【新潟、魚沼】ヒメサユリを求めて鬼ヶ面山へ(お気楽チャレンジ第3弾)2023年6月25日(日)
鬼ヶ面山山頂から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ヒメサユリを見てみたい!!
何年も前から思っていた希望がようやく叶う時がきました!
⬆️ウキペディアより
ヒメサユリは学名がオトメユリ。
国際自然保護連合のレッドリストに指定されている絶命危惧種であり、日本特産のユリ。
ササユリに似ていますが、おしべの先が黄色くなっているのがオトメユリだそう。
⬆️南会津町のホームページより
ヒメサユリは6年目にしてやっと一輪の花をつけ、その後は一年に一輪ずつ花を増やすそう。
今日、どんなヒメサユリに出会えるのか楽しみです。
ヒメサユリと聞いて一番最初に思い出すのは、「浅草岳」。
お気楽も過去二回登っていますが、一回は真夏、もう一回は紅葉の秋だったので、ヒメサユリの咲くこのシーズンに訪れたことはありません。
浅草岳のヒメサユリも考えましたが、何しろ大人気で、あの巨大な駐車場がいっぱいになるほど人が訪れるのかと考えたら、週末登山が基本のお気楽としては気が重い。
なので、浅草岳には登らず、その隣にある鬼ケ面山に登ってみようと思います。
鬼ケ面山の稜線にも可愛いヒメサユリが咲くことをYAMAPで知ったからです。
浅草岳登山口よりはかなり標高の低い場所からのスタートとなり、距離・標高差ともにまぁまぁありますが、お気楽チャレンジ中ですから望むところです。
今回はハガレーナが地区の掃除当番で参加できないことがわかったので、久しぶりにマルちゃんを誘ってみることに。
6月は忙しいと言っていたけど、もしかして他の山がキャンセルになってるかもだしと思いダメ元でお誘いすると予定があったのは土曜日で日曜日なら🆗との返事が!!
やったー✨😍✨
元乙女三人でオトメユリ、見に行きましょ😘
マルちゃんに我が家まで来てもらい、自宅を2時に出発しました。
行きにトイレ休憩で立ちよった道の駅「いりひろせ」の側に素敵な池がありました。
「鏡池」。
女神が自身の姿を映して鏡の代わりにしたのだそう。
その後駐車場には5時半頃到着しました。
《登山難易度 8》
鬼ケ面山へは、六十里越登山口から登り、浅草岳までは行かず、鬼ケ面山の先の北岳で折り返すピストンコースの予定です。
ちなみに「六十里越」とは、、
⬆️魚沼市オフィシャルサイトより
確かに駐車場までほぼスノードームでした!
側には只見線の線路が右になり左になりしていましたが、結局1両も走行している列車を見ることはできず💦
1日数便なんですかね??
とにかく山深い場所です。
六十里越登山口駐車場があるのは、新潟と福島の県境にある国道252号のトンネル脇です。
トンネルを抜けると福島県只見町。
5時55分、六十里越登山口からスタートです。
最初ぐっと登って、その後緩やかな道に。
いくつか小さな沢を渡りました。
立派なブナの木!
森がみずみずしくて、とても美しいです。
最後尾を歩くマルちゃんが沢山素敵な写真を撮ってくれました。
ホウノキの木陰、水滴の縁取り。
ターボと私は登るのに必死(笑)
7時6分、マイクロ反射板のある尾根に乗りました。
登山口から1時間10分かけて、1.4km、標高差360M登ってきました。
マイクロ波を過ぎるとしばらく平らな道が続きました。
道の両側に花が沢山咲いていて、写真を撮ってばかりでなかなか進みません(笑)
(右上)可愛いかたつむり、、マルちゃん「ハムハム🐌」
(右下)これは覚えてるよ!!
マイヅルソウ!!
あとの2つは名前がわからず(涙)
小さな花がいっぱい!
図鑑で調べてわかったのは、右下がウツギかな?くらい(涙)
汗だく三人衆、、満面の笑みですが、、汗が顔面を滴り落ちております💦💦
何しろ蒸し暑い!
ターボの温度計を見ると、気温17度、湿度91%でした。
雪渓があると涼しい風が上がってきますが、その代わりにガスガスに。
間も無く南岳という斜面にはタムシバがありました。
満開なのですが、空が白いので、いまひとつキレイに撮れなかった(涙)
帰りに青空になっていることを期待しましょう。
登った先が南岳かと思いきや、まだ先があった!!
南岳の岩峰が目の前に!!
霧が薄くなると、、あ、山肌にヒメサユリが咲いてる!
アカモノとゴゼンタチバナ。
黄色いのはニガナ。
そして、一登りで南岳山頂に到着しました!
時刻は8時25分。
登山口から2時間半の道のりでした。
辺りは真っ白!!
そんな中でバナナ休憩しました。
そして、いよいよヒメサユリロードの始まりです!!
ピンクの妖精、ヒメサユリ♥️
黄色いおしべめしべが可愛いです。
辺りは霧に包まれているので、ヒメサユリだけが私たちに力を与えてくれます。
細い尾根道の両側に咲くヒメサユリ。
今までレポートで何度も見てきましたが、実際見た方が何倍も可愛かったです。
とても細い尾根で、足を滑らせたら100m以上滑落しそうな危なっかしい箇所もいくつかあります。
縦根っこに乗ったり、ザレた石を踏みはずしたりしないように気をつけて歩きました。
景色を眺める時は立ち止まって、、。
霧が時々流れ、下の方にある雪渓や谷を見渡せることもありました。
とても深い谷、、吸い込まれそうです。
谷の険しさとは対照的にヒメサユリは優しく微笑みます。
なんとも可愛い💠
V字に削れたいくつもの谷筋。
雪渓が残っていることで、より地形が際立って見えます。
少し晴れてきました!
光を浴びて、ヒメサユリのピンクが輝き始めました。
何枚も写真を撮ってしまう(笑)
鬼ケ面山まで最後の登り。
9時22分、鬼ケ面山山頂(1465M)到着です。
南岳から50分かかりました。
自撮りしようと苦労していたら、若い男性が「撮りましょうか?」と言ってくれました!
ありがとう~⤴️
雲が大きく動いていて、あと少しで浅草岳や田子倉湖が見えそうな気配。
今日は鬼ケ面山の先の北岳まで足をのばします。
可愛いヒメサユリがまだまだ見られますから。
前に見えるあのピーク、、まさか北岳じゃないよね?
ん?もしかして、あそこまで登るの??
結構遠いじゃないか!
次のピークで小休止。
やはりあれが北岳か、、
なかなかの急斜面直登のようです(涙)
(左)ツツジとヒメサユリの共演。
(右)北岳までは本日最大の傾斜。
よじ登る感じでした。
ここ下りは苦労しそう💦
10時8分、北岳の分岐に着きました。
ここから北岳へは左の藪の中に入って5分ほどらしいのですが、藪を掻き分けて行かなくちゃらしいので、やめておくことにしました。
ここで浅草岳方面から来た男性に浅草岳の山頂は大勢のハイカーで満員御礼だったと聞き、浅草岳にしなくて良かった~⤴️となりました。
マルちゃんが立っている場所から奥へ5分行った所が北岳山頂らしいです。
今日はここまで!
ここで冷やしぜんざい休憩しました。
あ、浅草岳と田子倉湖が見えてきた!
この稜線はどこも狭く、座ってランチできそうな場所はほぼありません。
行きに見つけておいた洞窟が空いていたので、ここの日陰でお昼休憩することに。
暑くて食欲がありませんでしたが、なんとか色々を詰め込みました。
途中下ってきた先輩方とご一緒し、冷たいキュウリの漬物などいただきました。
さて、下山開始です。
下りもやっぱりヒメサユリ。
6年目で一つ花を咲かせ、毎年一輪ずつ増えるというのですから、、
左下の株は11才ということになりますね。
毎年花を咲かせてくれて、ありがとう😉👍️🎶
下山時には気温21度、湿度82%になっていました。
やっぱり蒸し暑いです💦
振り返れば満員御礼の浅草岳。
霧が上がって、見通しが良くなってきました。
手裏剣の形の田子倉湖。
鬼ケ面山を通過し、すぐに南岳かと思いきや、結構あるわ😅
下の写真のピーク(雪渓のてっぺん)が南岳です。
(左)田子倉湖とヒメサユリ。
(右上)イワカガミもピンク色。
(右下)この子が一番キュートでした!
(左上)むむむ、この子は一体何歳なんだ!?
めっちゃ長老!!
(下)最後は見事に田子倉湖全体を見渡すことができました。
マルちゃん作品集。
(左)虫たちのレストラン。
(右上)毛虫もピンク色。
(右下)キミが食べたの?
マルちゃんの写真には愛がある気がする🎵
ベニサラサドウダン、モンローリップ、ギンリョウソウ。
さよなら、浅草岳。
また会いにくるよ!
手裏剣田子倉湖も!
南岳からはタムシバの道。
青空になって、美しさが増しました!
下りはほぼ写真を撮らず💦
急坂で私は三度も尻餅をつきました。
足が疲れていて、滑ったとき体勢を保てないのですよ(涙)
鉄塔三兄弟を通過!
この後マイクロ波反射板も通過し、、
ブナの巨木に見守られながら、、
14時21分、無事下山完了です!!
鬼ケ面山は初めてでしたが、待っていたのは絶景の連続の楽しい尾根歩きでした。
ヒメサユリもほんとに可愛かった!
皆さんが見に行きたく気持ちがよくわかりました。
距離10km、累積標高差1100mでヘロヘロ😰
こんなんで、妙高山、大丈夫か!?と再びなっております。
まだまだチャレンジが続くので、その様子を見てですね、、😅
マルちゃん、久しぶりにご一緒できて、嬉しかったです。
お気楽は遠征OKだよ!
また一緒に遠くの山に行きましょう🎵
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。