【栃木、奥日光】花を求めて奥日光へ。湯ノ湖周回コースで石楠花、西ノ湖で満開のズミを楽しみました《前編》2019年6月2日(日)
《登山難易度1》
湯ノ湖、湯滝上部の水辺からこんにちは。
いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^.^)
今回からしばらく奥日光へ週参(そんな言葉ないと思いますが)することになりそうです。
なぜなら、奥日光にいよいよ花のシーズンがやってきたからです。
この時期に戦場ケ原のズミのトンネルを歩くと、一年前から決めていたのですが、どうやら今年はズミの開花が遅れているようです。
なので今日は急遽予定変更となりました。
奥日光自然博物館のホームページをチェックして、今石楠花が見頃の湯ノ湖と、ズミが満開だという西ノ湖を歩いてみることにしました。
現地に行って戦場ケ原のズミの開花具合を確かめたいとも思います。
今回はいつものターボとハガレーナに加え、一年ぶりにピカンチが参加しました。
約一年前の龍頭ノ滝から高山、そして中禅寺湖北岸を歩いてド強風に煽られて以来の登場です。
あのときはもう二度と山に行かないと思ったらしいのですが、一年もたつと人は色々忘れるようで、強風に煽られ寒い思いをしたことは忘れ、中禅寺湖がキレイだったことだけが記憶に残っていたらしいです。
戦場ケ原を歩いてみたいと参加してくれたのですが、前述の理由でコースを変更しましたから、ピカンチに喜んでもらえるかどうか、、不安要素ありつつの出発になりました😅
自宅を4時40分頃に出発し、コンビニ経由、本庄~伊勢崎~大間々~足尾を抜けて、奥日光を目指します。
行きのクルマの中でピカンチに今日の予定変更を知らせました。
戦場ケ原のズミはまだ蕾であること、湯ノ湖の周りにはどうやら石楠花やツツジが咲いているらしいこと、西ノ湖には戦場ケ原で見ようと思っていたズミが咲いているらしいこと等を伝えると、すかさずターボが「湖のずみにズミが咲いているのよ」と早朝から一発目のダジャレをかましてきました。
ハガレーナが「メモして、メモして!」と言い、私は運転手だったので、ターボ自ら自身のダジャレをメモしたらしいです。
助手席に座ったメモ係のターボが書いたメモです。
記録として残っていたので、仕方なくブログに記します(涙)
中禅寺湖の辺りでは車道脇のズミが満開でしたし、新緑が青々と輝いていたのですが、龍頭ノ滝を通過して国道120号を北上すると、標高が一気に上がったからか、辺りの林の風景が一変しました。
広葉樹の森はまだ新芽が顔を出したばかり。
(走る車から撮っているのでかなりピンボケですが)
赤沼を過ぎ戦場ケ原を見渡してみると、確かにズミはまだまだ蕾で、開花までもうしばらくかかりそうな雰囲気でした。
標高が100M違うだけでこんなに違うものかと驚きです。
標高だけでなく戦場ケ原辺りの気温が中禅寺湖畔より低かったりするのでしょうか?
去年は赤沼から湯滝まで戦場ケ原を抜ける形で歩いたのですが、今日は車でブイッと湯ノ湖北岸の駐車場(標高1480M)に向かいました。
湯ノ湖と西ノ湖がかなり離れた場所にあるので、今回は車&低公害バスでの移動で距離を稼ぎます。
湯ノ湖駐車場に到着したのは7時28分でした。
トイレを済ませ、支度を整え7時45分、歩き始めました。
湯ノ湖周回ルート(2.8㎞)を反時計回りで歩くとこにしました。
北岸にはボートハウスがあり、早朝から既にボートで漕ぎ出し、釣りを楽しむ人々がいました。
湯ノ湖の水深は13mだそうです。
ボートハウスの側を通り周回ルートに入って行きます。
まずは橋を渡ります。
素敵なホテル前を通り、ガラス張りのレストランで朝食を楽しむホテル客を「いいな~✨」「あたしらには縁のない世界だねぇ」「『ほらほらあそこにハイカーがいるよ』と私らを借景にしてるよきっと」などと、羨ましさ全開でひねくれた会話をしながら進みました😅
展望デッキが現れました。
ここまでは車椅子で入ってこれるようです。
四人で自撮りしようと思い、ぐにゃぐにゃ三脚をドラえもんポケットから出すと、なんと三脚とスマホ固定具の間がポッキリ折れてしまってました。
ゲゲゲ~、さっきドラえもんポケットをザック(今朝も11㎏でした)の下敷きにしたから折れちゃったのね~(涙)
ソールが剥がれた時用にザックの底にしまってあったビニールテープが初登場です。
何とか修理を終えましたが、出来はイマイチ。
三脚部分だけでなく首の辺りもぐにゃぐにゃと不安定な応急措置三脚を枝に固定して、記念撮影。
「どんなポーズとるの!?」と三人が言うので、三脚を枝に取り付けながら、「ティーーーッ!」と提案した私。
皆、「ティ、ティ?」と頭が???らしかったので、私が「ティ、ティ、ティッテイッテイッティーーーッ」と歌いながら10秒タイマーをスタートさせ、写真に収まりました。
デッキの入り口辺りに観光客のカップルがいて、じっとこちらを見ていた(スミマセン、すぐにどけます!どけます!とちゃんと言いました)ので、焦っていたのです。
大慌てで「T」のポーズをとるメンバー。
後で「あー、Tじゃなく、湯ノ湖のYにすればよかった!」と後悔しました。
スマホを付けた三脚の首がグニャリとしてるので、やたらとデッキの面積が多いのも気に入らない。
では湯ノ湖西岸を歩きましょう。
この辺りには野生の鹿が生息しているそうです。
会えるといいなと思います。
西岸は湖面より少し高い所に道があります。
ボートに乗った釣り客が見えたので、「ボートが絵になるね」と言うと、ターボが「ボートにボーッと乗ってるね」と言ってました。
これには少し笑ってしまった。
何しろあきっこさんが言うように返しが速いのですよ、秒速です。
コンマ何秒もかかってない。
その後も湯ノ湖周回している間に5回位秒速返しがありましたが、みんな花を見るのに忙しくて、ほぼ無反応、よってメモすることもなく、どんなことを言っていたのか、今となっては何も思い出せません。
湖面にせり出すようにトウゴクミツバツツジが咲いています。
鴨のつがいものんびり泳いでいました。
一年前に戦場ケ原から湯滝に向かう途中の泉門池で鴨の親子を見た時にも思いましたが、奥日光に暮らす水鳥は幸せそうです。
生まれかわったら、奥日光の鴨になりたい。
そして、鴨と同じくらい幸せそうな後ろ姿の男性。
湖の中にディレクターズチェアを置いて腰まで水に浸かり釣糸を垂れています。
かなり気持ち良さそうでした。
でもまだ水が冷たくないのかな?
私ならすぐにピーゴロだわ😁
あ、良く見ると腰までは水に浸かってないみたいですね。
安心した😁
西岸は石楠花ロードです。
日陰を好むので、西岸に多く自生しているのだとか。
満開!
枝が重そうに見えるほど、今がまっ盛りです。
背景が湖だというのが、美しさを引き立てていますよね。
これまた可愛らしいピンク色。
石楠花は日陰に咲いていることが多いのに、なぜか花びらが内側から輝いているように見えるのです。
いつも硝子細工のようだなと思います。
繊細で華やかで美しいですよね。
その時みんなが「そりゃ立てばしゃくやく、座れば牡丹だもんね~」と言っていて、その時は「そうか、そうか、そういうことわざにも使われるくらいだもんね~、美しいはずだ」などと思いましたが、今ブログを書きながら、それ芍薬(しゃくやく)じゃん!しゃくなげじゃないよ、と気がつきました。
誰も彼もアホ過ぎる(笑)
まだ蕾のものもありました。
今週いっぱい楽しめるかも!?
各々に写真を撮ってばかりでちっとも先に進みません(笑)
右手は瑞々しい新緑の森です。
ん?なんで戦場ケ原より標高が高いのに、こちらの方が新緑が進んでいるんだろう?と今になって疑問符が、、。
周回ルートにはたくさんのQ&Aの看板がありましたが、そんな疑問に答えてくれる設問はなかったです。
トウゴクミツバツツジも今が盛りです。
対岸のミツバツツジが気になりますね。
多分あちらは兎島です。
対岸からはこちらも湖面にピンクが映るように見えているのでしょうか?
ピンクと白と緑に囲まれた平らな道を、おしゃべりしながらのんびり歩きました。
まもなく西岸が終わり、湯ノ湖南岸になります。
南岸にも釣り人が。
今日は風もなくとても穏やかです。
男性ハイカーが木陰でのんびり休憩していました。
こういうQ&A方式の看板がいくつもありました。
「標高1480Mの湯ノ湖と、標高540Mの日光駅周辺でどのくらい気温が違うか? 」答えは「5.6度」だそうです。
避暑地として栄えるはずですね。
大きな岩を抱く「クロベ」の大木です。
ヒノキの仲間で、葉の裏が白いと「アスナロ」と呼ばれ、白くないのが「クロベ」なのだそうです。
木製の橋が現れました。
橋の上で「おひけぇなすって」のポーズをする三人。
二つ目の橋です。
ここからゆるやかに流れ、湯滝に直角に落ちて行きます。
その後は湯川~龍頭ノ滝~中禅寺湖~華厳の滝と経て、太平洋へ向かう長旅の始まりです。
橋の上からの眺め、三分割写真です。
正面に見える山は温泉ケ岳(ゆせんがだけ)でしょうか?
金精道路と金精峠が見えます。
湯ノ湖の釣りは、明治から昭和初期にかけて、外国人の避暑地として知られるようになり、湯川などでフライフィッシングするようになったのが始まりだそうです。
今日もこんな風に遠浅の湖の中に腰まで浸かってフライフィッシングしている方を沢山見かけました。
逆さ金精峠😅
日光白根山は山頂を雲に隠しています。
東岸を歩きました。
こちらの道は西岸より水面に近いです。
湖面に近い所にトウゴクミツバツツジが咲いている美しい半島のような場所が見えます。
このときは分かっていませんでしたが、あれは「兎島」という名の半島です。
ベニサラサドウダンです。
名前はわかりませんが、こんな可愛い黄色いお花もありました。
西岸歩道は国道120号と平行しています。
写真には写っていませんが、この辺りで車道が二手に分かれています。
右に行くと金精道路へ、左に行くと湯ノ湖ビジターセンターへ通じます。
この辺りで、「もしかして、リュック背負って来なくても、車に置いておけば良かったね」とハガレーナが気がつきます。
確かに!
何も食べず、何も飲まず(平らな道なので汗もかかない)、重たいリュックを無駄に背負って歩いてきました。
悔しいので、喉が渇いてはいませんでしたが、スポーツドリンクを何口か飲んでおくことにしました。
兎島への分岐に着きました。
北岸の歩き始めにもあったのと同じような展望デッキがありました。
兎島という名の半島(出っ張り?こぶ?)に入って行きます。
私が「兎島に行こう~🎵」というと、ハガレーナがウサギの真似をしながら歩いていきました。
何と言う名の木なのかわかりませんが、兎島の主のような巨木です。
水辺の近い所までおりていけます。
ハガレーナが撮影したトウゴクミツバツツジです。
ターボが満面の笑みですが、何がそんなに可笑しかったのでしょうか?
湖面ギリギリまで枝を伸ばしたツツジが素敵です。
湖面にツツジの影が映っています。
度々湖面近くまでおりて写真を撮りながら、暗い兎島を一周しました。
兎島をぐるっと回り込んでくると、そこは「思い出のマーニー」のような景色になりました。
正面に見えるのはボートハウスです。
左手奥に日光白根山が見えてきましたね。
更に湖岸を行くと静かな入り江のような雰囲気に。
兎島の湖岸を歩き、車道に沿った木道に戻って来ました。
空気がきれいな所につく地衣類の説明です。
地衣類とツツジ。
湯ノ湖周回ルートは想像以上に楽しい道でした。
ピカンチのルンルンが背中から伝わってくるでしょ?(笑)
硝子細工のようなしゃくなげももちろん美しいですが、ソヨソヨと風に揺れるミツバツツジもとても可愛くて、遠目に見ると薄緑色の葉っぱと薄ピンクの重なりがぼやけて見えて何とも春らしい雰囲気です。
いやぁ、楽しい!
いくらでも歩いていられる。
釣りはしないけど、いつかボートに乗って湖側からツツジや新緑を楽しむのもアリですね。
戦場ケ原にもあったような、二手に分かれた木道で、楽しくて仕方ない気持ちを表現してみました。
ここで念願の(?)湯ノ湖の「Y」ポーズ\(^^)/
すると今度はターボが「姉さんを撮ってあげるよ」とカメラを私の方へ向けました。
まるで、モデルを激写するカメラマン(ターボ)と助監督(ハガレーナ)みたいな構図で笑えます😅
最近私はターボをすごく脚長に撮影することが多いのに、ターボはいつも私をズングリムックリにしか撮ってくれないので、「ターボの写真には悪意がある!」と私に言われ、汚名返上しようと躍起になっているのです。
そんなこんなで(どんなそんなこんなじゃ)、湖畔を一周してきました。
この辺りは硫黄の匂いがして、水が白く濁っています。
標識と一緒に4人で記念撮影しようと、木の手すりにぐにゃぐにゃ三脚を設置しようとしましたが、首がグニャリと下を向くので上手くいかず苦労していたところ、近くのお店(釣具やさん?)で立ち話をしていた男性(お客さん?お店のご主人?)が「はい、はい、撮ってあげますよ」とやって来てシャッターを押してくださいました。
ボートハウスまで車椅子仕様の木道があります。
青と緑の手漕ぎボートがズラリ、湖畔を縁取っています。
2人乗りみたいです。
今まさに漕ぎ出そうとする方がいました。
湯ノ湖は釣りをしなくてもボートでぐるっと一周するのに最適な大きさの湖です。
いつか湖面でのんびりしてみたいと思いました。
駐車場に帰りついたのは10時8分。
歩き始めたのが7時45分ですから、実に2時間23分も、湯ノ湖の周りをウロウロしていたことになります😅
案内板のコースタイムは1時間5分ですから、湯ノ湖を2倍楽しんだと言うことです。
、、と言うことにしておきましょう😁
駐車場で真っ先にやったのは、三脚の補修です。
スマホ台座の角度を変えるのは三脚の足を曲げて対応することにし、ビニールテープでぐるぐる巻きに動かないようにしっかり固定してしまいました。
購入した時より何倍も頑丈で逆に使いやすい三脚の完成です。
後半はストレスなく、自撮りが出来そうです😁
湯ノ湖は思っていたより、ずっとずっと快適で美しく、景色の変化に富んでいて、満足度の高いコースでした。
ピカンチも「楽しかったね~🎵」と言っています。
よしよし、いい滑り出しです👍
では、お次の西ノ湖に向かいましょう。
トイレを済ませ、10時16分、駐車場を後にしました。
わずか一周1時間程の行程だったはずなのに、楽しかったので長々と書いてしまいました。
ここで【前編】として投稿し、千手ケ浜のクリンソウ、浜辺でのランチ、西ノ湖のズミは【後編】にします。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️















































































