50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、北八ヶ岳】八ヶ岳ブルーの天狗岳、リベンジ登山。2023年8月10日(木)


東天狗岳山頂から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


秋の妙高山リベンジ登山に向け、チャレンジ中のお気楽隊。

妙高までに距離10キロ、累積標高差1400Mを体験しておきたいと思って、色々山の計画を立てているのですが、天候に阻まれ、耐えず山替えを強いられます。

今回もしかり。

ほんとは距離15.2km累積標高差1300mの苗場山を予定していましたが、上越国境付近はあまりお天気が良くなさそうだということで、八ヶ岳の天狗岳に変更することにしました。

天狗岳といえば、、そう、お気楽隊にとって、にが~い経験となった、あの「天狗岳」です(涙)


⬆️その時の記事はこちら。


5年前の11月、お気楽隊イツメンでチャレンジし、ズタボロになった天狗岳。

日の短い季節であるにもかかわらず結果遅め出発になり、歩みが遅いのにあちこちで立ち止まり、延々続く天狗の奥庭で途方に暮れ、黒百合ヒュッテからは濡れた岩場下りで大苦労して、最後はヘッデン登場となった、お気楽デンジャラス登山のワースト1の思い出。

しかもその日はガスガスで、山頂からはほぼ何も見えなかったという残念な結果(涙)

当時はまだYAMAPを始めていなかったので、自分たちの現在地が分からず、不安で仕方なかったお気楽黒歴史になります。


そんな天狗岳にリベンジ登山することにしました。

あれから5年、、当時より山の経験を重ね、若干体力もついてきて、YAMAPで現在地が分かりますから不安なく歩けることでしょう。

今回は日の長い真夏!

出発も早めに、そして、ルートは中山峠経由で!

(もう二度と天狗の奥庭には足を踏み入れない(お気楽家訓))


、、、ということで、下山は天狗の奥庭ではなく、中山峠経由のルートでぐるっと回ってきたいと思います。



《登山難易度 6》

※岩場の下りが滑りやすいので、プラス1しています。


少しでも早く歩き出せるよう、3時15分に自宅を出発しました。

唐沢鉱泉に到着したのは、6時20分頃でした。

トイレをお借りし、スタートしたのは、6時38分でした。


朝の気温は16度。

少し肌寒いくらいです。

しゃくなげ橋を渡って山道に入っていきます。


すぐに北八ヶ岳らしい世界へ。

こけとシラビソの森です。


前回はこのあたりで膝が痛くなってサポーターを巻いた記憶があります。

今日は膝の痛みもなく、楽に登れています。

オレンジ色のキノコが緑のこけの中にあって、色鮮やかです。


小さな花が咲いていました。

名前はわかりません。

岩が多くなってきましたよ。


分岐に到着!

まぁまぁ、標準コースタイムです。

ストックをあまり使わないハガレーナは回りの木につかまって歩くことが多いのですが、何度も「あっ、またフィトンチッド触った!」「あっ、また触った!!」と嘆いていました。

フィトンチッドはいい香りなのですが、松ヤニなので手がベタベタするんですよね(涙)

分岐を過ぎ西尾根にのってからは、ほぼ直登になります。

大きな岩をよじ登ったり、、


根っこルートを滑らないように気をつけて登ります。

(右下)お、覚えてる、覚えてる、、、あそこを抜けるときっと展望地!!


出た~ーーっ!!

こんな景色だったのね~⤴️

前回はガスガスでな~んにも見えませんでしたから、アルプスに雲がかかっていても、全然ましです。

天狗岳本体も初めてとらえることが出来ました。


まずは展望というリベンジ成功です。

皆で浮かれて記念撮影😁


8時43分、第一展望台に着きました。

ここまで標準コースタイム1時間50分のところ、最初の展望地で写真を撮ったりしても2時間だったので、ほぼコースタイム通りと言っていいかな?

前回はここまで(景色がなかったこともあり)とっても長く感じた記憶がありますが、今回はあっという間な感じがしました。

ここで20分ほどバナナ休憩。


岩のお立ち台で、三者三様のジュリアナポーズ(笑)

誰も求めてないって😅

ま、展望良くて浮かれているので、大目に見てください。


お、南アルプスがほんのちょっと見えた!!

気温は17度。

さすがに登りでは汗をかきますが、あまり暑くないので助かります。


第二展望台。

いよいよ、西天狗に向けての登り坂が肉眼ではっきりわかるようになってきました。

あの斜面の緑色の所ではなく、濃いグレーの岩場を登ることになります。


足元には小さな可愛いお花が。

ピンクはイブキジャコウソウかな?


一旦下って鞍部から登り返し、、メタボチェッカー、無理くり通過😆

狭いコメツガの林を抜けると、、

ついに現れた!

山頂までの岩の道!

ストックをしまって、、いざ、出陣じゃーーっ!


おおぉ、素晴らしい景色!

こんな景色だったのね~⤴️part2


四足歩行で登って行きます。

大展望なので、度々立ち止まって写真を撮っていたら、前回より楽に感じました。


朝は雲に隠れていた蓼科山もくっきり見えるように。

霧ヶ峰や美ヶ原までしっかり見渡せます。


そして、10時26分、西天狗岳山頂到着です。

標高は2646M。

登山口から単純標高差で766M登ってきました。

あの岩場登りは、やはり30分くらいかかります💦

なので、岩場登りポーズ!


若いカップルさんがノリが良くて、何枚も写真を撮ってくれました🎵

晴れてる天狗岳、初めて!!

ということで、、

こんな景色だったのね~⤴️part3

すぐ隣の根石岳と箕冠山(みかぶりやま)が見えます。

う~ん、でも硫黄岳や赤岳はやっぱり見えないか~💦


東天狗岳を背景に。

ここで、30分ほどランチ休憩しました。

時々冷たい強風が吹いていて、一気に体温を奪われます。

暑いの覚悟で来たので、薄いウインドブレーカーしか持っていません。

風をまともにうけると、汗が引いて、さ、寒い~💦


体を温めるために、早く歩き出しましょう。

私たちより先に下っていた親子を追い抜きました。

強風の中の下山に体重の軽いお子さんが苦労している様子。

こんなときだけは、体重あることに感謝!びくともしませんから(笑)


左を見ると、5年前に歩いた天狗の奥庭、、こうやって見ると、簡単に行けそうに見えるんですけどねぇ。

東天狗岳に向けての最後の登りです。


11時22分、東天狗岳(2640M)に到着しました!

八ヶ岳ブルーで最高です😍


雲が流れて、時々硫黄岳の爆裂火口がチラッと見えました。

八ヶ岳方面に雲があるとはいえ、これだけ見えれば御の字ですよ!

前回、視界ゼロだったことを考えたら(笑)


でもやっぱり八ヶ岳大展望、見てみたかったなぁ。

これまたリベンジ案件決定でしょうか??


さて、ぐずぐずしてはおれません。

5年前の経験で天狗岳の下りが侮れないことを身に染みて知っているお気楽ですから、先を急ぎますよ。


中山峠方面と天狗の奥庭方面への分岐まで降りてきました。

ちゃんと標識があるので心配ないのですが、ハガレーナが「間違っても天狗の奥庭へ入り込まないように」と釘をさしていました。

みんな、どんだけ懲りてるん?(笑)


分岐からの眺めです。

上は東方向。

稲子岳やミドリ池方面。

前回はここから金峰山が見えたのだけど、今日は浅間山も含めて高い山に雲がかかっています。

お天気いいのは、北八ヶ岳だけ。

うん、ある意味山選び成功ってことで。


ここからの長い下りに備えて、エネルギーチャージと、私は右膝対策。


⬆️天狗の奥庭、、大したことなさそうに見えます?

あの砂利のような岩のひとつひとつが直径1m以上ある岩の連続なんですよ。

体幹のよい若者ならそのてっぺんをトントントンと渡り歩けるのでしょうが、私たちはその岩を跨いだり登ったり下ったり、全てを障害物として越えなければ先に進めなかったのです。

恐るべし、天狗の奥庭!

そこに、私たちの後から歩いていた小さな男の子連れの親子が入って行きました。

うへぇ、、あそこの大変さを分かってて入ってるのかなぁ、、お父さんベテランそうだったし、、大丈夫なんだろうなぁ、、と少し心配しました。


私たちは中山峠経由の道へ。

ここから先は初めて歩くルートです。


お、こっちも意外と岩とぬかるみがあって歩きにくい。


ミニ天狗の奥庭的な場所に出ました。

でも、このくらいなら、岩を渡って行けるので、大丈夫です!!


木道が現れて、道はなだらかに。

スリバチ池が見える場所まで下ってきました。


13時5分、中山峠に到着です。

分岐で10分ほど休んだとはいえ、東天狗岳から標準コースタイム50分のところ、1時間20分かかりました。

どうもお気楽は下りが苦手らしい、、、特に天狗岳の下りは、コースタイム通りに全く歩けません💦


峠から5分で黒百合ヒュッテに到着しました。

気温は20度、やっぱり涼しい🎵


ヒュッテ前の庭で30分ほどおやつ休憩し、三人でお揃いの手拭いを購入しました。

トイレから出てくると、私たちと時間差10分ほどで天狗の奥庭を歩いた親子が下山してきました。

うへぇ!もう降りてきたの!?

小さな子どもにも天狗の奥庭、楽勝なの!?

私たちがあんなに苦労したのは一体何だったのだろう???


13時45分、下山開始です。

今は日も長いし、前回より1時間30分も早く下山開始できているので、今回は山中で日暮れを迎える心配はなさそう(笑)

でも、やっぱり岩場下りの難易度が高いのは同じだ~💦

苔むした岩が滑る💦滑る💦💦


森はとても美しいのですよ!

ザ・北八ヶ岳!


下りが長い!!!!

岩場で緊張を強いられるので、とにかく長く感じます。

ただ、今回はYAMAPで位置情報をゲットできていたので、前回のような不安はありませんでした。

まぁ、逆をいえば現在地をみて「げっ、まだこんなにあるんかい!!」となるというのもありますが(笑)


ようやく橋を渡って、車道歩きに~⤴️

(左)これは鉱泉?

触ったら冷たかったです。

温泉との違いはそういうこと??


15時56分、下山完了~⤴️

今回も黒百合ヒュッテから2時間8分かかりました。

(標準コースタイムは1時間25分)

天狗岳は岩が雪の下に隠れてしまう冬場の方が楽に歩けそう💦💦




結果、リベンジ大成功!!と言っていいでしょう。


赤岳方面とアルプスには雲がかかっていたものの、それ以外は大・大・大展望!

こんな景色だったのね~⤴️という台詞を何回言ったことか!(笑)

コースタイムが5年前と変わらないことが少々気にはなりますが、そこはまぁ、5年たっても退化はしていないという理解で😅

時間こそ5年前と変わらないものの、体力的には余裕がありました。

前回ほどの体の疲れは残りませんでしたから、少しは成長できているのかもしれません。


天狗岳からの大展望、、いつかリベンジしたいと思います。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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