50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、みどり市】クリさん、あきっこさんと楽しいオフ会。アカヤシオのピンクに埋め尽くされた袈裟丸山《前編》2019年5月18日(土)

《登山難易度 3》

袈裟丸山、ツツジ平からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^.^)


今回はブログでお友達になったクリさんとあきっこさんと一緒に出掛けたハイキングの記録です。

クリさんとは今年3月に浅間山外輪山にご一緒しましたので、今回が2回目。

あきっこさんとは今日初めてのご対面~✨でした😁

当初は三本槍岳に一緒に行きたいと考えていましたが、どうやらまだアカヤシオが尾根道から山頂にかけて咲いてない事がわかり、今花が見頃の所で、かつ二人が合流できる場所と考えて、袈裟丸山に行くことになりました。

自宅を5時半に出発、ターボを拾い、森林公園駅にまずはクリさんを迎えに行きます。

そこから今度は群馬県太田駅に車を走らせ、8時過ぎにあきっこさんを拾います。

今日のメンバーはクリさん、あきっこさん、ターボ、私の4人です。

お二人は顔出し🆖なので、サングラスをかけるか、かけてなかった時は当ブログではお初の顔隠しスタンプ登場となりますので、ご了解ください(笑)

行きの車の中では色んな話をしましたが、一番盛り上がったのは「タケさんって誰!?」という話😁

あきっこさんが「みほさんのブログに度々登場するタケさんって誰なんですか?みよんさんや平野育ちさんなら分かるけど、いつも『このタケさんって誰?!』ってなってます」と質問されたからです。

あきっこさんはタケさんのブログを知らなかったらしいので、「あきっこさんも絶対気に入るよ❗私には分かる😁」とタケさんブログを熱烈推ししておきました。

タケさんの魅力を簡潔に言い表している登山スタイル10ケ条的なのを「・登山はソロが主体。・ピストンより縦走を好む、、」とターボに読み上げてもらったのだけど、ターボの音読がイマイチだったので、お二人にうまくタケさんこだわりのカッコ良さを伝えられず残念でした。

でも確実に二人読者が増えたはず!✌️

タケさんブログと当ブログは、世間に影響力を持つか持たないかという根本的な所から始まり、様々な要素で対極にあるので、今度「タケさんこだわり10ケ条」(私が勝手にそう呼んでいる)を真似て「お気楽隊こだわり10ケ条」を書いてみようとターボと話しています。

おっと、タケさんの話に夢中で危うく登山口を見落とすところだったぜ。

ターボが「あきっこさん、このタイミングでタケさんの話を持ち出したのは🆖」とあきっこさんにダメ出ししてました(笑)

毎度のことですが、また前置きが長くなってしまいました。

そんなこんなで袈裟丸山折場登山口に着いたのは10時5分でした。

アカヤシオハイシーズンですから、もちろん駐車場はいっぱいで(早朝7時でも満車になります)、少し下った車道脇に駐車して、支度を整え出発です。

今日はクリさんが「アミノバイタル」を持ってきてくれました。

マラソンや登山の前に飲むとバテないのだそうです。

ターボと私はゼリーをチューッとしたのですが、あきっこさんは粉を水無しで薬のように服用したらしく、「これは水無しではキツイ!」と言ってました。

クリさんの出発前の儀式。

クリさんのブログでは基本顔出ししないので、こんな写真を撮ってこの日のメンバーを紹介するのだそうです。

ボロ靴の方で来なくて良かったわ~😅

私は3回目になる折場登山口です。

10時22分、ターボを先頭に登り始めます。

この前の小野子山で私がターボと花子からだいぶ遅れたので、ターボに「今日はこの前よりゆっくり行っておくれ」と頼みました。

歩き始めはいつもは足がだるい感じになり辛いのに、今日は足が重くなることもなく、体が軽い気がします。

アミノバイタルの効果でしょうか?

階段で尾根まで登るとそこからは根っこ道です。

去年の秋、義姉を探して名前を叫びながら駆け登った苦い記憶が甦る(涙)

でも今日は人数もいて、ターボもいてくれて、しかも日が長い初夏ですから安心です。

むしろ私がみんなに迷惑をかけないようにしなくては、前袈裟丸山まで行けるかなぁと思いながら歩いています。

クリさんとあきっこさんには言ってなかったのですが、先日の小野子山でターボと花子との体力の違いを目の当たりにして自信を無くしていた私は、実は今日もしも私が遅れるようになったら、避難小屋のある鞍部でリュックの番をしながら待ち、3人で前袈裟丸山を目指してもらうつもりでした。

ターボには話してあったけど、初めからそんなことを言うと皆のテンションが下がるので、ギリギリまで自分の歩みの様子を見てから決めるつもりでした。

まもなく弓の手コース、最大の見処、大展望の尾根に出ます。

さぁ、二人はあの大展望にビックリしてくれるかな?

この瞬間は浅間山の槍ケ鞘に出る瞬間と似ています。

お連れした初めての友人がどんな反応を示すのか、ドキドキしながら見守ります(^-^)

10時50分、登山口から28分で大展望の尾根に出ました。

どうですか?

この解放感。

雲が多くて影になっているので、最高のパフォーマンスとはいきませんが、つい先日登られた方のインスタでは霧で何も見えない写真もありましたから、これだけ見渡せていればまずまずでしょう。

何しろ今週初めの週間天気予報では曇りや雨の予報だったのですから、お天気が好転してホントに良かったです。

いつものように、目の前には目指す袈裟丸山や小丸山、斜面の岩場を滝がほぼ垂直に流れ落ちていて、爽快な眺めです。

岩場から吹き出している滝の音が聞こえてきます。

早速現れたアカヤシオに感動しているあきっこさん。

まずは本日のアカヤシオ一枚目。

まだまだこれからとんでもない数のアカヤシオに出会えます。

意外とキツイ草尾根を登りツツジ平を目指します。

時刻は11時ですから、既に下山されて来られる方もチラホラ。

「これから?」とか「どこまで行くの?」と心配されました😅

「今日は前袈裟丸山への最後の登りが渋滞してるよ。待ち時間が多くて時間が勿体ないよ」と教えてくれた男性もいました。

駐車場には団体さんのマイクロバスも停まっていましたから、すごい人数のハイカーが山頂を目指しているのでしょう。

私たちはだいぶ出遅れていますから、今日山頂まで行けるか、この時点ではハーフハーフだなと思いました。

少し高度をあげてからの眺めです。

雲があってもなぜかいつも袈裟丸山にはスポットライトのように日が当たっている気がする😁

歩いてきた道を振り返って。

向こうに見えるのは赤城山です。

草尾根から林に入ります。

11時15分、ツツジ平分岐に着きました。

おや、おや、おや?

これは灰皿ではないですか!

「平野育ち調査隊長!袈裟丸山でも赤い灰皿の存在を確認いたしました!どうぞ!ジッ」と今日もトランシーバーで報告です。

今日朝出かける前にリュックの重量を測ったら11㎏でした。

少しでも軽くするため&お腹が空いたのでみんなにバナナを配給します。

薬局で購入した4本98円、意外とイケる。

バナナを食べ終わると、クリさんが「ちょっとこっちに行ってみてもいいですか?」と言いながら、ツツジ平の林の方に入って行きました。

後を追うターボとあきっこさん。

どんどん先に行ってしまったクリさんを見失います。

あれ?あれ?どっちに行ったかな?と探していると、

クリさんが戻ってきました。

ツツジ平の右手が丘のようになっていて、途中まで歩いてみたようです。

「どうだった?」と聞くと「うん、まぁまぁだった」と言うので、まぁまぁならまぁいいか、先は長いので次に進もうということになりました。

左手の岩場に登ってから登山道に戻ります。

「わ~🎵苔だ~🎵」と言いながら、苔を激写するあきっこさんを激写!

岩場の上から、さっきクリさんが途中まで行った丘を眺めます。

あの丘のことを「ツツジ平」と呼ぶのかもしれません。

アカヤシオが意外と咲いてますね。

「きれいだね~✨」などと話していると、座ってランチしていた男性に「ツツジ平まで行ってきたのかい?」と尋ねられたので、途中まで行って引き返してきた旨を伝えると、「花が沢山咲いていて素晴らしい眺めだよ」と教えてくださいました。

あれ?そうなのか。

では帰りに時間があったら寄ることにしましょうか。

あの向こうに見えるとんがり、前袈裟丸山山頂を目指さねばいけませんので、とりあえず先を急ぎます。

右手がカラマツ林になってきました。

この前の小野子山でも感じましたが、カラマツの新緑も他の広葉樹とは違った魅力があります。

道はなだらかになり、右手はカラマツ林で、左手が開けた場所に出ます。

背の低いカラマツの赤ちゃんとアカヤシオ、そして遠くに目指す袈裟丸山。

まるで風景画のような美しさです。

カラマツの赤ちゃんの可愛らしい新芽。

背景が青空ならもっとキレイなんだと思うけど、この可愛らしさ伝わるかなぁ。

アカヤシオの美しさは独特で、黄緑色の葉っぱと共に真っ白な花を開くシロヤシオとは違って、ピンクの花だけがついているので、見ようによっては造花のようにも見えます。

「造花みたいに見えるよね」と言うとターボが「ぞうかですか?ぞうかなぁ。」と、本日初のダジャレを披露しました。

クリさんに「出た!」と言われ、あきっこさんはこれか!という表情で「クックックッ」と引き笑いしてました。

クリさんが3人で写真を撮ってくれるというので、「あきっこさんは顔出し🆖なんだから顔を隠さなくちゃ!」ということになり、3人でタオルで顔隠し。

ターボの顔がすごく長くてまあるく口を開けているように見える(笑)

顔を隠したあきっこさんが「イラン人のようだ」と言うと、ターボがすかさず「そんなのいらんわ」と返事。

これにはあきっこさん爆笑してました。

あきっこさん曰く「ツボってジワる」そうです。

あきっこさんにとっては今までブログの中だけで目にしてきた二人が目の前にいるのが不思議で、まるで芸能人と会ってるみたいな感覚なのだそうです(マジで?)

いやいや、ターボのダジャレはそんなレベルじゃないでしょう。

あきっこさん、そんなこと言うと、ターボが調子に乗ってまた小躍りするからやめてくれ。

そうそう、皆さん、今回わたくし、自撮り用の足がぐにゃぐにゃ曲がる三脚を持参したのですよ。

電気屋さんのワゴンに480円で売ってました。

本当は木の枝などに3本の足をクネクネ曲げて取り付けるのが理想なのですが、辺りには触ると折れそうな枝しか無かったので、地面にセットしようと苦心しているところです。

ここから10秒タイマーにして、リュックを背負ったまま「よっこらしょ」と立ち上がり、5m離れた3人の元にドスドスと走って撮った写真がこちら。↓

なかなか上手くいかなくて、3回位往復した成果です。

10秒カウントの5秒前位にみんなの横に並び、3秒前位になるとみんななぜか息を止めて写真におさまる😅

撮る方も撮られる方もだんだん上手くなっていくと思うので、ご期待ください(笑)

ではでは先に進みましょう。

見晴らし台のある場所に着きました。

クリさんが見晴らし台に登る?と聞いてきましたが、今日のお天気だとそこまでの絶景は期待できないので私はいいやと答えると、見晴らし台の下にいたおじさんが「なんだ、登るようなら料金取ろうと思ってたのに残念だなぁ」と言ってました(笑)

「上から周囲の山が見れていい景色だよ~」と呼び込みをしていたので、「帰りに寄りま~す」と答えて通過です。

見晴らし台から2~3分で最初の賽の河原に到着です。

おっと~!

ここにも赤い灰皿が!

「こちらお気楽隊!平野育ち調査隊長に報告します!本日二つ目の灰皿発見!袈裟丸山には灰皿多いです!ジッ!」

その数分後には二つ目の賽の河原を通過します。

絶妙なバランスの石積みと一緒に。

この二つ目の賽の河原には高く積んだ灯籠のような石積みがあったので、私が「あれ見て!灯籠みたい」と言うと、ターボが「灯籠の側をとうろう」と。

あきっこさんが「ジワるわ~(笑)」と言っておった。

清々しいカラマツの林を抜けます。

少しぬかるんで滑りやすい坂道です。

若干傾斜があるので、あきっこさんが「地味にキツイ。足にジワジワくる」と言ってました。

この岩場を越えると一気にアカヤシオロードが始まります。

今までもアカヤシオはありましたが、ここからが本番。

アカヤシオストリートの始まり、始まり~💠

ピンクが濃い!

こちらは淡い色でホワホワしていて可愛らしい。

こちらは中間色。

一つ一つの木が微妙に色合いが違っていて、それがグラデーションになり、見ていて飽きません。

登山道右手には苔むした少し薄暗い斜面に背の高いアカヤシオがあり、見上げると空がピンク色になっています。

緑の苔と花のピンク、黒く見える幹のコントラストが艶やかで、大人の女性のような色気を感じます。

苔とアカヤシオ(ヒトツバナ)。

登山道左手には雨量計のある広場があります。

アカヤシオに囲まれた陽だまりのようになっていて、お弁当を広げる人が何組かいらっしゃいました。

こちらのアカヤシオは若いお嬢さんのような華やかさがあります。

アカヤシオ越しの袈裟丸山。

まだまだ遠いなぁ。

この界隈でゆっくり花の写真を撮ったりしていますから、今日あそこまで行くのは無理だろうなぁと思い始めていました。

少し下ります。

可愛らしいコーギーとすれ違いました。

短いあんよで頑張っています😁

その後小ピークを越えます。

このピークは初めて袈裟丸山に来た去年の5月、ヘロヘロになって登って、ピークでランチしていたご夫婦に「ここは小丸山ですか?」と聞いた場所です。

今日は楽に通過できました。

アミノバイタルのお陰?

それとも快適な気温だから?(昨年はみぞれが降る程の寒さでした)

それとも少しは体力ついた?

なだらかな尾根道になります。

この辺りはアカヤシオこそ少ないですが、見晴らしが良く、とても気持ちがいいです。

岩がある斜面を登っていくと、、

12時43分、3つ目(最後)の賽の河原に到着です。

石積み成功して満面の笑みのターボ。

再び平な尾根を通り、、

登りに差し掛かると徐々にアカヤシオが増えてきます。

広々とした尾根道の奥の方にアカヤシオが沢山あります。

岩の間の狭い道を登ります。

ここで下ってこられた方たちに、またどこまで行くのかと聞かれます。

「どこまで行けるか、まだ決めてません」と答えると、「今日は山頂は諦めて花を見る方にした方がいいよ」「ツツジ平は見たかい?ツツジ平に登ったら360度花に囲まれて絶景だよ」と言われました。

へぇ~、そうなんだ!

花にぐるっと囲まれるって素敵ですね。

「山頂は諦めて花を見る方がいい」とアドバイスしてくれたグループの皆さんです。

「ツツジ平を見てごらん。ほらピンクに染まっているだろう」と。

坂を登りきった所で振り返ってみます。

なるほど!あのピンクのピークがツツジ平か。

あきっこさんが「アポロチョコだね!」と言ってました。

そうだ、今日はもう前袈裟丸山山頂にはいかずに、帰りにあのツツジ平に立ち寄ろう!とこの時ようやく心が決まりました。

小丸山山頂が見えて来ました。

13時12分、本日の最高到達点「小丸山(小袈裟)」に到着しました。

標高は1676Mです。

折場登山口が標高1200Mですから、標高差476M登ってきました。

登山口から写真を撮ったり寄り道したりしながら2時間50分かかりました。

(標準コースタイムは2時間です)

お腹もペコペコですし、かなり遅くなってしまいましたから、今日は前袈裟丸山までは行かず、ここでお昼を食べて、帰りに多くの方がオススメしてくれるツツジ平に立ち寄ろうと思います。

登山以上に写真の取り込みに時間がかかってクタクタです。

ここで【前編】として投稿しようと思います。

【後編】にて山頂でのランチ、ウキウキ下山ルート、そしてツツジ平の様子をお届けしたいと思います。


最後までお付き合いくださいm(__)m

【群馬、高山村】中ノ岳から十二ケ岳へ。アップダウンに辟易して最後は6キロの林道歩きとなりました《後編》2019年5月11日(土)

《登山難易度 5.5》

十二ケ岳山頂からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^.^)


小野子山から勇気を出して歩き始めた中ノ岳~十二ケ岳への縦走【後編】です。


小野子山から中ノ岳に向かう鞍部を11時44分通過しました。

再び険しい登りになります。

私はヘロヘロヨレヨレですが、前を行く二人は比較的元気そうです。

必ず私が遅れ、途中で待っていてくれるを繰り返しました。

この登りもキツイ💦

私は何で縦走しようなどと決めたのだろう。

先を行く二人に追い付くことは無理なので、何度も足を止めて深呼吸しながら登りました。

二人の姿は見えなくなりましたよ(涙)

重い体を無理やり引き上げます。

二人と合流~。

まだまだ登りは続きます。

鞍部から中ノ岳への登りが今日イチ大変でした。

この頃になると、ターボのダジャレも出なくなり、仮にちょろっと出たとしても私には聞き取れず、メモする元気もありませんでした。

お、なんとなく頂上の雰囲気?

さきに行って待つターボが撮ってくれました。

顔が真っ赤。

無理やり笑っていますが、内心苦しくて泣きそうです。

12時20分、やっとこさ中ノ岳山頂(1188M)に到着です。

心臓バックバクですが、震える手を伸ばして自撮り記念撮影。

小野子山から標準コースタイム40分のところ、1時間かかりました。

鞍部からは36分でした。

え?36分?

あれ、そこまで標準コースタイムと(30分)違わないのか、とたった今気がつきました。

いや、キツかったからもっと長く感じたのです。

二人の歩みが速いので、自信(そもそもそんなものないのだけど)を木っ端みじんにされた気分で、体力のなさを痛感した道のりだったので、今コースタイムを計算して、少し安心しました。

ダイエットしなくても大丈夫かな?いやいや、苦しいのは嫌なので、やはり夕食を減らしましょう。

中ノ岳は展望がないので、記念撮影だけしてそのまま通過です。

またまたたっくさん下ります(涙)

正に「滑りやすい急坂」。

膝サポーターをしてこなかったこともあり、怪我しないように、転ばないように、とにかく注意深く下りました。

時々なだらかなになるとホッとします。

十二ケ岳が近くなってきた気がします。

この写真は急坂なのが良く分かりますね。

これでもかってくらい慎重に一歩一歩足を置くところを探しながら下りました。

少し下ると新緑が増える気がしますよね。

12時48分、分岐に到着です。

帰りはここまで戻ってきて、高山村方面へ下る予定です。

中ノ岳から28分でした。

標準コースタイムは15分ですから、下りでもたつくのが良く分かります。

登りだと20分と地図に書いてありますが、あの坂を20分で登れるかなぁ。

さっき下ってくる時、年配の男性が道を譲って下さって、「待たせてスミマセン」と言うと、「いやいや、年寄りはついつい見栄をはってがんばっちゃうからね。お陰で休めて助かったよ」とおっしゃってました。

あら、素敵。

顔を上気させて汗をふきふき話された紳士を素直に素敵だなぁと思いました。

あんな風に私たちもなれるかなぁ。

私などいっつもデロデロドロドロで爽やかさの欠片もない(涙)

標識を十二ケ岳側から見たところです。

小野上温泉までの時間は載っているのに、十二ケ岳までと高山村林道までの時間はなし(涙)

使えないわぁ。

何故に小野子山までの標識とパフォーマンスが違うんじゃ!

道は一本道で間違えようのない尾根に「←小野子山 十二ケ岳→」の看板は沢山あったのですが、そんなことは分かっとるわい!

必要なのは距離or時間。

私たちが求めているのはそこなのよ~と思いました。

はいはい、下りのお次は登りですよ。

いよいよ十二ケ岳が間近になってきました。

男坂、女坂の分岐に着きました。

男坂を使えば250m、女坂を使うと470m。

いつもの私たちなら、当然男坂!となるところですが、散々登ってきてヘロヘロで、急な岩場を登る元気がなかったので、ターボに「どっちに行く?」と聞かれ、元気なく「女坂」と答えたのでした。

ターボが「だよね。女だから女坂にしよう」と言うので、「ターボだけ男坂に行ってもいいよ」と答えると、「いやいや、それを言うならどちらかと言うと姉さんの方が男坂でしょ。何しろ親分なんだからさ!」とほざいておった。

ターボの家族も花子の家族も皆私のことを親分と呼び、自宅に電話をすると「親分から~」と言っている。

こいつら何か変だと思わないのか?

自宅内だけならともかく、公共の場で大きな声で呼ぶのだけは勘弁してほしい。

いや、これ、女坂ですか?

どこが巻き道やねん!とツッコミ入れたくなる急坂です。

画面をほぼ対角線に引いたようなこの斜度。

見ておくれんしゃい(涙)

私はいつも遅れ気味。

1ヶ月前にターボと歩いた尾根に着いたのかと思いきや、小さな祠がありました。

中を覗くとどっさりお賽銭が入ってた😁

でも取られないように(?)回りを平たい石で埋めてあったよ。

お~、ついに尾根に出るぜよ。

山頂まで5分!

ついにここまで来れた❗

最後はロープを頼りに登って行くよー(^^;

先に登った二人の歓声が聞こえます。

花子が「うわ~、これは凄いね~⤴️⤴️」と言っている。

あー、花子ちゃん、あなたにその絶景を見せられて、あたしゃもう思い残すことはないよ、という気分でした。

安心し過ぎて、登った直後の写真を撮り忘れた(T_T)

13時16分、十二ケ岳山頂(1200M)に到着です。

あー、今日はもう登らなくていいんだと思うと、すごく晴れ晴れとした気持ちになります(笑)

ぐるっと回って今日も絶景を見れていることを確認し、お腹が空いたのでお昼にしましょうや。

小野子山でお弁当を広げようとしてから2時間経過しています。

途中お団子とウィダーと塩飴しか食べてない。

水は1リットル近く飲みましたけどね。

今日は、おや、珍しい。

お初の登場、ひやむぎでございます。

先週の三国山が暑くて、冷たいものを食べたいと思ったので、今回は私が麺を茹で、ターボが薬味を用意し、花子がつゆとゴマや海苔を持ってきてくれました。

この日も陽射しが強く、うなじがジリジリ焼けるほどの暑さでした。

午後も1時を過ぎていれば、多分少し前までは賑わっていたであろう山頂に誰もおらず、私たち3人の貸し切りです。

上州武尊や谷川岳から先週登った三国山までをずずずいっと眺めながら、冷たいひやむぎを頂き、楽しいランチタイムとなりました。

コーヒーを飲んでから、ゆっくり眺めを楽しみます。

少し霞んで来ました。

でも今日も残雪の稜線に雲がかかることはなく、360度の大展望でした。

山頂標識と記念撮影。

二人と山頂標識&ストックで、「令和」を表現してみました。

花子の足が逆だった~(涙)

山頂で1時間10分過ごし、14時26分下山開始しました。

分岐を女坂方面へ向かいます。

登りの時には辛すぎて気がつきませんでしたが、この辺りは新緑ホワホワが可愛らしかったです。

14時42分男坂、女坂の分岐です。

3分後、高山村への分岐です。

この分岐を左手に下って行きます。

この下山路は、今日一番の気持ちのよい森でした。

あれ、あれ?

あれはカタクリではないですか?

辺り一面、カタクリが咲いています。

十二ケ岳にはカタクリが咲くとは聞いていたけど、この斜面だったんだ~🎵

1ヶ月前に十二ケ岳の山頂でカタクリはもうじきだと聞いたのですが、1ヶ月後の今でも咲いていたなんて。

狙っていなかっただけに、とっても得した気分です。

三毳山より実に1ヶ月以上遅いのですね。

まだまだキレイなピンク色ではないですか。

下ってきた斜面を振り返って見たところです。

こちらから登るのもアリですね。

この花の名前は何でしょう?

山の名前と同じくらい、花の名前も分かるようになりたいな。

この花は大きな葉っぱがドレスの襟の様で、王女さまといった装いです。

この花もよく見かける気がするけど、名前を知りません。

あわわわわわ、この前御座山で見たハシリドコロが谷に群生していますよ。

ターボを近づけないようにしなくては!

また踊り出してしまう😨

いい雰囲気の森です。

これは確か、ヒトリシズカ、ですよね?

横から見てもかわいらしい。

最後は杉の植林帯となり、車道に出ます。

15時4分林道に出ると、再び距離表示の標識になりました。

登山口まで1110m。

尾根の分岐から19分でした。

少し行くと再び植林帯に入る山道となります。

松ぼっくりが沢山落ちていて、踏むとジャリジャリ音がして楽しいです。

わざと踏んづけながら、リズム良く下りました。

森の中を見ると、あそこ!あそこ!平野育ちさんが迷い込んだのと同じ、ピンクテープだらけの森ですよ!

拡大して見ると分かるかなぁ。

下の方から車のエンジン音が聞こえ始めました。

道路にテントが見えます。

何かお祭りでもしているのでしょうか?

林道に出てから25分、15時29分に登山口に降りてきました。

ここは小野子山林道というところらしいです。

これからあの現在地から、林道終点のちょい手前の登山口まで歩かねばなりません。

沢山のスポーツカーが停まっていて、テントにもおじさんがいました。

何をしているのかと不思議そうにすると、道路を貸しきって車の走行テストを行っているのだと自分から説明していました(ホントか?)。

え??じゃあ私たち林道歩けない?と思いましたが、私たちが進むのとは反対方向でやっているので大丈夫とのこと。

男性に「え?!林道を歩くんですか?相当ありますよ」とビックリされました。

「ええ、確か6キロ位と聞いたんですが」と言うと、「6キロ?あー、そのくらいですかねぇ。結構ある気がするけど」と。

そこで、沢山スポーツカー並べてるんですから、「乗せて行きましょうか?」の一言が欲しかったのですが、そんな事言うはずもなく、、。

「頑張りますよ」と言って別れました。

歩きながら「あれ、絶対私たちが若いかわいい子だったら、乗せてくれたよね💢」と思いました。

なので「花子が『もう歩けないんですぅ』とか言ってみれば良かったのに」と言うと、ターボが「それか姉さんが『いたたたたたたた(;>_<;)』とか演技すれば良かったんだよ」と言ってきた。

なんで婆さん役は私なんだよ!チッ

そんなことしたら救急車呼ばれちまう。

はい、はい、可愛くないオバハンは歩きゃいいんでしょ、歩きゃ。

歩いていれば、いつかは着く。

多分日暮れまでには、、。

前方が開けてきましたよ!

うわぁ、すごい眺めじゃないですか!

しばし一服の清涼剤というのは、こういう事を言うのだよ、花子ちゃん。

子持山も見えて来ました。

少し回り込んできたかな?

右手に小野子山も見えて来ました。

前方に大きく子持山。

16時39分、林道歩きを始めてから1時間10分、ようやく朝車で通ったT字路です。

牧場の一角が見えて来ました。

ここまで来ればあとちょっと、、と思ったのですが、ここからも結構長かった。

車だとあっという間なのに、徒歩だとなかなかじゃないですね、たけさん(涙)

しかも登りになりますから余計です。

公共交通機関にこだわって、いつもいつも林道歩き(時にはバスに間に合わせる為に走ったりも)するたけさんはつくづく凄いなぁと思いました。

急坂の次に林道歩きが嫌いです(涙)

だだ、今回の林道は舗装された道路だったので、足元の石に気をつけて歩かなければいけないという事がなく、しかも車が一台も通らなかったので、その点はラッキーでした。

次のカーブを曲がったらきっとターボの車があるよ!と言いながら何回裏切られたことか、、。

前方にターボの車発見!で「バンザーイ🙌」の二人。

駐車場に17時5分に帰りつきました。

分岐から26分、起点からは1時間36分でした。

あのキャンプ場のおじさん、「6キロで、まあ1時間半ってとこかな」と言ってたけど、その通りでした。

朝ここに停めて歩き始めたハイカーは皆さん小野子山か、あるいは十二ケ岳まで縦走して、ピストンした方ばかりでした。

あの登り下りを再びするのを恐れて、距離が長い林道歩きを選択したのはどうだったのか?

十二ケ岳出発から2時間39分でした。

登りでかかった時間は3時間56分ですから、ピストンで少し減らしたとしても3時間位かかったのではないかと考えると、やはり林道を選択して正解だったのではと思います。

林道は遠回りなので距離は歩かされましたが。

特に私がバテバテで、あの登り下りをもう一度というイメージが全く沸きませんでした。

疲れ過ぎるとあの急な下りで怪我する恐れもありましたし。

小野子山で会ったあのおじさんの「あっという間に着いちゃうよ」発言でえらい目にあいました。

とはいえ、こんなことでもなければチャレンジできなかったのだろうと思うと、そんなきっかけを作ってくれた出会いに感謝です。

車に乗ってみどりの村キャンプ場に下ってトイレを借りました。

トイレのある広場には沢山のテントがありました。

トイレにペグを持ってやって来た女子学生に聞くと、今日は登山の大会だったのだそうです。

昨日子持山に登り、今日は雨乞山から小野子山に登って、テント張りや料理、天気図作成などと審査も終わり、明日順位発表があるのだとか。

とてもハキハキした可愛らしいお嬢さんで、自分の高校時代を懐かしく思い出しました。(私が昔可愛かったという意味ではない)

今回は私のリサーチミスで、二転三転する行程となりました。

結果地図を持たない登山となり、不安要素満載で歩くはめになりました。

どなたのブログにも「思ってたよりアップダウンの激しいルート」と書いてあり、敬遠していたのに、ひょんな事からそれにチャレンジする事にもなりました。

歩き通した今、歩けた達成感と同じくらい、ダメダメな自分への失望感を感じています。

もう少し減量して、身軽に歩ける体を作りたいと強く思いました。

今夜は夕食を抜いてみました。

今お腹がグルグル鳴っている。

これを書き終えて、早く寝ようと思います。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️

距離、14キロ。

歩数、24000歩。

累積標高差、856M。

赤芝登山口0920~(12分)~林道0932(2分)~(10分)~山道入口0944~(34分)~休憩ポイント1018(3分)~(7分)~ゴヨウツツジ分岐1028~(5分)~ゴヨウツツジ1033(2分)~(25分)~小野子山山頂1100(21分)~(23分)~鞍部1144~(36分)~中ノ岳山頂1220~(28分)~鞍部1248~(5分)~女坂分岐1253~(14分)~祠1307~(9分)~十二ケ岳山頂1316(1時間10分)~(16分)~女坂分岐1442~(3分)~分岐1445~(16分)~林道1504~(25分)~登山口1529~(1時間36分)~赤芝登山口1705

全行程 7時間45分

(うち歩行時間は6時間7分)

【群馬、高山町】リサーチミスの連続で、思いがけず小野子山から十二ケ岳を縦走する羽目に《前編》2019年5月11日(土)

《登山難易度 5.5》

小野子山山頂からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^.^)


今回もドタバタ珍道中となってしまったハイキング記です。

全ては準備不足、リサーチ力のなさからくるドタバタなのですが(反省)お付き合いください。

1ヶ月前に群馬県渋川市の十二ケ岳に登ってその大展望に感激し、その周囲の山を調べて小野子山に興味を持ちました。

登山道にシロヤシオの古木があり、5月には真っ白な花を咲かせるのだそうです。

こんな感じで。(登山口にあった説明板より)

これは是非見てみたいね!ってことで、5月11日のこの日に行くと1ヶ月前に決めました。

なのに、女ごころというものは変わりやすいのですよね。

やっほっほ亭さんのブログで棒ノ折山の新緑を目にして、「私たちまだこの春、ちゃんとした新緑を見てない❗」ことに気がつきます。

御座山は新緑どころか霧氷だったし、三国山も残雪あったし、三原山は砂漠だっし、アプトの道は新緑だったけど雨だったし!

なので急に「青空の下、新緑の緑に染まりたい」願望が膨れ上がってしまいました。

サクサク行き先変更で、昨年のGWに訪れた玉原(鹿俣山)のブナ林を歩こうということになりました。

昨年ブナ林を歩いた時に監視員のバンダナおやじさんに「いつもならもうじき新緑だけど、今年は遅いから2週間後かな。2週間後なら洋服が緑色に染まる程の美しい世界になるよ」と言われていたのです。

今年は今が新緑の盛りなのでは?と想像し出掛けました。

玉原湿原ビジターセンターに到着したのは午前7時。

ここまでの道中では、道路脇の樹木が新緑に輝いていたのですが、標高をあげるにつれ徐々に葉っぱの色が薄くなり、駐車場についた時には辺りの木々はまだカレッカレの裸木ばかり(涙)

あちゃー、またまた時期を間違えた~💦

一旦車から降りて支度を始めかけたのですが、「私たち新緑を楽しみたくて来たんだもんね」「山、変更するか!」となり、「そうしよ!」となって3分後には車に乗りドアをバタン!と閉めたのでした。

車の中でどこに行くか考えます。

玉原湿原を歩くために持ってきた谷川岳の地図と、ガイドブック「群馬県の山」しか手元にありません。

とりあえず時間がもったいないので、発車します。

「さて、どこの山にしよう?」と、カーブの多い下り道、ガイドブックを読もうと思いましたが、老眼&車の揺れでなかなか思うようにいかず、一回のカーブで「あぁぁぁ、ぎもぢわるぃ~」となってしまいました。

とりあえずガイドブックは平な道になってからにします。

そこで花子が「親分は車に酔いやすいんだね。車酔いしやすい人は三半規管が発達した人らしいよね。現代人。酔わない人は三半規管が古いタイプなんだって、何かで読んだ」と言っています。(あくまで個人の見解です)

ターボはどちらか分かります?

もちろん酔わないタイプ=三半規管が古い。

しかも現代人病と言われる花粉症もなし!

「やはり花子と私は現代人で、ターボは原始人なんだね」と話して気を紛らわせました。

「何それ!?」と少々お怒りでハンドルさばきが荒くなるという結果になり逆効果でしたが、、(涙)

少し下ってくると、沢がこんなに爽やかで新緑が始まっているのですけどね。

「強清水(こわしみず)の滝」です。

この辺りがこのくらいの新緑だと、標高1200M以上はまだまだ新芽が出たくらいなんですね。

雪解け水でしょうか。

沢の水が豊かで、ザーザーと大きな音をたてて流れています。

ターボが「沢がさわがしいね」と言って、私ににらまれました。

「でた!もうちょっと捻れないかね」と言うと、花子が「親分はいつも聞いてるからそういう反応になるだろうけど、私はたまにだから新鮮だよ😃」といってました。

花子は優しい人です。

そんなこんなでようやく平らな町まで降りてきて車中ガイドブックとにらめっこです。

元々の予定だった小野子山と子持山、どっちにしようか迷っていました。

私は子持山にも興味があったのです。

子持山の方が行程は短いのですが、技術度にピッケル⛏️マークが3つもついていて、岩登りもあるようです。

花子が「無理無理無理無理!」と言っています。

では1ヶ月前に立てた予定通り「小野子山」にするか!となりました。

「小野子山なら今シロヤシオが咲いているし、新緑もいくらか出てるかもだし、展望もいいはずだから、きっと楽しい山歩きができるよ😃」と思っておりました。

何でもどちらかわからない時はいい方を安易に「きっとそうだよ!」と想像するお気楽隊の悪い習性発動です。

全てはリサーチミス。

ま、毎度のことですね(涙)

では小野子山に向かいましょう。

私は老眼でガイドブックとにらめっこしたお陰で、車酔いし、肩が凝ってきました。

ターボが「行きはよいよい(酔い酔い)だね」と言ったので、気持ち悪いやら可笑しいやらで、おかしなことになりました。

ところで、本日のルートですが、小野子山に登るなら、渋川市の小野子山登山口から雨乞山を経て登るコースと、高山村の赤芝登山口から登るコースがあります。

シロヤシオは赤芝登山口からのルート上にあることがわかり、そちらを選択。

渋川市の小野子山登山口からだと雨乞山を経ないといけないので、アップダウンが激しいと嫌だなと思ったのもあります。

ま、結果その何倍もアップダウンする羽目になるのですが、このときはそうなる事は想定しておりませんでした。

みどりの村キャンプ場が近くなると、小野子山が見えてきました。

麓の牧場もいい感じじゃないですか!

「うわぁ、いいね~✨やっぱりこっちに変更して良かったね!」と思いました。

キャンプ場近くの道で狸に遭遇。

こちらと目があったのに逃げることもなく、トボトボと道路を渡って行きました。

みどりの村キャンプ場でトイレをお借りすると同時に登山者なのだけどキャンプ場の駐車場に駐車させてもらえるか尋ねると、標識には「牧場内一般車通り抜け禁止」と書いてあったのに、「駐車場に停めるのは構わないけど、牧場の中を通って突き当たりのT字路を左に曲がれば赤芝登山口があるよ」と教えてくださいました。

キャンプ場に駐車して気持ち良さそうな牧場内遊歩道を歩くつもりでしたが、わざわざ教えて頂いたので、ちょっとでも標高稼ぐべく赤芝登山口に車を走らせることにしました。

この「たかやま牧場」は上毛カルタに詠まれているのですね。

「ゆ」「ゆたかにひろがる高原牧場」だそうです。

せっかくなので牧場内をゆっくりドライブしたかったのですが、後ろから別の乗用車(この先にあるゴルフ場に向かうと思われる)にピッタリつけられていたので、のんびり過ごす牛に向け走りながら慌ててシャッターを押しました。

T字路を左に曲がるとすぐに展望台が現れました。

目の前に形のよい子持山が見えます。

牧場内の遊歩道は桜並木になっているのですね。

遠く谷川岳を背景に、今日一緒に旅する花子とターボです。

やっほっほ亭さんが棒ノ折山に行った時に、「まださわらびの湯の敷地内です」とあって笑ってしまいましたが、私たちはそれを大きく上回るモタモタ具合で(涙)、

9時20分、ようやく登山口(799M)にたどり着きました。

天然記念物「高山の姉妹つつじ」だそうです。

「北毛登山1/5」という趣のある標識があります。

0/5はどこだったのでしょうね。

そして、5/5はどこなのでしょう?

小野子山山頂ですよね、きっと。

牧場内を車で通らせてもらったお陰で1/5ショートカットできました😁

山道に入って10分程で林道が見えてきました。

登山口から500m歩いてきたもようです。

高山のゴヨウツツジまで1030m、小野子山山頂まで1920mですって。

数字が細かい!

でも分かりやすくていいですね😃

ここで既に暑くなったので、一枚上着を脱ぎ、水分補給しました。

しかし!この林道が地味にキツイ💦

車道とは思えない斜度です。

林道を歩くこと10分、再び山道に入ります。

さっきの標識から林道を300m歩いてきたみたいですね。

ということは、山頂まで、、あれ?山頂まで1610m、ゴヨウツツジまで720mで、10m計算が合わないぞ😁

なぜ登山口から810mにしなかった!?(笑)

う~ん、若干気持ち悪いけど、何だか微笑ましい。

ナイス👍高山村!

ここに「北毛登山2/5」の標識もありました。

今日は気温が高く暑いので、日の当たる斜度の大きい林道歩きで既にバテ気味な私たちは、今歩いてきたのの3倍も歩かないと着かないのか~⤵️と言いながら歩き始めました。

今日実はこの17倍歩くことになるとは、この時は誰も知るよしもなかったのです。

この後もずっと急坂にさしかかる場所に「⚠️足元がすべりやすいので気をつけてください」の看板がありました。

この看板が出てくると、マジで急坂ですから、ご注意ください。

心の中で「いくぞ!」と気合いを入れないと途中でへこたれます。

登り口に早速大きく足を滑らせた跡があり、花子が「滑ってる、滑ってる、やっぱ滑りやすいんだわ」と言うと、すかさずターボが「私のギャグも滑りやすい」と。

なんだ、よくわかってるんじゃん。

なのに花子は「親分とターボはいつも一緒にいるからもう慣れてるんだろうけど、私にとっては一服の清涼剤だよ」と言ってました。

へぇ~、そうゆうもんかね。

植林帯の根っこの間をジグザグに登ります。

ここもキツイ💦

私が少しずつ遅れました。

汗をボタボタかきながら、ヘロヘロで登って行くと、少し明るくなった道で二人が待っていてくれました。

私、真面目に減量しないとヤバいかも。

体が重い、、(涙)

「よし、今夜から夕食無しにしよう!」とこの時は思っていました。

辺りは雑木林となり、新緑が眩しくなってきました。

少し登るとターボが「うわぁ、ここから町が見えるよ~!」と言っています。

わずかですが、今日初の展望なので、ちょっと嬉しい(^.^)

新緑の小路を進んでいくと、、

前方に標識が現れました。

10時18分、登山口から約1時間で「休憩スポット」に到着です。

登山口から標高差290M登って来ました。

こちらが北側の展望。

こちらは南側の展望です。

少し元気が出ました!

頑張って登りましょう。

シロヤシオも近い!

ちょっとなだらかないい感じの道じゃないですか(*^^*)

、、と思ったのもつかの間、前方にまたまた急坂が~⤵️

急坂、大嫌い(涙)

岩場ならまだしも、こういう足の引っ掛かりがない土の急坂になると、途端に私の歩みが遅くなります。

たけさんは前に奥多摩三大急登の検証とかって、あえて急坂を探して登っておられましたが、物好きとしか思えない(誉めてます)。

私にはありえへん!ですよ。

もう一度言います。

「急坂、大嫌い❗」

、、、と悪態をつきながら登って行くと、分岐が現れました。

このまままっすぐ行くと山頂まで900m。

ゴヨウツツジは右に行くようです。

まだホワホワの新緑の中を行きます。

所々にヤマザクラもまだ咲いていました。

「💠ゴヨウツツジ💠」の標識が現れました。

ん?お花はどこじゃい?

ガーーーーーン(T_T)

まだじゃったか~!

蕾はついていましたが、まだひとつも開いていませんでした。

それにしても立派な大木です。

シロヤシオでここまで大きな木は初めて見ました。

これが満開ならさぞや圧巻でしょうね。

またまたリサーチミス。

おっかしいなぁ、あたしゃどこで5月半ばと読んだのだろう(?_?)

すまない、お二人さん(涙)

花がないので、看板でご勘弁を。

元々はもう一本あって(妹)、姉妹ツツジとして親しまれていたのだそうです。

お姉ちゃん、一人で頑張ってるね😃

再び上毛カルタ。

「め」「めに鮮やかなゴヨウツツジ」だそうです。

仕方ないので、気持ちを新緑と展望に切り替えて山頂目指しましょう。

尾根に戻って来ました。

山頂まで840m。

ここからは尾根道を行きます。

尾根道と言っても二人の背中を見てもらえれば分かるように、意外と足にくる傾斜です。

登って平らになって、また登ってを繰り返します。

これはどんな花が咲くのでしょう?

左手に見えるのが山頂でしょうか?

右手はカラマツの林になってきました。

山頂まで480mの標識を通過。

新緑といっても低木ばかりで、まだまだ世界が緑色に染まる程ではないですね。

標高が1200M近くあるのですから(玉原ビジターセンターと同じ)、当たり前といえば当たり前です。

「北毛登山4/5」の標識がありました。

あと少し!

でも登るのよね~(涙)

前方に三角の山が見えなくなりましたから間もなくでしょうか?

期待してなかったけど、カラマツの新緑もキレイですね(^-^)

おおおおお、前方が開けて来ましたよ~🎵

11時丁度、小野子山山頂(1208M)に到着です\(^^)/

登山口から1時間52分で、標高差409M登って来ました。

ゴヨウツツジからは25分でした。

展望表示板です。

こんなに沢山の山が見えるのか?と思いますが、木立に隠れて、展望はイマイチです。

自宅に帰り地図を見ると(当日は谷川岳の地図しか持っていなかったので)「北、東、西側の展望良好」と書いてありました。

言われてみればその通りなのですが、この表示を見て「南以外は全て見えるのね」と思っていた私は大間違い。

木立の間からそっちの方向が見えるので、視界が分断されると「大展望!」という感じにはなりません。

北側はこんな感じ。

西側はこんな感じ。

浅間山が見えています。

こちらは東側。

う~ん、十二ケ岳の大展望を知っている私たちとしては、若干消化不良です。

展望もイマイチ、シロヤシオは蕾、新緑もカラマツと低木のみ、、、チーン○| ̄|_

でもま、仕方ない、こんな日もあるさ。

ランチにして早めに帰りましょ🎵と言いながらシートを広げていると、後から登ってきた年配の男性に「これから中ノ岳に行かないのかい?」と話しかけられます。

「え?中ノ岳ですか?いやぁ、なかなか登り下りが大変でしょ?」と言うと、「いやいや、大したことないよ。これを見てみ。」と地図のコピーを見せてくれ、ほら中ノ岳まで下りが10分で登りが30分だろ、大したことないよ。あっという間に着いちまう」

まぁ、そう言われると大したことないのかなと思えてくる。

年配の女性とご一緒されていたので、「お二人もこれから中ノ岳に行かれるのですか?」と聞くと、「これから仲間が登ってくるからそれから考えるんだ」とのこと。

ほほぅ、この位の方たちが「大したことない。あっという間に着いちまう」と言われるんじゃ、大したことないのかな?

じゃあ、今のところ色々に残念な結果になってるから、思いきって行ってみる?ということになりました。

一旦広げたシートを仕舞います。

お腹が空いていたので、お団子を食べました。

出発間際に「シロヤシオは今年は遅いのですか?」と聞くと「え!?咲いてなかったかい!?」と言われたので、「ええ、全く」と答えると、「へぇ~、やっぱり今年はどこも遅いんだなぁ。去年の今ごろは満開だったのに」と言ってました。

本当はこの後お仲間とシロヤシオを見に行くつもりだったらしいのに、ネタばらししちゃってスミマセン😢⤵️⤵️

11時21分、見るからに急坂で、滑りやすそうな下り坂を下って行きます。

前方に見えるのが中ノ岳でしょうか?

10分で鞍部だと信じて下ります。

すご~く急なので、ひざをやられないように慎重に、慎重に。

道が平らになり、お、鞍部かな?と思い、時間をメモしました。

11時33分。

なるほど山頂から12分ですから、まぁまぁか。

標識が現れますが、なぜか小野子山まであったような距離が表示されなくなりました。

「⚠️滑りやすいので足元に気をつけてください」の標識は健在です。

「鞍部じゃなかったみたい~。まだまだ下るよ~(涙)」とターボの声。

げ、そうなのか。

右手には新緑の美しかった小野子山のカラマツの稜線が見えます。

左手には中ノ岳と十二ケ岳?

中ノ岳は稜線で雑木林とカラマツ林がくっきり分かれていて面白いですね。

今歩いている所も、右手はカラマツ林です。

今回は思いがけずカラマツの新緑の美しさを知れて良かった☺️

11時44分、今度こそ本物の鞍部に到着です。

山と高原地図には載っていませんが、林道がありました。

小野子山山頂から23分かかりました。

この地図(あのおじさんが見せてくれたのと同じ)、絶対中級~上級の人の標準タイムだよぅ。

いや、そんなことは今までの経験から十分想像できたことですが、あのおじさんがさも自分も歩いたような口振りで話すから信じちゃったじゃんか。

あれ、絶対自分は歩いたことないよ(涙)

、、、と今更思い至るお気楽隊です。

う~ん、やっぱり中ノ岳~十二ケ岳縦走はそんなに甘くない、と気がつきましたが、既に鞍部まで下って来てしまい、もう一度あの急坂を登って小野子山に戻る気持ちにはなれませんでした。

標識にも大きく「高山村→」とありますし、今自宅に帰り地図を見ると、ここから下って、最後は林道を歩き戻るルートもあったようですが、この時は地図を持っておらず、このまま前に進むしかない!という気持ちでした。

花子に十二ケ岳の展望を見せたいというポジティブな思いもあり、このまま進むことにしました。


写真のダウンロードに時間がかかるようになってきました。

少し長いのでこの辺りで【前編】として投稿します。

【後編】では、中ノ岳、十二ケ岳とたどり、最後はたけさんばりの過去最長林道歩きが待っております(涙)