50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、南相木村】日本二百名山の御座山に登る《後編》想像以上に手こずった下山編2019年4月27日(土)

《登山難易度 4.5》

御座山山頂からこんにちは😃


鎖場の連続で想定外の時間を要して、ようやくたどり着いた御座山山頂でしたが、天候の快復が予報より遅れていたようで、白い世界が広がっていました。

頑張って歩いてきたのも、すべては遮るもののない大展望を楽しむためだったのに、、(涙)

そんな中でもわずかに見られた展望のチラ見せはこちら。

あちらは前衛峰というやつでしょうか?

東側の尾根の向こうにあれは両神山?と思われるギザギザした山陵が見えました。

下界はいくらか見渡せたものの、周囲の山はほとんど雲のなかだったので、唯一名前を言えた瞬間でした。

八ヶ岳、浅間山、アルプス、見たかったなぁ。

こんな写真しかお届けできず残念です(涙)

私が岩場の端に立って展望を写真に納め振り返ると、花子とターボは強風に耐えながら岩場にしがみついておりました(笑)

特に花子は高い所が苦手らしく、こういう岩場は足がすくむのだそうです。

そして帰りの車で聞いたところによると、それほど展望(周囲の山の名前とか)に興味はないのだとか。

山に登る理由は、山頂に立った時の達成感が好きだからなのだそうです。

なるほどそんな山好きもいるんですね。

ターボと私は、100%展望です。

よく有名なブロガーさんで、カメラが一番で、カメラを持たないなら山に登る意味がないとおっしゃる方もいますが、私たちにとってそれは展望です。

展望ないことがわかっているなら登らないです。

なので暇さえあれば地図を広げて、「大展望」とか「○○が見渡せる」とか書いてあったり、展望マークのある山にマーカーして、次なる目標を探しています。

あ、そして大事なのは行程が短いことね(笑)

今回のルートも行程が短いはずだったんだけどな。

中級者の時間設定だったのだろうなと思います。

さてさて、展望もないし、風が強く寒くなってきたので、祠にお参りして避難小屋に戻りましょうか。

祠の中には「浅間神社」と「諏訪神社」と併記されていました。

なるほど、あのブロックだけが残ったあの場所はどちらかの祠があったのだけど、風雪で壊れたので、こちらに同居させてもらっているのかもしれませんね。

私の勝手な想像です。

何も調べた訳ではありません。

あきっこさんの恩師が『御座山の御座は「みくら」とも読むから神の座る場所って意味かも。何か古い伝承があるのでは?』とおっしゃったそうです。

そういう伝承は各地各山に伝わっていますよね。

いつか(老後に)時間ができたら、図書館で色々調べて、この薄っぺらいブログに厚みを持たせたいなと思います。

でもそれはまだ少し先の話ね😁

それにしてもしつこいようですが「タケさん」はこの山頂でお昼を召し上がっていたようなのですが、それがどこなのか、ターボに鼻をクンクンさせてタケさんの(正確にはタケさんの担々麺の)臭いを嗅いでもらいましたが、分かりませんでした(笑)

あー、こんな時こそひまの出番だったのに!

ヤツは今頃庭でお腹を上に向けて寝ていることでしょう。

祠にお参りしながら、お賽銭箱を見ると、手前についさっき置いたような五円玉が!

「これ、これ、きっとこれはタケさんがお供えした五円玉だよ!(タケさんがお賽銭をお供えしたかどうかは定かではありません)」と、その五円玉を指差しニヤッと笑う私です😎

顔が怖いよ(^^;

では、バカなこと言ってないで、そろそろ戻りますかね。

山頂で15分程過ごし、12時09分再び長尾根を戻ります。

こうやって見ると、結構恐ろしげな所を歩いていたのですね。

花子が次に出す足の位置を見つけられずアタフタしています。

横長の山頂岩場をクリアし、ようやく安全な場所まで戻ってきました。

いやこの後もわずかですが凍結箇所があるから油断はできないのですけどね。

12時14分、山頂直下の避難小屋に到着です。

身軽なハイカーなら多分1分もかからず移動する岩尾根を5分かけて戻ってきました。

雨戸を開けて中に入ります。

室内は暗かったので、サイドの雨戸も開けました。

新しくてとても清潔な避難小屋です。

「御座山で小倉あんパン食べるのどうよ」とターボが言っていたので、朝のコンビニで(あんパンはなかったので)小倉デニッシュを買ってきました。

まずは御座山に小倉デニッシュでカンパイ🎵

目が慣れてくると室内は案外明るくて快適に過ごせましたが、何しろしんしんと冷えてきます。

風は遮れますが、むしろ外の方が暖かいかもと思いました。

避難小屋で34分程過ごし、12時48分、下山開始です。

ゲゲ、往路ではなかったのに地面に雪がうっすら積もっています。

ずっと小雪が舞っていたようです。

登りでもそうでしたが、根っこがとにかく滑るので、慎重に、慎重に下りました。

小雪の舞うなか、大きな岩の横を通ります。

手強い下りの始まりです。

段差が大きく、足を置く場所が見つからない。

ここは多分往路でターボが膝を打ち付けた場所だと思います。

背の高い男性ならピョンと飛び降りるような段差でも、どうやって降りようかいちいち思案しないと下れません。

倒木またぎに関しては下りの方が楽(^^;

鎖場に備えてストックをしまっているので、普通の下りも何となく心もとないです。

日ごろどれだけストックに助けられているか実感しました。

13時04分、南の鞍部通過です。

避難小屋出発から16分で標高差80M下ってきました。

登りではここから避難小屋まで18分でしたから、大して登りと変わりません。

下りも結構かかっちゃうかなぁと不安に。

鞍部からは登り返しです。

急な坂で、ストックがないので、太ももにきます。

(私たちには)難しい鎖場を越えて。

再びミニ鞍部へ下ります。

往路でも苦戦した段差です。

(ピンぼけですが)

花子は翔ぼうとしてあるのではありません。

細い岩場の上でバランスを取っているところ。

朝と何も変わらない世界。

てかむしろお昼の今の方が白さが増えている気がします。

気温がとても低いです。

ストックがないので、急坂はほぼよじ登っています。

13時17分、祠(御岳神社)に到着です。

鞍部から13分でした。

行きにターボは膝をぶつけて痛い思いをしたので、これから怖い下山に向けて「怪我しませんように」とお願いしているところです。

ここからはひたすら下りになります。

まだ鎖場があるので、ストックはしまったまま。

凍結している箇所なので、体勢を低くして転ばないように気を付けました。

前方が開けてきました。

ここから鎖場が始まります。

正面(南方向)にひときわ高い山がありますが、あれは何でしょう?

名前を知りたい!

でもわからない(涙)

ツルンとした岩場なので、足を置く場所が見つからないとターボが苦労しています。

花子と私は右手の木の側を通って下りました。

鎖場の中間地点から雲のきれた景色を眺めます。

尾根が霧氷で真っ白ですね。

一番長い鎖場です。

一人づつ慎重に下り、13時37分、鎖場終了です。

この後ストックを出しました。

南側だけに長く枝を伸ばした木が並んでいます。

なんだか猿飛サスケなら雲ていみたく下って行けそう。

道がなだらかになりました。

ここは歩きやすい!

朝はエスケープした倒木の下をくぐります。

この後花子がくぐっているとき、ターボは立ち上がろうとしてバランスを崩し、数メートル転がってしまいました。

「だ、だ、大丈夫!?今行くから待ってろ!」と言いながらも、自分も倒木の下をうぐぐぐ言いながらくぐってからターボの元へ向かいました。

初めの数秒起き上がれなくてじっとしていたので大ケガをしたかと焦りましたが、左側の肩とお尻の辺りが汚れただけで、どこにも痛みはないようでした。

御岳神社で「怪我しませんように」とお願いしておいたから守ってもらえたんだとターボは言ってました。

転んだのが崖の所でなくて良かったです。

大きな岩などもない場所だったので、助かりました。

岩場などでは緊張していますから案外大丈夫で、歩きやすい道などといって油断している時に転んだりするもんなんですよね。

あのタケさんですから下山で一度尻餅をついたらしいですから。

その事をターボに伝えると「あ、じゃあ私はタケさんとお揃いだ🎵姉さんだって大丈夫だよ。まだこれからチャンスがある!」などと言っています。

いや、そんなとこお揃いにしたくないよ。

行きにはエスケープした倒木の側を通ります。

行きのエスケープルートが意外と滑りやすい道だったのでこちらにしました。

おお、通ってる、通ってる、人の形の倒木の下を!

何も意識していませんでした(倒木のジンクスは下山してから知りましたから)、ちゃんと幸運の道を選んでいました(*^^*)

ここって正に朝ターボが貞子の髪の毛の間から透視していた場所です。

こんな景色が広がっていたのね~✨

立派な山が見えます!

この山の名前は何だ!?

不動の滝の手前の道から見たのですが、地図を見るとちょうど不動の滝の手前で道が大きく右折しているので、この山が東方向なのか、南方向なのか分かりません(涙)

しかも西上州の地図では御座山は端に載っているので、周囲の山がわからないという、、(涙)

見事な山容なので、きっとちゃんと名前のある山だと思うのですが、、。

やはり展望の良い日に山頂から眺めなければ駄目ですね。

この辺りはガレガレでその上に落ち葉が積もっているので、下りだと結構怖いです。

今日一番滑りやすかったのはここ。

滝手前の下りです。

登りでターボが「しゃべってると、、」と言った場所です。

ぬかるんだ土がむき出しで、どこに足を置いても滑りました。

少し高いところから見ると滝の上部の流れも見ることができました。

14時23分、不動の滝を通過です。

避難小屋出発から1時間35分でした。

しばらく行くと苔の美しい森になってきました。

朝見た風景だなと思ってからもなかなかに長かったです。

こんなに長かったかね、と言いながら歩いています。

私はまたしても左足の裏が痛くなってきました。

やっぱり私もターボみたいなインソールを買おうかな。

長く歩くと毎回左足の親指の付け根が痛くなるのです。

おお、ようやく駐車場に一台だけとなったターボの車が見えてきました。

下山完了は15時10分でした。

不動の滝から47分。

標準CTは30分です。

お疲れ様でした~\(^^)/

いやぁ、今日も色々あった一日でした。

距離、7.69キロ。

累積標高差は718M。

ほぼ南北に縦に歩いていたのですね。

歩数は14000歩でした。


自宅0515(コンビニ経由)〰️(40分)〰️本庄児玉IC0555〰️(58分)〰️佐久小諸IC0653(コンビニ経由)〰️(1時間6分)〰️栗生登山口0759

車での所要時間(コンビニ二回立ち寄り含め) 2時間44分


栗生登山口0819~(10分小休止含め1時間1分)~不動の滝0920(10分)~(1時間13分)~鎖場上部1043~(7分小休止含め19分)~御岳神社1102~(20分)~南の鞍部1122~(18分)~避難小屋1140~(12分)~山頂標識1152(17分)~(5分)~避難小屋1214(34分)~(16分)~南の鞍部1304~(13分)~御岳神社1317~(20分)~鎖場下1337~(46分)~不動の滝1423~(47分)~登山口1510

全行程 6時間51分

(うち歩行時間 5時間33分)


帰りのクルマの中で、今日の行程を振り返り、様々な思いが沸き上がりました。

下山直後車に乗ったばかりの時に、花子に「親分はまた御座山登る?」と聞かれ、「いや、今のところはもういいかなという気分」と答えたのですが、帰りの車からこんな風景を見て、御座山はどれかと探していると、

あー、やっぱりまた行きたい!

そしてあの岩場からの大展望を体験してみたい!

という気持ちに変わっていました。

なんと帰り道ではピーカンの晴れになっていて、五月晴れ!

くぅ~、もう少し早くお天気快復していれば、、!

佐久南から見たときの浅間山はこんなだったのに、↓

高速を走っているうちにどんどん雲が流れ、、

見事に山頂近くまで見えるようになっていました。

あー、なんて美しいのだろう。

山はなんてかっこいいのだろう。

山登りができる「今」が人生で一番楽しい!と素直に思えました。

そしてその喜びを分かち合える友がいる。

帰りの車の中で、「幸せだなぁ」などと臭い台詞を吐きながら、山を好きで良かったとしみじみ思ったのでした。

周囲の山の名前や花の名前を調べようと色んな方のブログをチェックしていると、皆さん大絶景の写真ばかりが出てきて、特にレッドシュガーさんの写真など、もう最高に美しく爽快で、あー、やはりこの景色をこの目で見てみたい!と強く思いました。

なので、石楠花の時期か紅葉の時期にリベンジしたいと思います❗

次回は日取りをフレキシブルにして(今回は明日の方がお天気良さそうでしたよね。聞くとみんな明日の予定はなかった事がわかり、じゃあ明日に変更すれば良かったねとなりました)、快晴の日を狙いたいと思います。


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️

【長野、南相木村】GW初日、まさかの小雪が舞うなか御座山、岩稜の峰へ。鎖場の連続にくたびれ果てたものの、山歩きの楽しさを噛みしめた一日《前編》2019年4月27日(土)

《登山難易度 4.5》

御座山山頂からこんにちは😃


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^-^)

ゴールデンウィーク10連休初日の今日、メイちゃん山岳会女子部の3人で、長野県南相木村の御座山に登ってきました。

御座山は日本二百名山に選ばれている奥秩父の名峰です。

信州百名山でもあります。

標高は2112M。

日航機墜落事故の際に初めに自衛隊が墜落箇所と間違えて捜索活動を行った山として全国にその名を知られるようになったのだそうです。

なるほどだから何となく名前を知っていたのか!

山頂は横長の岩稜で、遮るもののない大展望がひろがっています。

先週登られた「徒然なる登山放浪記」の「タケさん」のブログ記事によると、浅間山、八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、金峰山、瑞牆山まで見えたそうです。

私たちには少しレベルが高すぎるかなとも思いましたが、経験値の高い花子が所属するメイちゃん山岳会ならこのくらい登ってみないと、、という事で、お気楽隊としてはチャレンジ登山になります。

タケさんは山口登山口から登られて、長者の森口に下山するロング&難コースでしたが、私たちお気楽隊はそんなに長く歩けないし、標高差がありすぎるのも恐ろしいので、一番行程の短い栗生登山口に車で乗り付けて(林道歩きなし!)歩いてきたいと思います。

憧れのブロガー「タケさん」が見た景色を私たちも見てみたい!と意気込んでおりました。

前日山の天気予報を見ると、明け方までは雨ですが、6時位から晴れてくるとのこと。

こりゃ絶景が楽しみだ~🎵と登山口に向かいます。

途中まで雨が降っておりましたが、「そのうち止むよ、だってほら空が明るい」、、などと希望的観測をくっちゃべっておりました、、が、、

ゲゲゲ、雨が止むどころか、林道に入ると雪が降ってきましたよ~(涙)

駐車場に着いたのは、8時頃。

すでに横浜ナンバーの先客が1台ありました。

車の中で雪が止むのを待っているのか、ワイパーを動かして、中に人が乗っているようです。

とりあえず外に出てみると、「寒~い」😱

気温は5度くらいでした。

車の中で様子を見よう、天気予報をチェックして、などと思いましたが、電波が届いてないです(涙)

ラジオすら受信できません。

「こりゃ晴れるのを信じて歩き始めるしかないね、幸い風は吹いてないから」ということになりました。

登山口にはこんなに立派で分かりやすいイラストのマップがありました。

南相木村、ナイス👍

ちなみに、この駐車場にはトイレはありません。

南相木村(それとも小海町だったか)のコンビニで済ませてきました。

冬山のような服装で、8時19分、歩き始めました。

スタート地点の標高は既に1450Mあります。

山頂までの単純標高差は662Mです。

登山口のイラストからとても精密に描かれているのが分かります。

苔むした石がゴロゴロしています。

辺りはカラマツの林です。

見通しが良くて、カラマツの落ち葉に濡れた茶色い斜面に、草が生えて緑色になったなだらかな道が筆で書いた筋のように見え美しいです。

「←登山道」という標識が目立つ所に掲げられています。

この後もずっと分かりやすい標識が導いてくれました。

花子はピンク色の上着が華やかですね。

それに比べて私は、、(涙)

小雪舞う登山道から、辺りの林を眺めると、朝靄の中に水滴や雪をまとった木々が美しく見れました。

う~ん、写真だと良くわからないですね。

肉眼で見たときにはなかなかきれいだったのですが。

カラマツ林をジグザグに登っていきます。

この花の名前は何でしょう?

この辺りに沢山自生していました。

下を向いた紫色のラッパ状の花が可愛らしいです。

帰りに気がついたのですが

小海町のトンネルにこの花の絵が描いてありました。

帰宅して調べたら「ハシリドコロ」という名の毒草でした。

葉っぱを食べると幻覚を見たり、走り回ったりするそうです。

なるほど、さてはターボはこの葉っぱをかじったんだなと思う行動がこの後何度か出てきます。

傾いた木に「山頂まで2000m」の看板がありました。

時刻は8時48分、登山口から約30分です。

私は帽子の上にフードをかぶり、もはや変質者の雰囲気です。

ジグザグの道が続きます。

辺りはブナやトチの木が多くなってきました。

傾斜が益々きつくなってきました。

落ち葉の下がガレていて、少し歩きづらいです。

イラストにも「岩がゴロゴロ」と書いてあります。

苔の岩が沢山ある美しい斜面です。

急斜面を登ってきて、だいぶ暑くなったので、洋服調整と水分補給をしました。

この辺りで男性ハイカーに抜かされます。

横浜ナンバーの方でしょうか?

本日初めて会ったハイカーです。

休憩した場所はイラストに描かれている岩の所でした。

再び歩き出すと、前方に赤いウエアの先程の男性が見え、どうやらその後ろには滝があるようです。

9時20分、「不動の滝」に到着です。

登山口から10分の休憩を挟み、所要約1時間でした。

「山と高原地図」の標準コースタイムは50分なので、10分休憩しましたから、今のところCT通りに歩けているようです。

登山口から標高差300M登ってきました。

不動の滝のイラストです。

水は地下に入ると書いてあります。

水量は多くなく、細い幾筋かの落下ですが、下にはトトロの角のような形の氷が残っていました。

「もしかして、冬は氷瀑になるのかな?」と話していると、赤い男性が「そうそう、冬は凍るらしいよ」と教えてくださいました。

大きさがわからないので、ターボに側に行ってもらいました。

氷の裏に入れないかと思いましたが、裏は凍結していて怖くて入れないと言っています。

氷とターボ。

人選間違えたな。

ターボがでかすぎて、氷が小さく見える(涙)

私は沢があると水の味を確かめずにおられない習性を持ちます。

でも今回はこの水を飲もうと思ったらビシャビシャになるので、トリック写真にて、気分だけ。

ここから山頂まで1350mみたいです。

まだまだ先は長い。

山頂に急ぎましょう。

この辺りは特に滑りやすく難儀しました。

ターボが「しゃべってると滑って転ぶよ~❗」と言っていますが、しゃべってるのはあなただけですから、と思いました。

あー、こっちが開けてる~❗とターボ。

どんな景色が見れるのかと思って追い付いて視線を移すと、、

チーン(涙)

どうやらターボは透視で向こうの世界を見ていたらしいです。

「う~ん、あっちには八ヶ岳!」などと叫んでいました。

これは「ハシリドコロ」の幻覚だったのだと思います。

真っ白な世界で、むしろ手前のぐにゃぐにゃした枝が貞子の髪の毛みたいでキモチ悪い。

前方に「↑」と書いた木が。

私が「この木を登れってことじゃない?」と言うと、

ターボは「合点承知!」と、木によじ登ろうと頑張ってました。

このアホさに花子が苦笑い。

「私は隊長の命令に忠実なんだ」とか。

さっきも滝の側に行ってみたら?と私が言ったのを、花子が「指示出されてたね」と言うと、「いやあれは指示じゃなく命令だから」とほざいておった。

この行動もそう、もうお分かり、「ハシリドコロ」のせいですよね。

またまた分かりやすい標識。

これどっち?と思う所には必ず目の高さに案内板が設置されています。

南相木村、登山口のイラストといい、いい仕事してますね。

大きな岩の側を通ります。

先に鎖場があると知っているので、もしかしてこの絶壁登るの!?と思いましたが、ちゃんと「→」があって、岩の横を通るだけでホッとしました。

辺りの木々に霧氷が見られるようになってきました。

まさかゴールデンウィーク初日に雪が降るとも思いませんでしたが、まさかまさか霧氷が見られるとは!

先週は妙義中間道を半袖で歩いたのが嘘みたいです。

先週は日焼け対策していなくて、腕がすっかり日焼けしてしまったので、今日はリュックに日焼け止めを忍ばせてきましたが、どうやら不要のようですね。

ずっと登りが続いていて、少しお腹が空いたので、エネルギー補給にバナナを頂きました。

これは下山してからイラストを良く見て気がついたのですが、「人」の形をした木でした。

下をくぐると幸運が訪れるのだとか。

そのイラストはこちら。

私たちはこれをくぐったのか、くぐらなかったのか、、良く覚えていません。

あー、この写真見て思い出した。

行きではくぐってませんね。

エスケープルートを行ったのでした。

で、エスケープルート上にも倒木が。

結局どっちも障害物だらけ。

前方にまたまた倒木。

この木は爪先立ちしてるみたいに見えます。

倒れないでよく踏ん張ってますね。

気温が下がってきた気がします。

二人で「息が白い~!」と言っているところ。

霧氷があると、ストックで落としたくなるのがターボの習性。

でもこの霧氷はカチカチの氷で触っても八子ケ峰の時のようにサラサラと雪が舞うことはありませんでした。

登りはまだまだ続きます。

背の低いコメツガ(?)が沢山あって、少し不思議な世界です。

「山頂まで500m」の標識です。

時刻は10時32分。

不動の滝から約1時間10分経過しました。

そろそろ鎖場でしょうか?

どうやらこの岩場を登るようです。

岩の横から向こう側に回り込み、、

ついに鎖場が現れました。

花子は「私、登れるかなぁ」と心配しています。

「山頂まで500m」から鎖場までのルートのイラストです。

傾斜も結構ありますが、足場もある程度あるので、鎖が無くても登れる箇所も。

しかし濡れて滑りやすい岩場なので、靴の引っ掛かりが少ないとズルッと滑って怖かったです。

鎖は何本かにわかれて配置されています。

最後の鎖場を登ると、、

地図にも載っている展望地があります。

が、しかし、ご想像通り、、

真っ白!

ですが、雲は流れています。

少し粘って見ていると、、

おおおお?

おおおお~!

霧氷で白くなった隣の尾根が見えました。

これは帰りにはもっと見えるかも!と期待が高まります。

山頂での展望を期待し、再び鎖場を登って行きました。

10時43分、鎖場を登りきると、いきなり冷気が立ち込め、地面まで白くなってきました。

ううううぅ、さっ、寒い!

一枚多く着ることにしました。

背の高い木にも霧氷がびっしり。

枝が風に揺れています。

この辺りで二人目の男性ハイカーに抜かされました。

根が張り出し、雪が薄く積もった尾根を登ります。

霧氷が少し厚くなってきました。

この辺りは薄く積もった雪の下に凍結した氷が隠れていました。

トラップのように氷が隠れているので、なるべく踏まないように脇に避けて歩きました。

前方が開けてきました。

11時02分、御岳神社に到着です。

不動の滝を後にしてから1時間42分もかかっています。

地図を見ると不動の滝から次に目指す鞍部までで1時間10分と表示されていますが、私たちはとても歩みが遅いです(涙)

二人は祠の横にある「御座山」の看板を見て、時間的にもここが山頂かと勘違いしたようですが看板の端に赤いペンキの「←」があるのをみてガックリきていました。

山頂は岩稜で、360度の大展望なのですから、ここであるはずないです。

だいぶ歩いていますので、気持ちはよ~く分かります(涙)

このイラストのように、御岳神社からは鞍部に向け下って行きます。

では一旦下って山頂を目指しましょう。

写真で伝わらない気もしますが、結構な急坂で緊張します。

まるで映画のセットなような雰囲気。

鞍部が見えてきました!

痩せ尾根の鞍部を慎重に通過します。

一歩一歩の段差が大きいので、関節可動域が狭くなった私たちには大変💦

私の後ろに若い男性ハイカーがやって来て、ピタリと背後につかれてしまいました。

「遅くてごめんなさい💦」と謝って一旦登り、先に行ってもらいました。

私が謝っても「ゆっくりで大丈夫ですよ」などと声をかけてはくれず、挨拶もなく、終始無口な若者でした。

怖ぇ~よ(涙)

本日最後に追い抜かれたハイカー(3人目)でした。

その後私たちがモタモタ登っている時に、とっとと下山して来られ、再び待たせたので「スミマセン」と謝っても、最後までひとっ言も発しませんでした。

何かのチャレンジ(タイムを計っていたとか)だったのかもしれませんね。

あるいは茂来山とセットで登る途中だったとか?

午後から彼女とのデートの約束があったのかも!?

いずれにしてもあなたの行くてをオバチャンが邪魔しちゃってごめんよ😅

その無口な若者に追い抜かれた尾根道からチラッと見えた景色です。

ありゃりゃ~、再びの下りになりました。

さっきのが鞍部ではなかったのかと気がつきます。

山頂はまだまだなのね(涙)

この鎖場下りはなかなかに骨が折れました。

岩が滑る滑る!

足が届かな~い!

ターボが下るのを待っている時に見えた景色です。

あれ?

あれが山頂かしら!?

写真だと良く分かりませんが、確か肉眼だと山頂標識が見えたような気がします。

花子が「まだあんなところまで行くの!?」とビビっていました。

辺りは石楠花が沢山あります。

春になってから降った雪に驚いて、縮こまっていました。

雪の下で鮮やかな花を開かせる準備中。

鎖場の後もしばらく下って行くと、今度こそ「南の鞍部」が見えてきました。

11時22分、ようやく「南の鞍部」を通過します。

後で「タケさん」のブログを見直すと、山口コースから登って来られて、この鞍部を通っていたんだと、(帰りの車で)分かりました。

そうか~、だったらもっと付近を眺めておくんだったと、後悔先に立たず(涙)

この時はな~んにも辺りを観察などせず「やっと鞍部ね~、これからどれだけ登るんじゃろか?」などと考えながら通過してしまいました。

この辺りは横から張り出した木の枝に頭をぶつけて、その度に雪がザバッと落ちてきて首の中に入り、「冷たっ!」となりながら登って行きました。

その途中、大きな段差を勢いをつけて登ろうとしたターボが、突き出した岩にこっぴどく膝をぶつけるというアクシデントが。

しばらく悶絶していました。

帰ってから見たら大きな青アザになっていたようです(涙)

この大きな岩場の横を通る辺りで(写真は振り返って撮影)、2番目に追い抜かれた男性が下って来られ、「山頂はもうすぐですよ~。根っこに気をつけてね。」と優しく声をかけてくださいました。

確かに根っこがとても滑ります。

100%滑ると言っても過言ではない。

なので、極力根っこを踏まないように登りました。

前方に避難小屋が見えてきましたね。

12時14分、「タケさん」も立ち寄った(覗いてみた)避難小屋に到着です。

いよいよ山頂部のイラスト部分になりました。

中を覗くと、今朝一番に会った男性が休憩しておられ、使用後は雨戸を閉めておくことなど、親切に教えてくださいました。

凍結箇所を踏まないように注意しながら、山頂に向かいます。

いよいよ山頂の岩尾根に到着!

でも山頂標識が見えません。

山頂の端に立ってもすごい高度感で、花子が「えええ、この岩場を先まで行くの~?(涙)」と言っています。

「当然行くよ!大丈夫、大丈夫」と力づけます。

さあ!私を信じて!のポーズ。

しぶしぶ先に進む二人。

ビビって岩の北側(樹木のある方)を辿っていく二人。

花子は「もう私はこの辺でいいや。ここで待ってるから先に行って」などと言っていますが、「あの先に行ったら写真撮ってあげるから行っちゃって~❗」と声を掛けます。

ようやく次の岩場にたどり着きました。

私も追い付くと、二人は四角くブロックの残った(昔ここに祠でもあったのかしら?)展望台に立っていました。

そこから見えた景色はこちら。

左からターンして。

「タケさん」のブログを見ると、あの尾根の下に山口コースがあるらしいので、あの尾根はツバクラ山から栗生峠への稜線なのでしょうか?

こちらは西方向。

雲の中に八ヶ岳が隠れているはずです。

山頂は更に岩場を進んだ先にあるようです。

山頂に着いてからも長い(笑)

花子の足が抜けない!

オバチャンはこんな所でもすったもんだします。

山頂まであとわずか!

11時52分、やっとこさ御座山山頂標識までやってこれました。

なんと登山口から3時間33分もかけての登頂です。

私たち、どんだけ鈍足なのでしょう。

標準コースタイムは2時間25分ですから、苦戦を強いられたのがよく分かります。

岩場をここに足を乗せて次はこっちで、ああああ、次の足を置く場所がな~い!などとやっているのですから時間がかかるはずですよね。

やっぱり岩場が苦手なんだなと再確認しました。

さてさて、やっと見れたこの馴染みのある標識。

今まで様々な方のブログで何度も目にしてきた、団子三兄弟のような山頂標識です。

なかなかに険しい場所に立っています。

標識の向かって左側には立つことができません。

なので、標識の後ろの岩に座ってみました。

私は標識を指差しているつもりだったのですが、二人は「仁王さまみたい」と大笑い。

帰りの車の中で花子は「あのゴリラみたいな写真」と口を滑らせていました💢

誰がゴリラだって!?はぁ!?

私は結構高いところが平気です。

学生時代、海面から50メートルの高さの帆船のマストに登ってましたからね😁

しかし、山頂は風が強く時々体が揺れます。

とても寒くて長くは居られません。

「タケさん」はこの山頂で1時間15分も過ごされたそうですが、それは暖かかった一週間前の話。

今日のコンディションは展望もなく、結構な残念さです。

それでもわずかに見えた展望は【後編】とし、ここいらで一旦投稿したいと思います。


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️

【群馬、藤岡】妙義山中間道周回コース。後半になるにつれ、道はデンジャラスに。ビックリアトラクションも登場して唖然とするターボと私《後編》2019年4月20日(土)

《登山難易度 4》

妙義山中間道、大砲岩の前からこんにちは😃


ふくらはぎパンパンになりながら12.5㎞を歩き通した、中間道周回ルートの【後編】です。


こちら(↗️)は危険なターボのお尻、、みたくなってしまった(笑)

いきなりターボのお尻から後編スタートでスミマセン💦

あ、よっこらしょ!と登るのに苦労したのはここだったか、、と今ごろ気がつく。

またまた遠くに岩の穴が見えます。

「あー、なんだ」とは言わないよ~(笑)

そんな事言ってたら、この山は「あーなんだ」だらけにらって、「そーなんだ」(遭難だ)になっちゃいますから。

遭難だなんて、縁起でもない。

げ、ターボのダジャレが移った!

指切ったしなくちゃ。

シッシッ!クワバラ、クワバラ。

奥に進むほど、空が開けてきたからか、新緑が眩しくなってきました。

前方が少し展望地の雰囲気?

このあと、こういう第三、第四展望台みたいな尾根の肩が何回か現れます。

先に行って少し休むことにしました。

これ、熊棚っぽくないですか?

熊棚ですよね?多分。

10時49分、リュックをおろし、ウイダーを飲んで10分ほど小休止です。

暑くなってきたので、これからはウイダーや凍らせたゼリーなどが必要になってきますね。

再び歩き出すと、標識が。

妙義神社から2.3㎞歩いてきたらしいです。

ふぅ、なかなかに着かない(そもそもどこへ?)し、歩みが遅いです。

いまだに登り一辺倒ではなく、下りが現れます。

少しずつ高度が上がってはいるのだと思うのですが。

低木の葉っぱが瑞々しいことといったら!

見た目固そうに見えますが、触るととっても柔らかいです。

この木は一体どんな花が咲くのでしょうか?

他の季節に歩いた方のブログで、今度チェックしてみよう。

木立の間に妙義山の鋭峰を見ながら、芽吹いたばかりの新緑の中を歩くのは、気持ちが良かったです。

こ~んな巨岩の下を通ったりしつつ、、

11時13分、次の目印「四阿」に到着です。

「本読みの僧」から10分の小休止を挟み36分、小休止の場所から14分でした。

関東ふれあいの道。

このルートは「さくらの里と石門のみち」と言うらしい。

そんな事も知らんかったんかい!と突っ込みが入りそうですが、、。

さっき小休止したので、ここは休まず通過します。

四阿の前になにやらおどろおどろしい黄色い字が書いてある木がありました。

通行禁止なのかと思いましたが、どうやら大人場(おにんば)へ下る道の入口のようです。

ガイドマップに「注意、軽石多く滑りやすい」と書いてありました。

巨岩の下にいい感じの休憩場所が。

ターボが黄昏ています。

まだまだ登り下りが続きます。

そろそろ飽きてきちゃった(涙)

鉄の階段を登りきったところで下を向いてそのまま進もうとすると、目の前の道が無くなりました!

おっと~、ヤバいヤバい。

見ると木に大きなバツ印が。

正解はこっち。

てへっ、間違えちゃったのポーズ。

この辺りで全身真っ青にコーディネートした若い男性とスレ違います。

ターボがコソコソ声で「ブルーシュガーさんかな?」と。

それを言うなら「レッドシュガーさん」か「ブルースカイさん」だろう。

二人が混ざっちゃってるよ。

ヤレヤレのポーズ┐(´д`)┌

道はジグザグに登る急坂となり、

道は続くよ、どこまでも。

まじで一体私たちどこまで登るんじゃろか?

「石門↗️」という文字と共に、現れましたよ~、階段が。

え~い、こうなったらヤケクソじゃ。

どこまでも登ってやろうじゃないのよ。

何だったら妙義山本体に登っちゃうよ!くらいの勢いですよ、心持ちは。

、、と思ったら、またまた若干下っての登り返し。

対岸の急坂を「キャーキャー」言いながら下ってくるグループの通過を待ちます。

なるほど、これは「キャーキャー」言うのがわかる。

すごく滑りますから、下りだと怖そう。

登りの方が楽です。

ひぇ~、足の長さが足りな~い。

どこに足を引っかければいいのかわからない、ツルツルの岩肌です。

「足もと注意」の看板と共に

現れましたよ、鉄製階段。

空に向かってどこまでも伸びていますよ。

これ、まじで金洞山に向かっているんじゃね?と思うほどです。

私たち、一体どこまで登らされるんでしょうか?

(知らないのが悪い)

この階段(さっきから現れてる階段もそうでしたが)、階段というより梯子ですよ。

これ、柴犬、無理でしょ!?

ガイドマップを見ると、どうやら170段あったようです。

ターボが待っている所で半分くらいかな。

最後の方は地味にキツかったです。

鉄の階段を過ぎると、いよいよ石門群くぐりが始まります。

、、、って知ったようなことをいっていますが、このときはこういう所を通ることなど知らなくて、へぇ~、こんな道になるんだ~!という感想でした。

しゃがんで通らないと通過できません。

そこを過ぎてもまだまだ続きます、石門群。

だって「群」ですからね、そりゃ何度も何度も現れます。

いや、それにしてもすごいところを歩いていますよね。

この巨大な岩!

後で写真で見ても、その巨大さに度肝を抜かれます。

大きさを残したいと縦に撮ってみましたが、全て納められないのです。

端のターボが赤い米粒みたいになっちゃいました。

私も米粒です。

いやぁ、すごい。

すごいわぁ。

この写真を撮ってる時、高く見上げすぎて、後ろにこけそうになりましたもの。

まだ登るんか~い!

面白い形の岩が沢山、岩尾根の上に立っています。

この時は分かりませんでしたが、後で写真を拡大してみると、この岩が大砲岩などの奇岩群だったのではないかと思いました。

角度が違うので、断言できませんし、違うかもしれません。

おっ!何となくピークの予感!

12時13分、四阿から1時間、朝駐車場を出発してから3時間50分で、ようやく本日の最高点に立ちました。

この時、絶対ここが今日のピークだよ!と思い、後でデバイスを確認すると、やはりここが最高点でした。

デバイスによると、標高894M。

駐車場から464M登ってきたかたちです。

妙義神社から3.8㎞歩いてきました。

その後も若干登りがあるものの、徐々に高度を下げている感じがします。

辺りは朝見た「ニラ」の群生地のようです。

やはり他の季節のブログをチェックすると、綺麗な花が出てくるかもしれません。

気が向いたらチェックしてみよ!

奇岩が前方に見えてきました。

人で賑わっているので、何があるのだろうと思うと、ここは大砲岩へいく取っつきのようです。

大砲岩、胎内くぐり、天狗の評定、ゆるぎ岩、なるものがどうやらあるらしい。

「死亡事故発生」と「一般登山者は立ち入らないでください」の標識が、、💦

ターボはこの表示でもうビビりまくりです。

どんな風になっているのか、ちょっと先まで行ってみましょうか。

他のハイカーはどう見ても「一般登山者」に見える人や「もしかして観光客?!」と思える人まで、ドイドイ先に進んでいますよ😱

最後の鉄柵の側に立って下を覗いてみると、、

一旦鞍部まで下って、その先にある岩場に登る自然のアトラクションがあるようです。

それはもう賑やかなこと!

今までの静かな山歩きは何だったんだ!って感じです。

なるほど、みんなはこれを目的に歩いて来るのね~!

ようやく今日の目的地を知るお気楽隊のアホさ加減。

開いた口がふさがらない。

この写真にうっすら大砲岩が写っていますね。

あの辺りまで奇岩をたどって登っていくのでしょう。

最高のそれこそ「インスタ映えスポット」ですね。

ターボは「死亡事故」というワードにビビり、私は人々の歓声にドン引きし、全くチャレンジしようという気持ちにはならなかったです。

多くの人々がこれを目的にやって来るのに、あんなに散々歩いてきて目の前に最大の見処が現れたのにそこに立たないという意外な結末を迎えました(涙)

疲れていたのもあるでしょうし、何だか周りの熱狂ぶりに気後れしてしまいました。

岩場を我先にと走って行く人もいたりして、、何かやだ!と思ってしまいました。

展望が素晴らしかったです。

左からターンして、、

記念撮影だけして、「面白かった~🎵」「怖かった~❗」と言いながら顔を上気させて帰っていく若者たちを横目に、腰抜けオバサンは早々に退散です(笑)

、、、とは言うものの、私のブログを「妙義山中間道」で検索してたまたま訪問して頂いた方に、「なんだ!長々と読ませておいて、結局最大の見所の写真はないのかよ!」とガッカリさせては申し訳ないので、、

私が撮った写真ではなく、先日クリさんが行った時の写真(大砲岩に登ったそうです!)をお届けします。

天狗の評定から第四石門方向を見た写真だそうです。

右にあるのが「大砲岩」、左にあるのが「ゆらぎ岩」です。

人間は「大砲岩」まで、「ゆらぎ岩」には仙人でないと行けないのだとか。

大砲岩のアップ。

この上にクリさんは立ったのね。

第四石門から見るよりは安定しているように見えますね。

そこに行くまでが怖いのかな?

何しろ鎖も柵も一切ないのですから、そりゃ怖いと思います。

一歩踏み間違えれば転落=死ですよね。

そして立てば結構な高度感なのだと思います。

第四石門の方から見ても岩の高さが人の背丈ほどもあるのが分かりましたから。

最大のインスタ映えスポットです(^-^)

↑こちらは天狗の評定から平野方面を見た景色だそうです。

まさに天狗や仙人が岩の間を飛び越えてる姿が見えそうです😁

クリさん、写真提供、ありがとうございましたm(_ _)m

大砲岩を後にし下っていくと、前方に東屋が見えてきました。

ん?見えてきた?

あれ?あれ岩のなかに東屋が見えているじゃないですか!

でか!

ひぇ~、ビックリ👀‼️

これが第四石門ですか~✨

なんて大きいのでしょう。

第四石門をくぐるとき振り返ると、大砲岩が間近に見えました。

第四石門の横に見晴し岩があったので登って眺めた大砲岩です。

正面の岩峰、人が登ってますけど~😱

ひぇ~、みんな誰も彼も、どんだけパワフルなの!

すごいわぁ。

こちらの峰にも人が立っています。

いやはや、すごいインスタ映えスポットですわ。

私たちはそんな猛者たちを背景に自撮りするくらいが精一杯です。

ターボの指差す先に人が立っていますからね、いやはや、驚きです。

この写真だとよくわかりますね。

格好いいねぇ!

第四石門広場はどこからそんなに人が沸いてきたの!?っていうくらい賑わっていました。

石門の下に人がいるのは、大砲岩に立つ友人を写真に納めるためのようです。

日曜日の公園のように賑わっていた広場ですが、タイミング良く一つベンチが空いたので、そこで昼食にします。

代わり映えしないランチですが、時刻は12時50分ですから、空腹が最良の調味料方式で「いただきま~す」😁

私はスマホの容量がなくなり写真を撮れなくなったので、過去の不要な写真を削除するのに忙しい。

昼食を取りながら観察していると、どうやら多くの人が私たちが歩いたルートではなく、中之岳登山口や妙義公園管理事務所の登山口から登ってきているようにお見受けしました。

なるほど、だからなのか!

何でこんなに急に人が沸いた!?と思った原因解明です。

もしかしたらこの第四石門や大砲岩を目指すなら、そちらから登ってきてピストンするのが効率的なのかもしれません。

最後に石門の前で記念撮影し、13時38分、下山開始します。

さっき第四石門の側から右手に見た岩場に登って行きたいなら、右手に行き「中之岳神社」ルートを辿るのだと思いますが、今日はもうお腹いっぱい!の気分だったので、大人しく左手に下って行くことにしました。

すぐに右手に行くと第三石門があるようなので、立ち寄ります。

岩場に鎖がはられ、足を置くように岩が削ってあります。

第三石門の先は行き止まりでした。

それぞれに一応向こう側を覗いてみる(笑)

では再びの下りです。

前方にこれたますごい岩稜群が現れます。

さっき第三石門ですれ違ったお兄さん達が第二石門に向け登っていきました。

石門めぐりコースです。

混雑のときは一方通行って、どっちに一方通行なの?

登りで石門めぐりして、下りは普通の登山道を行けってことかしら?

大砲岩はともかく、カニの横ばいがあるこちらのルートは歩いてみたい気もしましたが、先を行くお兄さんの「よっこらしょ!」という掛け声で(雰囲気は「ファイトー!いっぱ~つ!」みたいだった)ようやく登りきった様子を見て、私たちでは無理そうだと諦めました。

大人しく一般登山道を下ります。

私たちは歩けなかったのですが、カニの縦ばい、カニの横ばいの写真はこちらです。

クリさん、万歳してますね😁

私たちもいつか歩いてみようと思います。

前方にひときわ大きな石門が現れました。

第一石門です。

大きくのけぞって見ないと写真に納められません。

ターボと大きさを比べてください。

再びターボが赤い米粒に。

せっかくなので、ちょっとくぐって奥まで行ってみましょうか。

門をくぐると誰かの銅像がありました。

ん?女性?

ひぇ~、妙義山って元は個人の持ち物だっんだ!

柴垣はるさんという方が石門にご両親と住まわれていたと書いてあります。

今日は驚く事が多かったけど、中でも一番ビックリした!

柴垣はるさんの存在!

第一石門を下から見上げたところです。

次回はこちらから登ってカニの横ばいなど体験して、混んでなければ大砲岩の危なくなさそうな所まで行ってみたいなという気持ちになりました。

さくら並木が見えてきて、車道に出ます。

14時16分、車道の登山口に出ました。

第四石門広場から第三石門、第一石門と寄り道して、所要38分でした。

妙義公園管理事務所前の標識を見ると、「妙義神社まで3.7㎞~?!」

まだそんなに歩くの~?(涙)

まぁ地図を見てもガイドマップを見ても、周回コースの一番端っこまで来ているのですから、当たり前っちゃあ当たり前なのですが、、。

正直、うんざりしましたよ(涙)

はい、はい、車道歩きね。

車道を歩きゃいいんでしょ!

、、と少々やさぐれ気味に仏頂面で歩いています。

足の裏が痛いよぅ。と泣き言を言っても誰も助けちゃくれませんよ。

横をビュンビュン車が通りすぎる。

誰もかわいそうなオバチャンの側に車を停めて「へ~い、彼女!乗っていかないかい?!」などとは言ってくれません。

そんな車があったら、「乗ります!乗ります!乗せてください!」とターボを押し退けて車に乗り込んだことでしょう。

友情に亀裂が入ることになったでしょうから、そんな事が起きずに良かったとも言えます。

桜を愛でながら歩けたのは、少し慰めになりました。

前方に一本杉のある(はずの)登山道が見えてきました。

山道に入ります。

ターボが「一本杉を行きすぎないように、」などと言ってましたが、こんな巨木、気がつかない方がおかしいです。

14時30分、一本杉に到着です。

なるほど、これなら行き過ぎないと思って眺めていると、ターボが「一本杉ってどれ?」と言ってきました!

へ!?

「目の前にあるじゃん、これ一本杉。」と言うと、「あ、これか!」と。

逆に大きすぎて気がつかなかったらしいです。

そんなアホな。

この木の側に新しめの廃屋があって、別荘の跡地かねと言いながら通りすぎたのですが、どうやら柴垣はるさんのご自宅だったらしいです。

後でターボがネットで調べて教えてくれました。

一本杉広場の目の前に見えるこの美しい山は金鶏山(きんけいざん)でしょうか?

標高865M。

今は入山禁止とガイドマップに書いてあります。

では新緑の森を歩いて、妙義神社に戻りましょう。

前方の岩の上に石が積まれ、小さなケルンがありました。

するとターボが「もうけぇるんかい?(もう帰るのかい?)」と秩父弁で。

はっ!?

今日も一日口が快調だったねぇ。

他にも色々言っていたのだけど忘れてしまいました。

確か「来週御座山で小倉あんパン食べるっていうのどうよ」と言うので、「それってやっほっほ亭さんのノリじゃん」と言うと「うずらの横にもぐらがどうのこうのと、、」何を言っているんだか私には理解不能でしたが、ターボは一人でクツクツ笑っていました。

自分のギャグで爆笑できるという特異体質の持ち主です。

「自分のギャグでそんなに笑えるなんて幸せだねぇ」と言うと、「いや、姉さんのシラっとした感じが可笑しい」のだそうです。

へぇ、そういうもんかねぇ。

途中魔女の手のような木の根がありました。

老婆の手のようにも見える。

前方に大きくてギザギザとした山陵が見えてきました。

この木は根っこが地上に出ています。

雨などで土が流されてしまったのでしょうね。

細い根っこ何本も伸ばして、逞しいです。

これは白雲山と金洞山との間にあるバラ尾根というものみたいです。

ガイドマップの絵とそっくりですから。

前方に東屋が見えてきました。

15時ちょうど、大人場(おにんば)に到着です。

一本杉から30分でした。

こちらに向かうと午前中歩いた中間道の四阿に行くようです。

あれれれ、あれは赤い灰皿ではないですか!?

「平野育ち隊長!ここでも発見いたしました!どうぞ!ジッ」

とトランシーバーで報告する。

東屋には立ち寄らず通過。

足のふくらはぎがパンパンになってきました。

早く着かないかなぁ。

古い石碑がありました。(振り返って撮影)

七曲峠という所らしいです。

かつて車道がない頃は、人々の大事な峠道だったのでしょうか。

そう思って眺めると、石段に趣があるように感じます(単純)

枯れ沢を渡ります。

大雨が降るとここにも水が流れるのかな?

15時15分、大人場から15分で車道に出ました。

ここからが長かったなぁ。

タケさんはいつもしている事ですが、山歩き後の車道歩きは本当に嫌だ!

足が疲れます。

今度長い車道歩きがあるって分かっている時は運動靴を持ってこようかな。

早く足を解放したくて、仕方ないです。

妙義ふるさと美術館を通過。

この辺りからは桜吹雪の中を歩くことになって、若干心が和みました。

道の駅が見えてきました。

車でならブイッと一瞬で通りすぎるのに、徒歩ってなかなか景色が変わらない(涙)

16時05分、やっとこさ駐車場に戻って参りました。

まずはとにかく足の解放~✨

そしてトイレ~❗

それからそれから、アイスクリーム🍦~🎵

サクラとミルクのミックスを頂きました!

お疲れ様でした~\(^^)/

駐車場の脇の階段に座って食べたのですが、目の前の斜面はサクラの公園になっていたようです。

もうすっかり葉桜になっていましたが。

今日は良く歩きました!

歩数は22000歩。

あら、距離は12.3㎞か。

散々12.5㎞と書いてきたけど、もう訂正するのもめんどいから、ま、いっか。

累積標高差641Mでした。


今日は盛りだくさんでした~。

ちょいと食べ過ぎの感あり。

次回は紅葉の時期に来てみたいけど、混むんだろうなぁ。

平日にお休みもらって来るか!?

そして、今日は出来なかった岩場登りを少しは体験してみたいと思います。

姫がオーストラリアの何とかロック(名前を覚えられない)に行って以来、「次は山、どこ行くの!?私は岩場がいい!」と言ってきます。

なので、今回の大砲岩をオススメしたところ、「みほさん、私を殺す気?みほさんが一緒ならいいよ。」と言ってきた。

チッ!仕方ない。

いつか付き合ってやるか。

後で地図を見ていたら、そうか、妙義自然休養林の駐車場に車を停めて、金鶏橋から入り、大人場→四阿と行けば、今日の半分のルートでぐるっと回ってこれるじゃん!と思いました。

このショートカットルートだと第二展望台には寄れないけど、岩場めぐりメインならそれがいいかも!?

石門登山口からのピストンじゃ面白くないし、あの巨岩の下を通るルートを体験できませんものね。

うん、このハーフルート、気に入った😁

何しろ最後の車道歩きが嫌だったので、このルートならそれが無くなるのがとてもいい(*^^*)

地図には車道歩きが、20分と書いてあるけど、私たちの疲れた足では50分かかってますからね。

後ろから見ていると、ターボは歩幅が半分くらいになってましたもの。

もう足が前に出ない感じでした。


ということで、長い長い中間道歩き、そして長い長いブログもそろそろお別れの時間となりました。


来週はタケさんの痕跡を探して(とはいっても、多分ルートが違うと思うので、山頂しか同じ場所に立てない気がするけど)、御座山に行ってきます❗


本庄児玉IC 0725〰️松井田妙義IC 0559〰️妙義山道の駅 0804


妙義山駐車場0823~(20分)~妙義神社本殿0843~(23分)~第一見晴台0906(7分見学)~(11分)~大黒の滝0924~(17分)~第二見晴台0941(24分見学)~(15分)~タルワキ沢分岐1020~(17分)~本読みの僧1037~(12分)~名もない肩1049(10分休憩)~(14分)~四阿1113~(1時間)~ピーク1213~(37分大砲岩分岐見学10分含む)~第四石門1250(48分昼食)~石門群登山口1416~(38分)~一本杉1430~(14分)~大人場1500~(15分)~車道1515~(50分)~駐車場1605

全行程 7時間42分

(うち歩行時間 6時間3分)


最後まで読んで頂き、ありがとうございました☺️