50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【山梨、山中湖】まさかまさかの雪道歩き。初めての石割山へ《前編》2020年3月15日(日)

石割神社から、こんにちは!


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます😊


《登山難易度6》


今回は少し前にクリさんが登られていて、気になっていた山中湖畔の石割山に出掛けました。

⏬クリさんの記事はこちら!⏬

https://nekonotai-daisuki.muragon.com/entry/572.html

今日のメンバーはいつものターボ、ハガレーナに加え、最近山登りデビューした亀ちゃん、そして私の長女ナツとその友人リョウくんの総勢6名です。

ハガレーナの自宅を4時半に出発し、みんなを拾いながら関越道、圏央道、中央道と高速をひた走りました。

途中鶴ヶ島辺りから見えた山並みはまるでアルプスですか!?ってくらい真っ白で、びっくりしました😱

え?え?そんなに雪が降ったの!?

鶴ヶ島辺りでもこんなんじゃ、これから向かう石割山はもしかして雪がたんまり積もってたりする??

ハガレーナとターボはアイゼンを持ってきたと言っています。

流石抜かりのない二人!

それに引き換え私としたことが、、💦

あちゃー!失敗した~😵💧

私はアイゼンを5つも持っているのですから、亀ちゃんと後で合流する二人の分全て用意できたのに、今日は持ってきませんでした(涙)

昨夜大してテレビを見てなかったので、世の中がこんなに雪だったとは知らなかったのです!😣

積もっていてもうっすらであって欲しいけど、果たして!?

中央道に乗った辺りから見えたモルゲンロート😍

きゃー、キレイやん!

ドライバーのハガレーナも「写真、撮っとかなくていいの!?こんなの滅多に見られないよ!」と言っています。

3月半ばに、アルプスでもなければ上越国境でも八ヶ岳でもないのに、こんな景色を見られるとは!?

「キレイだーーっ!こんな景色見れて超ラッキーじゃん!」と思う気持ち半分と、「こりゃ、新雪坪足歩きを覚悟しなくちゃだな」と思う気持ち半分の複雑な心境でした😅

富士急ハイランド辺りから見えた富士山です!

すごい、すごい、すごい😆⤴️

今日の富士山はサイコーじゃん!!とみんなテンションマックスに(笑)

「やっぱり晴れ女は違うねぇ!」「今日は曇り予報だったんじゃなかったっけ?」「亀ちゃんが超晴れ女なんじゃん?」「この後遅れて天下一品の晴れ女がやって来るしね(長女ナツのこと)」などと、浮かれておりました。

東富士五湖道路に入ってからも、この展望!

しかも辺りの樹木にはたっぷりの雪がのっていて、とても美しいです。

ウヒョー!最高ですね!

今日の登山は期待できる!

だってずーっと富士山を見ながら稜線歩きができるんだよ!とこの時は思っておりました。

山の名前はわからないのですが、辺りの山も雪をかぶって素晴らしい眺めです。

まさかまさかこの時期に、富士五湖周辺でこんな風景に出会えるなんて、誰が想像したでしょう!

さあさあ、いよいよ山中湖方面へ。

信号や電線にも雪が積もっています。

そんな事すら楽しくて、妙なテンションになっています。

道路脇の木々に積もった雪が朝日に輝いて見えました。

少しの振動で枝に積もった雪がサラサラと舞い落ちる様が美しかったです。

この後平野バス停横のセブンイレブンとその前にある新しい公衆トイレ(とてもキレイでした!)に立ち寄り、石割山登山口駐車場に向かいました。

狭い道に入ってからは道が凍結していて、スタッドレスをはいていてもハガレーナが恐る恐る運転してました。

7時半に駐車場に到着です。

こちらはトイレのある広場。

こちらが私たちが車を停めた駐車場です。

地図には30台停められるように書いてあったけど、そんなに停められるかなぁ?と思いました。

長女ナツはリョウくんの車でやって来る予定なのですが、なんと寝坊して遅刻中です😣

30分程遅れるとの連絡だったので、辺りの写真を撮ったり、ゆっくり支度をしながら二人の到着を待ちました。

、、この30分の過ごし方を帰宅してから後悔することに、、(涙)

駐車場前の道です。

杉の木も雪化粧でもみの木のように見えます😁

青空の下に見えるあの峰はこれから歩く稜線でしょうか?

そんな写真を撮っていると、子供達の車がやってきました。

時刻は7時50分。

意外と早かった!

多分電話で「はぁ?今起きたの!?顔も洗わなくていいから、すぐに来て!💢」と私が言ったのが相当効いていたものと思われます😅

「ヤバい!ヤバい!」と言いながら、すっ飛んできたのでしょう😁

凍結した狭い道を無事ノーマルタイヤで登って来れて良かったです。

8時11分、出発です。

8時出発予定だったので、ナツが私の電話で6時位に飛び起きた割にはほぼ予定通りになりました。

小さな太鼓橋を渡って石割山ハイキングコースへ。

赤い鳥居に一礼して登り始めました。

この階段、400段あまりあるそうです。

途中までターボが数を数えていたので、ターボに任せればいいや!と思っていたら、50段くらいで「やっぱ数えるのやめた!」と言ってました😅

ターボとハガレーナはアイゼンを着けていて、階段を登るのが歩き辛かったようで、遅れがちでした。

真っ直ぐにのびる階段の左手は針葉樹、右手には広葉樹があり、白く輝く様がキレイでした。

若者二人はとっとと先に行ってしまったので、後ろ姿に「分岐が現れたらそこで待っててね~」と声をかけておきました。

二人は今日どんなルートを歩くのかとか、何も知りませんから。

途中階段が終わっているように見えたので、「おっ?神社に着いたか?」と思ったら、直角に右に曲がって更に先がありました💦

ようやく階段が終わり、東屋のある平たい場所に出ました。

ガイドブックを見ると富士見平という場所らしいです。

もしかして富士山が見える場所だったのでしょうか?

全く気がつかなかったです😅

遅れてターボとハガレーナがやってきました。

後でガイドブックを見ると、この道は作業道だったようです。

平らで広めの道でした。

標識も寒々しい😁

まさかこんな雪道を歩くことになろうとは、思いもしませんでした。

途中木立の間に少しだけ山中湖が望めました。

もしかしたから富士山が見える場所だったのかもしれませんが、全体的に白っぽくて湖しか分かりませんでした。

ここでターボとハガレーナはアイゼンの裏に雪がくっついて歩きにくいということで、外すことにしました。

場所はこの辺りでした。

45分かけて、標高差200M登ってきたのだと分かりました。

私は階段を登ったらすぐに境内なのかと思っていたので、階段が終わってからも意外とあるなと思ってました。

でもヤマップを見るとあと少しなのが分かります。

この後少し登りになり、何となく人の声が上の方から聞こえて来るようになりました。

すると坂の上にガイドブックや皆さんのブログで沢山目にしてきた大きな岩が見えて来ました。

時刻は9時4分、石割神社に到着です。

登山口から約50分で、標高差230M登って来ました。

小さなお社の横に御神体の大岩があります。

待ちくたびれた様子の二人にあの岩のすき間を通ったかと聞くと1回通ってきたと返事があったので、「3回だよ。3回通ると願いが叶うんだって!」とどこかで読んだ情報をナツに披露すると、

「そうなの!?じゃあ行ってくる!」と張り切って出掛けました。

後でガイドブックを読んで思ったのですが、この写真の一番右端に写っている木は、もしかしてカツラの巨木だったのでしょうか?

帰宅してからガイドブックを読んでみると(行く前に読まんか~い!って感じですよね(涙))、この神域の前面に御神木として崇められるカツラの巨木があったらしいのです。相模川の上流「桂川」の名の由来であるとも言われているすごい巨木だったみたいなのに、この時は気がつきませんでした(涙)

雪をかぶった姿がきっと美しかったのでしょうね。

次に来たときは要チェックです。

、、その後他の方のヤマップを探してみると、カツラの巨木はもっと手前にあったみたいで、この木は違いました。

側に立派な標識があり「カツラの巨木の由来」が書いてあったようなので、なぜ誰も気がつかないで通り過ぎたのか疑問です😅

楽々通り抜けるお二人さん。

とはいえ、足元には段差があり、凍っているので少し怖いようです。

私たちも行ってみましょう。

岩の隙間から向こうでスマホを構えたリョウくんが見えます。

入り口の所が一番狭いです💦

横向きになってギリギリ通れるくらい。

足元が滑りやすいので、もしも足を滑らせたら顔が岩にズリッとなりそうでした。

入り口所が一番狭いのがお分かり頂けるかと、、💦

汚れのある人は挟まれてしまうとの言い伝えらしいですから、無事通り抜けられて良かったです。

一回歩いてきてナツの側に戻ると「あれ?3回行かないの?」と言うので「いいや一回で。」と言うと「行かないんか~い!人には三回回れって言ったくせに!」と言ってました😅

三回回る気満々だったのだけど、最後の下りが凍っていて怖かったので、やめておきました。

お次はハガレーナとターボ。

一枚目の写真ではハガレーナが縦向きに無理やり歩こうとしてはまっています(笑)

二枚目の写真では、真ん中辺りに横に割れ目があるのに驚いているハガレーナの表情が面白いです。

そして、そんなハガレーナのシータ写真はこちら!

ターボ神が降臨!!

天岩戸か、あるいは海ならぬ岩を割るモーゼの十戒か!?(爆笑)

下界(岩の外側)にいるリョウくんが神々しい岩戸の光に圧倒され万歳しています(笑)

このシータ写真は永久保存もの!

過去最高の作品となりました😁

そんな神の儀式が行われていたとは露知らず、呑気に三人の帰りを待つ私たち。

三人が戻ってきます。

今リョウくんが下っているあの岩の階段が凍って滑りやすかった怖い場所です。

リョウくんの最新iPhoneでリモート撮影しました。

私の顔がドでかくならないので、嬉しい😆

ではそろそろ歩き出しましょう。

時刻は9時18分です。

石割神社で遊んでいる間に、富士山はすっかり雲の中に隠れてしまったことなど知るよしもない私たち。

「ピーカンの富士山を見るんだ🎵」とルンルン気分で歩いています。

しかし!

この神社から石割山までの登りが急なことといったら!

根っこのある段差が大きくて、しかもヌルヌルの土&薄い雪で滑りやすいったらありゃしない!

みんなアイゼンをつけてなかったので、ネチャネチャした泥雪の急斜面にキックステップで爪先を突っ込みながら苦労して登りました。

しかも意外と道が混んでいる😱

モタモタする私たちの後ろ姿を見て(私が最後尾だったので声が聞こえる)、「なんだ、アイゼン持ってるんじゃん」と苛立った声で呟いている方が💦

ターボとハガレーナがリュックの横にアイゼンをぶら下げていたので、「持ってるならなんでアイゼンつけないんだよ💢」という意味なのだと思いました。

皆さんのお邪魔にならないよう、すぐに「後ろの方に先に行ってもらうよ~!」と叫ぶこと何回か、、😅

お気楽隊は歩みが遅いので、混雑する山へはなるべく来ないようにしているのですけどね。

一番難易度の高かった段差では(そこの写真はないです)リョウくんが上から手を伸ばして引っ張ってくれ、私の後ろの見知らぬ男性が「ちょいと失礼!」と言ってお尻を押し上げてくれました😅

ゆっくり登れば私でも充分登れるのですが、後ろから追い立てられると焦ってしまって余計にモタモタしてしまいます😣

ようやく石割山(1413M)に到着しました。

ありゃりゃぁ、真っ白けっけです。

時刻は9時48分。

石割神社から30分かけて、標高差120M登って来ました。

なるほど、晴れていればこんな景色が見れたのですね。

富士山との間にこれから歩く山並みが連なっています。

今日は下の地図に書いてある緑色の石割山ハイキングコースとピンクの大平山ハイキングコースのミックスタイプです。

長池山までは行かず、大平山から山中湖方面へ下る予定です。

ガイドブックによると、石割山は山のてっぺんというより、御正体山から続く尾根上の肩といった場所なのだとか。

だとしたら、両神山からのびる尾根の肩にある四阿屋山と同じ立ち位置ですね😁

富士山左手のやますそに山中湖、右手に忍野盆地があるそうです。

かつて(太古の昔)は宇津湖と呼ばれる巨大な湖だったのですが、富士山噴火で発生した溶岩流により分断され、現在の山中湖と忍野湖となり、その後忍野湖は水が枯れて盆地となったとのことです。

そんな事をガイドブックで読んでみても、実際は何も見えなかったので、次回の楽しみに取っておくことにしましょう。

山頂標識と記念撮影。

そして、ハガレーナのシータ写真です。

晴れていれば富士山を地球から飛び出させる事ができたのに、、残念😢

天候ばかりは仕方ないですね。

良いときもあれば、そうでない時もあります。

後で何人かの当日ヤマップを確認したところ、8時半頃まではギリギリ見えていたけど、その後は雲に隠れてしまったようです。

私たちがあの階段を登っている頃にはもう富士山は見えなくなっていたことになります。

では、先に進みましょうか。

途中で晴れてくれることを願いながら、、。

続きは【中編】にて。

いつもありがとうございます。

最後までお付き合いください!

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