50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、赤城】いよいよ大展望の黒檜山へ《後編》2020年1月11日(土)

《登山難易度2》

黒檜山展望スポットからこんにちは👋😃

(360度カメラRICHO THETAで撮影)


ブログ友達のあきっこさんと訪れた赤城、黒檜山の旅【後編】です。

展望スポットを後にし、いよいよ山頂が近くなりました。

分岐から2分で黒檜大神を通過します。

鳥居の真下で休んでいた若者がいたので、全体像は撮影できず😅

すぐに現れる分岐を山頂方面へ。

後で下山するときは、この分岐を左へ(山頂から歩いてきたら右へ)行きます。

快晴!大展望!そしてもう登らなくていい解放感で、みんなのテンションがおかしなことになっております。

全てが美しい。

「あ、ありがと」とあきっこさん。

チッ!しまった!

山頂まであとわずか。

11時53分、黒檜山山頂(1827M)に到着です。

人が沢山いて写真を撮ったり食事したりしていたので、山頂での写真撮影はせずにとりあえず展望スポットへ急ぎます。

展望スポットはこの先10分の所にあります。

途中こんなに可愛いワンちゃんに出会いました。

名前は「あかね」ちゃんだそうです。

あきっこさんによると、何かの山レコで登場する有名人(?)なのだとか。

サングラスにスノーブーツを身につけ、ピンクのジャケットなんぞ着ちゃって、なんとも決まっています。

可愛い~💠

多分山レコ界のアイドルですね!

いつも丸裸のうちのひまとは大違いです😅

おお?

いよいよ展望スポットか?

人が沢山いますよ!

うわぁ、なんじゃこりゃー!

広角にしても収まりきらない大展望です。

さっきの展望地から見えなかった範囲が全て見渡せます!

すごい、すごい、すごい😆⤴️

こちらは日光方面の山。

ひときわ白く輝いているのは日光白根山。

左手に見える二こぶは尾瀬の燧ケ岳です。

燧ケ岳の奥に見える白い峰は会津駒ヶ岳。

もう福島ですよね!

正面の比較的大きく写っているのは武尊山。

そして左にずーっと移動すると谷川岳が見えてきました!

たまたま隣にいた男性が色々教えてくださいました。

標高1900M辺りに雲がたなびいているので、それより高い山しか見ることができません。

左にある白い峰は白砂山なのではないかと男性が言ってました。

大沼と鈴ケ岳、そして浅間山です。

この写真を撮った時には雲がわいてしまいましたが、草津白根山や横手山、岩菅山なども見えました。

自撮り記念撮影。

一眼レフのすごいカメラを持った男性に撮ってもらいました。

背景は形は憧れるけど、決して登れない上州武尊。

シータで撮影。

辺りの霧氷の肉付きが凄かったです。

風が強い時には立っていられないようなのでしょうね。

今日は風がない穏やかな日です。

皆さん、良い年明けになりましたね!

時刻は12時20分です。

お昼の用意をしてこなかったので、そろそろ下山しましょう。

お腹が空いてきました。

山頂まで戻ってきて、順番待ちをして写真を撮りました。

撮ってくださった女性が明るい方で色々言いながら何枚も撮ってくれるので、ターボとあきっこさんが爆笑してました。

この写真はその中でまだ笑う前のまともな一枚です。

この後その女性のグループを交代して私が撮影したので、私も盛り上げようと「コアラの~」「マーチ!」という、妙義山中間道で若い女性に教わった掛け声をかけてみました。

とびきりの笑顔が撮れたはず!😁

では、下山開始~。

時刻は12時半です。

大沼を左前方に見ながらの下りです。

時々岩が出ている箇所もありますりますが、昨年の冬(正確には2018年12月末)よりは雪の量が多いので、比較的楽に下れます。

雪が少なかった時の様子はこちらです。⬇️

https://okiraku.muragon.com/entry/88.html

霧氷はだいぶ融けてしまい、上からボタボタ氷の粒が落下していました。

そのうちの一つがハガレーナの脳天を直撃!

「いたっ!」となってました。

だからヘルメットが必要なのかー、と冗談を言いながら下りました。

とは言え頭に当たると結構痛いらしいですし、襟首に入ったりしたら飛び上がるでしょうね。

写真には写っていませんが、この時間でも結構登ってくる方がいました。

ツアーの団体さんもいて、道を譲るとなかなか歩き出せないことも。

こちらは人気のコースですね。

かなりの急勾配なんですけどね。

絶対駒ヶ岳経由の方が楽だと思うけどなぁ。

こちらのルートは急坂でしかも直登。

なだらかな場所がほぼないんですよね。

なんでこっちのルートの方が人気があるんだろう??

振り返って登っていくツアー客らを眺めました。

少し上の岩場でお昼を食べていた年配の団体さんが「上は混んでますか?」と聞いていたけど、ありゃ益々混んじゃうなぁと心配です。

本当は山頂でお昼にするつもりだったけど、疲れが見えたので途中でお昼にしたみたいです。

団体さんの幹事は気を使うだろうなと少し気の毒になりました。

まだまだ急坂は続きます。

こちらは下りでも長い!

長いと感じます。

標準コースタイムは、1時間10分だけど、絶対無理でしょ!?

雪の下には凶暴な氷の斜面が隠れています。

ターボが「待って、待って!次に置く足の位置がわからないーーっ!」と叫びながら下っています。

ズリッとなるのが怖いので、一歩一歩考えながら確かめながら、、。

去年の冬には霧で何も見えなかった展望ポイントです。

地蔵岳のことをアンテナ山と呼ぶのですね。

黒檜山から歩いてきた道。

駒ヶ岳からの稜線。

そして、「アンテナ山」と大沼です。

富士山もうーっすらですが写っていますよ!

では更に下ります。

この辺は足跡が無数にあり、どこを通るのが安全なのか迷うところです。

深い雪の所は氷の心配はないけどズボズボ埋まって転びそうになるし、人が多く歩いて雪が薄くなった所は氷の斜面がむき出しになっています。

怖い、怖い💦

慎重にルートを選びながら下りました。

後ろに男性が来たので、「ちょっと待ってくださいね。少し広い所になるまで!💦」と言いながら進み、先を譲ると、すごい勢いで駆け下っていきました。

みんなお口あんぐり( ̄□ ̄;)!!

ひぇーーっ、怖くないのかなぁ。

体幹がしっかりしているというのはすごいことだよねぇ。

多分滑る前に次の足に体重が乗ってて転ばないんでしょうね。

最後の展望スポット「猫岩」です。

何が猫なのか、説明がないのでわかりません。

だいぶ大沼が近くなってきました。

場所はこの辺り。

山頂出発から既に1時間10分経過です。

あとわずかに見えて、ここからも意外と長い。

滑り降りたら数秒で行けそうな斜面を横目で見ながら、勇気がなくてそれは出来ない。

100万積まれても、みんなやらないそうです。

ようやく車道が見えてきました。

午後1時59分、黒檜山登山口に下ってきました。

約1時間30分かけて、標高差450Mを一気に下ったんですね。

ここでアイゼンを外し、ストックをしまって車道を駐車場まで戻りました。

歩き始めると赤い車を車道脇に停めてアイゼンなど装備を整えていた若い男性二人に話しかけられました。

「雪はありますか?アイゼン必要ですか?」と。

「雪は思ったよりあります。凍っている所もあるのでアイゼンは必要です」と答え、初心者さんかなと思いながら「これから登るのですか?」と聞くと、「もう1座登って来たんです」と言うので、「なるほど、地蔵岳か長七郎を歩いてきたんだな」と思って「どこに登って来たんですか?」と聞くと、なんと「上州武尊に」との答えが!😱

どっひゃーーーっ!

本日一番の驚き👀‼️

えええええ、上州武尊に登ってきて、これから黒檜山をピストンすんの~??

どんだけじゃ!

どんだけ体力あるんじゃーーっ!?

「アイゼンは必要です」なんて偉そうに答えてごめんなさい💦

あなたたちならもしかしたらアイゼンなど不要かもしれません。

そして、あの急坂を多分1時間かからずに登って、そして下って来るのでしょうね。

いやぁ、すごい、凄すぎる。

若いって素晴らしいなぁと思いました。

若さだけでなく体力、技術を兼ね備えた「山や」と呼ばれる人々なんでしょうね。

多分上州武尊に登ってそこから黒檜山が見えたのでしょうね。

そして「じゃ、次あそこ登るか!」となったんでしょう。

私たちも山頂から眺めた山を見て、「じゃあ次、あそこ行こうか!」となることはありますが、それは一週間後、あるいは一ヶ月後、もしかしたら一年後の話です。

いやぁ、驚きました。

そしてなんだか痛快な気分になりました。

私たちのようなモタモタ登山の人も、彼らのようなスピードハイクの人も、所要時間は大差あれど、同じように楽しめる登山というスポーツの面白さ、山の偉大さと懐の深さを感じたのです。

なんとも愉快です。

、、、その後ヤマップで多分この方だなというのを見つけました。

上州武尊から2座目黒檜山に登っている二人組。

入山時間と場所もまさにぴったり。

その記録によると、往復の所要時間は1時間39分でしたよ😱

想像通り、というか、想像をはるかに越えましたね。

すごい人達がいるもんだ。

赤城神社へは橋が通行止めだったので立ち寄らず、道端にあった神社に車道からお参りしておきました。

「今回も無事下山しました。今後とも安全登山を見守ってください!」と。

大沼はまだ氷が薄いのか、ワカサギ釣りは行われてませんでした。

あきっこさんはあの光景を楽しみにしていたようなので「残念!」と言ってました。

ヤマップにこんな3D画像があることに今気がつきました😁

人の形が移動するのだけど、しょっちゅう立ち止まっては、辺りをウロウロしてるのが分かります😅

人形がグルグルグルグル回転してるんだもん(笑)

駐車場に帰りついたのは午後2時31分でした。

お疲れ様でした~\(^^)/

駐車場から黒檜山の下ってきた斜面や猫岩が見渡せました。

上の方の霧氷もすっかり融けてしまいましたね。

今日は朝のうち曇っていてどうなることかと思いましたが、駒ヶ岳からの稜線でどんどん青空が広がり始め、途中から見事な霧氷と、スケールの大きい展望が待っていてくれました。

最高の一日でしたね。

これもみんなあきっこさんのお陰、、ってことにしておきます😁

この後湖畔のお店でおうどんを食べました。

今回は(店が違うけど)ちゃんとストーブがついていて、温まりました~。

帰りの車道もかなり乾いていたとはいえ、日陰やカーブの所に凍結があり、往路と同じようにノロノロ運転で赤城を後にしたのでした。

富士見温泉の玄関から見えた夕陽です。

温泉に入り、フルーツ牛乳を飲んで、しばらくボーーーーッとしてました😅

このままお布団に潜り込めたらどんなに幸せかと思った😁

いやいや、みんな明日の予定がありますから帰らねばなりませぬ。

帰りは17号バイパスをひた走り、あきっこさんを深谷駅におろして「じゃあ、またね!」とお別れしました。

多分2月にまたお気楽隊に参戦するようですよ✨

その時はクリさんもご一緒できると良いなぁ🎵

あ、そうすると車が厳しいか!

う~ん、ちょっと考えなくちゃだね。

とにかくまた企画しましょう!

今回は昨年の陶芸体験(金峰山から変更)以来のあきっこさんでした。

楽しんでくれたみたいで、良かったよ~💃

ハガレーナの最新兵器も登場し、今後の楽しみが加わったのも嬉しいです😆

後でヤマップを見ると、何人も(中にはコメントくださってた方も!)すれ違ったり、ニアミスだったりしたみたいですね。

こんなに顔出ししてるのに、気がつかれないものですなぁ。

今後は話しかけてもらえるようにお気楽隊の名札を付けて歩くかな(笑)

それか長男ケイのような特異な髪型にするとか、、😁

それだけ今の時期の黒檜山がいかに人気の山かということですね。

素晴らしかったですから。

多くのハイカーが集まってきます。

往復の道路事情さえクリアすれば誰でも歩ける雪山ですよ。

絶対来年もまた来よう!、、そんな事言いつつすぐに気が変わるんだけどさ。

最近赤城界隈にはまっていて、ターボとこの冬の間に赤城を全ルート制覇しよう!などと鼻息荒く話し合っていたのに、来週は谷川岳のマチガ沢に行きたいねとか、石割山も忘れてた!とかなっているのですから。

その辺のところ、あきっこさんに既にバレていて、「どうせまた気が変わるんでしょ?」と言い当てられた!😱

臨機応変と言ってもらいたいところさ。

あれ?ちょっと違うか!?

さぁ、まだまだ私たちでも歩ける雪山がたっくさんありますよ~✨

次はどこ行こうかね!?


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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