50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

《その後》SNSの拡散スピードに驚く。2022年2月25日(金)

こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


お気楽隊が山での事故現場に遭遇してから、一週間になります。

これは、多くの方に伝えなくてはいけないと感じた私たちは、それぞれ、ブログ、ヤマップ、ヤマレコという媒体を通じて、事故の状況やそこから学んだことを発信してきました。


その後の報告をしたいと思います。


私たちにとって、大きな出来事は、亡くなった男性のご家族からコメントをいただいたことでした。


それは赤城から帰る車の中でのことでした。

GPS起動の際の省エネモードをオフにすると、ブログにコメントが届いているとの表示がでてきました。

ブログを開くと私が発信した【⚠️注意喚起⚠️】の記事のコメント欄に、こんなコメントが届いていたのです。


『叔母からこの記事のことを聞き、拝見させていただきました。

滑落したのは私の父です。

父の最後の状況を知る事ができました。本当にありがとうございます。』


、、、震えました。


後ろの座席に座ったターボの「伝わったね、、」という声は震えていて、運転するハガレーナの目が潤んでいるように見えました。


伝わった、、やはりご家族に繋がるんだ。

しかも、こんなにはやく。


もしかしたら傷つけてしまうのではないかととても心配でしたが、『ありがとうございます。』という言葉で、大丈夫だったんだ、やっぱり発信は間違いじゃなかったんだと、心底安堵しました。


そして、その日の夜、再びこんなコメントが届いたのです。


『私たち遺族もやまみほさん同様、現場近くに居合わせた方が怖く辛い思いをされたに違いないと、気がかりでした。


登山を趣味とする方々がこの記事を見て、登山している方同士で注意喚起していただき、父の様な事故を起こし、私たちの様に悲しむ家族が今後現れない事を切に願っております。


PS

この記事を葬儀の会場に展示させていただけませんでしょうか。』


あぁぁぁ、、ちゃんと伝わってる。

私たちが伝えたかったことが、全てご家族に誤解なく届けられた。

そして、私たちへの気遣いまでいただいて、、、涙が溢れました。


葬儀の会場で掲示されれば、会社の同僚や上司の皆さんも見てくれるものと思います。

そしたらきっと残されたお二人の助けになる。


ご遺族の皆さま、本当にありがとうございます。


山をやる人達の関心がいかに高いか、、いつになく多くの方に記事を読んでもらえていましたが、ご家族からのコメントの後からそのアクセス数が急激に増えていきました。

葬儀がいつ行われたのか、私にはわかりませんが、多分関係者の皆様が読んでくださっているものと思います。



2/25の21時現在、私のブログのアクセス数は11,908。

本当に多くの方に伝えることができました。

Twitterでリツイートしてくださっている方も多いようで、、

あきっこさんのヤマレコアクセス数にいたっては、、


なんと、、

訪問者数、、24,079人。

驚異的な数字をたたき出しました。

ちょっと怖いくらいです。


山登りをする人々が、いかにこんな情報を求めていたかが伺えるアクセス数です。

人より危険な趣味を持ち、事故と隣合わせであることを自覚している登山者が、とはいえ実際に滑落するのはどんな状況なのか、今まで知る機会がなかったことの現れだと思います。


今回、多くの方にリツイート、拡散、コピペ、そして口コミしていただいたことで、山のガイドさんを含めた万を越える人々に「伝える」ことができました。


そして、一番気になっていた、ご遺族に誠意が伝わり、その結果同行のお二人にもきっと届いているものと思います。


長男ケイが、

『不運な事故に遭遇した人間として、母さんはできる限りのことを全てしたと思います。誇りに思います。』

と言ってくれました。


勇気を出して発信したことが、これからの山の事故を減らすことに繋がる、、そう信じていいでしょうか?


これからも山での注意喚起、お節介な声かけ、ハイカー同士のコミュニケーションを大切にして行こうと思います。


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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