます。

しかし、人を観察することが人生の何よりの楽しみだというミス・マープルのことですから、滞在客たちと会話をすることで、小さな違和感に気付き、事件の真相に徐々に迫っていきます。

今回は安楽椅子探偵ばかりでなく、靴に細工をして草むらを音をたてずに歩き、窓から覗いたり、コソコソ動き回って活動したりもします。

この時ミス・マープルは78歳の設定だそうですよ。

驚きの行動力とバイタリティーです。


いつもならセント・メアリ・ミードのお仲間と推理を楽しむのですが、知らない人だらけのカリブ海で誰が相棒になるのかと思っていたら、まさかまさかあの偏屈な老人と手を組むことになろうとは!

最初は口が悪く無作法で鼻持ちならなかったラフィール翁が、ミス・マープルとの会話を重ねるうちに、とてもチャーミングに見えてくるから不思議でした。

よぼよぼのばあさんと廃人同様のじいさんが探偵になって推理し、でも自分たちが活発に動き回ることは困難なので、脳ミソまで筋肉みたいな若者(ラフィールの使用人)を顎で使って解決する痛快なストーリーです。


今回も「肩越しに見た誰か」、がキーワードになりますが、他の作品とはまた違った視点で面白いです。

クリスティ74歳の時の作品らしい。

改めて天才なんだわと思いますね。


評価はクリスティ晩年の作品であることを考慮して⭐4.5 。

いくつになっても涌き出るアイデアに敬意を表して、、、。

人々の観察力と描きわけの見事さ、そして老人に対する愛着を感じる作品でした。


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《今日未明》辻堂ゆめ著(徳間書店)


◎帯、、、

まだ引き返せる。

あなたがニュースになる前に。

大藪賞作家が描く、慟哭の犯罪ドラマ


◎裏帯、、、

自宅で血を流した男性死亡

別居の息子を逮捕


マンション女児転落死

母親の交際相手を緊急逮捕


乳児遺体を公園の花壇に遺棄

23歳の母親を逮捕


男子中学生がはねられ死亡

運転の75歳女性を逮捕


高齢夫婦が熱中症で死亡か

エアコンつけず


ーー新聞の片隅にしか載らない、小さな事件。

その裏には、報道されない真相があるーー


◎感想、、、

目次が素敵なのですよ。

『夕焼け空と三輪車』

『そびえる塔と街明かり』

『ジャングルジムとチューリップ』

『まだ見ぬ海と青い山』

『四角い窓と室外機』


、、、、帯にあった短い新聞記事の内容と照らし合わせて、どんなお話なのだろうと、興味がわきますよね。


小さな三面記事に隠された真実、、、それはきっと胸が熱くなるお話だろうと思ったのですが、、、

実際は、ほぼ全話、胸が悪くなるお話でした(涙)

最初の短い新聞記事で結末は分かっていて、でも前半はこれでもかと幸せな描写が続くため、そこからどう地獄へと転がっていくのか、ドキドキしながら読み進めました。


しかし、、

一話目で、ぐぇえぇ、感動ものじゃなくイヤミスなのね~!と気付き、二話目からはイヤミス度合いがどんどん増してきて、読むのが辛いったらありゃしない💦

これはいわゆる「ムナクソ小説」じゃん、失敗した~と思っておりました。


そして、四話目の「まだ見ぬ海と青い山」で、おっこれは面白かった!と評価が上向きに。

何度も練習した「ひょい」と、高く掲げ続けている不穏な形の右手という映像がとても効いています。

悪意なのだけど、ちょっと痛快。


最後の「四角い窓と室外機」でイヤミス低評価の私の点数を一気に稼ぎ出しました。

そうそう、こういうのを私は求めていたのよ!となりました。

なので、最後の最後に、もしかしてこれは面白かったかもと思った次第です。


私の評価は、前半が⭐3で後半が⭐5だったので、間をとって⭐4にしておきます。


初読みの作家さんでしたが、『いなくなった私へ』でこのミス大賞、『トリカゴ』で大藪春彦賞を受賞しているみたいなので、それらも読んでみようと思います。


📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


今日は12月26日(金)、、仕事納めの日です。

今夜はお気楽山登りメンバー7名で、待ちに待った一泊忘年会!!

楽し過ぎて今日明日は読書できないと思うので、先に今週読んだ本をまとめました。


直木賞候補作は残り二冊。

『神都の証人』はターボから、『女王様の電話番』はあこちゃんから借りて既に手元にあるので、年末年始のお休み中に読み、私なりの受賞予想したいと思います!


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。