【読書】五匹の子豚(アガサ・クリスティ)
こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
久しぶりの読書感想です。
この間に何冊か読書しましたが、パッとしない作品だったので、感想はスルーしました😅
この年末年始の忙しい合間をぬって読んだのは、アガサ・クリスティの「五匹の子豚」です。
クリスティは大好きで、高校時代にほぼ全ての作品を読んだつもりでいましたが、この作品は未読でした。
ほんとに久々のクリスティ作品です。
先日呼んだ「硝子の塔の殺人」の中に優れた作品として登場していたので、手に取ってみました。
「硝子の塔の殺人」の中でどのように取り上げられていたのか、再確認するためにパラパラやってみたけど、そのページが見つからず💦💦
残念!
【五匹の子豚】アガサ・クリスティ著(ハヤカワ文庫)
《裏表紙》
16年前、高名な画家だった父を毒殺した容疑で裁判にかけられ、獄中で亡くなった母。
でも母は無実だったのですーーー
娘の依頼に心を動かされたポアロは、事件の再調査に着手する。
当時の関係者の証言を丹念に集める調査の末に、ポアロが探り当てる事件の真相とは?
過去の殺人をテーマにした代表作を最新訳で贈る!
📖📖📖📖📖📖📖📖📖📖
なんと美しい推理小説でしょう!
ポワロが挑む16年前の殺人(既に判決済み)を当時の目撃者達の話を元に紐解く回想推理です。
全ての証言をポワロと共に見聞きしているというのに、私は真相にたどり着けなかったです。
真相一歩手前のからくりは予想がついたけど、まさかまさか、そんな真相だったとは!!
しかもそれをあの会話の違和感から導き出すとは!!
ポワロ恐るべし!
いや、クリスティ恐るべしか。
あの部屋から出ていった順番、その立ち位置がそれほど重要だったとは!!
ポワロの見事な推理の構築は圧巻です!
小難しいトリックなど何もありません。
あるのは関係者の証言とそこから滲み出すそれぞれの心理を読み解くこと。
やはりクリスティは凄い!
誰が犯人か、、そしてその心理は?
私の大好きなテーマでした。
納得の結末。
素晴らしかったです。
クリスティ熱再燃しそう~。
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