50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【長野、小諸】クリさんと行く浅間山外輪山の旅《4/4(下山編)》2019年3月2日(土)

《登山難易度 4》

浅間山外輪山からこんにちは😃


さあ、楽しかったクリさんとの山旅も間もなく終わりを迎えます。

ランチの後の展望タイムを楽しんで、午後1時35分、下山開始しましょうか。

一時間以上尾根で遊んでいたってことですね。

帰りも同じだけ歩かねば駐車場に帰りつけませんから、ペースアップで参りましょう(とこの時は思っています。ま、何しろ50代の悲しき脳ミソですから、すぐに肝心なことを忘れてしまいますが)

ランチした場所まで戻り、リュックを背負って出発です。

再びターボが先頭でまずは蛇骨岳まで戻ります。

クリさんの頭に雷か!?

ウソウソ、飛行機雲です。

私の体も突き抜けた!

(しつこい)

いくつか岩場を越えます。

この岩場の踏み跡は一歩一歩が大きくて、多分身長3メートル位の人が最初に踏み跡つけたに違いありません。

最後の岩場登り。

今日のルートの一番の難所です。

ま、距離は数メートルですけどね。

下りでは横から張り出した枝がじゃまっけでしたが、登りではそれを支えにして登りました。

岩場を越えればあとは比較的なだらかな尾根歩きになります。

帰りも外輪山を逆の目線で眺めながら歩けて最高に気持ちいい。

外輪山が緩く弧を描いてくれているお陰です。

計算しつくされた浅間山の位置関係、素晴らしい。

秋には岩肌を彩る紅葉が美しかった蛇骨岳直下が見えてきて、秋とは違った美しさです。

生クリームとチョコレートが何層にも重なったクリームブリュレ?いや、ティラミスか。

オシャレなお菓子の名前がわからん。

浅間山はガトーショコラ、湯の平には沢山の小枝チョコレート、外輪山はティラミスと、浅間山界隈はスイーツパラダイスですな。

蛇骨岳を過ぎて岩場を下ります。

ここは南面で雪が解けてシャーベット状になっていた(あ、これもスイーツ!色も若干オレンジ色っぽかったし)ので、注意深く下りました。

ここは行きで通ったかなぁと思うような、崩れた雪の道でした。

いくつも穴ぼこが空いていて、今にも崩れそうです。

もしかしたら森の中に別の道があったのか?それとも行きよりも雪が解けて違う道に見えたのか?真相は分かりません。

再びもふもふの尾根歩きが始まります。

一歩間違えれば湯の平へまっ逆さまです。

足で蹴り飛ばした雪の塊が凄い勢いで転がって行きました。

だからといって山側に寄りすぎると樹木の根っこの周りは雪がゆるくて踏み抜くので、それにも気を付けないといけません。

よそ見をしないようにと言っても絶対しちゃうので、よそ見するときは立ち止まって☺️

今日は一日中、ずーっとこの大展望の中に身を置いていました。

「凄いなぁ」という台詞を何百回言っただろう。

急な斜面を歩くときは、動物でも九十九折れに移動するのですね(ホントか?)。

コメツガの枝に得たいの知れない妖精のようなものがくっついていました。

これに気がつくとあっちにもこっちにもついていて、楽しくなりました。

コメツガの赤ちゃんなのでしょうか?

こうやって見ると黒斑山までだいぶあるように見えますが、意外とあっという間です。

森に入って行きます。

森の中を歩くのは、閉ざされた安全な世界にいる落ち着きとワクワクが共存したなんともくすぐったい心持ちになります。

登山道に長く伸びた枝にできたつらら。

登山者の頭の上にぶら下がっています。

のれんのようにくぐって通る。

頭の少し上なのに壊れないでいたなんて、背の高いハイカーも少し頭を屈めて通ったのねと思うと、温かい気持ちにもなります。

西日を浴びて可愛く輝いていました。

森から出て再び展望の道へ。

黒斑山まであと少しです。

こうやって見ると、結構危うい感じの所を歩いていたんだな。

その時には特に危ないとは思いませんでしたが。

2分割写真(笑)

この二つを頭の中で横に並べてイマジネーション膨らまして見てください。

肉眼で見ている時も、広すぎて一目で全てを見渡すことはできません。

首や目玉を動かして全体を捉えています。

何度も立ち止まり、景色に見とれます。

そして、「凄いなぁ~」という(笑)

それしか言うことないんかい!?ってくらい。

黒斑山を通過します。

この森の中を歩いているとき、ターボがストックで木の幹を叩き、ターボが通過した後、クリさんと私の上に雪や氷の粒がザバーっと降ってきました。

私が「ターボ、何?それイジワルかい!?💢」というと「何?何?」と気がついてない様子でした。

どうやらわざとではなくポーチから何か取り出す時にストックを横にしてしまい幹にたまたま当たったらしいです。

「私がイジワルするわけないじゃ~ん。イタズラはするけどさ、、」と言っていた。

だから、それ!

それのことよ。

八子ヶ峰でも花子の頭に「わざと」雪を降らせてたじゃん。

だからそれかと思った。

湯の平に落ちる剣ヶ峰の影が美しいです。

午後になると見られる景色。

あんな風に凹凸になっているのかと形がよく分かりますね。

草すべりの入口です。

雪の道でも踏み跡がありますね。

トーミの頭に青いシャツの男性が立っているのが見えます。

(あ、写真を拡大すると座ってる。さっきまで立ってたのに、チッ)

スタイルの良い男性ハイカーは遠くから見ると絵になるんですよね。

岩場の上とか、最高にカッコいい。

これ、いわゆる「スキー場の恋」ってやつですか?(笑)

恋はしませんが、これからも借景として使わせて頂きます(^-^)

午後2時48分、トーミの頭まで戻って来ました。

得意の三分割写真。

はい、頭の中で横に並べてね。

想像力を鍛えて、ボケ防止に活用しましょう。

帰りのトーミの頭でもこの展望です。

いやぁ、凄い(また言っちゃった)。

今日みたいな天候の日が年に何回あるのでしょうか?

カモシカを探して覗いてみます。

草すべりに足跡がついてますね(あ、人間のです)。

今日このルートを歩いて前掛山に行ったハイカーがいるのでしょうか?

もう3時になります。

名残惜しいですが、帰りましょうか。

あちゃちゃー、ここはもうグッチャグチャです。

生チョコ状態。

この後、登って来られた男性カメラマンと立ち話をしました。

明日の天気が悪そうなので、急遽登って来られて、これから雪山に映る夕焼けの風景をカメラに納めるのだそうです。

まだまだ展望がいいから、下るなら槍ヶ鞘まで登って下った方がいいよ、とアドバイスしてくださいました。

笑顔で「そうですか、分かりました!」と答えたのに、

分岐で何の躊躇いもなく中コースへ入っていくターボ(笑)

昨年ランチした広場を通ります。

今回は霧氷はなし。

でも最後まで素晴らしい青空でした!

この辺りは前回シリセードで滑って楽しかった場所ですが

今日は雪の量が少なくて岩場などにぶつかると怖いので大人しく歩いて下りました。

おっと~、ここはソリで滑った跡が、、。

まずは私が滑り、続けてターボ。

お次はハガレーナ。

クリさんは雨具を着てこなかったので滑りませんでした。

ハガレーナと私は引き続きシリセードですが、ターボはすべりが悪いらしく、ジタバタするばかりでなかなか進んでいませんでした。

その後(翌日)、雨具を干そうとしてカッパのお尻に穴が空いているのを発見したそうです。

「シリセードしたからだ~(涙)」とだいぶ落ち込んでいました。

その後、スノーシューコースとの分岐を過ぎ、

いつもの広い場所を通過。

この頃にはスキー場からのアナウンスや音楽がガンガンに聞こえていました。

対岸(表コースの北側斜面)の針葉樹がやっぱり美しい。

駐車場が見えてからの道がまさかのズボズホでした。

膝くらいまでの深さの踏み跡があって、固くしまっているので、ずいずいずっころばし状態。

これがわかる方は歳がばれますね。

だいぶ雪が解けた駐車場に帰りついたのは、3時53分でした。

約7時間、雪と展望で遊び倒しました。

サイコーに楽しかった。

最近あきっこさんが裏磐梯でスノーシューハイクをして満足度100000%(だったかな。0が多過ぎて老眼では判別不能でした)と書いておられたけど、多分私たちもそんな気分です。

晴れ女隊に超晴れ女のクリさんが加わったことで、晴れ女×4の最強晴れ女集団が出来上がったのです。

帰りの車で『晴れ女隊クワトロ』、略して『クワトロ隊』を結成し、祝杯をあげたのでした(気分だけね。飲んだのはコーヒー)

車に乗ってからターボとハガレーナがみんなにジップロックに入った駄菓子を配ったら、クリさんが驚いて「お菓子やさんなんですか!?」と言ったのには笑いました。

お気楽隊は非常食として持ってきたお菓子を(コースが短いので)山では食べず、復路の車の中でバリボリバリボリ食べながら帰るのが習慣になっています。

その日に消費したカロリーを取り返すかのように、、。

だから山に行ってもちっとも痩せない、むしろ太る原因はここにあり!って分かっているんだけど、もう歩かなくていいというこの解放感と、冬はヌクヌク、夏クーラーガンガンの中でお菓子を食べるこのまったり感が病み付きになるんですよね。

駄菓子の魔力。

姫にはわからんじゃろう(再びの島根弁)

そうそう、先日榛名山で山友になったなっちゃんは、群馬の情報発信をされていて、道の駅で食べたもの等アップされていたのに感化され(すぐに影響される)、今後は帰りにちょっと遠回りしてもコンビニじゃなく道の駅とかに寄ってご当地グルメを楽しむってのを入れ込んだらどうだろう?と皆に提案し、賛同を得ていたというのに。

帰りにはすっかりそんな気はなくなっていました。

私たちって山で楽しみ過ぎちゃって、それだけで満足度のバロメーターが振り切れちゃうから、それ以上何も入ってこないんだ、と今頃気がつく。

また現地に一銭もお金を落とさなかった(トイレに払った協力金だけ)、、ごめんよ。

いつの日か出世したら、協力金として100円じゃなくお札を入れます!(宣言)

最後ガソリンを入れて高速代を加え計算し、クリさんに交通費は「1500円」と伝えると、「え!?そんなもんで行ってこれちゃうの!?」と驚いてました。

ええ、ええ、そうなんです。

高速使わない場所に出掛けた時など一人500円ってときもありますから。

料理もシンプル、お金もシンプル、これがお気楽隊の流儀です。

メンバーやブログは若干暑苦しいけどね(笑)


「楽しかったね~✨クリさんとまた山に行きたいね~🎵」と、クリさんを最寄り駅におろした後で三人で話しました。

クリさん、遠くからはるばるこんなド田舎まで来てくれてありがとうございました❗

そして、浅間山、一日中素晴らしい景色をありがとう。

私たちのゲストも楽しんでくれたよ。

みんなあなたのお陰です。

(余談、、)

今回、クリさんと出掛ける雪山をどこにしようかと迷っていて、先日行った八子ヶ峰があまりに楽し過ぎて、クリさんに浅間山と八子ヶ峰どっちがいい?と聞くと、「どっちも行ってみたい。選べない」とのお返事が来たので、出発時間のことを考えて浅間山にしたのですが、そんな私を殴ってやりたい。

なんで浅間山と八子ヶ峰を同列に考えて悩んだりしたんじゃ~(#`皿´)

浅間山の方が素晴らしいに決まっとるじゃろぅがー!(コーフンすると島根弁になる)

浅間山で最高の1日を過ごした今となっては、なんであのとき八子ヶ峰と迷ったんだろうと、不思議でならない。

ま、要するに浮気性だということです。

すぐ感化される。

感動の沸点が低いんだわ。

ターボは笑いの沸点が低いんですけどね。

自分のダジャレで笑ってますから。


さて、さて、来週は長女と久しぶりに(去年日光白根山に一緒に登って以来)山に行ってきます。

八子ヶ峰で雪遊びしたいけど、もう解けちゃったかなぁ~。


初の4分割(テント泊の縦走でもないのに)、最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!


本日のウェアラブルデバイスのデータです。

歩行距離 11キロ。

(最後ストップを押すのを忘れてて、車で走り出した後なので若干誤差ありです)

累積標高差 621M。

歩数 13000歩。


登山口0907~(13分)~車坂山0920~(40分)~トーミの頭1100(15分)~(18分)~黒斑山1133(3分)~(40分)~蛇骨岳1216~(尾根で1時間19分)~出発1335~(1時間12分)~黒斑山1427~(21分)~トーミの頭1448(12分)~駐車場1553

全行程 6時間48分

(うち歩行時間 4時間59分)

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