50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【読書】野良犬の値段(百田尚樹)


いつも、ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

山登りを再開してから、あんなに「本の虫」だった私が、すっかり読書から遠ざかっておりました。

これではいかん!

ホントはもっと知的な文章が書ける大人になりたいのだ!

、、、というのは、この正月に長女ナツに掲げた今年の目標です。

しかし、山登りとブログ発信(あ、もちろん仕事と家事も一応やってます!)に夢中になると、ついつい「次の山はどこにしよう?」に気持ちが支配され、ヤマップなどを検索する日々です。

これではいかん!(再び)

なので、自分に読書習慣を取り戻すべく、ブログで発信することにしました。

読んで面白かった本があったらご紹介したいと思います。


【野良犬の値段】百田尚樹著(幻冬舎)


表帯『私たちはある人物を誘拐しました。この人物を使って実験をします。~前代未聞の「劇場型」誘拐事件が、日本社会に[命の価値]を問いかける』


裏帯『突如としてネット上に現れた、謎の「誘拐サイト」。〈私たちが誘拐したのは以下の人物です〉という文言とともにサイトで公開されたのは、6人のみすぼらしい男たちの名前と顔写真だった。果たしてこれは事件なのかイタズラなのか。そして写真の男たちは何者なのか。半信半疑の警察、メディア、ネット住民たちを尻目に、「誘拐サイト」は《驚くべき相手》に身代金を要求する。~日本全体を巻き込む、かつてない「劇場型犯罪」が幕を開ける!』


おおおおお、これは面白そう!と本屋で即買いしたのは言うまでもないです。

百田尚樹、大好きですから。

小説『永遠の0』で号泣し、映画公開されてからは劇場で10回も観た変態です。

多分原作者や監督より観てるんじゃないかってくらいですよ😅

、、で、感想ですよね。


📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖


面白かったです!!!(シンプル)

怒涛の展開なので、なかなかページをめくる手を止められず、三回の夜で読み終わりました。

ネタバレになるので、内容を書くことができないのですが、、💦

でもこのくらいはいいかな?

早いうちに明らかになるので、このくらいはいいでしょう。

ズバリ、誘拐されたのは、ホームレスの男たちです。

狙われたのは、家族から捜索願いを出される事もない、忘れ去られた人々。

そして、犯人が身代金を要求した相手は、なんと、ホームレスとは何の関わりもない「メディア」でした。

ネットを使ってどんどん拡がる「誘拐サイト」。

世間の目を気にするメディアの詭弁と保身。

初めは雲をつかむような犯罪が徐々に現実感を増してきて、日本が騒然とします。

警察の地道な捜査と犯人に仕掛ける罠。

しかしそれをはるかに凌駕する犯人の知恵と緻密な計画、そして強い意志。

犯人の目的は意外なところにありました。

一気読み必須のエンターテイメントでした。

欲を言えば、一番真相に近いところにいた老刑事の人となりを、もう少し繊細に書いてもらえれば、警察に対してもエールを送れたと思うので、そこだけが減点かな。

でもエピローグも素晴らしく、痛快な読後感でした!


以上、大したことない、読書感想文でした~😆

だって、ネタバレになるから書けないんだもん(涙)


いつもブログを応援いただき、ありがとうございます。

×

非ログインユーザーとして返信する