【栃木、日光】天空の大回廊、『霧降高原』 2016年11月18日(金)
《登山難易度2.5》
冬枯れの霧降高原へ出掛けました。
今日は雲ひとつない快晴に恵まれ、風もないハイキング日和です。
旧スキー場跡地に整備された「天空回廊」という名の1445段の階段を使って、標高差160メートルを一気にのぼります。
キスゲ平園地は茶色くなった笹原の広い丘で、先に赤薙山、右に丸山、振り返ると日光の町並みや周囲の山々の大展望が広がっています。
長い長い階段も100段毎に励ましの言葉が添えてあり、少し気が紛れます。
さすがに1200段辺りから息が乱れ始めますが、いくつか展望デッキがあるので、景色を眺めながら休み休み登りました。
ようやく1445段目に到着しました。
展望デッキからは、視界がクリアな日には遠く富士山や東京スカイツリーも見えるのだそうです。
小丸山から赤薙山を目指します。
赤薙山へは気持ちのよい尾根道ですが、傾斜は階段と同じくらいきつくて、霜柱が溶けて靴の底に粘りけのある土がくっつき、歩きにくいです。
高度をあげるごとに、右手の丸山が少しづつ眼下になっていきます。
途中まで頑張りましたが、私が股関節を痛めていて足が上がらないので、1810メートル付近で登頂を諦め、隣の丸山に向かうことにしました。
ゆっくり小丸山の分岐まで下り、丸山へ向かいます。
ひらけた丸山への鞍部からは赤薙山の裾野にひろがるダケカンバの林が美しく、斜めからさす日の光を浴びて、笹原に伸びた影が印象的でした。
丸山中腹の広場から赤薙山に向かってお決まりの「ヤッホー❗」を叫び、見事な山彦が返ってきたので嬉しくなりました。
ツツジやアカヤシオの中を登っていくと、まもなく丸山山頂です。
丸山山頂は平らで広く、ベンチがあります。大きな山頂標識の裏側は笹と樹木で見通せませんが、180度以上の展望です。
赤薙山の三つの峰も、歩いてきた尾根道も見えます。
しばらく展望を楽しみ、笹の中の急な道を下ります。
山頂からは見えなかった北側の景色が見えるようになります。
しばらくいくと樹林帯に入り、道が平らになってダケカンバの林の中を進む頃、丸山の向こうに太陽が沈み始めました。
八平ケ原は周囲をダケカンバに囲まれた広い笹原で、日が傾いてきたこともあり、とても幻想的な雰囲気でした。
八平ケ原からは、ブナの林の中を登り下りを繰り返し、丸山の麓を回り込む形で帰路となります。
歩き疲れた足には長い森歩きも、きすげ平の明るい尾根がが見えてくれば、まもなく終わりです。
名前から恐れていた霧に巻かれなくて、ほんと良かったです!
レストハウス駐車場1009ー(26分)ー天空回廊1035ー(34分)ー展望デッキ(1582M)1109ー(15分)ー小丸山分岐(1601M)1124ー(37分)ー1810M地点1159(30分休憩)ー(28分)ー小丸山分岐1257ー(28分)ー小広場1325ー(10分)ー丸山山頂1335(18分休憩)ー(38分)ー八平ケ原1431!(1時間4分)ーレフトハウス駐車場1535
全行程 5時間26分
(うち歩行時間 4時間40分)
標高差 467M (1343M~1810M)
パーティー 2名(ターボと)
行程図
車の所要時間 本庄児玉インターから2時間15分
高速代 (2460+100+310)×2