50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、みどり市】 ヒトツバナと大展望の尾根歩きを堪能した『小袈裟(袈裟丸山手前の小丸山) 』2018年5月5日

《登山難易度3》

袈裟丸山大展望の尾根からこんにちは❗


いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます(^-^)


群馬県と栃木県の県境にある足尾山塊の名峰「袈裟丸山」を目指しました。

この時期ピンク色のヒトツバナ(アカヤシオ)が満開だと思ったからです。

シーズンには平日の7時半でも折場登山口の駐車場はいっぱいになり路上駐車となるとブログにあったので、7時半前には着きたいと思い、自宅を4時半にスタートしました。

ナビをうまくセットできなかったので、携帯のGoogleで向かったのですが、途中冬季閉鎖中の林道を案内され、穴ボコだらけの砂利道をだいぶ進んでからゲートに阻まれ引き返すというアクシデントあり、到着は7時40分頃となりました。

もちろん駐車場も近くの路上もいっぱいなので、かなり下った所にある広いスペースに車を停めました。

回りの沢山のクルマの中にはなぜか人が乗っています。

誰かと待ち合わせでもしているのか?と初めは思いましたが、後で聞いたところによると、今朝みぞれが降ったのだそうです。

山の上は相当吹雪いたみたい。

なので、登り途中だった人も一旦下山し車の中で天候回復を待っていたのだとか。

私たちが到着した頃、皆さん車からおりて支度を始めていました。

私たち、ある意味ラッキー?

道間違いのロスはありましたが、体力消耗するロスはなく、すぐに行動開始できます。

東屋で靴の紐を締め直して、折場登山口からスタートです。

急な階段を登って行きます。

結構な急坂をジグザグに一気に登ります。

細い雑木の中の明るい道です。

シロヤシオが満開です!

愛子さまのお印「シロヤシオ」。

可憐で気品がありますね。

ピンク色のツツジも咲いています。

気持ちの良い雑木を抜けると突然視界がどか~んと広がります。

これはすごい。

どなたかのブログで展望の良い尾根に出ることは知っていましたが、ここまで素晴らしいとは思っていませんでした。

なんと、滝があります!

斜面から水が吹き出しているとブログにありましたが、これのことなのね~🎵

目指す袈裟丸山です。

尾根の左側、180度の大パノラマ。

あ~、写真の細切れでは伝わりません。

もう圧倒的高度感と爽快感は、浅間山のトーミの頭に匹敵するかも!

岩場に登って何枚も写真をとりました。

パチ姫改めラムちゃん、さすがに絵になるねぇ✨

後ろの私が邪魔ですが、、(涙)

ただいかんせん、風が強い。

朝みぞれが降っただけのことはあり、冷たい風が吹き付けます。

フードを被ったりして、完全防備で歩き始めます。

下ってきた方にヒトツバナが咲いているか聞くと、しばらく急坂を登ってなだらかになる辺りから見え始め、小丸山辺りまで沢山咲いてるよと教えてもらいました。

期待が高まります!

モグモグタイム第一弾。

やがて少しなだらかな道になり、まだ蕾ですがツツジが多くなってきます。

ツツジ平に到着です。

モグモグタイム第二弾。

ここからヒトツバナとカラマツの森に入って行きます。

森を抜け平らな所に出ます。

ヒトツバナの向こうに袈裟丸山もみえます。

木によってピンクの濃さが違っています。

今回はハガレーナが狼のフィギュアを持ってきていて、こんな遊びを始めました。

やがて見晴台が見えてきました。

見晴台に登ってみます。

リュックを背負ったままチャレンジしたので、なかなかに骨が折れました。

見晴台からは袈裟丸山と赤城山がみえました。

どうやら視界が良ければ富士山も見えるみたい。

ハガレーナは登らずに、フィギュア写真に夢中でした。

ここからわずかで賽の河原です。

石を積み上げると、亡き我が子に会えるのだそう。

塔ノ沢口から登るとここにつながるのですね。

再び灌木の小道に入って行きます。

辺りはヒトツバナが沢山あります。

ダケカンバはまだまだ新緑には程遠い。

右手に現れるカラマツの林も美しいです。

ダケカンバとヒトツバナ、笹に縁取られた小道です。

岩のある所を登ります。

岩場を登りきると、ヒトツバナのトンネルのような場所になります。

60代の女性にこの道の右側が一番キレイだよと教えてもらいました。

苔むした岩場がヒトツバナのピンクで埋め尽くされています。

思い思いに写真をとり、再び歩き始めます。

ピークに着きました。

大展望の尾根で写真を撮って頂いたご夫婦が休憩していらしたので、ここは小丸山ですか?と聞くと、首を横に振られました。

下っていくと、再び平らな場所です。

賽の河原part2

再び平らな場所に。

ここでラムちゃんがお腹が空いたと言い出しました。

最後のおにぎり🍙を食べ始めます。

モグモグタイム第3弾

この後はお菓子で凌ぐのだそうです。

大丈夫かい、この姫は。

無計画にも程がある(笑)

ラムちゃんが元気を取り戻したので、再び歩き出します。

辺りのヒトツバナが一段と艶やかになってきました。

もしかしてまもなく小丸山山頂?

と思いきや、ただの小ピークでした。

再び下って、登り返し。

おっ!山頂が見えてきました。

小丸山山頂に到着です。

岩の上からぐるっと見渡します。

赤城山方面が木立で見通せないだけで、270度位の大展望です。

本当は行きたかった袈裟丸山です。

今回は予想より風が強く体感気温が低いので、袈裟丸山まで行くのは諦めました。

皇海山への縦走ルートがバッチリ見えます。

日光方面の山々です。

持参した地図の範囲外だったので名前がわからないのが残念(涙)

自撮りしようとワイワイやっていたら、見かねた男性が撮ってくれました。

風が強く寒いので、日が当たって、風当たりは弱く、かつ展望も良いというベストスペースを発見。

ランチタイムです。

ラムちゃんはもう食べるものがポテトサラダしかないので、みんなからパンやラーメンを分けてもらってました。

体が冷えてきたので、そろそろ下山開始です。

ヒトツバナが名残惜しいので、最後にみんなでもう一度パチリ。

ハガレーナを探せ状態。

賽の河原part2

笹原を下って、、

展望のよい平らな場所を通って、、

再び登る。

ピークでちょいと休憩して、、

ヒトツバナのプロムナードを通り、、

再びの下りです。

ヒトツバナの名前の由来?

花びらがくっついて花がまるごと落ちています。

賽の河原を通過。

よく見ると、絶妙なバランスのものがいくつもありました。

展望台まで戻ってきました。

振り返って、歩いてきた山並みを見渡しました。

左手の袈裟丸山には行けませんでしたから、その手前のあの三角ピークが小丸山だったのでしょうか?

下り始めると、朝より一層カラマツの林が美しく感じました。

ツツジ平に下るルートから少し外れて岩場に登りました。

まだ芽吹いたばかりのツツジ平です。

再び大展望の尾根へ。

風は相変わらず強いですが、朝よりも気温が上がっていて、最高に気持ちが良いです。

同じような写真を何枚も撮ってしまいます。

上から谷を覗くと、距離感がわからなくなり、クラクラします。

水の吹き出す音が聞こえます。

あー、望遠レンズが欲しい❗

朝見たときはよく分かりませんでしたが、歩いてきた今ならあれが小丸山だと分かります。

袈裟丸山まではまだだいぶありますね。

袈裟丸山側ばかり見てしまいますが、反対側も実はキレイな沢が流れています。

いつまでもいたい尾根ですが、そうもしていられない(帰路の混雑が怖い)ので、ダケカンバの林に入って下ります。

最後の階段を下って、折場登山口に帰ってきました。

いやぁ、いい山でした❗

ちょっとこの素晴らしさは衝撃的でした。

家からの行程が少し長いけど(帰りは高速を使わず下道で帰りましたが2時間半でした)この山はちょーーーっオススメです。

秋に再訪はもちろんのこと、一年に何度も訪れたい山でした。

袈裟丸山ファンクラブ作って、みんなで募金して、きれいなトイレを作って欲しい❗

不満だったのはそれだけです。

次は袈裟丸山まで行きたいな(^-^)


折場登山口0813ー(1時間3分)ーツツジ平0916ー(24分)ー展望台0940(10分)ー(1分)ー賽の河原0951ー小ピーク1028ー(12分)ー賽の河原part21040ー(27分)ー小丸山山頂1107(55分お昼休憩)ー(1時間15分)ーツツジ平上部の岩場1317ー(1時間)ー

折場登山口1417


全行程 6時間4分

(うち歩行時間 4時間59分)

※参考(標準CTは 3時間40分)

標高差 481M(1195Mー1676M)

歩数 17000歩


パーティー 5名(コマクサ探険隊)

行程図

【東京、青梅】新緑の『御岳山』と岩清水のロックガーデンから『上高岩山』へ 2018年5月4日

《登山難易度2.5》

新緑の季節に訪ねてみたいと思っていた御岳山とロックガーデンへ、混雑を予想しながらも勇気を出して出掛けました。


自宅を5時15分に出発し、メンバーを拾いながら関越道~圏央道を飛ばして7時過ぎには御岳山ケーブルカー「滝本駅」に着きましたが、すでに駐車場は長蛇の列❗

いつも人混みを避けて山を選んでいる自分は思わず「う~わっ!マジかぁ」となりましたが、駐車場にはまだ多少の空きがあり、ゲートを一台ずつ通る為の渋滞だったようで、比較的スムーズに駐車することができました。

階段をおりて、チケット売り場へ。

Suicaも使えたようです。

チケット売り場から振り返ると、線路と登山道入口が見えました。

動き始めたばかりのケーブルカーに乗って御岳山駅に向かいます。

関東一番の傾斜だそうです。

真ん中辺りで下りの車両とすれ違い。

御岳山駅から歩き始めます。

鳥居⛩️をくぐって、御嶽神社に向かいます。

新緑の枝が張りだし、所々ツツジが咲いていて、気持ちの良い散歩道です。

やがて宿坊が建ち並ぶ路地となります。

御師の集落です。

門や玄関に注連縄があり独特の雰囲気です。

鍵の手の宿坊街を抜けると坂道になります。

道には昨日の雨で散ったもみじの葉が敷き詰められています。

やがて前方に巨木が現れます。

神代欅です。

ぼこぼことコブができ、穴を木材やセメントで補強してあります。

樹齢1000年。

平安時代からここで旅人を見守ってきたのですね。

神代欅を過ぎ、右に曲がると両側に土産物や茶屋の建ち並ぶ門前町を通ります。

早朝なのでまだお店は閉まっていて静かです。

階段を登って行きます。

畠山重忠公の騎馬像。

階段脇には白いツツジやピンクのシャクナゲが咲いていています。

面白いベンチがありました。

犬🐶やフクロウ🦉や河童が懸命に支えています。

重いお尻を乗せるのは気の毒で少し座り辛い(笑)

階段の両側には、御嶽詣でに関東一円からやってくる講の石碑がズラリ。

お社が見えてきました。

御嶽神社は日本武尊を難から救った白狼の「おいぬ様」が有名らしいです。

狛犬が狼なのでしょうか?

ワンちゃんのお参りが多いみたいです。

健康長寿を願ってでしょうね。

本人たちはこんな人混みに連れてこられて、尻尾がしょんぼりしてますね(笑)

うちのひまは今ごろ何してるかな?

多分田んぼの畦道で蛙🐸を追いかけまわしてるだろうな(涙)

お詣りをすませ、階段を少し降りたところで右に下るとロックガーデンへの近道です。

長尾平分岐につきました。

左に曲がり広い道を真っ直ぐ長尾平へ向かいます。

途中トイレや休憩ベンチもあります。

広い所にでました。

ヘリポートのようです。

対岸には門前町の建物が見えました。

ヘリポートのHを表現してみましたが、ストック細すぎて何だかわからない。

更に森を進むと、前方に東屋が見えてきました。

眺めの良い長尾平に到着です。

東屋の下にはベンチが置かれ、ゆっくり眺めを楽しめるようになっています。

午後から天候不安定の予報がなければ、ゆっくりブランチしたいところですが、天気が心配なので先を急ぎます。

長尾平分岐まで戻り、下り口に危険❗⚠️マークが沢山吊るされた所を下っていきます。

滑落事故でもあったんでしょうかね?

谷まで一気に下るので、結構な急な階段です。

しばらく植林帯を下ると、大きなもみじの大木が現れます。

やがて沢の音が聞こえてきました。

後から気がつきましたが、ピカンチの白いシャツが緑色に染まっていますね。

少しロックガーデンっぽくなってきました。

七代の滝に着きました。

マイナスイオンをいっぱい浴びて、少し水分補給してから、滝の右側の階段を登って行きます。

階段、階段、階段です。

一気に登ります。

階段をジグザグに登りきると、今度は根っこの階段です。

最後は木製の階段を登ります。

天狗岩に到着です。

大きな岩の上から鎖を使って下ってくる人がいます。

上に何があるのでしょう。

チーム一番に身軽なハガレーナが代表して見に行くことにしました。

ハガレーナが帰って来て見せてくれた写真です。

祠の両側(岩のてっぺん)に不動明王が祀られていたみたい。

像に近づくことはできなかったそうです。

天狗岩を裏から見ると、不動明王の後ろ姿が見えました。

下っていくと、再び沢沿いの道になります。

新緑の美しい谷で、絵を描く人がいました。

この辺りからロックガーデンの中心部に入っていきます。

苔むした沢がとにかく美しい。

流れは清らかで、どこを切り取っても絵になります。

元々は大きな一枚岩だったのでしょうか?

流れで削られ飛び石のようになった所を何度も右へ左へ渡って、少しずつ沢を登って行きます。

上高岩山への分岐ですが、この時点では大岳山に登る予定だったので、「へぇ、上高岩山ってのがあるのね」位の認識で、真っ直ぐ進みました。

ロックガーデン休憩所(トイレもあります)が見えてきました。

沢山のハイカーや親子連れが休憩していました。

新緑がまぶしい。

あれはギャップかしら?

まだまだロックガーデンは続きます。

白い水しぶきが弾け、緑滴る森です。

あれ?妖精かしら?(笑)

行く手に滝が見えてきました。

綾広の滝に到着です。

鳥居の向こうに、今も滝行の御祓が行われる滝があります。

近くに桂の巨木がありました。

樹齢300年。

これぞ本物の妖精が住んでいそうな美しい巨木です。

ここからは急な登りになります。

振り返ると滝とお浜の桂が見えます。

まもなくロックガーデン終点(分岐)に着きます。

東屋があり、休憩する人や、平らな道からやって来たワンちゃん連れなどで賑わっていました。

私たちはこれから大岳山に行くか、それともこのまま御岳神社に戻るか、みんなの体力を見て相談し、まだ行けそうだということで、とりあえず大岳山を目指すことにしました。

急な登りを頑張って登り、みんな無口になってしまいました。

きつい登りですが、日が高くなり、新緑が益々輝いています。

芥場峠までやってきました。

この時相当へばった表情だったのでしょうか?

大岳山から下ってきた黄色いシャツのおじさんに、これから大岳山に行くのかい?と話しかけられられました。

私が行けるところまで行ってみようかと、、と答えると、「これからじゃあ着くのは1時半を過ぎるかなあ、岩場があるし、鎖場あるし、こーんなに(手で50センチ位の幅を作って)狭くて結構危ないよ~」と教えてくれました。

「心配ならこっち(峠を左へ)に行って、上高岩山に行ったら?展望いいし、ここから25分程で行けるよ」とのこと。

そのアイデア乗った❗

ということで、黄色いおじさんとサヨナラし、行き先を大岳山から上高岩山に変更~🎵

とたんにみんなの足取りが軽くなり(平らな道だからですが)、表情が一変、再びおしゃべりが始まりました。

ピカンチは手まで振ってるし(笑)

みんな、大岳山が本当に自分の体力で行けるか、心配だったのね。

何回かアップダウンを繰り返すように黄色いおじさんに教えてもらいましたが、あっという間にこんな標識が。

え!?あと数歩って何?

え!?これ?

笑っちゃうほどあっけなく、笑っちゃうほどこじんまりした山頂に到着です。

公園の裏山?いやいや庭の築山ほどの可愛い山頂です。

一応本日の最高到達点なので、みんなでパチリ。

1011Mです。

上高岩山からの展望はこんな感じ。

ここからロックガーデンへ下る事もできるようです。

鎖場があったりして歩きにくい道だとのこと。

もう少し先に展望台があるようなので行ってみます。

白い花がきれいだと思ったら、シロヤシオだそうです!

何しろ上高岩山が予想外に小さかったので、展望台なるものがどんだけのものなのか、皆疑心暗鬼になっていて、岩の上から少しの隙間があれば、これが展望台なんじゃ!?などと言いながら歩きました。

すると最後の岩場を登った先に東屋が見えてきて、私は大きな声で「東屋かあるよ~っ!!」と後ろに向かって叫んでしまいました。

これは凄い❗

東京方面の眺めが抜群です。

写真では分かりませんが、スカイツリーもうっすら見えました。

本当は大岳山に登って先日登った浅間嶺や富士山を見たいと思っていたのですが、この展望台からは大岳山が目の前にあるので、丹沢方面を望むことはできません。

それでも見晴らしが良く快適な東屋のお陰で、最高に気持ちの良いランチタイムとなりました。

キャンプしている気分(^-^)

ハイカーは私が「東屋があるよ~っ!!」と叫んだ時、ちょうど下山しようとしていたカップル(大きな声を出したので、笑われてしまいました)と、一人佇んでおられたご婦人、私たちが下山始める時に登って来られた女性だけでした。

シロヤシオのことを教えてくださったご婦人が下山されると、しばらく私たちだけで、ワイワイ楽しく広い東屋独り占めでした。

登れなかった大岳山を背景に記念撮影。

先客のご婦人に「大岳山は今日なんて凄い混雑で、山頂は座る場所もないよ。こっちの方がよっぽどいい。」と言われました。

これは大岳山を諦めてある意味正解だったのかしら?

立ってお昼じゃ嫌ですもんね。

光が眩しくて、なかなか大岳山と一緒に撮れません。

四苦八苦していると、一人ハイカーが登って来られたので、落ち着いて写真を撮って頂きました。

東屋の柱が額縁のようですね。

いつか登りましょう、大岳山へ🎵


一時間程ゆっくりしたので、下山開始です。

左へ行くとサルギ尾根を経て高岩山へ。

私たちは大岳山方面へ来た道を戻ります。

大岳山への分岐を分け、行きは無言で登った新緑の坂道を、木々のキレイさや鳥の鳴き声を楽しみながら下ります。

ロックガーデン分岐からは歩きやすい平坦な道となります。

道が混んできたので、どんどん歩きます。

後ろからじゃんじゃん来るので、立ち止まって写真を撮ることが難しくなりましたが、新緑の森がとてもキレイでした。

後ろから追いたてられるように歩き、トイレのある広場に着きました。

左手に木材がゴロゴロしている所があり、多くの家族連れが休憩していました。

更に進むと、前方に巨大な杉が見えてきました。

天狗の腰掛け杉です。

鳥居をくぐり左へ行くと、奥の宮を経て、鍋割山へのルートです。

ここからはわずかで長尾平分岐に着きます。

朝は閉まっていた売店が営業中でした。

やがて左手に御嶽神社への階段が見えてきます。

神社の階段中腹に飛び出します。

朝はひっそりしていた表参道は大変な賑わいでした。

朝のうち目をつけていた店も満席の様子。

諦めて御岳山駅に向かいます。

日ノ出山でしょうか?

次回はあちらに行くのも良いですね🎵

山頂駅に到着です。

朝は立ち寄らなかったので、広場の藤棚を見に行きました。

しばらく広場のベンチに座り、アイスクリームを食べながらワンちゃんなど眺めてぼんやりしました。

秋田犬ですかね?

ひまと違って賢そうです。

午後3時台は、時刻表関係なく往復運転していました。

あわわわわ、まだ渋滞してます。

今から来る方もいるんですね。

人気の観光スポットなんだなぁ。

今度は秋に来ようかな🎵

紅葉もきっと素晴らしいと思います。


御岳山駅0743ー(22分)ー御嶽神社階段下0805ー(10分)ー御嶽神社0815(9分)ー(9分)ー長尾平分岐0833ー(10分)ー展望台0843ー(13分)ー長尾平分岐0856ー(32分)ー七代の滝0928(12分)ー(15分)ー天狗岩0955(5分)ー(28分)ーロックガーデン1028ー(17分)ー綾広の滝(8分)ー分岐1059ー(31分)ー芥場峠1130ー上高岩山山頂1145ー展望台1158(1時間10分お昼休憩)ー(21分)ー芥場峠1329ー(18分)ー分岐1347ー(11分)ートイレ1355(5分)ー(15分)ー天狗の腰掛け杉1415ー(8分)ー長尾平分岐1423ー(5分)ー神社階段1428ー(27分)ー御岳山駅1455


全行程 7時間12分

(うち歩行時間 5時間23分)

標高差 318M(693M~1011M)

歩数 18000歩


パーティー 5名(コマクサ探険隊ととちおとめ登山隊の合同チーム)

行程図

【群馬、沼田】水芭蕉とブナ原生林の『玉原湿原』と『尼ケ禿山 』 2018年4月30日

《登山難易度2.5》

ゴールデンウィークですね。

今回は総勢7名の大所帯で、

水芭蕉が咲く玉原湿原に出掛けました。

湿原の西側にある尼ケ禿山に登り、湿原北部のブナ原生林を巡るコースです。

今回はハイキング2回目の友達もいるので、あまり起伏がない所と思って選びましたが、さてさてどうなることやら?


玉原湿原センターハウスに向かう途中には美しい滝や沢が見られました。

車道の周りは新緑が眩しいです。

玉原湿原きれいかなぁ。

関東最大のブナ原生林も楽しみ❗

ワクワクしながら玉原湿原センターハウスに到着です。

あれ?大変な混雑を予想していましたが、意外にも駐車場には私たちを含めて車は2台のみ。

そういえば、沼田インターからこっち、ほとんど車には会わなかった気がします。

GW、みんなどこ行っちゃったのかしら?と少々不思議に思いながら歩き始めます。

まずは車道を下って行きます。

ぶなの湧き水です。

蛙にお賽銭をねだられている気がしたので、小銭をチャリン。

今日いっぱい素敵な景色を見られますように。

この湧き水の近くに大型犬のものを思わせる💩がありました。

まだ柔らかそうで、今朝のものかもしれません。(写真はありません)

十二山宮です。

側には玉原自然環境センターがありました。

ポッチャンですが、トイレがあったのでお借りしました。

そこに玉原湿原の大きな案内板があり、下に木道整備のため立ち入り禁止の箇所があることが詳しく書いてありました。

湿原の結構な範囲が立ち入り禁止です。

あー、だからハイカーが少ないのか?

とりあえず湿原に行ってみましょう。

真新しい木道を下って行きます。

両側には小さな流れがあります。

すぐに広い湿原が現れます。

足元には可愛い水芭蕉。

案内板を見ると、確かに広範囲が立ち入り禁止ですが、そのほとんどが乾いた草原部分で、水芭蕉の咲く湿原辺りはちゃんと歩けるように先に整備されていることがわかりました。

木道の側には小さな水芭蕉がいっぱい。

そりゃ尾瀬とは比べ物になりませんが、それでも広々とした湿原は気持ちいい~🎵ですよ😃

思い思いに沢山の写真を撮りました。

湿原からは、これから行く尼ケ禿山が見えます。

こちらはその後に向かうブナ林です。

水芭蕉以外にも小さな花が咲いていました。

ショウジョウバカマです。

湿原の奥にはコバイケイソウの群落が。

花が咲いたら圧巻でしょうね。

葉っぱがしっかりしていて、おひたしにしたら美味しそう、私なら炒めて食べたい等と話しながら歩く主婦です。

木道を戻っていると、ゲロゲロと元気な声が。

声の主を見つけました。

行きには気がつかなかったのですが、辺りには蛙の卵やこんな卵が。

このときは何の卵か分からなかったのですが、環境センターに戻って、中の監視員さんに聞くと、クロサンショウウオなのだそうです。

私一人卵の場所まで駆け戻り、目を凝らして流れの中を覗いてみましたが、クロサンショウウオには会えませんでした。

再び歩き始め、尼ケ禿山に向かいます。

道の横には白い大きな花が咲いています。

タムシバ(ニオイコブシ)です。

高いところにあるので、なかなかいい写真が撮れません。

玉原湖です。

涼やかな風でさざ波がたち、とてもいい雰囲気です。

湖を離れ、右の車道を行きます。

少し行ったところで、自然環境センターで「アケビのような卵がクロサンショウウオの卵だ」と教えてくれた監視員さんに再び会いました。

道路の真ん中で小さな💩をピンセットで拾って、大事そうにタッパーに入れています。

聞くと、うんちの先が細くなっていて獣の毛が含まれているので、これは肉食動物のうんちで、大きさからいって多分テンか何かだろうと。

そこで、朝一番にぶなの湧き水近くで見たあの大型犬のうんちは、熊のものだと教えて頂きました。

えええええ!そーなのね~っ!

あのうんちには残念ながら輪ゴムが含まれていて、多分人間の残したお弁当かすか何かを口にしたんじゃないかと、、。

なるほど~っ!

てことは、人の食べ物の味を知っている熊がこの森にはいるってことね。

気をつけなければ。

他にも辺りの花や近くで鳴いている鳥の名前など教えて頂きました。

このあと左の森へ入り、クロサンショウウオを探すのだといいます。

面白そうなので、後を付いていくことにしました。

道なき道を行きます。

トゲのある枝もあり、なかなかに大変です。

最近雨が少ないので、水溜まりが縮小していたようです。

卵を動かして頂きましたが、残念ながらもう森へ帰ってしまったようで、クロサンショウウオを見つけることはできませんでした。

ということで、藪をかき分け、再び車道に戻ります。

私はこういうシュールな絵が結構好き(笑)

監視員さんはこのあとブナ平方面に行かれるのだそうです。

同行するなら、森のあれこれを教えてくれるとの事でしたが、私たちは尼ケ禿山に登って谷川連峰を間近に見たいので、残念ながらここでお別れです。

真新しい標識です。

建ててもすぐに熊に壊されるらしいです。

車道を真っ直ぐ行く監視員さんと別れ、左の山道へ入って行きます。

今の調子でのんびり歩いていると、私たちの予定コースを全部歩くのは無理だよと言われたので、少しだけペースアップです。

ブナ林の中を行くと、すぐに東京大学セミナーハウスが見えてきます。

側までは行かず、そのまま右手の道を進みます。

所々にまだ雪が残っていました。

はじめのうちはなだらかな登りでしたが、徐々に傾斜がきつくなってきます。

息が上がってくると、東京大学セミナーハウスから20分程で、尾根分岐に着きました。

下りはここを右に向かう予定です。

山頂へは左に行きます。

やがて大きな鉄塔が見えてきました。

これが噂の第5鉄塔か。

人工の建造物も美しいです。

木立の間、左手には上州武尊、右手には谷川、朝日連峰が見えていて、山頂からの眺めに期待が高まります。

雪が残っていたり、雪解けしたばかりでぬかるんだりしている尾根道を登ります。

途中お子さん連れグループに出会いましたが、すれ違ったのはその一組のみでした。

迦葉山への分岐を過ぎ、最後の急坂を登ると突然視界がひらけました。

山頂はすぐそこです。

鉄塔から25分程で尼ケ禿山山頂到着です。

東に武尊山と玉原湖。

北西には朝日岳や谷川岳。

南には赤城、榛名などが霞み、新緑のホワホワとした美しい森を見渡せます。

北側は少し木立に隠れていますが、南側は素晴らしい展望です。

一応すべての方向を背景に記念撮影です。

日差しが眩しく、ステンレス水筒が熱くなるほどの日陰のない山頂で、シートを拡げてランチタイムとしました。

山頂に40分程いましたが、他のハイカーが登ってくることもなく、あまり広くない山頂だったので、その点はラッキーでした。

12時15分下山開始です。

意外と予定通り。

途中名前のわからない花や、倒木に芽生えたブナの赤ちゃんなど写真におさめながら下りました。

分岐を過ぎ、地図上では点線になっている道を玉原乗越方面へ下って行きます。

地図上では点線ですが、道は明瞭で歩きやすいです。

やがて神社の裏山の雰囲気(私の勝手なイメージ。神社はありません)になります。

急坂を下ると、沢が見えてきました。

水が気持ちいい~🎵

水分補給をして(みんなは水筒ですが、私は沢の水をゴクゴク。山の中で育った田舎の子なので、沢があると水の味を確かめずにはいられない性分)登り返します。

すぐに車道に出ました。左手には東京電力のトンネルが。

中を覗いて、お決まりのヤッホー❗

こだまが美しい❗

車道を下って、玉原乗越に向かいます。

振り返ってみると、トンネルの上に第4?第6?鉄塔(とにかく第5鉄塔の隣)がありました。


車道の脇にはニオイコブシが。

少し近いので匂いを嗅いでみたら、ほのかにいい香りがしました。

どんどん下ります。

やがて左手に切通が見えてきます。

平らな道なので、このあと意外にも大変な道が待っているとも知らず、みんなでワイワイおしゃべりしながらのんびり歩いています。

前方に見えるアンテナの方に行くのかと思いきや、先は行き止まりという標識が出てきます。

標識が熊に喰われていますぅ。

しかも噛み跡がまだ新しそうです。

その上標識が指差す先の道は不明瞭と来たもんだ。

少々ビビりながら森に入っていきました。

藪をかき分け、道かどうか不安な気持ちで進むと、標識が現れ、一安心。

左手に先ほど見えたアンテナがありました。

左後方には、尼ケ禿山が見え、みんな、あんなところから歩いてきたんだねぇ、と感動していました。

一旦少し下り再びの登りです。

ここから三角点まで、意外にも急な登りでした。

多分大したことないのですが、疲れた足と、もうほぼ尾根歩きだろうと油断していたハートにはきつく感じたということです。

ようやく三角点に到着です。

標識に蝉の脱け殻がついていました。

ここからはほぼ平坦な気持ちの良い森林浴が楽しめます。

関東最大のブナ原生林です。

水源コース分岐に着きました。

この辺りで再び朝お会いした監視員さんと一緒になります。

まさかずーっと森の中で写真撮ってたの!?と思ったら、カメラバッテリーが切れて一旦センターに戻り、再び森に入って来られたのだそうです。

偶然ですが、監視員さんがご自分でストーカーみたいだなと(笑)

この後はネイチャー教室の再開です。

驚くのはナースのガイドさん遭遇確率の高さ!

4回参加して三回ガイド付き(①稲含山にて稲含神社の管理人さん、②黒斑山にて山岳ガイドのAさん、③玉原湿原にて玉原自然環境センターの監視員さん)という、大谷翔平もビックリの成績です。

こちらはただの枯れ木ではありません。

熊が中の虫を捕まえる為に木に登って皮をはいだ跡です。

熊は意外と高いところに登れるんです!(ガイドさんの受け売り)

ブナ平にはブナの巨木が沢山あります。

新緑の頃には森が黄緑色に染まるそうです。

いつもなら5月の末だけど、今年は早いから二週間後だなと言われました。

萌木色の森を歩きにまた来なくちゃですね。

こちらはガイドさんに写真なんか撮るなよ❗💢と叱られた?ぶな地蔵。

ただの朽ちたぶなの根本がたまたま地蔵に見えるからって何で賽銭箱なんて置くんだろうな、くだらない❗、、ですよ。

裏を見るとブナのうろが良くわかるだろ?とのこと。

確かに!

鹿俣山への分岐に着きました。

すると突然監視員さんが「おっ、これは驚いた!早すぎる❗」と叫びながら一本の木の根元に走っていかれました。

何?何?何?

ガイドさんが見つめる先にあったものは、、

名前は複雑すぎて思い出せませんが、蝉の一種だそうです。

この時期に蝉が現れるなんて!とすごく驚いていらっしゃいました。

そういえば私たちもさっき三角点で蝉の脱け殻を見た記憶が甦ります。

雪が降ると昨年の蝉の脱け殻は落ちているはずなので、それは今年の春に脱皮したものだと言われました。

なのでこの蝉より更に気が早い子だったということですね。

この空間はぽっかり空に向かって穴が開いています。

これは下の方に立っている木が倒れたことによってできた「ギャップ」です。

古い木が倒れることにより、あらたに光が射し込み、新たな命が育まれるのだそうです。

ここは豪雪地帯。

雪は私のストックの先辺りまで積もるんですって!

スノーハイクも楽しそうですね(^-^)

写真の隅に早く目覚めた蝉に夢中のガイドさんが写ってる(笑)

こちらは熊棚です。

熊が高い木によじ登って折った枝を置いたところなのだそうです。

あんな高い所まで登れるんですね~✨

しかも片付け上手です。


巨木の年輪について説明してくださる監視員さん。

blogに載せてもいいと許可を頂いています。

白髪のバンダナオヤジと言えば、みんな分かるよ😃とのこと。

玉原湿原の守り神ですね(^-^)

木の大きさかわかるようにみんなで自撮りしていると、バンダナおじさんに「面白っ!」と苦笑されました。

この木はガイドブックにも載っていた有名な木ですが、有名になりすぎて周りをハイカーが歩いて根っこをふんずけたことにより、木が死んでしまったのだそうです。

そのうち倒れてしまうだろうとのことです。

このあと、ガイドさんは道のない森の中に入り花の写真を撮るのだそうです。

一緒に来るかい?と言われましたが、もう時間も遅くなってしまったので、ここでお別れです。

森の魅力を沢山教えて頂き、ありがとうございました~🎵

森の中をどんどん下っていきます。

教えて頂いた知識から、空が見える所の下には必ず倒木があり、「ギャップだ!」と叫んでみたり、太い木の幹回りに抱きついて幹の円周を計り、この木は樹齢300年!などと言いながら歩きました。

反復練習しないと頭に定着しないのです(笑)

※木の樹齢は直径の300倍ですって。直径1㍍なら300年。直径がわからなければ円周を図ってその約100倍すればいいと教えて頂きました!

やがて沢の音が聞こえてきました。

朝右手に見た沢に出るとすぐに車道に飛び出します。

センターハウスに帰り着いたのは3時17分でした。


その後バンダナおじさんに教えてもらった水芭蕉の群生地に車で移動しました。

スキー場の手前から入っていきます。

なるほどここの株は大きいです。

今日も楽しいメンバーたちでした!

その後帰りの車から谷筋を登るニホンカモシカを見ましたが写真におさめることはできず、残念❗


帰りに関越道の上里パーキングで「溶岩焼き」をたらふく食べました❗

今日沢山歩いたけど(18000歩)、カロリー消費分をしっかり補充したのでした。


センターハウス0845ー(13分)ー自然環境センター(トイレ)0858ー(玉原湿原散策)ー自然環境センター0937(8分見学)ー(サンショウウオ探しに寄り道)ー分岐1022ー(6分)ー東大セミナーハウス1028ー(23分)ー尾根分岐1051ー(7分)ー第五鉄塔1058ー(25分)ー尼ケ禿山山頂1123(48分お昼休憩)ー(25分)ー第五鉄塔1236ー(5分)ー尾根分岐1241ー(15分)ー鞍部小川1256(4分休憩)ー東電トンネル1303ー(16分)ー切通分岐1319ー(5分)ー分岐1324ー(30分)ー三角点(長沢)1354ー(12分)ー水源ルート分岐1406ー(20分)ーブナ地蔵1426ー(8分)ー分岐1434ー(17分)ーミズナ1451ー(21分)ー車道1512ー(5分)ーセンターハウス1517


全行程 6時間32分

車での所要時間 本庄児玉インターからセンターハウスまで、1時間24分


パーティー 7名(コマクサ探険隊ととちおとめ登山隊の合同チーム)

行程図