50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【栃木、奥日光】てんきとくらすの予報が「A」だった中禅寺湖畔の社山へ。結果、霧雨に煙る尾根歩きとなりました《前編》2019年6月29日(土)

奥日光、中禅寺湖畔の社山山頂からこんにちは。


いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます(^-^)


《登山難易度7》


ここしばらく奥日光病に感染してまして、今週末も奥日光に出掛けました。

少し前からの計画では、中禅寺湖南岸(全長13キロ)を歩くつもりでしたが、先日姫が梅雨の晴れ間に男体山に登ってその絶景に感動したらしく、「みほさんでも絶対行けるよ!登った方がいいよ!」というので、じゃあ男体山にチャレンジしてみる?となっていました。

この時、姫は男体山で素晴らしいお天気だったことに気を良くして「私、晴れ女隊入隊決定ね!」と言ってました。

何度も言いますが、晴れ女隊入隊には厳しい審査がございます。

第一に早朝出発必須ね。

早朝4時には点呼を取りますから。

それ、姫にできるんですかね?

これを言うと姫は「それは無理!」となるのです。

残念ですが、第一審査で失格決定通知を送らせて頂きます😁

あ、話が横道にそれましたね。

今日のルートの話です。

何しろ梅雨真っ只中ですから、お天気が心配なのです。

なので、当日中禅寺湖までやって来て、晴れて男体山が見えていたら男体山へ、曇っていたら中禅寺湖南岸歩きにしよう、ということになっていました。

ですが、週間天気予報によると、この土曜日は曇り後雨の予報です。

よく晴れている山を探すために利用する「てんきとくらす」によると、男体山は午前中は「A」ですが、午後3時にはいきなりの「C」。

南岸にある社山は、午前中は「A」ですが、午後3時からは「B」です。

いずれにしても午後3時にはお天気が崩れ始めるのだとわかったので、行程の長い南岸歩きは今回はパスし、コースを短めに設定して「社山」に登ることにしました。

晴れ女隊(ターボ、ハガレーナ、私)の三人で出掛ける予定にしていましたが、直前でターボに外せない用事ができて、今回はハガレーナと私の二人旅になりました。

なので、今回はハガレーナの真っ赤なスポーツカー「トヨタの86」でドライブです(*^^*)

朝の5時過ぎにハガレーナがうちの前の十字路をクイッと曲がってカッコ良く登場、我が家の前に「86」を横付けしてくれました。

ウヒョー(゚∀゚)、何だかテンション上がるわ~⤴️

まるで彼氏がデートの迎えに来てくれたみたい!(そんな経験ございませんが)

カッコいい車というものは、こうもテンションアゲアゲになるものなのね!、、と今さらながら気がつく55歳です。

先程も言いましたが、今日の普通の(?)天気予報では、奥日光は曇り後雨です。

「てんきとくらす」の怪しげな天気予報に賭けて出掛けてきましたが、本当に「A」なんてことがあるのかどうかと心配しています。

ハガレーナは「ヅラ神様」に、私は「千手堂」に晴れ乞いをして就寝しましたが、果たしてどうなるでしょう?

心配なので、空模様ばかり気にして助手席に座っています。

足尾の町はこんな感じです。

雨上がりの雰囲気で、朝霧が上へ上へと登っている気がします。

「きっとこれから晴れてくるんだよ!信じよう!」

いろは坂を越えたらきっと空が突き抜けているはず!

、、結果は、ドボボーン😢(この表現、やっほっほ亭さんの真似っこです。今私の中で流行っている)

雨が降っておりまする。

中禅寺湖畔の歌が浜駐車場に到着したのは、7時37分でした。

駐車場は7割方埋まっていますが、そのほとんどが釣り客であろうと思われます。

とにかく沢山の釣り客を見かけました。

こんなお天気の日に朝もはよから山に登ろうとする「おバカさん」は私たち位のものでしょう。

車好きのみよんさんの為に、ハガレーナの「86」、撮影しておきましたよ~😁

いやぁ、カッコいいっすね~✨

走ってる時の方が100倍カッコいいけどね!

ただいかんせん、車高が低いので、乗り降りに苦労する私です。

なかなかその高さ(低さ)に慣れずに、乗るときはドスンッとなり、降りるときは「よっこらしょ」と声を出さないと立ち上がれません(涙)

帰路にコンビニに寄るときに、「下にある赤い部分(革が巻いてある)に手をついて降りると楽だよ」と教えてもらいました(それ、もう少し早く言ってよ~😵)が、この時は知らなかったので、チョーダサダサな動作で乗り降りしてました(涙)

そんなことより、天気ですよね、天気。

はぁい、中禅寺湖はこんな感じでございます。

男体山の「な」の字も見えない。

お、でも、ほらほら、千手ケ浜方面は少し明るくなってきているじゃない?

そうよ、今はまだ8時前なんだからさ、登山適正「A」は9時からなんだから!

「そうだ、そうだ!」\(^^)/、、とお気楽隊お得意の根拠のない希望的観測発動です。

とりあえず一枚自撮り記念撮影をして、7時58分出発です。

車道脇の遊歩道に入って行きます。

まずは英国大使館別荘記念公園に向かいます。

そうそう、今回初めて(だいぶ遅ればせながらですが)「ヤマップ」アプリをダウンロードし、社山のルートを入力してきました。

携帯を機内モードにして電池の消耗を防ぎ(クリさんに教えて頂きました)ながら、自分達の現在地がわかるという、私たちからしたらチョー画期的なアプリです。

そんな機能、多分山に出掛ける人なら常識なのだと思いますが、以前ヤマレコをダウンロードしてうまく使い方がわからなくて、それ以降苦手意識があって敬遠してきました。

しかし、いい加減そろそろ誰もが使ってる機能を取り入れようと思い、今回(昨夜)ヤマップでやってみたらすごく簡単に出来たので、今日初めて使ってみようと思います。

昨年の紅葉の時期に半月山に登った時にも歩いた遊歩道です。

歩きやすくて、右手には中禅寺湖が見えて、新緑に輝くプロムナードはとても気持ちがいいです。

英国大使館別荘に到着です。

道端にクリンソウが咲いていました。

まだ開館前ですから、私たち以外誰もいません。

雨上がりの建物はいつも以上に静かに佇んでいました。

英国大使館前の庭を横切り、遊歩道に入る所にシロヤシオの木がありました(振り返って撮影)。

ここはシロヤシオのトンネルになっています。

素敵なお庭ですね~✨

こちらはイタリア大使館別荘記念館です。

昨年秋に訪れた時は改装中でフェンスに囲まれていましたが、美しく生まれ変わった外壁が、寄せ木細工のようになっていて、これまたとても素敵です。

黒く塗られた簡素な英国大使館とはまた違った趣がありますね。

イタリア大使館公園内にあるトイレです。

今回は歌が浜のトイレが改装中で、簡易トイレが設置してあったので、ここまで我慢してやって来ました。

トイレを済ますと、ウッドチップの道を通り、イタリア大使館を後にします。

すると間もなく、最近完成した船の桟橋が現れました。

この桟橋、南岸のどこかにも作ってくれないかなぁ。

そしたらもっと色んなハイキングルートを設定できるんだけどな。

参考に時刻表を載せておきます。

中禅寺湖南岸遊歩道のゲート手前にある最後の別荘です。

日頃の生活の中でそこまでお金持ちへの憧れはないのですが、ここに来るといつも「こんな景色を独り占めして。お金持ちっていいなぁ」と思います。

側にクリンソウが咲いていました。

こちらのクリンソウは白やピンクも混ざっています。

何という木なのか、大きなホップのような実(花?)がついていました。

するとハガレーナが「ここでターボならホップステップジャンプって言うだろうね」と言うので、「確かに言いそうだ。そしてホップステップジャンプ!って、三回ジャンプするよ」と言いながら「ホップステップジャンプ」をしてみましたが、私はほとんどジャンプすることができず「トントンドスン」でした。

こんなことすらできなくなっているのかと悲しくなりましたよ(涙)

ゲートを通過するとすぐに前方に半月山への登山口が現れます。

こちらは昨年秋に紅葉の八丁出島を見るために半月山を訪れた時に登って行った登山口です。

あのとき初参加した姫の友達のみほちゃんは、楽勝ハイキングのはずが、10キロ以上の道のり(しかも相当なアップダウン)を歩かせてしまったことで、「しばらく山登りはいいかな」となった(なっている)そうです(涙)

初めてのお友達を山にお連れする時は既に歩いたことのあるコースで、どの程度のレベルかをよくよく見極めておかないと、大切な山仲間候補を失うことになると、いい勉強になりました😅

そんなことをハガレーナと話ながらここは通過します。

時刻は8時45分です。

トイレに5分寄りましたから、ここまではほぼコースタイム(40分)通りでした。

途中からアスファルトが終わり、歩きやすい土の道になります。

八丁出島を過ぎ、小さな入江に降りてみました。

釣り人がいます。

ここに来るまでにも何人か、そして場所を移動するべく遊歩道を歩いている方もいました。

湯ノ湖でも沢山見かけましたし、この時期は釣りの最盛期なのでしょうか?

お、あれは姫に「ゴミ」と言われ続けた「上野島(こうずけしま)」ですね。

中禅寺湖内に存在する唯一の島です。

相変わらず男体山の「な」の字もありませんね。

朝より少~しだけ雲が上にあがって裾野(と呼べるのか!?)が見え始めている気もしますが、気のせいでしょうか?

時刻は9時に限りなく近づいておりますが、果たして天候の回復やいかに!?

まぁ、題名から皆さん既に結果はお察しいただいていると思いますが、、(涙)、、この時の私たちの心情ということです。

釣り人の邪魔にならないよう、そーっと浜を後にし、再びの遊歩道です。

阿世潟が見えてきました。

こちらにも釣り人発見!

八丁出島西側の入江と阿世潟

との間にはこんもりした出っ張りがあり、湖より高い所に遊歩道があるので、少しだけアップダウンがあります。

なので、阿世潟を上から見下ろせる(^-^)

9時11分、次のポイントである阿世潟(社山登山口)に到着です。

前のポイント(半月山登山口)から所要26分でした(標準コースタイムは25分です)。

歌が浜から3.1キロ歩いて来ました。

南岸コースを行くならこのまま真っ直ぐ進みますが、今日は左に曲がり阿世潟峠へ。

0.6キロみたいです。

ここからは登りになるので、、

ジジャーン、アミノバイタル登場!

袈裟丸山でクリさんに教えてもらったエネルギー飲料です。

いいと思ったものは即真似て取り入れる日本人的お気楽隊ですから!

社山までが途中から急登のはずなので、バテないように準備万端にしておきます。

ではでは、登山開始です。

はじめは新緑の雑木林の中の比較的なだらかな道です。

ハガレーナのおニューのリュック(みよんさんとお揃いと知って、ハガレーナが喜んでました)が輝いてますね、、というか本当は重そうですね😅

今日はいつもなら3人で持つ荷物を二人で手分けしているので、リュックがパンパンになっています。

山メシをする気満々で、鍋や食材をたんまり持ってきています。

しばらく悪天候で山メシができてないのです。

山メシするために山に無理やりやって来たという一面もある😅

紅葉の時にも感じたけど、この森は本当に美しい。

道は少しづつ傾斜が出てきます。

あれあれ、私のリュック、、ハガレーナが「みほさん、社会の窓が全開だよ~」と言いながらファスナーを閉めてくれました。

この時は「閉め忘れたっけ?」と思いましたが、この後も何度もファスナー全開となり、途中で「あ、この蚊取り線香が重くて開いちゃうんだ」と分かりました。

雨上がりなので、ヤブ蚊などがいるかなと思い蚊取り線香をファスナーの取っ手に付けていたのでした。

この森は歩いていて本当に気持ちが良いです。

朝霧に包まれた森、キレイですよね。

前方が明るくなってきました。

阿世潟峠までもう少しです。

9時40分、阿世潟峠に到着です。

登山口から25分(標準コースタイム通り)でした。

とりあえず二人で記念撮影しておきました。

私は汗をかいたので、薄い上着を脱いで半袖になりました。

今日は二人でお揃いのmont-bell「雪男」Tシャツを着ています。

あらぐにゃぐにゃ三脚を取り付けた標識が邪魔でハガレーナの雪男が見えませんでしたね。

足尾方面から雲が吹き上げているイメージで、水分を含んだ風が頬を濡らしますが、暑いとバテてしまうので、半袖で歩き出すことにしました。

ここからはまだ歩いたことのないルートです。

社山まで小さなピークを一つ越え、山頂手前はきつい急坂のはずです。

標準コースタイムは1時間30分ですが、何分かかるでしょうか?

頑張って行きましょう、天候の回復を信じて!

全て書くと長くなりそうなので、一旦ここで【前編】として投稿します。


いつもありがとうございます(^-^)

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