【群馬、沼田】まさかまさかの雪道歩き。予定変更の尼ケ禿山で今シーズン初のモフモフを満喫してきました!《前編》2019年12月15日(日)
玉原湖畔からこんにちは👋😃
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます❗
《登山難易度3》
今日はお気楽隊メンバーは皆都合が悪く、そんなときのお助けマン二人にご登場願います。
もうお分かりですよね😅
長男ケイと番犬ひまです。
忘年会シーズン突入で、先週も忘年会、今週も2日連続忘年会でした。
金曜日は会社の、そして土曜日はバレーボールのママ友と。
それでも週一の山歩きは外さない私です😁
今年はなるべく週一ハイクを実践したいと思っているのです。
なので飲み会の翌日などはゆっくり出発で行程の短いお気楽ハイクを計画します。
初めは榛名山辺りかなと思っていたのですが、長男ケイの友人マッチョくん(今回は都合がつかず不参加)が榛名山に行ってみたいと言っていたらしいので、マッチョくんが参加するときの為に取っておいた方がいいかなと考えた私。
玉原湿原のブナ林なら冬枯れした森を陽だまりハイクできるのでは?と思いつきます。
谷川岳方面は積雪しているでしょうから、鹿俣山からは白銀の山並みを眺められるかも!?
最近高齢の父親が手離したパジェロミニにETC2.0を装備し、スタッドレスもはかせましたので、パジェロミニデビューも兼ねて親子プラス番犬で玉原湿原を目指しました。
長男ケイのアパートの前で息子の支度を待ちながら、玉原湿原ビジターセンターまでの道順を調べると、最後の方に通行止め箇所があると出て来ました。
通行止め箇所はこちら↑
また(先週に引き続き)通行止めかよ!と思った私は、てっきり台風の影響で道が寸断しているものと思い込みます。
え?ってことは玉原スキー場も今年は営業してないってこと!?と思い調べると、ちゃーんと営業中でした。
ってことはスキー場までは行けるのね?だったらそこから歩き出そう。
降雪機で雪量を確保してると書いてあるから、山の方はきっと大して雪はないんだわ、、などとこれまた自分に都合の良いように解釈する私です。
玉原スキーパークに向かうまでの道のりは結構凍結していました。
途中車を停めて雪道仕様のギアにチェンジ。
パジェロミニで来て正解です。
ビジターセンターへの道が通行止めになっている箇所を通過します。
ん?玉原スキーパークまでの道の除雪した雪が道を塞いでる。
もしかして、台風の影響じゃなくて、雪かきしてないから通れないってこと?
も、もしかして雪が多い??
少し嫌な予感がします。
玉原スキーパークの駐車場に着くと、静かだったここまでの行程が嘘のように、すごい車の数で、駐車場係が何人もいます。
車の周りにはスキー支度をする色とりどりの人、人、人!
え?え?みんなスキーヤー!?
私たち、ちょっと場違いかも!?
心配になった私は係の男性に山歩きをしたいのだけど、大丈夫かと聞いてみます。
すると、それは構わないけど、
①スキー場に入らないこと
②登山届をチケット売り場横に提出すること
③雪山装備をしていること
④上の方は50センチ以上の雪があること。
そして何より私をびびらせたのは、、
今日歩いている人はいるかとの私の質問に、
⑤ いませんよ。雪が降ってからはここしばらく一人もいない😱(当然のように言ってた💦)
『こんな天気ですからね』の一言も添えられて、、😅
ひょ、ひょえーーーー!
そ、そうなのね!
だからヤマップで調べても出てこなかったのか!
この時期の玉原は雪深く、ルートファインディングできるような健脚者(あるいは物好き)しか来れない所だったんだーー!
いやいや、そんなそんな!
こんなひ弱な私と、ド素人の長男と、足の長さが20センチしかないひまじゃあ、50センチのラッセルは無理ですがな~(涙)
しかも今日はまさかこんなことになるとは思ってもおらず、ワカンやスノーシュー(これはそもそも持ってないけど)はおろか、アイゼンすら持ってきてませんから!
『やめます、やめます!登るのやめます!』とすぐに宣言し、
華やかなスキーヤーやボーダーの間を通り、そそくさと駐車場をあとにしたのでした。
上州武尊の方を見ると確かに雪雲が出て山頂は見えず、何となく荒れているような雰囲気です。
危ねぇ、危ねぇ。
スタッフに聞かないで歩き出してたら危うく雪深い嵐の森で転がって雪だるまになるところだったよ💦
運転しながら長男ケイにどうする?と相談します。
長男ケイは(途中から)雪道歩きができるかとテンションを上げて来ていたので、いきなり榛名山のほのぼのハイクに変更することにがっかり感がにじみ出ていました。
とはいえ、『50センチのラッセル&悪天候&私たちだけ!(つまり踏み跡なし!ってことは道迷いの危険性増大→遭難の危機😱)』を歩き出す勇気は私にはございません。
一旦車から降りれそうな雰囲気を察して起き上がっていたひま。
また走り出した車の後部座席でシュンとしてしまいました。
完全にふてくされてる😅
そんなドヨヨン空気の車内から右に目を転じると、そこには玉原湖が。
そして、その向こうに一昨年のゴールデンウィークにお気楽隊で登った尼ケ禿山が燦然と輝いていました(そんな風に見えたということです。山頂部に光る何者かはありません)。
その時の記事はこちら⬇️
https://okiraku.muragon.com/entry/47.html
お、尼ケ禿山が私を呼んでいる!
そうだ、玉原湖の側から歩き出して、尼ケ禿山登ってみる?と言うと、雪道歩きできるならどこでもいいと長男ケイの返事です。
玉原湖へ下る道は閉鎖されていたので、その手前の路肩(少し広くなっていた)に停めて歩き出すことにしました。
もしも凍結していたら、途中で引き返せばいいよね!
とりあえず、行ける所まで行ってみよう❗
出発は10時53分です。
ずいぶんと遅くなってしまいました。
夕方から長男ケイはバイト先の新歓忘年会があるらしいので、午後3時~4時には帰路につきたいと思っています。
玉原ダム管理事務所への入り口から入って行きました。
人の気配が皆無です。
シャッターが閉まり、大きなつららが屋根から垂れ下がっていました。
日曜日だからか、冬だからか?
除雪した雪が出口を塞いでいましたから、冬場は誰も来ないのでしょうか?
ちょいと分かりません😅
玉原ダムの上を歩いて対岸に行きます。
正面遠くに見える三角の山がとりあえず目指してみる尼ケ禿山(あまがはげやま)です。
手前が白くなっていて高い木が無いことが分かりますよね。
南側が開けていて、大展望の山なのです。
そんな美しい景色とは裏腹に、実はド強風が吹いています。
長男ケイが「耳がちぎれる!」と叫んでました。
はしゃいでいるのはひまだけ😅
ダムの斜面です。
石を積み上げたようなデザインになっています。
玉原スキーパークが見えます。
スキー場トップが今日登る予定だった鹿俣山。
雪雲に隠れているのが、馬蹄形の上州武尊です。
ダムの放水扉です。
上から覗いた長男ケイが「怖い」と一言。
うん、確かに怖い。
どんな高い崖の上に立ってもちっとも怖くないのに、なぜ人が作った巨大建造物の端に立つと飲み込まれそうな感覚に襲われるのだろう?
対岸を歩きます。
うわ、うわ、うわ~🎵
パウダースノーだ~✨
踏み跡のない新雪にひまが足跡をつけて行きます😁
楽しくって仕方ない様子(笑)
サラッサラな雪でレリゴー!やってみました😁
舞い上がった雪は風下に立つ私に全てかかりましたけどね😢
ひまと戯れる長男ケイ。
あるいは長男ケイと戯れるひまとも言う😅
最後はひまは長男ケイに雪をかぶせられ真っ白になってました😁
真っ白になってはブルブルブルブル!を何回も繰り返してた(笑)
懲りない面々。
左手に山道への入り口が見えてきました。
ちょいと小汚ない看板ですが、分かりやすいです。
ここから山頂まで1時間30分の行程みたいです。
「ルートありません」と書いてありますが、私たちが歩くコースとは関係ないので大丈夫です。
車を停めた所から距離だけだともう半分来ちゃってる感じですね。
出発から30分、時刻は11時23分です。
ランチは山頂で午後1時を過ぎちゃうかな?
では雪山に入って行きましょう~🎵
おおおおお、意外と雪が深い!
今年の春に長男ケイと歩いた赤城の長七郎山でまさかの雪道歩きになったときに、ケイはゲーターをしていなくて靴の中に雪が入り冷たい思いをさせたので、今回は万が一にもそんなことがないようにゲーターを二組持ってきました。
長男ケイが「これ、すごっ!全く雪が入らないじゃん!」と感動しておりました。
こんな薄っぺらいものでも、あるとないとじゃ大違いです。
(熊にかじられていることが多いですが)立派な標識が要所要所にあるので安心です。
ひまはお腹まで埋もれていますから、積雪量20センチというところかな?
気持ちの良いブナの森です。
倒木があると、その下をクンクンクンクン。
まさか冬眠中の熊さんの匂いじゃないよね?
ドキドキするからやめてくれるかな?ひま。
森に入るとあっちをクンクン、こっちをクンクン、忙しそうでした。
アミノバイタル休憩中です。
自分にも寄越せと言わんばかりにじっと見つめるひま。
ケイに「おまえのじゃないよ!」と言われ、ほっぺをムギューっとされても動きません(笑)
「あっそ、だっからいいわよ」とどっかり座り込むひま。
なかなか絵になるでしょ?
彼女は我が家の中で一番の美人さんなのです、実は😄
お風呂に入らない、ちょっと臭いヤツですがね。
耳を前にしっかり向けて、何かの音に集中しているのでしょうかね?
大きなブナの木がある美しい森です。
では再び歩き始めましょう。
楽しい気分で進んで行くと、、
ひまと長男ケイが立ち止まっています。
どうしたのかと思ったら、何者かの足跡がありました。
ここまで踏み跡のない真っ白な道を歩いて来たので、突然の踏み跡にびびっています。
「これ、熊じゃないよね?」と心配そう。
これは多分鹿だよね?
熊だともう少し大きいと思うし、一歩が大きいから鹿なんじゃないかな?と話しました。
一応この後熊鈴を鳴らしながら歩きましたけどね。
今日この山域にいる人間は私たちだけです。
尾根に出ました。
時刻は11時59分。
登山口から35分かけて、標高差120M登って来ました。
ヤマップだとここからの道のりが詳しくわかりますね。
尾根を少し歩いてそこから少し下って、最後の登りに取り付く、、そんなイメージです。
細い尾根を歩きます。
左側は切れ落ちています。
ひまは長男ケイより前に行ったり、遅れる私の元まで戻って来たり、倍の運動量です。
日陰はより雪が深いですね。
モフモフが楽しい\(^^)/
道は下りに。
この辺りが一番雪の量が多かったかな?
膝の辺りまで埋まりました。
長男ケイの足跡にジャンプしながら進むひま。
彼女にとってはまさにラッセル!
頭と肩(?)で雪をかき分け進みます。
雪が柔らかいからできる!
鉄塔が現れました。
場所はこの辺りです。
鉄塔の下からの展望です。
ずーっと送電線が遠くまで続いています。
目を右に転じると、尼ケ禿山の山頂が見えてきました。
ケイが「あそこまでならすぐだね!」と。
そうだね!
1時より前に着けるかな?
山頂着まで書いてしまおうと思っていましたが、前置きが長かったので、ここで【前編】として投稿します。
最後までお付き合いください!
いつもありがとうございます(*^^*)