50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【復活前夜】道迷いの末たどり着いた場所はツツジの楽園でした。茶ノ木峠への尾根道ハイク。2022年5月14日(土)


赤城・茶ノ木峠への尾根道から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


全国的に不安定な予報の週末。

金曜日から雨が降り、土曜日の午前中までは雨が残りますが、午後には晴れてくる予報です。

当初は栃木県奥日光の高山に登り、満開のシロヤシオを見たいと思っていましたが、ヤマップを見るとまだまだ花は咲いてないみたいなんですよ。

今年は花の見頃を見極めるのが難しいです。

あまりお天気がよくないならなおのこと花を見る山旅にしたいお気楽隊。

ヤマップで花を探すと、赤城山の荒山と鍋割山の間から下った場所にある茶ノ木峠までの尾根で、オレンジ色のヤマツツジが満開だとの情報をゲットしました!

雨雲レーダーを見ると埼玉以南は雨雲が厚く残っていますが、群馬県はなさそうに見えます。

こりゃ、群馬だね!

多分9時くらいには雨があがって、午後には青空になるよ!

そう判断した私たちは、登山口のある大猿の家を目指すことになりました。


🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙


今日は午前中の早い時間は雨なので、いつもよりゆっくり出発にしました。

自宅を8時15分に出て関越道を使い、波志江スマートインターで降りてGoogleマップの誘導の元現地に向かいましたが、、


ガッビーーーーン😱😱

この先の橋が老朽化のため、しばらく通行止とな!!

通行止のチェーンが昨日設置したのかってくらい真新しいですよ。

Googleマップ、やらかしてくれたな🤣🤣

ど、どうしよう??

その後Googleマップとヤマップ地図の両使いで、なんとかかんとか別ルートに乗ることができました💦💦💦


もしも、また先で行き止まりだったら、この不動大滝のルートに変更しようと話しながら通過。


着いた、着いた!

ほんとは9時半には到着の予定でしたが、道迷いの末、一時間遅れで10時35分に到着です。

案外ちゃんとした駐車場じゃないですか!?


それもそのはず、ここはキャンプ場でした。

トイレも無さそうと予測してずっと手前のコンビニに寄って来ましたが、来てみれば鳥居の奥にちゃんとしたトイレがありました。


奥比古神社の由来がトイレ近くの壁に貼り付けてありました。

トイレをお借りしてから出発です。


《登山難易度  3》


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


10時52分にヤマップスタートです。


反時計回りの周回コースを予定していました。

出発が遅くなったので、なんならピストンにするかもしれませんが、とりあえず周回コースの登山口へ。

橋を渡って猿川の対岸に向かいます。


キャンプ場はとても静かで落ち着いた雰囲気のキャンプ場でした。

沢が流れ、木々による日陰が多く、とても良い雰囲気です。

登山口はこの看板が目印です。

ここの標高は810M。

目指す茶ノ木本畑峠まで3.4㎞、1時間50分の行程です。


尾根に乗るまでが急斜面!、、と思っていましたが、大きくジグザグに登る階段が整備されているので、とても歩きやすかったです。


しかも辺りはツツジの楽園🥰


新緑の斜面にヤマツツジが咲き乱れています。


この前の二本木峠でも言いましたが、もはや言葉はいらぬ。

どうぞ、ご覧ください。


ツツジ咲く斜面を大きくジグを切りながら登って行きました。


尾根に乗りました。

後でわかったことですが、ここは小峰通りという名前がついているようです。


朝まで降っていた雨に濡れて、雨粒をまとった可愛いお花。


尾根に乗ってもツツジロードが続きました。


昨日からの雨で散ってしまった花で、地面がピンク色に染まっている!


春なのか秋なのかわからなくなる景色。

登山者が少ないからか、たんまりたまった落ち葉でふかふかの道です。


ぬぉーーっ!

キレイだ~⤴️


新緑とツツジのコラボ、足元はふかふか落ち葉。

ここは天国でしょうか??


まるで箱庭。

神社やホテルの庭園といってもいいくらい、素敵な小路が続いています。


ハガレーナが「土橋!土橋!(どばし)」と言いながら撮ってくれました。

ここはさすがに城址ではないと思いますが、土橋のような尾根道です。


左は美しく下うちされた檜の植林帯。

右は広葉樹の森&ツツジ。

広葉樹の森から飛ばされた落ち葉で植林帯の地面が埋め尽くされています。

さそがし栄養満点の土なんでしょうね。

いい檜が育ちそう🥰


利平茶屋~篭山ルートでも見たのと同じような痩せ尾根も現れます。

両側が雨などで崩れ落ちていて、いつの日かなくなってしまいそうな尾根。


これまた見事!!


箱庭やーーーっ!

この日「箱庭」という言葉を何度叫んだことか(笑)


キャンプ場周辺の斜面だけにツツジが植えられていて、それより上には何もなかったっていうんじゃ嫌だね、、などと話していましたが、なんの、なんの、ずーーーっとツツジか咲いていました。


今が盛りの中腹付近。


振り返ってみると、ありゃまぁ、なんと素敵な!


空が一面ツツジです。

あーーっ、諦めないでこのルートにして良かった!!

(不動大滝付近がどんなのかは知らないけど)


ツツジに囲まれたハガレーナと花子。


笹が増えてきました。


尾根にのってからは、なだらかな道と急斜面を繰り返しながら標高を上げて行きます。

この辺りはなかなかに緊張しました。

小さな根っこを「取手があったーーっ!」などと言いながら登りました。


斜面の途中で本日初の展望です。

雨上がりで立ち上る雲が幻想的🥰


時刻は12時15分。

坂の途中の少し平らなスペースでランチにしました。

登山道は避けて座りましたが、ランチしている間、だ~れも通りませんでしたよ。

今日は駐車場で男性ハイカーをお一人お見かけしただけ(ツツジ平尾根に向かったようでした)です。


20分ほどランチ休憩し、12時36分過ぎに午後の部スタートです。

う、う、う、、食事の後は体が重い💦💦💦

いつもはランチは大体山頂でとるので、ランチ以降は下りになることが多いのですが、今日はゆっくり出発だったため、ランチの後も登りが残っていました。

やはりランチする(長いこと座っている)と、その後の登りは辛いんだ!と久しぶりに体験🤣


新緑に癒されながら、重い足を一歩一歩進めます。


左手前方に尾根が見えてきました。

もしも周回ルートならあそこを歩くんだろうな。


あっちの尾根にもツツジがあるのかな??

ツツジ平というくらいですから、きっと咲いているでしょうね。

次の機会に歩いてみたいです。


たまに現れる痩せ尾根。


中腹より上にはミツバツツジが残っていました!

オレンジとピンク(紫)のコラボはたまらない!!


お、岩が現れましたよ。

もしかしてこれが岳人岩?

まさかねぇ、こんなもんならちょっとガッカリ、、などと話しながら近づくと、、


あ、やっぱりこれがそうなんだね🤣🤣

断崖絶壁的なものを想像していたので、ちょっと拍子抜けしました(笑)

茶ノ木畑峠まで残り0.9㎞、所要35分!


展望がよさそうな道になりましたよ。


おおぉ、少し見えた!!

遠くはさすがに霞んでいますが、肉眼だと雨上がりの澄んだ空気でとても気持ちいい眺めでした。


追分通過!

右手に下る道には入り込まないように横木でふさいでありました。

下ってきて迷い混むと、全く違う尾根に行ってしまうのだと思います。


前方が開けました。

なんとなく標識が見えたよ!


13時30分、茶ノ木畑峠に到着!

10時52分に出発し、ランチ休憩を20分取りましたから、それを除くと所要2時間20分でした。

かなりゆっくり歩いてきました。

茶ノ木峠という文字を鍋割山や荒山に登った時に目にして、「どんな峠なんだろう?」と想像していましたが、思っていたより狭かった😅

荒山と鍋割山に分かれる四辻みたくツツジの楽園だったりする??と期待して来ましたが、まだ冬枯れの色のない世界でした😅

花子は「茶ノ木平」と聞いて「どんな茶店があるのだろう?ガチャガチャとかあるならやってみたいな」などと思い描いていたようですから、想像とのギャップに驚いたことでしょう(笑)

私は花子の想像の方に驚いた🤣🤣🤣


荒山・鍋割山方面に少し歩いて振り返った写真です。

小峰通りはあんなに静かだったのに、ここに来ると強風が吹き抜けていて、風の音がゴーゴー響いています。

こりゃたまらん💦💦

周回は諦めて、すぐに折り返すことにしました。

滞在時間は数分🤣

鍋割山が目の前に見えていたのに、写真を撮るのを忘れた!😱😱


下山開始です。

小峰通りに入った途端、、というか峠から数メートル進んだだけで、風がピタリと止みました。

茶ノ木峠は風の通り道なんですね。

下っていると、あれ?こんなに急な坂だったっけ?と思います。

山歩きアルアルですね。

登っている時は必死なので気づかないのですが、下ってみると、結構急傾斜だったんだ!と感じるのです。


仙人岩まで戻ってきました。

ここで、ウィダー休憩です。


仙人岩のわずかな土に根をはって、逞しくミツバツツジが咲いていました。


美しい尾根道を下ります。


周回コースで歩く予定だった隣の尾根がキレイ!


そして、もちろんツツジたち。

下りも楽しい🥰


ランチした場所に「雨宿り岩」というのがあることに、気がつきました。

あそこに雨宿りするのは、なかなかにつらそう(笑)


再びの展望地。

往路より雲がなくなりました。

モコモコした山肌が可愛いです。


道の端に生えた緑色の草がファーみたいで可愛い~⤴️となっているところ。

「ファー!」のポーズ。

伝わらない(笑)


登りでも結構エグいなと思った急斜面。

下りだともっと怖い💦💦

登りでは取手となってくれた根っこに足を引っ掛けでもしようものなら、谷底にまっ逆さまです🤣


スプーンでえぐり取ったような谷も美しい。


空がツツジになっているエリアに差し掛かりました。


ビューティフォー!!


今日イチ美しかったエリアです。

坂の途中で立ち止まり、ぐるぐる回転してツツジの空を楽しみました。


そして、箱庭チックな道。

いいわ~⤴️


お見事!!


朝よりさらに散っているかな?

道がオレンジ色に染められています。


箱庭~⤴️

なんていい道なんだろう??

ほんのわずかな急斜面を覗けば、ほとんどがこんな感じのプリティロードでした🥰


中腹から下になると、落ちた花びらが増えてきます。


新緑がキレイ~⤴️

午後になり晴れてきたので、木漏れ日が美しいです。


新緑とツツジのコラボは、何度も言うけどサイコーです。


尾根をはなれ、階段になります。


ジグザグに階段を下り、キャンプ場エリアに降りてきました。

静かなキャンプ場で二人の男性がソロキャンプの準備中でした。

ソロキャン、ちょっと憧れます🥰


車道をわずかに歩いて駐車場に戻ります。


大猿川にかかる橋の上から、今日のピーク(茶ノ木峠)と周回予定だった尾根が見えました。




こうやって3D画像で見ると、追分から道を外れると、とんでもない方に降りてしまうのが良くわかりますね。

また痩せ尾根特有のえぐりとったような細かい谷筋が、痩せたヤギの肋骨みたいになっています。

転がらなくて良かった🤣


大猿山の家から茶ノ木峠へのルート、、初めて訪れましたが、素晴らしい山道でした。

最初から最後までツツジが美しかったことはもちろん、山道そのものが素敵でした。

今日は下りで一人のハイカーとすれ違ったのみ。

朝は雨が降っていたからというのもあるとは思いますが、なぜこんなに人が少ないのだろう??

とてもとても良い山でしたよ。

今度は周回ルート、、そして銚子の伽藍やおとぎの森も絡めて歩いてみたいです。

秋かな?

冬も楽しそう。

そして来春も再訪します!

次は道迷いなしで、早朝出発しよう(笑)


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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