50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、八ヶ岳】山替え大成功!初めての硫黄岳、大展望登山。2023年10月7日(土)


硫黄岳・赤岩の頭から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


二年前にケガをして無念の途中撤退となった妙高山にリベンジ登山しようと、半年も前から計画していたのですが、当日あいにく天気予報が芳しくなく、山替えすることと、あいなりました。

ここまで妙高に向けて、体力向上(維持)に努力してきた身としては、どこか登り甲斐があって、かつ、妙高山並みに展望が素晴らしい山に行きたい!!

天気予報を見ると、八ヶ岳方面がお天気安定していることがわかりました。


目指したのは初めての硫黄岳。

お天気は文句無しの晴れ予報。

過去二度ほど登った天狗岳で毎度毎度山頂ガスガスに泣いた経験から、今回こそは大展望に期待したい!

イツメン三人+姫の4人で行ってきます!


《登山難易度 7》

自宅を午前3時に出発し、硫黄岳登山口駐車場である「桜平(中)」に到着したのは、6時過ぎでした。

駐車場は既にいっぱいだったので、路肩に停めることに。

トイレ利用してから、6時40分頃歩き始めました。


最初は車も走れる(関係者のみ)林道を登っていきます。

この写真の場面はなだらかですが、傾斜がきつくなる箇所もあったので、そんな場所は前を歩いていたベテランハイカーの真似をしてジグザグに歩いてみました。

(動画を参照ください)

すると、めちゃくちゃペースよく歩けて全く疲れなくて、よいウォーミングアップにもなり、この日一日、私はとても快調でした。

裏技発見で、今後の林道歩きが楽しみに(笑)


夏沢鉱泉に到着。

ハガレーナが何年か前にクリさんとあきっこさんと泊まったことがあります。

うろこ雲がいい感じ。


あまり紅葉イメージのない八ヶ岳ですが、広葉樹の紅葉が始まっていました。

美しい苔と沢の道を行きます。


(左)朝日が正面から射し込んで清々しい風景。

(右上)姫とおしゃべりしながら歩いていると、あっという間にオーレン小屋に到着しました。

いつもは姫が速すぎて、三人が後から追いかけるま構図なのですが、私の身体が軽くて、姫に付いていくことができました。

多分林道のジグザグ歩きが功を奏したんだと思います。

トイレ休憩しました。

リュックをおろしていると、小屋主さんに「ほらほら、ゆっくりしないで、晴れてる間に山頂に行きな!」と言われました。

きっと大展望をみんなに体験してもらいたいんだね。

(右下)オーレン小屋と八ヶ岳の位置関係。


ザ・八ヶ岳という風景。

シラビソと苔の森を進みます。

この時気温は氷点下。

石が凍りついて、砂糖をまぶしたかりんとうみたくなってました。

つい先日まで猛暑にあえいでいたのに、山は冬の足音が近づいていますよ。


夏沢峠に到着しました。

正面は硫黄岳への稜線、左奥は爆裂火口。

振り返れば箕冠山(みかぶりやま)です。

青空が気持ちいい!!


今日のメンバー四人で記念撮影。

右からターボ、姫、ハガレーナ、私です。

ここで、おやつ休憩しました。


シラビソの林の中にのびる真っ直ぐな岩の道。

この辺りで下ってきた男性グループに「山頂は爆風極寒ですよー」と脅され、森林限界になる前に防寒対策しておきました。

風は確かに冷たい!!


徐々にひらける展望。

(上)箕冠山。

(下)箕冠山の左手奥には霧ケ峰が見えてきました。


高度をあげる毎に、箕冠山の向こうに頭をのぞかせる天狗岳。


最高のお天気、最高の展望にテンション爆上がりです。


(上)山頂が見えてきました。

(下)天狗岳の形がしっかりわかるようになってきた!


稜線にはケルンがありました。

雪山の時の目印ですね。

そして、姿を現した爆裂火口。


大迫力の爆裂火口。

パッと見、高さ(深さ?)200mはありそうな断崖絶壁です。

(左下)今シーズン初の霧氷!!

(右下)ケルンと天狗岳方面。

素晴らしい、すばらしすぎる眺め。


そして、10時40分、硫黄岳山頂に到着しました!

登山口から4時間でした。

標高は2760Mもあるんですね。

そりゃ寒いわけだわ。

姫の後ろに見えるのが八ヶ岳の主峰「赤岳」です。

いつか登ってみたいんですけどね。

ここから見る赤岳は、容易にお気楽など近づけさせない雰囲気です。


二度の天狗岳で見ることが叶わなかった八ヶ岳をやっと遮るものなく見ることができました!

この時は風が止んでいて、とっても快適。

朝早く登った人よりラッキーだったみたいです。

姫の右手辺りに硫黄岳山荘があるのですが、見た目が特養老人ホームみたいで、「老後はあの特養に入れてもらいたい」と話しました。

毎日絶景が見られて、天国にも近そう。


山頂標識にて。


爆裂火口の淵を歩いてみましょう。

ここがかつて吹き飛んだ火口なんですね。


火口の淵に立ったお気楽。

人がはいると、壁の巨大さがわかってもらえるかな??


見ている間にも何個も石(多分すぐ側で見たら岩サイズなんだと思います)が転がっていきました。

大きな岩が斜面にいくつも突き刺さっています。

どんどん崩れているので、淵に近づきすぎるのは危険⚠️


山頂付近の風の当たらない斜面で赤岳や横岳を見ながらランチ休憩し、下山することに。

山頂の端から諏訪湖を眺めることができました。


下山は赤岩の頭経由にします。

ここは少し怖かったです。

浮き石が多く、岩も大きくて、「ここ、ほんとに登山道!?」と思いました。

登りがずっと歩きやすい整備された道だったので、ちょっとドキドキ。


赤岳と阿弥陀ケ岳。

ジョウゴ沢付近の紅葉はまだまだこれからですね。


赤岩の頭の分岐につきました。

硫黄岳から硫黄岳山荘への稜線には7つのケルンがあるそうです。


赤岩の頭にて、硫黄岳を背景に。

最高の一日になりました!


赤岩の頭分岐はとても暖かく、ここでランチにすれば良かったと思いました。


ハイマツとしゃくなげに囲まれた道を下っていきます。

ダケカンバの林が美しいです。


天狗岳見納め。


その後は展望のない森歩き。

夏沢鉱泉の黄葉が輝いていました。


下りは小股走りで(笑)

その方が膝に負担が少ないらしいです。

だいぶ車が少なくなった桜平(中)駐車場に無事下山できました!




https://youtu.be/9fugw3U-Plw?si=npswM2aMFNKNc0Rh


動画で大展望をお楽しみください!


帰りに「いじわるばあさん」というレストランでハンバーグや豚の角煮定食をいただきました。

美味しかったです!

この山域に来たら、毎回寄らせてもらおう!!


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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