50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【山梨、甲州】たこひもさんの初登山は大菩薩嶺!2022年12月3日(土)


大菩薩峠から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今回はこのブログの読者で、昨年から時々【大人の遠足】的なお散歩に参加している「たこひもさん」が初めて山靴を履いてお気楽隊に参加した時の様子をお届けします。

場所は初心者でも登れて、かつ、アルプス並の絶景が楽しめる奥秩父の「大菩薩嶺」です。

たこひもさん、初登山はなんと、日本百名山ということになりました👏👏👏


ほんとはこの日はあきっこさんと一緒に三ッ峠山か杓子岳に登る予定にしていたのですが、大菩薩嶺も同じように富士山が見れる山だし、大菩薩嶺なら初心者のたこひもさんでも歩き通せそうだと思い、山替えして、たこひもさんにも声を掛けることにしたのです。

すると、当初土曜日はご主人の予定があったりして難しいという話だったのですが、どうしても年内に大菩薩嶺に登ってみたい!と思ったたこひもさん、、、ご主人に頭を下げて予定を変更してもらい、合流することとなりました(笑)


お気楽イツメンは前泊したあきっこさんと共に自宅を6時に出発しました。


たこひもさんとは、甲斐大和駅で待ち合わせ。

たこひもさんは特急(あずさ3号)を乗り継いで千葉からやってきます。

今日の大菩薩嶺はテンクラC予報だったので、かなり風があって寒いはずです。

ラインでどんな服装で行けばいいか相談していたたこひもさんでしたから、どんな格好で現れるのか内心少し心配でしたが、現れたたこひもさんはしっかり山仕様のスタイルだったので安心しました。

ちゃんと準備してくれたんだ、、、これだけ用意してたら、そりゃ早く山に行きたくなるよなぁ、、と思いました。

行きたくて、行きたくて、私の誘いを断った翌朝、「やっぱり行きた~い」と、早朝に目が覚めてしまったらしいですから(笑)

予定変更してくれたご主人に感謝しつつ、たこひもさんの初登山が成功しますようにと願いながら現地に向かいました。

たこひもさんに素晴らしい富士山を見せてあげたい!!

あの爽快な稜線歩きを楽しんでもらいたい!

さてさて、結果はどうだったのか???


たこひもさん、初めての百名山、、始まりま~す✌️


《登山難易度 3》


たこひもさん、初めての登山靴。

少し大きめを購入したみたいなので、足が靴の中で動かないように、しっかりヒモをしめます。

登山靴の履き方をあきっこさんが教えてあげている場面です。

ストックはハガレーナが貸してくれました。

スタートは上日川峠の長兵衛小屋から。

いつものお気楽なら早朝歩きだしで、昼過ぎには下山するのですが、今回はたこひもさんと駅で合流してから車で移動しているので、かなりゆっくり出発。

歩きだしは10時17分でした。


福ちゃん荘までの登り。

往路、車から見ていた空は曇っていましたが、お昼前後が晴れ予報だったのがバッチリ当たり、青空が広がってきました。

森はすっかり落葉していたので、青空が見通せるようになっていました。

たこひもさんは日頃からジムでトレーニングしているので、初めての登山とは思えないほど安定しています。

息も上がらず、歩みもしっかり!


福ちゃん荘に到着しました。

一気に汗をかいたので、洋服調整して、早速おやつ休憩してます。

後で歩く稜線が見えてる~⤴️

ここから稜線が見えたのは初めてな気がします。

木々が落葉していると、見えるんだね~⤴️


たこひもさんはダウンを脱ぎました。

リュックのひもには全て理由があることをみんなから教わっているところ。

腰ベルトでしっかり固定し、肩ベルトを引いて体にフィットさせ、最後に胸ベルトを締める。

そうすると、体に感じる重さが全然違うと、たこひもさんも驚いていました。


こちらは福ちゃん荘にある案内板。

今日は唐松尾根を登りで使い、富士山を正面に見ながら標高2000Mの稜線歩きをして、大菩薩峠から表登山道を下ってくる時計回りコースにしたいと思います。


さぁ、いよいよだよ~⤴️


唐松尾根は途中までは結構なだらかな道。

ターボとたこひもさん、「ずーっとこんな道がいい」と話しておりました(笑)

こんな道がいいけど、ずっとこんな道だと50㎞くらい歩かないと山頂に着かないもんね~(涙)

標高を稼げる岩場もそのうち好きになるよ😃


途中、木々の間から、南アルプスが見えた!!

おおおぉ、こりゃいいね!

右の方に雲があるけど、ほぼ見えてるよ❗

上に行けばもっともっと見えるはず!!


標高稼げる道になってきたよ~🎵


少しずつ標高をあげ、振り返ると富士山が見えるようになってきたので、何度も立ち止まって「ほら、たこひもさん、富士山が見えてるよ!」「えー、どこどこ??わからない」「ほらあそこ、あそこ、多分たこひもさんが思ってる何倍も大きいし、高い所にあるよ!」「え?え?あーーーっ、あれかーーーっ!あんなに大きいの~?富士山って~!」となりました(笑)

千葉から見てる富士山とは違うよね~🎵


朝方、往路の車中から見た富士山は雲に隠れていたので、「今日は富士山見られないのかなぁ」「たこひもさんに富士山見せてあげたいのに、、」と心配していたお気楽でしたが、杞憂に終わりました!

雲ひとつない富士山が私たちを迎えてくれましたよ🎵


森を抜け、遮るものなく富士山を見渡せる場所まで登ってきました。

「すごい、すごい」とたこひもさんが感動してくれてる🎵


ここから先は更に急な岩ごろ地帯になります。

あ、まだ霧氷が残ってるよ!!


霧氷だ、霧氷だ、初霧氷だ~🎵

冬の楽しみのひとつ!!

なんとか霧氷が溶け終わる前に稜線にたどり着けて良かった!


雷岩まで登ってきました。


後ろを歩くあきっこさんとハガレーナは、カメラを向けると必ず変なポーズをします(笑)


最高のお天気にニヤニヤが止まらない!


お昼ごはんの前に日本百名山の山頂、踏んじゃいましょう🎵

山頂方面の森に入ると、そこは霧氷の世界!

気温が一気に5℃くらい下がった気がする。

さっ、寒っ!!!

冷凍庫の中にいるみたいで、たこひもさんが「アイスキャンディになった気分」と言ってました🎵


大菩薩嶺、山頂に到着!!

たこひもさん、、「なるほど、、、」と呟く(笑)

沢山のレポを見てきて、山頂に見所はないって知ってたみたいです(笑)

このあとさすがに寒くなってきたので、洋服調整していると、半袖短パンの青年が汗をふきふき登ってきた!!

ひぇえ、「寒くないの!?」と思わず話しかけちゃいましたよ。

「寒くないっす。ちょうどいい感じ」との返事。

なんてこったい!

すごい運動量なんだろうな。

山頂標識を前に自撮りしようとしていたので、「写真撮ってあげようか?」「え?いいんすか?」「いいよ!あ、でも撮るのは私じゃなく彼女ね」とハガレーナを指差す私。

いや、手袋しちゃったからさ。

ハガレーナが青年の一番近くにいたし(笑)

「はい、違うポーズして~⤴️」「そうそう、いいね、いいね、かっこいいね~⤴️」などと、青年とひところじゃれ合った後、山頂を後にしました。


再び氷点下の森歩き。

地面が凍っているので、滑って転ばないように注意しながら歩きました。

「たこひもさん、気をつけて!」「滑っちゃうと、『ズルッ、グキッ、バキッ、パラパラパラパラ(ヘリコプターの音)』だよ」「そうそう、『ズルッ、グキッ、バキッ、バラバラパラパラ~』ね」などと言いながら歩いてます(笑)


雷岩付近まで戻ってきました。

風が当たらなくて、陽はあたる絶好の場所を発見!

椅子を持ってこなかったたこひもさんのために「あの石がちょうどいいんじゃない??」と言うと、ハガレーナが「ん?私に運べってか??」と石を移動してくれてるところ。

いや、別にそういう意味で言ったんじゃないんだけどさ。

ハガレーナ「親方が運べっていうからさ」と、いつの間にか私は隊長から親方に呼び名が変わってましたよ。

おかしくね??


結局あの石はあきっこさんが使い、たこひもさんには私の椅子を貸しました。

私は倒木に座ってランチタイム。

寒いので、暖かいスープ的なものが必要な季節です。


さあ、午後の部のスタート。

雷岩からの眺めです。


高曇りだけど、富士山にもアルプスにも一切雲がないという、奇跡のような眺望。

日々頑張ってるたこひもさんへのご褒美だね🎵


富士山を見る旅、大成功!!!

さ、寒いんだけどね(笑)

写真ではわからないけど、氷点下の冷たい強風が吹いてました。


さぁ、大菩薩嶺、最大の見所。

稜線歩きが始まるよ~⤴️

標高1600~1700まで車でやってきて、わずかに登って2000Mの世界を体験できるのですから、前にも書いたけど、大菩薩嶺はコスパ最高なのよ!


たこひもさん、天使になる!!

岩場に立ったたこひもさん、、空の雲が羽みたいに見えました🎵


標高2000Mの標識にて。

いつもひょうきんな二人。


私は「永遠の0」を真似てみた。

私のおニューの帽子が特攻隊に見えるらしいのですよ。


たこひもさん、初めての岩場下り~🎵

足元注意してね!


振り返れば、アホな二人。

時間が気になっているターボは、下りなのに珍しく何もしゃべらない。

黙々と歩く前の二人と、後ろの二人の対比が面白かった(笑)


さいの河原にて。

眺めが最高過ぎて、変なテンションになってます(笑)

このあとはしゃぎすぎて、あきっこさん、ずっこけました💦💦


親不知の頭からの眺めです。

金峰山や入笠山も見えました。


南アルプス、最後まで全部見えだった!!


富士山と大菩薩湖。

今日1日、ありがとうございました。


介山荘が見えてきましたよ。


大菩薩峠に到着~⤴️

ここまで来れば、あとはわずかなので、なんとか日暮れまでに下山できそうです。


表登山道は「もしかして車も通れちゃう??」って思うくらいなだらかな道。

ここからは下るだけだから~⤴️と言ってたのに、、


福ちゃん荘手前に登りがあった!!

ターボが一番嫌いな「登り返し」ってやつね。

たこひもさんの内腿がつりそうになったらしい。

慣れない山登りで、やはり少しは疲れちゃったかな??


だ~れもいなくなった福ちゃん荘に到着です。

トイレ&おやつ休憩しました。

このあと、嬉しいことが!!

山頂で出会った若者がテン泊していて、夕飯準備していたのですが、私たちの姿を見て、大きく手を振ってくれていたんですって。

たこひもさんが気がついて、「あのボクちゃんかも」と言うので見ると、テントから出て私たちを見送ってくれてました。

あきっこさんが「明日はどうするの~?」と聞くと牛ノ寝尾根を下る予定なのだとか、、。

わざわざオバチャンたちを見送って手を振ってくれるなんて、なんて爽やかな好青年なんだ!!

理想の息子!!

その後は「いやぁ、いい子だった」「かっこよかったよね~⤴️」「欲しいものない?何でも買ってやるよ、オバチャンに言ってみ」などとしゃべりながら楽しく下山しました(笑)


長兵衛小屋に降りてきた時には、16時前。

西陽が当たって、森が黄色く輝いていました。




たこひもさんの初登山は大成功に終わりました!!

それほど大変じゃないのに、森歩きも岩場歩きも体験できて、最後は気持ちの良い稜線歩きで、眺望最高!!

雪山じゃないのに、霧氷まで見れちゃって、、これを最高と呼ばずになんと呼ぼうってほどです。

たこひもさん、山登りにはまっちゃうんじゃないかしらん?

色んな山にこれからも登れるといいね!

次はあきっこさんプレゼンツの小町山かなぁ。

冬でも安全に歩ける木漏れ日ハイクを楽しんじゃおう🎵

これからが楽しみだ!!


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。


、、、、スマホを画素数の高いものに変えてから、写真のダウンロードに異常に時間がかかって、ブログを書くのが遅れがちです💦

スミマセン💦💦

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