【群馬、旧倉渕村】霧雨煙る日本二百名山の浅間隠山へ。可愛い水滴で縁取られた花や葉、森の美しさに魅了され、展望ゼロでも意外と楽しめました《前編》2019年7月6日(土)
浅間隠山の霧の森からこんにちは😃
いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます!
《登山難易度2》
今年の梅雨は、本当に梅雨らしい梅雨ですね。
週末毎に雨が降り、しばらく山で青空を見ていないですし、自宅付近(埼玉北部)からいつも眺めていた浅間山の姿を随分見ていない気がします。
九州地方のように災害が起きてないだけ感謝しなくてはいけないのでしょうが、いい加減青空が恋しいです。
今週末はもしもお天気が良ければ平標山に出掛けたいと思っていましたが、曇り後雨の予報でしたので、雨でも花を見ることができる浅間隠山に登ることにしました。
私は過去に二回、家族と訪れていますが、二回とも雨や曇りで、山頂から浅間山の勇姿を拝むことができていません。
今回も曇りや雨の予報ですから、浅間山を見ることは叶わないとは思いますが、ターボとハガレーナがまだ訪れたことがなかったことと、尾根に咲く花がいくらか見られるかな?との期待を込めて、浅間隠山を選択しました。
実はある有名なブロガーさんが先週ブログにアップされていた山の写真を見て(山名は明かされていない)、「あ、これ、浅間隠山だ!森や尾根がそっくりだもん!」と思ったのがきっかけでした。
そのブログによると尾根に沢山の花が咲いていたので、今年の梅雨は「(どしゃ降りでなければ)雨でも山に行く」と決めているお気楽隊としては、雨でも楽しめる山候補に浅間隠山が急浮上したのでした。
自宅を5時15分に出発、コンビニ経由、高速道路を使って二度上峠を目指します。
二度上峠手前の登山口駐車場には仮設トイレしかないので、倉渕小栗の里のトイレをお借りしました。
売店などはこの時間(6時38分)はまだ開いていませんが、トイレは24時間オープンしているようです。
登山口近くの駐車場に到着したのは、7時17分でした。
先客は乗用車一台とバイク一台です。
こんな雨模様の日に山に登る酔狂な人はそんなにいないですよね。
支度を整え歩き始める前に、ヤマップを起動させようとしているところです。
携帯は圏外になっており、私は自宅でコースを入力してきたのに、地図のダウンロードをしてこなかったようで、ヤマップが起動してくれませんでした。
奥日光でも現地で地図をダウンロードしたので、予め電波が届く範囲でダウンロードしておかなければいけないということに気づけませんでした(涙)
幸いハガレーナがコースの入力はしていなかったものの、地図のダウンロードはしていたので、今日はハガレーナの携帯で現在地をチェックさせてもらうことにします。
7時34分、出発です。
駐車場から3分ほど下ったところに登山口があります。
山頂まで90分、距離は2.1キロと書いてあります。
果たしてどのくらいかかるかな?
「熊出没注意」とありましたので、熊鈴を鳴らしながら歩きました。
2年前の夏に訪れた時も霧雨でしたので、この道には小川が流れていましたが、今回は更に水量が多く、「なんだ?なんだ?沢登りか?」と言いながら、靴を濡らさないように歩きました。
辺りにはこんなトゲトゲのアザミの葉があります。
2年前の夏にはこのトゲトゲに服の上からでも当たるとすごく痛かったので、皆に注意するよう伝えましたが、今回はまだそこまで大きくなってないことと、カッパを着ていたため、被害はありませんでした。
草が生い茂った坂をジグザグに登って行きます。
道の両側にこんな可愛いオレンジ色の木苺(?)が沢山ありました。
この写真、お気楽隊としてはいつになくレベルが高くないですか?
実はターボが最近最新式のエクスペリアを購入したのです。
そう、カメラが3つもついてるやつです。
それにより広角や接写をカメラが自分で判断して、ちょっと一眼レフのような写真を撮れるようになりました。
今まで接写はiPhone持ちのハガレーナ担当でしたが、そこにターボも加わることになります(^-^)
「接写は拙者にお任せ!」の株をターボに奪われまいと果敢に接写にチャレンジするハガレーナ(笑)
ターボとハガレーナが接写した木苺たちです。
こんな接写ができるようになったお陰で、雨の日のハイキングが楽しくなってきました。
私のスマホでは接写ができないので、写真は二人に任せて、私は試食してみました。
2~3粒食べてみましたが、甘酸っぱくてなかなかに美味しかったです。
二人は私のお腹が壊れるのではないかと、心配していましたが、大丈夫でしたよ。
7時59分、尾根に出ました。
めっちゃ写真を撮りながら、15分で登れるところを25分かけて登って来ました。
道は平らになります。
雨雲の中に入ってしまったのかな?
濡れるほどではないですが、霧が立ち込め、道の先が霞んでいます。
木肌に大きくペンキで「3」と書いた分岐というか、曲がり角です。
浅間隠山はこっちですよ~(^-^)
ここからは森の美しさがワンランクアップするので、写真を撮りながら歩みは更に遅くなりました。
キレイな森の中にいる集合写真です。
今日のメンバーは、ターボ、ハガレーナ、私、3人の晴れ女隊です。
このところこのメンバーでも青空を拝めてないのですけどね。
県境だったので、群馬県と長野県をまたいで写真におさまろう!と言って撮った写真ですが、良くわからないですね😅
写真に向かって左側が群馬県、右側が長野県です。
美しい森の中の歩きやすい道。
振り返ると接写に夢中のお二人さん(笑)
前方に何か標識が見えてきました。
北軽井沢からの道との分岐です。
時刻は8時19分。
尾根に出てから20分、登山口から42分かかりました。
スタスタ歩いて来るなら30分くらいの行程だと思います。
ハガレーナのヤマップで位置を確認。
この先少し行くと胸つき八丁の急坂が現れるので、アミノバイタルで準備しておきます。
このアミノバイタルは体への効果もきっとあると思いますが、最近は精神的な安心のために摂取している感じです。
急坂バテが怖い、体力に自信のないお気楽隊ですから。
実はこの二人は全然大丈夫なんだけどね。
問題は私です。
あ~、この道、大好きです。
歩きやすくて、美しくて。
ひとつ前の写真と全く同じ場所に見えるけど、コーナー二つ曲がっての一段高い場所です。
コーナーを曲がる度に「きれいだなぁ~」と思って、同じような写真を撮ってしまう😅
雲の中にいる私たち。
幻想的な霧の世界です。
木々の葉っぱを眺めるのが楽しくて上を見たり、キノコや花を見つけてはしゃがみこんだり、なかなかに忙しいです。
そんな二人が撮った写真がこちら。
クモの巣がネックレスのように輝いています。
こんなキノコがあったり。
ヤマオダマキが沢山咲いていました。
二人が接写した花たち。
ベニサラサドウダンはほとんど散っていましたが、わずかに残っていたひと枝を見つけて。
ハガレーナが大好きなキノコたち。
1538Mの尾根に来ました。
ここからが急坂の始まりです。
ここから高低差150Mほどでしょうか?
南峰までは枯れたカヤに囲まれた暗い尾根道の直登になります。
雨水が流れるのでしょう。
真ん中が掘れた道を歩きやすいところを探して登って行きます。
少し道がなだらかになったので、「お、急登は終わったかな?」「カヤがなくなって、少し植生が変わったぞ」と思いましたが、、
再び急登が始まり、、
水分補給と塩分摂取の休憩を取りました。
私は息が上がり、足を止めると心臓がバクバク跳ねているのが良くわかりました。
ふくらはぎがパンパンになってきています。
ヤマップを確認すると、南峰まであと少しです。
あと一息頑張りましょう。
その後少し登ると、
前方に標識が見えてきました。
9時28分、南峰に到着です。
北軽井沢分岐から1時間9分でした。
ここからは急な坂はありません。
霧に包まれてはいますが、森は更に美しくなります。
「キレイだね~✨」
360度、どこを見ても素晴らしい景観です。
向こうが明るいけど、雲で何も見えないだろうなぁ。
尾根に出ても撮影会(接写会と言った方が正しいか)は終わりません😁
何気なく通りすぎるこんな草や木の実が、クリアな写真に納められるのですから、楽しくて仕方ないのです。
お陰で体力のない私が一番先に歩けています👍
道が掘れて、笹が深くなってきました。
振り返るとこの見慣れた風景(笑)
前方はこう。
後ろはこう(笑)
まぁ、私が先を歩きながら、「ほら、これもキレイだよ!」「これは接写じゃないと撮れないね~」「お、これこれ、この水滴はすごい!」などと二人に注文しながら歩いているので、後からやって来た二人が「どれ、どれ?」となって順番に写真を撮ってくれるという構図が出来上がっていましたからね。
こんな素敵な水滴だってお手のもの!
私のスマホでは絶対撮れない、霧雨の日だけの自然の芸術ですね。
iPhoneとエクスペリア最新版、万歳\(^-^)/
まだまだ続くよ、接写タイム。
今日は時間に余裕がある(行程が短い)ので、どれだけ時間をかけても大丈夫です!
その代わり今日のコースタイムは参考にならないので、ご承知おきください(笑)
お、2年前の夏にはピンク、紫、黄色、青の色とりどりの花が咲いていたお花畑ロードに着きました!
あれ、あれ?
お花がないぞ。
有名なブロガーさんのブログに載っていた写真はこの辺りから色とりどりの花が咲いていたはずなのに、山を間違えたかな?とこの時は思っていました。
みんなに「花が少な~い!みんな、山を間違えたみたい、ごめん!」と謝りましたよ(涙)
しかし自宅に帰り今その方のブログを見返すと、やはり同じ場所であることが分かり、なぜ花が多い気がした(今回は少なく感じた)のかの理由がわかりました。
先週はまだオレンジ色のツツジが咲いていたからなのです!
今回も紫と黄色の花は咲いていたので、そこに大振りのオレンジ色が加わると、こんなにも色合いが豊かになるのかと思いました。
ちなみに↑こちらは2年前の夏(8月)の同じ尾根道です。
ピンク色のホワホワ(シモツケソウ)が花開くとこんなにも華やかになるのです。
今日のシモツケソウはこちら↓
私が撮影した蕾のシモツケソウ。
それが、「接写は拙者にお任せ」チームにお願いすると、、
ご覧の通り!
素晴らしい!
二人のお陰で、まだまだ蕾のシモツケソウの魅力がわかりました(*^^*)
老眼の私には、肉眼で見てもこんなにキレイに見えないですから、カメラの力、偉大なりです。
今日もツツジが少しだけ残っていました。
萎れてないのを見つけては接写に挑戦(笑)
「アヤメ祭りの始まりだよ~!」と私が叫び、何枚か写真を撮って通り過ぎます(笑)
すると「何だって~!?」と二人がやって来て、、
接写隊、張り切っております(笑)
8月には咲いてなかった紫色のアヤメが盛りでした(*^^*)
黄色い小さな花とのコラボが可愛いかったです。
間もなく山頂です。
9時58分、山頂に到着です。
南峰から15分で来れるところを30分かけて写真を撮りながら歩いて来ました。
登山口から2時間24分もかかっての到着です。
標準コースタイムは1時間半ですから、約1時間、立ち止まって写真を撮っていたということですね😁
今回、3人で撮った写真の数、なんと600枚越え!
載せたい写真が多過ぎて、初の分割写真を取り入れてみました。
ようやく山頂に到着したところですが、この後のティータイムと下山、そして下山後の食事や日帰り温泉(だいぶドタバタしました)は【後編】で書きたいと思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございます!
後編もよろしくお願いします🙇⤵️
今日の我が家の物言わぬ家族は、捨てね猫出身「ロクタ」です。
私がいつものようにソファーに横になってブログを書いていると、「何してるの?」とお腹の上にやって来た。
そしてお腹の上でゴロン。
この後小一時間、私は身動き取れなくなりましたとさ。
この子は目をつむるとますますブチャイクになるなぁ(^^;
、、クリさん、あきっこさんの真似、しばらく続きます😁























































































