50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【山梨、山中湖】ケイの楽しい仲間たちと富士山を見に行く《前編》2021年2月27日(土)


石割山山頂から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。


今日は元々お気楽隊メンバーが誰も参加できない日だったので、ケイに「山に行かない?」と誘ってみると二つ返事で「いいよ!」と返ってきました。

「何人か一緒に行きたいっていうヤツいるから誘ってみるね!」とも。

結果ニューフェイス『ゆいP』(ひとつ前のプロフィールでご紹介しました!)と、以前このブログにてすでにご紹介済みの『マッチョくん』と『ハルカ』が参加してくれることになりました。

また予定変更となった『ターボ』も参戦します😁

当初の予定では子どもたちを雪山に連れていってあげたくて、赤城山ロングルートを計画していましたが、週末の天気予報を見ると、お天気は晴れではあるものの、強風&極寒との予報だったので、装備が心もとない子どもたちに寒い思いをさせるのは気の毒なので変更することに。

テンクラで「A」が輝く山域を探すと、どうやら山梨県の富士五湖周辺の山がお天気安定していそうだったので、昨年3月にナツやリョウくんと登ってまさかの雪道歩き&富士山がチラとも見えない真っ白な世界だった『石割山』に白羽の矢を立てたのです。

テンクラAに望みをかけて、富士展望の稜線歩きに再度チャレンジしましょう✨

まぁチャレンジと言っても、行程は楽勝なので、富士山を見れるかどうか、お天気に賭ける!というチャレンジです。

幸運を祈るしかない!

(冒頭の写真でお分かりのように、これ以上ない幸運に恵まれたことを先に報告しておきます😊)

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(大人の遠足BOOK『富士五湖周辺の山あるき』より)

石割山は山中湖北東岸にあり、湖面を隔てて富士山と対峙する、古くから崇敬を集めた信仰の山です。

山頂直下には山名の由来ともなった二つに割れた大岩があり、これを御神体とする石割神社が祀られています。


巨岩は高さ15mほどあり、正面が「石」の字に割れていることから石割の名があるとも言われています。

岩の隙間を通り抜けられるようになっており、縁起によると、時計回りに三回通れば運が開けるといい、喪服の人や汚れのある人は挟まれていまうとも。

割れ目から滴り落ちる水は、眼病、皮膚病はじめ万病にきく霊水とされます。



この神域の前面には、御神木として崇められるカツラの巨木があります。

相模川源流の地であり、その上流となる桂川の名の由来となっています。

登山道は、山頂直下がやや急峻なものの行程は手頃で、山頂からは、裾野までの大きな広がりを見せる富士山眺望が得られる人気の山です。

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《登山難易度  4》


前橋からやって来る子どもたちとは、中央道談合坂サービスエリアで7時に待ち合わせしました。

ターボと私は5時半には花園インターから関越道に乗り、ケイに(実際にはケイは運転中だったため、助手席のマッチョくんに)今どの辺りかとラインを送ると、ちょうど前橋インターに乗ったところとの返事。

どうやら私たちより40分遅れでやって来るようです。

談合坂に7時9分着予定とのことでいきなりの遅刻宣言ですが、小さなパジェロミニにデカイ四人がギューギュー詰めで、しかも慣れない高速運転なのですから、無理をしないように、「急がなくていいから、安全運転できてね」と伝えました。

談合坂で合流したあとも、パジェロミニはガス欠寸前で、割高な高速のガススタで10リッターだけ補充したり、だいぶ待たされました😅

その後はターボの車に続いて必死についてくるケイ。

間に車に入られたら車線変更して追い抜いたりする様子を、バック&サイドミラーで見ながら、ターボと「頑張ってる、頑張ってる」と微笑ましく眺めました😆

パジェロミニはうるさいので音が聞こえないのか、ウインカーをつけっぱなしなのを電話で知らせたりもしました😅

サイドミラーから見る小さなパジェロミニは、窓中顔だらけで、密度が凄いことになっていて、余計に頑張ってる感がありました(笑)


そうそう、前回(金精峠から白根山を目指し、ケイの体調不良で撤退した時)、半袖半ズボンで現れて、全身マッチョくんとケイの借り物でやって来たハルカですが、どうやら昨夜(なんとギリギリな)ちゃんとした登山靴を購入したそうです。

誰よりも上等でカッコいい登山靴を手に入れご満悦のハルカ。

ケイ曰く「ハルカは今日は手ぶらで行かせる」とのことだったので、我が家のリュックに重い水筒を二つ入れて彼に持たせる腹づもりです😁


山中湖が近くなると、見えてきたーーーっ!

富士山!!でかっ!!


薄曇りで背景が青くないのが残念ではありますが、富士山には雲ひとつありませんよ🎵

これは今日のハイキングが俄然楽しみになってきました。


山中湖畔に立ち寄ります。

湖面に映る逆さ富士を写真に納めたかったのだけど、今日はさざ波がたっていて、それは叶いませんでした。

でも、こちらから見る空は青いね!


TT兄弟現わる!

やはり今日は気温が低い!

車でヌクヌクしていた私たちの体は一気に芯まで冷えました💦


今日の若者たち!

右からゆいP、マッチョくん、ハルカ、ケイです。

みんなに今日一日楽しんでもらえるといいなと思います。


ターボと私も一緒に記念撮影。

太陽が眩しくて、私は目が開けられない💦

今日はこの6人で歩いてきま~す😁


石割神社駐車場に到着したのは、8時40分頃だったでしょうか?

この前に寄ったコンビニでみんなトイレを済ませて来たのに、ハルカはケイに何度も「トイレに行って、絶対この後行きたくなるから、ね、お願い、トイレに行ってきて」と言われたのに「行きたくない」と言い張り、結局出発前にこの駐車場のトイレに入りました。

お前は幼稚園児かよ。

幼稚園児のクセに出発前にタバコを吸うハルカ。

私が持たせたリュックの腰ベルトをしておけと私が言うと、ケイが甲斐甲斐しくお世話しております。

当の本人はタバコを吸いながらニヤニヤしているだけ😅

このハルカ、、前はなかった「顎ピアス」が光っております。

転んだ時に歯茎に突き刺さるんじゃね?と脅してみました。

すると「え?え?取った方がいいっすか!?」と言ってるので、「別に私の息子じゃないし、どっちでもいいよ。でも極寒の雪山だと、その金属が凍って凍症になるかもね」と更に脅してみた。

するとケイが「フリーザー(ポケモン)みてぇ!」と言い、ハルカは楽しそうに「ここからブアーブアー!!」と顎から冷気を吐き出す真似をしておりました。

「雪山だとサングラスも金属製だと凍って目尻が凍症になるんだよ」と言ってみたけど、ハルカの「ブワァーーブワァーー」にかき消されて、誰も聞いてない様子でした。

まじで凍症になれと思ったよ😒

顎ピアスでタバコを吸うハルカですが、誰よりも上等な登山靴をはき(あ、洋服は帽子以外上から下までケイの借り物であるのは変わらずです)、オバチャンとのハイキングに嬉々として参加するのですから、人となりがよく理解できません。

「なんで顎ピアスなんてするの?意図がよくわからない」と言ってみると、「ノリ?」と答えました。

まじで凍症になっちまえ。

、、、まだ私たちは(ハルカのせいで)駐車場におります。

こいつに関わっているといつまでも出発できない。

とっとと歩き始めましょう。

時刻は9時9分でした。

8時出発予定だったので、1時間遅れのスタートです😅


石割神社の赤い鳥居から入山します。


しばらくは長い長い急な階段です。

途中でくの字に曲がりつつ続き、どうやら全部で400段以上あるらしいです。


ここはくの字に曲がる中間地点。

先に着いていた若者たちは早速吹き出す汗に一枚脱皮しております。

気温は多分5度以下だったのだと思いますが、動くと暑くなります。

ここでもハルカはケイに「どうして脱いだものを裏返したままにする!?💢」と叱られておりました。

ハルカの脱いだものを表に返してリュックにしまうケイ。

君はハルカの女房か!?

ハルカはニコニコしながら「ごめんね」と言うだけ。

「謝るくらいなら改めろ!いつもいつも同じ事を繰り返してるだけじゃないかよ!💢」とケイ。

君はハルカのおふくろか?

こんな人たちは置いておいて、先に階段を登りましょう。


 

先に富士見平(というほど広くはない。確かに平らだし、木々の間から富士山が見えることは見えるけど)に着いた私たち。

後から賭け登ってくる二人。


最後ハルカに抜かれるケイ。

散々世話をやいて、いいところを持っていかれる人生の縮図😅


富士見平でしたことと言えば、「あ、日焼け止め塗るの忘れてた!」

ケイはゆいPから、ハルカはマッチョくんから日焼け止めを借りてお肌に塗り塗りしております。


ケイの日焼け止めが鼻の上の方に残っていたので、「まだクリームついてるよ」「どこどこ?」となり、私が「鼻の尾根の肩辺り」と言うと、4人が「ここでも山用語かよ!」と笑っておりました。

「目と目の間の窪んだところ(白人はここも尾根だけど)は鞍部ね」と言うと、「どんだけ!」となりました。


最近ケイのまわりの男性陣はお肌のお手入れが流行っているらしいです。

その努力が報われ、あんなに黒かったマッチョくんが、少し白くなった気がしません?

「肌が白くなったよ!」と言うとマッチョくんは嬉しそうです。

ケイによると「最大の褒め言葉!もっと言ってやって~」とのこと。

いや、ほんと、肌がきれいになった気がする。

効果あるんだね~🎵


しばらく行くと、小ぶりの岩に注連縄が巻かれ、上に小さな石が積み上げてありました。

ハルカが上に積み上げます。


ケイも真似してやってみましたが、自分のが乗らないだけでなく、人の石までカラガラと崩す始末。

私が「あ~あ」と言うと「出来の悪い息子でスミマセン」と謝っておりました😅


しばらく作業道歩きなのですが、右手に登山道が現れたので、多分上のカーブで作業道に合流するのだと思うけど「どうする?どうする?」と言っていると、ハルカが「行きますか!?俺行ってみましょうか?」と男気を出して来たので「そうね、行って!」と言うと、威勢良く「行きます!!」と歩きだしたところです。


張り切って取りついたのに、、

おっ、おっ、いきなり苦戦してますけど(笑)


うへぇ、案外藪だった!💦

笹を掻き分けて進みます。


ピークに立ちました。


そこからは富士山と山中湖が少し見えました。


大した感動もなく、先に進む若者たち。

この後作業道に合流し、道は徐々に登りに。


前回見逃した「カツラの巨木」にやって来ました。

説明板が古すぎて、ほぼ文字が読めない。


島根や先日の小鹿野アルプスでもっと大きな巨木を目にしてきたので、そこまで大きいとは感じませんでしたが、、😆


若者たちのポーズは、三人のマドンナ『ゆいP』の『U』を表してるらしいです。

『Y』じゃないんだ!

わっかりにく!


石割神社に着きました。

若者たちは巨岩くぐりにトライします。


まずはケイがトライ!

結構ギリギリなんですよね。


お次はゆいP!

真ん中辺りが特に狭くなっているのです。

前は足元が緩やかな斜面だった気がするけど、ブロックを置いて段差にしてくれてますね。


肩が痛そうなマッチョくん。

どうやら肩を外して無理やり正面突破に挑戦したらしい。


なにやらキャーキャー騒がしい。


あ、最後はこの人ね。

やっぱり正面突破にトライし、敢えなく敗北したハルカ。


何はともあれ無事通過できて、良かった、良かった!

この中に汚れた人間はいなかったもよう😊


バナナにソーセージにチョコ棒に。

それぞれに長いものでおやつ休憩中。

どんな会話がなされていたのかは、聞かなかったことにしておきます。


では、石割山山頂に向かいましょう。


神社から山頂までは結構な急勾配です。

霜がとけて滑りやすい箇所も何ヵ所かありました。


木の根っこが張り出した大きな段差を登ります。

ハルカが振り返って「ここ、行けそうっすか~?」と一応ババァを気遣ってくれてます。


ババァでも足掛かりと手掛かりがあれば何とか大丈夫。


大きな岩の前でターボと私の到着を待っていてくれました。

後から写真を見返すと、ベンチがあると必ずハルカが座っている😁


10時29分、石割山山頂に到着しました!

駐車場出発から1時間20分。

標高差で370Mほど登ってきました。


これこれこれーーーっ!

クリさんのブログで見てた景色!

前回は真っ白けっけで、な~んにも見えんかった!

あの白い霧の向こうにはこんな爽快な景気が隠されていたのね~。


富士山上空を行き交ういくつもの飛行機。

素晴らしい!

素晴らし過ぎる!!

ターボが「リベンジ成功!!」と叫びました😁


大展望にコーフンが止まらない面々!


初の石割山でこの展望!

君たちついてるね😉


側にいたヤマッパーとおぼしき男性に撮ってもらいました。

小さなぬいぐるみを標識に載せて、写真を撮っていて、「あ、あのぬいぐるみ、見たことある!」と思いました。

さてさて、このブログもようやく石割山山頂までやって来ました。

ハルカが色々やらかすので、(ブログ書くのに)時間がかかって仕方ない💦

この続きは【中編】になるのか、【後編】になるのか、、。

とにかく次に続きます!

最後までお付き合いください。


いつもブログを応援いただき、ありがとうございます。

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