【埼玉、長瀞】陣見山から雨乞山へ。曇り空の長瀞上空へテイクオフ!《後編》2021年6月26日(土)
《登山難易度 10》
雨乞山から、テイクオフ!
私たちも連れて行ってーーーっ!🚀
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
梅雨シーズンど真ん中です。
毎週末山歩きをしたいお気楽隊は、雨が降らない山域を検索し、少しでも展望が良くて、かつある程度歩きごたえのあるルートを探しています。
今週末は、地元・鐘撞堂山から出発し、長瀞方面へかつての山城・街道を歩いて来ようと思いました。
【後編】では、陣見山からの稜線歩きをお届けします。
陣見山から榎峠までの区間は、このルートの中でも特に気持ちの良いトレイルです。
春には新緑の中にピンク色のツツジが咲き乱れ、それはそれは美しい。
今は緑一色ですが、それでも木漏れ日が心地よく、とても快適に歩けます。
ご機嫌に歩くお気楽隊。
ハガレーナに呼び止められて振り返ったところです。
本庄方面が見える小ピークに着きました。
かすんでいますね。
視界がクリアなら赤城山や日光連山などが見渡せたのではないかと思います。
少し進むと、今度は樹間に目指す雨乞山が見えました。
初めてここに来たときは、「げっ、意外と遠いなぁ💦」と思った記憶がありますが、実際歩いてみると案外近いです。
陣見山林道の交差点に着きました。
長瀞八景の説明です。
この辺りの林道は「間瀬峠・陣見山ビューライン」というらしいです。
ほほ~、なるほどね、なかなかの眺望。
長瀞の町がよく見えました。
左のピークは美の山(簑山)、右のピークが宝登山です。
車道を横切ると、次に待っているのは大体急坂です💦
山を切り開いて車道を通していますからね、大体壁みたいになっているんですよ。
ロープの設置もありましたが、ストックを使えばロープなしで登れました。
急坂をノッチラノッチラ💦💦
木漏れ日が美しいです。
ピークを過ぎるとまたまた車道に出ました。
ここが榎峠です。
時刻は9時59分でした。
陣見山出発から45分でした。
標準コースタイムよりだいぶ遅いなぁ。
しっかり歩いているつもりなのだけど、、😅
ここから右の林道をたどると、あじさいの小路を経由して児玉に下ることができます。
私たちは左手に。
そしてすぐに更に左に入る道が現れるのでそちらに向かいます。
入り口に「←雨乞山」の標識があります。
雨乞山まではパラグライダーのための車道が通っていますが、私たちは山道(ハイキングコース)の方を選択。
山道と車道を出たり入ったりしながら進みました。
森の中の道は気持ちいいです。
みんなまだまだ元気!
うへぇ、鉄塔の下はカヤが生い茂っていました。
手を切らないように💦💦
カヤに埋もれた鉄塔。
電力会社さんの草刈りはいつになる??
雨乞山が近くなると、ハガレーナが私たちを前から撮ってくれるために、ダッシュ🏃
いぇ~い!
間もなく登りも終わりだよ~⤴️
山頂近くになると、木立から西方向の山が見えます。
この写真に写っているのはこれから向かう予定の不動山です。
杉の木がバーコードのように立っているので、「御荷鉾山が見えてる!」「あ、手前は不動山ね」「左に見えて来たのは城峰山だね!」などと歩きながらコマ送りで山を眺めました(笑)
10時35分、雨乞山に到着しました!
さっき私たちを追い抜いて行ったバンが停まっていて、パラグライダーの準備を始めています。
お、初めてパラグライダーのテイクオフを見れるのか!?
おおお、今日も素晴らしい眺め!
青空ならもっと良かったけど、梅雨シーズンなのですから、これだけ見えれば御の字です。
左には歩いてきた稜線、陣見山が見えます。
低木の中にひっそり立つ雨乞山(標高510M)の小さな標識です。
今日はここでティータイムにしようと思い、凍らせた大きなスイートポテトをリュックの底に入れて持ってきました。
いい感じに自然解凍していて、まだ冷たいケーキを四等分に切り分けているところ。
ハガレーナが持つと「重っ!」となりました。
見た目以上にどっしりと重く中身がつまっています。
甘くて、食べごたえもあって、大満足でした。
しばらく立ち話をしていた(もしかしたら風を読んでいたのかもしれませんが💦)おじさんたちが準備を始めました。
目の前で作業するおじさんに、「これからすぐに飛ぶんですか?」と聞くと、「飛ぶか落ちるかはわからないよ~。時々落ちる人もいるからね~」
、、、まぁ、どうやら飛ぶようです😅
「写真を撮っていいですか?」と聞くと「事務所に聞いてもらわないとなぁ。出演料高いよ~」
、、、どうやら撮っていいらしい😁
初めて目にするパラグライダーの準備風景を楽しみながら、ティータイムです。
やっぱり山で飲むコーヒーは美味しいわ!
やっぱり暑くなってもコーヒーは持って来よう。
以前はトイレが心配でしたが、汗をたっぷりかくので、ほぼ山の中でトイレの心配をしないようになりました。
出演料の高いおじさんがバサンバサンと帆に空気を入れています。
細い糸のようなシートを絡まないようにたぐり寄せ、
場所を移動し始めました。
お、間もなくテイクオフ!?
軽やかに斜面を駆け下り、、
華麗にテイクオフ!!
キャー、素敵~⤴️
一気に舞い上がります。
ワーキャー騒ぎながら、見つめるオバチャンたち(笑)
上空から「お~い!」と手を振ってくれました。
さすが出演料高いだけのことはある!
サービスを忘れません。
おっちゃん、ナイス👍
山頂には私たち以外にもこんなギャラリーが!
パグを二匹連れたカップルも休憩していました。
めっちゃ人懐っこい🥰
ターボはワンコが大好きです。
なぜ巻き舌!?
ちょっと暑そうでしたが、ゼェゼェハァハァいう様子がかわいくて、みんなで撫でまわしました🤣
二人目もテイクオフ!
さっきのおじさんと二人で長瀞の空を気持ち良さそうに飛んで行きました。
そして、三人目!
残るはお二人。
パラグライダーの構造をちょっと覗かせてもらいました。
端は細かく部屋が分かれていて、空気を含むように立体構造になっています。
ひとつひとつの部品が高いんだろうなぁ😱
ヨットのセールとは大違い。
バランス崩すと命に関わりますからね。
手入れ、整備が大変だと思います。
あんな細い糸で繋がっているのですね。
背中のリュックが椅子の形になっていて、底に体を預けて飛べるようです。
「風が弱い」と言いながら、時々ブワッと風をはらませてはまたやり直しを繰り返していました。
その度に仲間がセールを広げ直すのを手伝っていました。
何度も繰り返される同じ動作。
ブワッ、バサン!
そして何回目かのトライで、ついにセールが大きく膨らみ風をキャッチしました!
一度風をつかんだら、そこからは一気です。
クルッと前に体を回転させ、ツツツと何歩か進んだだけで、サーーーッと音もなく飛び立ちました。
うわぁ、カッコいい~⤴️
行ってらっしゃーーい!
私たちギャラリーに見せてくれているのか、、
何度も何度も頭上を飛んでくれました。
足を真っ直ぐ前に伸ばし、鳥になっています。
なんて美しいのだろう。
いやぁ、素晴らしいですね。
残っていた最後のお一人に「日に何回くらい飛ぶんですか?」と聞くと、「一回に1~2時間飛んじゃうともういいかなと思って一回の時もあります」との説明が。
ええぇ、一回で1~2時間も飛ぶんだ!!
私はてっきり旋回しながらも徐々に高度を下げて10分ほどで終わっちゃうのかと思っていました!
長瀞の上空にはよく上昇気流が発生する場所もあり、うまく風をとらえると上空はるか何㎞も飛んで行けちゃうらしいです。
なんと贅沢で、なんと爽快な遊びでしょう!
いやぁ、すごいものを見させてもらいました。
最後のお一人は一番のベテランなんでしょうか?
手伝ってくれる人もいなくなった斜面で、一人、何度かバサンバサンとやって、
あっという間に飛び立ってしまいました。
1時間以上の空の旅、いいですね~⤴️
私たちをアリンコのように見下ろして優雅に飛んでました。
とはいえ、優雅そうに見えても、青とピンクのきれいなセールの男性はおしゃれなバラクラマみたいなフェイスマスクをしていましたから、案外風が顔に当たって、過酷な面もあるのかもしれませんね。
腹筋も大変なのかな?
想像しても何も分かりません(笑)
誰もいなくなった雨乞山で、お気楽隊は千手観音にチャレンジ!
まぁ、上空からは丸見えで、「あのオバチャンたち、何やってんの?」と思われた可能性大ですが、、🤣🤣🤣
あれ?角度はバッチリだけどなんとなく手の数が少ない気が。
なので、ターボの手も加えてみた。
まぁまぁかな?
じゃあ次は顔出ししてみよう、、
ハガレーナ、体が完全に出ちゃってますけど(笑)
あれ?ドスコイになっちゃった!
あ~、ハガレーナと私の左腕が近い!!
ダメだこりゃ。
この直前に一人の男性ハイカーがやってきて、芝生の隅に腰かけたので、「やばい、やばい、早く終わらせねば!」と焦っていて、結局今回は不発に終わりました🤣🤣🤣
この撮影だけで、腹筋が割れるほど笑いころげました😁
安い遊びや!(笑)
雨乞山で10分の休憩のつもりが、なんと1時間も過ごしてしまいました。
時刻は11時34分。
こりゃ不動山をまわったら下山が14時近くになってしまいますね。
仕方ないので、今回は不動山はパスすることにしました。
あつぼうさんに間違えないように注意されていた分岐。
不動山や間瀬峠に向かうならこの分かりにくい分岐を右に入って行くのですが、今回はこのまま樋口駅に下るので、林道を進みます。
自宅に帰って「山と高原地図」を見ると「南の太い道に入らないように」と書いてありました。
あまり利用されない道なのでしょうか?
道が荒れている感じはありましたが、特に危険箇所はありませんでしたよ。
こんな倒木箇所もあって、一瞬行き止まり!?と思いましたが、、
無理やり右手に踏み跡がつけられていました。
分岐が現れました。
ルートは左に行くのが正解だと思いますが、右手が明るいので、ちょっと行ってみましょう。
展望良さそうですもんね。
植林の斜面に作業道がつけられ、長瀞の町がよく見えました。
ここで本日初のオキラックポーズ。
ターボが花子に「ババーンだからね。鉄砲のババーンとババァのババーをかけてるからね。間違えないように」とくどくど説明しておりました🤣🤣🤣
私とハガレーナの間に見えるのは武甲山です。
植林帯の展望地に立ち寄ったあと、私たちは樋口駅へのルート(後から見ると破線でした。しかも山と高原地図には載ってなかった!)から離れ、間瀬峠から野上駅付近に下るルートに乗りたいなと思い、西方向へ歩を進めました。
上の地図の赤いルートに乗りたかったのです。
なぜかというと、野上駅付近のレストランでランチにしたかったから!
不動山からの下山だったら野上駅近くに降りれたのですが、雨乞山からだと最寄りが樋口駅になってしまうのです。
そう思って進んでいくと、、
あれ?通行禁止の黄色いテープが張られてる😱😱😱
え?なんで?
ヤマップでも高原地図でもむしろこっちが正規で、さっき私たちが歩いていたのは破線ルートのはずなのに!?
迷いましたが、通行禁止の所にたちいって、何かあっては大変なので、仕方なく引き返すことにしました。
この青い点(現在地)の所から南下するルートは現在通行止でした💦💦
あっちなら沢沿いに歩けそうだったのに、、残念!
大人しく樋口駅近くに下る破線ルートを行きます。
とても歩きやすく、なぜ破線なのか全く分かりません。
民家の横に飛び出しました。
時刻は12時43分。
当初の計画では11時45分には野上駅近くに下山予定だったのですから、1時間も遅れてしまいました💦
山頂出発から1時間10分、車道に出ると、さっきのパラグライダー、まだ飛んでる!!!
もしかして、私たちが姿を表すのを待ってた!?
、、、な訳ないから~😆
でも絶対向こうから私たちが見えているはずです。
私たちの姿を確認した後(正確には私たちがパラグライダーを確認した後)、パラグライダーは静かに着陸態勢に移っていきました。
見守ってくれていたのだったら、ありがとうございます!
しばらく森の中をウロウロしましたが、無事下界に戻って参りました!(笑)
(ま、多分自意識過剰ってやつです🤣)
樋口駅とその前にあるお蕎麦やさんが見えてきました。
今日はおしゃれなレストランではなく、こちらでランチにしたいと思います。
そば処・楓庵。
ざるそば。
鶏冷やしそば。
どちらもとっても美味しかったです!
このお店にして良かった🥰
では13時47分の秩父鉄道で寄居に帰ります。
とてもレトロなホーム。
映画ポッポやで登場しそうな懐かしい厚紙の切符でした。
駅員さんにお金を払って受け渡しの前にカチャンと切れ込みを入れてくれました。
この週末は各地で予報が外れて、案外青空が見られたみたいですね。
ヤマップに色んな山のレポートが載っていました。
まぁ、こればかりは分かりませんからね。
天候が悪い方に外れることもあるわけで。
近くの山でロングチャレンジできて良かったです。
以前ならチャレンジと表現すべき「距離15㎞、累積登り標高差1000M超え」ですが、大してチャレンジしたという気分にはなりませんでした。
長い長い急登がなかったからかもしれません。
小さなアップダウンの繰り返しで標高差を積み重ねても、あまり疲れなくなりました。
今回はターボも元気いっぱいで、登りでも何かダジャレをかましていましたし。
先週に続いて二週連続だったのが良かったものと思われます。
梅雨時にトレーニングできたのは、ホントに良かった!
来週はターボと花子は山はお休みで、ハガレーナはまきじーの隊に参戦なので、私一人になります。
ダメ元でクリさんとマルちゃんを誘ったところ、二人とも行けるって!🥰
なので来週はクリさん・マルちゃんと私の三人で出かけることになりました。
もう、楽しみで仕方ない!!!
前の日寝れるかな??(笑)
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。