50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【群馬、旧倉渕村】霧雨煙る『浅間隠山』 2017年8月12日(土)

《登山難易度3》

雨に祟られた今年の夏休み。


子供たちと休みが合うのはこの日だけでした。

曇りから雨の予報でしたが、朝少し空が明るかったので、子供たちと夫の姉と一緒に山に出掛けました。


子供たちが小さかった頃、夫と一緒に訪れた浅間隠山です。

その時は霧に巻かれて視界ゼロでした(夫は自称雨男です)が、夫は参加せず、筋金入りの晴れ女を自称する娘がいますが、さて、今回はどうでしょうか?

浅間山が目の前に見える展望の山です。

二度上峠登山口から沢沿いのカラマツ林に入っていきます。

朝まで降っていた雨の名残で、いつもは枯れ沢の道は小川になっています。

アザミの葉には太い刺があり、足にあたると服の上からでも痛いので、気を付けました。

10分程で尾根道に出るので左へ進みます。

笹が繁るブナやカエデ、ミズナラの雑木林はとても歩きやすいです。


途中から霧が出てきました。

とても幻想的な雰囲気です。


北軽井沢分岐からは九十九折れの急な登りで息が上がります。


森の中なので濡れることはありませんが、梢をたたくサーサーという音がしてきました。

霧の中というより、雲の中にいたのだと思います。


背丈を超える笹は道にそってきれいに刈り込まれています。

道の真ん中は、雨や踏み跡で深く削られていて、滑りやすいので幾分歩きにくいです。

標高差200Mを一気に登ります。


わらび平分岐からは平らな道となり、山頂への稜線に出ます。

尾根道からは晴れていれば右に榛名山、左に浅間山が大迫力で見られるはずです。

この日は残念ながら視界ゼロ。

白い世界が広がっているだけです。

そのため尾根の花たちが一層鮮やかに見えます。

紫色はマツムシソウ、オレンジ色はオニユリ、ピンクはシモツケソウ、尻尾のようなグガイソウも見られました。

最後の急登わずかで山頂に到着です。

方位盤を見ると、視界が良ければ360度の大パノラマが得られるのだと分かります。

チョー晴れ女の娘の力で(?)雨は止み、頭の上に青空がのぞきましたが、山を隠す低い雲は動くことはなく、辺りは白い世界のままでした。

トンボを指にとまらせたりしてしばらく遊び、少しでも浅間山を拝めればと粘りましたが、無理そうだったので、諦めて下山開始。


尾根から森へ入ると再び霧雨に包まれて滑りやすくなった急坂を下って行きました。

結局今回も浅間山を見られなかったか~(涙)


展望こそありませんでしたがその分花の美しさに癒され、家族との大切な思い出がまたひとつ増えました。

これはソバナです。

雨に濡れて透けていました。


二度上峠登山口1113ー(12分)ー尾根道1125ー(22分)ー北軽井沢分岐1147ー(45分)ーワラビ平分岐1232ー(18分)ー浅間山山頂1250(55分休憩)ー主稜線鞍部1425ー(19分)ー北軽井沢分岐1444ー(13分)ー尾根道1457ー(17分)ー登山口1514


全行程 4時間1分

(うち歩行時間 3時間6分)

標高差 422M(1335M~1757M)

パーティー 5名(子供達と義姉と)

行程図

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