50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【埼玉、小鹿野町】お気楽隊、ついに両神山にチャレンジ!!《前編》2021年5月29日(土)


両神山山頂から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今週末は前々から天狗岳リベンジ登山をする予定でした。

3年前の初冬に晴れ女隊でチャレンジし、予備知識なしに天狗の奥庭に入ってしまい散々な目にあった天狗岳。

⏫その時の記事です。

ガスガスの山頂からはほとんど何も見られなかったので、また行ってみたいという理由と、三年前に比べてどれだけ体力的に成長できているか確認したいという気持ちもありました。

しかし同じメンバーに姫を加えた女4人で、またまたヘッドランプになるかもしれないという不安はぬぐえないので、心強い助っ人をお願いすることに!

そう、我らがお気楽隊の介護レンジャー(まだ死語じゃなかった!(笑))イダブルーです。

体力抜群で山の経験も豊富なナイスガイ👍

運転手もしてくれるとのことで、めっちゃ助かります!

随分前から計画を立てていて、とても楽しみにしていたのですが、出発時刻を打ち合わせるラインの中でハガレーナが「お天気良さそうよね。でも、テンクラはCだけどね、、」と呟きます。

なんだって~💦

天狗岳の暴風は命に関わるので勘弁してもらいたい。

もしもガスガスだったら、それも嫌だし!

今度こそ山頂から赤岳などの八ヶ岳の迫力ある山並みを見てみたいのよ!

、、、ということで、急遽他の山探しです。

折角イダブルーが同行してくれるのですから、お気楽隊だけでは不安な難易度高めの山で、お天気良くて、風がなくて(テンクラAで)、かつ楽しそうな山は??

いくつも候補が上がった中で、最もお天気が安定していたのは、、なんと、、今までずっとお気楽隊が眺めてきた、眺めるだけの山だと思っていた「両神山」だったのです。

最近ヤマッパーのアキロックさんがレポートをあげていたのですが、それを見る限り岩場の難易度は高く無さそうです。

アキロックさんのレポだと累積標高差が1700Mを超えているのが若干気になるところではありますが、、💦

ターボの最高記録は四阿山~根子岳ルートの1200M、私は先日の外秩父七峰一部縦走の1500Mです。

もしもこのコースを歩き通すことができたなら、二人にとっては記録を塗り替え、自信をつけることができるチャレンジ登山となります。


《登山難易度  10》


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(深田久弥『日本百名山』より)

「大よその山は、三角形であったり屋根形であったりしても、左右に稜線を引いて山の体裁を作っているものだが、両神山は異景である。それはギザギザした頂稜の一線を引いているが、左右はブッ切れている。あたかも巨大な四角い岩のブロックが空中に突き立っているような、一種怪異なさまを呈している。古くから名山として尊崇されているのも、この威圧的な山容からであろう」


私の持っている関東百名山にその「ブッ切れた」山容と、それぞれのピークの名前が載っていました。

両神山は他県と接しない埼玉県内唯一の日本百名山です。

両神山の名前の由来は諸説あるようです。

日本武尊がイザナギ・イザナミの二神を山頂に祀ったから「両神山」、あるいは

日本武尊が東征の際、この山を8日間見ながら通ったから「八日見山」など。

古くから山岳信仰の対象となってきました。

遠くから見てもギザギザとした異様な山容のほとんどを織り成す八丁尾根は上級者向きの危険な鎖場の連続ですが、日向大谷からの表参道なら一般向けのルートとなります。

ミツバツツジやアカヤシオが山稜を彩る4月中~5月下、紅葉が鮮やかな10月中頃がベストシーズンだそうです。


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ヤマップで登山計画を立てる時に私はよく標準コースタイム×1.2で入力しているのですが、今回は掛けるいくつにしましょうか?

難易度の高い山はそれなりの方(健脚者)が歩いた場合のコースタイムで表示されていると思っています。

上のレポートに残した天狗岳で痛い目にあって、そういうことか!と痛感しているからです💦

今回は岩場がそんなに難易度高くないと言いつつも、何しろあの「両神山」ですから(見た目に圧倒されている😅)、×1.5しときますか!

、、、と思い計画を立てると、早朝5時半に歩き初めて、昼食時間30分取って、なんと下山は17時と出ました!😱

あわわわわ、いくらなんでもそれはないわ!

なので、心持ち弱気に×1.3で入力すると、、

5時半出発で、下山は15時半となりました。

所要時間10時間、、これなら許容範囲😁

駐車場がいっぱいになるのも嫌だし、岩場の渋滞に巻き込まれるのも避けたいし、何より自分のせいで渋滞を引き起こすことだけにはならないように、早朝出発しましょう。

自宅出発4時でみんなに連絡しました。


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自宅を4時出発でみんなを拾いながら、目指したのは日向大谷の両神山荘駐車場です。

途中のコンビニからイダブルーが運転してくれたので、私は助手席で楽チンでした。

行きの車の中で姫は「前に両神山に登りたいって言ったら、みほさんは『登れるわけない!』って怒ったんだよ。なのに結局今回チャレンジするんじゃんねぇ。だから私は行けるって言ったのに!」と言っておりました。

姫は少し前に八丁尾根をチャレンジし、恐竜の背びれのような細い岩尾根を歩くことができず途中撤退の経験をしています。

「いや、どっちにしても姫が行った八丁尾根は無理だよ」と言うと、「他にもルートはあるよって言ったのに、すごい怖い顔して『両神山は私たちが登るような山じゃないから!』って言ってたよ!」と。

あの頃はまだ両神の標高差を登る体力はなかった、あるいはそれだけの標高差を登った経験がなかったので、必要体力を自分達が備えているのかどうか分からなかったのです。

毎週少しずつ経験を重ね、標高差のある急登を何度も体験し、徐々に累積標高を積み上げてきたことで、今、ようやく両神山にチャレンジしてみようと思えるようになったのですよ。

それを私なりに丁寧に説明しても、基礎体力が半端ない姫には私がただの臆病者に見えるらしく、「行ってしまえば絶対行けるのに!」というもどかしさを感じさせてしまうのだと思います。

そんなやり取りをしていると、イダブルーが「山は臆病なくらいが丁度いいよ」と発言。

車の中は「名言出たーーっ!」と大盛り上がりでした😁

姫、そう言われてはぐうの音も出ず🤣

それは姫を黙らせる究極の一言となり、ピーピー言っていた姫が何も言わなくなりました(笑)

イダブルー、ナイス👍


途中、ダリア園の近くの公衆トイレをお借りしました。

便座も温かい清潔な洋式トイレでした。

感謝、感謝😊


車は一番奥の両神山荘駐車場よりひとつ手前の無料駐車場に停めました。

奥まで行っていっぱいで戻ってきたらここも埋まってたというオチになることを避けたかったからです。

到着してみんなの荷物を出していると、すでにイダブルーはいつでも出発できる態勢に。

準備早っ!となりました。

リュックを背負っただけみたいですね(笑)

足元は運転中と同じワラーチだし、ストックも持たないし、化粧直しもない🤣(あ、これは姫だけね😁)

では、歩き出しますか!

出発は予定より15分遅れの5時45分でした。


🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶🚶



車道を歩き始めてすぐに左手に現れたトイレ。

これは臭いが目にしみる💦💦💦

鼻をつまんで通りすぎました😅

ダリア園で用を済ませてきて良かったです。


駐車場から徒歩5分、日向大谷の登山口です。

奥の階段から登山スタート!


階段を簡易舗装したような道を登って行くと、、


両神山荘の前に着きました。

ここに登山ポストも設置されています。


私たちが歩くのは、表参道ルート(赤い線)のピストンです。


ガイドブックには七滝沢ルートが下山ルートになっていましたが、現在は通行止のようです。

閉鎖していても立ち入る人たちがいるのですね。

あ、先週私たちも似たようなことをした記憶が😱

それにしても「滑落事故多発」の赤い文字は怖い((( ;゚Д゚)))


入山カウンターがありました。

イダブルーが5人分カチカチカチカチカチ。

3187名は今月の数ですかね?


ここから山道になります。

令和2年の山岳事故情報が掲示されていました。

死亡事故も二件起きてますね。

気を引き締めて行きましょう。

山頂まで5.6㎞。

「往復で10㎞越えかぁ~😆」とターボがビビっています。

イダブルーが「ま、とりあえず、3.8㎞先の清滝小屋を目指そう!」と隊長らしい一言😊

遠い目標よりまずは一歩一歩です。


イダブルーを先頭に、姫、ターボ、私、ハガレーナの順で入山です。


5時59分、鳥居をくぐると崩れかけたお社がありました。

イダブルーが5人分のお賽銭(50円)をお供えしてくれました。

人のお賽銭にあやかって効果がきれない内に慌てて手を合わせるお気楽隊🤣

ケガしないで歩き通せますように、、、お願いするのはいつも同じです😅

おっちょこちょいのオバチャン集団ですから、毎度毎度一人10円じゃ、神様も割に合わないですよね、きっと💦


山頂まで4.2㎞、清滝小屋まで2.4㎞。

ターボ、さぁ、頑張るよ~⤴️

彼女は今回の山行、家の事情で一旦参加しないことになったんですよね。

それでターボがいないんじゃ、ハガレーナと姫が好きな岩場を含んだ難易度高めの所にするかな?と考えた私。

(もちろんお天気がいいのは第一条件でしたが)それでこの両神山に決めたというのもあるんです。

なので、やっぱり参加できることになったと連絡を受けた時には両神山に決まっていたのです。

天狗岳か、それがダメなら奥日光辺りかと思っていたターボは、いきなり「両神山に行くよ」と聞いて、「マジか!!」となったことでしょう🤣

昨夜は心配でなかなか眠れなかったらしいです😅

過去の累積標高の最高が1200Mのターボがいきなりプラス400~500Mに挑むわけですから、本当に歩き通せるのだろうか?という不安を抱くのは当たり前です。

でも、私が登った男体山(標高差1300M)や外秩父縦走(標高差1500M)にたまたま参加できなかっただけで、一緒に行っていればターボも普通に歩けたと思っているので、ハガレーナと私は何も心配していませんでした。

その代わり大股ガシガシ登りの姫につられてペースを乱されては駄目💦

ゆっくりゆっくり一定ペースを保っていれば、必ず山頂に立てますよ。

そんな経験を積み重ねてきました。

少し行くとハガレーナが「あっ、鎖の音がした!」と。

ターボも「私も聞こえた!」と言っています。

私は最近益々耳が遠くなっていて、何も聞こえませんでした💦


本日最初の鎖場が現れました。 

高さ5mだそうです。

この音だったんだね、ハガレーナとターボ、耳がいいんだね~⤴️

あ、ここは鎖は使わなくても登れます。


あれ~、道は緩やかな下りとなりましたよ~😆

「下りたくな~い!」とターボ(笑)


大きく真っ直ぐに伸びた清々しい木がありました。

杉だったか、槇だったか、、。

とても立派で美しい。


登山口に説明のあった立入禁止のテープです。

七滝沢ルートへの道を右に分けて私たちは真っ直ぐ進みます。


沢にぐっと近づきました。


6時32分、「会所」と呼ばれる場所に着きました。

ここまで登山口から所要42分でした。

標準コースタイムは35分なので、×1.2ですね。


ここは、クマタカのすむ森です。


薄川(すすきかわ)におり、木製の梯子を渡ります。


沢に沿って徐々に標高をあげていきました。


時々止まって水分補給します。

沢の近くは少し蒸し暑くて、みんな半袖姿になっております。

姫はどんどん先に行くリードの切れたワンコ発動🤣

ああやって先に行く時は、大体どこかで何かをしながら待っている、、というか、何かをしたいがために先に行くのだと思います。

何をしたいのかというと、日焼け止めを塗るか、着替えをするか、靴ひもを直すか、おにぎりを食べるか、、その4択かな?😁

下山ではそれにサポーターを巻くが加わりますが、今のところ膝の痛みは出てない模様。


沢を高巻くように細い道があります。

一歩間違えれば沢まで腐葉土の滑り台です。

油断は禁物💦


修験の道らしく、要所要所に仏像や石碑が立っています。

この像は真新しいです。

まるで発泡スチロールに銀色のスプレーをしたみたいに見えますが、コンクリート製かもしれません。

シルバーが異様な存在感でした。


小さな滝が連続しています。

沢が美しいですね。

沢登りしたら楽しそう🎵


道は徐々に急勾配に💦

心拍数アゲアゲ中🤣


姫は先行のハイカー達をあおり運転中です🤣

姫に煽られて動転したのか、この方たちはルートを間違えて真っ直ぐ登ってしまい、途中で間違いに気づいて折り返していました😅


道は左手に伸びていました。



森がキレイだ~⤴️

西洋絵画のようです。


あおり運転で燃料をふかし過ぎた姫は早速おにぎりタイム。

「またそれネタにするの~😆」と言いながらも笑顔でパシャリ✨


その後も急登が続きました。

ターボはとっても静かです🤣

ほぼ一言も発しません😅

ダジャレが舞い降りることもなく、無駄なエネルギーは消費せず、彼女の登りでのミッションはただひとつ、、体力を温存すること!以上!


とても知性的なお顔立ちの像の前で小休止です。


イダブルーに新しいお気楽バッジをお渡ししました。

早速帽子に着けてくれたよ!


みんなそれぞれ高級ガーミンデバイスを装着しているのに、ちっとも使いこなせてないので、イダブルーがレクチャー中。

何か学びがあったかどうかは不明🤣

新しいことが脳に吸収できないお年頃です💦


再び歩きだし、並木道のような根っこロードを行きます。


8時8分、弘法之井戸に到着しました。

登山口から既に2時間20分近く経過しました。

あれ?八海山ってどこだったのだろう??

気がつかないで通りすぎちゃいました💦


木漏れ日の中の弘法大師が素敵ですね。

修行しているというより、日射しが気持ち良くて居眠りしているみたいに見えます😁


ここは、コノハズクのすむ森です。


水場があったら必ず飲んでみる私と、「えええ、ホントに飲んで大丈夫なの~?」と疑う姫の図。

「甲武信岳の荒川源流水はホントに美味しかったよ!みほさんも行ってみれば!」と力説しておりました。


対岸の巨木が倒れて橋のようになっています。

これ歩けるんじゃね?と言ってみたけど、イダブルーもハガレーナも「無理だよ~⤴️」と取り合ってくれませんでした😅


山小屋が見えて来ましたよ!


8時20分、清滝小屋に到着です。

登山口から2時間30分、標高差で650Mほど登ってきました。

標準コースタイムは2時間10分なので、2~3回小休止したことを加味すると、まぁ大体コースタイム通りでしょうか。

イダブルーが「多分コースタイム通りだよ」と言うとターボが「あんなにゆっくりでもいいの?」と少し安心した様子でした。

とりあえず最初の目標クリアです。


二階建てでとても立派な清滝小屋。

今は営業はしていませんが、避難小屋として利用可能だそうです。

清滝小屋という名前から滝の側にあるのかと思っていましたが、どうやら違うようです。


広い小屋の中にはゴザが敷かれていて、とても快適そうでした。

「お昼寝できるよ~⤴️」とみんなを誘ってみたけど、誰も反応しませんでした🤣

もしも早く下山できそうだったら、ここで15分昼寝したら気持ちいいと思うけどなぁ😆

そう思ったのは私だけだったようで😅

ここには炊事場も、そして、水洗(!)トイレもあります!

ビックリ👀

小鹿野町おもてなし課の皆さん、ありがとうございます🙇


この清滝小屋の前で大判焼きやバナナを食べて17分も過ごしました。

そのうち5分ほどは姫の身支度待ちでしたが🤣

小腹も満たされたので、再び歩き始めます。


小屋の裏手から山頂に向かいます。


するとすぐに大きな岩場が現れました。

イダブルーが覗きに行きました。

姫は無駄なことはしない主義なので、待ちの姿勢。


私たちはもちろん「なんだ?なんだ?」と見に行きます😁

おおお、これはなんだ?

岩から水がしみだしていて、小さな水滴が落ちています。

なるほど、これが清滝なの!?

もしかしたら、冬にはあの水滴でチリも積もって氷漠になったりするのかも!?

(写真を見たわけではありません)

イダブルーに写真を撮るからカッコいいポーズして~と言うと、、


「直立真顔!」と言いながら、無表情になるイダブルー。

なんじゃそりゃ?(爆笑)


ゲラゲラ笑いながら写真を撮る私たちを遠くから写真におさめるのは、、


一人離れた所で日焼け止めを塗る姫です🤣

いちいち面白いね、あなた。

イダブルーに姫のあだ名の由来は伝えていませんでしたが、後に「姫と呼ばれる理由がわかった」と言わしめることに。


ではでは、最後の急登の始まりですよ~😆

イダブルーの記憶では、ここの登りが一番大変だった気がするそうで。

覚悟して行きました。


ここが七滝沢ルートの分岐ですね。

一応立入禁止の表示があります。

まぁ、横から入ろうと思えば入り放題ですが、、😱


鈴が坂と呼ばれるつづら折れの坂道です。

ここが一番と言ってたけど、ここより清滝小屋までの方がキツかった気がします。

つづらに折れてるお陰で大したことない😅


今日も最後尾で写真を撮ったり、万が一私が岩場を登れない場合のお尻プッシュ要員としてスタンバイしてくれているハガレーナ。

いつもありがとうよ~😆


前方が開け、産泰尾根に乗りました!

標識には産体尾根と書いてありますが、地図には産泰尾根と表示されています。

どんな謂れがあるんでしょうね。


ここで初めて山頂の姿をとらえました!

こっちから見るとそんなにギザギザしてなくて、普通の山に見えますね。

写真ではわかりませんが、よく見ると岩場に立つ人の姿が見えました。


尾根に乗ってなだらかになるのかと思いきや、ここから急勾配になりました。


いよいよ鎖場登場です。

しかし、難易度はそんなに高くありません。


ここは滑りやすく少し苦労しました。

ハガレーナが右の方がいいんじゃない?と言っているところ。

しかし、右に進もうと足を乗せるとツルツル滑ってしまうようです。

左手の根っこなどを掴んで登りました。


その後も続く根っこと岩の斜面。

岩場になる手前でストックはしまっていて、三点支持で登っています。

この「三点支持」という言葉に反応した姫が「三点ってどこのこと~?」と質問してきました。

はぁ?

散々岩登りしてるのに、三点支持を知らんのか!?

「三点って言ったら、二本の手と二本の足のうちの三点だよ」と言うと、「えええ、どういうこと!?片足で歩けってこと?」とアホなことを言っているので、「四点全部付けてたら一歩も進めないでしょうが!もういいよ、姫はどこの三点でも。頭でも腹でも」と言うとターボとハガレーナが「あごでも」「肘でも」と続きました🤣

「何それ!?💢💢バカみたい」と姫はご立腹🤣🤣🤣


鉄製の階段が現れました。

早速登ろうとするイダブルーに「ちょっと待ってて~😆


ターボが「足がつりそうになってる💦薬を飲む!」と言っています。

どうやら岩場のためにストックを使っていなかったのに、その後現れた段差登りで太ももに100%の負荷がかかったことにより、太ももが悲鳴をあげた模様です。

慌てて薬を取り出して口に含もうとしたら、それはターボが常備している腹下し用の赤玉でした💦

おっと間違えた!とつり止めを探していますが見つけられません。

なので私のつり止めを渡しました。


つり止めを飲んで「私、頑張るね!」というターボ。

満身創痍です。

ターボのおでこに巻いている赤い紐は私が購入した汗止めのバンドです。

子持山で汗が目に入って苦労したのでネットで注文すると四本も入っていたので、今日一本ターボにプレゼントしました。

これに汗が染み込むのではなく、あれを伝って汗が横に流れる仕組みです。

たったあれだけで凄い効果なの!

ホントに汗が目に流れてくることが無くなりました。


薬を飲んでストレッチして、元気を取り戻したターボ。

再び歩き始めました。


まだまだ続く急坂。

ストックがなかったことで、足に負担がかかったのだろうということになり、片方だけストックを使うことにしました。

姫に「どうして足がつったの?」と聞かれ急坂をストックなしで登ったからだと答えると、「どこが急坂だった?」との発言。

お気楽隊幹部三人の「はぁ!?」が森に響き渡ったことは言うまでもない。

「さっきのを急坂と呼ばずにどこを急坂と呼ぶのよ!」と私が半ギレすると、「えー、でも垂直の壁とかと比べると大したことなかったよ」

、、、、返事をする気にもならん。

下りで見てろよ!

さっきのところが急坂だったと思い知るはず!😤😤😤


横岩通過。


太い根っこの「急坂!」🤣


どっちを通ろうかなぁ~😆

天然アスレチックですね。


ミツバツツジがチラホラ咲いています。

今日はほとんど花の写真を撮らずにここまで来ましたから、久しぶりの彩り😊


まずは次の目的地は両神神社!

あと少し!


根っこロードだ~⤴️


そして、9時43分、両神神社に到着しました!

次なるミッションクリアだね!

登山口から3時間50分かけて、標高差約1000M登って来ました。


ユニークなお顔の狛犬というか、オオカミですね。

なんともユーモラスです。


境内に二股にわかれた杉(?)の大木があったので、みんなでビクトリーポーズしてみました。

ここまで来れれば、山頂まではあとわずか!

みんなのテンションもアゲアゲです。


姫が新兵器のカメラのリモコンを持ち出し、写真を撮ってみて!と。

「ね、ね、リモコンをカメラの方に向けちゃうでしょ!?これ向けなくても撮れるんだよ!でも向けちゃうよね~」と言っています。


なので、ターボがカメラに向けないで撮れるか実験!

やっぱり撮れないじゃーーん!とこんなことでも大笑い🤣

あと少しで山頂という解放感でみんなのテンションがおかしなことになっております。


もうひとつのお社を覗き込むイダブルー。

さっきのがイザナミでこっちがイザナギ?


こちらのオオカミもユーモラス🤣 

肩のラインがなんか面白いです😁

ターボが物真似中(笑)

登りでの寡黙な人格はどこへやら。

道が平らになるとターボは性格が豹変します。

そんな彼女はお気楽隊のムードメーカーなんですね。 

ターボが明るくなると、みんな笑顔になるんだなぁと今回つくづく思いました。


ハガレーナなんてオオカミちゃんにチューしちゃったし!!🤣🤣🤣

さてさて、あと少しで山頂ですよ~⤴️

でもここらで【前編】としてアップしようと思います。

冒頭を山頂の写真にしちゃったのに、たどり着けなかった💦

続きは明日書きます!


いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

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