50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【山梨、富士吉田市】富士山御中道。御庭から奥庭へ。富士山展望の絶好地でした《後編》2019年11月9日(土)

《登山難易度3》

富士山五合目、天狗の奥庭からこんにちは👋😃


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!


富士山五合目の御中道を歩いた【後編】です。

大沢崩れまで行きたかったお気楽隊ですが、通行止めでは仕方ありません。

御中道を離れ、奥庭に向け歩き始めました。

奥庭へ下る道は南アルプスを目の前に見ながらで、最高にいい気分です。

何度も言ってしまいますが、南アルプス全部見え!です。

相変わらず石畳が続いていますが、この辺りは陰になっていて霜がおりています。

滑りやすいので注意が必要でした。

森に入って行きました。

さぁ、ここからは苔苔ワールド。

接写隊の出番です。

思い思いに苔と木の実の写真を撮りまくり😅

こんなになって撮っています。

気がすんだので先に進みます。

暖かい日差しを受け、秋らしい風景を堪能します。

すると今度は初冬の雰囲気に。

日陰だとまだ霜がおりています。

これは接写したくなりますよね。

もう膝まづいちゃいます。

近くで見ると氷の結晶~❄️

うーん、これは霧氷の季節が待ち遠しくなってきた。

これからの時期の接写は氷(霜や霧氷)ですね!

車道に出ます。

ここが奥庭バス停です。

バスの時刻は一時間毎に44分なんですね。

これから奥庭まで行ってきて、その時間でバスに乗るかどうか決めようと思います。

時刻は10時25分です。

写真を撮りながらのんびり歩いて所要50分でした。

奥庭遊歩道案内図です。

10分で奥庭山荘、そこから更に10分で展望地に行けるみたいです。

駐車場のトイレは閉まっていました。

奥庭荘が営業中とありますが、トイレは借りられるかな?

奥庭荘です。

お店の方が顔をのぞかせて、『展望地は真っ直ぐですよ~。帰りに寄ってくださいね~。』と言われました。

すぐに天狗岩と鳥居が現れます。

富士山で遊んでいた天狗がお土産に持ち帰った岩がご神体みたい。

今日の旅の安全をお願いしておきました。

分岐が現れますが、どちらに行っても展望地に行けるようです。

何となくこの広々とした感じ、カラマツが点々とある雰囲気、、浅間山のさいの河原や、三原山の裏砂漠を思い出しました。

風もなく穏やかなお昼時、とても楽しい気分です。

「天狗の奥庭」というネーミングから若干ビビっていましたが、八ヶ岳の「天狗の奥庭」とは全く違う雰囲気で安心しました😅

少し階段を登ります。

振り返るとこの大展望。

うわ~、こりゃすごいわ!

御中道を歩いている時は富士山が近すぎて『あれ、富士山なんだもんね?』といちいち確認しないと忘れちゃいそうでした(?)が、ここから見る姿は正に富士山!

そうそう、これよ、これ。

私たちが知ってる姿はこれなのよ。

しかもとても近いので、山頂部の山肌などリアルなゴツゴツが見られてとても面白い!

『こっちまで来て良かったね~✨』と皆で暫し見とれました。

東屋を通過します。

ここは御中道から良く見えた場所ですね!

更に進むと道は行き止まりとなり、展望地に到着です。

本栖湖や朝霧高原が見えるようです。

もちろん南アルプスや竜ヶ岳、天子山地なども見えるのでしょうが、朝はあんなにハッキリ見えていたのに、お昼近くなると雲が出て来て隠れてしまいました。

ではここは狭いので、ランチの場所を求めて戻りましょう。

いや~、富士山が近い!

お見事!ですよね。

ハガレーナが世界遺産の中でバーナーを使っていいのかどうか心配しています。

看板の注意書きを詳しく読むハガレーナと花子。

二人は真面目なのです。

私とターボは『大丈夫じゃね?』と思っていて看板に近づきもしませんでした😅

キャンプ禁止、焚き火禁止だそうです。

私たちはキャンプもしないし、焚き火でもないから大丈夫だよ!とハガレーナに言い聞かせます😁

とはいえあまり目立つ所もどうかと思うので、風が当たらなくて暖かくて、少し道から外れていて、しかも富士山大展望の場所を探すことにしました。

登って来た道とは違うもうひとつの道の方へ下り、風が当たらない、でも富士山が目の前にそびえ、道から少し奥まった絶好の青空レストランを発見したのです。

最後まで書いてしまおうと思っていましたが、長くなっている気がするので、ランチの様子は【番外編(ランチ)】にします。

、、、ということで、ランチは終わったものとして、、

いきなり甘酒の写真から続きます😅

奥庭荘まで戻って来ました。

お腹は空いていませんでしたが、トイレをお借りしたかったので、甘酒を注文しました。

トイレは建物の裏にひっそりとありました。

利用料100円です。

知っていればお店に入らなくても良かったのですけどね。

久しぶりに飲んだ甘酒は美味しかったです。

そして私はこの縁起の良さそうながま口👛を買いました。

山に出かける時に使おうと思います。

では駐車場に戻りましょう。

行きはよいよい帰りは怖い(ってほどではないけど)登り坂です。

観光客がヒョイヒョイ気楽に下って来ますが、帰りは登りだよ~😅

所要15分と書いてありましたが、結果ガシガシ登って7分で車道に戻って来ました。

どうりで息が上がったはずだわ💦

時刻は午後1時18分。

44分のバスまで26分もあります。

ここから五合目駐車場までは約2.5キロ。

若干の登りとはいえ徒歩でも50分位で着くのではないかと思います。

このまま歩いちゃうことにしました。

トンネルをいくつか通りました(3つだったかな?)。

ハガレーナがトンネルの外側を歩いてみました。

まるで宮沢りえのサンタフェみたいじゃないですか?

ちょうど曇りガラスのようになっていて、ハガレーナがヌードじゃないのが残念だけど(笑)

ハガレーナに『こっちは展望いいよ~』と言われ道路を渡ってみました。

富士吉田市でしょうか?

町が見えました。

振り返るとカラマツの向こうに富士山。

今日は一日ずーっと晴れていましたね。

ありがたいです(^-^)

駐車場が近くなるとすごい数の観光バスが並んでいました。

どのバスもアイドリングしていて、排気ガスを吹き出すバスの後ろ側を息を止めて登って行きました。

殆んど中国の方だったのじゃないかな?

途中多分『富士山は見えましたか?』と中国語で聞かれました。

この頃には雲か霧が流れていて富士山が隠れていたからです。

朝は誰もいなかった五合目駐車場がどえらいことになっていました。

トイレに行きたいと思いましたし、花子は葉書を買って投函したいとも言ってましたので、とりあえず車で荷物をおろし、登山靴を脱いで身軽になってから行こうと言うことになりました。

車道から駐車場に下れる階段がありました。

朝は私たちを含めて2台しか停まってなかった駐車場が満車になっています。

時刻は午後2時11分。

本日のハイキングは終了です。

素晴らしいコースでした!

身軽になってトイレの方へ歩き出すと、なんとトイレの前には長蛇の列が!

げっ!

そして道には自撮りをしたり携帯を見ながら歩き回る外国人が溢れかえり、もうここはどこ!?という状態でした。

『やめよう!』と一瞬で全員が同時に判断し、回れ右をして車に戻りました。

トイレならちょっとくらい我慢できる。

あの喧騒は一瞬も我慢できない💦

車を発進させると、歩道からはみ出たり、道路をいきなり横断しようとする多くの人々にぶつけないよう気をつけながら、みな外を唖然と眺めながら、五合目を後にしたのでした。

後であの喧騒を写真に撮れば良かった!とハガレーナが言ってましたが、必ず顔が写ってしまうし、あまりの人出に圧倒されて、その場から早く立ち去りたい、、それだけでした。

帰りのスバルラインも、2台に一台は観光バスといった感じ。

あの時間から五合目を目指して、いったい何分あそこで過ごすのだろう?

五合目より天狗の奥庭の方がよほど眺めがいいのに、みんな知らないのかな?

あ、でも知らない方がいいや。

天狗の奥庭が人で溢れるところなんて見たくないです。

帰りの道でいきなりバスが目の前に現れ、『え?なんで?』と思ったら、観光バスが普通車を追い越して登ってきたところでした。

私が『なんで?』と思ってブレーキ踏まなければ多分正面衝突したと思います。

そんなに急いでどこへ行く。

あ、五合目ね。

旅行会社さん、このみんな横並びのツアー計画、何とかならないんですかね?

あんなのツアー客もかわいそうだよ。

富士山の素晴らしさがあれで伝わるとは到底思えない。


、、と最後は妙なオチになりましたが、私たちが歩いたコースはそれはそれは素晴らしいコースでした。

まもなく全てが雪に閉ざされて、私には手の届かない山域になります。

晩秋の時に訪れることができて良かったです。

来年はシャクナゲのシーズンと、10月初めのダケカンバの黄葉の時期に行きたいな。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!


このあとランチの風景を【番外編】で書きます。

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