50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【東京、伊豆大島】下山後から東京帰着までも色々ありました。伊豆大島三原山の旅《後編》2019年5月3日

伊豆大島元町港からこんにちは。


船内泊の一泊二日で訪れた伊豆大島の旅【後編】です。


いきなりの地味な食事で失礼します。

三原山から下山したのは11時38分。

予定より30分遅くなりましたが、バス出発(13時57分)までは余裕があります。

レストランでお昼を頂き、その後温泉に入るつもりでおりましたが、なんとなんとお昼のレストラン営業はしていないとのこと。

ガッビ~ン😨

そ、そうなんですね、残念😢

という事で、売店は開いていたのでそこでお土産を購入し、昼食は売店おにぎりを頂くことになりました。

ホテル前の階段に座って「いただきます」。

朝食バイキングはお腹が空いていたこともあり美味しく頂きましたが、特別伊豆大島ならではというメニューだった訳ではなく、ま、味も普通でしたから、みやっちさんみたくランチで磯ラーメンや海鮮丼的なものを食べたいと思っていたのですが、、。

これまた可もなく不可もなくのおにぎり弁当で、う~んです。

「思ってたんとちゃう!」その4というところでしょうか。

今回は旅行なのに「食」に恵まれません(T_T)

一応ゆで卵に掛けるお塩が伊豆大島産でしたので、それを持って写真に収まりました。

デザートは「大島牛乳のアイスクリーム」。

何とか現地ならではの物を口にしたいと悪あがきをしています。

お風呂は13時からと思いアイスを食べ始めた途端、「お風呂の準備ができました」と従業員がフロントに連絡してきて、何人もの人がチケット購入し始めました。

な、何だって!?

やだ、早く食べないと!と大して味わうこともできず、アイスを掻き込みましたとさ。

何というタイミングの悪さ。

その後の露天風呂はとても気持ちが良かったです。

先ほどまで歩いていた迫力の三原山を目の前に見ながら、ゆっくり汗を流し、露天風呂で足をマッサージしました。

ただあんまりゆっくりしていると満席でバスに乗れなくなると困るので、早めにあがり、ホテル階段前のバス停になんとなく(階段に座る形で)並びました。

人が写り込むので写真はありませんが、やって来たバスは既に満席でした。

順に乗車し、奥から詰めて行きましたが、全員乗り切ることができず運転手が「もっと後ろに詰められませんか~? 」とアナウンスしています。

大きなリュックと登山靴の入った袋を抱え後ろに進みますが限界があります。

横の席に座っていたハイカーの若者(足元には自分の大きなリュックを置いていました)が、「リュックを膝の上に載せてもいいですよ」と言ってくださり、初めは「いえいえ、それでは申し訳ないです」と言ったのですが、まだ乗れない乗客がいたので、「大丈夫です。持ちます、持ちます」と私のリュックを膝に載せてくださいました。

反対側にいた赤ちゃん連れのご夫婦は、通路に置いていた折り畳んだベビーカーの上にターボのバックを置いてくださいと協力してくださいました。

でも何しろギューギュー詰め状態。

後ろに詰めながら足が片方づつ変な方向に向いてしまい、「ちょ、ちょ、ちょっと待って~、足が抜けない~(涙)」という結果に(涙)

結局何人かは乗ることができませんでした。

すし詰め状態で発車。

柱につかまっていましたが、体の角度が妙な形になり、30分間、今日イチに体力を使う試練の時間となりました。

運転手さん、運転荒いんだもん。

今日の出港地は元町でした。

元町バス停で外に吐き出されホッとしていると、ハガレーナから衝撃の情報が!

ハガレーナの後ろには男性ハイカーが一人と若い女性ハイカーが二人いたらしい(私たちの中ではハガレーナが一番奥でした)のですが、なんと後ろのスペースには余裕があったのだそうです。

男性ハイカーはリュックをおろし、奥に詰めてくれたのに、その手前の女性二人がリュックを背負ったまま、男性との間が空いているにも関わらず、「もう詰められませ~

ん」と答えて動かなかったらしいです。

ぬぁんだと~💢💢💢💢

ハガレーナは控えめな性格なので、「もっと詰められるだろ」と思いつつも何も言わなかったらしいのですが、絶対私なら「そこ、もっと詰められませんか?詰められますよね。リュックおろして詰めてもらえますか?」と言う。

絶対言っちゃう。

あんなにみんなが苦労して、協力して、それでも乗れない人が数人いたのに、なんで協力しようと思わないんだ!と、ハガレーナから聞いて血液が沸騰しそうなほど腹立たしく思いました。

まぁ、済んだことですし、私が腹をたてても仕方ないので、気を取り直してターミナルに入りますかね。

ここから1時間以上の待ち時間があります。

眺めを楽しもうと外のテラスに出ると展望板がありました。

あ、私が大山かね?と思ったのは箱根だったんだ。

熱海も見えていたんだ!

それからあの大きな山は天城山だったんだ。

島影は利島だったのね!と、山頂から見えた景色の山座同定、ここで一気に解決です。

お腹が空いています。

元町をウロウロするには荷物が大き過ぎるので、売店でパンとかポテトとか小腹を満たす物を買いたいと思いましたがお土産物しかなく、ターミナルのレストランはガッツリ料理だったので、仕方なくベンチでホテルの自動販売機で買ったお菓子をモソモソ食べています。

暇なので、あんこ娘の顔出し看板(世間では顔はめパネルと言うらしい)で写真を撮ってみましたがイマイチ~(涙)

↑先日横川のドライブインで撮影したウォーリーのようにはまりません。

後でウォーリーに私たちのあんこ娘を見せたところ、「顔が後ろ過ぎるんだよ!もっと穴に顔を埋めて前に出さないと!」とダメ出しされました。

さすが「顔はめの女王」。

年季が違います。

今後お気楽隊として、「顔はめ」を極めたいと思います。

ウォーリーは自分の顔はめをコレクションして将来面白写真集として私達に売り付けるつもりらしいです。

15時45分になったので、埠頭に降りて行きました。

ボラードがあったので、「海の男」を演じてみました。

何が違うんだろう?

なんか違うんだよね。

こんなことすら可笑しくて、腹を抱えて笑い転げました。

そんなことをして遊んでいると、私達の乗るジェット高速船「レインボー」が入港してきました!

早っ!

モタモタしている間に一気に埠頭に近くなり、浮かんでいた船体が沈んでしまいました。

あっという間に着岸です。

ひょえ~、カッコいい~🎵

船に乗り込むと私たちの座席は埠頭側でしたので、舷梯を人力で外す作業を見ることができました。

里帰りして都会に戻っていく友人や家族を見送りに来たのか、何人もの人が埠頭を走っていつまでも手を振っていました。

これだから船の出港はいいですよね。

電車や車ならあっという間に見えなくなりますが、船はゆっくり余韻を楽しむことができます。

やがて時速は80キロに。

伊豆大島から竹芝桟橋までわずか2時間弱で運んでくれます。

「食」に関してはリサーチミスで残念でしたが、日頃の山歩きとは違う非日常を味わうことができて、とても楽しい一泊二日でした。

船の中では伊豆七島の観光案内ビデオが流れていて、今度は神津島の天上山に登ってみたいと思いました。

海抜0メートルから天上の楽園へ、ですって。

面白そうじゃないですか?

いつか行ってみたい❗

どこの島にしても今度は島で一泊して、観光要素も取り入れもっと島全体を楽しみたいとも思いました。

船は東京湾に入っていく貨物船をどんどん追い越して、竹芝桟橋を目指します。

竹芝桟橋手前で旋回します。

17時55分、竹芝桟橋に着岸しました。

その後は勝手知ったるターミナル。

昨日来た道を逆に辿る形でホテルインターコンチネンタル東京ベイの表玄関からリュックを背負って堂々と入って行きました。

すると泊まり客だと勘違いしたホテルのポーターがうやうやしく「いらっしゃいませ。お荷物お持ちします」とやって来ました。

「あ、いえ、駐車場に行くだけなので」と言うと、そこはプロ。

「なんだ、駐車場かよ」という顔をおくびにも出さず、「あ、そうなんですね。お気をつけて」と言ってくれました。

昨日の苦い経験から、荷物は車に乗せておき、そして空身で行動することに。

ちなみに駐車場に戻る際、レストランの前を通過しながらチラッと入口に掲示してあるメニューを盗み見しましたが、お安い方で9800円、お高い方は11800円でした。

いくらリュックを車に置いて出たとしても、今日の私たちのファッションで入れるようなお店ではありません。

車の中で何か手頃なお店はないかとネット検索してみましたがよくわからず、、。

もう歩いてみるしかないねと言うことで、一旦ターミナルまで戻りそこから歩き出すことにしました。

で、車からターミナルに戻るのに、ホテルを通らなくても別に道がないかと壁の表示を見ると、「ターミナル→」の表示を発見。

歩いてみると、ホテルを一切通らずに、ターミナルの中に通じるルートがあったのでした。

な~んだ、こんな道があったんじゃん!

知ってたら二回もあの高級ホテルの中を貧乏ハイカーがうろつく必要なかったのに(涙)

ターミナル前の広場にある帆船マストです。

私は学生時代、(このマストではないけど)あのてっぺんまで裸足で登って展帆作業などしていました。

毎日ロープを引っ張って、最後には手の指が四角くなったっけ。

夜のリーサイドワッチでは、風下のデッキに座って男子学生たちとおしゃべりしたり空を眺めたりしていました。

六分儀で星の角度を測って位置を計測したものです。

懐かしい青春時代です。

普通の女の子と思い出す青春が違い過ぎますね(笑)

そんなことを思い出しながら、浜松町方面へ歩いてみます。

ありゃ、クリスマスでもないのにイルミネーション(^.^)

田舎者です、ご勘弁を。

するとそのイルミネーションがあるビルにレストランがいくつも入っていることが分かりました。

ホテルよりはだいぶリーズナブルな雰囲気です。

一階にあった「串亭」に入ることにしました。

久しぶりのご馳走です(*^^*)

まずは「二日間、お疲れ様でした!」の乾杯です。

お昼にあのおにぎりを食べて以来なので、ビールがお腹に染み渡ります。

4800円のおまかせコースにしました。

まず、この生野菜の美味しかったこと!

ハガレーナがパプリカの美味しさに感動していました。

瑞々しくて甘くてシャキシャキしてて、これを食べられただけで、もう満足っていうくらい感動しました。

初めて美味しい野菜を食べた人みたいでした(笑)

串揚げが出て来ました。

大分産黒毛和牛はソースか岩塩で、エビはマスタードソースで(*^^*)

黒毛和牛、やばっ!

口の中でホロホロにとけてしまいます。

遅れて前菜が出て来ました。

姫帆立とオリーブのマリネ、タラモサラダ、彩りトマトです。

ししゃもの卵を練り込んだこんにゃくはマスタードソースで、筍は出汁で頂きます。

飲み物のお代わりは、ハガレーナが大阪サイダー、ターボは湘南サイダー、私は「ラ、ロスカ、ブリュット」というスパークリングワインです。

次に出てきたのは、うずらの卵ベーコン巻きと、インカの目覚め(ジャガイモ)でした。

写真を撮り忘れたみたいです。

次は、もっちり豆腐、お出汁のジュレです。

上に載っていた可愛らしいアラレがアクセントになって美味しかったです。

次はイクラと鮭、和牛で作ったメンチカツです。

お次はフォアグラ(上に紅生姜がのっています)と、金目鯛です。

メンチカツはソースで、金目鯛は出汁で頂きます。

特に金目鯛がフワッフワで美味でした。

ちりめん山椒ご飯です。

丁度いい量(^.^)

お味噌汁は少し味が濃かったので残しました。

デザートはとちおとめアイスとイチゴのコンフィチュールです。

いやぁ、美味しくて、大、大、大満足でした。

二日間粗食に耐えていたので余計に美味しく感じたのかもしれませんが、終わりよければ全て良し🎵

3人の打ち上げでこの食事を楽しむための前フリだったと言えなくもない(笑)


今回お気楽隊として、初めての宿泊、初めての船旅、初めての離島と初めて尽くしの旅でした。

みやっちさんのようにスマートに無駄なく島を満喫することは出来ませんでしたが、何事にも初めてはあるのですから、次回(離島訪問)があるとすれば、もう少しちゃんと計画を立てて、少ない時間を有効に使って島全体を巡ってみたいと思います。

ただ鈍足ですから、それが行動時間を制限し、活動範囲を狭めるのですよね。

鈍足は鈍足なりの計画、次回の宿題にします。


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️

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