【群馬、玉原】青空の湿原と、雨のブナ平、強風のラベンダー畑、高原の円筒分水工。盛り沢山のお気楽ハイク。2020年7月12日(日)
玉原湿原から、こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
《登山難易度5》
今年の梅雨は全くよく雨が降りますね(涙)
今週末も曇りか雨の予報です。
はて、どこに行きましょうか?
雨でも楽しめそうな所は?
奥日光の刈込湖?
中禅寺湖の南岸歩き?
いずれもなかなかに行程が長いです。
色々ヤマップなどで検索していると、玉原ラベンダーパークのラベンダーが満開だとの情報が出てきました!
お、ラベンダーね!
それなら雨が降っていても、素敵な写真を撮れるかもしれませんよ。
それに玉原湿原に何か咲いてるかも。
緑色に染まったブナ平も歩いてみたい。
鹿俣山から運が良ければ大展望を楽しめるかも!?
よし、玉原湿原から鹿俣山に登るコースに決定!
自宅を5時過ぎに出発し玉原を目指します。
「強清水の滝」の説明板です。
こんなの前にあったかな?
何回見ても美しい強清水の滝。
ラベンダーパークの駐車場に車を停めて7時10分、出発です。
ターボのダジャレをメモする習慣を再びつけようと思って、早速飛び出したオヤジギャグをメモしているところです。
ま、大したことは言ってないですよ。
車の回りにアブが飛んでたので、「アブが飛んでる!」と誰かが言うと「危ないよ!」と言っただけです。
久しぶりの亀ちゃんが「出た!」と言い、ハガレーナが「メモして、メモしてーーっ!」と言っておりました。
車道を歩いてビジターセンターに到着しました。
朝早いのでビジターセンターは閉まっています。
「ウッドランドリゾート玉原」のハイキングマップです。
今日鹿俣山に登ることで、私はこのハイキングコースのほぼ全てを制覇します😁
さっきの「強清水の滝」でも見たこの案内板。
やはり一昨年来た時にはなかった気がするなぁ。
玉原湿原は武尊山の山麓に広がる日本海型ブナ林に囲まれた湿原だそうです。
一昨年訪れた時には木道改修中でその一部しか見ることが出来ませんでした。
木道を下って湿原に向かいます。
見えてきました!
「小尾瀬」と呼ばれる湿原です。
このところ雨が多いので、木道の回りには豊かな水量の小川がサラサラと流れていました。
入口に案内板がありました。
一周回ってもいいのですが、今日は反時計回りに巡ってみようかと思います。
正面に見えているのはこの後向かうブナ平の稜線です。
キンコウカが満開でした。
ハガレーナが「みほさん、あの木道に立ってみて~⤴️」と言うので、
キンコウカに囲まれた木道に立ってみました。
先週の芳ケ平でのどしゃ降りに懲りた私は、ハガレーナを真似てゴアテックスの帽子をかぶってきたのですが、つばが大きいのでまるで麦わら帽子のように見えますね。
妙なポーズで「最高~ーー!」を表現してみました。
向こうの尾根に鉄塔が見えますね!😁
一昨年はこの湿原の一部を見た後に、尼ケ禿山に登り、あの鉄塔の下を通ってブナ平に向かったのでした。
その時の記事はこちら⏬⏬
https://okiraku.muragon.com/entry/47.html
明け方まで降っていた雨に濡れた小さな葉っぱが可愛いです。
これはコオニユリでしょうか?
湿原全景です。
キンコウカ以外の花はあまり咲いてなかったですね。
湿原の一番奥に展望デッキがあり、湿原に咲く花の案内がありました。
あれ?あれ?今の時期は沢山の種類の花が見られるように書いてありますね。
気がついたのはキンコウカのみでした💦
少し前まではワタスゲが咲いていたようです。
時計回りルートなら他にも花があったのかも知れません。
今日のメンバーで記念撮影。
右からターボ、ハガレーナ、亀ちゃん、私です。
玉原湿原の標高は1186Mなのですね。
この後向かう鹿俣山は標高1636Mなので、単純標高差は450Mということになります。
ハガレーナのシータでも一枚!
この時は晴れてたんだな~💃
では湿原を後にし、ブナ平に向かいましょう。
真新しい木製の柵が出来ていました。
沢沿いの道です。
ターボが「沢だけに爽やかだね」とまたまたダジャレをかましたので、ハガレーナが「おおお、メモするよ~🎵」とスマホのメモ機能にメモしているところです😅
白いキノコが瑞々しいです。
爽やかな沢沿いに進みます😁
木道がヌルヌルして滑るので、しっかり足の裏に体重をかけながら歩きます。
8時8分、右回り(時計回り)ルートとの分岐を通過しました。
その2分後、三角点経由のルートとの分岐に到着しました。
私たちは水源ルートを行きます。
ブナ平まで1.0㎞、30分です。
森に入って行きました。
沢を何度も横切ります。
森が美しいです。
苔も現れました😊
沢を右に行ったり、左に行ったり。
一本の丸太に縦に乗ると滑るので、なるべく二本の丸太に足をのせて小川を渡りました。
ストックを持ってなかった亀ちゃんとハガレーナにストックをリレー😁
ぐらぐらする丸太を渡るのに、ストック無しではバランスが取れません💦
朝の光が射し込みブナの林が輝いています。
水源コースなので、小川を渡る場面が何度も現れます。
似たような写真ばかりでスミマセン😅
沢から離れ登りになると、ギンリョウソウが見られるようになりました。
このキノコは裏表が逆になって、お花みたいに見えます。
尾根が見えてきましたね。
8時41分、ブナ平の尾根に乗りました。
標識の所から31分、標高差82M登って来ました。
このブナは菜々緒が逆立ちしてるみたいですね。
亀ちゃん、ギンリョウソウ撮影にチャレンジ!
面白い形ですよね。
面白い形と言えばこの木。
指のような根っこで岩をしっかり掴んでいて、まるでクレーンゲームのクレーンみたいです。
あの後きっと落としちゃうパターンですよ😅
緑色のシャワーを全身に浴びます😊
美しいブナの林です。
道はなだらかでとっても楽しい😍
ここからはキノコ図鑑。
図鑑といっても名前など何ひとつわかりませんが😅
い~っぱい並んでる!
子沢山家族って感じですね✨
このキノコは貝のように見えますね。
そう言うと、ターボが「そうかい?」と😅
ここからは閲覧注意!
ちょっとグロいものが登場します。
でっかいナメクジ!
ハガレーナの指と同じくらいの大きさです😱
そしてこちらは長~いヤスデ。
キノコに顔を突っ込んで、一心不乱に食事中です。
ターボと亀ちゃんは「ムリムリムリムリ!」と言いながら離れましたが、ハガレーナは「何でよ~⤴️可愛いじゃ~ん🥰」と言いながら背中を撫で撫でしておりました😅
うわっ、藪こぎか!?
肩ほどの背丈の笹が登山道に生い茂っていました。
ほんの10mほどでしたが。
ブナ地蔵に到着です。
枯れたブナの根元がお地蔵さまに見えるようで、、。
いつものお気楽隊ならここで「今日も怪我しないように見守ってくださいね」と手を合わせる所ですが。
一昨年春にここで出会って案内してくれたバンダナオヤジさんに、「こんなただの根っこが地蔵に似てるからって、こんな賽銭箱なんて置いて、気が知れねぇ💢こんなのに手を合わせたりするんじゃねぇぞ!」と言われているので、スルーいたします😅
ブナ地蔵からわずかで分岐になります。
前に来た時はここから右に折れて駐車場に戻ったのです。
今日は真っ直ぐ進んで鹿俣山へ。
ここから2.6㎞、1時間20分です。
鹿俣山へはすぐに急な登りになるのかと思いきや、しばらくなだらかな道が続きます。
分岐を過ぎて間もなく雨が降り始め、カッパを着て出発しました。
空が抜けたギャップを通過するときに、結構雨脚が強いことを知ります。
帽子に雨が打ち付け、縁からは雨粒がボタボタ💧
9時40分、スキー場を横切る場所まで来ました。
山頂まで残り1.5㎞、40分。
森からスキー場に出るとザーザー降りだったので慌ててフードをかぶるハガレーナ。
この後も雨が強くなったり弱くなったりを繰り返しました。
雲の流れが速いみたいです。
ゲレンデに咲いていたピンク色の花。
新しく購入したカッパのズボンが登りでは若干窮屈で、足が重いです💦
あのリフトまで行ったらアミノバイタル飲む!と宣言しておきました。
ゲレンデを右に行ったり左に行ったりしながら大きくジグザグに登ります。
ゲレンデ脇の林は雪の重みで大きくたわんだ楓の道でした。
秋には登山道が赤く染まりそうですね✨
10時2分、リフトの下をくぐる場所まで来ました。
さっきのスキー場側の標識から22分で標高差94M登って来ました。
ここで7分ほど、アミノバイタルやバナナ休憩です。
エネルギーチャージ完了!
再び歩き始めます。
山頂まで残り0.6㎞、20分。
まだまだ続くよ、カエデ道😊
小尾根を越えたっぽい。
10時23分、リフト下出発から14分で次の標識が現れました。
え?
山頂まで0.2㎞、15分?
さっきの所から標準コースタイム5分だったってこと?
いやぁ、ムリムリ、それは無理っしょ!?
ここの標識は辻褄が合わない!などと文句を言いながら歩いております。
10時33分、またまた標識が現れました。
標高差47Mを10分かけて登って来ました。
ここも晴れていれば展望が良さそうな場所ですね。
今度は山頂まで0.1㎞、5分とありますから、この区間は標識通りに歩けました。
10時42分、鹿俣山山頂に到着です。
思ってたより山頂は狭いのですね。
何となくイメージで展望の良い広い山頂を想像してました😅
展望は、、今日は残念な感じでございます。
朝イチだったら晴れていたのにね(涙)
北側に樹木があるので、助かりました。
北側から強風が吹き付け、高い木の枝を揺れ動かしていましたが、私たちには全く影響ありませんでした。
ドボボン景色ですが、お腹がすいたので、各自おにぎりなどを食べ、26分休憩しました。
出発前に記念撮影しておきました。
11時7分、下山開始です。
カエデの花がたっくさん咲いていました。
ちょっとだけスキー場方面が見渡せました。
カメラを探している間にみるみる雲に隠れてしまったのですが(涙)
11時13分、山頂から6分で分岐に到着しました。
この時はスキー場上部から、ラベンダーが満開になり紫色に染まった斜面を眺めてみたいと思っていました。
それにしても、駐車場まで3.7㎞もあって、所要が1時間30分なんだね!
意外と長い!と思いました。
下って行くとすぐに展望の良い場所に!
みんなが一斉にカメラを構えます😁
美しい赤城山麓が見えました。
晴れていれば気持ち良いコースですね✨
この辺りは斜面に無理やり道が作られている雰囲気です。
笹が狩り払われていますが、油断すると足を滑らせて左側に滑落する危険性があります。
慎重に、慎重に。
これはムシカリかな?
キノコのマンションです😁
コケコケワールドカップ開催中😊
接写しながら歩くのは楽しいね!
鞍部です。
ここから少し登りになりました。
地図に小ピークを越えると書いてあった場所ですね。
登っていくと、、
シャクナゲが沢山ありました。
なるほど、ここはシャクナゲ群生地なんだね。
花はこれからなのかしら?
何色のシャクナゲが咲くのでしょうね?
赤城山の雲がきれてきましたね。
もしかして、下界は晴れてたりする!?
歩きやすいブナ林になりました。
コケ越しのブナ林😁
瑞々しいコケをアップで。
青空が見えてきました!
この木には身体中に苔がびっしり生えていて、森の長老の雰囲気でした。
「これは何かな?苔がびっしりで幹が見えないね。やはりブナか!」と私が言うと、ターボがすかさず「無難にブナってことにしておこう」と😅
大~きな葉っぱ!!
これはトチノキですかね?
道が急になりました。
私が「道が急になったね」というと、ハガレーナが「急にね」と言い、「おっと、ダジャレっぽくなっちまった💦」と言ってました😁
お、スキー場に出るようです。
いよいよラベンダー畑の上部かな?
あのリフトの先辺りから紫色の斜面が見えるのかしら?と思いきや、、
道は再び登山道へと導かれました😅
あらら~、私たちはスキー場に行けない感じ~?と言いながら歩いています。
山道を行くと、、
またまた大きな葉っぱ!
私の顔より大きいよ!
大きな木が細い木に寄りかかり、Xの形になっていました😱
これ、すごいね、いつかあの細い木は倒れちゃうんじゃない?と言いながら眺めていると、そんな私達を威嚇するように「カッカッカッカッ」という大きな音がしたので飛び退きました。
強風に煽られて、幹が擦れあっている音でした。
12時29分、分岐に到着です。山頂から1時間22分でした。
ここの分岐はどちらに行こうか迷いましたが、真っ直ぐ行くとドンドンスキー場から離れていく気がしたので、右折することにしました。
三人の後ろ姿、フランス国旗みたいですね😁
これはユキノシタでしょうか?
こんな可愛い花が咲くのですね。
ホコリタケがありましたが、登山道脇なのでみんなにつままれた後みたいで、あまりホコリが出てきませんでした😅
12時40分、キャンプ場に到着しました。
ここからスキー場に入れるかと思いましたが、立入禁止となっていて、仕方なく車道を歩いて下りました。
駐車場が見えてきました!
車の数がすごい!
朝は私たちを含めて2台だったのに!😱
11.5㎞も歩いました。
下りが長かった💦
ラベンダー畑を避けてぐるっと回って来たんですね😅
車に荷物を置いてラベンダーパークへ。
入場料は1000円でした。
ハガレーナのシータで記念撮影しました。
ハガレーナのシータ登場!!
こんな写真を見てみたかった😍
ラベンダーに囲まれて🎶
雨が降ったりやんだりだったのはいいのですが、風が強くて傘が飛ばされそうになり、のんびり散歩というわけにはいきませんでした。
その後沼田のレストランで食事をし、赤城山北麓の円筒分水工を探しに行きました。
利根沼田望郷ラインを走っています。
なんて気持ちの良いドライブウェイでしょう!
最高の景色です。
やはり下界は晴れていたのかーーーっ!
あの入道雲、美し過ぎる!
辺りはトウモロコシ、コンニャク、レタスの畑です。
目指したのはこの4つの分水工。
ターボのGoogle Mapに先日からこの花のマークのようなものが出ていて、「これは何だろう?」とターボが言うので(冗談で)「円筒分水堰なんじゃないの?」と言って拡大していくと、本当に円筒分水堰だったのです!
ビックリしました。
Google Mapはスマホ持ち主の検索傾向で学習するんですね。
今回玉原湿原までのルートを検索している過程でこのマークが出て来て、赤城山麓にも円筒分水堰があることが分かったので、帰宅途中に立ち寄ることにしたわけです。
まず目指したのは赤城北麓第1分水だったのですが、この道は狭くてハガレーナの車で入ることができず断念しました。
お次は第2分水工です。
ここには車で近づくことができました。
フェンスの中にあるようです。
寄居町用土のドーナツ形とは少し違っていて、真ん中の穴からコンコンと水が湧き出し、二つの方向に流れています。
そのほとんどは南側へ、そして一部が南西へ。
横に四角い枡があったので私が覗いてみましたが、暗くて良く見えず、音も静かでした。
第1分水工からここに流れてきた水の一部がこの地域に流され、3/4くらいが次へ運ばれる仕組みなのだろうと思いました。
南西には大きな溜池があり、分水工から水が送られていました。
左奥に分水工があります。
さすがに赤城の水はきれいですね✨
振り返るとこの景色!
なんて素敵な場所なんでしょう。
この解放感!
次は第3分水工を目指しましたが、、
あいにく分水工は大きな溜池を囲ったフェンスの中にありました。
周囲は草が生い茂り、とても近づくことは出来ません💦
残念!!
この池には防犯カメラまで設置されてますよ(涙)
ハガレーナと亀ちゃんはカメラに写るのが嫌だと近づきもしませんでした😅
悪いことはしてないから平気だよ!
てか、かなり付き合わせた感じになりました。
ごめんよ💦
最後は第4分水工です。
なんと畑のど真ん中にあります。
ハガレーナか畑に入ったら不法侵入になるよと心配しておりました。
行ってみると、ピンクテープで囲われ、全く近づけませんでした。
なかなかハードルが高い!!
でも楽しい~🎵
4つ回って見れたのはひとつだけでしたが、この景色の中での円筒分水工巡りはチョー楽しいです😁
ラベンダーパークでは重い足を引きずって仏頂面で歩いていた私が、正に水を得た魚のように跳び跳ねている様子にハガレーナと亀ちゃんが呆れていました。
やはり水路巡りは楽しい!!
私は水路を辿るのが好きなんだなと改めて思いました。
帰りの車の中で、このコロナ期間中に新しく見つけた趣味である「城趾」「鉄塔」「水路」のうち、ターボは「城趾」に一番関心があるようなのですが、私はやはり水路かなぁ。
ハガレーナが「みほさんは、水路、、だよね~」と言ってましたし。
ちなみにウォーリーも(愛犬のハッピーも😁)水路大好きです😁
あの用土水路巡りが終わってからも、時々谷津池の写真を送ってくれます。
ハッピーとの散歩途中も水路が気になるみたい😁
ターボがGoogle Mapで見つけた長野県の連続するすごい数の分水工を見に行きたい❗と言ってました😊
⏫⏫西天竜幹線円筒分水群です。
なんと35基も並んでる!
初めてこれをターボのGoogle Mapで見たときは鳥肌が立ちました(笑)
http://committees.jsce.or.jp/heritage/node/457
⏫⏫西天竜幹線分水群の解説です。
長野には遠くてすぐには行けませんので、いつか行きたいリストに入りますが、赤城の水路巡りは近いうちやりたいです。
今日の利根沼田望郷ラインを走って、赤城の水路が行きたいリスト上位に急上昇しました!💃
次回は私のパジェロミニで来よう🎵
さてさて、最後に今日一日のターボのダジャレ集です。
ついにこんなコーナーが出来てしまいました😅
かなり不本意ですが、彼女のダジャレがこのブログの中でも市民権を得つつあることを認めざるを得ません。
お気楽隊七不思議のひとつ、「ターボのダジャレは思い出せない」が、ハガレーナのメモにより記録に残るようになりました。
今回は少し長くなっていました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。