50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、沼田】水芭蕉とブナ原生林の『玉原湿原』と『尼ケ禿山 』 2018年4月30日

《登山難易度2.5》

ゴールデンウィークですね。

今回は総勢7名の大所帯で、

水芭蕉が咲く玉原湿原に出掛けました。

湿原の西側にある尼ケ禿山に登り、湿原北部のブナ原生林を巡るコースです。

今回はハイキング2回目の友達もいるので、あまり起伏がない所と思って選びましたが、さてさてどうなることやら?


玉原湿原センターハウスに向かう途中には美しい滝や沢が見られました。

車道の周りは新緑が眩しいです。

玉原湿原きれいかなぁ。

関東最大のブナ原生林も楽しみ❗

ワクワクしながら玉原湿原センターハウスに到着です。

あれ?大変な混雑を予想していましたが、意外にも駐車場には私たちを含めて車は2台のみ。

そういえば、沼田インターからこっち、ほとんど車には会わなかった気がします。

GW、みんなどこ行っちゃったのかしら?と少々不思議に思いながら歩き始めます。

まずは車道を下って行きます。

ぶなの湧き水です。

蛙にお賽銭をねだられている気がしたので、小銭をチャリン。

今日いっぱい素敵な景色を見られますように。

この湧き水の近くに大型犬のものを思わせる💩がありました。

まだ柔らかそうで、今朝のものかもしれません。(写真はありません)

十二山宮です。

側には玉原自然環境センターがありました。

ポッチャンですが、トイレがあったのでお借りしました。

そこに玉原湿原の大きな案内板があり、下に木道整備のため立ち入り禁止の箇所があることが詳しく書いてありました。

湿原の結構な範囲が立ち入り禁止です。

あー、だからハイカーが少ないのか?

とりあえず湿原に行ってみましょう。

真新しい木道を下って行きます。

両側には小さな流れがあります。

すぐに広い湿原が現れます。

足元には可愛い水芭蕉。

案内板を見ると、確かに広範囲が立ち入り禁止ですが、そのほとんどが乾いた草原部分で、水芭蕉の咲く湿原辺りはちゃんと歩けるように先に整備されていることがわかりました。

木道の側には小さな水芭蕉がいっぱい。

そりゃ尾瀬とは比べ物になりませんが、それでも広々とした湿原は気持ちいい~🎵ですよ😃

思い思いに沢山の写真を撮りました。

湿原からは、これから行く尼ケ禿山が見えます。

こちらはその後に向かうブナ林です。

水芭蕉以外にも小さな花が咲いていました。

ショウジョウバカマです。

湿原の奥にはコバイケイソウの群落が。

花が咲いたら圧巻でしょうね。

葉っぱがしっかりしていて、おひたしにしたら美味しそう、私なら炒めて食べたい等と話しながら歩く主婦です。

木道を戻っていると、ゲロゲロと元気な声が。

声の主を見つけました。

行きには気がつかなかったのですが、辺りには蛙の卵やこんな卵が。

このときは何の卵か分からなかったのですが、環境センターに戻って、中の監視員さんに聞くと、クロサンショウウオなのだそうです。

私一人卵の場所まで駆け戻り、目を凝らして流れの中を覗いてみましたが、クロサンショウウオには会えませんでした。

再び歩き始め、尼ケ禿山に向かいます。

道の横には白い大きな花が咲いています。

タムシバ(ニオイコブシ)です。

高いところにあるので、なかなかいい写真が撮れません。

玉原湖です。

涼やかな風でさざ波がたち、とてもいい雰囲気です。

湖を離れ、右の車道を行きます。

少し行ったところで、自然環境センターで「アケビのような卵がクロサンショウウオの卵だ」と教えてくれた監視員さんに再び会いました。

道路の真ん中で小さな💩をピンセットで拾って、大事そうにタッパーに入れています。

聞くと、うんちの先が細くなっていて獣の毛が含まれているので、これは肉食動物のうんちで、大きさからいって多分テンか何かだろうと。

そこで、朝一番にぶなの湧き水近くで見たあの大型犬のうんちは、熊のものだと教えて頂きました。

えええええ!そーなのね~っ!

あのうんちには残念ながら輪ゴムが含まれていて、多分人間の残したお弁当かすか何かを口にしたんじゃないかと、、。

なるほど~っ!

てことは、人の食べ物の味を知っている熊がこの森にはいるってことね。

気をつけなければ。

他にも辺りの花や近くで鳴いている鳥の名前など教えて頂きました。

このあと左の森へ入り、クロサンショウウオを探すのだといいます。

面白そうなので、後を付いていくことにしました。

道なき道を行きます。

トゲのある枝もあり、なかなかに大変です。

最近雨が少ないので、水溜まりが縮小していたようです。

卵を動かして頂きましたが、残念ながらもう森へ帰ってしまったようで、クロサンショウウオを見つけることはできませんでした。

ということで、藪をかき分け、再び車道に戻ります。

私はこういうシュールな絵が結構好き(笑)

監視員さんはこのあとブナ平方面に行かれるのだそうです。

同行するなら、森のあれこれを教えてくれるとの事でしたが、私たちは尼ケ禿山に登って谷川連峰を間近に見たいので、残念ながらここでお別れです。

真新しい標識です。

建ててもすぐに熊に壊されるらしいです。

車道を真っ直ぐ行く監視員さんと別れ、左の山道へ入って行きます。

今の調子でのんびり歩いていると、私たちの予定コースを全部歩くのは無理だよと言われたので、少しだけペースアップです。

ブナ林の中を行くと、すぐに東京大学セミナーハウスが見えてきます。

側までは行かず、そのまま右手の道を進みます。

所々にまだ雪が残っていました。

はじめのうちはなだらかな登りでしたが、徐々に傾斜がきつくなってきます。

息が上がってくると、東京大学セミナーハウスから20分程で、尾根分岐に着きました。

下りはここを右に向かう予定です。

山頂へは左に行きます。

やがて大きな鉄塔が見えてきました。

これが噂の第5鉄塔か。

人工の建造物も美しいです。

木立の間、左手には上州武尊、右手には谷川、朝日連峰が見えていて、山頂からの眺めに期待が高まります。

雪が残っていたり、雪解けしたばかりでぬかるんだりしている尾根道を登ります。

途中お子さん連れグループに出会いましたが、すれ違ったのはその一組のみでした。

迦葉山への分岐を過ぎ、最後の急坂を登ると突然視界がひらけました。

山頂はすぐそこです。

鉄塔から25分程で尼ケ禿山山頂到着です。

東に武尊山と玉原湖。

北西には朝日岳や谷川岳。

南には赤城、榛名などが霞み、新緑のホワホワとした美しい森を見渡せます。

北側は少し木立に隠れていますが、南側は素晴らしい展望です。

一応すべての方向を背景に記念撮影です。

日差しが眩しく、ステンレス水筒が熱くなるほどの日陰のない山頂で、シートを拡げてランチタイムとしました。

山頂に40分程いましたが、他のハイカーが登ってくることもなく、あまり広くない山頂だったので、その点はラッキーでした。

12時15分下山開始です。

意外と予定通り。

途中名前のわからない花や、倒木に芽生えたブナの赤ちゃんなど写真におさめながら下りました。

分岐を過ぎ、地図上では点線になっている道を玉原乗越方面へ下って行きます。

地図上では点線ですが、道は明瞭で歩きやすいです。

やがて神社の裏山の雰囲気(私の勝手なイメージ。神社はありません)になります。

急坂を下ると、沢が見えてきました。

水が気持ちいい~🎵

水分補給をして(みんなは水筒ですが、私は沢の水をゴクゴク。山の中で育った田舎の子なので、沢があると水の味を確かめずにはいられない性分)登り返します。

すぐに車道に出ました。左手には東京電力のトンネルが。

中を覗いて、お決まりのヤッホー❗

こだまが美しい❗

車道を下って、玉原乗越に向かいます。

振り返ってみると、トンネルの上に第4?第6?鉄塔(とにかく第5鉄塔の隣)がありました。


車道の脇にはニオイコブシが。

少し近いので匂いを嗅いでみたら、ほのかにいい香りがしました。

どんどん下ります。

やがて左手に切通が見えてきます。

平らな道なので、このあと意外にも大変な道が待っているとも知らず、みんなでワイワイおしゃべりしながらのんびり歩いています。

前方に見えるアンテナの方に行くのかと思いきや、先は行き止まりという標識が出てきます。

標識が熊に喰われていますぅ。

しかも噛み跡がまだ新しそうです。

その上標識が指差す先の道は不明瞭と来たもんだ。

少々ビビりながら森に入っていきました。

藪をかき分け、道かどうか不安な気持ちで進むと、標識が現れ、一安心。

左手に先ほど見えたアンテナがありました。

左後方には、尼ケ禿山が見え、みんな、あんなところから歩いてきたんだねぇ、と感動していました。

一旦少し下り再びの登りです。

ここから三角点まで、意外にも急な登りでした。

多分大したことないのですが、疲れた足と、もうほぼ尾根歩きだろうと油断していたハートにはきつく感じたということです。

ようやく三角点に到着です。

標識に蝉の脱け殻がついていました。

ここからはほぼ平坦な気持ちの良い森林浴が楽しめます。

関東最大のブナ原生林です。

水源コース分岐に着きました。

この辺りで再び朝お会いした監視員さんと一緒になります。

まさかずーっと森の中で写真撮ってたの!?と思ったら、カメラバッテリーが切れて一旦センターに戻り、再び森に入って来られたのだそうです。

偶然ですが、監視員さんがご自分でストーカーみたいだなと(笑)

この後はネイチャー教室の再開です。

驚くのはナースのガイドさん遭遇確率の高さ!

4回参加して三回ガイド付き(①稲含山にて稲含神社の管理人さん、②黒斑山にて山岳ガイドのAさん、③玉原湿原にて玉原自然環境センターの監視員さん)という、大谷翔平もビックリの成績です。

こちらはただの枯れ木ではありません。

熊が中の虫を捕まえる為に木に登って皮をはいだ跡です。

熊は意外と高いところに登れるんです!(ガイドさんの受け売り)

ブナ平にはブナの巨木が沢山あります。

新緑の頃には森が黄緑色に染まるそうです。

いつもなら5月の末だけど、今年は早いから二週間後だなと言われました。

萌木色の森を歩きにまた来なくちゃですね。

こちらはガイドさんに写真なんか撮るなよ❗💢と叱られた?ぶな地蔵。

ただの朽ちたぶなの根本がたまたま地蔵に見えるからって何で賽銭箱なんて置くんだろうな、くだらない❗、、ですよ。

裏を見るとブナのうろが良くわかるだろ?とのこと。

確かに!

鹿俣山への分岐に着きました。

すると突然監視員さんが「おっ、これは驚いた!早すぎる❗」と叫びながら一本の木の根元に走っていかれました。

何?何?何?

ガイドさんが見つめる先にあったものは、、

名前は複雑すぎて思い出せませんが、蝉の一種だそうです。

この時期に蝉が現れるなんて!とすごく驚いていらっしゃいました。

そういえば私たちもさっき三角点で蝉の脱け殻を見た記憶が甦ります。

雪が降ると昨年の蝉の脱け殻は落ちているはずなので、それは今年の春に脱皮したものだと言われました。

なのでこの蝉より更に気が早い子だったということですね。

この空間はぽっかり空に向かって穴が開いています。

これは下の方に立っている木が倒れたことによってできた「ギャップ」です。

古い木が倒れることにより、あらたに光が射し込み、新たな命が育まれるのだそうです。

ここは豪雪地帯。

雪は私のストックの先辺りまで積もるんですって!

スノーハイクも楽しそうですね(^-^)

写真の隅に早く目覚めた蝉に夢中のガイドさんが写ってる(笑)

こちらは熊棚です。

熊が高い木によじ登って折った枝を置いたところなのだそうです。

あんな高い所まで登れるんですね~✨

しかも片付け上手です。


巨木の年輪について説明してくださる監視員さん。

blogに載せてもいいと許可を頂いています。

白髪のバンダナオヤジと言えば、みんな分かるよ😃とのこと。

玉原湿原の守り神ですね(^-^)

木の大きさかわかるようにみんなで自撮りしていると、バンダナおじさんに「面白っ!」と苦笑されました。

この木はガイドブックにも載っていた有名な木ですが、有名になりすぎて周りをハイカーが歩いて根っこをふんずけたことにより、木が死んでしまったのだそうです。

そのうち倒れてしまうだろうとのことです。

このあと、ガイドさんは道のない森の中に入り花の写真を撮るのだそうです。

一緒に来るかい?と言われましたが、もう時間も遅くなってしまったので、ここでお別れです。

森の魅力を沢山教えて頂き、ありがとうございました~🎵

森の中をどんどん下っていきます。

教えて頂いた知識から、空が見える所の下には必ず倒木があり、「ギャップだ!」と叫んでみたり、太い木の幹回りに抱きついて幹の円周を計り、この木は樹齢300年!などと言いながら歩きました。

反復練習しないと頭に定着しないのです(笑)

※木の樹齢は直径の300倍ですって。直径1㍍なら300年。直径がわからなければ円周を図ってその約100倍すればいいと教えて頂きました!

やがて沢の音が聞こえてきました。

朝右手に見た沢に出るとすぐに車道に飛び出します。

センターハウスに帰り着いたのは3時17分でした。


その後バンダナおじさんに教えてもらった水芭蕉の群生地に車で移動しました。

スキー場の手前から入っていきます。

なるほどここの株は大きいです。

今日も楽しいメンバーたちでした!

その後帰りの車から谷筋を登るニホンカモシカを見ましたが写真におさめることはできず、残念❗


帰りに関越道の上里パーキングで「溶岩焼き」をたらふく食べました❗

今日沢山歩いたけど(18000歩)、カロリー消費分をしっかり補充したのでした。


センターハウス0845ー(13分)ー自然環境センター(トイレ)0858ー(玉原湿原散策)ー自然環境センター0937(8分見学)ー(サンショウウオ探しに寄り道)ー分岐1022ー(6分)ー東大セミナーハウス1028ー(23分)ー尾根分岐1051ー(7分)ー第五鉄塔1058ー(25分)ー尼ケ禿山山頂1123(48分お昼休憩)ー(25分)ー第五鉄塔1236ー(5分)ー尾根分岐1241ー(15分)ー鞍部小川1256(4分休憩)ー東電トンネル1303ー(16分)ー切通分岐1319ー(5分)ー分岐1324ー(30分)ー三角点(長沢)1354ー(12分)ー水源ルート分岐1406ー(20分)ーブナ地蔵1426ー(8分)ー分岐1434ー(17分)ーミズナ1451ー(21分)ー車道1512ー(5分)ーセンターハウス1517


全行程 6時間32分

車での所要時間 本庄児玉インターからセンターハウスまで、1時間24分


パーティー 7名(コマクサ探険隊ととちおとめ登山隊の合同チーム)

行程図

【群馬、下仁田】 岩稜とアカヤシオの『三ツ岩岳 』 2018年4月14日

《登山難易度2.5》

春爛漫です。

ツツジのシーズンがやって来ました❗

今日は山肌がピンク一色に染まるほどアカヤシオが咲く西上州の三ツ岩岳に行って来ました(^-^)

週始めには週末のお天気は曇りから雨の予報でしたが、晴れ女四人の願いが通じ?、時おり晴れ間も見えるお天気となりました。


車を大仁田ダムの駐車場に停めて出発です。

朝の7時45分には駐車場に着いたのですが、道路脇の駐車場は既に満車状態だったので、駐車場を通りすぎ、ダム下のトイレ横スペースに車を停めました。

4台ほど停められるスペースがあります。

支度を整えて、小川に沿った登山道に入っていきます。

小川を何度か横断します。

この木材を渡しただけの橋は、真ん中の木がたわんでユラユラします。

ターボは完璧へっぴり腰(笑)

ハガレーナが後ろで揺らしてたし(笑)

ビビるターボにほくそ笑むハガレーナの顔が怖い((( ;゚Д゚)))

ハート❤️の小石。

10分程で分岐に着きます。

右に行くと竜王大権現コース。

真っ直ぐ行くと尾根コースです。

今日は尾根コースを登りで使って、竜王大権現コースを下ってきます。

急登で既に汗をかき、一枚脱皮。

再び登り始めます。

登山道脇の小さな花。

コガネネコノメソウだそうです。

ハシリドコロ。

木の切り株には苔がビッシリ。

薄暗い谷筋の道を黙々と登ります。

辺りはなぜかとても倒木が多いです。

水分補給しながら、分岐から28分かけてようやく広い道の鞍部に出ました。

ガイドブック見て、右左どっちに行くのか悩むターボと私。

当番長はのんきです。

ガイドブックには明確な答えがなく、「鞍部から右の尾根を登り、、」の文字で右に行ってしまいました。

先行者も後続の方も左に行ったのですから、それを信じてついていけば良かったです。

そう、道間違い。

しばらく行って、カーブを曲がると道が下って行く事が分かったので引き返し、ここで13分ロスしました。

やはりヤマケイとかのGPSに連動したアプリを取らなくちゃダメですかね。

途中お会いしたハイカーの多くが利用しているみたいでした。


鞍部まで戻り反対の道を行くと、少し行ったところにこの標識が。

この手作りの道標。

親切な方が設置してくださったのだと思いますが、もう少し手前にやっといて~(涙)

ということで、自信を持ってこっちに行きます。

谷には大量の倒木が。

倒木というより、切った木材を捨ててあるように見えます。

やはり倒木。

人が通る所だけどなたか枝を落としてくれたみたい。

車道のように広い道を行くと、先程の倒木の正体がわかります。

自然に表皮が剥げた倒木はそのまま床柱として使えそうなほどツルッツルでした。

触ったり写真を撮ったり、、私達珍道中は他のハイカーが簡単に通りすぎる所で、いちいちワイワイと引っ掛かる(笑)

切り株があると、こんなことしてみたり。

ちなみに、全員50歳を過ぎてる職業婦人(古っ)です。

やがてガイドブックの「尾根を右に」の尾根に出ます。

ヤッター✨😍✨

尾根左側は美しい新緑の林です。

うわ~✨

ワクワクするぅ(^3^)/

張り切って行きましょう。

途中こんな標識が!

木が看板を食べてる❗😱

登り始めはガレた急坂です。

岩の欠片で足がズルズルと滑ります。

気持ちの良い森ですが、やはり結構な急登です。

拡大して見ると、当番長の腕と肩に小人が乗ってる❗

じいさんのように休むハガレーナ。

やがて前方に大きな岩がみえてきました。

晴れ間が見えてきました!

大きな2つの岩に囲まれ、カール状になった美しい森を行きます。

ピンク色が鮮やかなアカヤシオが現れ始めます。

急坂をワッセワッセと登って、尾根に出ます。

尾根の標識にターッチ❗

ツツジに癒されながら、急な岩の尾根を登ります。

最初の小ピークに到着。

ここで山頂方向から下って来られた方の話を聞くと、ヤマケイのスマホ地図を見せてくれて、現在地がわかりました。

大権現コースから登ってこられたらしく、チョー急登で大変だったらしいです。

こっち回りにして良かったわ~。

小ピークからの下りはこれまた急です。

この辺りで当番長(このあだ名、しっくり来ないので、今日はウォーリーと呼びましょう。いつもシマシマなので)がお腹がすいたと言い出しました。

そろそろ12時位?って。

は!?

いやいや、まだ9時半だよ~。

ウォーリーの腹時計だともうお昼のようですが、ランチタイムにはまだまだです。

一旦下り、再びの登り。

岩山に根っこが張り出している道です。

アカヤシオを愛でながら行きます。

うわわわ、ロープが現れました。

結構滑りやすいのです。

ウォーリーがはじめてのロープに苦戦していると、後ろにご年配のグループが。

渋滞、渋滞。

色々とご指導頂きました。

落石のときは、「落!落!」と叫ぶとか。

鞍部から下を覗きこむと、美しい新緑のトンネル🌳

その美しさにワイノワイノ言っていると、後ろを通りすぎるご年配グループさんに、先に行けばもっときれいな景色を見られるよと言われました。

岩の陰には黄色いヒカゲツツジもあるしと。

「黄色いツツジがあるんですか!?」と聞くと、「初心者🔰だな~?」と言い当てられました(笑)

黄色いツツジ、見たことない❗

楽しみです(^-^)

新緑の森にはもうじきリボン結びができそうな太いつたのような枝(幹?)も。

樹林の隙間から見える岩も素敵です。

ヤマザクラもあちこちにありました。

岩の上から下を覗いてみます。

ターボ、ビビりすぎ(笑)

岩が見えてきました。

あれが大岩かしら?

あります、あります、黄色いツツジ🎵

ほんとにひっそりと咲いているのですね。

この岩の左側を巻いて登ります。

15メートルのロープを使います。

登った先(岩の上)から見えた景色は、それはそれは素晴らしい👍

ヤシオツツジ越しに見る西上州の山々🎵

アカヤシオの隙間から目指す山頂が見えてきました。

ひと登りで、山頂と下山コースの分岐に着きます。

ここから先はずっとヤシオツツジに彩られた道です。

もしもドローンで撮影したら、私達はピンク色に染まった尾根にいるはずです。

山頂手前の尾根はアカヤシオの小路です。

山頂を見ると、山肌を覆い尽くすピンク、ピンク、ピンク🌸

下の方には控えめな感じでヒカゲツツジの黄色も見えます。

一旦少し下って登り返し山頂到着~✨

360度の大展望です。

真ん中の猫の耳のような山は鹿岳(かなだけ)で、右にある4つのデコボコは四ツ又山です。

少し左に傾いて尖っているのは荒船山の一部だそうです。

その右奥にうっすら見えるのは浅間山🎵

眺めを楽しんで写真を撮りながら、「稲含山はどれかねぇ」などと言っていると、少し年上の男性に「稲含山はあれだよ」と教えて頂きました。

登った事があるのかと聞かれ、昨年の初冬に登って神社の管理人さんにお会いした話をすると、もう二回登ってるけどまだ会えないんだよと。

「どんな関係?」と聞かれ「ご近所さんです(コマクサ探険隊です!と言う勇気はない)」と言うと、

「仲良しでいいねぇ」と。

「いやいや、なかなかに珍道中なんですよ」と答えると、

「楽しそうでいいよ😃」と褒めて?頂きました。

その方にいくつか山の名前を教えて頂けて、ラッキー⤴️

15分程山頂で過ごし(山頂は狭いので、後続のハイカーに場所を譲りました)、下山開始です。

お腹がペコペコなので、眺めの良い所でランチしたいと思い場所を探します。

下山コースへの分岐を過ぎ次のピークに座れる場所を発見。

稲含山を眺めながらのランチタイムです。

風もなく穏やかな時間を過ごせました。

この尾根に50分位いたので、初めは沢山いたハイカーも少しずつ下山していき、ついに誰もいなくなりました。

ということで、恒例?の写真撮影会。

何とか楽しそうな写真を撮ろうと(いや、実際チョー楽しいのですが)四苦八苦します。

何しろオバチャンなので、長時間足をあげていられないの。

すぐにバランスを崩す。

ターボ、自撮り棒の扱いが下手だ。やはり私がやらねば。

ハガレーナがいない❗

あたしゃ、このターボの真剣な眼差しジャンプを見ると、腹がよじれる(爆)

ジャンプはうまくいかないので、静止画にしました。

ということで、何とか気がすんだ(ジャンプでだいぶ体力使った)ので、下山再開。

そして岩場を登り返す。

ハガレーナは「アスレチック~🎵アスレチック~🎵」と喜んでおります。

岩場の上から振り返ると、さっきまで私達がランチしていた尾根を見渡すことができました。

あんなに素敵な場所にいたのね~✨

少し尾根を下ると、

この先行き止まりの標識が。

左の急坂を下ります。

ロープもありました。

やがて大きな岩と大きな木が現れます。

大きさを示す為にウォーリーに真下にたってもらいました。

反対側に回り込んで

どう頑張っても巨大過ぎて大きさが伝わらない。

とにかく三ツ岩岳はドデカイ岩が三つどころか無数にあります。

杉と広葉樹の森をドンドン下ります。

かなりの急坂です。

今朝お会いした男性ハイカーはこの坂を登って来たのね~(涙)

こりゃきついと思います。

すると右手に大きな岩が現れ、岩肌に沿って上に伸び、横に伸び、結局岩の横に立っている木に絡み付いているあの枝(幹?)に再び出会いました。

どこまであんた伸びるの。

隣の木もいい迷惑ですよね。「絡み付いてんじゃねーよ❗」と言っているように見えた(笑)

おっ、何だか行くてに見えてきたぞ。

おお~✨これが竜王大権現❗

この岩が御神体ってことよね?

さぁ、ウォーリーを探せ!

というより、ハガレーナを探せ!ですね。

全てが巨大で圧倒されます。

大きな幹に耳を当てて、水が吸い上げられる音を聞いてみると、ゴーゴーと音がします。

「ゴーゴーいってる!⤴️」と言うと、皆が声を揃えて「飛行機✈️だよ!」と。

あら、そうだったのね、残念。

上~の方にヒカゲツツジが!

再びの急坂下り~(涙)

途中、なんとも気持ちの悪い腫瘍のようなものができた杉の木が。

木の枝を落とした所にバイ菌でも入って、木の治癒力でできたかさぶたみたいなものなのでしょうか?

ゾワゾワゾワ~(涙)

私はこういうの苦手。

竜王大権現を過ぎてからも30分急坂を下ります。

途中の切り株にさっき見たのと同じかさぶたが。

私はカイカイができるこの絵を、ハガレーナは「ウヒョー⤴️」と言いながら写真におさめてました。

結構滑りやすい道です。ロープの設置もありました。

やがて朝通った分岐を過ぎ、沢沿いの道を下って登山口に帰り着きました。

時刻は午後1時過ぎ。

歩数は7000歩ほど。

まだまだもうひとつ位小さい山に登れそうですが、今日は温泉入って帰ります。

大仁田ダムから車で45分ほどの所にある荒船の湯。

もしかして湯船から荒船山を一望できる!?なんて期待しましたが、車で近づくにつれ荒船山は手前の山に隠されていったので、もちろんお風呂から山を見ることはできませんでしたが、お肌がツルッツルになる(脱衣場で一緒になった85歳のおばあちゃんの談)そうです。

しばらく「あたしゃ度々入りに来るから、肌がこんなにツルツルなんだよ。85歳には見えないって皆に言われるんじゃ」という自慢話にお付き合いしました。

それは余談として、、


三ツ岩岳、素晴らしかったです!

静かな山歩きが楽しめるとガイドブックに書いてあったけど、さすがはアカヤシオの最盛期。

結構な人出で、賑わってましたよ。

急な所が多いですが、距離が大したことないので、花や眺めを楽しみながら、ご機嫌に歩いて来れました。

三毳山のカタクリ、浅間嶺のサクラと、一週間ずつ後れ馳せながらだったので、このツツジの山も盛りを過ぎてたら悲しいなと思いながらやって来ましたが、正に最盛期だったんじゃないでしょうか?

紅葉のシーズンもキレイらしいので、また来なくちゃです。

あ~、行きたい山が多過ぎて、時間が足りない❗


パーティー 4名 (コマクサ探険隊)


竜王里宮登山口(大仁田ダム)0800ー(10分)ー分岐0810ー(28分)ー鞍部0838(道間違いで13分ロス)ー鞍部0851ー(12分)ー尾根0903ー(15分)ー大きな岩に挟まれた尾根0918ー(6分)ー小ピーク0924ー(1時間5分)ー三ツ岩岳山頂1029(14分休憩)ー下山途中二つ目のピーク1100(53分ランチ)ー(35分)ー竜王大権現1228ー(32分)ー分岐1300ー(9分)ー駐車場1309


全行程 5時間9分

(うち歩行時間 4時間2分)


標高差 387M(645M~1032M)

行程図

【東京、奥多摩】新緑と大展望の『浅間嶺 』 2018年4月8日

奥多摩の浅間嶺に出掛けました❗(実は指差す先に富士山がうっすら見えているのです)


《登山難易度7》

(私たちと同じルートを歩いているヤマップデータより)


ガイドブックは何冊も持っているのに今までなかなか足が向かず、初めての奥多摩です。

最高に気持ちの良い新緑の尾根歩きとなりました。

周囲の山々の美しいことと言ったら❗

なんでもっと早く来なかった!?私達!、、という感じです。


自宅を5時に出発し、高速使って、払沢の滝入口バス停に6時50分位に到着しました。

バス停には既にバスが停まり、登山者がひとり立っています。

無料の払沢の滝駐車場に車を停め、大急ぎで支度を軽く整えて、バス停まで下って行きました。

が!しかし!

私達の目の前で、出発するバス~(涙)

時刻表を見ると、6時59分発です。

あ~、失敗。

次の発車は、、7時51分!?

51分もあるぞ。

じゃあ先に払沢の滝を見学するか。

その前にトイレに寄って、、などとしていて、ふと時刻表をもう一度見ると、あれ?あれ?数馬行きが7時34分とある。

あと30分。

じゃあここで待とうか、となりました。

あのバス停、分かりにくい~(涙)

バスがどういうルートで走るのか、さっぱり見当がつかないです。

ということで、辺りをウロウロしました。

こちらがバス停。

山がきれいですね~✨

そうこうしているうちに、バスがやってきました!

もう既に満員ですが、何人も降りる方がいて、無事座れて良かった。

そこから30分程バスに揺られ、浅間尾根登山口バス停に向かいました。

沢山の乗客全員がそこに行くのかと思いきや、ほとんどの方が途中で降りていきます。

なんだ?なんだ?途中から登った方がいいのか!?と思いましたが、今回は初めての浅間嶺なので、ガイドブックに忠実に一番奥の登山口から登ることにします。

登山口バス停の近くにはトイレもありました。

用を足してからスタートです。

今朝は冷えていたので、なぜかトイレを見ると、寄らずにはいられない。

車道(檜原街道)を戻る形で下っていくと、すぐに【←浅間嶺】の看板が。

南秋川の橋を渡り、急な車道をしばらく登ります。

途中、渡ってきた橋や対岸の山が美しく見えました。

やがて浅間坂の大きな看板が現れました。

里の花も美しい。

民宿浅間坂の前を通り抜けると、登山道に入っていきます。

登山道脇の手作り感満載の溝が、この里を大切に守ってきた人々の暮らしを想像させます。

しばらくは植林帯の中の九十九折れの急登です。

一旦車道を横切り、再び山道へ。

古道を思わせる石垣が続きます。

薄暗い針葉樹の森ですが、よく手入れされていて、気持ちいいです。

やがて少し開けた明るい場所に出ます。

大きな杉の木に守られた祠がありました。

明るい雑木林になってきました。

右に曲がった所に休憩用のベンチがありました。

急登はここで終わりということかしら?

今日の行程は長いので、先を急ぎます。

数馬分岐はまだかねぇと言いながら進みます。

このあとしばらくして判明するのですが、どうやらこの前の写真と後の写真の間に数馬分岐があったみたいです。

確かに分岐はあったのですが、何の標識もなかったので、「これだけ有名な?数馬分岐の標識がないはずはないよね。だからこれは数馬分岐ではない。」と思い、写真撮りませんでした(涙)

分岐でもなんでもない所に【←浅間嶺 浅間尾根登山口→】の標識があるのですから、当然【数馬分岐】の標識もあると思うじゃないですか、ねぇ(恨み節)。

ということで、数馬分岐を過ぎ、なだらかな尾根道になります。

右側の展望がひらけ、隣の尾根がクリアに見えます。

今日は視界が良いぞ❗

このままずっと雑木林かと思いきや、美しい杉の植林帯になります。

非常によく手入れされ、下刈りされて真っ直ぐに伸びる杉の林は、何とも清々しい。

いにしえの道らしく、お地蔵さんや道祖神が、登山者を見守ってくれています。


こちらは、数馬分岐になかなかつかない(既に通過してるのに)と悩む私の図。

ガイドブックに載ってない風神峠への分岐です。

さる石です。

どこかにさるの手形があったみたいです。

探してもよくわからなかった(涙)

登山道脇の花が彩りを添えてくれます。


針葉樹の植林帯、雑木林と交互に現れます。

とにかく、誰にも会わないので、本当にルート通りなのかと不安になってきます。

バス停で一緒に降りた他のお二人は先に行ってしまい、後続のバスはずっと後でしょうから仕方ないのですが。

何しろ数馬分岐に出会えてない(と思っている)し、ガイドブックに載ってない風神峠なるものの表示があるし、そりゃ不安になります。

そんな気持ちで歩いていると、やっと前から男性ハイカーが現れました!

この道であっているか聞くと、確かにそうだと。

次に目指すは一本松なのですが、その方はよくわからず通りすぎた模様だと聞きました。

数馬分岐を見逃したので(しつこい)、一本松だけは逃したくない❗

目を皿の様にして歩きます。

すると、前方にこんな標識が。

こりや気がつかないわぁ。

道が分かりにくいと書いてあるので、慎重に尾根道を進みます。

すると、小広い場所に出ました。

三角点があるのでここが山頂のようです。

ありました、ありました❗

一本松の表示が。

これが一本松~?

巻き道通らずに、わざわざ登ってきたのに、迎えてくれた一本松がこれ~?

「こんなの、一本松じゃなくて、お粗末だ!」と、ブーブー文句をいいながら

巻き道に戻るべく、急な樹林帯を下ります。

すると、平らな道に出て、見ると、、、

一本松?一本杉?

松なの?杉なの?

なんなんだ❗

あとで麓で地図を見て知るのですが、あの「一本松」と表示があったのは、多分杉だったのです。一本松というのは山の名前だったの~(涙)昔は大きな松の木があったのでしょうね~。

散々悪口言ってごめんなさい!

少し行くと、また木立に囲まれた石仏がありました。

そして、そして、その横には、、

幹回り8メートル位ありそうな巨木がありました!

私が小人に見える❗

大きい~✨

何の木なんだろう。

枝が高すぎて、葉っぱを見ることができません。

折れた枝もこの太さ!

しばらく巨木の周りでウロウロし、再び歩き始めます。

先を急がねば❗

美しい植林帯にテンションマックス❗

妖精が梢から舞い降りそうな素敵な針葉樹の森です。

尾根道になりました。

もしかしてもうじき山頂?

ほのかな期待を胸に坂を登りますが、再び下りに~(涙)

、、、そりゃそうだよねぇ。

まだ人里峠を見てない。

なかなかに遠いです。

崩れた所に危なっかしい木製の橋がかかっていました。

新緑が眩しい雑木林(尾根の北側)の歩きやすい道です。

落ち葉🍂でフッカフカ

落ち葉🍂でのレリゴーにチャレンジ

ビミョーですが、一応角度的にはだいぶ撮影が上手くなっている気がします(自画自賛)。

人里峠(へんぼり峠)に着きました。

展望のない静かな峠です。

新緑の雑木林を進みます。

しばらく行くと、突然左側の視界がひらけます。

素晴らしい展望です。

東京方面の町が見えます。

大岳山です。

御前山です。

今までも時々展望がひらけたり、樹林越しに眺めが良い所がありましたが、この眺めは圧巻(^-^)

疲れが吹き飛びます。

更に進むと、遠くの山まで見え始めました。

最高に気持ちいい~✨

スマホ写真のアップでは伝わりませんが、見渡す里山の風景が素敵です。

少し行くと、浅間嶺山頂まで尾根を行くコースと巻き道コースに分かれます。

ガイドブックに巻き道コースの方が歩きやすいとあったので巻き道コースを進みます。

ミズナラなどの広葉樹の森がきれいです。

いよいよ、山頂手前最後の分岐に着きました~✨

すぐに山頂直下の広場に到着です。

ベンチで3~4組がランチしていました。

私はまずはトイレ、トイレ。

広場には大きな桜の木がありました。

一週間前ならさぞきれいだったことでしょうね。

あの上が山頂のようです。

途中私達を追い抜いて行った男性ハイカーが、「あれ?浅間神社は寄らなかったのかい?」と。

え!?

神社があったんですか?

「分岐に浅間神社って書いてあったろうが」とのこと。

そんなの気がつかなかったなぁ。

まあまあ登るようなので、今回は浅間神社はパスしました。

次回お参りしましょう。

ということで、山頂に向かいます。

ついに着きました~✨

浅間嶺山頂❗903M。

標高差283Mですが、初めのうちだけ急登でほぼ尾根歩きなので、とにかく行程が長かったですね。

ここまで4時間かかりました。

でもそれだけ歩いてきた甲斐がありました!

素晴らしい展望です。

北側は大岳山や御前山が目の前に迫ります。

南側には笹尾根の向こうに丹沢の山並みです。

富士山もはっきり見えます。(写真ではうっすらですが、肉眼では白い山頂部がよく見えました)

ベンチに座って、ようやくランチタイムです。

時刻は12時。

朝が早かったので、お腹がペコペコでした。

目の前の斜面には桜が沢山植わっています。

やはり一週間前なら、桜越しの展望が楽しめたのでしょう。

来年はぜひドンピシャな日に訪れたい。

一時間程山頂でゆっくりし、再び歩き始めます。

下山も同じ位の距離歩かなければ駐車場に戻れません(涙)

浅間嶺が別名浅間尾根なのがよくわかります。

山頂部がとても長い。

大展望と桜を楽しみながらの緩やかな下りは、もう最高の気分です。

広葉樹の広~い森をルンルン下ります。

こういう道、大好き(*⌒3⌒*)

ずーっと歩いていられる気がする(笑)

前方に見える山は松生山(934M)です。

さらに下って松生山への分岐を分け、左に曲がってどんどん下ります。

この辺りがカタクリの群生地なのでしょうか?、、と後になって思いました。

このときは広々とした新緑の森に見とれて、あまりよく観察しなかったので、カタクリの残骸(咲き終わっていたらしいです)に全く気がつきませんでした。

花は見れませんでしたが、それはそれは気持ちの良い森でした。

更に新緑の中を下っていきます。

途中なぜかここだけ石がゴロゴロしてました。

斜面にカタクリがないかと思いながら行きましたが、カタクリもアズマイチゲも見当たらなかったなぁ。

いつの間にかカタクリの群生地を過ぎていました。

気を付けて見てたんだけどなぁ。

なぜひとつもカタクリ(の葉っぱさえ)を見つけられなかったのだろう。

これはきっと散々悪口言った一本松の呪いだ!ということになりました。

改めて、一本松さん、ごめんなさい。

やがてモミの巨木🎄に出会いました。

薄暗い針葉樹の森になりました。

ジグザグに下っていきます。

道の横にはなぜか一定間隔にモミの巨木があります。

いにしえの道の名残りなのでしょうか。

樹齢が100年を超えている気がします。

このモミの木は、斜面を上へ上へ根っこを伸ばしていて、すごい生命力を感じました。


やがて沢沿いの道となります。

水を引いているホースが出てきました。

里が近い証拠ですね。

と思っていたら、、

すぐに建物が見えてきました。

そば処みちこさんです。

そばは売り切れみたい。

そばひきに使う水車が豪快な音をたてて回っていました。

お蕎麦が売り切れだったので、お汁粉でひと休み。

25分程ゆっくりし、再び歩き始めます。

振り返るとそば処みちこさんはこんな感じ。

甲州古道と書いてありますので、こちらを進みます。

途中時坂峠に向かう道が通行止めだったようなので、車道をそのまま下りました。

するとカーブの度にとても眺めが良いです。

美しい里山が見えてきました。

この里山の中をジグザグに下っていきます。

里山の桜が可愛い。

日本の原風景のような世界です。

やがて車道を下ります。

車道脇の石垣が見事。

ようやく駐車場に帰り着きました。

時刻は午後3時25分。

登山口バス停を8時10分頃スタートしたので、7時間15分、山の中にいたことになります。

なかなかに長かったですね。

車に荷物をおろして、払沢の滝を見に行きましょう。

ウッドチップの敷かれた歩きやすい道を行くと、可愛らしい郵便局が現れます。

やがて水の音が大きくなり、日本百名滝に選ばれている払沢の滝が見えてきます。

4段で落差は60メートルだそうです。

大きすぎて全て写真におさめるのは難しいです。

マイナスイオンをいっぱいに浴びます。

最後に檜原の源流水を使ったお豆腐をお土産に買い、おからドーナツと豆乳を頂きました。

さっきお汁粉食べたばかりなのに(笑)


浅間嶺、これまた素晴らしかったです。

ガイドブックだと暗い感じの写真が多く、こんなにすごい展望の山とは思っていませんでした。

これは人気があるはずですね。

次回は紅葉シーズンに訪れたい❗

そのときは途中の峠から登って、もう少し行程を短くしないと日が暮れちゃいそうですね。

本日の歩数、なんと25000歩!

過去最高記録更新👍

(しかも、翌日筋肉痛なしでした❗だいぶ体力ついてきた!?)


浅間尾根登山口バス停0816ー(14分)ー浅間坂入口0830ー(40分)ー数馬分岐0910ー(1時間2分)ー一本松1012ー(13分)ー浅間石宮(巨木)1025ー(47分)ー人里峠1112ー(26分)ー巻き道分岐1138ー(12分)ー園地広場1150(8分トイレ)ー(5分)ー浅間嶺山頂1203(50分ランチ)ー(1時間5分)ーそば処みちこ1358(24分休憩)ー(1時間3分)ー払沢の滝駐車場1525


全行程 7時間9分

(うち歩行時間 5時間47分)

歩数 25000歩

標高差 660M(270Mー930M)

行程図

パーティー 2名(ターボと)