50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬・赤城】地蔵岳雪道歩きの後、《山歩きJP》を出待ちする。2025年2月15日(土)


地蔵岳・北山から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今週末は久しぶりにイツメン3人+ウォーリーという賑やかメンバーで出かけることができました。

火曜日しかお休みがなかったウォーリーが月に一度週末にお休みを取ることとなり、1月はハガレーナと3人で長瀞アルプスを歩き、2月は雪道歩きをするため赤城の地蔵岳に登ることにしました。

実は用事があったり、体調不良だったり、天候不順だったりで、何回か山をリスケしているので、私とハガレーナも1月の長瀞アルプス以来となります。

ハガレーナと私は病み上がりだし、ターボはめちゃくちゃ久しぶりだし、ウォーリーはまだまだ山初心者なので、ちょー楽勝コースを歩いて来ます!


この日は《山歩きJP》の2人も漫画家の友人《ありをちゃん》と一緒に赤城の黒檜山を登っているはずなので、どこかで会えたら嬉しいなと思いつつ、赤城を目指しました。


《コース定数 5》



今回は諸事情によりゆっくり出発で、現地に到着した時は既に10時を過ぎておりました。

来る途中見えた黒檜山は白く霧氷が輝いていましたが、この時間になると小沼や地蔵岳に霧氷はありませんでした。

霧氷を見れそうもないのは残念ですが、到着がいつもより遅かったことでラッキーだったことも。

除雪してなくて、いつも以上に狭くなっている満車の小沼駐車場でしたが、早朝ハイクを終えて出ていく車があり、なんとか駐車することができました。


ウォーリーは、3年ぶりの雪道歩きです。

実は3年前、ウォーリー人生初の雪道歩き(八ヶ岳・八子ケ峰)で骨折してしまった経緯があり、それからしばらく山登りはおろか趣味だったジョギングも出来ない時期が続き、すっかり体力ダウンしてしまったウォーリーです。


↑↑↑

その時の記事はこちら。

ウォーリーも軽アイゼンを装着して出発です!

この前の長瀞アルプスでの服装がモコモコ過ぎたので、今回は薄目のフリースなどを重ね着してきたそうです。


八丁峠まで来ると、もう汗ばんで来ました。

今日は無風で暖かいです。

ここからしばらく雪に埋もれた階段になるので、みんな一枚脱皮!


踏み抜かないように注意しながら、雪の階段をゆっくり登りました。

霧氷はありませんが赤城ブルーは健在!

素晴らしいお天気だね。


ウォーリー、頑張ってます!!

あんまり端に寄らないで、真ん中に足を置いてね~と言った直後に踏み抜いてました(笑)


小沼、長七郞山が見晴らせるポイントまで登って来ました。

私はお腹が空いたので大判焼きをパクつきました。

いつもなら車の中で朝ごはんにし、駐車場に着く直前位に食べ終わるのですが、今日はゆっくり出発だったので、6時頃自宅で済ませて来ましたから、朝食から既に5時間が経過しています💦


富士山が見えました!!

関東地方に雲がひとつもない!


山頂手前で右手に登りました。

今まで一度も足を踏み入れたことがなかった「北山」です。

広い山頂(といってもどちらかと言うと地蔵岳の肩って感じ)からは、目の高さにこの後行く地蔵岳の電波塔群、眼下には小沼や鳥居峠、覚満淵、振り返れば駒ヶ岳、黒檜山など、270度の大展望でした。


北山を後にし、地蔵岳山頂到着です。

目の前に迫る黒檜山や、(写真には写ってないけど)その奥にある尾瀬の燧ケ岳や至仏山、上州武尊などを眺めていると、長女ナツ(《山歩きJP》のユウ)から電話がかかってきました。

「今どの辺りですか~?」

「今地蔵岳山頂だよ!」

「え?まじ?うちは地蔵岳山頂が見える場所にいるんだけど」

「え?どこどこ?」

、、、となりました。


《山歩きJP》のジュンとユウ、そして漫画家《ありをちゃん》は、この写真の中央辺り、山頂から左手にのびる尾根の黒く岩っぽくなっている所(猫岩)より少し上で、霧氷よりは下にいるらしいのですが、どんなに目をこらしても見つけられません。

私が「おおーーーーーーーーい!!」と叫んでみましたが、聞こえないそうで。

ありをちゃんも「ヤッホー-!」と叫んでくれたらしいです。

動画に残っていました。

ジュンのスマホカメラは25倍できるらしく、山頂に立つ私たちがしっかりとらえられたみたいです。

下山したら一緒にご飯を食べようかという話になりましたが、彼女たちの方が下山が遅くなりそうなので、ランチは無理でもどこかで会えるといいなぁと話しました。


おっと、《山歩きJP》を探すことに夢中になって、山頂標識で記念撮影するのを忘れるところでした🤣


そして、初めて電波塔の裏側を歩いてみることにしました。

北山で会った男性に「鉄塔の向こうからアルプスや浅間山が良く見えたよ」と教えてもらったからです。


おおぉ、真っ白な浅間山。

写真にはありませんが、北アルプスもくっきり見えていました。


鉄塔裏の広場で、雪庇チャレンジするハガレーナ(笑)

落ちてもわずか1mほどに見えますが、どれだけ埋もれるか不明なので、結局怖くて雪庇に立つのはやめておきました。


さて、下山します!!

ターボは前爪ありの10本歯アイゼンを装着しているので、快調に飛ばしていますが、軽アイゼン組は急な下りはズズズとなるので、転びそうで少し怖いです。

足を横向きにしたりして、慎重に下りました。


そして、全面凍結の小沼到着~!

広くて平らな雪原を見るとやりたくなる乙女ポーズ(笑)

お腹が冷える🥶早く撮って~!!


一部氷が割られた箇所があり、覗いてみるとアイスバブルの層が幾重にもなっていました!

ウォーリーが「アイスバブル見てみたい!」と言っていたので、こんなんでも見せることができて良かったです。



下山後、大沼に移動し、湖畔のお店で天ぷらそばをいただきました。

《山歩きJP》からはその後何の連絡もありません。

まだ下山してないのかな?

いや、そろそろ下ってくる頃のはず。

そうだ、ピストンだと言っていたので、黒檜山登山口方面へ車を走らせたら、途中で彼女たちに会えるんじゃあなかろうか??

ハガレーナにお願いして、黒檜山登山口へ車を走らせました。

そして、黒檜山登山口駐車場に車を停めると、お、あれは見慣れた人達が歩いてくるぞ!!

私が最初にわかったのは、さすがに娘のナツ(ユウ)でした。

そして、真ん中がジュンで、左がありをちゃんで、、。

彼女たちは何も気づかず車の前をおしゃべりしながは通り過ぎて行きます。

車の中から手を振ったり、咳払いしたりしましたが、全く気づいてくれません。

最後は仕方なく車の窓を開けて「あ!山歩きJPだ!!」と叫んでみました🤣


山歩きJPとありをちゃんに会えたよ~!!!

有名な漫画家のありを先生にお会いできて、感無量でございます。

ブログと動画にのせても良いと許可をいただきましたよ!

ありをちゃんは《山歩きJP》の動画で見ていた通りの可愛らしい女性でした。

若い人達がいると、途端に場が華やかになって、嬉しいです。

またどこかのお山、一緒に行こうね!



地蔵岳・雪道歩き~山歩きJPとありをちゃん出待ちするの巻#お気楽山登り #お気楽隊 #大人女子登山部 #雪山ハイク #登山女子 #赤城山 #山歩きJP#ありをちゃん#地蔵岳 #小沼

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動画をまとめています。

良かったら覗いてみてください。

(動画の字幕が「ありおちゃん」となっていますが、「ありをちゃん」が正しいです)


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べらぼう大河ドラマ館に行ってきました。2025年2月11日(祝)


べらぼう大河ドラマ館から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今日は「建国記念日」であり、火曜日であります!!

めったに訪れない、祝日と火曜日が重なった貴重な一日!!

ウォーリーと一緒に出掛けられる日ですよ(*^^*)


ホントはウォーリーと雪道歩きがしたいと思い、赤城山に出かける予定にしておりました。

赤城と行っても、ウォーリーがまだ山慣れしていないし、私は病み上がりだし、黒檜山・駒ヶ岳は厳しいと思ったので、サクサクッと登れる地蔵岳に小沼から登って、その後全面凍結の小沼で少し遊んで、大沼湖畔のお店でヌクヌクランチをして、とっとと帰宅するつもりでした。

出発予定は7時半。

5時半に目覚まし時計をセットして、10時には布団に入ったのですが、、

夜明け前にひまの吠える声が枕元でワンワンうるさいったらありゃしない💦

しばらく無視していましたが、その声があまりに必死そうだったので、もしかしてトイレに行きたいのか?と思って起きると、ひまは我意を得たりと玄関にスタスタ、、あ、、やっぱり、散歩行きたいわけね、、💦

起きたのは3時半でした(涙)

眠気眼で散歩をしながら、ところで、天気予報見てなかったけど、赤城山の天気は大丈夫だろうね?と思って登山天気をチェックしてみることにしました。

すると、、、


な、な、なんと、、赤城山はテンクラE ~💦💦💦

なんてこったい!

爆風予報じゃあないですか!

しかもお天気には🌞に⛄マークがついていて、降水確率は40%、、もしかして小雪?

いやいや、風が強ければ、小雪ではなく風雪ってやつになるじゃあないの。

最悪ホワイトアウトもあり得るよ。

雪雲の下なら、お日様もなくて、極寒🥶だろうし。

無理だ、無理だ、無理だ~!!


夜中の3時半に、誰もいない自宅近くの道路で、「まじか、、」と呟き一人青くなる私(ひまはひたすら呑気にクンクンクンクン)。

これは、赤城は無理だ!

他はどうだ?!と探しましたが、とこもかしこも、テンクラE or D!

唯一見つけたテンクラBは山梨県の竜ヶ岳でしたが、7時半出発で行くには遠すぎます。

あちゃあ、こりゃ山は諦めるしかなさそうね(涙)


家に4時に戻ってきて、まだ爆睡中であろうターボとウォーリーにその事実をラインで伝えました。

もちろん既読などつくはずもなく。

私は眠気も吹っ飛んで、一人、どこに行こうかと思案開始です。


映画?

美術館?

城址めぐり?

お買い物?

美味しいものを食べに行く?

、、、、

どこか山以外で行きたい所はなかったっけ???

、、、、

そうだ!!

台東区で開催中の「べらぼう大河ドラマ館」を見に行くってのはどうよ!?

今回のメンバー(ウォーリーとターボ)は、大河ドラマ好きで、今年も「べらぼう」を毎週観ている人達なのだから、「行きた~い!」ってなるんじゃなかろうか。

そして、その後は浅草とかスカイツリーとか観光するのもいいじゃない??(ちょっとお金はかかりそうだけど💦)と思いつきました。

これは出発3時間前に追い詰められて考えた割には、我ながらいいアイデアだと思う。

相変わらず二人は全く既読にならないけど、きっと「賛成~」となるはず、なるに決まってるわ。

よし!二度寝しよう!

そう決まると、目覚ましもかけずに再びこたつに横になったのでした。


そして、次に気がついたのは、6時45分でございました🤣

もしもどうしても7時半出発で山に行くってなってたとしたら、絶対間に合わなかったわ💦


、、、ということで、二人の了解をもらって、ウォーリーがラインを見るのが遅れてバッチリ雪山スタイルに着替えていたので、街歩きのスタイルにチェンジするための時間&やまみほがイチから準備する時間🤣が必要だったので、出発を7時45分に変更して、電車で浅草を目指すことと相成りました。


毎度前置きが長くてスミマセン😢⤵⤵

どうしてそうなったのか、ちゃんと記録に残しておきたい性分で(すぐ忘れちゃうんだもの💦)


銀座線浅草駅7番出口から地上に出て、台東区民会館に向かうウォーリーとターボ。

空は晴れ渡っていますが、日陰は寒い⛄

街にも冷たい風が吹いています。

赤城は今頃どんなことになっているんだろう??

帰りにYAMAPをチェックするのが楽しみだ(笑)


台東区民会館への道沿いにあったお稲荷さん。

お、これはもしやべらぼうで綾瀬はるかが演じている「九郎助稲荷」では!?と思い立ち寄りましたが、全くの別物でした。

こういうお稲荷さんがあちこちにありましたよ。

下町ってお稲荷さんが多いんですね。


現地に到着!!

入場券を購入して、いざドラマ館へ!!


入り口にいらっしゃった横浜流星さんと記念撮影。

館内はほとんどの場所がカメラ撮影OKでした。

フラッシュ撮影と動画はNG。

あと、撮っちゃダメなところはそのように表示があります。


「蔦重は、何がすごかったのか?」

それは広告戦略。

当時としては非常に珍しい発想だったんですね。


蔦重と花の井の衣装です。

蔦重の緑は様々な色を組み合わせないと作れない色らしく、「人々を繋いで新たな流れを生み出していく」蔦重の生き方を表しているのだそうです。

花の井の衣装は実際小芝風花さんが撮影で着たものでした。


これは!

花魁たちを花に例えた「一目千本」の絵ではないですか!

ドラマに出てきた小道具を見れて、ターボとウォーリーも「おおぉ!」となっていました。


本を作る道具と赤本、青本など。


猫が花瓶を倒して濡らした美人画。

筆の細い線が繊細で、色付けされた完成品はとても美しかったです。

これは欲しくなる!

眺めているだけで楽しいですもの。


これは江戸城パートで使われた小道具ですね。

田沼意次が平賀源内に作らせた吉宗公の文書。


私たちがどこに座っているかというと、、、


つたやの店先でした~(*^^*)

吉原細見も置いてあったし、唐丸が盗んだ引き出しもありましたよ。


吉原のセットが壁一面の写真になっていて、通りに立っているような気分になりました。

これは夜明けの景色かな??


「江戸時代」を、造る。

長さ250mもある仲ノ町通りを再現して、吉原の大きさを表現することにこだわってるのですね。


こちらは外のホールに展示してあっただまし絵。

影絵にフラッシュをたくと、動物を真似た人間が現れる仕組みです。

フラッシュをパシャとした瞬間だけ浮きあがるのが面白くて歓声をあげてしまいました(笑)


お土産物やの中を30分位ウロウロ。

それぞれ手拭いを買ったり、ハガレーナへのお土産のお菓子を選んだりしました。


その後お昼ご飯を食べようと外に出て、浅草寺方面へ行ってみようかと、方向が分からずにビルをぐるっと一周すると、この会館内にある食堂の看板が目に入り、ヤダー、同じビル内に食堂があったんじゃ~ん、だったら、わざわざ混んでる浅草寺に行かなくてもここでいいやと再びビルの中に入りました。

外に出て一周回って再びの館内。

ホールでついさっき「ありがとうございました~」と見送られたのに、またまた「いらっしゃいませ~」と声を掛けてくれるバイトのお姉さんに「あれ?」という顔をされて、ちょっと恥ずかしかったです🤣


再び外に出ると、ビルの一階に赤い巡回バスがとまっていて、係に聞くところによると、ドラマ館入場券を見せると、蔦重ゆかりの地をまわるバスに無料で乗れるとのこと。

吉原の方を歩いてみようかと思っていたので、渡りに船で乗らせてもらいました。

予約不要・乗り降り自由・来観者専用無料の巡回バスは10時から17時の間で00分・20分・40分に出発します。

あと5分ほどで出発の時間帯だったので、バス待ちの列に並びました。

9人乗りのバス乗り場には、9枠の線がひいてあり、それに収まるように並んで待ちました。

最後に並んだターボが9人目。

おぉ、ギリギリセーフ!

バスに乗る際に「お一人は助手席でお願いします」と言われ、ウォーリーが「じゃあ私が!」と助手席に座りました。

バスの運行中、助手席に座ったウォーリーは、外の景色を見ながらあれこれ運転手さんに話しかけていて、行列のできた寿司屋を見て「すごい行列ですね~、あそこ美味しいんですか!?」とか聞いて、運転手に「いや、私はこの辺詳しくないんで知らないです」と言われておりました。

ターボと私が「なんでもかんでも思い付いたことを声を出すんじゃないよ!」と突っ込んでました(笑)

大河ドラマ館のスタッフなんて、みんなバイトなんだからさあ。

ドラマ館の法被を着たホール案内係の女性に「浅草寺は出てどちらに行くんですか?」と聞いたら、「ちょっと待ってください、スマホで調べます」と言われ、「あ、あ、スマホで調べるんなら大丈夫!自分で調べるよ、ありがとね」となったのですから(笑)

浅草寺は会館の目と鼻の先だったのですよww。


バスはS字にカーブした五十間道を通って、見返り柳、耕書堂跡、吉原大門跡を通過し、、


江戸新吉原耕書堂に到着しました。

というか、その前で私たちはバスを降りました。

ここは元々耕書堂があった場所ではないようです。

吉原の新名所として、耕書堂という名の土産物やができていました。

中には興味深いものが沢山!

私は葛飾北斎のメモ帳を購入しました。


そして、九郎助稲荷が合祀されている吉原神社まで徒歩で移動しました。

綾瀬はるかさん演じるキツネさまには結局会えませんでしたが。


祝日ということもあって、大変な賑わいでしたよ。


再びバスに乗って会館まで戻り、そこから銀座線浅草駅に向かう途中、、


隅田川沿いの墨田公園まで足をのばし、スカイツリーの写真を撮りました。


時間があったらスカイツリー見学もなどと考えていましたが、あちこちゆっくりしすぎて、本日はタイムアップです。

明日は仕事ですし、早めに帰宅しましょう。

、、、といいつつ、結局池袋の東武デパートで買い物したりして、帰宅は19時過ぎておりました。


いやぁ、よく遊んだわ!


べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館、、楽しかったです!

どうやら年間パスポートもあるらしいですよ(確か2500円)。

これからどんどん新しいキャストも登場するでしょうし、年に何度か展示内容が変わるんじゃないかな?

何度訪れても楽しいのじゃないかなと思いました。


そうそう、ところて、この日の赤城山ですが、、


帰りの電車でYAMAPチェックしたところ、赤城界隈はどこもかしこも深い雪でラッセル地獄。

爆風が吹いてホワイトアウトし、皆さん撤退を余儀なくされていたようです。

行かなくて良かったわ~💦💦


次の週末こそは雪山に行きたいのだけど、今週はやけに暖かいという、、はてさて、どうなることやら💦


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

【読書感想】2025年1月中~2月初めに読んだ本。2025年2月9日(日)

こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


風邪をひいてしまいました(涙)


週初めから空咳が出始め、初めは乾燥しているからかなと軽く考えていましたが、週中からいよいよ本格的になってきて、金曜日は絶対仕事を休めない都合があったので、前日の木曜日に有給を取り日がな一日寝ていたのですが、金曜日に出勤すると更にひどいことになっておりました(涙)

町医者の見立ては「咽頭炎」。

処方された薬を飲んでいるのですが、咳はひどくなるばかり。

休む時間もほぼない程一日中忙しく働いていたので、余計だったかも知れません。

この調子でいったら、月曜日には腹筋が割れるなっていう位の激しい咳に加えて、10回に一回は花粉症による大きなくしゃみ🤧

もう踏んだり蹴ったりですよ(涙)


この週末までに治したかったのになぁ、、。

土曜日の夜には前回参加できなかったウォーリーとあこちゃんを迎えての第二回読書会を開催する予定でしたし、日曜日には久しぶりに花子が参加できる雪山山行の計画があったのです。

なのに、なのに、、こんなにゲホゲホじゃあどっちもキャンセルですよ(涙)


みんな、ごめんね🙇💦💦


そんなどこにも出掛けない、誰も訪れない週末は、ブログに書けるのは読書感想くらいです(笑)


1月中頃から2月初めの1ヶ月で読んだ本を紹介しますね。


📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


【ルビンの壺が割れた】宿野かほる著(新潮文庫)


◎帯、、、

クチコミで20万部!ただただ圧倒的に面白い!

日本一の大どんでん返しと断言したい


◎ウラスジ、、、

「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」ーー送信した相手は、かつての恋人。

フェイスブックで偶然発見した女性は、大学の演劇部で出会い、二十八年前、結婚を約束した人だった。

やがて二人の間でぎこちないやりとりがはじまるが、それは徐々に変容を見せ始め、、、。

先の読めない展開、待ち受ける驚きのラスト。

前代未聞の読書体験で話題を呼んだ、衝撃の問題作!


◎感想、、、

(ルビンの壺とは、男女が向き合っているような影の間が壺に見えるだまし絵のことです)

うわっ、何これ?気持ち悪っ!というのが正直な感想です。

初めは婚約者に裏切られた不幸な男性が元恋人のフェイスブックを見つけて昔を懐かしんでいる話かと思っていましたが、いやいや、とんでない💦

そこにはそんな裏があったのね~!?

住所や名前、知りたがってたもんね~💦

その目的を考えたらゾゾゾってなります。

それにしても、登場人物がどいつもこいつも(事情があるとは言え)ろくでもない奴らばかりで(涙)

勿論主人公が一番◯◯だったのだけど。

ページをめくった所に現れる最後の一文は、スカッとするというより、ゾッとしました。

帯には「日本一の大どんでん返し」と書いてあったのですが、こういうのもどんでん返しというのか、、そうか、、まぁ確かにそうか、、。

短時間でサクサク読めます。

うす~い本です。



【ハサミ男】殊能将之著(講談社文庫)


◎帯、、、

古典にして、大傑作!

私(ハサミ男)の真似をしたのは誰だ?

緻密で見事な描写、そしてラストの大展開


◎ウラスジ、、、

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。

自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。

「ハサミ男」は調査をはじめる。

精緻にして大胆な長編ミステリの傑作!


◎感想、、、

これは叙述トリックっていうやつですね。

初めの頃もしかして?と叙述トリックに気づけたのですが、途中でやっぱり違うか、、と思い直しました。

何で騙されたのか、その箇所を探してみたけどのそのページが見つかりません(涙)

まんまと騙されました。

死体発見者二人とあの刑事との場面は、え?え?え?どういうこと!?となって読み返したりしました。

二転三転のどんでん返し。

おやおや、騙されちゃった警察、犯人野放しだよ~💦

次の事件が起きたらどうなっちゃうの!?

犯人が真犯人を探すという設定は初めての体験で、なかなか面白かったです。


【禁忌の子】山口未桜著(東京創元社)


◎帯、、、

第34回鮎川哲也賞、満場一致の受賞作

救急医・武田の元に搬送されてきた自身と瓜二つの溺死体。

彼はなぜ死んだのか。

なぜ同じ顔をしているのか。

「俺たち」は誰なんだ。

現役医師が描く医療×本格ミステリ


◎感想、、、

病院の見取り図が冒頭に添付されていましたが、あまり意味なかった気がするなぁ。

見取り図なんてあるから、もっと複雑な密室トリックがあるのかと期待してしまいましたよ。

◯◯の自殺の描写が今一つ分かりにくかったのと、城崎の推理の組み立てが頭良すぎてついて行けなかったです(笑)

まぁ、私の脳ミソの問題です💦

肺胞移植に問題提議していて、産まれてくる子の人権はどうなるのかとあり、今回のテーマでもあると感じましたが、普通に産まれてくる子だって、親は選べない訳だからなぁと思いました。

あの夫婦は今後の性生活、どうするんだろう?

知ってしまった以上、今後はダメでしょ?そこは理性で一線ひかないと!と思ってしまいました。

余計なお世話か、、(笑)

城崎探偵は魅力的ですね。

今後人気出るんじゃないかな??


【よむよむかたる】朝倉かすみ著(文藝春秋)


◎帯、、、

第172回直木賞候補作

笑って泣けると感動の声続々!

平均年齢85歳・超高齢読書サークルの200日


◎感想、、、

感想はやまみほ図書館完成報告のブログに書いたので省略しま~す!


【元彼の遺言状】新川帆立著(宝島社)


◎帯、、、

第19回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」

奇妙な遺言状をめぐる遺産相続ミステリー!


◎感想、、、

サクサク読めるので、一晩で一気読みしました。

設定は特殊でぶっ飛んでいるのですが、それ以上にぶっ飛んでいるのが主人公・麗子のキャラクターです。

高慢ちきで鼻持ちならないお金大好き自信過剰女弁護士。

なのですが、、話が進むにつれて、なんとなく愛嬌を感じるようになるから不思議です。

物語を読んでる間中、麗子のセリフがお気楽隊の「姫」の声で再生されてました(笑)

「誤解しないでよ。私はあなたを責めているわけじゃないの。ただ、純粋に疑問、、、。どういうつもりでこの指輪を用意したのか。趣旨を教えてちょうだい」、、、言いそう~、姫が言いそう~🤣

麗子が犬や子供に嫌われる様が笑えました。

これだけ自信満々に振る舞えたら、どんなに痛快だろうと思います。

後半につれて勢いが加速し、警察とのドタバタは映像が頭に浮かんで微笑ましく面白かったです。

愛すべきキャラクター登場に続編望む声が多いのもうなずけますね。

(続編の主人公は違う人らしいけど)


【星守る犬】村上たかし著(双葉社)


ハガレーナが好きな本だと「第一回お気楽読書会」で紹介してくれた漫画です。

号泣するよと言われていたのですが、そこまでではなく、でもホロリとはしました。

今同じ年頃の愛犬がいる自分がなぜ号泣に至らなかったのかと分析すると、やっぱり漫画でサクサク進めちゃうからなんだろうなと思います。

絵で直接的に迫ってくる感じとか、漫画ならではの説得力はもちろんあるのですが、漫画だと進みが速すぎて、心が追い付かない、味わい尽くせないのです。

漫画慣れしてないからなんですかね?

小説ならゆっくり話が進むから、父の苦悩とか、母の葛藤とか、ハッピーの愛おしさとかがじっくり読者に伝わると思うのですが、、。

この内容を重松清が小説にしたら、私のベスト3になるかも、そんな素敵なお話でした。

車の中でハッピーを抱き締めるシーンは胸に来ますね~。

因みに、ウォーリーの愛犬「ハッピー」はこの漫画からいただいた名前だそうです。


【優しさごっこ】今江祥智著(理論社)


◎感想、、、

こちらも最初の読書会で「自己紹介代わりの3冊」として花子が紹介してくれた本です。

お嫁入りする前から持っていて、ずっと手元にあったのだそう。

確かに家庭を持つ、家族と共に生きていくバイブルになるようなお話だと感じました。

「夏の日ざしがあんまりまぶしいので、あかりは清おじさんのサングラスを借りて、かけてみた。明るすぎて、白っぽく散りぢりに見えていプラットホームからの街の風景が、水族館の水槽の中のように、ほの暗くサングラスの中におちついた。」

、、、という書き出しです。、

これは多分傑作だなとの予感、しますよね。

離婚し、二人暮らしとなったとうさんとあかりの奮闘ぶりが微笑ましく、逞しいです。

お互いを思いやる優しさや徐々に慣れていく家事が「ごっこ遊び」みたく、生活臭くなくて、深刻にもならず、少しフワフワしたみたいな心地よさがあります。

あかりととうさんの対等な会話もいいし、いい人がいっぱい登場して、こんな風に心地よい人との関係を築きならがら、暮らしを丁寧にしていけたら素敵だなぁと思いました。


【成瀬は天下を取りにいく】宮島未奈著(新潮社)


◎帯、、、

かつてなく最高の主人公、現る!

2024年本屋大賞受賞作

100万部突破!

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」

中2の夏休み、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。


◎感想、、、

琵琶湖のきらめきの中で、成瀬・島崎と一緒に眩しいひと夏の青春を駆け抜けた感じがします。

色々に不思議なキャラクターの成瀬ですが、その成瀬を見届けることを自分の使命のように感じている島崎、、傍観者を決め込むつもりだった彼女も成瀬の暴走に否応なく巻き込まれて行きます。

その様が痛快で微笑ましいので、小説を読んでいる間中、私は多分ニヤニヤしてたと思います(笑)

スピード感のある展開で、楽しかったです。

最後は成瀬目線の心情描写もあって、答え合わせができた感じがしました。

滋賀県大津市の地元愛溢れる作品でした。

滋賀県っていいもんね~!

今や大津のバスなどに成瀬と島崎の絵が描かれ、まちおこしの役割を果たしているみたいですよ。

聖地巡礼、、行っちゃいますか??(笑)


【小説・星守る犬】原田マハ著(双葉社)


◎感想、、、

原作漫画を読んで、重松清さん辺りが小説にしてくれたらなんて呟いていたら、なんと、大好きな原田マハさんが小説化していることをハガレーナが教えてくれました。

最高ではないですか!

内容はほぼ漫画通りで、文字もほとんど漫画に書かれていた通りでした。

情景描写が絵ではなく言葉で表現されている程度だったかな。

とはいえ、やはり文字でじっくり読むと、感情の揺さぶられ方が違います。

やっぱり泣けますね。

何度も胸がしめつけられました(涙)

今私は12歳の柴犬と一緒に暮らしています。

彼女との別れが近い将来訪れることがわかっています。

その日が来ることが怖いのですが、恐れずに愛したい。

幸せだったと思える日々を積み重ねようと思います。

でも小説読んだ夜はひま(私の愛犬)を抱いてベッドに横になってからも、なかなか寝付けませんでした。

暗闇で、この子を失った時の喪失感を想像すると、どこまでも闇に落ちていくような感覚になり、怖かったです。


【まほり】高田大介(KADOKAWA )


◎帯、、、

じわじわと売れて続々重版!

ネタバレ厳禁

けっして「まほり」の意味は人に明かさないでください


◎感想、、、

これは、ミステリーホラー?古文書伝奇小説?

背筋がゾクゾクする場面が何度もありました。

歴史民俗博物館の学芸員、郷土資料館員、言語学講師など、色んな学者が登場するのですが、皆さん個性的でいい味出してるんですよね。

同じ事象を全く異なる表現していて、面白かったです。

学術的な説明は初めのうちは必死についていこうと思って一語一句読んでいたのですが、なかなかつらいものがあり、途中から、あ、ここは流し読みでいいかも、、とコツが分かってきました(笑)

重要ポイントは逃さないように細心の注意をはらってですけどね。

何しろ謎が多い、謎解きが難しい!!

主人公3人(裕・香織・淳)がとても魅力的でしたね。

裕のちょっとコミ障ぽいけど、生真面目で真っ直ぐな性格も良いし、香織の竹を割ったような性格も最高だし、淳の知恵と行動力には脱帽します。

終盤、裕がなぜあの閃きと自信・行動力を発揮したのか、最後のたった一言で全て分かる構造になっていて、なるほど~となりました。

久々に読み応えのある本に出会えました。

私はやはりサクサク系より読み応えのある本が好きみたい。

他の作品も読んでみようかなと思います。


以上、10作品、、最近読んだ本でした。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。