50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬・野反湖】初めての白砂山、大展望の尾根歩き(お気楽チャレンジ第2弾)2023年6月18日(日)


白砂山の稜線から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


秋の妙高山リベンジ登山に向けて、お気楽チャレンジ第2弾は、野反湖畔の白砂山です。


野反湖畔はお気楽のお気に入りエリアで、素晴らしい展望や咲き誇る花が魅力なのに、極端に人が少なく、静かな山歩きや散策を楽しめる場所だと思っています。

その野反湖エリアにある日本二百名山である白砂山は、一度登ってみたいと思いつつ、行程が長くて計画を立てては「やっぱり無理かも~😆」となっていた山。

でもこれを越えなければ、妙高山なんて到底無理!

なので、チャレンジしてみることにしました。

白砂山の有名な稜線は、日本海側と太平洋側へ流れる分水嶺でもあります。

分水嶺に目のないお気楽としては、楽しみてんこ盛りな山というわけ😁

今回はターボはお休みの回。

イツメン・ハガレーナと、花子と私の三人で歩いてきます!!


⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️⛰️


(山と渓谷社「関東百名山」より)


群馬県北西部の、長野県と新潟県との県境が交わる付近の山並みを上信越国境山群という。

登山者でにぎわう東の谷川連峰や、観光地になっている西の志賀高原と繋がっているものの知名度は低く、登る人の少ない静かなエリアだ。


白砂山はその上信越国境山群のほぼ中央に位置し、山頂は3県の県境からわずか200m

ほどしか離れていない。

しばらく前までは寂峰とされていたが、群馬県側山麓にある野反湖の観光地化が進むと同時に、登山道も整備されて登りやすくなった。

非常に展望がよいこともあり、最近は人気が高まっている。


自宅を3時に出発し、野反峠には5時半到着でした。

峠にあるトイレをお借りして、目覚め前の野反湖を眺めます。

ノゾリキスゲで黄色く染まる湖畔は、この時期レンゲツツジが咲くのですね。

キスゲのシーズンに来ることが多かったので、オレンジ色になった湖畔を見るのは初めてでした。

右に目を転じると、八間山。

あの斜面にはコマクサが咲いていることでしょう。

帰りに体力有り余ってたら、見に行こうと話しました。


車で登山口のある野反ダム側へ移動!

途中の道から朝日に照らされた草津白根山を見ることができました。

見た目だけだと、あっちの方が白砂山って感じがします(笑)


《登山難易度 8》


6時出発予定でしたが、わずかに早く5時55分に歩き出すことができました。


はじめは山腹をまくなだらかな道。

途中二ヶ所ほど沢を渡る場面がありました。

沢の水量が若干多い気がします。

不安定な板や、水をかぶった小石の上を渡るので、ハガレーナがストック登場させていました。


二つ目の小さな流れの手前がちょっと怖い((( ;゚Д゚)))

斜面に心細い踏み跡があるのですが、谷川に斜めになっていて、足を滑らせたら沢までずり落ちます💦

慎重に、慎重に。

(左下)6時49分、地蔵峠に到着しました。

登山口から55分かけて、距離1.2km、単純標高差で150Mほど登っただけです。

もちろんまだまだ先は長い!!

この地蔵峠はかつて草津と越後を結ぶ裏街道だったとのこと。

(右下)地蔵峠から30分程で、地蔵山到着です。

展望なしなので、そのままスルー。


シラビソ尾根を歩いています。

山の右を巻いたり、左を巻いたり、、

可愛いお花が咲いていました。

この時は名前がわからなかったのですが、帰宅して図鑑で調べると、、


マイヅルソウでした!

二枚の葉が左右段違いに開き、それを横から見たときに鶴の飛ぶ姿に似ているからだそう。

素敵な名前の由来ですよね。

これはきっと覚えられる!(笑)


ゴゼンタチバナも登山道にずーっとありました。 


そして、今回鮮やかだったのは、こちら!

真っ赤なサラサドウダン。

楽しくて何枚も写真を撮ってしまいました。


別名「フウリンツツジ」。

正に!!

辛い登りで私たちを癒してくれました。


樹林帯の登りが続きます。

足元の小さな花が唯一の慰め(笑)


こちらは花つきが悪いですが、多分「ツバメオモト」。

この後青色の実になるんですって!


三枚の葉っぱの「ミツバオウレン」。

反り返った花びらが、雪解けを待ってようやく花開いた喜びに小躍りしているように見えますね(笑)


これまた貴重そうな花発見!!

「イチヨウラン」ですって。

「イチョウラン」かと思いましたが、葉が根元に一枚だけなので、「イチヨウラン」だそう。

紫色の斑点がなんだか特別感マシマシです。


花に励まされながら、たどり着いた「水場分岐」。

時刻は8時15分、写真を撮りながらでしたが、地蔵山から1時間かかりました。

ここでバナナ休憩です。


広場から見えた野反湖と草津白根山。

左手は浅間山や篭ノ登山、湯ノ丸山などの山並みです。


では先に進みましょう。

(右)この辺りは先日まで雪が残っていた場所。

倒木があったりして、少し荒れ気味の場所もありました。


広葉樹はまだまだ新緑の雰囲気。

そして、8時55分、水場分岐出発から30分ほどで堂岩山(2051M)に到着しました。

登山口から4.3km歩いてきました。

展望はないのでそのまま先に進むと、、

(下)ついにラスボス現る!!

この時下山されてきた若い男性と会い、少し会話しました。

最後の登りがガレ場もありきつかったそう。

身軽で屈強そうな方だったので、そんな人でもきついの~😆と若干心配になりました。

あと、下山時の登り返しにやられます、、とのこと。

だよね、だよね、、なんかアップダウンありそうだも~ん😭

、、、といいつつ、「案外すぐ着くんじゃないかな?あの男性はペースが速かったからきっとバテたんだよ」などとお気楽に考えている自分もいました💦

何しろ山頂の場所を間違えていたのですから💦

下の写真の一番尖っている三角ピークを白砂山だと思っていたお気楽隊。

実は山頂は更にその奥のやつだったのですが、この時は知るよしもなく、、後で地獄を見ることになります(涙)


男性と別れて、すぐに展望が大きく開けました!!

うひょーーっ!

これ、これ、これ、これー⤴️

皆さんのレポで見るやつですよ!

これを見たくて、ここを歩きたくてやってきたのです!


八間山ルートとの分岐までやってきました。

この時はまだ体力的に余裕があり、なんなら下山は八間山周回ルートにする??などと話したりしておりました。

ハガレーナと花子は白砂山は樹林帯の地味~な山なのかと思っていたらしく、こんな展望のよい尾根歩きが待っているとは知らなかったらしいです。

なので、「いい意味で期待を裏切ってくれて、めちゃくちゃ嬉しい🎵😍🎵」と大喜びでした。

私としては、「え?知らんかったん??地味な樹林帯歩きだけだと思って、よくもこの山についてきたね」、、と思いました(笑)

だって、展望がなくちゃつまらないじゃあないですか!

私とターボが選ぶ山はみんな展望ありきの山に決まってるじゃあないのさ。

花を愛でたり、森に癒されたりするのはもちろん楽しいけど、それはあくまで前座、先付けですよ。

メインディッシュはやっぱり大展望!

これが一番大事。

それが楽しめる山なのです、白砂山は。


白砂山までの楽しい楽しい稜線歩き。

さっきの分岐が登山口ならいいのに、、って思います(笑)

標高2000Mにある池。

枯れることはないんですって。


中にはおびただしい数のサンショウウオの卵。

あ、大人(?)のサンショウウオもいましたよ!

手が可愛いですよね♥️


最高の稜線歩きが続きます。

下の写真のハガレーナが指差している場所が八間山分岐です。


風が強い!!

飛ばされそうになりますが、腰高までシャクナゲなどの低木があるので安心して歩けます。


肩身がせま~い道を歩いて、

9時26分、「猟師の頭」に到着しました。

ここで、おはぎ休憩。

埼玉県深谷市からやってきたパパと息子(小学5年)と出会い、おはぎのお裾分けをしました。

八間山方面から来たようだったので、「ここから見ると八間山へはアップダウンは多少あっても基本下りですよね?帰りは八間山コースにしようかと考えているんだけど」と伝えると「いや、結構エグい登り返しがありますよ」と言われ「まじ!?だったらやめておくか、、」となりました(笑)


猟師の頭からの展望。

もちろん360度大パノラマです。


奥には苗場山も見えました!

こんな近くに見えるんだ~⤴️

さすが、上信越国境の山ですね。


シャクナゲ咲く稜線小道を行きます。

この時もまだ正面のピークが白砂山だと信じておりました(笑)


シャクナゲは終わりかけでした。

こちらはアズマシャクナゲらしいです。


ダケカンバがグネグネとねじ曲がり、異様な姿に。

金沢レリーフというのは、この辺りで亡くなった方のレリーフが岩に埋め込まれている場所でした。


白砂山に向け最後の登り!!(と思っている)

ガレ場を行くのは、深谷市の親子です。

男の子が可愛かった🎵

それにしても、風が止むと、暑いです☀️😵💦


なぜか「オオカメノキ」がある場所に来ると、谷から涼しい風が吹き上げて、めっちゃ爽やか~⤴️


こちらは「ハクサンチドリ」。


「オオカメノキ」。

涼しい場所が好みなのでしょうか?

この木の側に来ると風が頬を撫でてくれました。


「コイワカガミ」。



あとちょっと、あとちょっと!と思いながら登っております。

振り返ると歩いてきた稜線が美しい。


ピークを越えると、、あれ?まだ先があるじゃん!となったのは言うまでもなし(涙)

暑い日差しを浴びて干上がりそうでした(涙)


やっとこさ、山頂到着!!

時刻は10時49分。

登山口から実に4時間50分もかかりましたよ💦💦

やはり白砂山は遠い!!


なにわともわれ、白砂山(2139M)登頂成功!!

たどり着けて良かった!

この後ランチにしたのですが、くたびれ過ぎて何度も大きなため息が出ました💦

暑さにやられるのよ~(涙)


山頂からは360度大展望!

(上)中央が砂武流山で2095M峰の奥に苗場山。

(下)ぐんま県境稜線トレイルが続き、その右手には上州武尊山、奥日光の山並み、赤城山。


AR山ナビで確認するとこんな感じで出ました。

何がなんだかですが、、まぁ、とにかくいろんな山が見えるってことです(笑)

ちなみに、、


《ぐんま県境稜線トレイルとは、、》

~山と渓谷社「関東百名山」より


ロングトレイルとは登山道や林道、古道などを結んで設定された長距離の自然歩道をいう。

景色を見たり山頂に立ったりするだけでなく、自然や文化、人々とのふれあいも楽しむスタイルだ。

はじまりは欧米だが、国内各地でもコース設定が進んでいる。

そのなかでも最長の約100kmの長さを持つのが「ぐんま県境稜線トレイル」だ。

これは群馬県と、新潟・長野両県との県境稜線が主要ルートで、スタートはみなかみ町土合、ゴールは嬬恋村の鳥井峠となる。

このうち三坂峠から白砂山までが未開通区間だったが、2018年の山の日に整備が完了した。

本書(関東百名山)に取り上げた山では朝日岳、谷川岳、仙ノ倉山、白砂山、四阿山の5座が含まれている。


山頂でランチしている時に、登って来られた男性が「あ、あの人たちめっちゃ有名な人たちだよ」と言っているのが聞こえ、「え?有名な人がいるの?どれどれ?」と振り返ると「お気楽隊の人たちだよ」と言われました。

え?

私たちのこと??

いやいやいやいや、決してめっちゃ有名ではありませんが、少なくともその男性は私たちをご存知の様子。

「どちら様ですか?」と聞くと、なんと、ターボ(YAMAPではやマダム)の相互フォロワーさんの「papeさん」でした!

おおぉ、そうなのですね、、残念ながら今日はターボは不在なのですよ~(涙)

ターボって、YAMAPの中でもダジャレを飛ばしているので、案外ファンがいるんですよ(笑)

「最近、おきラックポーズ、ババーンやってないですよね?」と言われました。

あれ、心と体に余裕がないとできないんですよ。

今日も手を挙げたりするのが精一杯💦


さてさて、下山開始!

帰りに写真を撮ろうと決めていたシラネアオイを撮っているところです。


斜面に薄紫色の大きな花が沢山咲いていました。


1科1属1種、日本だけの植物ですって!

そう思うと、より可憐に見えてくるから不思議。


この景色を見ながらの下山は最高に気分がいいです。

この後の登り返しを考えると気が重いけど😅


何度か登り返しを繰り返しました。

あのピーク下の分岐まで行けば、後は展望とはお別れ、森歩きとなります。


帰りは極端に写真が少ない!!

まぁピストンだからっていうのもありますが、虫がすごくて、それを払いながら歩くのに忙しく、とても写真を撮る余裕がありませんでした。

私は虫除けネットをしていましたが、その中に一匹虫が閉じ込められていたようで、左耳を刺され、その後一週間ずーっと痒かった(涙)

(上)野反湖を見下ろせる水場分岐まで戻ってきました。

(下)ここで、この日何度か前になり後ろになりした男性が大量の黒い虫を引き連れて下ってきました。

おおぉ、すげぇ、、きっと私たちもああいう状況だったわけね。

山頂付近からずっと付いてきた虫たち、、この水場分岐を過ぎてしばらくするといつの間にかいなくなりました。

「やべっ!えらい遠くまで来ちまった!かあちゃんに叱られる、早く帰らなきゃ!!!」ってなったのかなぁと想像すると笑える。


(左)沢の後の一番怖い細い道。

花子がつかんだロープがゆるゆるでぐわーーんとなり、私の目の前で大きくたわんだので、危うくバランスを崩して谷側に倒れるところでした。

この日ここが一番怖かった💦


この沢を渡る時は花子が小川に足をついて靴がびしょ濡れに。

みんな疲れて足元フラフラだったんですよね。

私も足の裏がいたくて、早く駐車場に着かないかとそればかり考えていました。


最後は階段を下って、野反湖に向け下ります。

お~つかれさま~⤴️

無事下山~🎵

約10時間の長い旅が終わりました~😆


この後、トイレに行く三人の背中に生気のないこととといったら!

足はゆっくりしか運べず、くたびれ果てました。

花子は「日帰り登山としては、私はこの辺りが限界かなぁ」と言っておりました。

白砂山に向けては距離は良いとしても、標高差でプラス300M登れるようにならなければいけません。

また距離も色んな名山に登ろうと思ったらあと3km

はのばしたい!

道のりは長いです💦

、、ということで、疲れはてたので、帰りにコマクサを見ることなど、誰も思い出しもしませんでした(笑)




白砂山、、やはり侮れず!!

行程が長いんだわ(涙)

だが、しかし!

そのご褒美はやっぱりあの稜線歩きです。

最高に気持ち良かった!

今回はターボが参加できなかったので、秋にターボも一緒に再訪しようと思います。

前回の魚沼アルプスといい、秋の予定がてんこ盛りになるな(笑)

秋ならもう少し涼しく歩けるかな?(先週も同じことを言った記憶が💦)

YAMAPフォロワーのいっけんさんに寄ると、八間山コースの方が距離は長いものの歩きやすくていいよとのこと。

次はあっちにチャレンジしてみるかなどと、「喉元過ぎれば」、、で考えております。


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【新潟・小出】魚沼アルプスから越後三山の展望を楽しむ(お気楽チャレンジ第1弾)2023年6月10日(土)


魚沼アルプス「鳴倉山」から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


2年前の春から初夏にかけてチャレンジ登山を続けていたお気楽隊でしたが、妙高山チャレンジで私が左膝を怪我して無念の撤退となり、しばらくリハビリ生活を余儀なくされました。

亀の歩みながら、着実に続けていた体力作りが、あえなくゼロ(むしろマイナス)からのやり直しとなってしまったのです。


あれから2年、、


昨年秋にボルト抜き手術を終え、毎週のリハビリ登山で少しずつ体力・筋力・持久力が回復してきた実感があるため、今再びチャレンジ登山を開始することになりました。

なぜなら今秋に妙高山へのリベンジ登山を予定しているからです。


妙高山の山頂まで距離は10㎞、累積標高差は1400m、、二年前の夏なら、(ケガのハプニングがなければ)きっと登れていたことでしょう。

なぜなら当時、、両神山(距離10.6km、累積上り標高差1464m)、御座山(10.9km、1188m)、中禅寺湖一周(24.7km、1021m)、美ヶ原(12.1km、927m)、巻機山(13.2km、1474m)、白馬乗鞍岳(8.5km、743m)、燧ケ岳(11.3km、767m)、、とお気楽としてはチャレンジとなる登山を毎週のように成功させていたからです。

距離と標高差があったとしても、時間さえかければなんとか歩き通せるんだと自信を深めたシーズンでした。

でも今思えば、あの「連チャンチャレンジ」が良くなかったのだろうと、、、

特に妙高山の一週間前に、バスに間に合わないと思い燧ケ岳から猛スピードで下ったことで、何十年も前に前十字靭帯が切れていてグラグラだった膝に過度な負担がかかったのだろうと思うのです。

それが引き金となり、翌週の妙高山で膝が限界を迎えて、正にぶちギレた訳です。

その反省を踏まえ、毎週ではなく隔週チャレンジくらいのペースで、秋の妙高山への準備にしたいと思っています。


前置きが長くなりました、、💦


秋に向けてのチャレンジ登山第1弾!!

(実はこの前の週の社山~黒檜岳からスタートしていますが、ターボが不在だったし、自分たちのペースで歩けなかったので、今回からということにします)


当初は男体山を予定していましたが、関東地方が雨予報だったので、関東甲信越で晴れマークのあった新潟へ出掛けることになりました。


数年前、角田山にカタクリや雪割草を見に行った帰りに見た越後三山の素晴らしさに魅了されました。

高速道路から次々と現れる雪化粧した越後三山の美しいことといったらもう!!

埼玉にはない巨大な姿に感動し、その迫力に度肝を抜かれました。

越後三山、かっけーーーっ!!となるんですよね(笑)

そんな越後三山は難易度高くて、お気楽が登ることは叶わぬ夢なのですが、それを見る山(魚沼アルプス)なら歩けるんじゃないだろうか??と前々から気になっていました。

ちょっと高低差と距離がありますが、なんとかギリギリお気楽許容範囲だと思われます。

チャレンジ登山第1弾としてはちょうどいいレベルと言えるでしょう。

では、亀の歩みの体力作りをかねて、美しき越後三山に会いに、お気楽イツメンで行ってきま~す!



《登山難易度 8》


自宅を2時半に出発し、小出インターを出てすぐの響きの森公園に到着したのは、4時半頃でした。

公園にもトイレはありますが、朝早すぎて開いているか心配だったので、小出インター側のセブンイレブンでトイレは済ませてきました。


早朝の公園には、先客が一台のみ。

4時59分に歩き出しです。

登山口にはターボの天敵・蛇の注意表示が!😱

ターボほどの拒絶反応はないですが、私もマムシやヤマカガシには会いたくない💦


(左上)小学生が作ってくれた階段だそうです。

(右上)登山道にはブナとそれを守るようにお地蔵さまが並んでいました。

(下)まだ雲の下。


大きなブナの木が沢山!

この辺りで道が左右に分かれていて、左に行ってしまい、道間違いしているかも!?と思い引き返しました💦

お地蔵さまは千手観音だ!


引き返して右に進むと、登山道脇に背の低いツツジが出迎えてくれました。


歩き始めて40分、、5時41分に一本杉に到着です。

距離0.9km、標高差で170mほど登ってきました。


見上げるとなかなかに立派な一本杉。

薄い雲越しに魚沼の町並みが見えました。

ノートがあったので、ターボが寄せ書きしていました。


朝日に向かって登っていきます。

幻想的な雰囲気。

背の低いツツジと、小さなコメツツジもありました。


だんだん霧に包まれるようになります。

標高をあげ、雲の中に入ったもようです。

霧の中に浮かび上がる鉄塔に向かって歩きます。

鉄塔の下を通過するとき、結界パワーをいただきました。

「は~れ~ろ~⤴️」


薄暗い霧の中を進みます。

辺りは明け方まで降っていた雨の雨粒がついたクモの巣だらけです。

先頭を行くターボがクモの巣に引っ掛かり、いちいち「んがっ!」とか「ぬぉーーっ」とか叫んでいたので、クモの巣よけネット(本当の使い方は虫除け)を装着できる私が先頭交代しました。


それにしても、蒸し暑いです。

ターボの温度計を見ると、気温は18度ですか、湿度が95%です。


雲の上に出ました!!

大きく広がる雲海に歓声があがります。

涼しい風が吹き、一気に汗がひきました(笑)

場所は「アリゴ沢」。

右手には越後三山が見えるようになりましたよ!


雲海が目の高さに!

こんなに見事な雲海をすぐ足元に見たのは初めてかもしれません。

気持ちいいーーっ!!


パラグライダー発進基地について、コーフンは最高潮!!

みんなあちこち走り回っていました(笑)


越後三山(通称ハナコさん)と二人。

右から八海山、真ん中奥に中之岳、左手が越後駒ヶ岳です。

実はこの時ひだりの山を巻機山だと勘違いしていて、「マッキーが目の前だ~⤴️」などと騒いでいたのですが、間違いでした。

お恥ずかしい💦

まぁ、誰も他に人がいなかったので、問題ないです(笑)


7時13分、鳴倉山(579M)に着きました。

ここでおはぎ休憩。

止まると「めまとい」がうるさいので、ハガレーナも虫除けネット装着!


(上)雲海への飛び込み台!??

(下)山際は雲海が薄くなり里が美しく見えるようになりました。


鞍部までは激下り💦💦

滑りやすい急坂です。

ロープで安全確保しながら、小股で慎重に下りました。


運動神経抜群のハガレーナですら苦労していました💦

足を滑らせたら、先を行くターボを巻き込んで滑落してしまう💦

慎重に、ゆっくり、ゆっくり🐌


鏡池を通過します。

以前のーいちさん達が歩いていたレポではさみしい感じの鏡池でしたが、この日は湖面が鏡のように周囲の木々を写し、真ん中の浮島は青々として、アヤメ(?菖蒲との見分けできず💦)の黄色が鮮やかでした。


豪雪地帯独特の木々の形。

展望はありませんが森が美しく楽しいです。


8時30分、2つ目のピーク「トヤの頭」に到着しました。

出発から3時間半、距離4.0km、単純標高差で440M登ってきました。


三人で記念撮影。

後ろに見えている山並みの更に奥、、右が浅草岳で左が守門岳です。

登ったことがある山が見えるとテンション上がります🎵


越後三山が近くなってきましたよ!

越後駒ヶ岳の左手に見えるのは「荒沢岳」なのではないかと思います。


またまた激下り。

この魚沼アルプスは小さなアップダウンを繰り返すのです。

小さくもないか、、ひとつひとつの登り下りが標高差で100~150Mなので、意外と足にきます(涙)


(左上)ハガレーナの大好きな爬虫類発見!

(右上)木がよけてる~⤴️的な。

(左下)ターボの足がつった!!

つり止めの漢方薬が必需品です。

(右下)ブナの森が美しい!


9時14分、3つ目の大きなピーク「駒の頭」に到着しました。

ここでは豆大福休憩。

相変わらず、右手にはハナコさん、左手には浅草岳です。

標識を見て、「ゲゲゲ」、、まだ「黒禿の頭」まで1時間10分もかかるのか、、と思いました😅

出発から5時間15分、距離5.0km、単純標高差で550M歩いてきたのですが、、まだまだ先は長い。


駒の頭を後にする前に記念撮影しておきました。

笑顔ですが、少々バテ気味です。

何しろ蒸し暑いので💦💦


次のピークに向かう途中、木立の間から見えた越後駒ヶ岳、、う~ん、カッコいい!


ぎんちゃんも沢山ありましたが、今日は接写はやめておきます。

体力温存。


本日一番の激登り!

ロープを使って滑りやすい急斜面をよじ登ります。

(右)お気楽命名「こぶ太郎」ブナ。


10時43分、小出町最高点の「黒禿の頭(770M)」に到着しました。

出発から実に5時間45分、、距離は6.6kmですが、単純標高差でわずかに640Mほどです。

これでこんなに疲れるとは、、妙高山なんて程遠いな、、と少し落ち込みました(涙)

展望は西側のみで、小出の町を見渡せます

ここで、ランチ休憩しました。

当初予定ではここから更に笠倉山まで足をのばすつもりでしたが、暑さにバテバテだったので、今日はここまでとして、そのまま周回コースのみとすることに(涙)


先日、表参道の病院に通院した際に、みんなにお土産で買ってきた「かまわぬ」の手拭いを広げて記念撮影しました。

ターボは青梅、ハガレーナは鳩、私はポテトチップスの柄です。

1日使ってしわくちゃですが😅


では下山開始!

これから歩くルートが良く見えます。

見えるがゆえに、「まだあんなに歩くのね💦」と思いました😂


角田山の灯台コースみたいな尾根歩きです。

丘の向こうに見えるのは日本海ではなく、米どころ新潟の豊かな田園風景という違い。


こちらにも激下りがありました💦

縦根っこに乗って滑り落ちないように、慎重に、慎重に。

(右)ハガレーナが「かっけーーーっ!!」と言いながら撮ってました。

何かの昆虫。

(下)おっ、早朝通過したパラグライダー発進基地から、おびただしい数のパラグライダーが飛び立ちましたよ!

あんなにいてぶつからないのかな??


なかなかに長かった大力山分岐までの道のり。

ここで早くピークにつきたいターボのペースが乱れ、再び足がつりました💦

疲れているところで無理をすると、途端に体が悲鳴をあげる。

分岐から大力山まではわずか!


13時10分、最後のピーク「大力山(504M)」に到着しました。

低木が生い茂り展望がなかったので、先を急ぎます。


大力山の端っこに東屋があり、説明板もありました。

多くの人に愛されている山なのですね。

南の巻機山と苗場山は雲がかかってわかりませんでした。

秋に再訪して、景色を眺めてみたいですね。


パラグライダーがわらわらのやってきましたよ!

ターボが「私たちも乗せてーーっ!」と叫んでおりました(笑)

気持ち良さそうですよね。

皆さん空から私たちに手を振ってくれました。

乗せてはくれなかったけど(笑)


パラグライダーヒッチハイクに失敗したので、大人しく歩いて下山します。

大力山は上は平らな台形なので、下りはやっぱり急勾配!

階段が整備されていました。


鉄塔の下を通過し、秋葉神社へ。

今日もケガなく無事に下山できそうです。

ありがとうございました。


秋葉神社からも参道とは思えない山道を下って、無事下山完了です。

私は最近購入した靴がちょっと足に合わなくて、足の裏が痛くなり、最後の里道歩きは中敷きを外して歩きました(涙)



結果的には、湿度90%の蒸し暑さにバテ気味となり、予定していた笠倉山は諦めて、時計回りの周回のみとなりました。

笠倉山も絡めて、距離14キロ、累積標高差1200mを試したかったのですが、それは別の機会となります。

これくらいでバテていては、先が思いやられます(涙)

蒸し暑いと、一気に体力奪われるんですよね(涙)


後半は山に雲がかかったものの、朝のうちに登った鳴倉山からは、見事な雲海と朝日に輝く山並みを見渡す事ができました。


アップダウンはあるものの、森や展望が素晴らしく、魚沼アルプスは楽しいルートでした!

紅葉を狙って、秋に再訪したいと思います。

秋なら涼しくてもう少し楽に歩けるかなぁ、、


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

【栃木、奥日光】おちゃあじコンビと行く社山~黒桧岳、夢の稜線ルート。2023年6月4日(日)


社山の尾根から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


以前から気になっていた、社山から先の破線ルート。

アキロック隊のYAMAPレポを見て、やっぱり行ってみたいよね~⤴️となりました。

笹の稜線歩きがとにかく楽しそうなのです!


がしかし、、距離と標高差がまぁまぁあるんですよね、このルート💦

このところ花を見るお気楽ハイクばかりしているので、体力的に少々不安です(涙)

しかも今回はターボがお休みの回で、他のお気楽メンバーの都合もつかず、ハガレーナと二人だけ。

道迷いしやすいと聞きますし、熊の出没頻度も高いので、心配要素満載です💦💦


そこで、お気楽介護レンジャーの誰かにお供してもらおうと思いつきました。

とはいえ、この頃はお気楽介護レンジャーは当初の計画からは大きくはずれ、全く機能していないし、もはや風前の灯状態。

最初に頼りにしたまきじーのさんは、今や変態山行好きの女性たちの専属ガイドとなり、イダブルーはもっぱら人間業とは思えない長距離トレランチャレンジまっしぐら。

アキロック隊はメンバーも大幅に増え、自分たちの活動で大忙しです(前の週に同じルートを歩いているのですから、そもそも🆖だし)

亀しろコンビに声をかけると、やはり当日は予定ありでした(涙)

彼らは人気者なのですよ、、いろんなグループからひっぱりだこで、お気楽のお相手は月イチ限定なんです😅

そこで、釣りシーズンが始まった今頃は釣り三昧できっと断られるだろうと思いながらも、ダメ元でおちゃださんにお願いしてみると、「実はひまですねん」と返事が!!

このルートは歩いたことはないようですが、一緒に行ってくれることになりました。

おちゃださんの山友あじさんも同行してくれることになり、男性二人に前と後ろを守ってもらって、道迷い予防と熊よけの心強い味方を得ました!


そして、なんとなんと、蓋を開けてみれば、亀しろコンビも同じ日に同じルートを歩くことがわかったのです!

「明日はおちゃださんにガイドしてもらって、社山~黒檜岳ルートを歩いてきますね~⤴️」とウサ亀さんに報告すると、「え?俺らも同じとこ行くんですけど(笑)」と返事がきてびっくり👀

じゃあ現地で会えるかもじゃん???

これは楽しみが増えましたよ🎵

歩みが遅いお気楽は、誰よりも早く出発して、どこで追い抜かれるか(追い抜かれるのは確定事項)、、鬼ごっこ感覚のドキドキ山行の始まりです!


《登山難易度 10》


自宅を2時に出発し、中禅寺湖の歌ケ浜に着いたのは4時半。

朝焼けに染まる男体山(上)、社山(左下)、日光白根山(右下)を見ることができました。

最高のお天気ですよ!

おちゃださんとあじさんと合流し、トイレや支度を整えて、予定通り5時ちょうどに歩き出すことができました!

駐車場には釣り客の車が沢山ありましたが、登山者はまばら。

もちろんウサ亀さんたちにも会いませんでした。

よしよし、彼らよりは早く歩き出せます。

何しろ先に行かれては、絶対会うことは叶いませんからね(笑)


元フランス大使館やイタリア大使館の前を通って登山口を目指します。

風もなく美しい湖面。

(上)三角に尖った美しい山が社山です。

あの奥の稜線を今日は歩くことになります。

(左下)今年もまた訪れたい日光白根山とその外輪山。

日光白根山にはわずかに雪が残っていました。

(右下)今日お供してくれることになったおちゃださんとあじさん。

急な誘いを快諾してくれて、ありがとうございます。


ウサ亀さんご一行が何時に出発する予定なのかは聞いてないので、いつ追い付かれ追い抜かれるのかわかりません。

まさか阿世潟で抜かされて、稜線歩きで全く絡めないのは情けなさすぎると思っていたので、お気楽としてはモーレツスピードで歩いています(笑)

平らな道なら速めに歩けますが、いざ登りになると牛歩になるのは目に見えているので、平らな湖畔歩きで少しでも先に行っておく作戦実行中。

この南岸は熊の目撃情報が多いのですよ。

標識はことごとく熊のえじきになって、ボロボロになってます💦

でも男性二人が同行してくれているので、心強い!


阿世潟までやってきました。

男体山がカッコいい~⤴️

今日はあちらに登っても大展望でしょうね。

そして、釣り人が絵になります。

おちゃださんは釣り人が気になるようで、「あの人は上手い!達人だよ」とか「ここの浜は人気ないんだよね」とか、釣りの話ばかりしていました。


阿世潟からは登りの始まりです。

ウィダーインゼリーでエネルギー注入し、靴ヒモを締め直して、いざ!!

、、、といいつつ、途端にペースが落ちるお気楽(笑)

速く歩けないのは勿論ですが、今日は行程が長いので、余計にゆっくり、初めは特にゆっくりペースが大事です。

おちゃださんに「お気楽、遅いなぁ」と呆れられました(涙)


わずかで阿世潟峠に到着です。

真っ赤なツツジがお出迎え♥️

先を急ぐ面々、、ほぼ写真を撮らないで、ひたすら歩を進めます。


尾根の岩場までやってきました。

(上)社山山頂!?と思いがちですが、これはニセピーク。

こんなニセピークを2~3回越えると山頂が見えてきます。

(下)男体山ファミリーがズラリ。


岩場に乗って、それぞれ写真を撮りました。


尾根歩きになると、途端に写真の枚数が増えていきました。

(上)ダケカンバの林を登るおちゃださん。

は、速くね!??

そう、彼はウサ亀さんたちに追い付かれたくなくてめっちゃ先を急いでいるのです。

彼一人なら、追い付かれることなくどこまでも行けちゃいますが、何しろ亀足のお気楽が足手まといになりますので、先に行っては写真を撮って、景色を眺めて、私たちの到着を待つ感じで歩いていました。

(下)振り返ると、中禅寺湖に突き出た八丁出島が見えました。

秋にはあそこは見事に紅葉するんですよね。


中禅寺湖やその奥の戦場ケ原がずっと見えています。


次に見えてきたのもニセピーク。

シロヤシオが満開でした!!


(上)南には足尾の山並みと、その奥に富士山も見えました。


そして、7時52分、社山到着です!

過去に登った時は3時間半かかったのですが、今回はおいかけっこ効果で3時間を切ることができました!

社山には過去三回登っていますが、勿論最高記録です。

お気楽の当初予想では、社山までのどこかで追い着かれるだろうと思っていたので、追い付かれることなく山頂を踏めたのは、なかなかに頑張ったということになりそう。

まぁ、ウサ亀さん達が何時に出発するのかわからないのですから、そもそもなんもわからんのですが(笑)

社山の山頂標識の後ろ側の木が切られ、男体山を見通せるようになっていました!


社山の先の展望ポイントまでやってきました。

(上)以前子供たちと訪れた時にここから先の稜線を見て「いつか歩いてみたい!」と思った記憶が甦ります。

今日はあそこを歩くよ~⤴️

(下)こんな眺めを楽しみながら、おやつ休憩しました。


(左上)社山から先はコメツガの薄暗い森を下り、

(右上)明るく広い場所に出ました。

(下)シロヤシオがあちこちに。

これは楽しい🎵


(上)これから歩く稜線がS字に続いています。

最終目的地は写真中央の緑が濃い山(黒檜岳)です。

(下)シロヤシオのトンネルがありました!

満開だし青空だし、楽しくて仕方ありません。


(上)所々崩落箇所も。

木がなかなか育たない薄い土壌なんでしょうか??

(下)角度をどんどん変える男体山と中禅寺湖。

まぁ、美しいです、ため息しか出ない。


S時の右下カーブに立ちました。


(上)近くなってきた日光白根山。

(下)男体山ファミリーと戦場ケ原。

そして、真っ青な中禅寺湖。


時々ダケカンバの林が現れます。

天国のような景色。


謎のプライド発動で先を急ぐおちゃださんと、のんびり写真を撮る後続の二人。

上の写真の左手が多分黒檜岳で、下の写真の奥に見えるのがさっきまでいた社山です。


(上)日光白根山と外輪山。

(下)黒檜岳。

これ以上ないほどの登山日和です。


S字の真ん中辺りを歩いています。

気持ちがいい!!

この頃にはウサ亀さんたちに追い付かれるのはいつかいつか?と心待ちにする状態に。

少なくともハガレーナと私はそうでした。

内心早く追い付かれないかなぁ、、ウサ亀さんやとうしろさんは勿論、その山友にも会ってみたいじゃないですか😁

でもそんなお気楽の気持ちとは異なる男が一人、、


こいつだ!!

おちゃださんはどうやら黒檜岳までは追い付かれたくない!!と思っていたようで、とにかく先を急ぐのですよ。

そのお陰で道間違いすること三回!

その一回目がこの場面でした。

稜線をまく形の踏み跡をたどるおちゃださんに最後尾のあじさんが「尾根にも道があるよ。あっちがルートなんじゃないかな?」と提案したにも関わらず、「いや、アキロックさんたちはこっち行ってるから」という確信でどんどん歩いて行き、最後は道がなくなる始末。

だから、アキロックさんたちも道迷いしてるんだってばさぁ!

そうYAMAPに書いてあったじゃん!!😅

結局最後は急斜面の獣道を無理やり登り、お気楽の足にダメージを与えまくり、その後ハガレーナの足がつることになるのでございます💦

獣道ルートは足が踏ん張れないので、一気に体力奪われるんですよね(涙)


今回何度か先になり後になりした「877」Tシャツを着た女性たちは稜線で休憩中。

おちゃださんはお友達になりたいらしく、色々話しかけておりました。

なんなら、その方達と先に行ってもらって構わないんだけど、、そんなに先を急ぐなら😅


それにしても、この稜線歩きは気持ちがいい!

想像していたのの何倍も素晴らしかったです。


時々振り返って、ウサ亀さんご一行の姿を探しますが、ちっとも姿は見えず。

時々現れるダケカンバの林が本当に素敵でした。


うわ!

めちゃくちゃ広い場所に出た!!

アキロックさんたちはここでランチにしたのかも!?

でもこの時時刻は10時5分、、ランチには若干早いので、なるべく黒檜岳近くになってからにするかということに、、。

黒檜岳手前に眺めのいい場所があるといいな。


そして、広い笹原から次のピークまでで、おちゃださん二回目の道間違いをしでかす。

わざわざ遠回りして登りました(笑)

ここでハガレーナの足がつった!!!

そもそも、いつもよりペースが速い上に、獣道歩きをすると、筋肉が悲鳴をあげるのですよ。

おちゃださんと私が持っていた漢方薬で難を逃れましたが、この後も何度かハガレーナの足がつる場面(多分5回位)があり、「だからロングはゆっくり歩かなくちゃダメなんだってば!!」という確信を得ました。

まぁ、お気楽の体力ではという意味です。

この時会話した「877」Tシャツの女性から「後ろから団体さんが歩いて来てますよ」との情報がもたらされます。

おっ、ウサ亀さん達がついにやってきたか!?と喜ぶお気楽に対して「ヤバい!!」となっているおちゃださん。

その後、益々歩みが速くなっていったのでした。

どんだけ追い付かれたくないん??

(おちゃださん曰く「鬼ごっこ感覚の遊び心」だったらしいです)


山頂が少しずつ近くなってきました。

う~ん、どこかに展望スポットありそう???(疑問)


相変わらず先を急ぐおちゃださん。

そして、道は針葉樹の森へと入っていきました。

おや、やはり黒檜岳の周りは背の高い針葉樹の森オンリー??

だって濃い緑色だったもんね、、そりゃそうだ。

そして、11時13分、黒檜岳山頂到着です!

おおぉ、おちゃださんの目標(黒檜岳まで追い付かれたくない!)達成ですよ。

いや、それにしてもウサ亀さんたち遅くない?

きっと今日はお天気いいから男体山に山替えしたんだよ、、ということになりました。

だよね、、つまんないの、、結局稜線で会えなかった(涙)


展望のない黒檜岳山頂で記念撮影。

腹ペコの私たちはここでおにぎりなど食べました。

展望なし、ベンチなしなので、立ったまま(笑)


では下山開始です。

ここから千手堂までの下りは道が荒れていて、道迷いしやすいルート。

展望もほぼなく、寂しい道です。

でも今の時期は花が沢山咲いて私たちを癒してくれました。

シャクナゲはほとんど終わっていましたが、数がすごかった!

これはもう二週間早く来ていれば素晴らしかったんじゃないかな?

そして、シロヤシオがいーーーっぱい!

巨木もありました。


シロヤシオの写真を撮りながら、急斜面を慎重に下ります。


(上)中禅寺湖がわずかに見えました。

(左下)この辺りから、多分道を間違えていた!!!

踏み跡はしっかりあって、めちゃくちゃルートっぽいんですよ。

なので快調に下っていて、ふと、おちゃださんが「あれ?ルートをはずれているかも??」と気づきます。

え?まじ??

デバイスを確認しながら先頭をおちゃださんが歩いてくれていたので油断してました。

道が悪い場所だとデバイスを頻繁に確認していましたが、むしろ道がしっかりしていたのでルートだと信じて進んでいたら、それを下っていくと違う谷に下るようになっていたのです💦

怖っ!!!

正解は尾根をそのまままっすぐ下るルートでした。

どこで間違えたのだろう??

仕方ないので、シャクナゲが斜めに生えた急斜面を横移動(涙)

シャクナゲの枝に引っ掛かりながら、足元はズブズブと崩れ、油断すると左側にずり落ちて行きそうな悪路(道ではない)を必死にたどって、なんとかルート復帰しました。

おちゃださん、三回目にして最大の道間違いでした。

まぁ、おちゃださんに任せてルートを確認しない自分が悪いのですが、、😆

ルート復帰して「やれやれ」となっていると、尾根を下ってくる団体さんが!!

そう!

ウサ亀さんたちご一行がついに、ついに、追い付いたのでした!!


ウサ亀さんたちはなんと7名の団体さんでした。

ウサ亀さんととうしろさんの山友の「みほさん」とそのお友達4名。

写真は、左からみほさん、あじさん、おちゃださん、ウサ亀さん、私、ハガレーナ、とうしろさんです。

やっと会えたね~⤴️

ウサ亀さんに「お気楽に追い付けなくて、『お気楽、速くね!?』ってなってたよ」と言うので、「この男(おちゃださん)の謎のプライドで、絶対追い付かれたくなくて、めちゃくちゃ煽られたんだよ💢そのお陰で、道間違いはするわ、ハガレーナの足はつるわ、大変だったんだから!!」と言いつけておきました(笑)

この時、ウサ亀さんから「今日、ゆずさんもここに来てるんだよ!」と聞き、びっくり!!

今日はこのルート、ヤマッパー大集合だったんだね!

熊の心配無用でしたわ(笑)


ウサ亀さんご一行は先に下ります。

速い、速い、、こんなに速いのに、何で追い付けなかったの??と疑問に思うほど、お気楽は置き去りにされました(笑)

後から聞くと、ウサ亀さんたちは5時20分に出発したそうです。

わずか20分の差??

きっと歩くのは速くても、いっぱい立ち止まって休憩していたんでしょうね。

素晴らしい稜線でしたから、楽しまないと損です🎵


シャクナゲの道を下り、谷に下るザレザレを下り、、


なんとかかんとか、湖畔まで降りてきました!

やった!

歩き通せた!


中禅寺湖畔ではウサ亀さんご一行がお昼休憩していました。

おちゃださんはそこに合流したかったみたいでしたが、私たちがトイレを我慢していたので、そのままスルーして千手ケ浜へ。

バス停のトイレをお借りした後、千手ケ浜のベンチで、ようやくちゃんとしたランチにありつけました。




YAMAPは千手ケ浜で終了しました。

この後低公害バスで赤沼まで行き、そこから路線バスで歌ケ浜に戻る予定にしていましたが、予定変更で遊覧船に乗ることに。

トイレ利用の時に見たバスが満員だったのと、千手ケ浜に停泊していた船を見て料金を確認するとそんなに高くなかったからです。


ウサ亀さんご一行と一緒に船に乗りました。

出港直前に下ってきたゆずさんたちを見つけみんなで手を振りました。

約束してないのに、こんなに知り合いに会える山ってなかなかないよね。

奥日光は本当に素晴らしい。

(左上)千手ケ浜と黒檜岳。

(右上)冠岩。

(下)熊窪。


(左上)赤岩??

(右上)菖蒲ケ浜。

(下)男体山!


ウサ亀さんたちは菖蒲ケ浜で下船して、デポしてあった車で駐車場に戻ったみたいです。

私たちは菖蒲ケ浜で乗り換えて、歌ケ浜まで船で戻りました。

駐車場に着くと、おちゃださんがフルーツ紅茶を用意してくれました!

美味しかったし、オシャレだわ、、ありがとう~⤴️


お気楽としては、折角同じルートを歩くウサ亀さんご一行にもっと手前で追い付いてもらって、いくらか一緒に歩けたら良いいなぁなどと思っていたのですが、(おちゃださんのあおりに負けた)お気楽が休憩なしで、若干はやめのペースで歩いたことにより、最後の最後頃に追い付かれるというビミョーな結末になりました。

まぁ、会えたので良かったです。

最後は一緒に船にも乗れましたしね。


初めての笹の破線ルートは、想像していたのの何倍も何十倍も素晴らしくて、本当に気持ち良かったです。

是非また歩いてみたい!

今回はターボが参加できなかったので、次回はゆっくり、お気楽メンバー大勢で歩きたいです。

黒檜岳は展望がなく、しかも最後の下りが気鬱だったので、次回はあの広い広い笹原までのピストンにしようかな。

ゆずさんがあの稜線だけを何往復もしたい!と言うのがよくわかりました(笑)


おちゃださん、あじさん、突然の緊急要請に、快くお応えいただき、ありがとうございました!

おちゃださんの「遊び心」のお陰で、足をつりながらも、結果チャレンジ成功で良かったです。

でも次に行くことがあったら、あじさんの提案を受け入れたいと思います(笑)


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