50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【大人の遠足・リハビリちょい登山】紅葉の美ヶ原を歩く《前編》2021年10月16日(土)


美ヶ原・王ケ頭から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


金曜日の通院で、山崎先生にもトレーナーにも「順調ですね」と太鼓判を押され、筋トレのために購入してまだ今まで使えなかったエアロバイクを漕げるようにもなり、ちょっと気分の良いやまみほです😁


このところ何度か「リハビリハイク」として町などを5~6キロ歩く【大人の遠足】をしてきましたが、そろそろお山の紅葉を見に行きたくなりました😆

私は平らな道しか歩けないのだから、谷川岳山麓の一ノ倉沢やマチガ沢を巡る清水街道歩きはどうだろう?

今はきっと紅葉の盛りのはず!

⏫今回歩いてみようかと思ったコースは、2017年11月にターボと二人で歩いています。

また、2019年には、、

⏫長男ケイとその友人マッチョくんと一緒にマチガ沢展望台も含めて歩いてきました。

いずれの時も山麓の紅葉が素晴らしく、楽しいハイキングでした。

距離が15~16キロと長めなのが気になりますが、疲れたら帰りは低公害バスを利用すればいいか、、などと考えておりました。


今回はお気楽隊のイツメンが皆都合が悪かったので、マルちゃんを誘ってみることに。

すると「行きます!!行ってみたかったんです!」との返事が来ました。

しかしその後の相談で、どうやら天気が悪そうだ、、それはカッパを着て歩けば解決するとしても、、お昼はどこで食べる?、、東屋はなかった気がする、、、やっぱり厳しいかな、、、となったのでした。


そこからマルちゃんと紅葉が楽しめて、ほぼ平らな道のハイキングコースはないかとネット検索です。

いくつか候補が上がりましたが、まだ青葉だったり、お天気が悪かったり、、💦💦


そして、やっと見つけたのが、今年の6月にも登った「美ヶ原」だったのです。

紅葉は今がまさに見頃だとの情報が

⏫美ヶ原には今年の6月にマルちゃん・クリさんと一緒に訪れています。


前回は麓から歩いて山頂台地まで登りましたが、今回は山本小屋近くの駐車場まで車でブインと行っちゃいます😁

前回は時間が足りなくて、山頂付近は最短コースでしか歩いていないので、今回は別のルートも歩いて、美ヶ原を隅から隅まで味わい尽くそう!という計画です🥰

プランが決まると、何だかとても魅力的なハイキングに思えてきました。

これならもしかして、日曜日の女峰山予定が雨で延期となったクリさんも興味があるかも!?誘ってみよう!となったのです😁

クリさんに連絡すると、「日曜日の予定がなくなったので、一人でどこに行こうか考えてたところなの!嬉しい~😍」と言ってくれました。

ヤッターーーー🙌

健脚の二人を私のリハビリハイクに付き合わせるのはどうかとも思いましたが、楽しみにしてくれているようなので良かった~🥰


さぁ、紅葉を見に行きましょう🎵

目指すは日本百名山の美ヶ原です!


《登山難易度   3》


🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙


今回の車はマルちゃんの黄色いタフト!

天井に窓がついているタイプで、ドライブに最高の愛車です🥰

クリさんを小川駅で拾い、私の家まで迎えに来てくれました😊

私の自宅出発が6時半。

コンビニに一度立ち寄り、あとはひたすら美ヶ原を目指します。


群馬県の妙義山近くを走っていた時には霧雨が降っていて、「あちゃー、今日は展望ゼロだったりするぅ~?」と心配しましたが、トンネルを抜け、長野県に入ると、、


この青空!!!

晴れてる!⤴️

やった、やった、山選び、成功かも!?


青いやないかい!青いやないかい!

空が青いよ~⤴️

麓の紅葉はまだこれからみたいですが、ここからビーナスラインを使って一気に標高を上げますからね。

美ヶ原は標高2000超えですから、期待しちゃいますね😁


ビーナスラインに乗ってからは、辺りの木々の美しさに助手席で前のめりの私。

すると、マルちゃんが、「頭の上にも見えるよ」と。


ドッヒャーーー!

この車、天井に窓がついてるんだ!とこの時初めて知りました(笑)

なんて、気持ちいいの!

新緑や紅葉の時季のドライブに最高じゃないですか!


天井に窓があると分かってからは、天井から写真を撮りまくり(笑)


道路脇にも少しの紅葉!

山頂部がどれだけ色付いているか、楽しみですね😍


山本小屋・ふるさと館前の駐車場に到着したのは、8時50分頃でした。

ふるさと館でトイレをお借りし(100円)、支度をして出発です。


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


⏫クリさんが「ふるさと館」でゲットした遊歩道マップです。

今日は「山本小屋ふる里館」からスタートし、牛伏山に寄り道した後、美ヶ原パノラマコースを歩き、途中からアルプス展望コースに入り、王ケ鼻へ。

そこから前回踏み忘れた王ケ頭の山頂をゲットしてから美ヶ原牧場内の遊歩道を歩いて駐車場へ戻ります。

体力に余裕があったら、美ヶ原高原美術館を散策した後、このマップには載っていない物見石山にも登っちゃう??

すると、コースタイム×1.3で計算すると、駐車場帰着が17時頃になるので、もしかしたら、美ヶ原からの夕焼けを目にすることができるかもしれません。

そんな欲張りルートを一応予定しておき、疲れてしまったら、コース短縮しようと思っています。


駐車場から見る下界には雲が湧いて何も見えませんでしたが、上空は晴れています!

前回の牛伏山では雲に阻まれ何も見えなかったので、晴れているうちに登っちゃいましょう。

北アルプスが見えるらしいのですよ。


雨が降るかもと思っていたのに、想像以上の青空に、テンション⤴️⤴️

時刻は9時6分でした。


6月には多くの牛たちがのんびりしていた牧草地を登ります。

歩き始めは少々ギクシャクするんですよ😅

牧柵を頼りながら、、、おっ、登りなら意外と大丈夫だ!


この日終始最後尾を歩いてくれたマルちゃん。

左奥に見えるピークは前回歩いた茶臼山です。


クリさんが一足お先に山頂へ!

どう?見えてる?クリさん!


牛伏山(1990M)の広い山頂です。

すごい、すごい、大展望だ!

かっ、風が強いけど💦💦💦


雲の隙間にしっかり北アルプスの峰々が見えています。


北東には小諸・上田市の奥に四阿山。

浅間山は今は雲の中ですね。


美ヶ原を一望できる牛伏山ですが、王ケ頭の上には分厚い雲が😅

強風が吹いているので、そのうちあの雲も吹き飛ばされるものと思われます😁


こんな説明板がありました。

明治時代の山火事で草原になったのですね。


とりあえず、前回は視界ゼロだった牛伏山の展望を得られて満足の、「ヤマネチ!」🤣🤣🤣


では下山して次に向かいます、、、が、、、下りの方が難易度高い💦💦💦

めっちゃ不恰好にしか歩けません😭

介護士マルちゃんを後ろに従えて、必死のバァさん🤣🤣🤣


さっきまで雲に隠れていた八ヶ岳の一角が現れ始めました。

まるで富士山のような形は、先日お気楽隊が登った蓼科山です。


山本小屋を過ぎ牧草地を歩いていると、王ケ頭に覆い被さっていた雲が少しずつ遠退いて行くのが見えました。

写真中央のピークは美ヶ原の北西に位置する武石峰(1972M)です。


9時50分、美ヶ原のシンボル「美しの塔」までやってきました。

マルちゃんとポーズ😁


この辺りには放牧中の牛たちがいました。

この子たちは夜はどこに移動しているのだろう???


前回は美ヶ原中央の分岐から右に行き、広い道を王ケ頭へ向かいましたが、今日は違うルートをとります。


茶臼山の分岐です。

前回はこの分岐の左手からやってきました。

今日はここを右手へ。

アルプス展望コースを歩いてみたいのです。

牧場内の遊歩道よりはクネクネでこぼこしていそうな道ですが、基本的には等高線に沿った道で、多分王ケ頭・王ケ鼻に向けてわずかに登りだと思うのです。

私の現在の左足の状況から言って、登りよりザレた下りが危険なので、このコースは登り(往路)で使いたい!


10時8分、三城牧場へ向け百曲コースで下るルートの下降地点へやってきました。

うわぁ、これはまた素晴らしい!

大展望コースじゃないですか!


百曲ルートを登ってくるハイカーが見えます。

茶臼山を経由しないで、最短で標高差500~600を一気に登ってくるルートになります。


左手を見ればこの美しい斜面!

茶臼山から歩いた時に見た景色を反対側から眺めています。


山肌が紅葉していますね。

これよ、これ!これを見たかったのよ🥰


やったね!!

季節もお天気もルートもドンピシャなことに、ワクワクが止まらない二人🥰

あ、違った!

これは爆風でマルちゃんのヘアーが爆発していることを表現したんだった🤣🤣🤣

この後写真を撮る度に、マルちゃんの「ヘアーが💦ヘアーが💦」という呟きを聞くことになりました(笑)


ここから王ケ頭まで2.2㎞の大展望コースです😁


歩き始めは少し下り💦💦💦

下りだとバランスが難しくて、平均台を渡る人のように腕を広げてバランスを取らないと歩けません😭

下りの方が筋力と体幹が必要なんだと、ケガをしたことで実感します。


登りになると、比較的スタスタと歩けるのですが😅


再びの「ヘアーが💦ヘアーが💦」🤣🤣🤣

何しろ風が強い!!!

私はウインドブレーカーの下にダウンを着ています😅


飛ばされるぅーーーっ!を表現🤣🤣🤣

風が強いのは嫌ですが、そのお陰で山を覆っていた雲たちが一気に吹き飛びました😊


今年6月に車を停めた「三城牧場」の駐車場が見えます。

風が強いので、視界がクリアで山並みがはっきりくっきり😍

目の前に見えるのは鉢伏山です。

あそこに登れば美ヶ原を間近に見ることができるんでしょうね。

登ってみた~い!

松本市の扉温泉からなら3時間で山頂に立てるようですから、いつかチャレンジしてみたいです。


雲に山頂部を隠した山並みは乗鞍高原、その手前に松本市、その手前は鉢伏山の支尾根です。


ダケカンバは葉を落とし、ツツジの紅葉が美しいですね。


これが、アルプス展望コースの実力かーーーっ!

こんな景色を眺めながら、あの台地の端(王ケ鼻)まで歩けるのですから、最高です🥰


このコースは「マル!!!」

逆に前回何故に歩かなかった!?って思うくらいです😅

まぁ、前回は麓からの周回コースでしたから、こっちからあっち(アバウトですみません💦)に行く一方通行でしたので、まずは牧場内遊歩道を歩くのが王道と思った次第です。

今日は駐車場まで戻るのに、山頂台地をぐるっと周回するので、このルートを選択した訳なんですよ。

お気楽隊お得意の美ヶ原「いいとこどりツアー」ね!😁


では展望コース、行っちゃいましょ~⤴️

どうですか!?この解放感!✨


振り返ると蓼科山とその上に浮かぶ巨大UFOのような笠雲。

強風のお陰で雲の動きがダイナミックで、見るたび空の景色が変わるので楽しいです。

→→後日クリさんからこんな情報が!


あれは「強風を知らせてくれる『レンズ雲』」ですって!

確かに強風だったよ!

だからあれと同じのがいっぱいあった!(後編で写真載せます)


ここはほぼ平らななんだけど、石が多い若干の下り💦

足元に石が多いと、転がらないように慎重にしなくてはいけません!

思わず横の柵に手が伸びそうになりますが、これは錆びた有刺鉄線です💦💦


王ケ頭がだんだん近くなってきました。

王ケ頭下は笹の斜面がかなり崩れていることが分かりますね。

この広い山頂台地も少しずつ細くなっていくのでしょうか?


ガレ場の先まで行って、クリさんが下の紅葉を撮ってくれました。

あの辺りは、前回王ケ鼻から三城牧場に下った時に歩いた道なのではないかな?


クリさんポーズ!!

クリさんはいつもカッコいいね~⤴️


ガレ場に降りて行けないビビりマルちゃんと、負傷者やまみほは、ルート上でポーズ!

まるで私たちの方が岩場に立ってるみたいな写真になった(笑)


さてさて、どんどん進みましょう🎵


とはいえ、下りになると私は足元しか見られません💦💦💦


しかも爆風!

油断すると足元が弱体化している私は若干ふらつきます😅

幸い風は下から上に吹き上げていたので、谷側へ転がることはありませんでした😅


10時40分、烏帽子岩に到着しました。


ザレザレなので、道の端に寄るのは危険です!

笹原の向こうに素敵な紅葉が見えますね。


王ケ頭からの距離感はこんな感じです。


二人は烏帽子岩の上に乗ってみました。

岩の上に立ち、王ケ頭の電波塔をつまんでみたいのですが、カメラマン(私)が老眼過ぎてうまく合わせられない🤣🤣🤣

爆風プラス足元もグラグラする平たい岩の欠片だらけで、余計にアンバランスでした💦💦💦


烏帽子岩の先まで二人が行きました。

平たい岩の欠片が踏むたびカタカタいいます。

いつもの私なら我先に駆けて行きたいところですが今の私には怖くて踏み入れられない世界です😅


岩の先端にたどり着いた二人。


クリさん、腹這い🤣🤣🤣


岩から覗き込んだクリさんの見た景色です。

赤色はドウダンツツジかなぁ。


私も電波塔をつまんでみようと思いましたが、カメラマン(クリさん)もなんと老眼でした🤣🤣🤣


さて次に進みます。

私の後ろでマルちゃんが飛ばされそうになってる!?


ここはいつも風が強いのでしょうかね?

カラマツの角度がみんな一緒です。

クリさんがカラマツの真似っこ~⤴️


振り返ると、さっき電波塔つまみをした烏帽子岩が右端に見えました。


バタバタバタバタ💦💦

胸に結んだ手拭いが顔にバシバシ当たりました😅


どこを切り取っても素敵な美ヶ原。

王ケ頭の下部に向けて緩やかな登りになります。


王ケ頭まで600mの所まで歩いてきました。


岩場に張り付いたような紅葉もキレイです。


アルプス展望コース、全部見え!!

いやぁ、気持ちいい道でしたね~⤴️


大規模崩落の跡が見えます。

三城牧場への下山道の途中、何回か崩落箇所を通過しましたから、あれがその一部かな?と思いました。


最後は一気に登ります。

登りなら私の足でも平気です。

しかも段差がない😁

時々平たい石につまずきそうになるので、それは要注意でした。


おう!

まさに山頂直下!

日本百名山・美ヶ原の山頂を目指す人々が見えます。


なるほど、ここから山頂に登るのね。


左を見ると登山道が!

あ、これは前回下山で歩いた道で見た王ケ頭への道だ! 

あの時は「ここを上がったら王ケ頭~王ケ鼻の無限ループだ~😆」と思った記憶が(笑)


私たちは山頂は後回しにして、まずは王ケ鼻へ向かいます。

王ケ鼻まであと1㎞!


あ、八ヶ岳の赤岳が見えてきましたね!

雲が動いています。


岩場と草の斜面が混ざった左側(南側)。

最後の最後までアルプス展望コースは大展望でした!


この後王ケ鼻へ向かいます。

【後編】へ続きます!


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