【群馬、みなかみ町】谷川岳マチガ沢から第一展望台まで。紅葉に彩られた岩稜を眺める楽勝ハイキング《前編》2019年11月3日(日)
谷川岳マチガ沢からこんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
《登山難易度5》
今回はブログ「今日という日を忘れずに」で有名な「みやっちさん」が先週歩かれた記事を目にして、これは今行くっきゃない!しかも(珍しく)私でも歩けそう!と思ったルートです。
リブログの仕方がわからないので、みやっちさんのブログは検索お願いします。
多分「今日という日を忘れずに」と検索すれば出てくるはず!(ホントに?少なくとも私のスマホでは出てきます)
今回は長男ケイの友達も同行します。
実はこの週末は三連休プラス年休二日取得で島根に里帰りする予定でした。
90歳になる父が車を手放すというので、パジェロミニ(四駆!)を私が譲り受けるつもりだったのです。
帰省して父を最後のドライブに連れだそうという計画でした。
しかし(連絡ミスで)車検がまだ終わっていない事がわかり、今回の連休には間に合わないことに。
私の帰省予定でお気楽隊との山の約束をしてなかった私はぽっかり予定が空いてしまいました。
そういう時に助けてくれるのが、みよんさんちの次男さんのように車の運転はできませんが、(予定が合えば)私に(従順に?)付き合ってくれる長男です。
土曜日にお気に入りガールズバンドのライブが東京であり、その帰りに友達と二人で家に泊まることになりました。
友達に山に行きたいかときくと「行きたい!」と言ったらしく、若者二人を連れてのハイキングになります。
土曜日の夜に友達を連れて帰宅すると、ひま(我が家の番犬)が大コーフンです。
玄関で尻尾をビュンビュン振り回して(あんなに尻尾を振ってるところを初めて見た)、長男ケイではなくそのお友達に興味津々です。
そのお友達の名前(?)はマッチョくん。
前回アップしたプロフィールをご覧ください。
長男ケイのアパートで撮った写真を今まで何回か目にしてきたのですが、いつも上半身裸の裸族だったので、「なんでこの子はいつも裸なの?」と聞いていた男の子です。
長男ケイの答えは「さぁ?」😅
そんな裸族のマッチョくんですが、なんと我が家に来たときにはちゃんと洋服を着てました!
洋服を着ていると印象が違うもんですね。
爽やかな好青年じゃあないですか!
しかし洋服を着ていてもワイルド系は隠せないらしく、その野生の匂いを嗅ぎ付けたひまは尻尾ビュンビュン、目をハート形にして、お風呂に入ったりトイレに行ったりするマッチョくんの後を付いて回っていました。
こんなひまを見るのは初めてです。
運命の人に出会ってしまったという感じ。
ひまの好みはワイルド系だったのね~!
ウォーリーのところのハッピー(甲斐犬に間違われる見た目ワイルド系、内面怖がりの甘えん坊)には見向きもしないのに、まさか人間に夢中になるとは👀‼️
いつも私の寝室で一緒に寝ているひまですが、土曜日の夜は私のもとに帰って来ませんでした。
長男ケイとマッチョくんの布団で寝たらしい。
なんてこったい!
翌朝は出掛ける私たちに絶対ついていくんだ!というひまのアピールをやり過ごすのが大変でした。
当然のように一緒に(マッチョくんに続いて)玄関を出ようとするので、部屋で爆睡している次女の手にリードを持たせて騙し騙し自宅を後にしました。
置いてきぼりにされるひまの瞳が潤んでいるように見えたのは私だけ!?
ひま、すまぬ!
今日は連れていけぬ!
マッチョくんとの今生の別れ、二人を引き裂く鬼ババを見るような目で私を見つめないでーーーーーっ!
、、、ということで、自宅を6時前に出発し、コンビニ経由で谷川岳を目指します。
ロープウェイ乗り場の駐車場は有料なので、少し下った所にある登山者用の駐車場に車を停めました。
辺りはすっかり秋色です。
出発時に三人で記念撮影。
最近何とかパーマをかけて頭が爆発している長男ケイ、、もはや売れないお笑い芸人みたいじゃないですか。
そのとぼけた顔!何とかして!と言うと、、
うん、これが限界か。
さっきよりはマシね。
マッチョくんは腕組みするとマッチョ感が増すね!
ということで、トイレを済ませてから出発です。
時刻は7時39分。
ヤマップに8時発で登山届けを提出していますので、若者連れにしてはまずまずの好スタートです。
前回長女ナツたちは寝坊して大幅遅れの出発となりましたから、それに比べたら順調、順調。
今日はマッチョくんが夕方5時からバイトらしいので、何としても帰りはここを3時半までには出たい、できれば2時半までに出て、途中で何か美味しいものを食べたいと思っています。
ロープウェイ乗り場の前を通過です。
昨年この三連休中日に谷川岳に登った時はロープウェイ切符売り場が東京ドームの如く混雑していました。
今日はどうなんでしょうね?
昨年は三連休の中日だけがお天気良かったのでいつも以上に混んだのかなと思いますが、今年はむしろ今日以外の昨日と明日の方が好天予報なのでいくらかバラけているかもしれません。
いずれにしても、今日の私たちには関係ない😁
ロープウェイには乗りません。
車道を登って行きます。
マチガ沢まで1.7キロ、一ノ倉沢まで3.3キロです。
今日はマチガ沢手前の登山口から第一展望台まで登り、眺めを楽しんだら下ってきて、一ノ倉沢を見学し、その先の連絡新道を使って湯檜曽川沿いの道に下り、川沿いに戻ってくる予定です。
ここから先は一般車は通行止め。
「一ちゃん」と「倉ちゃん」という電気バスしか通れません。
私たちはゲートの端を通過します。
車道の両側に素晴らしい紅葉が見られます。
キレイね~😍
すぐに谷川岳山頂に至る西黒尾根の登山口になります。
前にも書いたかな?
若いとき(新婚当時)夫に連れられてこの尾根を下った事があります。
この尾根は登りで使っても下りはタブーと言われている尾根。
なんで下った!?
もう死ぬかと思いました。
ツルッツルの蛇紋岩、下りで使うと何も支えのない丸い岩の上に立ち、次に足を置く場所が見えないという恐怖。
私はほぼお尻をつけてずり降りた記憶があります。
なので、この道は二度と歩かないと決めている。
今日ももちろんスルーです。
紅葉の道は楽しい!
二人の若者も「真っ赤じゃん!」「すごっ!」などと言いながら歩いています。
車から降りたときは「うわっ、冷えてるね」となり、何枚か重ね着して来ましたが、歩いていると暑くなってきます。
上着を脱いで調整しながら歩きました。
木立の間から時々対岸の山を見渡せます。
全山紅葉です。
そして滝も見えますよね!
「うわ~、ホントだぁ~!」と長男ケイも嬉しそう🎵
曇っていてもこの美しさです。
版画の世界みたい。
今日の予報は一日曇りです。
そして夕方から雨が降りだす予報となっています。
何とかお天気がもってくれるといいな。
マチガ沢にやって来ました。
岩稜の回りが真っ赤ですね!
広角で撮影してみました。
私たちはこれからあの左手の森の中を登って行く予定です。
時刻は8時27分。
駐車場から45分ほど歩いてきました。
巌剛新道に入ります。
谷川岳まで3.2キロとありますが、今日はその途中までしか行きません。
登っていくと例の西黒尾根に突き当たります。
西黒尾根までは登山口から2時間20分となっています。
私たちが目指す第一展望台がどこなのか、地図には載っていませんが、みやっちさんのブログによると登山口から1時間(みやっちさんは所要45分でした)とのこと。
「大滝」と書いてある辺りまで行くのでしょうか?
何回か沢を渡ります。
みやっちさんが来られた時の方が水量が多かったみたい。
私たちはそれほど苦労なく渡れました。
足元は苔ワールドが展開しています。
マッチョくんが若干苔に興味があるみたい。
部屋で苔の観葉植物を育てていたらしいです(すぐに枯らしてしまったらしいけど)。
長男ケイに「こいつには生き物を育てられない!」と言われてました😅
ひまにはモテモテなのにねぇ。
苔の感触を楽しむ若者二人。
どうやらひまのお尻の辺りの感触に似ているらしい。
こういうもの(絨毯とか)の柔らかさを必ずひまの毛並みのどこかで表現する我が家の伝統(?)です。
今日もカエルを連れてきたよ!と二人に自慢する私。
苔とカエルのコラボ写真に挑戦中のマッチョくん。
これにハマってはお気楽隊への入隊決定ですな😁
ターボとハガレーナが不在の今日は私が接写の先輩です。
奥行きのあるこの構図、いかがでっしゃろ?
長男ケイが「おおお~」と言ってくれました。
100点満点のリアクション!
あんたはよくできた親孝行息子や😂
前方に谷川岳の岩壁が見えてきました。
この辺りで水分補給と行動食休憩。
長女ナツの友達ジュンに教わった行動食の真似っこです。
コアラのマーチとナッツを合わせて食べる😉
甘味と塩気のコラボと食感が楽しい💃
長男ケイも「うまっ!」と気に入ったようです。
エネルギー補給と糖分摂取、そして何となく気分が高揚するこの配給システム、最強です。
入れ物はジュンみたいなオシャレな容器が無かったので、長男ケイがバスケの筋トレの時に飲んでいたブロテインSAVASの容器です。
捨てなくて良かったわ~✌️
実はマッチョくんがうちに泊まると聞いて大慌てで家の掃除をした時、一年間台所のテーブルに転がっていた(実際は立っていたけど)このボトルを「もう二度と使わないよね!捨てよ!」と思って手に取り、ゴミ箱に投げ入れる直前に「まてよ?これあれに使えそうじゃん?」と気がついたわけです。
まさに危機一髪!(大げさ)
紅葉の道をまだまだ登ります。
オレンジ色に包まれたような気持ちがワクワクする登山道です。
岩稜が益々近くなって来ましたね~✨
この辺りは少し息が上がり、息子たちとの距離が空いたので、息を整える意味もあって、苔の接写です。
雪の重みで同じ方向に幹を曲げた木々の中に小さな命が宿っています。
雪が降りだす前に命を繋がないと!
見るたびマッチョくんが薄着になっていきます。
ついに下は半ズボンになっちゃった。
あれ以上脱がないことを祈るばかりなり。
隣の尾根が近くなって来ました。
紅葉が素晴らしい!
頭の中で繋げてください。
右からターンしています。
若者達が歩いているあの先で道がカクンと左に折れます。
その曲がり角で振り返って見た景色です。
す、す、素晴らし過ぎる!
マチガ沢全景。
下の方にマチガ沢の車道も見え、対岸の山々が美しく見渡せます。
これはすごい。
場所をおさえておきたくてヤマップで確認しました。
登山口から所要1時間。
標高差300Mほど登って来ました。
この景色、そろそろ展望台なんじゃない?と思い、先へ行った息子に「展望台はまだ~?」と叫ぶと、「展望台着いたよ~!」との声が。
何歩か進むとそこが第一展望台でした。
カメラを構えるとそれぞれポーズを決める二人。
この標識、みやっちさんのブログで見たのと同じだ!(当たり前です)
彼らの後ろに西黒尾根が見えています。
ここからあそこまでどのくらいなんだろう?
私は行く気は全くありませんが、二人に「あの先に行けば尾根の向こう側を見れるよ。ここで待ってるから行ってくれば!」と提案しました。
片道一時間として若いので45分としたら往復1時間半位で戻ってくるのでは?と思ったのです。
ただ今日はマッチョくんが運動靴なので、絶対西黒尾根は歩いちゃダメと警告しておきました。
岩から滑落でもしたら、親御さんに顔向けできない。
こんなところに来ていることなどご存知ないと思いますし。
「わかった!ちょっと行ってくるよ!」と言って、リュックはデポし、飲み物を何口か飲んで空身で登って行きました。
さてさて、私は誰もいない尾根で一人優雅に景色を眺めます。
今日ここまで来るのに誰とも出会いませんでした。
谷川岳主脈は多分大変な混雑だと思いますが、ここは別世界です。
右にターンします。
マチガ沢の荒々しい岩稜とモコモコとした紅葉のコラボレーション。
一周回ってみました。
南側の展望はさっきの曲がり角の方が素晴らしかったですね。
この第一展望台は道の途中に杭を立てただけです。
斜面なのでそこまでスペースはありませんでしたが、私一人なら充分な広さです。
少しズームして写真に納めてみました。
特に右手の尾根が美しかったです。
ズームのまま左からターン。
左手がトマノ耳で右手がオキノ耳のはずだけど、明確にどれ!というのはわかりません💦
稜線を歩くハイカーの姿を時々確認することができました。
今地図を見ながら写真と見比べると、2つ前の写真のコブがトマノ耳で、一つ前の写真の三角がオキノ耳だったのかなぁと思います。
そして尖った岩が「シンセン岩峰」でしょうか?
トンチンカンなこと言ってたらごめんなさい❗
先に謝っておきます😅
東尾根の紅葉です。
ダケカンバの黄葉は終わり白い幹が見えています。
きれいですね~。
ではそろそろ子供達のご飯を出しておきましょうか。
少し長くなっているかな?ここで【前編】として投稿します。
最後までお付き合いください!



















































