50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、那須】紅葉真っ盛り。快晴の中ノ大倉尾根から『三本槍岳』へ。《前編》2018年10月6日(土)。

《登山難易度 3》

中ノ大倉尾根(三本槍岳)からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます!


今回は台風接近を家族に心配されながらも、昨年からブログなどで見つけて、紅葉の時期に必ず訪れたいと楽しみにしていた、那須連山の三本槍岳です。

天気予報を見ると終日曇りですが、降水確率は0%なので、これを逃したら来年までお預けになる!と思い決行しました。

結果、大方の予報を覆し、真っ青な空と、雨上がりのクリアな視界、燃えるような紅葉が私たちを待っていてくれました!

雨や霧にがっかりさせられる事が多かったこの夏から秋にかけての山行で、久しぶりに満足度バロメーターが振り切れるほどの素晴らしい山旅となりました。

圧倒的な紅葉にのみ込まれる幸せな旅の始まり、始まり~です(^-^)


自宅を4時15分に出発し、コンビニ経由、本庄児玉インターから関越道→北関東道→東北道と走り、那須高原スマートインターを目指します。

先々週の谷川岳の混雑ぶりを体験しているので、ロープウェイ乗り場や登山道が渋滞するのでは?!という恐れを抱いていて、とにかく早く現地に着きたいと思っていました。

高速をおりて一般道を那須高原方面へ向かう途中から、雨がポツポツと降り始めます。

あれ?今日は降水確率0%だったはずなのに、雨が降ってきたよ~(涙)

今日は雨オンナいないよね?というと、義姉が「私、嵐を呼ぶオンナだよ~」。

「・・・・、えっ!?」

「一緒に行く人との相性によって、嵐になるの~」

ぬぁんだとぉ~~~!

「ブルータス、お前もか!」第2弾。

今日も大雨、大風の中のハイキングになるのだろうか、、。

不安な気持ちで車を走らせますが、徐々に標高を上げて行くと、あれよあれよという間に青空が広がり始め、、

マウントジーンズスキー場の駐車場に着くと、さっきまでの雨が嘘のような、真っ青な空がどこまでも高く高く広がっていました~\(^^)/

このあと使わせてもらうゴンドラも見えます。

駐車場に着いたのは6時45分でした。

まだ無料駐車場は開いておらず、チェーンの前で待つことになりました。

見事な雲海が広がっています。

下界はまだ雨降りなのでしょうか?

皆で写真を撮ったりしていると、あっという間に時はたち、7時15分に駐車場に入ることができました。

トイレと支度を終え、マウントジーンズのゴンドラへ。

入口が7時半にオープンしたので、入り口にある登山届に記入しました。

ハガレーナに下山は何時?と聞かれたので、「2時半かな」と答えましたが、さあどうなることやら。

何しろ見込み甘々野郎ですから。

エスカレーターで上階(チケット売り場)へ。

ゴンドラチケットは往復1人1600円でした。

登山届はチケット売り場に提出します。

下山時に同じカウンターに下山を報告するように言われました。

ゴンドラ運行スタートまで間があったので、顔出しパネルで遊びました。

二人のオバサンを激写する、嵐を呼ぶオンナ。

8時ちょうどにシャッターオープンで、ゴンドラに初めての一番乗りでした!

片道10分の空の旅。

標高950Mから1410Mまで一気に登ります。

下界はまだまだたっぷりの雲海。

ゴンドラを降りると、まずは茶臼岳展望台へ。

何しろ嵐を呼ぶオンナがいるのですから、見れる時に絶景を見ておかなければ!

ガレた白い砂地が特徴的なのは茶臼岳(1915M)。

三角に尖った峰は朝日岳(1896M)。

錦繍が広がるのは、清水平(1810M)からスダレ山(1880M)への稜線。

ここからはまだ三本槍岳の姿を望むことはできないようです。

目指す三本槍岳は清水平やスダレ山の向こう側にあるはずです。

那須連山を間近にクリアに見れる大展望に、皆大喜びです。

しかも、紅葉真っ盛りではないですか!?

今日のメンバーは、義姉、ターボ、ハガレーナ、私の四人です。

展望を楽しんだら、右手に見えたあの稜線を目指して出発です。

一応トイレに立ち寄り、トイレ前(1410M)でウェアラブルデバイスのGPSをセットし、8時27分歩き始めました。

今日のコースはこちら↑

次の展望台まで、散策コースを10~20分登ります。

チケット売り場で頂いたパンフレットに紅葉カレンダー(見頃予想)が載っていました。

10月初旬なので、山頂駅から清水平までバッチリ紅葉シーズンど真ん中みたいです!

歩きやすい(スキー場の一部)緩やかな道をルンルン気分で歩きます。

出発から17分で次の展望台に着きました。

新展望台からの眺めはこちら!

赤や緑、オレンジや黄色に彩られた圧倒的な展望です。

いやはやこれはすごい。

特に朝日岳の裾野の紅葉が見事です。

これからあの鮮やかな色の洪水にのみ込まれるかと思うとワクワクが止まりません。

さあ、ではヤシオツツジの遊歩道から入り、歩き始めましょう!

分岐を過ぎるとブナの林になります。

この辺りから観光客にUターンを呼び掛ける看板が現れました。

カバノキのまあるく可愛い葉っぱも真っ赤に色づいています。

ブナの黄色い木漏れ日の中の緩やかな登りです。

辺りの紅葉が鮮やか過ぎて、右に左に立ち寄りながら、渋滞のない中ノ大倉尾根をのんびり登ります。

時々右手のなだらかな尾根が見えます。

ナナカマドは紅葉が進んで、赤から茶色へ。

艶々した赤い実が青空に映えます。

ナナカマドの林を抜けると視界がぐっと広がります。

ブナやダケカンバなどの背の高い木が無くなり、360度大きく見渡せるようになってきました。

左手からぐるっと回って撮影。

南月山(1776M)から茶臼岳(1915M)への稜線。

茶臼岳と鬼面山(1616M)、朝日岳(1896M)から清水平への稜線。

前方、スダレ山。

右手、赤面山への稜線。

後方、登山道の向こうには雲海。

なんと素晴らしい絶景でしょう。

ここから先、ずーっと視界が開けて、絶えずこの景色を見ながら登ることができました。

絶景と引き換えに、登山道は土の道からガレた岩場をワイヤーで固定された道となり、急勾配になります。

景色を楽しみたいのに、息が上がる。

急勾配で高度を上げたので、景色が変わってきました。

朝日岳が間近に見えます。

手前の紅葉はドウダンツツジやヤシオツツジ。

道は益々急勾配に。

絶景かな、絶景かな!

息をのむ美しさとは正にこのこと。

朝日岳からのあの稜線の美しさと言ったら!

いやいやいやいや、しか言葉が出ない。

歩いてきた中ノ大倉尾根。

赤面山方面も美しい。

きれいすぎて同じような写真を何枚も撮ってしまいます。

朝日岳山頂には登山者の姿が見えました。

道は大きく右に曲がり、ここからは岩の道へ。

右手の尾根の向こう側も見えてきました。

赤面山(あかつらやま)分岐に到着です。

笹の間に赤面山への道が見えます。

谷筋にあるダケカンバの黄色いラインが素敵(^-^)

分岐を過ぎると、広い岩の道になりました。

振り返るとこの絶景。

おっ、あれは!

清水平の向こうに三本槍岳の頭が見えてきたのでは?

雲海を背にガシガシ登ると、、

10時37分、スダレ山にとうちゃ~く!

新展望台から1時間50分でした。

スダレ山はピークというよりガレた斜面の途中です。

このスダレ山に大きな獣の足跡が!

ハガレーナの足と比べると大きさがわかりますよね。

これは一体何の足跡!?

道が広くなったので、解き放たれた子猿のように、ハガレーナが「岩場だ~🎵」と言いながら駆けていきました。

「ウヒョー(゚∀゚)」

「岩場大っ好き❗」

グループラインに今日の写真を送ったら、姫から「羨ましずきるぅ」とのメッセージが。

この大展望、残してきた皆んなにも見せたかった!

清水平の気持ち良さそうなこと!

今日はあちらには行かない予定ですが、いつか歩いてみたいですね~😃

清水平の右の端に少しのぞいているピークが三本槍岳の一部です。

そして、稜線の向こう側の山も見えてきましたね~。

視界がクリアだ~\(^^)/

10時47分、大岩到着。

こちらは大岩の上に登って眺めたぐるり360度です。

赤面山方面。

歩いてきた中ノ大倉尾根方面。

下界も晴れてきましたね~。

朝日岳方面。

これから向かう道方面。

三本槍岳は右の三角ではなく、その左手にあるなだらかな2つこぶです。

岩の上はさすがに風が強かったです。

大岩を後にします。

10時53分、清水平分岐に到着。

左手に行くと清水平です。

↑ 私たちが今日向かうのはこちら。

三本槍岳の丸っこい形が良く見えてきました。

右手のピークには登らず、ピークの左側を巻くように下っていきます。


前々回の谷川岳で混雑の中、人に迷惑をかけないようにと必死で歩き、あまり写真を撮らなかったら、ブログをまとめるのが簡単だったので、今日もあまり写真は撮らないようにしようと思っていたのですが、あまりの絶景ぶりに、四人の素人カメラマンのスマホには大量の画像が!

なんと全部で570枚!

その中から被らないように、でもちゃんと行程が分かるようにと写真を選ぶのは結構骨がおれます。

写真が多くなりそうなので、今回はこの辺で前編終了ということにしようかな。

後半に続く!です。

【群馬、中之条】雨の中の池めぐりと『チャツボミゴケ』。そして草津温泉観光の一泊二日。2018年9月29日、30日

《登山難易度 2》

草津温泉からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。


今回はお気楽隊初のお泊まり旅行です。

草津に別荘を持つメンバーがいるので、レベルが引き下げられた浅間山に登った後にメンバーの別荘に泊まり、草津温泉観光もしてしまおうと計画しました。

しかし、土曜日の天気予報は曇りのち雨。

台風24号の影響が始まっています。

曇りや雨では展望を楽しむ浅間山では残念な結果になりそうです。

浅間山は諦めて、お天気が悪くても楽しめそうなチャツボミゴケを見て、その後湿原の草紅葉を見に芳ケ平に足を伸ばすのもありかと。

コースは長いけど今回は比較的体力あるメンバーなので行けるのではと思い、朝4時に集合してから車の中で皆に提案しました。

すると、姫が「苔~?苔を見に行くの~?私、苔には興味ないんだけど、、」と不満そうです。

彼女はまだ浅間山に登ったことがないので、ちょっとでも可能性あるなら浅間山に行きたいと言います。

朝の予報だと、浅間山は午前中は曇りで、3時頃から雨が降りだすと出ています。

じゃあ雲で見れない可能性は高いけど、可能性がゼロではないから浅間山に行ってみるか、となりました。

本庄児玉インターから高速に乗り、上信越道を行きます。

しかし長野に入った辺りから早くも雨が降り始めました。

佐久インターを降りると、既に普通に雨です。

見ると浅間山の山頂辺りは青空が見えているのに、なぜか車の回りは結構激しく降っています。

「なんだか車の上にだけ雨雲があるみたい」と私が言うと、姫が「だって私、雨女だもん。どこに行っても必ず雨が降るの。」と衝撃の告白です。

はぁ!?

そうなの!?

こんなところに雨女がいたとは!!

「ブルータス、お前もか❗」の心境です。

そう言えば晴れ予報だった袈裟丸山でみぞれが降った時も姫がいたよね!と、姫以外の晴れ女三人が大きく納得です。

よくもまあ、雨女の分際で、苔を見るより浅間山の方がいいなどと言えたもんだ。

じゃあ、絶対だめじゃん、展望。

ということで、浅間山は諦め草津に向かうことになりました。

だって、自分の目の前を激しく行ったり来たりするワイパーを目にしては、いくら姫でも「じゃあ苔でいいよ(だいぶしぶしぶな様子で)」と言わざるを得ないでしょう。

何しろ自分のせいなのですから。(正確には台風24号のせいです。)

浅間山が無理なときにと、私が頭の中で思い描いていたルートは、上の地図の長笹林道という所の終点Pに車を停めて(チャツボミゴケ公園開園時間外ならここから入るとよいと書いてあります)一時間森を歩きチャツボミゴケ公園からどちらか回りで芳ケ平に行き戻ってくる周回コースでした。

しかし、一旦浅間山を目指したのでだいぶ遅れをとってしまいました。

これでは林道Pに着くのが8時頃になり、一時間歩いている間に公園が開園する9時になってしまいそうです。

閉園が4時半なので、それまでには帰ってこなくてはいけないことを考えると、9時まで待って普通に公園管理事務所近くのゲートから入る方が良いだろうということになりました。

固く閉められたゲートの前に到着したのが7時58分。

外は雨降りなので、車の中でコーヒーを沸かして一時間待つことにしました。

皆カップを持ってきてなかったので、朝コンビニで購入した飲み物の空容器にコーヒーを入れて(熱い熱いと騒ぎながら)、お団子を食べ、その後仮眠を取りました。

9時丁度にゲートオープン!

林道を走り、チャツボミゴケ公園管理事務所に向かいます。

まだ紅葉には早いようですが、車道の回りは美しい森でした。

ゲートからわずかでチャツボミゴケ公園管理事務所です。

広い駐車場に一番乗り。

雨がザーザー降りになってきました。

管理事務所に公園入園料500円を支払い、トイレを済ませたあと、大きな屋根のある休憩所で支度を整えました。

八方尾根に続き、歩き始めから上下カッパの完全防備です。

この雨では芳ケ平までは厳しいかなと思います。

終わりが4時半(閉園でゲートが閉まる)と決まっているので、出発が遅れたこともあり、最初の計画は諦めることにしました。

バスで5分程のチャツボミゴケ公園へ向かいます。

公園までの道路は一般車も人も通行禁止。

歩いて行くなら、車道わきの山道を通って行くのだそうです。

私たちは100円払ってバスを利用しました。

乗客が来ると出発し、2台で行ったり来たりしているようです。

バスを降りるとき、最終は何時ですか?と聞くと、運転手さんが鼻で笑って「4時半だけど。(そんな重装備で)一体どこまで行くの?」と聞いてきたので、「大池かな?本当は芳ケ平まで行きたかったんですけど、雨が降っているんで」と答えると、さもバカにしたように「大池なんて30分で行けるよ。あんなのすぐだよ。」と言ってました。

少しムッとしましたが、最後に「時計回りに回った方がいいよ。反時計回りだと登りがきつい」と教えてくれたので、それはありがたく参考にさせてもらうことにしました。

まずは公園入り口にて記念撮影。

今日のメンバーは、ターボ、姫、ハガレーナ、私の四人です。

9時38分、出発しました。

私のウェアラブルデバイスのデータによると、標高は1241Mです。

チャツボミゴケが沢山ある穴地獄までは、歩きやすくブルーのゴムシートが敷かれた道を行きます。

観光客もわんさか後からやって来て、写真を撮りながらのんびり歩く私たちを追い抜いて行きました。

チャツボミゴケ公園には観光客が連なって入って行ったので、見学は帰りに寄ることにし、運転手さんのアドバイス通りの、時計回りに歩き始めることにしました。

そぼふる雨の中、カラマツの森を行きます。

途中ハイカーのものと思われる車が3台停められた車道に出くわしました。

もしかしてここが私が初めに予定していた林道を更に進んだ(地図上では徒歩で1時間と書いてある)場所なのではと思いました。

9時にゲートが開いてここまで車で来たのか、それともゲートは9時前でも開いていたのか、朝一時間も車の中でウダウダしていたのですから、もう一つのPも確かめてみれば良かったと思いました。

9時59分、小広い場所に出ました。

登山口です。

標高は1266M。

渋峠、芳ケ平、太平湿原へ行くルートです。

雨が降っていなければ芳ケ平へ行きたかったですね。

残念ながらそれは別の機会にして、今日は池めぐりにします。

いつもよりペース早めで登ります。

(自分の中での勝手なチャレンジです)

10時42分、バス停から一時間ちょっとで、穴地獄の頭(標高1491M)に到着です。

バス停から標高差250M登ってきました。

ここがピークかと思いましたが、ここからもいくらか登りが続きました。

シラカバ、ダケカンバが増えてきて、森が更に美しくなってきました。

10時57分、池への分岐(標高1558M)を過ぎ、一旦下って登り返したピークが、後で確認するとこの日の最高到達点(1564M)だったようです。

笹が生い茂り、足元が見えにくい急な坂を下ります。

前方に池が見えてきました。

11時5分、平兵衛池(標高1547M)に到着です。

雨で水嵩が増し、標識は池の中になっています。

サーサーと降る雨の波紋が湖面に広がり、少し霞んでいます。

靴が濡れすぎないように足場を確保して記念撮影です。

この記念撮影の前に姫のカッパのズボンが下がってきている事件あり、その修正に手間取っていました。

10分程眺めを楽しみ(実際にはほぼ姫のカッパのお世話をし)、再び歩き始めました。

歩き始めるタイミングで、大して池を見ていたとも思えない姫に、「言っとくけど、今日の最大の見所はこの池だったからね」と言うと、「えー!そうなの~。でも苔があるんでしょ?」と言うので、そりゃ苔はある。

何しろそれが今回の一番の目的だから。

でもあなた、朝「私、苔には興味ないんだけど」と言ってたじゃぁないですか?

なので、一応後で文句を言われないように伝えておきましたよ。

池から来た道を登ると、池の淵を通って八石山(草津方面の眺望が良い)を経由し、芳ケ平へ向かうルートへの分岐となります。

今日は雨が強く降っているので、そちらへは向かいません。

11時20分、再び分岐(十字路)です。

写真左手に行くと大平湿原です。

今日は右手の道を下り、大池を経由してチャツボミゴケ公園へ戻ります。

それにしてもターボとハガレーナのカッパは色が地味で、薄暗い雨の日にはホント目立たない。

私と姫はガチャピンとムックです。

大池に向けどんどん下ります。

池が見えてきました。

しばらく池に沿って歩き、、

11時44分、大池(標高1457M)に到着です。

分岐から24分、標高差100M下ってきました。

地味な二人と。

「1」の形の苔むした倒木。

ここで、ターボが皆に干し梅を配っていて、ありがとうと言うと「うめぇよ?」と。

私が「私はドライフルーツの柚子を持ってるよ」と言うと、すかさず「ゆずって!」と。

今朝の車の中で何か面白いオヤジギャグを言って、それは超ウケしたのですが(50回に一回位の割合で面白い事を言います)、それが何だったのか、全く思い出せません。

本人に聞いても、自分が何を言っているのか、記憶に留めないらしく、二度と出てこない。

不思議な脳の持ち主です。

7~8分水分と塩分補給をして、次は水池を目指します。

更にどんどん下ります。

12時10分、分岐が現れました。

水池(上)の分岐です。

左手に緩やかに下る明るい道があったので、そっちが池かと思って行きそうになりましたが、皆が水池はまっすぐって書いてあるよ!と教えてくれました。

見ると前方に大量のピンクリボンが。

間違えやすい分岐だったようです。

池が見えてきました。

12時13分、水池(標高1366M)に着きました。

ここも水嵩が増し、ぬかるみがすごいので、もはや三人は湖畔に降りてこようとはしませんでした。

私だけ代表して池の側まで行きました。

草の上に足を置くようにしていましたが、踏むとどんどん足が沈んで、靴に浸水してきたので、写真を急いで撮ってすぐに道に戻りました。

水辺に沿って少し歩き、

12時19分、水池(下)の分岐を通過。

更に下って、12時31分、水池分岐から10分程で穴地獄(上)(標高1284M)に着きました。

硫黄の匂いが漂い始め、ついに本日の目的地、チャツボミゴケ群生の穴地獄に到着です。

木道が整備されているので、反時計回りに歩きます。

強酸性の小川の中に一部茶色に変色していますが(猛暑の名残?)鮮やかな緑色のチャツボミゴケが生えています。

穴地獄全貌。

観光客も立ち去った静かな公園にいるのは私たち4人だけでした。

12時53分、バス停まで戻ってきました。

バスに乗って管理事務所まで戻り、休憩所でランチタイムとしました。

ランチしながら、姫が「池は大したことなかったけど、苔は良かったね」と言っていました。

苔が良かったんか~い!

こんな雨の中、わざわざ山道歩いて、結局観光客でも行ける苔が良かったとは、何といったら良いのか、、。

私は森がきれいだったし、雨に煙る池も幻想的で美しかったと思いましたよ。

それに、いつもよりペースアップで歩けた(まぁそこまで大変な傾斜ではなかったからなのですが)のも良かったです。

ターボのウェアラブルデバイスデータは最後がバスで移動した管理事務所になっているので、実際歩いた標高差は320M程だったと思います。

歩数 16600歩(意外と歩いてる!)


ではこの後は姫の別荘へゴー!です。

スーパー「もくべい」で食料や飲み物を買って、リゾートマンションへ。

ここからはすぐに温泉に入り、皆素っぴんとなりましたので、写真はなしです。

温泉の後は卓球で大笑いし、夕飯はスンドゥブ鍋うどん。

お酒も少し飲んで、体に悪そうなおつまみを沢山食べて、オセロゲームで遊び、お布団に入ってからは女学生のように怖い話をしたりして、久しぶりのお泊まりを満喫しました。

翌日は朝の温泉に入り、朝食(朝からたこ焼き!)を済ませ、お部屋のお掃除などして、草津の町に出掛けました。

皆さん、よくご存知の、ザ・草津温泉。

観光の後は、西の河原露天風呂に行きました。

西の河原露天風呂。

私たちが出ると誰もいなくなったので、脱衣場のテラスから撮ってみました。

温泉の下手は足湯もある公園になっています。

この後帰路につき、ウニクス上里の映画館で「カメラをとめるな!」をハガレーナがまだ観てないというので(姫とターボは二回目、私はなんと三回目)観るという、、台風接近の最中、遊び倒した二日間となりました。

姫、別荘に泊めてくれてありがとう~!

お陰で二日間楽しめました(^-^)v

【群馬、水上】昨日の疲れも取れぬまま、憧れの『谷川岳』に挑む。紅葉が始まった三連休の中日は、譲り合い、すれ違いの岩場歩きとなりました。2018年9月23日(日)

《登山難易度 4》

谷川岳からこんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


昨日の根本山、熊鷹山の疲れが取れぬまま、2日連続でのチャレンジ登山です。

目指すは紅葉の谷川岳。

三連休のうち唯一晴れ予報の日曜日ですから、土曜日予定の方が順延し、月曜日予定の方(我々のような)が前倒ししてやって来るでしょうから、通常の三倍は混雑が予想されます。

少しでも早く登り始めたいところですが、ロープウェイの運行が朝7時からなので、それより早くすることはできません。

もちろん田尻尾根や西黒尾根を利用して下から自力で登れば夜明け前にスタートすることも可能ですが、ちょっとでも楽したいお気楽隊としては谷川岳ロープウェイは必須なのです。

自宅を4時に出て、いつものようにコンビニ経由(昨日も今日も同じお兄さんで、「ついに2日連続で来たよ、このオバハン」と思われているはず)、関越道を使ってやって来ました。

駐車場に着いたのが6時15分。

駐車場に着くとすでに沢山の車、車、車。

ひぇー、やはりみんな考えることは同じだ~。

支度を整えてチケット売り場のある6階に行くと、長蛇の列!

チケット販売開始を待つ人々が多分200人位はいたんじゃないでしょうか?

昨日の熊鷹山とはえらい違いだ。

列が長くなりすぎたようで、「代表の方だけ並んでください」とアナウンスが流れるほどの混雑ぶりです。

順番でトイレを済ませ、最後はナースに順番待ちをお願いし、その間に私は登山届けを提出しました。

ホールの外でナースがチケットを買って戻るのを待っていると、大きな観光バスが到着し、沢山のハイカーが吐き出されてきました。

皆関西弁バリバリのおばちゃん、おじちゃんです。

こりゃあたまらん。

少しでも早く歩き出さねば!と気持ちが焦ります。

ロープウェイは7時少し前には動きだし、天神平でリフトに乗り換えました。

今日はピーカンの晴れで、谷川岳の双耳峰がくっきりはっきり見えます。

リフトに乗って天神峠へ向かいます。

もう楽しくって楽しくって仕方ありません。

天神峠に着いたのは7時30分でした。

もう一度山頂駅のトイレをお借りしてから、7時35分に歩き出しました。

今日のメンバーは、ハガレーナ、ナース、私の3名です。

岩場でとりあえず谷川岳の勇姿を写真におさめておき、とりもなおさず先を急ぎます。

分岐まで一旦下ることになります。

こんな岩場も何のその。

とにかく先を急ぎます。

ドンドンドンドン。

後ろからハガレーナの「みほさん、早っ!」という声が聞こえてきました。

昨日の私とは違います。

いつもは記録のために絶えず写真を撮っている私ですが、今回は写真が極端に少ないです。

ほぼ最後尾を歩くハガレーナの写真でお届けします。

谷川岳、カッコいい~!

私は登るのが2度目となりますが、前回登ったのは四半世紀前なので、体力が全く違います。

やっと来れた。

やっと再び貴方に会えたという感慨もひとしおです。

が、そんなこと言っている場合ではありません。

早く行かねば、後ろから団体さんに追い付かれます。

天神平から登ってくる道と重なる分岐までやって来ました。

時刻は7時56分。

天神峠から21分でした。

標準タイムより5分遅れ。

ヤバい、ヤバい、先を急がねば。

次の熊穴小屋までは地図上の標準タイムは30分です。

さて何分で着けるでしょうか?

滑りやすい木道を行きます。

階段もガシガシ登ります。

更に谷川岳が近くなってきた気もしますが、、

だいぶ下から見上げる感じになってきました。

どうやら相当下っているようです。

8時23分、熊穴小屋に到着しました。

標高が1470Mですから、天神峠(1502M)より低い位置にあるのですね。

天神峠までリフトで登った意味が有ったのだろうか?と初めて気がつきます。

いやそんなことはこの際どうでもいい。

問題はコースタイムです。

分岐から27分でした。

ん?27分?

標準タイムよりも早いじゃないですか!

写真も大して撮らずスタコラサッサと歩いてきたら、登り下りがあったのに(しかも滑りやすい道だった)、標準タイムで歩けるとは!

私でもやればできるんじゃん!とびっくり。

水分補給をしてとっとと出発します。

ここから次の「天狗の留まり場」までは45分です。

早速岩場が始まりました~。

落石に気を付けながらも、前を行く人から遅れないよう、リズム良く登って行きます。

行けども行けども現れる岩場登りが続きます。

だいぶ息が上がったので、岩場の上に座って少し休みました。

水分補給をし、塩飴や梅干しで塩分も摂取して、再び歩き始めます。

谷川岳から伸びる稜線が色鮮やかに見渡せます。

今日は視界がクリアです。

肩の小屋辺りが見えてきました。

9時6分、天狗の留まり場に到着しました。

岩場の上には沢山のハイカーが座っていて、とてもスペースが見つからなさそうだったので、私だけ代表して岩場の隅っこに登り、二人の写真を撮りました。

天狗の留まり場の隅に立つ私。

登りながら見える、一ノ倉岳と茂倉岳。

きついガレ場の登りが続きます。

右手に見えるのは西黒尾根。

ここを今朝登ってきたという男性が、笹の中から突然子熊が飛び出してきて、5メートル位の距離で遭遇したんだと話してくれました。

それは恐ろしい。

早朝だとまだ人も少なく、熊の活動時間帯だったのでしょうね。

この階段が意外ときつかったです。

肩の小屋が見えてきました。

9時54分、肩の小屋に到着しました。

天狗の留まり場から45分。

まさに標準タイムです。

他のハイカーと同じペースで歩いているのですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、あれだけの辛い登りを人に遅れることなく歩けている自分たちに感動しています。

やろうと思えばできるんだ!(さっきも同じ事を言った気がしますが)

5分程休憩して、水分補給とウインドブレーカーを着ました。

風が少し吹いていて、雲が増えてきています。

振り返ると雲がだいぶ増えてきて、下界が見えなくなってきました。

10時6分、トマの耳(1963M)に到着です。

あ、トマの耳って、私の生まれた年と同じだ!

なんだか運命を感じるわ🎵

記念撮影の順番待ちをして、撮って頂きました。

雲が流れて、突然西側斜面の紅葉が現れました。

うわ~こんなにキレイだったんだ~!

オキの耳へ行く途中に雲が再び切れ始め、皆が一斉に西側を見つめます。

向こうに見える頂はトマの耳です。

山頂こそ雲に隠れてしまいましたが、斜面の錦繍を見渡すことができました。

さっきまで雲に隠れていたオキの耳が見えてきました。

マチガ沢を上から覗いてみたところ。

少し霞んでいます。

行き交う人々とのすれ違いがなかなかに大変な狭い尾根道です。

11時36分、オキの耳(1977M)に到着。

再び順番待ちをして記念撮影です。

山頂の隅にスペースを見つけてランチタイムにしました。

目の前は断崖絶壁で、下には一ノ倉沢があるはずですが、あいにく何も見えません。

オキの耳の稜線にて昼食を楽しむ人々が見えます。

すごく危険に見えますが、それぞれちゃんと足場を確保してるんですよね。

なんともシュールな絵ですよね。

誰が好き好んで、何も見えない霧のなか、危ない岩場に座ったり立ったりして、お湯を沸かしているのでしょう(笑)

なんとも愉快。

絶妙に面白い。

非日常の最たるものですね(^-^)

30分程山頂で過ごし、11時6分、下山開始です。

トマの耳を11時30分通過。

肩の小屋を11時36分通過。

一応トイレに寄っておこうかと思いましたが、行列ができていると聞き、やめておきました。

辺りはすっかり霧に包まれていました。

雲がかかっているのは、肩の小屋辺りだけだったようで、すぐに雲の下になり、遠くまで見渡せました。

12時14分、天狗の留まり場まで戻ってきました。

行きに寄ったときよりもすごい数の人々が集っています。

外国人も多く、さながら原宿か浅草寺のような賑わいです。

天狗の留まり場を過ぎると、一番大変な岩場の下りになります。

登ってくる人と下る人が同じ位なので、ずっと登り優先という訳にもいきません。

登りの方の邪魔にならないよう隅の方を下って行きました。

岩の表面は磨きこまれたように黒光りし、ツルツルなので急ぐのはとても怖いです。

しかし、下る人も多いので渋滞して迷惑をかけないように、できるだけスピーディーに下らなければいけませんでした。

皆さん必死に下っていると思いましたが、どこに足を置いたらいいか分からなかったり、どう下るか考えながらなので、それでも遅れる場合はあります。

一番後ろを歩くハガレーナにはすぐ後ろを歩く男性の「チッ!」という舌打ちの音が聞こえていたそうです。

自分のリズムで下れないことに苛立ちを覚える人もいるのでしょうね。

そういう方はこんなに混雑するのが予想される時に登るべきではない気がします。

昨日の熊鷹山を教えてあげたいくらいですよ。

でもほとんどの方が気持ち良く譲り合い、お礼を言い、他の人を思いやって登り下りできていたと思います。

12時58分、熊穴小屋に到着しました。

天狗の留まり場から下り40分。

標準タイムは30分なので、やはり譲り合いに時間がかかっているようです。

水分補給だけして、すぐに出発です。

分岐を13時26分に過ぎ、人が少なくなった木道をどんどん下ります。

あんなにいたハイカーが一気に減りました。

みんなどこに行っちゃったのだろう?

天神平が見えてきました。

13時47分、天神平まで戻ってきました。

熊穴小屋から47分でした。

ビューテラスてんじんに寄り、ハガレーナとナースは舞茸天ぷらうどんを、私はカレーライスを食べ、アイスコーヒーで乾杯しました。

いやぁ、谷川岳、素晴らしかったです。

さすが百名山といった感じ。

その均整の取れた美しさは、そんじょそこらの山とは格が違いますね。

山頂付近では残念ながら展望を楽しむことはできませんでしたが、登る途中で美しい稜線を見れましたし、雲が切れたときに現れた山肌に広がる紅葉のジュータンが見事でした。

人も多く、登山道は大変な混雑でしたから、気を使うことも多かったですが、お陰で標準タイム通りに歩くことにもチャレンジでき、とても満足感が高いです。

外国の方も多く見掛けました。

日本の山の美しさを体験してもらえるのは、日本人として誇らしい気持ちにもなります。

久しぶりだったナースも大満足だった様子。

ハガレーナと私は2日連続登山というチャレンジを、怪我することもなく達成でき、少し自信もつきました。

外圧に弱い日本人らしく、後ろから追われると思うと、素早く行動でき、いつも以上に力を発揮できることを知りました。

それから、このブログ。

いつもはすごい数の写真から選んで、その写真にあったコメントを考えてと、とても時間がかかるのですが、谷川岳に関しては写真が極端に少ないので、まとめるのもスーイスイでした。

いつも写真を多く撮りすぎるのだと反省です。

今後は歩くことに注力して行ければ、いくらか体力が向上するのではないか?という発見もありました。

ターボがあんなに行きたがっていたのに、今回参加できませんでした。

他のメンバーも含めて、いつか連れてきてあげたいと思うのですが、あの混雑の中の山行は、私たちからすると、無理をして怪我する境界線ギリギリなので、もう少し人出が少ない時がいいかなと思っています。

景色を楽しむのも、いつもの半分くらいでしたから、もっとゆっくり谷川岳にいる幸せを噛み締めれば良かったとも思います。

人に遅れないよう、人を待たせないよう、大混雑に巻き込まれないよう、、なんてことばかり考えていて、気持ちに余裕がなかったのだけが残念でした。

景色を楽しむ事と標準タイム通りに歩くことを両立できればいいな。

次回以降の宿題にします!


天神峠0735~(21分)~分岐0756~(27分)~熊穴小屋0823(3分)~(19分)~岩場0845(5分)~(16分)~天狗の留まり場0906(4分)~(44分)~肩の小屋0954(6分)~(6分)~トマの耳1006(5分)~(25分)~オキの耳1036(30分)~トマの耳1130~(24分)~肩の小屋1136~(6分)~天狗の留まり場1214(3分)~(41分)~熊穴小屋1258~(28分)~分岐1326~(8分)~分岐1334~(13分)~天神平1347

全行程 6時間12分

(うち歩行時間 5時間19分)

※参考(標準CTは 4時間20分)

標高差 657M(1320M~1977

M)

歩数 15000歩

パーティー 3名(コマクサ探検隊)

費用 一人当たり約4000円(ロープウェイ代1910円(モンベル会員で100円引き)片道リフト代400円位+駐車場500円+高速料金1440円×2、ガソリン代1520円)