【群馬、西上州】群馬百名山の小沢岳に。群馬のマッターホルンをひまと一緒にハイキング。2019年3月9日(土)
《登山難易度 2.5》
(南牧村HPより)
こんにちは😃
いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます!
今日は群馬県西上州は南牧村にある小沢岳に、ひまと一緒に出かけました。
1ヶ月も前からこの日は長女と雪道歩きに出かける予定にしていましたが、彼女の教え子達が県大会に出場が決まり、にわかに忙しくなり、体も疲れているということでキャンセルに(涙)
そんな時、黙って私に付き合ってくれるのは、そう、うちの番犬「ひまわり」しかいません。
ということで、ひまと一緒にいつにも増してお気楽に登れる山(高低差500M以内、歩行時間3時間程)を探してみました。
西上州にはそんな山が正に「山ほど」あるので選び放題です。
その中でも「小沢岳」は、今行ける山(林道が冬期閉鎖されていない)としては、稲含山に一番近く、展望も抜群にいいと聞き、ここに決めました。
何度も稲含山から眺めている小沢岳ですから、小沢岳からも稲含山を間近に見れるはず!
どんな景色が私たちを待ってくれているのでしょうか?
ワクワクしながら出発です(^-^)
春眠、暁をおぼえず、、、う~ん、春は犬も眠いのかな?
ひまに起こされたのは6時半頃でした。
それから、しばらく私の文鳥を眺め(いくらでも眺めていられる)、新しい小鳥小屋を文鳥達が快適に使ってくれているかと観察していました。
私が3日かけて一人で作ったオリジナルの文鳥小屋です。
骨組みは猫ハウス。
ホームセンターで3階建ての猫ハウスを見つけ、これを鳥小屋に使うことはできないか?どうやって蛇や猫からの攻撃に耐えうるものが出来るか?と、腕組みして20分くらい考えて頭の中に設計図を描き、苦心惨憺して作りました。
何しろ日曜大工などしたことがないのですから。
仕事から帰宅してから夜もコツコツやっていたので、天狗岳以来のヘッドランプ登場ですよ(笑)
犬の散歩で通りかかったご近所さんに「何を作っているんですか!?」と何人も話しかけられ、ベンチコートを着て、ヘッドランプをおでこにつけて、四苦八苦しながら作業している私は、多分とても奇妙な人に見えたはずです(涙)
針金で腕は傷だらけ、のこぎりで指先を負傷しながら、何とか完成しました。
なぜ鳥小屋など作ったかって?
それはこの春にもまた新しく雛が誕生しそうな気配だったからです。
3年前くらいから飼い始めた文鳥で、初めは2羽でした。
その後1羽が餌やりの扉の隙間から逃げ出してももたの餌食になり、1羽ではかわいそうとまた1羽買ってきて2羽に。
そのうちの1羽(メス)が卵を産めずに亡くなってしまい再び1羽に。
やっぱり可哀想なので次に買ってきて2羽になると、今度は相性が良かったみたいで、翌春3羽の雛が誕生したのです。
なので今は5羽の文鳥がいるわけなのですが、子供の3羽のうちの2羽がまたカップルになったようで、二組のカップルがそれぞれ巣作りを始めていたので、それは嬉しいことなのだけど、また雛が生まれたら今の鳥かごでは狭すぎるじゃん!と思い、生まれる前に大きな鳥小屋を作ろう!と思い立った次第です。
雛が生まれたら、今はひとりぼっちのオス鳥(真っ白なイケメン)にも彼女ができるかもなので、環境整備しておかなくちゃ!
オリジナルの小鳥小屋が完成して、文鳥たちを引っ越しさせてからはいつも「ももた」が狙っていますが、どうやら彼も「どんなに頑張って網をよじ登っても、どうしても鳥に手が届かない」ことを悟ったらしく、初めの頃程むやみやたらによじ登ることは無くなりました。
私が設置した枝や小道具に乗ってくれている姿を見ると、胸がキューンとなります(*^^*)
真ん中に写っている白い子がひとりぼっちのイケメンくんです。
そうそう、この後中に観葉植物を配置しました(写真は撮ってないけど)。
私はペットの住環境を整えることに燃える性格らしく、今までもひまの庭での住環境を整えるべく、散々馬鹿げた努力を続けてきましたが、ほどなくバカ犬(ひま)にせっかく設置した網やフェンスを食いちぎられたり、壊されたりしての逃亡事件が何度も発生し、結局庭での放し飼いは断念、今は長めのリードに繋がれています。
壊して逃亡しなきゃ、庭の中でノビノビ過ごせるのに。
ひまはおバカさんなんです。
これと似た話、そう言えば瀬戸内の造船所から逃亡した事件がありましたね。
彼はしばらく逃げ回っていたらしいですが、ひまは必ずその日のうちに逮捕されます。
今は長いリードに繋がれているため、庭を横切る猫たちを追いかけてすぐに庭木に絡まり、日がな一日、庭木の根元でぐるぐる巻きになっていることも度々です。
悲しきひまのちっぽけな脳ミソ(涙)
飼い主に似たのでしょうか!?
あれ?何の話でしたっけ?
そうそう、山の話、山の話ですよ。
しばらく小鳥の観察をしてたって話です。
今日はゆっくり出発でも大丈夫な山ですから。
その後支度を整え、自宅を7時半頃出発しました。
高速をおりてから、下仁田の車道から見えた景色です。
おっ?あれが群馬のマッターホルンか!?と思って写真を撮りましたが、地図を見ると多分違いますね。
左から四ッ又山、鹿岳(カナダケ)までは分かるので、右手の山はもしかして物語山でしょうか?
それともゴシュウ山と秋葉山?
よくわかりません。
高速下仁田インターでおりてから、途中セブンに寄ってトイレ休憩し、9時4分に小沢岳登山口に到着しました。
途中の林道は民家がある辺りから狭くなり、普通乗用車がギリギリ1台通れる道幅しかなくドキドキしました。
民家から出て来た車とすれ違えず、地元の車にずーっとバックしてもらう事態になりました(涙)
すみません🙏💦💦
民家のある辺り(村内)は駐車禁止と何かに書いてありましたが、そもそも駐車できるような場所はありませんでした。
村内を越えて、恐る恐るどこまで続くのかと車を進ませると、やっと前方に登山口らしき広い場所が現れてほっとしました。
群馬百名山「小沢岳」の案内板です。
歩いてきた今となっては、正にこの通り!というのが分かります。
端的に小沢岳の特徴を表していてこれ以上でもこれ以下でもない(笑)
群馬百名山は、「21世紀の文化づくり事業」の一環として、群馬県民により選ばれた公式なもののようです。
なぜか三ツ岩岳が入っていないのは不思議(浅間山外輪山は黒斑山だけでなく蛇骨岳も入っているというのに)というか不満ですが、、(?_?)
群馬百名山を意識してきたわけではないですが、今まで私が登った事があるのは、数えてみると今回の小沢岳も含めると16座でした。
(1)赤城山、(4)浅間隠山、(13)稲含山、(16)エビ山、(22)小沢岳、(25)篭ノ登山、(38)黒斑山、(40)袈裟丸山、(46)桜山、(49)至仏山、(50)蛇骨岳、(68)谷川岳、(79)日光白根山、(80)根本山、(83)榛名山、(98)湯ノ丸山です。
こう見ると結構群馬の山にはお世話になっているんだわ。
群馬百名山には妙義山や庚申山など、私には無理っていう山も含まれているので、制覇するのは厳しいと思いますが、これからもちょっと意識して登ってみたいと思います。
支度を整え、9時16分出発です。
案内板の通り、まずは林道歩きから始まります。
美しい沢に沿って緩やかに登って行きます。
体が少しだるいです。
こんなに緩やかな登りなのに、息があがり、足が思うように動きません。
往路の運転も、いつもは山に出かける時は張り切っているので目も頭も冴え冴えなのに、今日は何となく眠くて頭に霞がかかったようにぼんやりしていました。
昨日から飲み始めた花粉症の薬のせいかもしれません。
薬が体に「休め、休め、安静にしてろ!」と指令を出しているようです。
これって、中山とにゅうに登った時のハガレーナの状態と同じかも、こんな感じだったのか、、と思いました。
出発から30分、前方に石仏らしきものが見えてきました。
そろそろ峠かな?
なかなか進まないと感じていましたが、結果的には標準コースタイムより10分も早く着いたようです。
ん?なんで?
標準コースタイムが甘々なんですよね、きっと。
9時45分、2体の石仏のある椚(くぬぎ)峠に到着です。
標高差122M登ってきました。
上着を脱ぎ、水分補給で5分程休憩しました。
登山口は右手です。
地図には小沢岳を望むと書いてありますが、よくわかりませんでした。
今思えば、もう少し林道を先まで(行き止まりのゲートがある方まで)行ってみたら見えたのかもしれません。
「小沢岳→」と標識が示す狭い道に入り、植林帯の上部を歩きますが、すぐにガレて滑りやすい下りとなり左からの平な道と合流したので、何だ無駄に登り下りしただけか、左の平らで広い道を進むのが正解なのかと思い、そちらを進んでしまいました。
↑こんな風に尾根を行く道の左に平で歩き易そうな道が平行してあります。
「←小沢岳」の標識が微妙に左手の平らな道を指している気がしたので、あえて尾根道じゃなく平らな方を行くんだよと教えているのかと思いそちらを選択してしまいました。
結果的にこれは失敗でした。
右の尾根道の方が良かったのかも、ともう少し後で気がつくことになります。
平らな道の方もこんな風に崩れた箇所がありました。
気をつけて通過します。
右手の尾根から少し窪んだ道を進んでいます。
前方に目指す小沢岳が見えてきました。
少し行くと左手の展望が開けます。
尾根歩きだとこの途中の西側展望はなかったかも。
早くも浅間山が見えてきました(^-^)
見慣れた西上州の山並み。
でも山の名前がはっきりわからないのが悲しいところ(涙)
おっ!
あれは蓼科山ではないですか。
特徴的なハゲ頭(失礼!山頂部)が見えてきました。
また少し行くと、尾根道が低くなり平らな道と合流する箇所に標識が現れます。
あれあれ?「←小沢岳」の標識が尾根道を指しているではありませんか。
こんな立派な標識があるのですから、尾根道歩くのが正解だったのか~!?と思い、尾根道歩きに変更です。
登山口の案内板にあったように、いくつか(5つ程)小ピークを越え、登り下りします。
辺りは憎っくき杉と檜の植林帯です。
薬が効いているのか、いつものようなくしゃみは出ませんが、それと引き換えに、やはり体が重いです。
神社への参道のように真っ直ぐ伸びる道。
実際はジグザグに登るように道がありました。
ひまは野生の勘で道を間違えないと以前書きましたが、どうやら臭いを嗅いで、先行者の臭いを探しているんだなと思いました。
登山口にもう1台車が停まっていましたから、先行のハイカーがいるはずです。
10時31分、「二一六八」と彫られた石柱のある小ピーク(前衛峰)に着きました。
椚峠から41分なので、まあまあ標準タイムです。
峠から標高差179M登って来ました。
ひまも水分補給しました。
この辺りで下ってくる30代くらいの男性ハイカーとスレ違いました。
これで山頂付近には私とひまだけになりましたので、リードから手を離しました。
この辺りは地図に「道迷いによる死亡事故あり」と書いてあります。
尾根が広がり、確かに踏みあと(登山道)が若干薄い気がしましたが、道に迷うほどではないと思いました。
天候の悪い時だったらわかりませんが。
私にはひまという優秀な相棒がついているので、心強いです。
ハイカーの臭いをクンクンかぎながら先を行きます。
最後の急な登りです。
一旦10M位下って、標高差30M登り返します。
私がモタモタしていると、ひまが心配して戻って来ます。
林相が変わり、ツツジ、アセビなど花の咲く木が増えてきました。
青空が広がり、山頂が近いです。
ひまはあっちに行ったりこっちに来たり、走り回っています。
山頂の手前で既にこの展望(*^^*)
檜沢岳が目の前です。
う~ん、稲含山方面は灌木で見えないみたい(涙)
八ヶ岳が見えるようになってきました!
山頂に着きます。
10時48分、大日如来が鎮座する小沢岳山頂に到着です。
椚峠から約1時間(前衛峰から17分)でした。
前衛峰からの急な登りでもたついたようです。
毎日こんな素晴らしい景色を眺めている大日如来、、あ、目をつむっているか。
ひまと私の分のお賽銭を入れ、いつも安全な登山を見守ってくれてありがとうございますと伝えました。
それと息子の合格祈願も!
大日如来と3人(?)で、記念撮影。
そうそう、三角点ね、三角点。
ついつい忘れてしまう(笑)
実はこの写真、下山直前に撮りました。
危うく忘れるところだったぜ。
こちらは3等三角点なり。
そして山頂からの展望はこちら。
右からターンして、、
若干灌木がじゃまっけですが、西側に大展望が広がっていました。
八ヶ岳。
蓼科山、北横岳。
浅間山。
先週登った時より雪の量が増えた気がします。
「西側くずれ、いかないで」と書いてあるので、初めは行けないのかと思っていたのですが、、
山頂で自由にさせていたひまがスタスタ入って行ったので、「おいおい、待て待て、ひま、そっちは危ないらしいよ~!」と追っていくと、なんと、なんと、、
遮るもののない、素晴らしい展望がひらけていました。
えー、こんなにきれいな景色なのに、「行かないで」はズルいぞ!と思ってしまいました。
確かに少しガレていて、下手に左手に入り込んだり、正面の崖から落ちたりしたら命はない場所ですが。
山頂からは灌木で見えない里の風景も見えるようになります。
ここで地図とコンパスを取りに戻り、山座同定しようと試みましたが、地図を大きく広げてコンパスも使っては手の数が足りず、では地面に地図を置いてみるとひまが上に乗っかるので、うまくいきません。
ひまの手では役に立たない(涙)
結局分かったのは檜沢岳、四ッ又山、鹿岳という、稲含山で何度も管理人さんに教えて頂いた山だけで、三ツ岩岳がどれなのかもわかりませんでした。
名前はわかりませんが、西上州の山並みをバックに苦笑いの自撮り。
浅間山とツーショット。
手前の山は大桁山と石尊山かなぁ。
ひまが早く歩き出したくて落ち着かないので、そろそろ下山開始します。
50分も一人で(ひまは関心ないので)地図と格闘していましたが収穫は乏しい。
でもでも眺めは西側だけでしたが、大満足のビュースポットでした。
大展望の前評判に偽りなし!
山頂にいる間、誰も登って来ませんでしたし、大展望を独り占めでした。
何度か振り返り、展望に別れを告げ下山です。
ここは登ってくる時に平らな道から尾根道へ合流した地点です。
ひまは朝歩いてきた方に進もうとしていましたが、呼び戻して尾根道を行くことにします。
もしかしたら東側の展望が良いのでは?と思うのです。
初めは展望のない植林帯ですが、少し行くと展望が良さそうな気配が。
おおおおお~、やっぱり!
稲含山、見~っけ!\(^^)/
やっと見つけられました。
まだ背の低い苗木が植えられているので、もう数年したらこの展望もなくなってしまうのでしょうね。
今がチャンスです。
更に進んで岩場の上で振り返ると、、
更に展望が広がります。
あー、私のバカバカ。
なんで登りでここを歩かなかったのだろう。
こちらを歩いていれば振り返らなくても目の前に大展望を楽しみながら、登って行けたのに(涙)
振り返る度に広がる展望。
遠く白い山並みも見えていますが、上越国境の山でしょうか?
こちらは稲含山から続く藤岡市の山並み。
白髪山などでしょうか?
こちらは御荷鉾スーパー林道の走る日向山、日影山などでしょうか?
地図読みの技術が乏しいので、はっきりとは分かりません。
林道が見えてきました。
12時半、林道(椚峠)まで戻り、峠からは林道下りとなります。
時々右手の斜面から石がコロコロと落ちて来るので、その度に上に熊などいないかとドキドキしました。
沢の水がきれいです。
そうだ、こういう沢沿いの道を歩くときは、空のペットボトルに水を汲んで帰るといいなと思いました。
次回以降の宿題で。
ここは少し林道が広くなっています。
地図に乗っていた「P5台」っていうのはここのことだったんだろうなと思います。
私はここより少し下の登山口に車を停めてしまいました(先客がありましたし)が、地図を見ると「駐車不可」と書いてあります。
地元の方がお墓参りなどで使う場所だったのかなと思いました。
11時50分、駐車場に帰って来ました。
下山途中にスレ違った方の物と思われる車が1台。
あれ?若い男性ともスレ違ったけど、あの人は何できたんだろう?
もしかして後からのご夫婦の息子さんだったのかしら?
あ、それか坊主淵までバスで来て、林道を歩いて来たのかもしれませんね。
今日の山では登りで一人、下りで三人とスレ違っただけでした。
群馬百名山にしては、静かな山歩きとなりました。
ま、大体こんなもんか。
往路では撮影しなかった林道の様子を載せておきます。
こんなに狭い道幅の道路になります。
民家もあります。
写真で見ると意外と広そうに見えますが、まじで車幅ギリギリです。
里を抜け、ようやく広い林道に出ました。
こうなれば一安心。
途中に林道の地図があったので、参考まで。
林道が開通したら、御荷鉾スーパー林道を使って御荷鉾山や赤久縄山に行きたいです。
この後林道を走っているとバス停「坊主淵」という所に大迫力の岩山がありました。
うわっ、これはすごい!こんなにすごいのに無名なのか?!と思いながら、ゆっくり通過したのですが、帰宅して地図を見るとちゃんと「奇岩の岩稜」と書いてありました。
側には「行者返しの氷瀑(3段150m垂直、冬期氷結で出現)」があったみたいです。
立ち寄ってみれば良かったです。
歩行距離 6.7キロ
歩数 13000歩
累積標高差 410M
登山口0916~(29分)~椚峠0945(5分)~(41分)~前衛峰1031(5分)~(12分)~小沢岳山頂1048(48分)~(11分)~前衛峰1147~(43分)~椚峠1230~(20分)~駐車場1250
全行程 3時間46分
(うち歩行時間 2時間48分)
※標準CTは2時間35分
最後までご覧頂き、ありがとうございました(^-^)