50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、赤城】車故障のアクシデント(涙)レッカー移動&レンタカーで長七郎山へ出遅れ登山。2019年4月13日(土)

《登山難易度 1》

赤城の長七郎山からこんにちは。

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます(^-^)


今日は愛犬ひまと一緒に赤城山の長七郎山と地蔵岳に登る予定にしていましたが、ダメもとで誘ってみると長男も行けるとのことで、長男とひまと私の3人(?)で出かけることになりました。


朝の9時に長男のアパートに迎えに行く約束でした。

早めに到着し、8時35分頃アパートのピンポンを鳴らしても、予想通り反応なしです。

まだ寝ている模様。

後から考えたら、私も合鍵を持っていたのですからそれでドアを開けて入れば良かったのですが、その時は思い付かず、まぁ、予定より早く着いちゃったことだしとも思い、ひまと朝の散歩をすることにしました。

長男のアパートの裏手には、こんな散歩道があります。

川沿いのフェンスが少々邪魔っけですが、見事な桜並木。

前橋のさくらも満開です。

桜ごしに子持山や先週登った十二ケ岳~小野子山が見えたのですが、手前に住宅などあってうまく写真には撮れませんでした。

遮るものなく見渡せるのは、これから向かう赤城山です。

大きく裾野を広げています。

角度的に地蔵岳は見えず、長七郎山は鍋割山の奥にある荒山の右肩にちょこっと頭を覗かせているのがそうでしょうか。


9時10分頃アパートに戻り、インターフォンを連打です。

「ピンポン!ピンポン!ピンポン!ピンポン!ピンポン!」

やっとゴソゴソと音が聞こえ、長男が眠そうな顔を出しました。

「今着いたの?」「いえいえ、30分前について、ひまの散歩してきた」「あ、そう、わりぃ」

そこからシャワータイムなので、ひまと狭い玄関で待ちぼうけです。

おーっと、ひま、ひま、ひま、ひま、部屋に上がっちゃダメダメよ~❗

あなたのお家じゃないからね~。

長男が一人暮らしを希望した一番の理由が、「犬と猫の毛地獄から逃れたい」だったのですから。

春は特に毛が抜けますから、洗濯物の側を通過したり、時には乗っかられたりして、服を着るとき毛だらけになっている(それも急いでいるときに!)ので、いつも「あー、腹立つわー💢💢💨」と言いながら、粘着ローラーを当てていました。

なので、この家にあなたの毛は持ち込みたくないのよ、ひま。


長男の準備ができてから、3人(?)で山に向かいます。

まずは赤城山ビジターセンターをナビにセットして、張り切って行きましょう🎵

、、、と途中まではルンルンだったのですが、、


赤城山に向けまっすぐに登って行く坂道に差し掛かったら、突然車のスピードが全く出なくなりました。

アクセルを踏み込んでも、30キロ位しかスピードが出ません。

道の左側に停車して何台も先に行ってもらい、また発進して、またすぐに後ろが渋滞し、、を繰り返します。

見るとエンジンの回転数がピタリ2000回転から全く動かないことがわかりました。

おれあれ、これはおかしい。

エンジンアラームも点灯しています。

これからあの峠越えは厳しいと思い、広めの駐車場がある最寄りの施設に緊急避難です。

そこから車検でお世話になっている自動車修理工場へ電話して聞いてみると、もう走らないでレッカーしてもらった方がいいとのこと。

あちゃー、よりによって自宅からこんな遠くに来てレッカーですか~(涙)

仕方ないので、保険会社に電話しました。

レッカー到着は11時40分。

私のオンボロティーダよ、さようなら👋

これから埼玉の修理工場まで長旅をよろしくお願いいたします。

ま、島根にもこの車で行ってきたのですから、中国縦貫道や雪降る岐阜などでこの状態にならなくて良かったです。

レッカーは400~500キロメートルまでらしいですから。

車から追い出された長男とひま。

そこから更に40分、今度は私たちの足、レンタカー到着を待ちます。

移動費用特約を付加しといて、良かったわ~✨

公共交通機関を使う方法もあると言われましたが、如何せん、あなた、そう、ひまちゃんがいらっしゃいますから、ゲージなど持ってきてませんし(そもそもそんなもの自宅にもないですし)、バスにも電車にも乗れないのですよ。

なので、レンタカー頼み。

本当は犬はゲージに入れないと、レンタカーと言えども乗せるのは🆖らしいのですが、今日は仕方ないので乗せてもいいと言ってもらえました。

トヨタレンタカー、ありがとう😃

毛布を敷いて、汚さないよう鋭意努力いたします!

暇すぎて暇すぎて、その辺をウロウロ。

あ、鍋割山だ。

お、バス停!

さっきバスが赤城山方面へ通過して行きました。

ほらほら~、ここのバス停から赤城ビジターセンター行きがあるんじゃ~ん。

ひまがいなければなぁ、、などと、日頃ひまに沢山助けてもらっている恩も忘れて、ひまを邪魔もの扱いする、身勝手な飼い主(涙)

こちらは今回の緊急事態で、駐車場をお借りした漢方薬湯の太陽殿さん。

ちゃんと事情を話して車を停めさせてもらえるようお願いしました。

そうしたら「それはわざわざ言ってもらって、恐縮です。どうぞどうぞお使いください」とのご返答でした。

ありがとうございます。

お、ついに到着!レンタカー(*^^*)

時刻は12時30分。

まだ何とか間に合いそうですから、お山に行きますかね。

もしもひまと二人きりなら、とっくのとうに帰宅を決めていたと思いますが、今日は折角長男が付き合ってくれると言っているのですから、山歩きしたいじゃないですか、ねえ。

次回息子が山に一緒に行ってくれる時のブログに登場させようと(みよんさんを真似て😁)幼いときの写真も用意してあります。

七五三の写真です。

この困ったような顔(^^;

ばぁばぁにいつも「よ!8時20分!」と呼ばれてました。

(眉の角度のことです)

我が家の待望の長男ですが、上二人が姉だからか、性格が優し過ぎて(ま、気が弱いという意味です)、それが顔に現れてますね。

そんな優しい長男なので、土曜日の朝に叩き起こされて、私のミスで2時間以上待ちぼうけなのに、文句一つ言わず付き合ってくれます。

ノーマルタイヤのレンタカーで赤城山ビジターセンターまでやって来ました。

時刻は13時。

辺りには週なかで降ったと思われる雪がいっぱいです。

果たして小沼の方までノーマルで行けるのか心配ですが、とりあえず行ってみましょう。

小沼駐車場に着いたのは13時15分でした。

駐車場内にも雪があったので、ノーマルで大丈夫かと少し悩みましたが、バックで真ん中辺りまで入って停めることができました。

13時23分、歩き始めます。

あ~、今回も子どものためのゲーターを忘れてしまいました~(涙)

雪が入って冷たくなっちゃうかなぁ、ごめんよ、息子よ。

小沼を正面に見て左手に歩いて行きます。

雪が深い!

しかもほぼ新雪です。

4月も半ばでまさかこんなに雪があるとは!

赤城山なめてた~(涙)

『大沼と小沼』の説明板です。

小沼の方が大沼より標高が100M高いのですね。

こちらは手付かずの自然が残っているそうです。

展望所から見る、こちらは小沼。

こちらは黒檜山、駒ヶ岳と大沼です。

真っ青な空と輝く雪の道。

とても気持ちがいいです。

分岐が現れました。

左手に行くと鳥居峠のようです。

正面の電波棟が立っているのが小地蔵岳ですね。

小地蔵岳にも電波塔があるんだ!(実は歩いている時は電波塔=地蔵岳という認識でした。今地図を見ながら、あ、あれは小地蔵岳だったのかと(笑))

初めは長七郎山の次に地蔵岳にも回ろうと考えていましたが、出発が遅くなってしまいましたので、今日は長七郎でお茶を濁します。

雪道あるきをしたくてこの冬訪れた黒檜山ですが、当日は雪の量が少なく、凍結していて残念でした。

しかもお天気は霧と雨と雪で視界ゼロでしたので、今回初めて黒檜山の勇姿を目にすることができました。

なかなか立派な佇まいですね。

あの岩場が猿岩なのかな?

赤城山の主役たる堂々とした姿です。

奥には馬蹄形の上州武尊が頭をのぞかせていました。

再びの分岐です。

左に行くと、鳥居峠、覚満淵。

長七郎山へは右手に0.9キロだそうです。

右手に向かいます。

益々雪が深くなってきました。

息子の靴の中に雪が入っていないか心配です。

ひまは大喜びでザクザク行きます。

すれ違ったご夫婦に「おー、嬉しい嬉しい🎵😍🎵」とはやされていました。

尻尾をフリフリ、寄り道しながら誰よりもルンルンです。

大した傾斜ではありませんが、それでも少し暑くなってきたので上着を脱ぎました。

先行者は数人といったところでしょうか。

膝くらいまで埋まる踏みあとをなるべく外さないようにたどって行きます。

出会ったのは先程のご夫婦のみで、他のハイカーもいなそうなので、ひまのリードは離していたのですが、私が遅れると必ず立ち止まって後ろを振り返り待ってくれるひまです。

尾根に出ます。

小地蔵岳との分岐のようです。

左に鋭角に曲がると小地蔵岳への道になります。

我々はそのまままっすぐ行きます。

なぜか突然雪がなくなりました。

日当たりが良くてとけてしまうのでしょうね。

おおおお、眺めがすごいよ~🎵と長男。

尾根道からの景色はこちら。

実は赤城山のお隣の山塊である袈裟丸山から皇海山の稜線がくっきりです。

少しだけ傾斜がきつくなりました。

展望のよい尾根歩きです。

ひまが景色を見るつもりでもないだろうに、(登山道だと思うのか)しょっちゅう崖の方に近づいて下を覗くので、長男が「ひま、ひま、危ないよ!あんまりそっちに寄らないで!こえーな~(涙)崖から落ちたらどうするの!」と心配しています。

左手にはこの景色(^-^)

長男の心配をよそに、どんどん先に駆けていくひま。

新雪大好き!と、後ろ姿がはしゃいでいる(笑)

雪の深さはこのくらいです。

この尾根道が一番雪深かったです。

ひまにとっては大きな穴ぼこ状態なので、時々穴にズボッと足が入って、体がコテッとなるので、踏みあとのない新雪を好んで歩いていました。

立ち止まっているひまを長男が追い抜くと、

猛烈な勢いで追いかけて、ドイドイ足元に突っ込んで追い抜こうとします。

長男曰く「ひまの煽りがすごい!」。

あの先に見えるのは山頂かな?

いつもなら、おっ?山頂か?!と思っても何度か裏切られるパターンですが、今日は先に行った長男から「山頂だったよ~❗」の声が聞こえ、

あっけなく、あっという間に長七郎山山頂(1579M)に到着です。

時刻は14時10分。

駐車場から47分の超お気楽ハイクでした。

辛いところ、ほとんどなし!

ほぼ遮るもののない大展望です。

いつもの分割写真でお届けします。左から右にターンして。

広い広~い関東平野の最奥に立っています。

霞んでいなければこちら方面に富士山が見えるはず。

荒山、鍋割山方面。

こちらは小沼を挟んで地蔵岳。

唯一若干灌木が伸びて見えづらい大沼方面。

黒檜山の右手は袈裟丸山塊です。

山頂で記念自撮り。

どこにいるんだか何もわからない(涙)

おっと、ひまを忘れてた!

ひま、忘れてごめんよ~、のムギュー🎵

ひまが「オエッ」っとなってる(笑)

我が家に来たばかりの頃。

かつてはこんなに可愛かった!

この頃はマメ柴になると信じてた❗

マメ柴とマメ坊主。

小学6年生の坊主とまだマメ柴だったひま。

息子はバスケの試合前で気合いを入れて丸坊主にしていますが、全く迫力がない(笑)

監督にいつも「○○(ガッツのあるお友達)の目は狼だけど、お前の目はヤギの目だ!」と叱られてた(涙)

「監督~、そんな~、容姿のことを言われても、親がごめんなさいだよ」と、保護者の間で笑い話でした。

もちろん監督が言いたかったのはプレーのことだというのは理解しております。

お腹もすいたので、そろそろお昼にしましょうか。

ひまが何かくれとうるさいので、お気に入り(山に行った時にしか食べさせない)お煎餅を食べさせておく。

ひまの背中!

我が家ではオットマンと呼んでいます。

ひまがせんべいに夢中の間に人間の食事の準備。

本日のメニューはおしゃれ要素はゼロの、ゆで卵とカップ麺とスティック野菜なり。

あれ?あなた?こっちが気になる?だめよ、あげない。

デザートは抹茶カフェオレ、普通のカフェオレとポテトチップス。

雪にズボッと突き刺すと、カップが安定していいわ~🎵

食事をしながら、正面には浅間山と四阿山、草津白根山が見えていました。

写真では分かりにくいですが。

目の前に見える地蔵岳の電波塔が、なんだかオモチャみたいに突き刺さってる(笑)

子どもたちのはしゃぐ声がこちらまで届いていました。

左手の白い峰は日光白根山、

その右手の台形は、皇海山みたいです。

その右奥が男体山の頭なのかなぁ。

袈裟丸山の尾根がよ~く分かる!(気がする)

いや、絶対そうよ、あれは弓の手コースだよ!と一人興奮しておりました。

山頂には一時間ほどいました。

風がなく、寒くもなく、とても快適な展望ランチタイムでした。

15時13分、下山開始です。

こちらは南面だからか、少し雪が少なめです。

雪がなければガレガレなのかも。

所々茶色く尖った石が雪の間に見えました。

こちらの尾根は広々としています。

長男が靴紐を締め直していると、先を行っていたひま隊長が、心配して戻って来ました。

今日何人歩いたかしっかり分かりますね。

「この人がに股過ぎない!?」と大きく横に開いた踏みあとに脚をはめ込んで「こんなにがに股だよ~」と長男が歩き方を再現していました。

森に入って行きます。

少し傾斜がきつくなり、時々ズルッとなるので要注意。

やがて「オトギの森」への分岐を通過します。

分岐通過が15時30分。

山頂から17分でした。

我々は右に進みます。

森がきれいです。

黒檜山の時も書きましたが、赤城山塊は、雑木林ばかりで、ほぼ針葉樹を見ません。

新緑と紅葉が素晴らしいということですよね。

ダケカンバの枝先はわずかに薄茶色くなっていました。

新緑までもう少しかかりそうです。

前方が開けてきました。もう小沼に着くようです。

15時35分、分岐から5分で小沼湖畔に着きました。

氷の上に薄く積もった雪が、美しい幾何学模様を生み出しています。

長男が氷の厚さを確かめるべく、雪のつぶてを投げていました。

長男のが投げた雪の塊が、跳ねた跡です。

湖畔をどちら回りでも同じくらいなので、左に歩いて行きました。

湖畔に小さな赤い鳥居があり、小さな祠がありました。

湖畔の道は表面が凍っていて、踏むとザクザクと音がして楽しいです。

ちょうどかき氷を食べる時にスプーンで食べやすくほぐす時の音と同じ。

踏みあとの端っこが波のように立ち上がって凍りついています。

歩いてきた道を振り返ると、先ほどまでいた長七郎山の山頂が見えました。

何気なく通過した分岐(岩があるところ)も見えます。

この時は何も思いませんでしたが、帰宅して地図を見るとこの分岐を行くとやがて行き止まりで「オトギの谷」というところに行くようです。

「オトギの谷」、どんなところでしょうか。

気になりませんか?気になりますよね。

いつか歩いて行ってみましょう。

写真だとただの薄暗い道ですが、歩いているときは雪が青く見えて、なかなかに素敵でした。

湖も青から白のグラデーションになっていたのですが、スマホ写真ではわかりませんかね。

肉眼だともっとキレイでした!

車輌進入禁止のゲート脇を通ります。

分岐は右へ。

再び分岐。

踏みあとはありませんでしたが、左に行くと荒山への登山口がある軽井沢峠らしいです。

最後のゲートを通過して、

15時55分、小沼駐車場に戻って来ました。

山頂から42分でした。

この小沼を半周して来ました。

正面の山の裾野辺りから歩いてきたのだと思います。

長七郎山は、眺望も林相も素晴らしく、アップダウンもない、とても優しい山でした。

ちなみに小沼駐車場のトイレはまだ冬期閉鎖中でした。

トイレは赤城山ビジターセンターをご利用ください。

車に乗る前に登山靴を脱いだら、長男の靴下はぐっちゃぐちゃに濡れていました。

あれまぁ、さぞや冷たかったろうて。

すまないねぇ、自分だけ冬靴&ゲーターで快適登山して申し訳ない。

「え!?全く濡れてないの!?」と長男は驚いていました。

今度はゲーター、必ずあなたのも持ってきます!

帰りにちょこっと鳥居峠に寄り道してみました。

駐車場が水溜まりだらけで閉口しましたが、水溜まりの隙間を縫って眺めた景色です。

こちらは南側、関東平野です。

長七郎山山頂から見た景色とほぼ同じ😅

反対側は覚満淵です。

もう少ししたらツツジで赤く染まるのでしょうか?

次に来るときは、ビジターセンターから、覚満淵→長七郎山→小沼→地蔵岳という王道ルートを歩いてみたいです。

新緑の頃かな?

紅葉の頃かな?

今日のウェアラブルデバイスデータです。

スタートスイッチを展望台を過ぎてから押したので、標高差、距離共にもう少しあります。

距離、3.5キロ。

累積標高差 100Mといったところでしょうか。

小沼駐車場1323~(47分)~長七郎山山頂1410(1時間3分)~(22分)小沼対岸1535~(20分)~小沼駐車場1555

全行程 2時間32分

(うち歩行時間 1時間30分)


その後息子のパソコンを購入し、アパートに送って行きました。

別れ際に、「また誘うね~❗」というと、「土日なら大丈夫だよ」との返答が!

え!?そうなの!

さすが彼女なし!

これは良いこと聞いた。

彼女でもできたらそうはいかないでしょうから、今のうちに沢山付き合ってもらおうっと。

息子が相棒になってくれるのなら、ひまの出番はしばらくお休みですな(笑)


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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