【群馬、吾妻郡】岩櫃山はアスレチック天国!2023年8月21日(日)
岩櫃山山頂から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ほんとは、八ヶ岳の硫黄岳に行きたかったんですよ!
この夏、何回予定変更になるんだろう??
秋の妙高山リベンジに向けて、距離・標高差を重ねて行きたいと思って計画していた山行のうち、予定通りになったのは平標山だけかな(涙)
両神山は男体山に、苗場山は天狗岳に、日光白根山は霧ヶ峰に、そして、今日、硫黄岳は岩櫃山に、、、どんだけ天気に翻弄されとるんじゃい!って感じですが、、
まぁ、仕方ないですね。
台風接近などもあってお天気安定しなくて、晴れていると思ったら午後から雷予報、そして、猛暑。
少しでも涼しく、雷や雨に合わないよう計画を立て直さなくてはいけません。
今回は姫が参加できるということで、午後から下り坂予報のこの日、半日で歩いて来れる場所でどこがいいかと姫に希望を聞くと、「岩櫃山に行ってみたい!みほさんも好きな城址でもあるんだよ!すみちゃんの好きな岩場もあるし、楽しいと思うの!」とのこと。
姫は大河ドラマ「真田丸」の大ファンらしく、その舞台となった岩櫃山(岩櫃城址)に興味があるらしいのです。
なるほど、それは楽しそうだ。
ルートはいくつかあるようですが、私たちはヤマッパーの「いっけんさん」のルートをダウンロードして行きました。
岩櫃城址に登り尾根ルートを進み、赤岩ルートで一旦里に下って密岩ルートから山頂へ。
下山は沢ルートを通って駐車場へ戻る周回コースです。
いっけんさんのレポを見ると山頂からは720度の大展望だそう!
初めこれを読んだ時、わずかに見えない箇所があるのね、、と思いましたが、おいおい、違うだろ!
一周は360度。
720度ってことは360度の倍見えるってことだ!
どんだけ~??!(笑)
もう楽しみで仕方ないです🎵
暑さだけが心配でしたので、午前中で山行を終わりにするよう、姫にしては早起き!5時半に自宅を出て平沢登山口駐車場を目指しました。
《登山難易度 4》
入り口案内所横の自動販売機に描かれた岩櫃城のイメージ図です。
かつての天然の要害を想像しながら、歩いてきましょう🎵
(上)朝陽差し込む美しい杉林を登って行きます。
かつてはこの辺り段々の郭になっていて、質素な家屋が建っていたのでしょう。
この後出たところが中城だったので(草ボーボーだったので写真は撮りませんでしたが)、ここは中城へ向かう道だったものと思われます。
(左下)二の丸から本丸へ。
(右下)本丸周囲の横堀、その奥は断崖絶壁になっているものと思われます。
当時は木が伐採されていたので、遠くまで見通せていたことでしょう。
岩櫃城址に到着~⤴️
岩櫃城取ったどー❗のポーズ。
岩櫃城の由来がありました。
土塁を通って更に奥へ。
どこが鼻かわからない天狗岩があったり、登山道も岩が多くなってきます。
(上)尾根を越えます。
ん?すべての表示(山頂までも)が下向き??
ここが最高標高地点??まさかね?(笑)
(下)おおおぉ、、なんとキレイなんだろう。
巨大な岩に重なっているのは、もみじですよ!
いっけんさんのレポで真っ赤になっているところを見ました。
ここは秋には見事でしょう。
(上)またまたいっけんさんのレポで見た、標識がありすぎる分岐(笑)
山頂へのルートがいくつもありますが、私たちはそのどれにも行かず、潜竜院跡方面へ下ります。
(下)夏の緑がキレイだ~⤴️
イキイキとして素晴らしいです。
姫が立っている場所、、あの切通みたいなところを??
そう、下るのでした~(涙)
しっかりした重い鎖が設置されています。
赤岩ルートに突入!
地面がホントに赤くて、滑りそうで案外滑らない!
意外と下りやすかった😁
下から撮った姫とハガレーナ。
朝の光を受けて、ハガレーナ(右)は神秘的に、姫(左)はスパイダーマンみたく撮影できました。
姫の赤い靴下が光ってる✨
折角登ったのにねぇ、、どんどん下るよ~⤴️
里まで降りるのですからして。
前を行く姫が度々クモの巣に引っ掛って悲鳴をあげておりました(笑)
着いたのは潜竜院跡。
武田勝頼のために折角用意した屋敷だったのだけど、彼が来ることはありませんでした。
ここを頼っていたら、歴史は変わっていたのでしょうか??
里に降りてきました。
暑そうに見えますが、涼しい風が吹いていて、あまり暑くありません。
この案内図はわかりやすい!
現在地は古谷T字路。
右にある登山口から尾根通り→赤岩通りと歩いてきて、これから密岩通り→山頂→沢通りと歩きます。
右手に高さ200mの断崖絶壁が見えてきました。
大きな岩の真ん中より少し右が山頂みたいです。
さぁ、いよいよ、危険地帯へ突入!!
密岩通りは群馬県の山のグレーディング「2C」です。
距離・標高差ともに少ないので体力的には「2」ですが、岩場があるので、技術的には「C」ということ。
登山口で既に三合目。
最初は急斜面を階段などを使って登って行きます。
五合目でバナナ休憩しました。
そして、いよいよ始まります。
「この先鎖場あり」!!
今は通行止めの天狗の架け橋。
あの上を歩くルートだったみたいです。
そこに行くまでの鎖場がエグい。
大きな岩の出っ張りは少なく、鎖があると言っても足を滑らせたら、何十メートルも滑落必須です。
怖い、怖い、こんなところ、いくらお金を積まれても行けましぇんよ😱
当然迂回路を行きます。
天狗の架け橋のある大きな岩をぐるっと迂回して、最後は鉄梯子を登る。
そして、この先に待っていたのは、難易度高めの岩場でした。
動画に(BGMでかき消されているかもですが)先に行くハガレーナの様子を見て「まじ?」「え?難しそう」「私、行けるかな?」「まじか!?」などと呟いている私の声が入っています。
(最後に添付したYouTube動画をチェック✔️)
ハガレーナは鎖を使わず右手の壁を自力で登っていましたが、私は途中から鎖を使って真っ直ぐ登りました。
ここ、下るのは絶対嫌だ!
いっけんさんのレポをダウンロードしてきてホントに良かったと思いました。
間違っても逆回りはしたくない💦💦
次々現れる大きな岩!
そして、そんな場所からは大展望です。
岩の間を潜ると九合目に。
ここの岩場に「滑落事故発生」と書いてあり、びびりながら登ると、姫が2歩目でスズーーっと数メートル滑りました💦💦
侮れない!!!
真ん中は怖いと思い、右手に寄ってルートを取り、なんとか無事に登ることができました。
三人目の私も無事クリア!!
そして、目の前はこんな景色!!
視界がクリアで、ホントに清々しいです。
そして、山頂に向けて最後にして最大の難所!!
2本の鎖を使ってなんとかかんとかクリア!!
でも、ここ、さっきの鎖場と違って、上がったら下らないと帰れないんだよね??(涙)
そして、岩櫃山山頂(802M)到着!!
まさに720度の大・大・大展望です!!
こりゃ気持ちいい!
360度の倍見える感じ、わかる!!!
足元の底の底まで見えてるし、遠くの山並み(群馬の名峰たち)もぐるり!!
遠くは雲がありましたが、なければこんなに山を見れるようです。
わずか802Mの標高で、これはホントに素晴らしい!
この後登った岩場を下りましたが、下りの方が自分の体重を鎖にかけられるので、鎖が安定して、案外楽に下れました!
(右)そして、山頂隣の岩峰へ。
(左)隣の峰から見た山頂です。
人が下って(登って)いるところを撮りたかったけど、ギリギリ人が写ってなかったか!失敗!!
あそこ登り下りしたかと思うと、ちょっと凄いね、、私たち(自画自賛)
一番ポピュラーなコース(尾根通りから直接山頂手前のこの岩峰にやってくる)でやってきた女性たちの多くがここから眺めて「私には無理~(涙)」となっていましたから。
実際やるより、見ている方が怖いのかも!?
さて、沢通りで下山開始です。
こういうの、ゴルジュ帯って言わない?
両側に岩が切り立っていて、間に沢が流れ、岩の奥には緑の世界。
とてもとても素敵です。
沢通りにも若干鎖場がありました。
前にハガレーナが歩いた時は冬だったので、沢がカラカラに乾いていて、ここが沢だとは思わなかったみたい。
今日は昨日の大雨で登山道が沢になっています(逆か?)
左下は「一本槍」、右は「天狗の蹴りあげ岩」。
何がどうなのか良くわかりませんが、まぁ、天狗が住んでいても不思議でないような、奇岩郡の世界です。
岩を水が豊かに流れ落ちていたので、私は顔を洗いました(笑)
飲みたかったけど、それはみんなに止められた(笑)
緑の木陰が気持ちいい沢通り。
右は朝歩いた岩櫃城址の本丸方面へ行く道です。
私たちは真っ直ぐ下ります。
おおぉ、水面に木々の緑が写って、上も下もまるっと緑の世界!!
素敵😊
最後の分岐は右へ。
そして、案内所のある登山口へ下山完了しました!
時刻は11時59分、、お昼前に帰り着いた~⤴️
上は案内所にあった城址の模型です。
下は里に降りていただいたランチ。
姫のリクエストのお陰で、スリリングで楽しい半日を過ごすことができました。
岩櫃山は、わずか標高802Mの低山ですが、高山並みの大展望があり、尾根通りで城址遊びができ、赤岩通りと密岩通りでミニ妙義山のような岩場登りを楽しめ、沢通りでみずみずしい沢と緑に触れることができる、素晴らしい山でした。
森が赤く染まる秋にターボを連れて再訪したいです!
簡単な動画にまとめてあります。
5分55秒の短い動画です。
良かったら見てみてください。
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