50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、松本】美ヶ原フルコース《前編》まずは茶臼山まで。2021年6月20日(日)


美ヶ原・茶臼山山頂から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今回は総勢7名で長野県の美ヶ原に出掛けました。

元々は土曜日にクリさん、あきっこさん、ターボ、ハガレーナ、私というムラゴンオフ会メンバーで野反湖畔の白砂山に行く予定でした。

その予定をチラッと呟くと、即座にマルちゃんとおちゃださんが「行きたい!」と反応!

まぁ、あきっこさんは先日のホームマウンテン筑波山での骨折により参加できなくなった訳なのですが😢

ajさんとガンちゃんも含めたおちゃだ隊と、一時はナツとテディも加わり、総勢10名での山行予定でした。

しかしナツとテディは部活の予定が入り早々に離脱。

その後土曜日のお天気が悪いことから日曜日に変更になったため、仕事の都合でガンちゃんが行けなくなり、、💦

結果、おちゃださん、ajさん、マルちゃん、クリさん、ターボ、ハガレーナ、私の7名で歩いて来ることになりました。

さてさて、場所はどこにしましょうか?

日曜日の天気予報とにらめっこ👀

一番晴れ間がありそうな「美ヶ原」に白羽の矢が立ったのでした。

前から憧れていて行ってみたいと思っていた「美ヶ原」。

今回は健脚メンバーが揃っていますので、どうせ行くなら下から歩いて登り、山頂部分も隅から隅まで歩いてみたい!

ヤマップで色々調べると茶臼山に登れば、美ヶ原の広大な台地を横から眺められることが分かりました。

これだ!と思いみんなにルートを知らせると、クリさんが「美ヶ原フルコースだね!」と言ってくれました。

結果的には山頂部では観光客も含めて多くの人がいましたが、茶臼山までの登りでも、王ケ鼻からの下りでも、ほとんど人に会うことはありませんでした。


《登山難易度  10》※

※  距離があったので、数値的には登山難易度10となってしまいましたが、そんなに大変だった印象はないです。


🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙

自宅を3時45分に出発し、美ヶ原の麓にある「三城牧場」を目指しました。


現地駐車場に到着したのは、6時15分頃でした。

おちゃださんとajさんは先に到着していて、いつもと同じようなハイテンションで私たちを迎えてくれました。


出発前に、協力金100円を支払ってトイレをお借りしました。

頭にハンカチを載せて外で順番待ちです😅

霧雨が降っていて、体がじんわり濡れてきました。


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶


支度を整え、6時35分頃駐車場を後にしました。

今日は7時出発で、山頂で40分の休憩、写真を撮りながらなのでコースタイムの×1.1した計画で、駐車場帰着は16時の予定になっています。

全行程9時間のロングコース。

25分早く歩き出せましたので、少し気持ちの余裕ができました😊

駐車場からまずは右手に少し行き、


すぐに左手の道に入りました。


オートキャンプ場の中を歩いて登山口を目指します。

無言でポーズをとる面々。

この少し前にキャンプ場スタッフとすれ違い、「まだ休んでいる方もいるので、キャンプ場内は静かに通過してください」と釘を刺されましたから🤣

おちゃださん、頼んだよ😁


朝は小雨が降っていました。

天気予報でも6時くらいまでは小雨マークが付いていたので、これから少しずつ天候回復すると信じて行きましょう。


10分ほどで登山口に到着です。

湿気が多いからか、早速じっとり汗をかいたので、一枚脱皮しました。

この頃には雨もほとんど降ってない感じになっていました。


では森の中へ!


しっとりと濡れた森の木々がいい感じ!


雨上がりなので、あちこち小川が流れています。

とってもいい雰囲気!

とりあえずの茶臼山までは2.9㎞です。


沢の爽やかな水音を聞きながら、気分はルンルン💃

何回か沢を渡ります。


水量が多い!

こういうところを沢歩き(しつこいですが、沢登りではない😅)したら気持ち良さそうですね~⤴️


前半隊は、左からターボ、おちゃださん、私。


後半隊は、右からクリさん、マルちゃん、ajさん、ハガレーナです。

ajさんにカメラを向けるといつもくたびれたような顔をしているので、「ajさん、顔が暗い!笑って!」と言うと皆がドッとなった瞬間です😁

作戦成功!

そうそう、ajさんはどうやらaj100%と改名し、お盆を渡すと、面白い芸を見せてくれるらしいです。

おちゃださんが言っておりました。

女性陣「ajさんじゃ、紙皿で充分だね」「やれるもんなら、やってもらおうじゃないのよ」といじり倒しておりました。

ただこのaj100%はおちゃださんが騒いでいるだけで、全く定着しませんでしたが🤣🤣🤣


東屋のある小広い場所に出ました。

どうやら分岐のようです。

左手真っ直ぐ進めば、王ケ頭への直登ルート。

私が想像するに、それだとぐぐっと登っていきなり山頂部に飛び出すんじゃないかと思う訳なんですよ。

できれば横方向から山頂台地を眺めて、少しでも長く平らな稜線歩きをしたい!

なので私たちは右手に行き、茶臼山を目指します。


東屋の右手に道が続いていました。

ここで駐車場で見かけたお二人のハイカーが戻って来られました。

「こっち行っちゃうと茶臼山に行っちゃうみたい💦💦」と。

「そうそう、茶臼山。茶臼山経由楽しそうですよ~。ご一緒しません?」と誘ってみたけど、「とりあえず今回はやめときます」と直登ルートに入って行きました。

今日山頂部以外の、登りでも下りでも、お会いしたハイカーはこの二人だけでした。

小雨が降っているスタートだからというのもありますが、ここはとても静かなルートなんだなぁと思います。

道のすぐ横を小川が流れています。

おちゃださんがなんだかせわしなく度々小川に立ち寄っているので、何かと思ったら、ストックの持ち手から生臭いすえた臭いがしていたらしく、何度も何度も沢で水洗いしていたのでした。

何度目かでクンクンし、「よし!臭くなくなった!」と言っておりました😅


砂防ダムの下部に木製の橋が掛けられていました。

川で洗濯が忙しいおちゃださんを置いて先に橋を渡ります。


おちゃださんが先頭になった後半隊は、木製橋の上でジャンプジャンプして、「イエ~イ⤴️」などとやっています。

「やめれ!橋が壊れたらどうする!😤😤😤」と私に言われ、、


「スンマセン💦💦」となったおちゃださん。

写真を撮っていたクリさん、苦笑い🤣


さぁ、ガシガシ行くよ~(気分だけ)。

今日は私の運転だったので、やっぱり若干足が重いです💦


茶臼山まで2.2㎞、美しの塔まで4.7㎞。

ターボが「両神山と同じくらいだね」と呟きました。

「でも両神山よりは標高差がないよ!」と答える私です。


左手は沢、右手斜面は苔の森。

なんて気持ち良いの!?


苔むした岩の斜面から豊かな水が流れていました。

マイナスイオンを胸いっぱい吸い込みます。

ただこれは湧水ではなく雨水かな?

飲まないでおこう(笑)

しかも上にホテルがあるしね!

大腸菌が怖い。


ゲゲゲ、なんじゃこりゃ?

すご~く荒れてます。


ここは何年か前の台風で鉄砲水が出たんでしょうか?

大きな岩と土砂が堆積し、木々がなぎ倒されていました。

そんな中の踏み跡を探して、岩が動かないことを確認しながら登りました。


さっきまでのオアシスのような雰囲気から一転しましたね。

ひどい荒れ地を行きます。

かつてはここに沢に沿った美しく登山道があったのでしょうね。


今は全て流され、土石流が通過した後のようなガレ場に道がつけられていました。


ピンクテープを探しながら、反対岸へ。


私が先頭を歩いています。

この辺りまでは良かったのですよ。

ちゃんと道です。


この辺りが道迷いポイントだったものと思われます。

真っ直ぐ踏み跡があったので、何の疑いもなく真っ直ぐ進んで行く私。

人数が多かったので、先頭の私と最後尾のajさん・ハガレーナとの間にはかなりの距離がありました。


すると、ajさんが谷に降りて「こっちじゃない~?ピンクテープこっちだよ~、こっち、こっち~⤴️」と叫んでいます。


ajさんの呼び掛けに迷う先行隊。

先頭のわたしは気づいていませんね💦💦


見ると谷とはかなりの高度差があります。


谷から森の中を行く私たちを見た図です。

谷に降りるためには崖を下るか、もっと手前の分岐まで戻らなくてはなりません。


ハガレーナはajさんについてガレ沢を渡りました。

なるほどこうやって見ると確かに道がありましたね。


どうする?どうする?となりましたが、クリさんがヤマレコを見てくれて、「大丈夫!こっちもルートとして載ってる。みんなこっちも歩いてるよ。真っ直ぐ行けば対岸ルートと合流できるから大丈夫」と言っています。

じゃあ戻るのも面倒だし、このまま行くかとなりました。

しかし、この後、引き返すべきだった~となります🤣


だって、ほら、これはajさんとハガレーナが歩いた正規ルート。

こんなに歩きやすい道だったんだね!


ajさん、ガンガン登ってますよ!


一方私たちは遅々として進みません💦

途中から道がなくなり、「え?どっちに行こう?どっちも行けそうでどっちも行けなそうだよ」と言うと、おちゃださんが「オレが先に行くよ!」と先頭を変わってくれました。


正規ルートはこんな道。


さ迷いルートはこんな道。

いや、道ではない💦💦

ゴロゴロした岩に苔がびっしり生えていて、足を置いた場所が岩なのか、根っこの上なのか、はたまた空洞なのか、ちっとも分かりません。

体重を掛けるとグニャリと地面が沈むので、ドキドキでした。

ずいずいずっころばしですね。

茶壺にトッピンシャンとならないように慎重に足を運びました。


鹿の糞が沢山ある、獣道でした。


こんな可愛いキノコに出会えましたけどね😉


対岸の二人と離れ過ぎないように、時々「お~い!」「ここにいるよ~⤴️」などと声を掛け合いながら進みました。

ヤマレコを見てそろそろ合流地点だということで、笹をかき分け谷の方へ。


ようやくガレ沢を渡れるポイントまでやってきました。

この時8時17分。

道迷いポイントから30分弱も苔の森の中をウロウロしたことになります😱😱😱


道間違い組が合流します。


森の中をさ迷ったメンバー合流!

「間違えちゃったよ~😆」と泣きべその私。


こちら、勝者なり!!


岩が流れた後の沢を渡り正規ルートに復帰した私たち。

ハガレーナに「どのくらい待った?5分くらい?」と聞くと、「いや、そこまでじゃないかな、数分だよ」とのことでした。

みんな、ごめんよ、私のミス💦💦


ここからは安心安全な正規ルート~⤴️

みんなでワイワイおしゃべりしながら登りました。


まだまだお日様が出てこない!

おちゃださんが「晴れてこないじゃないか!」とまるで大根舞台役者の棒読みみたいにしゃべっていたので、みんなで(棒読みで)「なんだその言い方は!」「なんか変じゃないか!」などと真似して遊びました。


「晴れてこないじゃないか!」を連発するおちゃださんにならって「晴れますように」と陰陽師の呪文を唱える三人です。


調子っぱずれな「あずさ2号」を歌いながら歩くおちゃださん。

とにかく賑やか、、というより、、うるさいです🤣

他のハイカーがいないルートにして良かったよ😁


お~ーー、木立の隙間から、台地が見えたーーっ!

「晴れてくるのか!?」(棒読み)

「晴れてくるだろう!信じろ!」(棒読み)


この頃には私のお腹が突然空腹を訴え始め、おちゃださんに「お腹すいた!おにぎり食べたい!」と言っても、「もうちょっとだから」と進んで行くので、アミノバイタルを歩きながら飲み込みました。

それでもお腹が充たされなかった私は姫を真似して歩きながらおにぎりにかぶりついてみたのですが、歩きながらおにぎり食べるのって苦しいんですね~😆

モグモグしていると息ができなくて、ヘロヘロになりました😅


先を急ぐおちゃださん。

前方に分岐が!


茶臼山まで200m!


山頂まであとわずか!

両側のシラビソに細かい雨粒がついて、とっても素敵です。


霧氷みたい!


おちゃださんは駆け出し、「ん?ついてこないの?」といった顔で振り返ります。

あたしゃ足がだるいのよ。

真似して走ったりしないよ。


9時ちょうど、広く平らな茶臼山山頂に到着しました。


曇天や~😆

やはりおちゃだの呪文は効果なし!(笑)

茶臼山は2006Mもあるのですね。

駐車場出発から2時間25分かけて、標高差600M登ってきました。

600M!?

そんなにあったんだね。

途中足がだるい感じはしましたが、そこまで息が上がることもなく、比較的楽に登って来れました。

やっぱり少し体力ついてきてるんだなぁ。


笹原のむこうが見えそうで見えない。

視界が良ければ、目の前に霧ヶ峰が見えたのだと思います。

でも雲は動いています。

晴れてくる瞬間あるよね!?

信じましょう。


みんなで、モグモグタイムです。

ソーセージやおにぎり、どら焼きなどを食べました。


おちゃださんの汗がすごくて、綿シャツに染みができていました。

左胸の汗染みがすごくて、ターボが「乳汁出てるんじゃない?」と言い出し、「え?なんで左だけ?」「左だけ乳汁ブシャー!」などといじり倒されておりました🤣


三角点があったので、女性陣で「全力ポチっとな!」しておきました😁


さてさて、これからは楽しい楽しい稜線歩きの始まりです。

ここからは大展望のほぼ平らな道!

楽しみしかないです(笑)

続きは【中編】にて!


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