【群馬、富岡】桜と新緑の妙義山中間道を周回。奇岩、鋭峰、人出に圧倒されながら、12.5㎞のロングルートを歩きました《前編》2019年4月20日(土)
《登山難易度 4》
妙義山中間道の第2展望台からこんにちは😃
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます(^-^)
少し前にクリさんにオススメされた妙義山中間道の周回コースを歩いて来ました。
今日は私の一番お気に入りのブロガー「タケさん」は、御座山にいらっしゃるとのことです。
先日タケさんが登られた毛無山の記事に何回かコメントさせて頂き、今日の予定を昨夜聞くことが出来ました。
本当は私たちも御座山に馳せ参じて、タケさんにお会いしてみたい気持ちがないと言えば嘘になりますが、なんと偶然にも一週間遅れで私たちも「メイちゃん山岳会(女子部)」にて御座山に登る予定にしており、既に花子と約束していましたので、今回の絶好のチャンスは断念することにしました。
この決断(大げさ)、泣く泣くです。
私たちの方が先に御座山に登れるようなら、山頂のどこかへタケさんへのプレゼントを隠して探してもらおう!などとターボと画策していたのですが、タケさんの方が先に登っちゃうんじゃそれも出来ず、、(涙)
色々と残念な結果になりました。
有名なブロガーさんに山で会えるなんて素敵だし、会えなくても宝探しを提案できるなんて、最高に楽しくないですか!?
いつも我々が手の届かないような山にばかり登られている方なのですから、自分たちでも行けるフィールドで会えるかもしれない、しかもその予定を知っているなんて、そんな幸運、多分この先ない気がしますもの。
でも、でも、私は約束を守るオンナなので、事は予定通りに進めることにしました。
タケさんに4月27日に登るって言っちゃいましたし。
御座山で静かなソロハイクを楽しんでおられるであろうタケさんを、賑やかなオバチャン達(特にターボがうるさい)がオジャマをするのも気が引けますしね。
数週間前からの予定では、クリさんオススメの中間道を初めて歩いてみることになっています。
しかも今なら桜が沢山咲いているはずです(^.^)
あまり他の方のブログをチェックすることもなく、ターボのガイドブックに8㎞と書いてあったので、標高差もそれほど無さそうですし、行っちゃいましょう🎵ということになりました。
クリさんも危ない所もないし、大したことないって言ってましたから。
、、、この私たちの悪い癖、お気楽隊の読みの甘さに、またまた泣きを見ることになるとも知らず、、(涙)
今朝も家の前でターボの迎えを待ちます。
私と一緒に外に出た「ももた」がゴロゴロ😁
うちの垣根の「レッドロビン」も真っ赤に、「ハナミズキ」も花が開いてきました。
天に向かって開いた白い花が、私の庭にも春が来てるよと告げてくれています。
妙義の桜はどうでしょうか?
ちょっとワクワクしてきました。
コンビニ経由、上信越自動車道を使って、松井田妙義でおり、8時4分、妙義山市営駐車場に到着しました。
道の駅的な物産センターのある所です。
こちらはトイレ。
後ろの山は妙義山の一部(妙義神社の裏山)です。
裏山っていうのは失礼か。
白雲山(はくうんさん)というのだと思います。
あそこのどこかに妙義神社奥の院があるのでしょう。
車のスライドドアを開けて腰掛け、登山靴を履いたりしていると、警備員のおじさんがやって来て、「ここは登山者用駐車場ではないので、道路の反対側に停め直してください」と言われました。
あらそうなのね、ラジャー(^-^)ゝ゛
今日のコースはこちらです。
(ターボのガイドブックより)
ガイドブックにはやはり7.9㎞と書いてありますね。
う~ん、何故に私たちは12.5㎞も歩いたのだろう??
歩き通した今となっては、色々疑問が残りますが、朝の時点では8㎞程のお気楽ハイクだと信じて出発いたしました。
第2駐車場を8時23分出発。
まずは鳥居をくぐり、妙義神社の参道を行きます。
立派な山門です。
まずは本日の記念撮影一枚目。
今日のメンバーはターボと私です。
広い階段。
背後の妙義山と鳥居が絵になります。
手と口を浄めて。
私はもちろん、味を確かめます(笑)
本殿へ向け、古い石段を登って行きます。
もう登山がスタートしてるみたい💦
ヘロヘロです。
ターボが遅いなと思ったら、石段の数を数えながら登っていたらしいです。
165段だったそう。
駐車場から標高差70M登って来ました。
随神門には、お雛様の右大臣左大臣のようなお侍様が。
その奥にはファンキーなポーズの赤鬼と、
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ」ポーズの青鬼がいました。
ちゃんと由来を調べてないので、見たまんましか分かりません(涙)
きらびやかで荘厳な雰囲気の本殿です。
扉が解放され、清々しい空気に包まれていました。
本殿境内の左手に登山口があります。
厳かな佇まいの本殿を振り返って見ました。
8時43分、境内を抜けて、登山道へ。
駐車場出発から20分経過しました。
参道で頂いたのと同じ地図看板がありました。
青い点々の一般登山者用ルートをたどります。
まず、次に目指すは、「第一展望台」です。
登ったり下ったり、平行移動したりを繰返しながら、少しずつ高度を上げていきます。
前方に見事な山塊が見えてきました。
金洞山(こんどうさん)でしょうか。
、、後で調べたら、これは屏風岩でした。
分岐が見えてきました。
「大の字」へ行くルートのようです。
行けるのは上級登山者のみ。
9時6分、第一見晴台に到着です。
本殿を後にしてから23分で、標高差90M程登って来ました。
見晴台に行ってみましょう。
岩がゴツゴツして、歩きにくい様子だったので、ストックは木の根元に置いて行きました。
岩場の上に立つターボ。
ターボの後ろには素晴らしい展望がひろがっています。
左からターンして、、
名前もわからない奇岩が林立しています。
少しアップにしてみました。
あそこは歩けるようになっているのでしょうか?
さすがにあのとんがり帽子は歩けないか、、(笑)
岩肌を彩る紅葉が、秋にはさぞや素晴らしいことでしょう。
こちらに稲含山があるのではと思い撮影してみましたが、写真では霞んでよくわからないですね。
こちらは妙義ふるさと美術館です。
見晴台で記念撮影。
大展望に興奮しているのが伝わるかしら?
見晴台から見晴台の基部にある妙義神社の案内板まで戻る途中、下を覗くと断崖絶壁で、まるで平野育ちさんが見た「地割れ」のようだったので、平野育ちさんの話題になり、「平野育ちさんの山にはよく赤い灰皿があるけど、そんなの見たことないよねぇ」と言いながら登山道に戻ると、
案内板の側にありました!
赤い灰皿!
もうびっくり👀‼️
まさに赤い灰皿の噂話をしているところだったので、こんな偶然ある!?という感じで、大爆笑でした。
岩の上に乗っかって根っこを伸ばしている木です。
頑張ってますね~。
あんなところに種を落としたばっかりに、過酷な運命を耐え忍んでいるようです。
まだ花が咲いていない細長い葉の植物があったので、ターボが「これ水仙かねぇ」と言うので、私が冗談で「ニラじゃね?」と言うと、ターボのツボにはまったらしく、指差して「そんなにニラまないで~」だそうです。
何だか今日はターボのダジャレに付き合わされる予感がします。
ううう、ブルブル((( ;゚Д゚)))
お、悪寒がする。
裏妙義で登山道に張り出した木の幹にこっぴどく頭をぶつけた経験から、やたらとこういうトラップに敏感に反応するターボです。
9時24分、大黒の滝に到着です。
第一展望台を後にしてから10分でした。
これでは大きさが良くわからないので、近くに寄ってみようかと思いましたが、
蜂の巣注意の看板をターボがめざとく見つけ、「あ、蜂の巣があるってよ!行くのは止めておこう。蜂に刺されちゃ、にっちもはっちもいかないから」だと。
はぁ~??何だって~?
一度この人の頭の中を覗いてみたい。
どういう構造になっているのだろう。
一応、ターボのダジャレも書き留めます。
「にっちもはっちもいかない、、っと」。
そうしないとすぐに忘れてしまうので。
私は既に半袖になっています。
帰宅してお風呂に入ったら、腕が真っ赤になっていてヒリヒリしました(涙)
あー、すでに日焼け、、
階段を使って、どんどん高度を稼ぎます。
坂道の途中、何とも奇妙な形の木がありました。
下の根っこは豚の鼻の様だし、横には子パンダがくっついてるみたい。
辺りは奇岩、巨岩だらけです。
さすがのターボも小さく見える。
まだまだ薄い新緑と、白い岩肌、落ち葉の斜面が美しいです。
落石注意の看板が立ち、そこにはジグザグに延びる鉄の階段が。
少し揺れるので慎重に通過します。
「R」の形の蔦?根っこ?
これ比較対象ないので分かりにくいですが、巨大なRです。
岩に穴が空いています。
私が「穴が空いているよ!」と叫ぶと、ターボは「あーなんだ、、って言わないの?」だそうです。
言わないです、私は。
お、開けた感じの所が見えてきました。
展望台かな?
9時41分、第二見晴台に到着です。
大黒の滝から17分でした。
駐車場から標高差230M登って来ました。
ここからも近くに岩稜を見ることが出来ますが、左手に高台があるようなので、リュックをデポして行ってみましょう。
鎖がありますが、それは使わず、右手の根っこの道を登ってみます。
うわわわわわわわ、これまた大展望です。
今度は右からターンして、、
きれいですね~(^-^)
こちらは金洞山です。
山の斜面に広がる新緑の森がほわほわとかわいいです。
こちらは屏風岩。
これは秋に来るっきゃないですね。
絶対紅葉見事なはず!
横に長い展望台の端まで歩いてみます。
すごい高度感です。
足元の岩に足を取られないよう注意して、写真を撮りました。
落ちたら洒落になりません。
白雲山も間近に見えます。
上級登山者の姿が見えないかと思い探してみましたが、ルートが見えない位置なのか、誰も見つけられませんでした。
第二展望台でも二人でパチリ。
この写真は、ターボがイギリスの兵隊さん💂♂️みたいに見える。
気をつけ!してますし。
この高度感を二人が収まりながら残したいのですが、技術もセンスもないので、結局こんなことになってしまいました(笑)
再び鞍部へ戻ります。
滑りやすいので、気をつけて。
道が崩落して、通行禁止になっています。
昨年秋に裏妙義を訪れた際に、中間道は途中崩落で通行止めと書いてありましたが、ここの事だったのですね。
ひまよりもずっと賢そうな、毛並みの綺麗な柴犬が来ていました。
崩落箇所を回避するルートができています。
真新しい木製階段です。
一旦下って再びの登り。
この階段、あの柴ちゃんは登れるのかしら?
階段の先が見えない~!
一気に下ります。
再び普通の登山道になります。
大きな板根が張り出していて、跨ごうと思ったら、向こう側が意外と深かったらしく、脚長のターボですら足が届かず苦笑い。
何、根っこに座って遊んでいるのかと思いましたよ。
奇岩の間を縫うように、階段が設置され、ガンガン高度を稼ぎます。
こんなに登っていくとは知らなかったです。
中間道って、妙義山の中間を比較的平らに歩くルートかと思っていましたが、こんなにも登り下りがあるとは思ってもみなかった(涙)
一体どこまで登っていくんだろう?
いや、この階段はすぐに終わりますが、中間道全体がどこまで私たちを導くのか?
ピークはどこ!?と少し不安になりました。
標識が現れました。
妙義神社からまだ1.6㎞しか歩いてないのか。
コースの半分の半分位まで来たかね?と言いながら辺りを見回すと、、
でっかく「タルワキ」と書かれた岩が。
なるほど、ここは上級コースのタルワキ沢登山口なんだ!
参道で頂いた地図を見ると、、
私がオレンジ色で丸く描いた辺りです。
若干ずれてますが、、。
え?!
ゲゲゲ~、まだここ~?
半分の半分どころか、まだちょっとしか進んでないじゃ~ん(涙)
しかも良く見ると、この地図、縮尺がおかしいじゃん。
10分のところも45分のところも同じくらいの長さだよ(涙)
時刻は10時20分。
第二見晴台出発から15分です。
時間的には大して歩いてないのですが、見処が多いというか、変化と起伏が激しいので、すごく歩いている気がするのです。
西上州の地図は持っていて、この中間道ももちろん載っているのですが、字が小さくて、その上情報量が多すぎで、今ブログを書きながら落ち着いて見れば、「ほうほう、こういうルートだったのね」と分かるのですが、山を歩きながら地図を拡げても、全く情報が入ってこない、悲しき老眼&脳ミソなのですよ。
なので、このときはいくらか字が大きく載っているガイドマップを参考にしていたのですが、そちらは縮尺が無茶苦茶だというトラップ(涙)
え~い、もうどうとでもなれ!
道迷いするような所はないので、前に道がある限り、歩き通すしかありませんから。
道は益々険しく、というか、岩に沿ってこんなとこに道作る!?というような道になってきます。
ターボが「姉さん、ここ狭いけど通れる?」と聞いてきた。
失礼な!余裕で通れるわい!
岩が頭の上に張り出してきました。
地図には「岩庇下を行く」とあります。
おおおおお~、ここ何かの写真で見たことある~(^-^)
さっきの岩に貼り付けた鉄の階段といい、この岩下の道といい、すごいところに道を作ったもんですねぇ。
どーしてもここを通りたかった先人の根性には頭が下がります。
この辺りで第二展望台で見た柴犬に抜かされます。
お、あの階段、何とかクリアしたのね。
それにしても、すれ違う人みんなに「わっ、かわいい(*≧з≦)」「頑張って偉いね~(^-^)」などと声を掛けられていて、ひまはそんなに声をかけてもらえてないことにひがみの感情が沸き起こる心の狭い飼い主です。
あ、ひまが行くところはそんなにハイカーがいない山ばかりなんだった!
決して彼女がプリティではないからではない!断じてそうだ!
そんなことより、目の前には岩場よ。
足の長さが1m以上ないと簡単には登れない岩を「よっこらしょ!」と声を出して何とか乗り越える。
もういっぱいいっぱい💦
てか、よく見ると、これって滑りやすい下りをターボがおしりを地面につけて下っている場面かしら?
もう登りなんだか下りなんだかもわからなくなってきた(涙)
少しなだらかになると、さっきの岩越え(岩下り?)がいっぱいいっだったことなどおくびにも出さず、口笛吹きながら新緑を楽しむ(笑)
というか、「新緑がきれいね~」と言いながら、乱れた息をそっと整える。
手を使わないと登れないこんな段差もあったりします。
ゲゲゲ、登山道が飛び込み台みたくなってますよ。
元々はあんな所を通過するように橋が作られてたのね。
こわっ!
今は山肌に沿って安全な道が作られています。
安全な?ん?いやこの橋、さっきの飛び込み台と同じやつじゃ~ん!😱
ターボが「これ、壊れたやつと同じだよ!」と言いながら、グワングワンと揺れる板に足を載せて強度を確かめておりました。
やめれ!
私が乗ってる時に落ちたらどないすんの?!
ようやく「本読みの僧」に到着です。
時刻は10時37分。
タルワキ沢分岐から17分でした。
このお地蔵さま、確かに本を読んでるように見える!
てか、本を持ちながら居眠りしてるようにも見えるけど(笑)
駐車場出発から2時間14分。
ピークのある山ならそろそろ山頂到着してもいい頃合いですが、こういう山腹を歩くルートというものは、エンドレスな感じがして、何を目標にしたらいいのか、よく分かりませんね。
周回コースを歩き終えた今なら、なるほどみんなアレを楽しみに歩いて行くんだ!と分かるのですが、このときはそんなアトラクションが待ち受けていようとは露ほども知らず(勉強不足の自分が悪い)。
まだコース前半の「本読みの僧」までしか来ていませんが、前半でタケさんの事を長々と書いてしまったこともあり、少し長くなっている気がするので、ここいらで【前編】として投稿しようと思います。
後半、意外な結末を迎えます。
お楽しみに(笑)
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️










































































































