50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、寄居】釜伏山~荻根山~風のみち。2023年12月3日(日)


釜伏山・もみじの森から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今週末は、ターボはお休みの回。

花子を誘ってハガレーナと3人で出かけることになりました。

今年の秋は週末のお天気が安定していて、雨に降られたのは、秋の始まりにウサ亀さんと行った船ケ鼻山(本当は浅間外輪山予定だった)くらいでした。

気持ちの良い青空の下、色んな地域で、素晴らしい紅葉に出会えた今秋でしたが、唯一地元のお山を歩いていなかったことに気がつきました。

あらあら、お気楽としたことが、、それでは片手落ちではないですか。

今回は車で30分位で行けるご近所を歩いて来よう🎵


候補に上がったのは、

①皆野アルプス(破風山)

②長瀞アルプス(宝登山)

③中間平~皇鈴山

④笠山・堂平山~大霧山

⑤美の山

⑥鐘撞堂山八の字コース

⑦虎ケ岡城址~雨乞山

⑧釜伏山~風のみち


うーん、地元の山だけで、こんなに候補が上がるとは!

私たちって、やっぱり山に行くには絶好のエリアに住んでいるんだなぁと嬉しくなりました。

(今回は候補にしませんでしたが、「武甲山~大持・小持山」や「両神山」「小鹿野アルプス」もあります!)


しかし、この日は秩父夜祭りが行われます。

もしかしたら昼間でも140号が混雑するのかも!?と思い、寄居から裏道経由で行ける「釜伏山~風のみち」を歩くことにしました。

ひまの散歩や平日の仕事中に見る地元の山は、紅葉が進み、山が膨らんでいるように見えます。

東北とは色の濃淡が違ったり、西上州のようなヒダヒダ山並みでもありませんが、地元の里山ならではの美しい秋に出会えたらなと思います。



《登山難易度 5》


自宅を6時45分に出発し、花子を拾って、コンビニに寄ってなどしても、現地(風布・日本水の里)に7時25分には到着しました。

寄居から皆野に抜ける有料道路があり、無料区間内の二つ目の出口が風布なので、あっという間に着いちゃいます。


7時半頃歩き始めました。

朝日が当たるお山に向かってしばらく車道を歩いていき、「日本水」の看板がある所から林道に入って行きます。


林道の途中で左手に山道が現れます。

「←日本水」の標識が目印です。

大きな岩場が目の前に現れると、初めて見たときは(釜伏山は岩場が多いと聞いていたので)「え?もしかしてあそこ登るの!?」とびびりますが、岩を巻くように、左にちゃんと階段があるので大丈夫です😁

花子が「体が重い、、」と呟いたので、私も「重いね~😆」と返しました。

歩き始めは大体そう、、まさに、さだまさしの「自分の重さを感じながら坂道を登る~🎵」です😅


階段を登った先は尾根でした。

早速里山らしい茶黄色の紅葉にうっとり。


釜伏山へは岩の多い尾根を登っていきます。

花子は高所恐怖症のケがあって、岩場は若干苦手意識があります。

落ち葉が滑るので、気をつけて~⤴️

急斜面なので、途中から前に手をついて、ハイハイみたくなってました(笑)


この岩場登りルートを私は結構気に入ってます。

難易度は高くないし、アスレチック感覚が楽しいし、岩場は標高を稼げるのでいいんですよね。

以前ツツジの季節、ここで義姉の素敵な写真が撮れた時、義姉が「これを遺影にして」と言っていた話をすると、花子が「イェーーイ!」とポーズをとりました。

おぅ!

遺影だけにな。


岩場を登りながら右手にこんな景色が広がります。

風布ののどかな里が見え、日本水の汲み取り場も分かります。

里山の奥には、ポコポコとした形の御荷鉾山。

浅間山は雲の中でした。


ツツジの赤い紅葉。

登山道には「火の用心」とペンキで書かれた防火用のドラム缶が点々とありました。

そのほとんどに穴が開いて、中身はスッカラカンでしたが、、。


(上)かつては側まで行けた「日本水の源泉」分岐。

大きな岩からポタポタと清水が滴る様子を見ることができたらしい(ハガレーナは昔見たことがあるそうで)のですが、今は岩の崩落の危険があるということで、立ち入り禁止になっています(涙)


岩場を登っていきます。

左手に見えてきたのは、登谷山の電波塔です。

今日も雲ひとつない秋晴れ!

今年の秋はホントに晴れが多かったですよね。

台風の話もほとんど聞かなかった気がします。


見晴台までやって来ました。

180度の大展望!

寄居の町や鐘撞堂山もよくわかります。

遠くは霞んでいて、スカイツリーを見ることは叶いませんでした。


三人で記念撮影。


見晴台からわずかに登ると釜伏神社奥の院に到着します。

ここが釜伏山(582M)山頂です。

狛犬は狼。

この地域の神社は狛犬が痩せた狼であることが多いです。

手をあわせて、今年一年ケガなく山歩きできたことの感謝の気持ちをお伝えしました。


山頂は展望なく杉で薄暗いので、お参りしたら即下山(笑)

(上)落ち葉がたんまり積もった岩場を慎重に慎重に下りました。

動画では、この辺りの杉でハガレーナがポールダンスする様子が出てきます(笑)

今日はターボがいないので、ハガレーナがお笑い担当です。

彼女も結構イケルくちなので、、🤣

(下)あら、前方がやけに明るく輝いていますよ!

なんだ?なんだ??


側に行くと、そこはもみじの森でした。

朝日が斜めから射し込んで、黄金色に輝いています。

まるでスポットライトを浴びているみたい。

地面も平らで、休憩するのに丁度良い倒木もあったので、ここに座っておやつ休憩することにしました。

食べたのはインスタントのおしるこ。

寒くなってきたので、こういうおやつが美味しい季節です。


見上げれば、こんな眺め。

あー、気持ちがほっこりします。

花子がしみじみと「秋だね~⤴️」と言ってました。

ここで、ハガレーナのApple Watchで、離れた場所からスマホカメラを操作できることを思いだし、あれこれ試してみました。

動画にその様子をのせているので、良かったらご覧ください。


お腹も心も温かくなったので、次に向かいます。

釜伏神社には立ち寄らず、分岐を右手に進みます。

最後はこれまたズルズルと滑りやすい急坂を下って車道に出ました。

(下)左手に現れた荻根山の登山口。

聞くと花子がまだ荻根山に登ったことがないと分かったので、立ち寄ることにします。

入り口に沢山あった気味の悪いお札(前も後ろも側面もびっしりと文字で埋め尽くされている💦)の数が減っているような印象です。

ここで何かのおまじないめいたことをしていた人が亡くなったか、やめてしまったか、、今はそのグループの皆さんが訪れてないのかなと思いました。


荻根山は、最初のピークまで、ほぼ岩場の直登です。

何重にもなったロープがあり、それを便りに登っていきます。


(上)岩場の途中、水色の木製ベンチがある場所からの眺め。

この眺めが素晴らしくて、私は何度もここへ来てしまうのです。

足元は崖で、一歩踏み出せば死の世界で、見える景色はまるで天国のよう。

里山、長瀞の町、宝登山などの低山の奥には西上州の山並み、左手には両神山。

この爽快感はここに立たないとわからない。

足元のゾワゾワ感も含めて、私の大好きな景色です。

この後なだらかな尾根を歩いて山頂まで行き、おやつ休憩のあと、下山しました。

(ビデオばかり撮っていて、写真がほぼありませんでした💦)


あ、一枚あった!

山頂直下から撮った写真。

左のギザギザは両神山、右の二こぶは城峯山、城峯山の手前が宝登山。

そして、赤い矢印の山は私の大好きな御座山です。

長野の山まで見えちゃう🎵

この、遠くに行くほど標高が高くなる、幾重にも重なる奥行きのある景色がいいんですよね。

荻根山は、やっぱり好きな山だ✨


再び車道を歩いています。

車道脇の展望台に立ち寄りました。

ここには東屋があり、山名板もあるので、車で来て景色を眺めるのに、とても良い場所です。

入り口に特に標識がないので、知らない方も多いのではないでしょうか。

ドライブで来たら、是非立ち寄ってもらいたい。

基本的に荻根山から見えるのと同じ角度です。

目の前の電線が邪魔ですが🤣


あ、ここからも御座山が見えますね!


更に車道を歩いて行くと、目障りな電線のない場所もありました!

左手にさっきは見えなかった美の山も見えました。


塞神峠までやってきました。

ここから車道を離れ山道に入っていきます。 

かなり葉を落とし、足元は落ち葉でフカフカです。 

花子が木立を見上げて「ほとんど裸ん坊だね」と冬枯れを可愛く表現していました。

花子は選ぶ言葉が優しくて、温かくて、時々童話っぽいなと思います。


(上)仙元峠を通ります。

(右上)山の中に「小御岳」と彫られた石碑があり、みかんがお供えしてありました。

地元の方の信仰の対象になっているお山なのでしょうか?

(下)杉と檜の森、、しっかり下打ちされて、光が良く射し込んで美しいです。


(左上)途中右手の木立の間から、寄居の町が見えました。

朝通った荒川にかかる橋が見えます。

(右上)葉原峠に到着です。

ここからわずかに車道を歩きます。

ここでYAMAPを見ると、全行程の半分まで来たことがわかりました。

「え?まだ半分??もうだいぶ歩いてる気がするけど??」「半日で歩ける短い行程だと思ってたけど?」「おかしいな、、」「まぁ、お気楽アルアルだね😅」と会話しました💦

(下)車道をそのまま下って行けば、風布みかん園。

ガードレールが切れた場所から左の林道に入れば小林みかん園への道になります。


カーブにあったもみじが見事でした!

光の当たり具合なのか、金色からオレンジへのグラデーションになっていて、ホントに美しかったです🎵


林道を歩いていき、途中から右手の山道へ。

こちらの森は黄色が鮮やかで、素敵でした。

蔦に絡まれて絞め殺されてる枯れ木。

ウネウネと絡まりつく蔦が巨大な蛇みたいで、「うぇぇぇぇ、、」と言いながら、怖いもの見たさでしばし観察しました(笑)


落ち葉フッカフカ!

楽しい~⤴️

左手に小林みかん園が見えてきました。

この頃お昼のチャイムがなりました。


車道に出ると、右手に多彩なもみじが!!

ちょっと寄り道して、絵の具を塗りたくった前衛芸術のようなもみじを眺めました。

実際に見た色はもっともっと濃くて、写真の三倍位美しかったです。


見上げればもみじ🍁模様の空。

花子が「お星さまみたい」と。

やっぱり花子の表現は可愛らしい。


車道を小林みかん園方面へ下ります。

(上)銀杏が多く、道の端が黄色い縁取りになっていました。

この黄色も実際はもっともっと色鮮やかでした。

(下)小林みかん園のエリアにやってきました。

みかん狩りをする子供たちのはしゃぐ声が聞こえてきました。

今日は気温は低いものの、日差しが温かいので、みかん狩りはきっと楽しいはず。


(上)くねくねの車道をショートカットするように、みかん園の中を歩いたりもしました。

(下)久保園の方に「歩きながら食べて」とみかんをひとつずついただきました。

甘酸っぱくてみずみずしくて、とても美味しかったです。

ありがとうございました。


風のみちまで下ってきました。

日本水の里まで、車道ではなく、風布川沿いにつくられた遊歩道「風のみち」を歩きます。


静かな流れに沢山の落ち葉。

多少のアップダウンはありますが、見通しが悪く狭い車道を歩くより、こちらの方が100倍楽しいです。


こちらはツツジの紅葉。

真っ赤でした!


日陰が多く、なかなかきれいにもみじを写真におさめることができませんでしたが、初めて歩いた「風のみち」は、気持ちよかったです。


姥宮神社まで戻ってくれば、日本の里はすぐそこ。

姥宮神社の狛犬は、なんと、狼ではなくカエルでした!!

びっくり😲

日本の里帰着後、ほんとは風布館で「かすうどん」を食べたいと思っていましたが、お目当てのかすうどんどころか、すべての食事メニューが売り切れでした。

日本の里の小川は水遊びする家族連れで賑わっていましたから、、。

次回はもう少し早めに下山して、絶対かすうどん食べるぞ!!



楽しみにしていた食堂が売り切れだったので、仕方なく東屋で行動食として持ってきていたパンや大福を食べました。


帰りに馴染みの風布の森田みかん園に立ち寄り、お土産のみかんを購入して帰宅しました。

ハガレーナが撮ってくれた私の後ろ姿、、花子に言わせると「戦隊もののヒーローみたい」だそう(笑)

ハガレーナのようにかっこよく決まらないし、花子みたくロマンチックにもならないし、、なぜか私は親方っぽくなる💦 

ハガレーナが「久しぶりの長い距離だったから、やりきった感出てるよね~⤴️」と言っていて、なんだか好きな写真です😁



釜伏山~荻根山~風のみち


山行の様子を動画にまとめているので、合わせてご覧ください!


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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