【復活前夜】あきっこさんプレゼンツ。雪の宝篋山を遊び尽くす!《前編》2022年2月12日(土)
宝篋山山頂から、こんにちは!
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回はブログ友達であり山友でもあるあきっこさんのご招待で、茨城県の宝篋山(ほうきょうさん)へ出掛けました。
宝篋山はあきっこさんの地元近くにあり、筑波山に次ぐあきっこさんのホームマウンテンです。
山が少ない(?)茨城県で、日頃山歩きをしているあきっこさんは、筑波山とこの宝篋山を交互に登っていると言ってもいいくらい、あきっこさんの大好きな山であり、体力作りのための練習拠点でもあります。
昨年、裏筑波山の素晴らしいルートを案内してくれたあきっこさんですから、今回はザ・里山といった雰囲気の宝篋山を味わい尽くすプランを立ててくれるはず。
とはいえ、私の脚力と体力がいまだ万全ではないので、標高差も距離もほどほどの楽勝コースでお願いします!
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あきっこさんが設定したのは、登りで極楽寺コース(3.0㎞、登り1時間45分)、下りで小田城コース(3.2㎞、下り約1時間20分)を利用する周回コースでした。
小田休憩所にあったパンフレットです。
《極楽寺コース》
小田休憩所から山頂方向へ進むと、小さな滝がところどころにあり、心を癒してくれる。
コブシの大木付近には大きな岩やヤブツバキの群生が見られる。
「純平歩道」を東へ進み、大岩群と山桜の森を抜け、山頂へ向かう。
《小田城コース》
他のコースと組み合わせればおもしろいコース。
頂上から山口コース分岐点を直進し、2.2㎞を途中の「下浅間」「硯石」「七曲」「堂平」をへて八幡宮まで下る。
他にも山口コース(1)(2)、常願寺コース、新寺コースなどがあり、様々に組み合わせて景色の変化を楽しむことができるようです。
《登山難易度 3》
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宝篋山ハイカーが利用する無料の「小田休憩所」にやってきました。
車は住宅街の中にある無料駐車場に停めて来ました。
朝8時の時点でこの小田休憩所に併設された駐車場は満車になるらしいのです。
地元の方たちに愛された人気の山なんですね。
この小田休憩所にはトイレもあり、利用させていただきました。
小田休憩所にあった、1300年頃の想像復元図。
どうやらこの地域には「国指定史跡」となっている「小田城」があったらしいのです。
なんだって!?
ここは城下町だったのか!?
こんな縄張り図までありますよ!
見事な水堀に囲まれた平城。
おっとーー、これは立派な石垣で守られたお城だったりする!?
(現在、直木賞に選ばれた「塞王の楯」を読書中です😁)
下山してくるルートは「小田城コース」。
これは、もしかして、もしかするのか!?
私の目が爛々と輝きます😁
すると、あきっこさんが「宝篋山には土塁とかの城の痕跡があちこちに残っているらしいんだよ。私は見てもちっともわからないんだけどね😅」と教えてくれました。
ぬぁんだってーーーっ!?
それは楽しみだ!
お気楽隊は山城が大好き(知識は大してないけど😅)ですから、これはたまらん!
山歩きの楽しみプラス山城探検、、楽しくなりそうな予感しかない!
8時20分頃、歩き始めました。
なるほど、ここが小田休憩所の駐車場なのね。
結果的にはこの時間でも空きはあるようでした。
雪が降ったので、いつもより少ないのかも知れませんね。
トレランする人が多いみたいですから、雪があると走れませんもんね。
小田城コース(下り利用)は真っ直ぐですが、、
私たちは登りは極楽寺コースなので右に曲がりま~す。
お、この景色、あきっこさんのブログで良く目にするやつだ!
そう、あきっこさんはここからの眺めが超お気に入りなんですよ。
これから目指す宝篋山を指差すあきっこさん。
山頂に電波塔があるんですね。
小川がサラサラと流れています。
笹舟流して遊びたくなる、ザ・日本の古里!と言ったイメージ。
素敵ですね~⤴️
これから、どう進むのかあきっこさんが説明してくれました。
山頂まで突き上げている谷(針葉樹で濃い緑色の辺り)を半分くらいまで歩き、途中から右手の尾根(落葉樹の森)にのり、右から左に回り込む形で山頂を目指します。
左手になんだか守られているものがありますよ。
私は左の木が貴重なのかと思ったので、「あの木は何だろう?天皇陛下のお手植えとかなんかね?」と言うと、ハガレーナが「もしかして、見に行って来いって言ってる?言ってるね」と言いながら走って確認に行きました。
「いやいや、そんな事言ってない、言ってない、言ってないてばぁ~!」と言ったのですが😅
あきっこさんが「無言の圧力だーーっ!」と叫んでおりました🤣🤣
あ、守られているのは木ではなく、「地蔵菩薩立像」なんですね。
立像の回りの石の屋根(囲い)も含めて鎌倉時代につくられているようです。
貴重なものだったのか、、見に行けばよかった😅
すると、確認に行ったクリさんとハガレーナが「私たちには関係ないものだった~😆」と言いながら走って来ました。
どういうこと?と思ったら「安産と乳が出るための祈願だって~😆」と。
確かに、もはや無用だ🤣
するとターボが「豊胸さん(宝篋山)だからね~」と言っておりました🤣🤣
この辺りは鎌倉時代に極楽寺があった場所のようです。
小田休憩所で見た1300年頃の想像図からすると、かなり広大な敷地だったようですから。
私たちが歩いてきたのは、小田城没落後、更地にして田んぼとなった極楽寺の跡地なのでしょうね。
イノシシよけの防護柵を通過します。
分岐に着きました。
あきっこさんが「どっちに行きたい?どっちでも同じ所に行くよ」と言うので、「じゃあオリンピックやってるから五輪塔の方へ行こう🎵」ということに。
極楽寺の奥院があった場所に立つ五輪塔です。
これは素晴らしい!!
ターボより大きいよ!
(お気楽では物(人も含めて)の高さを測る基準に度々ターボが用いられます🤣)
大きさといい佇まいといい、特別感があります。
「五輪塔って何だっけ?」「確かこれって昔の人のお墓だよね?」と言うとクリさんがその場でネットで調べてくれました。
「地・水・火・風・空をそれぞれ方形・円形・三角形・半月形・宝珠形でかたどってるんだって!」
ほほ~。
説明板によると、、
地輪(方形)は幅107.5センチ、高さ70.5センチ、きわめて整美に彫成されている。
水輪(円形)は最大径95センチ、高さ69.5センチあり、やや扁平な形状ながら、満々たる張りを示す。
火輪(三角形)は、最大幅104センチ、高さ60.5センチあり、軒は中央部で有るかなきかわずかに反り、端に至って鋭く豪快に反り返る。軒口は鮮やかなまでに垂直に整えられ、屋根流れは少しのよどみもない。
風(半月形)・空輪(宝珠形)は一石で最大幅47センチ、高さ75.5センチ、風輪は重厚な曲線を描き、空輪ははちきれんばかりの張りがある。
全体として、均整のとれた、力強い作品であり、鎌倉時代後期の全国的にも珍しい本格的な五輪塔である。
、、、こんな風に聞いて観察すると、なるほど~、確かに素晴らしい!と感じてしまいます✨
鎌倉時代から700年の月日を経て、いまだいささかも変わらず存在する、石の力を感じずにはおれません。
地震だって何度もあったろうに。
簡単には崩れないように石の接地面を凹凸に削って嵌め込んでいるんでしょうか?
登山道脇にある、鎌倉墓です。
700年間ひっそりと、ずっとここにあるのでしょうか?
五基の鎌倉墓。
家族のように仲良く並んでいます。
今日は5人組で歩いているので、「一番小さいのはハガレーナ、一番大きいのはターボだね~」と話しました。
沢沿いの道になりました。
これはとても気持ちの良い道です。
小さな滝が現れる度に、「ここでとうしろさんに修行してもらいたいね~⤴️」と話しながら登りました。
ヤマップにそう書くと、とうしろさんから「チョロチョロ滝では物足りないでござる」とコメントが来たのですが、いや、インチキ修行にはチョロチョロ滝がお似合いだろ~😆と思いましたよ😅
でもま、「瀑滝を見つけたら連絡しますよ~」と答えておきましたけどね🤣🤣🤣
(ヤマップでは少しよそ行き発言してます😁本音の私はブログだよ~Www)
何度か沢を渡ります。
「この道は気持ちいいね~⤴️」とハガレーナが何度も呟いていました。
水の音がする道は楽しいですよね😉
お、小さいけど一枚岩のなめ滝(笑)
まるで巨人用の硯みたいですね。
ハガレーナが触るとヌルヌルツルツルだったようです。
ガマに喰われるあきっこさんとハガレーナ!!
巨岩の雰囲気が筑波山と良く似ていますね。
登山道の真ん中に突如滝が現れました。
段々になった岩の表面をシャバシャバと水が流れています。
ちょっと不思議な感じがします。
滝登りするの!?と思いましたが、横にルートがありました😅
谷筋に休憩所(ベンチ)があったので、クリさんがジャンプする小林陵侑選手の真似をしていました🤣
前方に現れたのは、「ワニ岩」だそうです。
この岩は「ニコニコ岩」と言ってたような?
ん?真ん中の割れ目が笑った口に見えるってこと??
あきっこさん曰く「男梅にしか見えないんだよね」。
確かに!
右手にある白い枝が「ピースサインみたい✌️」とクリさんは言っておりました。
なるほど、そう見るとなんだかチャーミングだね😁
コブシの大木やヤブツバキの群生がある場所にやってきました。
多くのハイカーが休憩しています。
なぜなら、、
こんな展望が得られるから!!
うっすらですが、富士山も正面に見えていますよ。
ターボが富士山を隠してしまわないよう、細心の注意をはらって、記念撮影しておきました🤣🤣
ここで、みかん休憩することにしました。
勘のいい方ならもうお分かりですね。
そう、私の荷物を減らしたいからなのだ~(笑)
みんなにみかんをひとつずつ配給~😆
ハガレーナが作ったアヒルを乗っけてみました~🎵
雪がガリガリなので、うまくかたまりました。
岩の上に残してきたので、誰か見つけてくれるといいな。
あ、みかんは全てみんなの胃袋に収まりましたけどね🤣🤣
では歩き始めましょう。
展望所を過ぎると、雪が少しずつ出てきました。
広い尾根にのりましたね。
ヤマザクラの森でしょうか?
風がなくとても静かな日です。
落葉した冬枯れの道でお日さまの日射しを浴びると暑くなってきました。
みんな一枚脱皮します。
すると、ハガレーナが新しく購入したシャツがバラクラマ付きなんだと自慢しておりました。
おぅ!
くのいちハガレーナ!
ニンニン🥷
このヤマザクラが満開になったら、さぞや美しいでしょうね~⤴️
雪が徐々に深くなりました。
青空最強!!
クリさんが「冬山で曇ってて霧氷が見られるのと、晴れてて霧氷がないの、どっちがいい?」と聞いてきたので、ちょっと悩みましたが、「やっぱり晴れがいい!霧氷がなくても!」「でも曇っていたとしても霧氷が見られれば嬉しい!」と答えました。
ま、一番いいのが、晴れ+霧氷の最強コラボだけどね😍
森の中のテーブルに誰かの残した雪だるま(?)があったので、みんなで寄ってたかって、手や顔をつけてみました。
ちょっと可愛いアニメのキャラクターの出来上がり!
名前をつけるとしたら??
「ピーーーちゃんっ!」
、、、なんで!?
フフフ、、その答えは《後編》にて😁
ピーちゃんと一緒に記念撮影~🎵
ターボが身長3メートル!
山頂直下のトイレがある場所までやってきました。
あと少しだね!
案外汗をかいているので、トイレには立ち寄らなくて大丈夫でした😁
山頂が見えてきた!
なんだかアニメみたいな山頂標識だ!
10時33分、山頂到着~🎵
展望スポットで10分、雪だるまポイントで10分休んで、小田休憩所出発から、所要1時間50分でした。
広い山頂は20~30センチくらい雪が積もっています。
正面に見えるのは、大きな筑波山。
写真だとわかりにくいですが、思っていた以上に近くて驚きました。
あきっこさんはここから見る筑波山が一番好きなんですって!
筑波山が眺められる方はベンチが満席だったので、反対側へ。
こちらからは霞ヶ浦が一望できます。
すごいね~、大展望じゃ~ん!!
ハガレーナが見ている方向にあるのは雪入山。
先日アキロックさんが登っていたそうです。
なぜ雪入山と言うかというと、ヤマザクラの名所で、春にはまるで雪が降ったかのようにヤマザクラで真っ白になるからなんですって!
素敵ですよね~⤴️
桜の季節に是非歩いてみたいです。
山頂にはこんな電波塔もたっています。
前にいた男性ハイカーがベンチを譲ってくれました。
二つのベンチに腰かけて、おやつ休憩します。
この時、どうやら私たちの後ろのベンチにアキロック隊の女性隊員が一人座っていて、ターボと私のリュックの「楽」バッジを見て、「あれ?もしかして、お気楽隊?」と思ったらしいです。
帰宅してから、アキロックさんに「今日宝篋山に行ってましたか?」と連絡もらいました🤣
世間(?)は狭い!!
あきっこさんからバレンタインデーでもらったチョコレート😍
なんと、今まで五人で登った山(湯ノ丸山、筑波山、鬼怒沼山)での写真が印刷されていました!
キャー、感激~🎵
こんなの勿体なくて食べられないよぅ。
ターボなど「家宝にする」と言っておりました🤣🤣🤣
あきっこさん、ありがとう~⤴️
さて、そろそろ動き出しましょうか、、とベンチの背もたれに手をかけると、ベンチが後ろに倒れそうになり、その勢いで転んでしまった私💦💦
みんなが心配して助け起こしてくれた瞬間を、ニヤニヤしながらあきっこさんが写真に撮っておりました😒
おっと、山頂で記念撮影、忘れるところでした!
近くにいた親切な男性が撮ってくれました。
下山しようとすると、さっきまでいっぱいだったベンチが空いていたので、みんなでベンチに座ってしばらく眺めを楽しみました。
宝篋山山頂は大展望で、とても気持ちいいです。
あきっこさんのお気に入りなのが良くわかりした。
では小田城コースを歩いてみましょう。
下山コースも見所いっぱいだったので、続きは《中編》で書こうと思います。
いつもブログを応援していただき、ありがとうございます。

























































