50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、みなかみ町】三国山で大展望を楽しみ、最高のひとときを過ごせました《後編》2019年5月5日

《登山難易度 3》

三国山山頂からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^.^)


上信越国境の三国山を歩いたこどもの日の思い出【後編】です。


山頂には幸福の鐘がありました。

長女は良い出会いを求めて、鐘を打ち鳴らしました。

願いが叶うといいですね😁

でも音がイマイチ不景気な音だったので、どうですかね?(笑)

ま、待てば海路の日和あり、ですよね。

大展望にコーフンして、ひとしきり記念撮影を行いました。

青空にヒコーキ雲\(^^)/

長女と同じポーズで。

家族寄り添って。

自撮りで何とかターボも一緒に。

長女が自撮り棒を操作して。

やっぱり若いコが入ると爽やかさが増すわ~🎵

いや、ターボの自撮りが爽やかでないと言っている訳ではない、決して!😁

折角なので、ジャンプしてみることにしました。

何度チャレンジしてもこんな風に地面に足がついた写真しか撮れないので、長女のiPhoneで連写すると、、

長女が「お、跳んでる写真が一枚だけ撮れた!でもおかしいなぁ、普通2~3枚は跳んでるのが撮れるんだけど」と言ってました。

ある意味3人揃って一枚のみという息のあった奇跡の一枚が撮れて良かったです(笑)

それにしても私の格好、、トイレに座ってる人にしか見えない(涙)

跳んでるというか、足を曲げてるだけですね。

多分頭の位置は変わっていない。

おっと、3等三角点がありましたので、皆さんを真似して写真を撮っておきました。

だいぶハッスルしてお腹も空いたので、そろそろお昼にしましょうね。

ターボが冷たい大判焼きを差し入れしてくれました。

これからはこういう冷たくて甘いものが美味しい!

太陽に向いて座っていると陽射しが暑いくらいでしたので、今度はみんなで冷たいソーメンを持ってこようかと話しました。

食後のお散歩に出掛けます。

山頂の北側には少し樹木があって見通しが効かないので、少し東方向へ歩いてみました。

北側を覗いてみます。

平標山、仙ノ倉山、万太郎山で、一番右手に見えるのが谷川岳だと思うのですが、どうでしょうか?

もう少し先まで行ってみようかと思いましたが、所々雪解けが進み、笹が出ていて、体重をかけた時どこまで沈むか不安だったので、途中で引き返すことにしました。

じゃあ戻ろうかといって、長女が走り出した途端、片方の足に荷重がかかりすぎたのか、雪を踏み抜き派手に転びました。

皆で大笑い。

再び踏み抜かないよう、慎重に戻ります。

結構下って来ていたんだな。

ダケカンバが素敵ですね。

尾根に沿ってダケカンバが並んでいます。

雪がなければこちらは笹が生い茂り、道はないのかもしれませんね。

雪が積もっていたので、途中まででも歩けてラッキーでした。

ぐるり写真をまだ撮っていなかったので、左からターンします。

こちらは東方向。

台形の吾妻邪山が見えます。

奥に見えるのは赤城山です。

南東方面。

赤谷湖と三国街道が見えました。

赤谷湖の上に見えるのが子持山、その右手が小野子山と十二ケ岳。

薄い山塊は榛名山です。

私たちもだいぶ群馬の山が分かるようになってきました。

南西方向。

稲包山にトランジットする形で浅間山が見えています。

ターボが「お昼でも浅間山」と言ってました。

無視しましたけどね。

右手奥は草津白根山でしょうか。

西方向~北西方向。

白砂山から佐武流山、赤倉山、苗場山の山脈が美しすぎます。

余は満足じゃ❗という気分です。

実に山頂で1時間22分も過ごし(料理をしていないのにですよ)、13時36分、そろそろ下山開始です。

下山はこの景色を見ながらですから、そりゃ最高にご機嫌ですよ。

どうですか、この景色!

これが登山口からわずか2時間程の登りで手に入れることができるのですから(もっと言えば三国峠からほぼこの景色ですから、わずか40分程でとも言えます)、最高の山じゃないですか!?

今ならまだ新潟と長野の国境に雪が残っていますから、今週末でも同じ景色を見られると思いますよ!

爽快❗

いつか歩いてみたい苗場山。

左手のピークが3つ縦に並んでいる山がすごく気になるのだけど、名前がわかりません。

絶景をバックに3人を撮る。

少しアップにして。

下から遅れて下る私を撮ってくれました。

面白い階段の場所に差し掛かりました。

数学教師の長女はここの幾何学模様に興味津々。

更に下って、、

ベンチのある小広い場所まで下ってきました。

時刻は13時57分。

山頂から21分でした。

下りは速いわ。

少し暑いので水分補給をします。

ターボとお揃いで購入した、水筒と水筒ケース。

クリさんの真似をしてリュックのベルトに付けるタイプです。

なんとMAMMUT!

洋服は高くてなかなか買えないので、こういう小物でちょっぴりカッコつけてます(笑)

いや、でも普通に使いやすいです(*^^*)

更に下ります。

振り返ると先ほどまでいた山頂と、山頂から少し歩いた雪の尾根が見えました。

まだまだ下ります。

どんどん下ります。

と、このあと前方からターボの「ぎゃーっ」のいう叫び声が。

ど、ど、どうした!?と言うと、どうもターボが足を乗せたタイミングで階段が壊れたらしいです。

危うくこけそうになったらしい。

その階段がこちら。

腐っていたみたいですね。

皆さん、お気をつけください。

鳥居が見えてきました。

14時23分、三国峠に到着です。

山頂から47分、ベンチから26分でした。

少し休んで、14時29分、再び歩き始めます。

分岐は右へ折れます。

この頃になると、長女はお気楽隊の缶バッジを作ろうという話で大盛り上がり。

長女は絵が上手でイラストを描いたりデザインしたりするのが得意なので、私たちのバッジをネットで作ってくれると言っています。

今度クリさんやあきっこさんと山に行く予定にしている話をすると、一度でもお気楽隊に参加した人にはそのバッジをプレゼントして、みんなでお揃いにしたら楽しいじゃん!と言っています。

この前の山歩きで、お気楽隊のTシャツを作ってみたらどうかと冗談で話していて、でも普通だとおもしろくないので、一文字づつ、例えば私が「お」、ターボが「気」、ハガレーナが「楽」にして、だとしたらウォーリーは「隊」になるねなどと笑って話したのです。

あ、でもそうすると姫がないから、じゃあ姫は「!」とか「♥️」とかでいいんじゃんと言うと、「私は♥️がいい💕」って絶対言うぞ、などと噂話していたのでした。

長女がお揃いのバッジを作ってくれるというなら、それは願ったり叶ったりです。

みんなでリュックか帽子に付けて山に行ける日も近いかもしれません。

この辺りは朝は乾いていたのに、水浸しになっています。

今日の暖かさで、雪解けが進んだようですね。

橋が見えてきました。

沢の水の音が、明らかに朝より大きくなっています。

橋から上流側を覗いてみました。

雪解け水が激しく流れています。

15時08分、登山口まで戻ってきました。

下りは山頂から1時間32分でした。

新しい橋を作っています。

結構谷が深いのですね。

すごい高さ。

道路のカーブ(内径)を計算したクロソイド曲線碑だそうです。

数式が書いてあったので、しばらく長女が見て、「これがYで、これがAだから~」などと言っていましたが、しばらくして「あ、ダメだ、私、数学苦手だったんだ」と言って歩き始めました(笑)

15時18分、駐車場に戻ってきました!

お疲れ様でした~🎵

いやぁ、いい山でしたね~(*^^*)

ゴールデンウィーク最後に最高の展望を体験できました。

素晴らしかったです。


自宅発0737〰️(コンビニ立ち寄り 含め32分)〰️本庄児玉IC0809〰️()〰️月夜野三国峠IC0851〰️(コンビニ立ち寄り含め47分)〰️三国峠駐車場0938

車での所要時間 2時間1分

歩行距離 6.65キロ。

累積標高差 554M。


駐車場0956~(10分)~登山口1006~(小休止5分含め38分)~三国峠1044~(小休止5分含め46分)~ベンチ1135~(小休止10分含め29分)~山頂1214(1時間22分)~(21分)~ベンチ1357

~()~三国峠1423(6分)~(39分)~登山口1508~(10分)~駐車場1518

全行程 5時間22分

(うち歩行時間 3時間44分)


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️

【群馬、みなかみ町】令和改元GW最後の山は、上越国境の三国山へ。雪を斑にかぶった美しき山稜に魅了されました《前編》2019年5月5日

《登山難易度 3》

三国山からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^.^)


改元のお陰で長い長い連休となった今年のゴールデンウィーク、既に3ヶ所の山域に出掛けました。

いよいよ、火曜日から仕事が始まります(涙)

長いお休みの最後を飾るのは、上越国境の三国山にしました。

今回は義姉(2号)が帰省してくるので、楽勝な山に連れていってと言われています。

そこに長女も加わり、ターボと四人で出かけることになりました。

自宅を7時37分発、コンビニ経由、関越道を使って三国トンネルを目指します。

9時9分、赤谷湖の側のローソンで10分程トイレ休憩しました。

赤谷湖にはこどもの日ということもあって、沢山の鯉のぼりが泳いでいました。

長女と一緒に山に行くのは久しぶりです。

去年の日光白根山以来でしょうか?

長女のポーズは5月5日を表しているらしいです。

三国トンネル手前のトイレのある駐車場に着いたのは9時38分でした。

出発が遅かったので、もしや駐車場がいっぱいだったりしたらどうしようと心配しておりましたが、杞憂に終わりました。

停まっていたのは数台で、ガラガラでした。

皆でリュックに買ってきた食料を入れたり準備をします。

その時2号が長女の名を呼び、ペットボトルの飲み物を差し出して「これ持ってよ」と言ってきました。

私は「そのくらい自分で持ちなよ。自分の物は自分で運ぶんだよ」と言うと、「だって重いんだもん」と甘えた声を出していました。

都合のいいとき、2号は高齢者を装うので、油断もすきもありません。

支度を整え歩き出そうと思いドアの鍵を閉めようとすると、2号の使っていたドアだけ全開でした。

「お姉さん、ドア開けっ放し」というと、「あ、忘れてた」。

こういうところは2号が高齢者だからではなく、昔からの性格(?)です。

既にそんな2号の性格はターボにも知れていて、「お姉さ~ん、またやってくれたねぇ」と笑われていました。

9時56分、歩き始めます。

すぐに三国トンネルが見えてきました。

3人で「トンネルの赤ちゃんだ~🎵」と騒いでいます。

見るとこれからトンネルを掘り進む為のマークが壁につけられていました。

あんな風に壁にまあるく線をひいてから始めるんですね。

上越橋を渡ります。

橋を渡ると三国隧道で、その右手前に登山口があります。

あれが三国山でしょうか?

10時6分、登山口です。

登山口の標識と長女をちゃんと撮影したつもりでしたが、長女の顔の前に蔦がビロンとなってましたね(涙)

では長女を先頭に登山スタートです(*^^*)

気持ちのよい雑木林をジグザグに登って行きます。

この花は何でしょう?

道端に沢山咲いていました。

今日の標識はこの可愛い赤色です。

登山口から0.5キロ、三国峠までは1.0キロの所まで来ました。

コーナーを曲がると、遅れがちな私を3人が待っていてくれました。

並んだ3人見て「でかっ!」と思ってしまいました。

今日の平均身長は高いですよ~😁

(172+169+164+163)÷4=167センチ。

日本人女性の平均より10センチも大きいですね。

そして今日は平均年齢は低いですよ~😁

(57+55+53+24)÷4=47.25。

なんだ、それでも47才か(涙)

大して若くならなかった。

ターボが「平均体重は?」と聞いてきたので、「それは計算しない」と答えました。

これも日本人女性の平均を大幅に超える結果になることでしょうが。

登山道にあった石を見て、長女が「ステーキみたい~🎵」と言っています。

ターボが「どれどれ?まぁ、ステキ💕」と。

今日は長女が「メモして~❗」という役目らしいです。

なので仕方なくメモしたので、一応ここに記します。

道の脇に残雪が少しだけありました。

今日の往路で見えた周囲の山が結構白かったので、アイゼンを忘れたけど大丈夫かなと思っていましたが、この程度で良かったです。

しばらく谷に沿って登っていました。

沢の方から吹き上げる風が時々通り抜け、汗がさ~っとひく感じが気持ち良かったです。

新緑にはまだ少し早いようですが、笹の森が美しいですよね。

残雪に足を滑らせると滑落するので慎重に。

ま、少しだけでしたので、全然平気でした。

10時38分、分岐に到着です。

三国峠まで0.5キロです。

この辺りでは「トントントントン」というキツツキが木の幹を叩く音が響いていました。

ウグイスも鳴いています。

分岐からは少し道がなだらかになりました。

この辺りで長靴をはいた男性とすれ違い、「今日は苗場山がキレイに見えてるよ~」と教えてもらいました。

「山ガールかい?」と聞かれ、ターボが「だいぶくたびれてますけどね」と答えていました。

その後「山ガールじゃなくて山おばさんだろう」「いや、今日はN姉さんがいるから山ばばぁか」などと続いたことは言うまでもありません。

日頃自分たちより年上の人と歩くことがないので、今日のターボは若さアピール半端ないです(笑)

前方に三国峠が見えてきました。

10時44分、三国峠(1300M)に到着です。

登山口から38分で、標高差200M登ってきました。

大きな鳥居があります。

三国峠は越後と関東をつなぐ交通の要所で、三国街道の中でもこの峠は最大の難所だったらしいです。

確かに地図を見ると、深い山塊の上越国境の山の中で、この三国峠の場所だけ奥まで緑色の比較的標高が低いエリアが入り込んでいて、少し登れば山を越えられるのがわかりますね。

こちらの地図の方が分かりやすかったですね。

三国山からは万太郎山や平標山へ縦走することができます。

鳥居の向かって右手にある高台から一周回って眺めを楽しみます。

こちらはこれから向かう三国山方面。

こちらはみなかみ町方面。

こちらは歩いて来た三国トンネル方面。

稲包山方面。

見えているのは長倉山だと思います。

苗場方面。

10分程休憩し、三国山を目指して歩き始めましょう。

、、と思ったら、長女とターボが苗場方面へ峠をそのまま下りそうになっていました。

「ちょ、ちょ、ちょっと待った~❗そっちじゃないよ。こっちだよ」と神社右手の道を私が指差します。

「え!?あ、そんなところに道があったんだ」と言っています。

おいおい(苦笑い)

「いやぁ、普通こっちでしょ。あっちに山頂があるんだからさ」と、すべての会話をあっち、そっち、こっちで伝え合う私たちです。

目指すは三国山山頂!

ここから山頂までず~っと階段が続きます。

歩き始めながら、長女が「友達の中に山に行きた~いって娘が結構いるんだよね~✨」と言っています。

「だったら連れて来なさいよ」と言うと、「今度マジで連れてくるよ」と言うので「オバチャンたちの写真じゃちっともインスタ映えしないから読者が増えないんだよ。若くてキレイな娘を載せたら読者が増えるかもじゃん!😎ニヤ」と私が言うと、「今の若いコは写真載せても全然オッケーだよ~🎵」と言っておった。

ナイス!

私の読者を山の内容でもブログの面白さでもなく、若いコの写真で広めようという、私のイヤらしい企みがうまく行きそうですよ😎ニヤリ

いや、まじで、「若いコ出る出る詐偽」になるから、本当に連れてきて欲しい。

長女よ、頼んだぞ!

そんなことを考えつつ、今は階段をヒーヒー言いながら登っています。

どんどんひらける眺望が素晴らしいです。

少しずつ苗場山が見えてきました。

階段はまだまだ続くよ、どこまでも。

今日は私が最後尾を歩いていたので、ほぼ2号のお尻でお届けします。

2号は袈裟丸山遭難事件以来の山歩き。

決して最後尾は歩きません、というか、歩かせられません。

キレイだな~✨

空に向かってどこまでも続く階段。

空が青くて気持ちいいです。

乱れた息を整えながら、雄大な景色を眺めました。

長女はずっと先に行き、道に座ってオバチャンたちを待ちます。

ターボがヘロヘロになりながらも二番手で現れました。

その後2号と私も加わり記念撮影です。

この絶景を背景にみんなで写真を撮りたかったみたいでずっと待っていてくれました。

5月5日のこどもの日!

ターボは「ゴーゴーで55歳の日だ!」と言っておりました。

てことは私の日?

何枚も写真を撮ってしまう、、そんな私たちを長女が「雰囲気出てるよ~🎵」と言いながら撮ってくれました。

「すごい山に登ってるみたいに見える」(笑)

ちょっと山頂に近い雰囲気になってきましたが、、

尾根の肩のような場所でした。

時刻は11時35分です。

三国峠出発から40分かかりました。

山頂はまだまだ先です。

ベンチがあり、そこからは遂に苗場山が見えるようになってきました。

平らだったのはほんの一瞬で再びの急坂になります。

11時45分、分岐が現れました。

左手に行くと、平標山への近道みたいです。

私たちはそのまま階段を登って行きます。

古い階段と新しい階段が入り乱れて面白い模様になった斜面です。

3人が階段に座って私を待っていました。

突然目の前にこんな景色が現れます。

「なに、なに、なにこれ!?未来都市みたい!」とわたしが叫ぶと、「N姉さんと全く同じ事を言ってる。血が繋がってないのにね」とターボと長女が笑っていました。

昭和30年代生まれはこういう風景を未来都市と連想するのだ!

だって、まるで未来少年コナンのインダストリアルみたいだよ。

山の中に突然現れる未来都市。

苗場のスキー場ですね。

いやぁ、これはすごい。

来て良かった!

素晴らし過ぎて、しばらくボーッと眺めを楽しんでいました。

日常からかけ離れたこんな世界に身を置ける幸せ。

風もなく穏やかで、太陽の日差しが暖かいです(若干日焼けが心配だけど)。

まもなく山頂かな?

もう一息頑張りましょう。

空中散歩しているみたいな二人。

天国への階段みたい(笑)

私たちはこんな所を歩いています。

12時8分、再び分岐が現れました。

右手には雪の道(?)

左手には平標山の表示があります。

長女とターボは迷った挙げ句、右手の表示が「三国峠」と書いてあったのに惑わされて、左手に進んでいました。

私が呼び戻します。

たぶん右手の雪道を行くのだと思う。

雪があってどこまでが地面か怪しいので、最後は私が先頭を行きます。

(振り返って撮影)

すると分岐からわずかで山頂に到着しました!

12時14分、三国山山頂(1636M)に到着です。

登山口が標高1100Mですから、標高差536Mでした。


今回は比較的お気楽登山なので、一気に書いてしまおうと思っていましたが、載せたい写真が多過ぎて、長くなっているので、ここで【前編】として投稿します。

大した行程でもないのに、毎度毎度長くなって申し訳ありません。

では、続きは【後編】にて、、。

【東京、伊豆大島】下山後から東京帰着までも色々ありました。伊豆大島三原山の旅《後編》2019年5月3日

伊豆大島元町港からこんにちは。


船内泊の一泊二日で訪れた伊豆大島の旅【後編】です。


いきなりの地味な食事で失礼します。

三原山から下山したのは11時38分。

予定より30分遅くなりましたが、バス出発(13時57分)までは余裕があります。

レストランでお昼を頂き、その後温泉に入るつもりでおりましたが、なんとなんとお昼のレストラン営業はしていないとのこと。

ガッビ~ン😨

そ、そうなんですね、残念😢

という事で、売店は開いていたのでそこでお土産を購入し、昼食は売店おにぎりを頂くことになりました。

ホテル前の階段に座って「いただきます」。

朝食バイキングはお腹が空いていたこともあり美味しく頂きましたが、特別伊豆大島ならではというメニューだった訳ではなく、ま、味も普通でしたから、みやっちさんみたくランチで磯ラーメンや海鮮丼的なものを食べたいと思っていたのですが、、。

これまた可もなく不可もなくのおにぎり弁当で、う~んです。

「思ってたんとちゃう!」その4というところでしょうか。

今回は旅行なのに「食」に恵まれません(T_T)

一応ゆで卵に掛けるお塩が伊豆大島産でしたので、それを持って写真に収まりました。

デザートは「大島牛乳のアイスクリーム」。

何とか現地ならではの物を口にしたいと悪あがきをしています。

お風呂は13時からと思いアイスを食べ始めた途端、「お風呂の準備ができました」と従業員がフロントに連絡してきて、何人もの人がチケット購入し始めました。

な、何だって!?

やだ、早く食べないと!と大して味わうこともできず、アイスを掻き込みましたとさ。

何というタイミングの悪さ。

その後の露天風呂はとても気持ちが良かったです。

先ほどまで歩いていた迫力の三原山を目の前に見ながら、ゆっくり汗を流し、露天風呂で足をマッサージしました。

ただあんまりゆっくりしていると満席でバスに乗れなくなると困るので、早めにあがり、ホテル階段前のバス停になんとなく(階段に座る形で)並びました。

人が写り込むので写真はありませんが、やって来たバスは既に満席でした。

順に乗車し、奥から詰めて行きましたが、全員乗り切ることができず運転手が「もっと後ろに詰められませんか~? 」とアナウンスしています。

大きなリュックと登山靴の入った袋を抱え後ろに進みますが限界があります。

横の席に座っていたハイカーの若者(足元には自分の大きなリュックを置いていました)が、「リュックを膝の上に載せてもいいですよ」と言ってくださり、初めは「いえいえ、それでは申し訳ないです」と言ったのですが、まだ乗れない乗客がいたので、「大丈夫です。持ちます、持ちます」と私のリュックを膝に載せてくださいました。

反対側にいた赤ちゃん連れのご夫婦は、通路に置いていた折り畳んだベビーカーの上にターボのバックを置いてくださいと協力してくださいました。

でも何しろギューギュー詰め状態。

後ろに詰めながら足が片方づつ変な方向に向いてしまい、「ちょ、ちょ、ちょっと待って~、足が抜けない~(涙)」という結果に(涙)

結局何人かは乗ることができませんでした。

すし詰め状態で発車。

柱につかまっていましたが、体の角度が妙な形になり、30分間、今日イチに体力を使う試練の時間となりました。

運転手さん、運転荒いんだもん。

今日の出港地は元町でした。

元町バス停で外に吐き出されホッとしていると、ハガレーナから衝撃の情報が!

ハガレーナの後ろには男性ハイカーが一人と若い女性ハイカーが二人いたらしい(私たちの中ではハガレーナが一番奥でした)のですが、なんと後ろのスペースには余裕があったのだそうです。

男性ハイカーはリュックをおろし、奥に詰めてくれたのに、その手前の女性二人がリュックを背負ったまま、男性との間が空いているにも関わらず、「もう詰められませ~

ん」と答えて動かなかったらしいです。

ぬぁんだと~💢💢💢💢

ハガレーナは控えめな性格なので、「もっと詰められるだろ」と思いつつも何も言わなかったらしいのですが、絶対私なら「そこ、もっと詰められませんか?詰められますよね。リュックおろして詰めてもらえますか?」と言う。

絶対言っちゃう。

あんなにみんなが苦労して、協力して、それでも乗れない人が数人いたのに、なんで協力しようと思わないんだ!と、ハガレーナから聞いて血液が沸騰しそうなほど腹立たしく思いました。

まぁ、済んだことですし、私が腹をたてても仕方ないので、気を取り直してターミナルに入りますかね。

ここから1時間以上の待ち時間があります。

眺めを楽しもうと外のテラスに出ると展望板がありました。

あ、私が大山かね?と思ったのは箱根だったんだ。

熱海も見えていたんだ!

それからあの大きな山は天城山だったんだ。

島影は利島だったのね!と、山頂から見えた景色の山座同定、ここで一気に解決です。

お腹が空いています。

元町をウロウロするには荷物が大き過ぎるので、売店でパンとかポテトとか小腹を満たす物を買いたいと思いましたがお土産物しかなく、ターミナルのレストランはガッツリ料理だったので、仕方なくベンチでホテルの自動販売機で買ったお菓子をモソモソ食べています。

暇なので、あんこ娘の顔出し看板(世間では顔はめパネルと言うらしい)で写真を撮ってみましたがイマイチ~(涙)

↑先日横川のドライブインで撮影したウォーリーのようにはまりません。

後でウォーリーに私たちのあんこ娘を見せたところ、「顔が後ろ過ぎるんだよ!もっと穴に顔を埋めて前に出さないと!」とダメ出しされました。

さすが「顔はめの女王」。

年季が違います。

今後お気楽隊として、「顔はめ」を極めたいと思います。

ウォーリーは自分の顔はめをコレクションして将来面白写真集として私達に売り付けるつもりらしいです。

15時45分になったので、埠頭に降りて行きました。

ボラードがあったので、「海の男」を演じてみました。

何が違うんだろう?

なんか違うんだよね。

こんなことすら可笑しくて、腹を抱えて笑い転げました。

そんなことをして遊んでいると、私達の乗るジェット高速船「レインボー」が入港してきました!

早っ!

モタモタしている間に一気に埠頭に近くなり、浮かんでいた船体が沈んでしまいました。

あっという間に着岸です。

ひょえ~、カッコいい~🎵

船に乗り込むと私たちの座席は埠頭側でしたので、舷梯を人力で外す作業を見ることができました。

里帰りして都会に戻っていく友人や家族を見送りに来たのか、何人もの人が埠頭を走っていつまでも手を振っていました。

これだから船の出港はいいですよね。

電車や車ならあっという間に見えなくなりますが、船はゆっくり余韻を楽しむことができます。

やがて時速は80キロに。

伊豆大島から竹芝桟橋までわずか2時間弱で運んでくれます。

「食」に関してはリサーチミスで残念でしたが、日頃の山歩きとは違う非日常を味わうことができて、とても楽しい一泊二日でした。

船の中では伊豆七島の観光案内ビデオが流れていて、今度は神津島の天上山に登ってみたいと思いました。

海抜0メートルから天上の楽園へ、ですって。

面白そうじゃないですか?

いつか行ってみたい❗

どこの島にしても今度は島で一泊して、観光要素も取り入れもっと島全体を楽しみたいとも思いました。

船は東京湾に入っていく貨物船をどんどん追い越して、竹芝桟橋を目指します。

竹芝桟橋手前で旋回します。

17時55分、竹芝桟橋に着岸しました。

その後は勝手知ったるターミナル。

昨日来た道を逆に辿る形でホテルインターコンチネンタル東京ベイの表玄関からリュックを背負って堂々と入って行きました。

すると泊まり客だと勘違いしたホテルのポーターがうやうやしく「いらっしゃいませ。お荷物お持ちします」とやって来ました。

「あ、いえ、駐車場に行くだけなので」と言うと、そこはプロ。

「なんだ、駐車場かよ」という顔をおくびにも出さず、「あ、そうなんですね。お気をつけて」と言ってくれました。

昨日の苦い経験から、荷物は車に乗せておき、そして空身で行動することに。

ちなみに駐車場に戻る際、レストランの前を通過しながらチラッと入口に掲示してあるメニューを盗み見しましたが、お安い方で9800円、お高い方は11800円でした。

いくらリュックを車に置いて出たとしても、今日の私たちのファッションで入れるようなお店ではありません。

車の中で何か手頃なお店はないかとネット検索してみましたがよくわからず、、。

もう歩いてみるしかないねと言うことで、一旦ターミナルまで戻りそこから歩き出すことにしました。

で、車からターミナルに戻るのに、ホテルを通らなくても別に道がないかと壁の表示を見ると、「ターミナル→」の表示を発見。

歩いてみると、ホテルを一切通らずに、ターミナルの中に通じるルートがあったのでした。

な~んだ、こんな道があったんじゃん!

知ってたら二回もあの高級ホテルの中を貧乏ハイカーがうろつく必要なかったのに(涙)

ターミナル前の広場にある帆船マストです。

私は学生時代、(このマストではないけど)あのてっぺんまで裸足で登って展帆作業などしていました。

毎日ロープを引っ張って、最後には手の指が四角くなったっけ。

夜のリーサイドワッチでは、風下のデッキに座って男子学生たちとおしゃべりしたり空を眺めたりしていました。

六分儀で星の角度を測って位置を計測したものです。

懐かしい青春時代です。

普通の女の子と思い出す青春が違い過ぎますね(笑)

そんなことを思い出しながら、浜松町方面へ歩いてみます。

ありゃ、クリスマスでもないのにイルミネーション(^.^)

田舎者です、ご勘弁を。

するとそのイルミネーションがあるビルにレストランがいくつも入っていることが分かりました。

ホテルよりはだいぶリーズナブルな雰囲気です。

一階にあった「串亭」に入ることにしました。

久しぶりのご馳走です(*^^*)

まずは「二日間、お疲れ様でした!」の乾杯です。

お昼にあのおにぎりを食べて以来なので、ビールがお腹に染み渡ります。

4800円のおまかせコースにしました。

まず、この生野菜の美味しかったこと!

ハガレーナがパプリカの美味しさに感動していました。

瑞々しくて甘くてシャキシャキしてて、これを食べられただけで、もう満足っていうくらい感動しました。

初めて美味しい野菜を食べた人みたいでした(笑)

串揚げが出て来ました。

大分産黒毛和牛はソースか岩塩で、エビはマスタードソースで(*^^*)

黒毛和牛、やばっ!

口の中でホロホロにとけてしまいます。

遅れて前菜が出て来ました。

姫帆立とオリーブのマリネ、タラモサラダ、彩りトマトです。

ししゃもの卵を練り込んだこんにゃくはマスタードソースで、筍は出汁で頂きます。

飲み物のお代わりは、ハガレーナが大阪サイダー、ターボは湘南サイダー、私は「ラ、ロスカ、ブリュット」というスパークリングワインです。

次に出てきたのは、うずらの卵ベーコン巻きと、インカの目覚め(ジャガイモ)でした。

写真を撮り忘れたみたいです。

次は、もっちり豆腐、お出汁のジュレです。

上に載っていた可愛らしいアラレがアクセントになって美味しかったです。

次はイクラと鮭、和牛で作ったメンチカツです。

お次はフォアグラ(上に紅生姜がのっています)と、金目鯛です。

メンチカツはソースで、金目鯛は出汁で頂きます。

特に金目鯛がフワッフワで美味でした。

ちりめん山椒ご飯です。

丁度いい量(^.^)

お味噌汁は少し味が濃かったので残しました。

デザートはとちおとめアイスとイチゴのコンフィチュールです。

いやぁ、美味しくて、大、大、大満足でした。

二日間粗食に耐えていたので余計に美味しく感じたのかもしれませんが、終わりよければ全て良し🎵

3人の打ち上げでこの食事を楽しむための前フリだったと言えなくもない(笑)


今回お気楽隊として、初めての宿泊、初めての船旅、初めての離島と初めて尽くしの旅でした。

みやっちさんのようにスマートに無駄なく島を満喫することは出来ませんでしたが、何事にも初めてはあるのですから、次回(離島訪問)があるとすれば、もう少しちゃんと計画を立てて、少ない時間を有効に使って島全体を巡ってみたいと思います。

ただ鈍足ですから、それが行動時間を制限し、活動範囲を狭めるのですよね。

鈍足は鈍足なりの計画、次回の宿題にします。


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️