50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、奥日光】紅葉の中禅寺湖、『半月山』と『中禅寺山』、そしてクルージングの旅。2018年10月20日(土)

《登山難易度 4》

半月山展望台からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。


今回は今年になって何度も訪れている奥日光に紅葉を見る旅に出掛けました。

最近姫も多少早起きができるようになったとかで、出発が4時でも大丈夫とのこと。

楽勝コースだと思っていたのでそのように姫に伝えたところ、山登り初めての姫のお友達も参加することになりました。

今日のメンバーは、ハガレーナ、ゲストのみほchan、姫、私の四人です。

今日のコースは、歌ケ浜→湖畔→半月峠→半月山→半月峠→中禅寺山→阿世潟峠→阿世潟→湖畔→歌ケ浜と歩いて、お昼過ぎにはハイキングを終えて、今度は歩いてきた山や湖畔の紅葉を湖側から眺めるためにクルージング船にも乗ろうと思っています。

お気楽隊初のクルージングも組み込んだ、気持ちが沸き立つようなプランを思いつき、小鼻をピクピクさせながら皆にご披露しましたが、皆の反応が「ふぅん」程度だったので、何だよ!と思ったのはここだけの話ね。


歌ケ浜駐車場に到着したのは、6時55分でした。

往路の車中では、姫の雨女っぷりが話題になり、全国的に好天が見込まれるこの週末、姫のせいで奥日光が荒れるようなことがあったら、二度と山には連れてこないと話しながら、伊勢崎、大間々、足尾と車を走らせました。

しかし夜が明けてくると、空には雲ひとつなく、素晴らしい快晴ではありませんか!

さすがの雨女も全国予報を覆すことはできなかった模様。

男体山に雲がかかっていないじゃないですか!

しかも視界がちょークリア~ときたもんだ。

なんていい日なのでしょう🎵

トイレと支度を終えて、7時21分、歩き始めました。

まずは平らな湖畔の道を歩き、半月山登山口を目指します。

湖畔の紅葉も進んでいて、しっとりと濡れた落ち葉を踏みしめながら、朝の冷たい空気を肺いっぱいに吸い込んで歩きます。

気温が低くお腹が冷えるのか、何となくトイレを見ると行きたい気分になるので、登山道最後のトイレとなるイタリア大使館公園のトイレをお借りしました。

中は暖房が入っていて暖かく、とても快適なトイレでした。

再び湖畔の道を行きます。

道は湖畔により近くなり、湖の側まで下りていけました。

うわ~、キレイだ~😃

右からターンして写真を撮りました。

日光白根山方面も見えます。

三角ピークは社山。

重なっていて分かりにくいですが、手前は八丁出島です。

水の透明度が高く、青い湖面が清々しい!

千手ケ浜や今日ランチする予定の阿世潟は白い砂浜ですが、ここの湖底には小さな砂利が見えました。

登山口を目指して舗装された道を進みます。

道から見える中禅寺湖と樹木の紅葉がキレイです。

巨木が倒れていて、道を通すために切断された幹がまだ真新しいこんな所もありました。

八丁出島が近くなってきました。

朝日が当たり始め、半分明るくなっています。

八丁出島を見晴らせる絶好のビュースポットに建っている別荘の側を通ります。

こんな素晴らしい所に別荘を持てるなんて、どんなセレブなんでしょう!?

お友達になりたいけど、一生縁がないなぁ、きっと。

車止めゲートが見えてきました。

8時8分、車止めゲートからわずかで半月峠に向かう登山口に到着です。

出発から47分。

トイレに寄ったりもしましたから、まあまあコースタイム通りです。

苔むした落ち葉の雑木林を登って行きます。

高度を上げる度、振り返ると中禅寺湖や八丁出島が紅葉した木々の間に見えるようになってきました。

コケの道から笹の道に変わってきました。

この辺りで上から二頭の鹿が斜面を駆け下りてきて、前を行く家族連れが「あっ!鹿だ!」と叫んだ声に驚いて咄嗟に方向を変え、尾根の向こう側に走り去りました。

速すぎてカメラを構える前に消えていた(涙)

遠くから「キューン」というような鳴き声がしばらく聞こえていました。

かつての峠道らしく、人の手で作られた石垣の跡も見られました。

森が広葉樹から針葉樹に代わり、ジグを切って登る道になります。

約10年前の山女子さんのブログに、笹の中の急登で浅間山の草すべりのようだとあったのですが、そこまで急な感じはしないねと話していました。

するとジグザグ道を横切るように掘れた直登道があることに気がつきました。

ハガレーナが試しに歩いてみたところ、これがずっと続くのであれば大変かもと。

もしかしたら、山女子さんが登られた約10年前にはこの直登道しかなかったのかもしれないね、と話しました。

今はジグザグ道があるので、楽に登れます。

9時9分、登山口から約1時間で半月峠に到着です。

あら、標準タイム通りだわ。

初登山のみほchanもいるので、そんなにガシガシ登ってきた気はしないのですが、、標準タイム、よくわからん(涙)

写真に見える標識の左手から登ってきた形です。

ここで水分補給したり眺めを楽しんだり10分程過ごしました。

中禅寺湖周遊歩道の案内が書かれてありました。

湖畔は全て歩くと20キロ以上の行程になるので、一度に巡ることは私には出来ませんが、分割していつか一周してみたいと思っています。

半月峠から中禅寺湖方面の展望はありませんが、南西方面が見渡せ、足尾の山塊を見ることができました。

稜線に雲がかかっているので、山座同定はできませんでした。

こちらは中禅寺山への道です。

半月山方面の急坂を見てビビっていたハイカーに、半月山から下って来られた男性が

「すぐだよ、15分位!」と言って中禅寺山方面へ凄いスピードで登って行かれました。

「いやあなたなら15分でしょうが、私らだと30分かかりますよ、きっと」と思いながら歩き始めました。

笹の急坂を登ります。

半月峠から展望台までは標高差120M程です。

もしかして、山女子ブログさんが言ってた草すべりっていうのはここの事だったのか?とここで思いました。

確かにミニ草すべりと言った感じです。

登山道が狭くすれ違いが厳しそう。

滑りやす岩場もあったり。

今日一番の心拍数上昇は多分この辺りでした。

振り返って写真を撮ろうとスマホを構えると、心臓がバクバク跳ねているのがよく分かりました。

振り返って見た景色はこちら。

中禅寺湖も少し見えてきました。

中禅寺山の向こうに見える社山の尾根が気持ち良さそう~😃

南南西方面(赤倉山方面?)の紅葉の、なんて可愛らしいの~😃

スマホカメラでは伝わらないのですが、赤や黄色のポツポツが温かそうなこたつ布団の柄みたいで、なんとも可愛いいのです。

アップにしてみました。

こたつ布団紅葉、分かるかしら(涙)

最後は狭いのは相変わらずですが、なだらかで歩きやすい道になります。

笹とシロヤシオの道です。

あと、一息。

人の声が聞こえてきて見上げると、冬枯れしたシロヤシオの間に展望台が見えました。

9時54分、半月山展望台に到着しました。

半月峠から35分でした。

展望台には既に20人近くの人がひしめき合い、後からも次々観光客らしき人々がやって来ます。

第二駐車場から30分で来れる、観光スポットなんですよね。

八丁出島が見えるのは展望台の端っこだけなので、行列して順番待ちしました。

こちらが半月山展望台から見た中禅寺湖ほぼ全景です。

男体山が雲に隠れてしまいましたね~(涙)

お目当ての八丁出島。

紅葉は半ばってところでしょうか?

モコモコした形が面白いですよね。

更にアップにしてみました。

雲の影があちこちに落ちている中で、八丁出島にはスポットライトが当たっているみたいに輝いていました。

長居はできないので、隅の方で遠慮がちに皆で記念撮影です。

予想していたことではありましたが、日頃静かな山歩きばかりしている私たちとしては、展望台のあまりの混雑ぶりにゲンナリしてしまい、半月山から下ってきたハイカーが「山頂は展望ないし、つまんないよ~」と誰かに言っているのを聞きかじり、山頂はいっか!ということになりました。

急な下りに備えて靴紐を締め直し、下山開始です。

歩き始めるとすぐに姫がお腹がすいてきたと言うので、こたつ布団紅葉が目の前に広がる尾根にて、立ったままおにぎりをひとつ食べました。

おにぎりを食べ終わる頃、山頂方面から年配の団体さんがドヤドヤ下って来られました。

これはヤバい、巻き込まれたら当分歩き出せなくなる!と思いましたが、支度が間に合わず、30人程の団体の中程で、隙間ができたところに入らせてもらいました。

大渋滞です。

私たちも結構歩みは遅い方ですが、ペチャクチャおしゃべりしながらのんびり下る60代70代のお年寄りよりは多分早い。

途中私の前を歩いていたおじさまが「先に行っていいよ」と道を譲って下さいました。

そして、前を行くメンバーに「若い人が通りま~す」と叫んでいます。

そこで「すみません。私たちも決して早い方ではないのですが、、」と言い訳しながらおじさま(多分70代)の側を通る時、私の顔をチラッと見て、「若干若いのが通りま~す」と「若い」に「若干」を付け足して言い直していました!

ガーン😱

若干か~い(涙)

パッと見は若く見えたけど、アップで見たら意外とフケてたってぇことなんだな!そうなんだな!

それこそ若干悲しい気持ちになりながら、人としてできている私はそんな顔は微塵も見せず、「若干若いのが行きま~す!」と叫びながら、おじさまおばさまの間を通らせて頂いたのでした。

おばさまの横を通るとき、「若干じゃないよぅ。失礼だねぇ、全く。ごめんね~。」と言って頂いたのが救いです(笑)

10時41分再び半月峠を通過しました。

この写真は振り返ってみたところです。

後から団体さんがやって来るので、止まることなく次の登りに取りつきます。

団体さんのリーダー(先頭を歩いておられた)によると、皆さんは半月峠から湖畔に下る予定だそうです。

それにしても皆さんお元気で何より楽しそうでした(^-^)

私たちはもう少し尾根歩きをします。

中禅寺山まで標高差65M程の登りです。

こんな倒木の下をくぐったり。

結構な直登でした。

樹間から半月山方面が見えます。

そして今、半月山への登りで見えたダケカンバの林の中を歩いているのが分かります。

10時55分、中禅寺山(1655M)に到着です。

半月山山頂には行かなかったので、本日最初のピークってことになりますね。

若い男性ソロハイカーが撮ってくれました。

何人かソロでどんどん歩いて行かれる方がいましたが、皆さん黒檜岳、社山、中禅寺山、半月山と縦走されるのだと思います。

この方もあっという間に姿が見えなくなりましたもの。

平らな湖畔を一周するのにも何回かに分けようかと言っている自分からは想像できない体力を皆さんお持ちで、しかも若い時から山にはまっているなんて、なんて素晴らしいのでしょう!、、と心の中で若いハイカーの背中に拍手を送りました。

では、私たちも下りましょうか。

ここから阿世潟峠まで標高差145Mの下りになります。

それにしても美しい尾根道です。

右手には中禅寺湖を望むことができます。

社山方面も見えてきました。

社山からの尾根筋の紅葉はまた違った趣があります。

社山の稜線はなんて気持ち良さそうなんでしょう。

地図を見ると点線になっていて、「明るい尾根道」とか書いてある一方で「笹がうるさい」とも書いてあります。

ハガレーナが「笹がガサガサしてうるさいのか」って言うので、「いやいや、これは音がうるさいってことではなくて、うっとおしいという意味だと思うよ」と答えたのですが、笹ばかりで迷いやすい道なのかもしれませんね。

でも遠くから見る分にはすごく素敵な所に見えます。

さっき見た尾根がこたつ布団なら、こちらはあったかモコモコ靴下です(私の勝手なイメージ)。

こっちを見てもきれい。

あっちを見てもきれい。

ブナの黄葉が輝いています。

こちらのルートに足を伸ばして良かったです。

半月峠から下ったのでは、ここまでの紅葉は見られなかったですから。

途中崩れた岩場で立木がなく見晴らしが良い場所がありました。

初めは危なそうとビビって来れなかったメンバーに景色がキレイだから来て見た方がいいよと勧めて、皆で眺めました。

前方に見えるのは社山。

足尾方面の眺め。

南西方面のガレた砂地にある紅葉です。

八丁出島を見る角度が変わってきました。

そろそろ阿世潟峠かしら?

その後1410Mピークを通過し(狭いピークでご夫婦らしきハイカーがランチ中だったので写真は撮らず)、下って行くと、、

おっ、おれは上野島(こうずけしま)じゃあないですか。

てぇことはあれが阿世潟なんだな!と思い、その事をメンバーに伝えると、姫が「あー、あのゴミみたいなの?」と来たもんだ。

ゴミ?

ゴミって何よ!?

「だってあんなの遠くから見たらゴミにしか見えないよ」とのこと。

その後何度も私が「上野島、吉良上野介と同じ。上野と書いてこうずけと読むんだよ。中禅寺湖に唯一の島なの」と伝えても、「あ、あのゴミね。唯一の島と言われても何の感慨もない」と言っておった。

あー、そうですか。

あなたに説明した私がバカだった。

姫は私が色々説明しても聞いているんだかいないんだか反応がないので、何度も「聞いてる!?」と聞くと、聞いてるよと答えるのです。

だったら反応しろや!われっ!となる私を神よお許しください。

ま、そういう意味からすると、上野島をゴミ扱いされたとしても、反応があっただけマシとも言えます。

と、下らないことを言い合っている間に、前方に峠らしきものが見えてきました。

12時ちょうど、阿世潟峠(1280M)に到着です。

中禅寺山から1時間5分かかりました。

きれいな景色を見ながらでしたから、幸せな時間でしたが、予想外に長かったですね。

標準タイムだと40分、私の予定だと45分にしてあったので、少しオーバーしてしまいました。

駐車場出発は20分遅れでしたし、ここで20分もオーバーしましたから、遊覧船が厳しくなるかもしれません。

おっ、男体山の雲が切れています。

早く下って男体山を目の前に白い砂浜でランチにしましょう!

初めは今日初めての階段です。

こちらのルートも森が美しい。

途中からサーサーという音がしはじめ、雨が降ってきました。

晴れていますから、お天気雨です。

森の中なので濡れる事もなく快適に歩けました。

中禅寺湖が見えてきました。

12時22分、阿世潟に着きました。

湖岸に下りてランチにします。

こんな景色の中でのランチになります。

白砂の浜と地図に書いてありましたが、千手ケ浜ほど白くはありませんでした。

それでも湖に溢れだすような紅葉の森がなんとも素敵です。

時々モーターボートや遊覧船がやってくる以外はとても静かな湖畔でランチタイムとなりました。

あ、この写真にもゴミ、違った上野島がうっすら写っていましたね。

座ってランチしている時は対岸の男体山に重なって、全く気がつきませんでした(涙)

50分程ゆっくりし、そろそろ歩きはじめます。

地図にも林相が美しいと書いてある通り、見事な紅葉の林です。

途中の湖岸に下りて八丁出島を行きとは反対側から眺めます。

再び紅葉を眺めながら、歩き、

更に八丁出島に近い湖岸に下りてみました。

男体山とのコラボレーション。

こちらは八丁出島の取りつき部分。

倒木多く、多分入れません。

右手を見ると苔むした森になってきました。

この後半月峠登山口という標識があり、「へぇ~、ここからも登れるんだね~」などと言っていると

前方にゲートが見えてきました。

「やだぁ、さっきの登山口は朝私たちが登った所じゃーん、みほさんたら~!」となりました。

というのことで、午後1時41分、ゲートまで戻ってきました。

阿世潟から約30分でした。

八丁出島を観光する白いボートを見ながら、遊覧船間に合うかなぁと話しました。

昨日電話で確認したところ、私たちが回りたいと思っている周遊Aコースは不定期で、運行するかどうかは当日でないとわからない、出発は大体正時だとのこと。

一時間に一本の運航です。

この時1時45分頃。

走って正時(2時)の遊覧船に乗るか!だったら走ろう!となりましたが、ちょっと無理がありそうなので、3時の遊覧船に間に合うよう、ゆっくり歩いて、トイレの後、大使館の庭など散策して行こうと言うことになりました。

美しい紅葉を愛でながら歩き、英国大使館を眺めます。

なんとも清潔でシンプルで素敵な建物ですね。

登山靴で中に入るのは憚られるので、外から眺めるだけにしました。

庭からの眺めも最高です。

駐車場には2時32分に帰り着きました。

3時の遊覧船にちょうどいいんじゃない?などと言いながら靴を履き替えたりして、遊覧船乗り場に行くと、、

あれれれ?

出発は3時20分と書いてあります。

あれ?正時じゃなかったの?

大体正時といえば、55分から10分の間だよねぇ、20分は正時とは言わないよねぇ、などと話しながら、ベンチで温かい飲み物を持ってボーーーっとしていて、ふと、あれ?もしかして、私たち購入したチケットはDコースなんじゃ?と思い係員に聞くと、そうですよ、と。

私たち周遊コースに乗りたかったんですが、と言うと、周遊コースは乗り場がここではないとのこと。

なるほど~👀

そういうことですか。

だから料金も1250円と、ネットで見た1500円より安かったんだ、と気がつきました。

あー、私はいつも詰めが甘い。

でも、ま、いっか。

皆、足が棒のようで、頭が働いてないようです。

40分も待合所でボーーーっとして、ようやくやって来たDコースの船にフラフラしながら乗船しました。

男体山、キレイですね~!

私たちの体力では当分登れそうにないです。

登山道はどこだろうと探してみましたが見つからず。

周遊コースで近くまで行ってみたかった千手ケ浜方面です。

Dコースなので、そちらには近づくことなくUターン。

姫にゴミ扱いされた上野島。

社山。

そして、左手が私たちが下ってきた森です。

八丁出島。

モッコモコ。

船はゆっくりUターンします。

私たちが今日歩いた山並み。

皆で撮った最後の一枚。

寒そうだけど、待合所で休んだので、みんなまだまだ元気そうです(^-^)

英国大使館。

もう窓ガラスが閉められてしまいました。

姫が大使館の中を見学できなくて残念がっていたので、シロヤシオの時期に再訪してはどうだい?とおすすめしておきました。

一時間の船旅を終え、車に乗り込む前に見た男体山です。

面白い形の雲が山頂にかかっていました。

今日一日、堂々たる姿で見守ってくれて、ありがとう。

また来るからね❗と話しかけ、帰路につきました。


やはり奥日光は見所沢山で、素晴らしいです。

楽勝コースのつもりが、阿世潟峠回りにしたので、意外や意外、帰宅してウェアラブルデバイスで確認したところ(またしても途中電池切れで大使館辺りで終わっていますが)歩行距離13キロにもなっていました。初の山登りだったのに、いきなり長い行程になってしまって、みほchan、ごめんよ。

これに懲りずにまた参加してくださいな。

姫はこれで自分は雨女卒業して、晴れ女隊に入隊が決まったなどとグループラインに流していたので、「入隊には厳しい審査がございます」と伝えておきました。

一回晴れたくらいで図々しいったらありゃしない。

もしかしたら、お友達のみほchanが、天下一品の晴れ女だったので、雨女プラマイゼロになった可能性だってあるじゃあないですか。

ということで、晴れ女隊入隊ならず!残念!

上野島をゴミと呼んだ罰です(笑)

私のウェアラブルデバイスのデータです。


歌ケ浜0721~(47分)~ゲート0808~(1時間1分)~半月峠0909(10分)~(35分)~半月山展望台0954(15分)~(32分)~半月峠1041~()~中禅寺山1055~(48分)~ピーク1143~(17分)~阿世潟峠1200~(22分)~阿世潟1222(47分)~(32分)~ゲート1341~(24分)~トイレ1405(5分)~(22分)~歌ケ浜1432

全行程 7時間11分。

(うち歩行時間 5時間41分)

※参考(標準CT 4時間20分)

歩数 20000歩。

最高標高差 約460M。

(累積標高差 625M)

費用 一人当たり1950円(ガソリン代1900円、遊覧船1250円)

パーティー 4名(コマクサ探検隊+ゲスト)


最後までご覧頂き、ありがとうございました。

【長野、高峰高原】『浅間山外輪山』と『湯ノ平』ぐるっと周遊《後編 》2018年10月14日(日)

《登山難易度 7》

浅間山からこんにちは。


浅間山外輪山と湯ノ平を周遊する紅葉の旅《後編》です。


大きな岩の陰でランチタイムです。

隣にある大岩の上に登ってポーズを決め写真を撮る若者たちが隅に写っています。

あの大岩、ハガレーナなら登れそう。

後で写真撮ろうねと話しました。

風が吹いてきたので、風下で縮こまって温かいヌードルを食べています。

食後のコーヒーを入れている所で雨が降り始めました。

慌てて雨ガッパを着ます。

ハガレーナは昨日買ったばかりの赤白のヘリーハンセン。

これは目立つ❗

地味な二人から卒業です(笑)

10時51分、大岩に登って写真を撮ることも忘れ、Jバンドに向かうことにしました。

ちょっと登っただけでこの景色。

黄色の中に赤がポツポツしていて、可愛い!

呆けたような顔で景色を眺めるターボと私です。

Jバンドの紅葉もキレイです。

急斜面に張り付いたような色とりどりの草木たち。

少し霧が巻いてきました。

屏風のような岩稜に囲まれた斜面をほぼ直登です。

あの岩の所を左に曲がって行きます。

「て」の字の右側曲がり角。

このJバンドでこのお盆休みに滑落事故が起きています。

道の幅は思っていたよりありましたが(たまたますれ違いが無かったこともあります)、崖っぷちを歩くときには特に慎重に進みました。

11時19分、Jバンド上部に到着しました。

標高差132Mを28分かけて登りました。

思っていたより体力的には楽でした。

浅間山方面は雲が流れていて、見えたり見えなかったり。

みんなで写真を撮っていると、仙人岳方面から若い男性がやって来て、口笛を吹きながらJバンドをスタコラサッサと下って行きました。

ひょえ~、あの坂をすごいスピードで下っていますよ。

みんな、すごいなぁ。

オバチャンたちはノッチラノッチラです。

それにしても浅間山が近い!

鬼押し出し方面のただれたような斜面も少し見えます。

また雲が湧いてきた。

結構冷たい風が吹いているので、雨は止みましたがカッパを脱ぐことができません。

前掛山の登山道を列を作って登っていく色鮮やかなハイカーが沢山見えました。

あっちは風が強いんじゃないかなぁと少し心配です。

この辺りが浅間山に一番近い所です。

名残惜しいですが、外輪山を歩いてトーミの頭へ向かいましょう。

目指す仙人岳、と思いましたが、登ってみると偽ピークでした。

右側斜面の紅葉も湯ノ平とはまた違った趣があります。

緑色はなんとシャクナゲです。

ここの群落はすごい!

ハガレーナの向こうの断崖絶壁は鋸岳直下のJバンドです。

こうやって見るとすごい所に道を作ったものだと思いますね。

仙人岳偽ピーク(勝手に命名)にて。

嬬恋村方面が雲の隙間から覗けます。

湯ノ平の歩けない辺り。

あ、少し雲が晴れた!

二分割写真でどうぞ。

仙人岳までの稜線は岩が沢山あります。

さっきは晴れたと思ったけど、とにかく雲の動きが早い!

12時19分、仙人岳(2319M)に着いたときにはガッスガスでした。

Jバンドから写真を撮りながらですが、1時間かかりました。

仙人岳までの登りで汗をかいたので、カッパの中の一枚を脱ぎました。

疲れた足にはこのJバンドから仙人岳までの登りが結構キツイです。

白ゾレの稜線を通ります。

分かるかしら?

湯ノ平には少し湿原めいたところが上から見えるんですよね。

あれはカモシカなどの水場になっているのでしょうか?

だとしたら、やはりあの辺りの道は獣道なのでしょうね。

登山者が荒らすのはNGですよね。残念(涙)

蛇骨岳への最後の岩場登り。

この岩場を越えれば蛇骨岳はすぐそこです。

12時46分、ガッスガスの蛇骨岳(2368M)に到着。

仙人岳から27分です。

どうしても帰りの外輪山はガッスガスのことが多いですね。

次は黒斑山へ。

午後1時23分、ガッスガスの(しつこい)黒斑山(2404M)。

蛇骨岳から37分でした。

次はトーミの頭。

もはや消化試合です。

草すべり分岐が見えてきました。

朝と同じでガスっていますね~。

さあ、トーミの頭はどうでしょうか?

午後1時43分、黒斑山から20分でトーミの頭に到着です。

あー、やっぱりガスガスだ~(涙)

ハガレーナにここからの絶景を見せたかったのにぃ。

ハガレーナが前回ここに立ったときもガスっていて、全体は見渡せず、その代わり草すべりで草をはむカモシカを上から見たのでした。

でも、後ろから日が当たって、トーミの頭のシルエットが草すべりに写っています。

もしかして、これは?と思い、二人が岩の上に立つと、、

キャー、ブロッケン、ブロッケン!

二人のシルエットの回りにまあるく虹が出来て、ブロッケンが見れました~😃

私たちが「ブロッケン、ブロッケン!」と騒いでいたので、回りの方も後から代わる代わる岩場に立っていました(笑)

浅間山と湯ノ平を隠す雲が晴れないかと少し待ってみましたが、晴れそうになかったので8分程過ごし、下り始めました。

すると、どんどん雲が流れていき、、

中コース分岐まで下ると、剣ヶ峰方面がクリアに見えるようになりました。

雲の動きをボーゼンと見つめる二人。

もしかしたら、今ならトーミの頭から湯ノ平が見渡せるのかもしれませんが、もう一度あそこに戻るのは嫌だ。

目の前の浅間山側に落ちる剣ヶ峰の美しい影を見て、午後2時、そろそろ下り始めましょうか。

下りは中コースです。

約一時間下ります。

この頃には私の足は棒のようになり、右膝が熱を持っているようにカッカしていました。

「だるい、だるい、足がだるい~(涙)」と言いながら下りました。

いつものスキー場を見渡せる広場まで下ってきました。

あともう少し!と思いますが、ガレた道はとにかく歩きづらいのです(涙)

ここは浮き石が多い!

そして、いつものなだらかな道。

あぁ、それにしても足がだるい(涙)

遠くに見えるダケカンバがキレイでした。

そして最後の階段地獄。

表コースのあれに比べたら楽勝なんですが、何しろもうフラフラなので、こんな階段でも苦痛です。

最後の平らな道です!

駐車場まであと少し。

午後3時ちょうどに駐車場に戻ってきました~😃

私の思い描いていた予定通りでした。

素晴らしい!

何週間か前に息子と外輪山を歩いた時は草すべりやJバンドなど、今の体力では無理無理と思いましたが、その後いくつもの山に毎週のように通い、しかも自分らなりに結構なペースで歩いたりしていたので、体力がついたというより、山登りに体が慣れたんではないでしょうか?

槍ケ鞘までの登りを前回ほど辛いと感じず、草すべりやJバンドを楽しんで下ったり登ったりできました。

さすがに最後はくたびれましたが、何とか歩き通すことができて、また一つ成長(?)できたかなと思います。

今回のルートは過去最長の13キロ(熊鷹山と同じ)で、歩行時間は単独最高の7時間38分でした。

※参考(標準CTは 6時間30分)

(自分なりの)登山難易度、初の「6」です!

景色も行程もそれを達成できた自分たちにも大満足です。

ご褒美にビジターセンターで美味しいパンとシチュー、そしてコーヒーを頂きました。


楽しかったです。

先日楽しさと満足度ナンバーワンを三本槍岳が塗り替えたばかりですが、それをはるかにしのぐ過去最高の満足度&達成感でした。

浅間山の魅力、恐るべし!

頑張って歩いて来ないと決して見ることができないという特別感もありますしね!


帰宅してからは足じゅうに湿布を貼って、夜の7時半にはベッドにバタンキューでした。

しかも翌日筋肉痛なしでしたよ!(自画自賛)


そうそう、私のウェアラブルデバイス。

前回の三本槍岳では携帯の電池切れでチーンでしたが、今回は友人達から来るラインを一切開かず携帯の電池をもたせたのに、ウェアラブルデバイスの方の電池がいつの間にか終わっていて、仙人岳手前までのデータしか取れませんでしたよ。

代わりにターボのデータを載せますね。

累積標高差 886M

距離 13キロでした。

歩数 21000歩


次はいつ来よう!?

12月かな、1月かな。

雪のシーズンに再訪します(^-^)

【長野、高峰高原】草すべりとJバンドを初体験。『浅間山外輪山』をぐるっと一周した最高の秋の一日。《前編》2018年10月14日(日)

《登山難易度 7》

浅間山、湯ノ平のカラマツ林からこんにちは。


今回は私たちにとってのチャレンジ山行です。

一昨年から私は6度目、ターボは5度目、ハガレーナは3度目となる浅間山ですが、まだ勇気と自信がなくて歩いたことのない、草すべりとJバンドを使って浅間山外輪山をぐるり一周するコースに初挑戦します。

火山の危険レベルが引き下げられ、多くの方が前掛山に向かわれていますが、前掛山は標高差が1000Mを越えてしまうので、そのチャレンジは今はまだ無理かなと思っているのです。

なので、まずは今は比較的空いている定番コースに行ってきます。

車坂峠→トーミの頭→草すべり→火山館(トイレ)→湯ノ平→Jバンド→仙人岳→蛇骨岳→黒斑山→トーミの頭→車坂峠、というコースを歩きました。


先週の三連休中に浅間山(ほぼ皆さん前掛山)に登られた方のブログを拝見すると、とにかく駐車場がいっぱいだとの情報が。

前泊の車で早朝でも8割方埋まっているとのことで、車が停められないのは困るなと焦ってしまいます。

いつもより一時間早く、我が家を夜中の3時15分に出発することにしました。

真っ暗闇のチェリーパークラインを走ります。

夜景を見られるかなと期待していましたが、少し雲が多いようで、高峰高原に着いてもあまりキレイには見れませんでした。

高峰高原(車坂峠)の駐車場に着いたのが5時24分。

意外や意外、駐車場はガラガラでした。

先週は三連休だったから前泊が多かったってことなんでしょうかね?

着いたときにはホテルの駐車場からヘッデンを付けて歩き始めるグループがいましたが、駐車場で支度をしている間に日の出の時間(この日は5時27分)を迎え、ライト無しで歩き始めることができました。

5時57分、いつものように展望コースから歩き始めます。

薄暗い夜明け直後、カラマツの色がくすんで見えますが、黄金色に輝く黄葉を見ることができるでしょうか?

一週間、遅かったかな?と思いました。

まずは車坂山まで標高差71Mを。

気温は7度。

駐車場から厚着をして歩き出したので、歩き始めて暑くなり、中のシャツを一枚脱ぎました。

その後一気に鞍部まで下ります。

少しずつ明るさが増し、いくらかカラマツの色づきが見えてきました。

何とか間に合ったかな?

鞍部からは槍ケ鞘まで標高差約277Mを登ります。

今回初めて浅間山でウェアラブルデバイスを使ったので、鞍部や槍ケ鞘の標高が分かり、どれだけ登ったのかが分かりました。

変化があるので気が紛れますが、なかなかに長い登りです。

ガレた展望ポイントから夜明け直後の雲海です。

再びコメツガの森の中へ。

黒斑山や四阿山が見える場所で本日3回目の水分補給。

今も登りでは15分毎に一口水を飲んでいます。

前にも書きましたが、夏に野反湖畔の山に登った時に始めた、この15分毎の水分補給は、時間経過が分かり、長い登りの目安になるのでとても気に入って継続しています。

出発から45分経過したということですね。

槍ケ鞘まであと半分くらいかな?と分かるわけです。

雲が出てきました。

浅間山見れるかなぁ。

前回息子とこの尾根を歩いた時は、やはりこの辺りで雲が湧き始め、槍ケ鞘で浅間山を見ることは出来ませんでした。

相変わらず掘れ掘れの階段地獄。

ただ前回息子と登った時にはヘロヘロになったこの登りですが、今回は少し楽に感じます。

お、今日は私の体、少し調子が良いのか?

前回より長いコースを歩く予定なのですから、この階段を余裕をもって歩けているのは勇気が湧きますね。

7時22分、避難小屋に到着。

水分補給だけして、槍ケ鞘へ。

7時25分、槍ケ鞘に到着。

登山口から1時間28分でした。

本日初お目見えの浅間山。

雲が動いていますね~。

とりあえずいつ雲に隠れるかわからないので、写真、写真(笑)

3人をカメラにおさめる為にターボに右だ左だと言ってる間に、浅間山は雲の中へ~(涙)

本日のメンバーは、ハガレーナ、ターボ、私の晴れ女3人組。

一番参加率が高く、晴れの確率もめっちゃ高いこの3人は、今後「晴れ女お気楽隊」と呼ぶことにしました。

ここにワガママ雨女や嵐を呼ぶオンナが加わると、普通のお気楽隊になります(笑)

息子よ。

これがあなたが見ることができなかった蝋燭岩(勝手に命名)だよ。

トーミの頭に急ぎましょう。

今日は行程が長い。

あー、トーミの頭の向こう(湯ノ平)は雲かなぁ。

雪道なら歩きやすい道ですが、ガレていて夏道は歩きづらいです。

分岐から標高差55M程ですから、一気に登ります。

振り返って槍ケ鞘を見たところ。

下界の町が見えますね~。

7時42分、トーミの頭に到着です。

残念ながら浅間山はてっぺんのみで、湯ノ平は真っ白でした。

何人も立派なカメラを持ったカメラマンが三脚を立てて雲が晴れるのを待っていました。

反対側はキレイに見えました!

御代田町方面。

昨年の秋に登った時には見えた北アルプスの山並みは今日は雲の中ですね。

少し待ってみましたが、浅間山方面の雲は晴れず。

牙山(きっぱやま)、剣ヶ峰、ヒサシゴロー尾根方面の雲の動きが面白いです。

雲がすごい勢いで斜面をかけあがり、尾根を越えています。

雲の動きを見ているだけで、意外と飽きません。

13分程トーミの頭で過ごし、いざ分岐を草すべり方面へ。

いよいよ草すべりに入ります。

今まで多くのブログを拝見し、色々に想像を膨らませていたこの斜面、果たしてどんな世界なのでしょう。

ワクワクとドキドキです。

人のすれ違いが厳しそうな狭い道です。

車の中では今日のコース、草すべりを下りで使うか、それとも外輪山を回ってきて最後に登りで使うかずっと迷っていたのですが、朝一番(この時8時頃)に下りで使うことにして良かったと思いました。

まだまだここを登ってくる方はこの時間では少ないはずですから。

急斜面をジグザグに下っていく道が見えます。

冬に来たときカモシカがいたのは、これより少し下った辺りだったのではと思います。

トーミの頭で雲の中から「キューン」というようなカモシカの鳴き声が聞こえていたのを思い出し、カモシカに会えたらいいなと思って、熊鈴を鳴らないようにしました。

少しずつ雲が切れ、浅間山が顔を出しました。

ジグザグ道の先には湯ノ平分岐方面がクリアに見えてきました。

トーミの頭にかかっていた霧も徐々に薄くなってきました。

今頃カメラマンが一斉に立ち上がっているのではないかしら?

同じような写真でごめんなさい。

進む度大きさを増し、角度を変える景色を立ち止まっては撮影してしまいます。

そして、スマホカメラでは全てをおさめることができないので、上下に分けて撮るしかない(涙)

それだけ圧倒的な大きさの浅間山から湯ノ平へかけての広がりです。

おおおおお~、外輪山が見えてきました~🎵

あれは息子と行った鋸岳です。

あの下のJバンドを後程登りで使います。

歩いてきた道を振り返って。

青空!

そして鋭い岩場。

美しい、美しすぎる!

こんな滑りやすい岩も途中にあります。

「ターボ、岩があるよ~。気を付けてね~。」などと叫んでいるのですから、熊鈴を鳴らさなくても、カモシカは逃げていきますよね(涙)

剣ヶ峰が見えてきました。

写真を横に並べてお見せできないのが、残念(涙)

右からターンして、剣ヶ峰→浅間山→外輪山と撮影しました。

すごいなぁ、この景色。

日本ですよ、ここは。

こんな岩場(わずかですが)もあります。

混んでなくて良かった!

最っ高に気持ちいいです\(^^)/

下る毎に巨大な浅間山を下から見上げる形になり、湯ノ平と外輪山がより美しく見えてきます。

振り返ればこの景色。

何なんですか!?

この爽快感!

カラマツの森が近くなってきました。

溶岩が固まったようなゴツゴツした岩の横を通ります。

振り返って撮影。

カラマツ林に入り、鞍部へ。

林を抜けると間もなく湯ノ平分岐です。

写真では分かりませんが、振り返ると、左からトーミの頭、右手の防災スピーカーなどが建っているのが黒斑山です。

湯ノ平分岐の手前に左手に入っていく道がありました。

これは外輪山直下の湿原(上から見るとそう見える)方面に向かう道なのでしょうか?

地図には載っていないのですが、外輪山から湯ノ平を見ると道らしきものが見えるので、いつも気になっています。

いつか歩いてみたいと思うのですが、もしかしたらカモシカなどの獣道なのかもしれません。

朝日が当たり、カラマツの森が金色に輝き始めました。

これは何かしら?

巨人の耳掻きのような綿毛です。

9時1分、湯ノ平分岐に着きました。

トーミの頭から1時間5分でした。

ここから左手に行くと湯ノ平ですが、今日は行程が長いので、ここを右手に行き少し下って火山館でトイレをお借りする予定です。

葉を落としたナナカマドの赤が、緑のコメツガと黄色いカラマツの森の中で、目立っています。

ハガレーナが実を撮影しながら「イクラみたい~😃」と言うと、ターボが「イクラなんでもそんなことは、、」と言ったそうな。

トイレを急ぐ私の背中でハガレーナの失笑が響いていました。

火山館とトイレが見えてきました。

分岐から10分程で火山館に到着です。

利用料200円を木箱に入れて、トイレを使わせて頂きました。

昨年秋に浅間山荘から歩いてきた時にも感動した岩稜です。

トーミの頭に立つハイカーが見えました。

今日も前掛山を目指す多くのハイカーが浅間山荘側から登って来られていました。

10分程休憩し、9時21分に出発しました。

湯ノ平分岐が見えてきました。

9時34分、火山館から13分で再び湯ノ平分岐を通過します。

後ろから前掛山に向かうグループが来ていましたが、追い抜かれる程早くもないので、迷惑にならないようにと、あまり写真も取らずガシガシ歩きました。

カラマツの森からコメツガの森に変わります。

火山館から15分のタイマーが鳴り、水分補給です。

そこからわずかで前掛山分岐に着きました。

真新しい道標が立っています。

前掛山が解禁されたので、新たに設置されたのでしょうか?

以前は見かけなかった気がします。

私たちを抜かしたグループは前掛山方面へ。

私たちはJバンドを目指します。

シャクナゲの道を行くと、、

外輪山が見えてきました~😃

カラマツの黄金色に囲まれた素敵な道です。

風が吹くと、カラマツの落ち葉が雪のように舞ってきます。

外輪山がずずずいっと見えてきました~😃

そして、少し登って湯ノ平の一番高い所に行くと、、

ドーンッ!!(ターボの口癖)

浅間山真っ正面、というか、真下。

最高っス🎵(なぜか若者言葉)

低木の紅葉もキレイ!

浅間山を見て振り返ればこの景色。

外輪山のあの斜面を彩る紅葉の美しいことと言ったら!

蛇骨岳辺りまでは緑と赤と黄色、そして蛇骨岳から鋸岳にかけては白ゾレの中に点々とある赤や黄色。

いやぁ、湯ノ平はほんと素敵です。

浅間山はリフト等もなく、ハイカーが自分の足で歩いて来ないとこの景色を見ることができません。

しかも浅間山(前掛山)、湯ノ平、外輪山と3つの平行したルートがあり、様々な角度からお互いを見晴らすことができるという、稀有な存在です。

Jバンド直下までやって来ました。

湯ノ平分岐から25分かかり(写真を撮りながらゆっくり歩いて来ました)、時刻は10時です。

まだお昼には早いのですが、朝が早かったこともありお腹が空いていたので、Jバンド登りの前に力を付けようということになり、大岩の陰でランチタイムにしました。


今回は写真が多くなっています。

とりあえずここで《前編》として投稿しようと思います。

《後編》ではランチの後、Jバンドを登り、外輪山を回ってきます!