50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、寄居町】朝のひま散歩で、藤治川を辿る。2020年6月14日(日)

寄居町用土の散歩道から、こんにちは。


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


土曜日にどしゃ降りの雨の中で、美里町と寄居町桜沢の水路を見て、今回の『北武蔵農業用水路調査』がほぼ終了しました。

最後まで解明できなかった点もあるのですが、それは今回の田植えシーズン中には解決するのは難しいと思っています。

なので、今朝は昨日見た旧花園町の大きな水路と鉄塔を合わせて見る散歩に出ようと思っていました。

なので、今日はハガレーナが貸してくれた望遠鏡を肩にかけ、(長い散歩になる事を覚悟して)ひまの飲み物なども準備して行ってきます👋😃

ひまのリードはここ2ヶ月間の藪こぎですっかりズタボロとなっておりますが、まだ買い換えておりません😅

円良田湖から北武蔵隧道を通って、円筒分水堰に水が10日連続で運ばれたわけですが、それも今日で最後となります。

シュンシュンとあちこちのバルブから豊かな水が吹き出し、水田に流れ込んでいました。

円筒分水堰からL字の分水堰を経由して、二手に分かれてやってきた西側の水路です。

道路を渡ると用土地区内で言うところの『川』が真っ直ぐに続いていました。

私の生まれた中国山地ではこういうのを『川』とは呼ばないで、『溝』と呼びます。

なので、用土に嫁に来て「あそこに川が流れてるでしょ?」などと会話に出てくる度に「用土に川はないよね?」と言ってしまっていました。

でも今回この地区の水の歴史を勉強してきて、これは、ここに住む人々にとって、『命の川』だったのだと思えるようになっています。

錆びきっていますが、『藤治川』とちゃんと名前も書いてありました。

旧花園町の大きな水門を見るためには、道路をもっともっと南西に行かなくてはいけなかったのですが、この『藤治川』という文字を見て気持ちが変わりました。

「まだ、肝心の藤治川を見てなかったな」

「この北武蔵用水の旅は、やはり藤治川で締めくくるべきだよね」

「豊かな水がこの川に満たされているのも今日までなんだもの」、、と思い、

「ひま、やっぱりこっちに行ってみよう」、、と、藤治川に沿って歩いてみることにしたのです。

円筒分水堰から二手に分かれて用土地区全体に水をまんべんなく送り届ける『ふたつの藤治川』の最後合流する場所まで行ってみようと思います。

周囲の田んぼに水を送る水門です。

枡の蓋が開けられていました。

多分今朝開けたんでしょうね。

こんな光景が見られるのも今日までですね。

水路脇の護岸を歩いて行きます。

あ、鴨がいますね。

畦道に乗ったり、時々田んぼの中を泳いだりしていました。

ずっと先の方で護岸まで草が生い茂っているのが見えたので、

このガードレールを利用した橋を渡って対岸に移動します。

ひまがかなり抵抗していましたが、、

強くリードを引いたら、なんとか渡ってくれました。

またまた水門登場です。

これもかなり老朽化が進んでいそうですが、まだまだ現役ですよ!

この水門の揚げ降ろしに使っているようです。

少しずつ川幅が広くなってるような気がしますね。

川に沿って行くと、草藪になりそうだったので、Google Mapで確認すると、

水路は高速道路を斜めに横切っていることが分かったので、ここは車道を左に行き、次の分岐で右に曲がって行くことにしました。

道端に道祖神の小さな石碑があったので、「用土の水路めぐりをしています。ケガのないよう見守ってください」と手を合わせておきました。

あれは私が「女ナポレオン」と名付けた鉄塔かな?

高速道路側道脇で藤治川に再会です。

めっちゃ見にくいところに名盤がありましたので、側に行って腕を伸ばし、自撮りモードで撮影してみましたが、これが限界でした💦

「藤」の字しか見えない😢

関越道の下を潜ります。

あ、涼しい~⤴️

汗ばんだ背中に冷風が当たり気持ち良かったです。

「女ナポレオン」と「藤治川」のツーショットです😍(自己満😅)

この道は蝶々パラダイスでした。

黄色いタンポポに群がった紋白蝶がひまが歩く度ハラハラと舞い上がります。

こんな色の蝶もいました。

よっぽど密が美味しいのか、カメラをかなり近づけても全く逃げませんでした。

ノウテンキなひまをマンガにしたように、頭のまわりをヒラヒラと飛んでいました。

う~わ、なんじゃこりゃ?

昨年の台風19号の残骸ですかね?

お、あれはもしや?

ふたつの藤治川の合流地点ではないですか?

やっぱりそうだ~🎵

場所は岡部町との境でした。

後ろを振り返ると、なんと、「一級河川藤治川起点」という石碑が立っていました!

おおおお、ついにやってきました。

ひま、やったね!(気分はハイタッチ)

ここから一級河川藤治川が始まるということは、今ひまと歩いてきた所までが「水路」だったと言うことですもんね。

ひま、二人で用土地区の用水路を制覇したね!

お疲れさまでした。

母さんはなんだか感無量だよ😆

「北武蔵用水路制覇記念」に二人で写真に納まろうと頑張ってみましたが、ひまの協力が得られず、これが限界でした。

この堰より先が一級河川藤治川ですね。

確かにここからは「川」って感じがします😅

こちらも老朽化が激しいウインチの見学をしました。

ワイヤーはほぼ巻き出され、

堰はほぼ最大に開かれています。

今日までは豊富な水が円良田から送り出されていますからね。

惜しみ無く下流に下っていきます。

ひまに水を飲ませ、

ご褒美のおやつを食べさせました。

ターボ、ウォーリー、ハガレーナにも手伝ってもらいながら、ひまと一緒に歩き回った一週間でした。

さて、もうひとつの藤治川を遡って自宅に帰りましょう。

おおお、この田んぼは今日田植えですか!

急がないと、水があるのは今日までだよ!

西側の藤治川の方が水量が多い気がしますね。

田植えを終えてない農家がまだあるからでしょうか?

ここはワイヤーをいっぱいに巻き取って、ゲートを立ち上がらせています。

この辺りの田んぼが水を必要としているということですね。

なるべく水路に沿って歩いてみましたが、

高速道路の下はさすがに通れなかったので、遠回りしました。

これは「東出鉄塔」だったか、「東出パート2」だったか?

忘れてしまいました💦

高速下のトンネルを通り、

関越道に沿ってしばらく歩きました。

いまだに「県を越えた移動は控えましょう」なんて、県を跨ごうとしている車に発信してるんですね。

19日でしたよね、県を跨いだ移動をしてもとやかく言われなくなるのは、、。

そろそろ高い山にも登りたいですよね。

赤城は花の季節を迎えているのではないでしょうか?

またまた大きな水門が。

これは比較的新しそうですね。

この辺りは護岸がなくて、いい雰囲気ですね。

もしかしたら、水をせき止め過ぎて護岸が水面下なのかもしれません。

次の堰は木に隠れて全貌が見えません。

横から少し覗いてみました。

お次の堰はこりゃまた年代物です。

基本的に手動っぽいですよね。

更に進むと、

もっと原始的に。

この板をはめ込むだけです。

最も簡易で、お金と労力を必要としないシステム😁

あっちの水路に必要なら、下の堰に板を三枚差し込むだけです。

水路沿いに歩けなかったので、植木屋さんの畑の道を通りました。

用土小学校の側を通り、農協の近くまで来ました。

ここの堰も原始的なやつですね。

昔ここでザリガニを捕ったと夫が言っていた場所です。

農協の脇の道に入ってみます。

ここはどうやら植木屋さんの土地だったみたいです😅

木に値札がついていました。

あら、水路方面へは行き止まりです。

今日の水路巡りはここまでにしましょうか。

先に抜けられないかと歩いて行くと、、

なんと『ひみつきち』と堂々と書かれた秘密基地発見です!😁

なかなか本格的ですよ。

基地の主は今ごろ学校かな?

更に進むと、ありゃ、住宅の間の狭い道を行かないと車道に出られませんよ!

しかも大きな犬が顔を出しています。

ひまと、「行く?行かない?どうする?いきなり吠えかかるかな?」と相談しながら、そろりそろり近づいてみました。

右の家から顔を覗かせているワンコは尻尾をモウレツにふっていますから大丈夫か、、。

すると今度は左側の犬がのそりのそりと出てきました。

「通るね、通らせてね」と言いながら通りすぎました。

意外と大人しいワンちゃんでした。(ホッ)

ここからは、水路から遠ざかったので、省略します。

先週の日曜日に円筒分水堰の存在を知ってから、朝の散歩の度に水路や池を巡り、金曜日には円良田湖の取水棟見学というクライマックスを迎え、今日ふたつの藤治川を辿って合流点まで確認することができました。

今回初めてこの地域の歴史に触れる機会を得て、少しこの地に対する愛着が生まれました。

まだまだ全ての謎を解明したわけではないですが、今日で円良田からの水は止まってしまいます(明日北谷津池には送水されるそうですが)。

水が流れなくなった水路を辿るのは難しいですから、今回はここまでかなと思っています。

ただ、美里町のトンネル出口はあの浄水場ではないらしいので、それは近日中に確認しなくてはなりません。

なかなか古い水路めぐりは答えにたどり着けないですね😅

いつの日か全貌が分かる日が来るのでしょうか?


いつも応援いただき、ありがとうございます。

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