【大人の遠足・ちょい登山】紅葉の奥日光・戦場ケ原から光徳牧場へ。2021年11月6日(土)
奥日光・戦場ケ原から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回のリハビリハイクは、紅葉真っ盛りの奥日光です。
付き合ってくれるのは、クリさんと花子の二人🥰
クリさんは奥日光は社山、男体山、女峰山に登ったり、高山から千手堂のクリンソウを見るコースを歩いたりしたことがあるのですが、ここ戦場ケ原はお初なんですって!
花子も子ども達が小さかった頃に中禅寺湖畔のキャンプ場に度々訪れていたようですが、戦場ケ原はとても久しぶりだと言っていました。
いろは坂や中禅寺湖畔は紅葉の盛りでしたが、そこより標高の高い戦場ケ原はどうでしょうか?
お天気サイコーの予報なので、とても楽しみです🥰
《登山難易度 1》
🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙🚙
クリさんを6時半に東武東上線の玉淀駅でピックアップし、奥日光を目指しました。
車窓から見えた足尾の紅葉も真っ盛りです。
社山も美しい!!
中禅寺湖畔には多くの観光客がいました。
赤沼駐車場に到着したのは、9時半くらいでした。
コンビニ一回立ち寄りで下道利用、3時間です。
今日はゆっくり出発なので、駐車場に空きがあるか心配でしたが、まだ数台のスペースがあり、無事停めることができました😁
🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶
男体山に雲がない!!
これは、以前金精峠から日光白根山を目指したものの、ケイの体調不良により急遽小田代ケ原散策に変更した時と同じくらいのド晴天じゃないかしら!?
ワクワクしますね~⤴️
トイレを済ませ、赤沼駐車場からヤマップスタートです。
時刻は9時47分でした。
日光国立公園「戦場ケ原」へ。
新しく整備された木道を行きます。
「奥日光にクマはいる?」
奥日光にはツキノワグマが棲んでいます。
食べ物の多くは葉や果実などの植物ですが、ハチや死んだ動物の肉なども食べる雑食性です。
秋には木に登り、枝を折ってドングリを食べます。
食べ終わった枝を集めた鳥の巣のようなものを熊棚といいます。
静かな湯川の流れに沿って歩きます。
「湯川の釣り人」
湯川では5~9月の間、マスを釣る人の姿を見かけます。
奥日光では明治時代から多くの外国人が避暑のため訪れ、フライフィッシングを楽しんできた歴史があります。
現在でも奥日光はマス釣りの聖地として名高く、湯川では釣った魚を川に戻す「キャッチ&リリース」による釣りが行われています。
うわぉ!!
これは素晴らしい!!
ムラゴンに動画を載せる方法がわからないので、左からコマ送りで🤣🤣🤣
金精峠方面。
湯泉ヶ岳。
三岳、山王峠、山王帽子山、太郎山。
小真名子山、大真名子山。
男体山!!!
女峰山は夫の陰にかくれて出てきませんが🤣
男体山ファミリー、揃い踏み!
おっ、あのカラマツの上、金精道路の下に見える白いものは、湯滝じゃないですか!?
あの上に湯ノ湖と湯元温泉があり、湯川の流れはあそこから始まっています。
三人でオキラックポーズ😁
「湿原の白いじゅうたん」
6月中旬頃、ワタスゲの白い種の綿毛が開き、一面に白いじゅうたんを敷いたようになります。
花は5月に咲くのですが、まったく目立ちません。
湯川に沿ったこの道は気持ちが穏やかになる癒しルートです😊
戦場ケ原から湯川に流れ込む茶色い小さな川。
「なぜ赤い川?」
橋の下の川底が赤褐色に見えますね。
これは湿原の中に元々含まれていた鉄分が、バクテリアなどの働きで赤褐色の物質になり、沈殿したためです。
また、湿原の水の表面に油の膜のようなものが浮いていることがありますが、これも鉄を成分とする膜で、油ではありません。
戦場ケ原に背を向けて撮影した山並みです。
金精峠の南側、前白根山や五色山などの、日光白根山の外輪山です。
あそこ、歩いてみたいんですよね~😆
花子が「この茶色い穂先の植物は何だろう??」と少し前から話していて、私が名前を思い出せなかった答えがここにありました。
夏にはここがまっピンクに染まるのよ!
でも名前が思い出せな~い💦💦💦
答えは「ホザキシモツケ」でした!
「ピンクの花園」
ここは同じ植物が大群落を作っています。
背が低くて草のようですが、ホザキシモツケという低木で、湿原の周辺部や川沿いなどに多く見られます。
7月中旬から8月中旬までピンク色の花を咲かせ、辺りは花園のようになります。
「湯川と戦場ケ原 その関係は?」
戦場ケ原付近では地形が平らなため、湯川は大きく蛇行しながらゆったりと流れています。
川が湿原より低いのに気がつきましたか?
湯川は戦場ケ原に水を注ぐのではなく、湿原の水を排水する役目を果たしているのです。
毎回写真を撮ってしまう枯れた木の根っこ。
みんなが「オブジェみた~い」と滑らかな表面を撫でていました😁
またまた展望デッキ!
以前はこんなに沢山の展望デッキはなかった気がします。
木道整備で新設されているんだろうと思いました。
今度は右から左にターーン🤣🤣🤣
何度も同じような写真を撮ってしまいます💦💦💦
あ、でもさっきは見えていた湯滝は見えなくなったよ!
違いはそれくらい(笑)
「どうして戦場ケ原というの?」
むかしむかし下野の国(栃木県)男体山の神と上野の国(群馬県)赤城山の神が、中禅寺湖を手に入れるため、男体山はヘビ、赤城山はムカデをひきつれてここで戦ったという伝説から、戦場ケ原という名がつけられました。
「赤沼」は戦いで血がたまった沼、「菖蒲ケ浜」は勝負を決める話し合いをした浜というように、奥日光にはこの伝説にちなんだ地名が残っています。
「あなたが見た花は?」
、、、こんな案内板は過去になかった気がします。
花の時期は5~8月ですね😆
今は草紅葉のみで、花はまったくありません(笑)
ベンチに座ってバナナ休憩~⤴️
食べ始めると止まらなくなって、いっぱいお菓子を食べてしまいました🤣🤣🤣
次の展望デッキにて。
「小さな老木」という案内板は以前もあったな!
湿原内のカラマツは背が低くまるで幼木のように見えますが、栄養分が少ないために大きく育たないだけで、小さくても実は老木なのですよ、、と書いてあります。
こういう感じで。
「戦場ケ原はどうしてできた?」
①正面にそびえる男体山がまだなかった頃、この場所には東の方向に川が流れていました。
②約二万年前火山活動によって男体山ができ、川がせきとめられて湖ができました。
③約一万年前に再び大きな噴火があり、その時の噴出物で湖は埋められました。
④そこに生えてきた植物は厳しい寒さのために枯れても完全には分解されず、水をふくみやすい泥炭となりました。
この泥炭が積み重なって今の戦場ケ原湿原ができたのです。
枯れ木があったので、ぶら下がり写真を撮りたかったのですが、毎度カメラマンの老眼のため、何をしているか分からない写真に仕上がりました🤣🤣🤣
青空に真っ赤に熟れた実!
どんなお味がするんだろう??
「木道」
湿原は水分を含んでいて、その植物は踏まれるととても痛みやすいのです。
湿原の環境を守り、また人が歩きやすいように木道がつくられています。
本格的な木道が整備されたのは1963年(昭和38年)からで、昔は直接地面に木を敷いていました。
現在では地面より高くし、高い視点で気持ち良く散策できるような構造になっています。
、、、今回昨年辺りの整備で新しくなった木道を初めて歩きましたが、所々に大きな段差(階段)が作られていて、下るのに花子の介助が必要でした。
何故にあえての階段?と思いましたが、もしかしたら自転車などで侵入する輩が増えたからってことなんですかね?
真偽のほどは分かりません。
今は枯れ木のようになっていますが、ここはズミのトンネルです🥰
ズミの時期に来たいと思いつつ、なかなか実現しないんですよね。
早すぎたり遅すぎたり、最盛期は雨だったり、、ドンピシャってほんと難しい💦💦💦
青木橋を渡ります。
湯川を流されてみたいですよね~😆
行き着く先は竜頭ノ滝ですが、、(これ、多分前にも書いた(笑))
お、魚!!
マス、、なんでしょうね。
来年の5月までは釣り人はやってきませんから、しばらくのんびり暮らせますね😁
湯川越しに眺められるスポットでしたが、外国の方が動画撮影していたので、近づくのは遠慮しました。
「ミズナラ林はクマのレストラン」
目の前にひろがるミズナラ林は、奥日光の平坦な場所の代表的な林です。
山の斜面や石の多い場所ではブナの木が多くなります。
ナラ類は秋にクマの食べ物になるドングリをつけるので、クマが生きてゆくためにはとても大切な木なのです。
ミズナラは標高の低いところに多いコナラによく似ていますが、葉の形で区別することができます。
小田代ケ原との分岐までやってきました。
赤沼から2.8キロ歩いてきたんですね。
私たちは湯滝方面へ向かいます。
郊外学習の子供達(多分百人以上)とすれ違い、挨拶攻撃、いただきました🥰
子供達が去って静かになった泉門池です。
おっ、特等席が空いてますよ!
以前イダブルーとハガレーナとナースと一緒に庵滝の氷瀑を見に行った帰りに座ったテーブルです。
泉の向こうに横から見た男体山。
「泉門池とマガモ」
泉門池の右奥から水が湧き出しているのが見えますか?
この池はかつて1mも水位が高く、今よりも広い池でした。
対岸の植物の生え方から、以前の水面の高さがわかるかもしれません。
冬に海を渡ってくるマガモですが、奥日光では一年中棲みついて繁殖しているものもいます。
ここでランチにします。
クリさんはチャーハンを炒めていました。
私は毎度お馴染みスープマグランチです。
お腹もいっぱいになりました。
午後の部のスタートです。
湯滝・湯ノ湖に向かう新しい道ができていました。
私たちは右手に進みます。
湯川にかかる小田代橋を渡ります。
「カワマスの産卵場所」
湯川の上流域はカワマスの産卵に適した場所が多く、この小田代橋からも、10月下旬から11月中旬には、カワマスの産卵行動が観察できます。
成熟した雌雄が寄り添い、雄が身体を細かく震わせて雌に求愛する行動や雄が尾びれを振って川底に産卵床を掘る行動が見られます。
かつて湯ノ湖に向かった時に歩いた道は通行止になっていました。
歩きやすい道だったと思うのですが、どこか崩落でもしたのでしょうか?
私たちは光徳牧場方面へ。
ここからは初めて歩く道です。
カラマツの林に木道が敷かれていました。
まるで北海道の川のように、蛇行して緩やかに流れる小川。
これも湯滝から流れているのかな?
全貌がわからないので、その辺は不明。
でもこの水量はそうだよね。
こんな林の中の道をずっと歩いて行くのかと思っていたのですが、、、
ところがどっこい!!
ドッヒャーーーー😮❕
戦場ケ原に出るんだ!!!
知らんかったーーーっ!
男体山に真っ直ぐ向かっていた木道は左にカクンと折れ、光徳牧場方面へ続いています。
こちらはハイカーが極端に少ないので(一人しか会いませんでした)、こんなこともできちゃいます✨
花子、可愛い(*≧з≦)
自然の中に溶け込んでる(笑)
おっと、人はいないけど、クマさんはここを歩いているみたいですな😱
ま、活動時間帯ではないので、これは今朝か昨夜のウ○チでしょう。
さっき歩いてきたカラマツの林。
あの森を抜けてきました。
金精山、金精峠、湯泉ヶ岳。
濃い茶色、薄い茶色、小麦色の三層のミルフィーユ🥰
広大な戦場ケ原をこちらから眺めたのは初めてです。
てか、眺められる場所があるなんて知らなかった!
通りかかったハイカー(というよりカメラが趣味の方)に撮ってもらいました。
最近気に入っている駆け足ポーズ😁
花子、湿原に落ちないでね~😆
そして、自撮り!
とっておきの場所をみつけて、満面の笑み!!
両側に細いシラカバのある道を行きます。
シラカバ林のプロムナード、楽しい~⤴️
湿原には、ノビタキ、ホオアカ、オオジンギ、アオジなどの野鳥が多くいて、バードウォッチングに最適なのだそうです。
「リンゴの仲間 ズミ」
幹が曲がりくねったズミの林です。
幹が水につかったり、土砂に埋まっても生きていける木なので、川からの土砂がたまったこの辺りや湿原の隅などに林を作ります。
奥日光には何ヵ所もズミの林が見られますが、全国的には大変珍しいものです。
ズミはリンゴの仲間で、コリンゴまたはコナシともいい、6月上~中旬に白い花を咲かせた後小さな実をつけます。
私たちは戦場ケ原の南端と西端を歩き、北の端っこまでやってきました。
今まで何度も戦場ケ原を歩いていますが、こちらまで展望のよい遊歩道が整備されていると初めて知って(ずっと森の中の道だと思っていました)、すっごく得した気分です🥰
これから国道120号を横断して、今度は逆川に沿って歩いてみようと思います。
以前丸沼でボート遊びをして私がハムストリングスを痛め、ハイキングは諦めて光徳牧場を散策した時にチラッと歩いた場所になります。
戦場ケ原までどんな風に道が繋がっているのか知りたいのと、光徳牧場でアイスクリームを食べるのが目的です🥰
車道を渡って橋の向こう側へ。
段差が大きかったので、花子に補助してもらいました。
鹿よけの柵を通過します。
これはどっち側を守っているの??
逆川に沿ってわずかな登りです。
あれ?
イメージではもう少し川の側を歩くつもりだったけど、案外遠くて、そこまで「キレイ~⤴️」とはならない(笑)
以前もあった鹿のお墓?
苔むした岩の上に、なぜか鹿の骨が積み重ねてあります。
橋を渡って対岸へ。
光徳沼にやってきました。
ここはなんだかとってもいい雰囲気なんです。
初めてきた時、訪れる人の少ないこんな場所もこんなに素敵なのか!奥日光って奥が深いわ~⤴️と思った記憶が。
チョロチョロとかすかな水音をたてて涼やかに流れる光徳沼のせせらぎ。
水面の影が水底に映ってとても美しいです。
水草も可愛い。
花子が「夏だったら入りたいわ~」と言っておりました。
ズミのトンネルを抜けて、、
光徳牧場にやってきました。
今は牛達がいないので、ちょっと寂しい😭
山がキレイですね~⤴️
右から太郎山、山王帽子山、山王峠です。
あの山王峠は、昨年あきっこさんと一緒に鬼怒沼に行った時に車で走った場所。
私はあの山王峠から太郎山に登ってみたいとずーっと思っているのですが、なかなか実現しません💦💦💦
カラマツの林のなかを歩きます。
カラマツの落ち葉が雪のように舞っていて、花子の頭と私の毛糸の帽子に沢山付きました。
光徳牧場の売店があるエリアにやってきました。
ヤマップはここで終了させました。
今回も距離は6キロちょっと。
標高差はわずかで理想的なリハビリハイクでした。
クリさん、花子、付き合ってくれて、ありがとう~🎵
光徳牧場のアイスクリームは300円でめっちゃ美味しいです。
これはオススメ!
バスの時刻を調べるとアストリアホテル前から14時2分発があったので、それに乗って赤沼まで戻ることにしました。
アストリアホテルのバス停です。
当初はこのホテルでランチ&温泉にしたかったのですが、10名以上でないと予約は受けないというのと、早め(11時半まで)に入らないととても混雑すると言われたので諦めたのです。
14時前に中を見たらがら空きでした🤣🤣🤣
その後バスに乗って(赤沼まで340円)赤沼駐車場に帰り着きました。
楽しかったね~⤴️
お気楽なリハビリハイクルートでもこんなに楽しめる場所がいっぱいです🥰
、、、まだまだこんなに候補があるよ🥰
さて、来週はどこに行こうかな?
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。