【読書】野良犬の値段(百田尚樹)
いつも、ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
山登りを再開してから、あんなに「本の虫」だった私が、すっかり読書から遠ざかっておりました。
これではいかん!
ホントはもっと知的な文章が書ける大人になりたいのだ!
、、、というのは、この正月に長女ナツに掲げた今年の目標です。
しかし、山登りとブログ発信(あ、もちろん仕事と家事も一応やってます!)に夢中になると、ついつい「次の山はどこにしよう?」に気持ちが支配され、ヤマップなどを検索する日々です。
これではいかん!(再び)
なので、自分に読書習慣を取り戻すべく、ブログで発信することにしました。
読んで面白かった本があったらご紹介したいと思います。
【野良犬の値段】百田尚樹著(幻冬舎)
表帯『私たちはある人物を誘拐しました。この人物を使って実験をします。~前代未聞の「劇場型」誘拐事件が、日本社会に[命の価値]を問いかける』
裏帯『突如としてネット上に現れた、謎の「誘拐サイト」。〈私たちが誘拐したのは以下の人物です〉という文言とともにサイトで公開されたのは、6人のみすぼらしい男たちの名前と顔写真だった。果たしてこれは事件なのかイタズラなのか。そして写真の男たちは何者なのか。半信半疑の警察、メディア、ネット住民たちを尻目に、「誘拐サイト」は《驚くべき相手》に身代金を要求する。~日本全体を巻き込む、かつてない「劇場型犯罪」が幕を開ける!』
おおおおお、これは面白そう!と本屋で即買いしたのは言うまでもないです。
百田尚樹、大好きですから。
小説『永遠の0』で号泣し、映画公開されてからは劇場で10回も観た変態です。
多分原作者や監督より観てるんじゃないかってくらいですよ😅
、、で、感想ですよね。
📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖
面白かったです!!!(シンプル)
怒涛の展開なので、なかなかページをめくる手を止められず、三回の夜で読み終わりました。
ネタバレになるので、内容を書くことができないのですが、、💦
でもこのくらいはいいかな?
早いうちに明らかになるので、このくらいはいいでしょう。
ズバリ、誘拐されたのは、ホームレスの男たちです。
狙われたのは、家族から捜索願いを出される事もない、忘れ去られた人々。
そして、犯人が身代金を要求した相手は、なんと、ホームレスとは何の関わりもない「メディア」でした。
ネットを使ってどんどん拡がる「誘拐サイト」。
世間の目を気にするメディアの詭弁と保身。
初めは雲をつかむような犯罪が徐々に現実感を増してきて、日本が騒然とします。
警察の地道な捜査と犯人に仕掛ける罠。
しかしそれをはるかに凌駕する犯人の知恵と緻密な計画、そして強い意志。
犯人の目的は意外なところにありました。
一気読み必須のエンターテイメントでした。
欲を言えば、一番真相に近いところにいた老刑事の人となりを、もう少し繊細に書いてもらえれば、警察に対してもエールを送れたと思うので、そこだけが減点かな。
でもエピローグも素晴らしく、痛快な読後感でした!
以上、大したことない、読書感想文でした~😆
だって、ネタバレになるから書けないんだもん(涙)
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