【栃木、益子】益子焼きの美術館とお気に入りの作家さんを探す旅。2019年8月25日(日)
益子陶芸村の巨大タヌキの前からこんにちは😃
いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。
今日は先日の陶芸体験の際に、隠居窯の先生にオススメされた「島岡達三の仕事」を見に行きました。
場所は益子陶芸美術館です。
島岡達三は人間国宝に認定された、益子町を拠点に活躍した陶芸家です。
島岡の代表的な技法である縄文紋様を見に行きましょう🎵
自宅から美術館までは約2時間でした。
蝉の声がこだまする坂道を登って行きます。
ここが美術館の入り口かと勘違いして記念撮影。
美術館までは雰囲気の良い道です。
どうやら私たちは美術館の裏手から入って行ったみたいです。
坂の上に美術館は静かに佇みます。
こちらが益子陶芸美術館の入口。
涼やかな風が吹き抜けます。
一応記念撮影ね。
入館料は一人300円でした。
いよいよ、美術館の中へ。
しかし残念ながら館内はほぼ撮影禁止。
島岡達三の素晴らしい作品や、作品製作のDVD上映などを観ました。
パンフレットのお皿が意外と小さくて、ほとんど実物大(パンフレットの写真の方が大きいかも!?)だったのにはびっくり。
作品の表面を触ってみたいと思いましたが、みなガラスケースに守られていたので、触ってみることはできません。
貴重なものですから、仕方ありません。
表面のでこぼこや土の感触、釉薬の流れ具合を、指で触れてみたいと強く思いました。
美術館のあとは、濱田庄司の旧宅見学です。
美術館に常設展示してあるこちらも人間国宝です。
復元された登り窯。
美術館でオレンジ色の炎を吹き出す迫力の登り窯を見たばかりなので、興味深く見学しました。
庭を彩る明るいひまわり。
空が真っ青です。
旧宅を見に行きましょう。
少し黄色くなり始めた柿の実がありました。
美しい日本家屋。
茅葺き屋根の見事なこと!
靴を脱げば座敷に上がることもできます。
しんと静まりかえり、少しカビ臭く、なんだかとても懐かしい気持ちになりました。
坂道を再び下り、陶芸村へ向かいます。
ここには見事な紅葉が心地よい木陰を作ってくれていました。
信楽焼で良く見るタヌキ。
ここのは巨大です。
時刻は午後1時近くなっていたので、その側にあった小さなレストランへ入り、ランチにしました。
ネットでいくつか益子焼きの器を使ったオシャレなお店を検索していたのですが、お腹が空いていたのと、暑かったので、一刻も早くお店に入りたかったのです😅
益子焼きストリートです。
お店を見ながら下ってきて、横断歩道を渡り反対側を登って行きます。
時間が足りなくて全てのお店を覗いてみることは出来なかったのですが、お気に入りの作家さんの作品探しをしています。
今日は何か(多分マグカップ)をひとつ買って帰りたいと思っているのです。
色々覗いてみて、結局最初に入った「クラフトやまに」に戻って来ました。
ここに3人それぞれに気になる作品があったのです。
私が購入したのは、こちらの2つ。
ひとつに決められなかった💦
マグカップは実際の色は写真よりももっと鮮やかで深い青色です。
「田中正生」の作品。
塩釉(燃え盛る窯の中に数十回に渡って塩を投げ入れ、その化学変化で美しい色を生み出す技法)で作られています。
美術館のDVDでその技法を見たばかりなので、是非そんな作品を触ってみたかった。
もうひとつの器は、「福島春雄」の作品。
しのぎの中を流れ落ちる(多分逆さまに流しているのだと思います)様が楽しい作品。
飲み口の所に釉薬の膨らみがボコボコとあり、欲しくなってしまいました。
上の鮮やかな青いマグカップはハガレーナが気に入った作品。
まるでエーゲ海のような鮮やかな発色に一目惚れしました。
「ヘスアルド フェルナンデス」(スペイン人)の作品。
なんと、磁器でした。
陶器を探す旅だったのに、鮮やかな色合いに惹かれて手に取ったのが、実は磁器だったという(笑)
にわか益子焼きファンならではですね(^w^)
なるほど、磁器だからこれだけの美しい色合いが出せるのですね。
カップの裏にはひとつずつ可愛い絵が描いてあります。
下の青いマグカップはターボが選んだ「松下忠生」の作品です。
「クラフトやまに」で妻「松下曜子」と共に個展を開いていました。
泥部窯で焼いた、塩釉作品です。
私が購入した田中正生と同じ所で修行した弟弟子になるらしいです。
私は翌朝、田中正生の塩釉マグカップで早速コーヒーを飲みました。
う~ん、いつものコーヒーの味がグレードアップしてる感じがする(*^^*)
手に触れる土の温かさとふっくらとした取っ手の感触がすごく贅沢です。
日頃購入する大量生産品とはお値段が何倍も違いますからね😁
最後にやまにのカフェで涼むことに。
私は抹茶あずき、ターボはマンゴー、ハガレーナは黒糖きな粉のかき氷を食べました。
すっかり体が冷えきり、外に出ると夕方(午後4時頃)で気温もいくらか下がっていたので、その後のお腹が心配になりました😨
大きいのをひとつ頼んでシェアして、コーヒーを飲めば良かったねと話しました。
一日益子焼き物巡りをして、こんな一日もいいなと思いました。
スタートが人間国宝の作品で、その後量産品を見て、私たちでも何とか手の届く作家さんの作品に触れて、、。
やはり作家さんの作品は違うなと思いました。
美術館で作陶の様子を勉強できていたのも大きかったです。
作品から作家さんの苦労や、窯の炎を想像し、楽しい時間を過ごせました。
それぞれお気に入りの作品を手に入れることができて良かったです。
次は9月15日の妻沼聖天様で開かれる「ひろめ市」に出掛けようと思います。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️