50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、秩父】火曜日山の会でmont-bellツアーに参加。夏は水飛沫をいっぱい浴びるシャワークライミングが楽しい!2019年8月13日(火)

秩父市小鹿野町の尾ノ内渓谷からこんにちは😃


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます!


今日はいつもとはだいぶ異なる格好で、以前からやってみたかった沢遊びに挑戦です。

その名も「シャワークライミング」😄

お盆休み中に1日火曜日があるので、「火曜日山の会」プラス里帰り中の義姉の5名で参加します。

長瀞にあるmont-bellショップの募集企画です。

朝9時20分に長瀞のmont-bellショップに集合でしたが、早く着きすぎてまだお店がオープンしてなかったので、荒川のほとりのキャンプ場を散策しました。

ロッジやキャンプ場には多くの若者や家族連れがいて、荒川には既にライン下りしている船も見えました。

さすがに夏休みは長瀞界隈は賑やかです。

9時を過ぎたので、お店に行ってみましょう。

誓約書を提出し、更衣室で着替えて、私たちのガイド「シゲさん」とバスに乗り込んで出発です。

一日中沢で遊ぶコースです。

定員8名ですが、今回は私たち5名だけでした。

どうやら4名参加希望のグループがいたらしいのですか、定員まで3名なのでキャンセル待ちになっていたそうです。

なんだかちょっと申し訳ない気もしますが、私たち的には自分たちだけで歩けるのでラッキーでした。

今日のフィールド「尾ノ内渓谷」までは長瀞mont-bellからバスで40~50分かかります。

途中トイレ休憩を挟み、渓谷入り口の駐車場にやって来ました。

ここで最終的に装備の確認です。

上からヘルメット、ウェットスーツ、フリースシャツ、オレンジ色の上着、ライフジャケット、ブーツです。

自分で用意したものは、水着(中に着ています)、手袋(ワークマンで190円で購入)、濡れてもいいリュック(百均で300円で購入)、半パン、ペットボトルのドリンク、そして防水カメラです。

ターボとハガレーナはジップロックに入れてタオルも持ってきたようでした。

防水カメラに関しては購入したことを後悔していたのですが(大して画素が良くない)、今日は大活躍します。

mont-bellで借りることもできるみたいです(有料)。

ではでは、シゲさんに続いて沢に降りて行きましょう。

ブーツの底は濡れた岩場で滑らないようなフェルト素材になっています。

土の道を歩くのには向いてないので、滑らないように慎重に。

沢まで降りてきました。

シゲさんの指示で、みんなお尻を沢の水につけてみます。

「冷た~い!」

シゲさんに記念撮影してもらってスタートです。

今日のメンバーは、右からターボ、義姉、ウォーリー、ハガレーナ、私の5名です。

全員50代😅

シゲさん、今日はハズレくじを引いちゃいましたね(笑)

今日は一日、遊び倒す気満々のアラフィフ&アラカンですので、よろしくお願いします(^w^)

上が今日お世話になるガイドの「シゲさん」。

大阪出身ですが、大阪弁を封印しているナイスガイです。

なぜ大阪弁を封印しているかって?

それは大阪弁でしゃべると何か面白いことを言ってくれるのではないかとみんなが期待するからだそうです。

要するに、シゲさんは面白いことは言わないってことです。

でもいつもニコニコして優しい方でした😄

私たちにとってはガイドさんは当たり❗

勝手に楽しむので、見守ってくだされば十分です。

まぁ、確かに大阪弁しゃべる人って絶対面白い人だって、関東の人間は思いがちですもんね。

面白くない(この表現は失礼か)関西人にとっては迷惑な話だと思います😅

下の写真は早速アラカン義姉がライフジャケットの紐を絞めすぎて息苦しいと訴え、シゲさんに直してもらっているところ。

さぁ、今日何事もなく歩き通せるかしらね?

ではでは、いよいよ尾ノ内渓谷へ\(^^)/

尾ノ内渓谷は埼玉県内にある唯一の百名山「両神山」を源流とした美しい沢です。

沢を歩く時の注意をしっかり聞いて出発です。

ここからはほぼ写真のみでお送りします😁

楽しくって仕方なかったのですが、今日はみんなダジャレやおしゃべりはほぼ封印してました。

あえて封印したというより、そんなこと思い付く暇もないほど、沢歩きそのものをそれぞれ楽しんでいたからです。

ひたすら水飛沫を浴びながら歩き、笑い、「足が届かな~い!」とか「おっとー!この石滑るよ!」とか叫びながら、「シャワークライミング」に徹した一日となりました。

ウエットにフリースシャツにオレンジジャケットにライフジャケットという、結構な厚着なのに、全く暑いとは感じませんでした。

この辺りは深い場所があり、初めて腰の辺りまで水に浸かりました(ハガレーナは胸まで😁)。

渓谷入り口でお尻や足を水に浸けた時に冷たいと感じていたのに、足はウェットスーツに含まれた水が体温で温かくなっていたので、まったく冷たい感じがしていなかったことに、ここで気がつきます。

腰や胸まで水がしみてくるとさすがに「冷た~い!」となりました。

でもそれが気持ちいい(^w^)

難しい所はシゲさんが、足や手をつく場所を教えてくれます。

前方に橋と滝が見えてきました。

小さな滝までやって来ました。

小さな子供さんがいたりするとエスケープルートを選択することもあるようですが、今日は私たちが優秀な(?)生徒なので、ずっとメインルートを歩いています😁

この滝の登り方をレクチャー。

楽しい!楽しい!楽しい!

沢の音が大音量なので、一番後ろにいる私には指示がほぼ聞こえないんですけどね。

前の人を見ながら、見よう見まねで登ります。

うんと大変そうなら、シゲさんが手を貸してくれます。

登った先には本日午前中の終点「一番滝」が待っていました。

滝壺もありますが、深さは腰くらいまでなので奥まで行けます。(今日は水量は少ない方だそうです)

滝の途中まで登ってみました。

打たせ湯のように肩や頭にドドドドドー!っと勢いよく落ちてくる水流を浴びます。

大学生くらいの男の子グループが遊びに来ていましたが、裸(水着)なのでちょっと寒そう。

私たちはウェットスーツにライフジャケットと、完全防備なので、この滝壺遊びを満喫しました。

キャーキャーキャーキャーおおはしゃぎ😅

大学生の男の子たちが唖然とした表情で見ていたはず。

でもそんなのお構い無しです。

だって楽しすぎるんだもの😁

義姉が偶然ティーの形にしたのを見て思いつき、

全員で「ティー!」、からの~、尾ノ内渓谷の「オー!」

シゲさんが苦笑いしながら撮ってくれました。

そろそろお昼にしましょうとシゲさんに言われ、橋を登って休憩所に向かいます。

この後邪魔な私たちがいなくなって、後方からは男の子たちがはしゃぎ倒す雄叫びが響き渡っていました😁

尾ノ内渓谷の入り口にある茶店(今日はお盆休み)までやって来ました。

いつもならここの茶店のオバチャンが手打ちうどんを振る舞ってくれるらしいのですが、今日はお休みなのでお弁当です。

右下の写真は、アブや蜜蜂が飛んでいて、なぜか義姉の頭にばかり止まるので、ヘルメットで防御しているところ(笑)

一時間程休憩時間があったので、食事の後辺りをウロウロしました。

トトロやまっ黒くろすけがいるので探してみてね😁

広場から見える山は二子山だそうです。

二子山と言えば、憧れのブロガー「タケさん」が少し前に登ってませんでしたっけ?

おおお、あれがそうなのね~!と感動して眺めていました。

ヘルメットにライフジャケットというこの出で立ち。

どうしても零戦パイロットを連想してしまいます。

ということで、午後の部出陣前に、みんなで整列して、敬礼!(^^ゞ

シゲさん、お付き合い頂き、ありがとうございます😅

では午後の沢遊びに出発です。

一番滝の側の吊り橋を渡り、巻き道を使ってしばらく山道を歩きます。

この一番滝辺りは冬にはホースで放水して、氷柱を作り、夜はライトアップもされる観光名所なのだそうです。

放水のためのラインが何本も張り巡らされていました。

滑りやすい斜面を下り、再び沢へ。

岩が大きくなり、倒木も目立つようになってきました。

倒木は触ると折れる可能性があるので、乗ったり触ったりしないように言われました。

小さな落差があり、水流の裏側に人が一人入れるスペースがあります。

それぞれ交代で入ってみました。

私は水流の真ん中を割って「ひょっこりはん」しようとしましたが、激流過ぎて全くひょっこりできず、、😅

結局横からひょっこり。

上流になるにつれ、岩が滑りやすくなってきました。

シゲさんの手本の動きを注視して自分なりに登ります。

岩のわずかな出っ張りに足を引っかけ、よっこらしょ!っと体を持ち上げます。

ここは義姉が苦戦中。

ターボがお尻や足を支えて手助けしました。

大股開きが必要な箇所がいくつも出てきます。

ここはなかなかの難所でした。

右の岩場を伝って登ります。

先に登ったターボと義姉が上から「お~い!」。

ハガレーナは余裕の鶴のポーズ😁

苔むした岩が北八ヶ岳みたいとハガレーナ。

いよいよ渓谷核心部に入ってきた雰囲気です。

途中折れたばかりの大きな木が谷に倒れかかっている場所があり、そこだけはエスケープして土の道を歩きました。

すると大きなカエルや獣の頭蓋骨に遭遇。

再びの沢。

倒木を跨いだり潜ったり。

そして、本日の最終目的地、名もなき滝に到着です。

ウエディングドレスの裾野のようになった滝の裾の部分に座って遊びました。

私が一番奥に座ると私の背中で水がモーゼの十戒の如く割れ、その前に股がったみんなには水が当たらなくなり、私が避けた途端にドドドドドと水が解放されたので、みんな悲鳴をあげていました😅

その後それぞれモーゼの十戒を体験すべく交代で一番奥に座ってみました。

滝の途中から滑り落ちる遊びもしました。

いやぁ、もう、最っ高に楽しい!

ウェットスーツにライフジャケットのこの安心感!

そして浮力!

もう、究極の大人の沢遊び(^w^)

そろそろ帰る時間ですとシゲさんに言われたので、最後に「沢遊びの定番のやつ!写真お願いします!」というと、シゲさんが身軽に岩の上まで登り、

こんな写真を撮ってくれました。

もう思い残すことはございません!

ではそろそろ下山開始です。

、、と初めは山道を歩き出したのですが、

途中でシゲさんが「あ、道を間違えた」と言って引き返し、下りでも沢を歩かせてくれました。

道が崩落でもしていたのか、それとも私たちを楽しませるために下りでも沢歩きをさせてくれたのか、理由は定かではありません。

私たちとしては沢下りも出来るなんて、最高の嬉しい誤算です。

このターボの嬉しそうな顔(笑)

沢遊びにダジャレは不要です。

沢ともついにここでお別れ。

この橋からは山道を通って一番滝に戻ります。

最後に恒例クリさんポーズをシゲさんに撮ってもらいました。

鉄の階段を下り、吊り橋を渡って戻ります。

この後、お昼休憩した広場を通り、駐車場まで戻りました。

帰りの車は窓全開でびしょ濡れな体を乾かしながら、みな呆けたようになっていました。

行きではあんなにおしゃべりして、シゲさんにも沢山話しかけてたのに、ほぼ何もしゃべらす(笑)

子供の頃川遊びをした後のような、体がダルいような軽いような、そして眠気もあるフワフワした気分でした。

想像してた通りの楽しさでした。

やはり沢登りは楽しい!

ハーネスやロープを使うような本格的な沢登りは多分無理だけど、このくらいの沢登りなら、装備を整えさえすれば、自分たちだけでも出来そうだ!って思いました。

今回のツアー代金は11000円。

保険とお弁当が1000円として、ガイド料が10000円かな。

2~3回ツアーに参加するくらいのお金で装備は揃えられそうですよ✌️

来年以降、夏は沢遊びばかりになるかも!?、、と思いました。

帰宅後は我が家で打ち上げ。

大学生の長男ケイが久しぶりに帰宅したので、家の用事で参加できなかったターボ以外の四人と長男という妙な顔ぶれで、日付か変わるギリギリまで食べて飲んで楽しく過ごしました。

mont-bellガイドのシゲさん、今日は色々とお世話になりました。

オバチャンたちの子供のようなはしゃぎっぷりに、嫌な顔ひとつせずお付き合い頂き、感謝です!

来年も参加するか、それとも自分たちだけでチャレンジするか、いずれにしても尾ノ内渓谷、再訪します!


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その後私は早速沢登りの勉強に入りました😁

私たちがしたいのは沢登りではなく沢歩きor沢遊びなのだけど、情報収集は『沢登り』からしかできないので。

TSUTAYAに行って探しても、『沢登り』に関する書籍が一冊もなかったので、

TSUTAYA店内でAmazon検索しAmazon購入しました😅

自宅に帰り、夫の本棚を見ると、、

こんなにありました!

沢登り関係書籍✌️

今や絶版になっているものも多く、これは貴重です。

私の購入した入門書に「古本屋で見つけたら即購入すべし」と書いてある本もあり、十分過ぎる情報量。

来年の夏まで時間はたっぷりあるので、しっかり勉強してます。

そして来夏は尾ノ内沢再訪からスタートし、楽勝ルートを更に楽勝に変更しつつ遊ぼうと思います。

そもそも沢登りを中高年以降に始めること自体が無謀らしいので、どこまでも沢歩き時々滝登り&水遊び(こっちがメインだったりして!)なんですけどね😅

老後には夫という経験者がいるので、少し長いルートにもチャレンジして、沢沿いで野営&焚き火なんてのも楽しそう!などと夢は広がります(*^^*)

残りの人生でどこまでできるかな?


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました☺️

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