【埼玉、小鹿野】モミの巨木と、巨大鉄塔を経て兎岩へ。小鹿野アルプス再チャレンジ《後編》2020年3月7日(土)
《登山難易度6》
巨大鉄塔の尾根からこんにちは👋😃
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
先週訪れたばかりの小鹿野アルプスに二週連続でやってきて、未踏だったルートを歩いています。
大展望の小ピークを越えて、森の中に入って来ました。
ヤマップルートによると、尾根を行かずに左に巻くようです。
しかしこの道は落ち葉に埋もれてほとんど踏み跡がなく、分かりにくかったです。
もしかしたらもう少し手前に左手に入る道があったのかもしれません。
うまく見つけられませんでした。
(後でみんなで尾根を歩いた方が良かったかもねと話しました)
落ち葉の下の斜面は滑りやすく、何度も足を取られ蟻地獄に落ちるアリの気分でした。
それでも何とか進んでいくと、
前方にモミの巨木の標識が現れました。
標識の指差す方向を見てビックリ!
こ、これはデカイ!
ターボとハガレーナが側まで行ってみることに。
二人との大きさを比べて見てください!
とんでもなく大きなモミの木です。
真下から見上げるとこんな感じ。
幹の周囲は一体何メートルあるのでしょう?
四人でも手が届かない程大きいです。
だとしたら円周が160センチ×4=640センチ以上ですよね。
玉原湿原で出会ったバンダナオヤジさんに教えて頂いた木の樹齢の調べ方は「円周の約100倍」なのですから、
https://okiraku.muragon.com/entry/47.html
(⏫その際のブログはこちらです)
このモミの木は樹齢600年以上ってことになりますね!
室町時代からここに立ってるの!?
すごいですね~😍
室町時代といえば、先日訪れた四阿屋山の麓にある薬師堂が建てられた頃ですね。
室町時代生まれのモミの木に比べたら、昭和生まれの私たちなんてひよっこですね😁
水を吸い上げる音が聞こえるか、耳を当ててみると、すかさずターボが「ゴーーーッ」と効果音を発してました。
ずっと前に西上州の三ツ岩岳にアカヤシオを見に行った時に、同じように巨木の幹に耳を当てると本当に「ゴーーーッ」という音が聞こえたので、「あっ!聞こえるよ!」と言うと、「飛行機の音だよ」と笑われた経験ありです😅
https://okiraku.muragon.com/entry/45.html
(⏫その時のブログはこちらです)
聴診器を当てないと聞こえっこないですよね。
最近耳が遠くなってもいますし(涙)
上の方の枝振りも見事ですよね。
いやぁ、本当に凄い❗
このルートを歩きに来て良かったです。
こんなにすごいモミの木に会えるなんて、素敵な体験でした。
そうそう、モミの木の場所はこの辺りですよ!
ヤマップの地図をスクリーンショットしておきました。
小鹿野アルプスを訪れたら是非会いに行ってくださいね!
では更に先に進みましょう。
「竜神山、中の沢」と「金精神社、文殊峠」の分岐に着きました。
ヤマップ地図を見ると「中の沢ノ頭」と書いてありました。
今まではずっと「⬅️金精神社、文殊峠」の標識に従って歩いて来ましたが、この分岐でその標識ともお別れです。
金精神社までなら片道5分程で行けるようなのですが、今日は私たちとしてはまぁまぁのロングコースなので、そちらには立ち寄らないことにします。
目指すはまずは竜神山です。
時刻は午後1時26分でした。
ヤマップ地図の鳥居マークが金精神社です。
杉林を下って行きます。
拓けた場所にでたので、「おっ?また鉄塔か?」と思いましたが、ここには鉄塔はなく、やはり三角点がありました。
もしかしてモミの巨木の天辺が見えるんじゃない?と思って探してみると、あー、ちょっとだけ見えます。
杉の木立の間に少しだけ。
手前の木が邪魔だ~(涙)
仕方ない、進みましょうか。
名もなき峠です。
兎岩の表示があるのですが、兎の漢字が間違っていて、とても気持ちが悪い😅
略字だったりするんですかね?
何度も同じ字が現れました。
午後1時39分でした。
右に行くと谷に下りるようです。
なるほどその谷が中ノ沢なのか。
沢登りルートがあるのかもしれませんね。
とても気持ちの良い並木道になりました。
ピークに着くようです。
午後1時44分、竜神山(538M)に到着です。
山頂は北側は杉、南側は藪っぽくて展望はそんなに良くなかったです。
杉にはめっちゃ花粉を撒き散らしそうな花が沢山ついていました😱
とりあえず、記念撮影はしときます😁
更に下って行くと、前方に薄茶色の地面が見えてきました。
今度は何が現れるのでしょうか?
おおおおお~!
こりゃまたすごい😆⤴️
何だか異様な光景ですよね。
ドラゴンの背中のような尾根に巨大な鉄塔が立っています。
ここから見ると、首を伸ばしたカタツムリの触覚のようにも見えます。
「埼玉県じゃないみたい~」と亀ちゃん。
いやいや日本でもないみたいだよ。
もっと言えば地球っぽくもないですよ。
SF映画に出てきそうな景色です。
何がそう思わせるのだろう?
土と岩がむき出しの痩せ尾根に突如現れる鉄塔の「唐突感」がSF映画を連想させるのでしょうか?
あ、電線がないからか!
電線のない(工事途中なの?)鉄塔の違和感からなのかも知れません。
(、、その後同じ日に登られた方のヤマップ記事によると、これは今は使われなくなった鉄塔らしいです)
ピークまでの尾根は岩とザラザラした砂地で滑りやすいので、バランスを崩すと滑落しそうで少し怖かったです。
面白い形の鉄塔ですね~😁
あ、さっきランチした所にあったのも同じ形だったのかも知れません。
あの時はランチすることに夢中で気にならなかったけど。
電線がない鉄塔が何を目的に作られているのかわからないので、余計に謎めいていて、すごく不思議な気分になるのです。
鉄塔のピーク到着は午後2時5分でした。
眺めも素晴らしいですよ!
禿げちょろけの尾根に立っているのですから当たり前と言えば当たり前ですが。
三枚連続の写真の一枚目には亀の岩が写っていますね。
こちらからだと亀っぽくないですが。
そして二枚目に写っている鉄塔の場所が私たちがランチした所だと思います。この小鹿野アルプスは尾根を変形S字に歩くので、歩いてきた場所を後から眺める事ができて楽しいです。
そして、次から次に現れる奇妙な景色と変化に富んだ登山道。
ホントに楽しい!💃
この鉄塔は亀の岩に次ぐ小鹿野アルプスのビックリスポットですね。
鉄塔の先端が鬼の角みたいなので、みんなも角を作って記念撮影しておきました😁
この鉄塔は斜めに立っているのですね。
だから余計に異様な感じがするのかもしれません。
さて、では鉄塔の下を通って先に進みます。
兎岩はいつになったら現れるのだろうと思いながら歩いています。
ここも丸っこい岩がゴロゴロした面白い地形でした。
疲れた足に大きな岩をよじ登る力が少ししか残っていない💦
よいしょ、よいしょと登っています。
大きな岩が現れました。
岩が現れる度、「いよいよ兎岩?」と思いますが、今回も違うみたい😅
右に巻いていくと、賽の洞窟でした。
洞窟の中は小石を呑み込んだ岩の壁でした。
右に降りて行きます。
すると先を行くハガレーナと亀ちゃんが「キャーキャー」叫んでいます。
「怖い、怖い」の声が。
ツルツルとした斜めの岩にロープはあるもののそれはとてもつかめそうもない足元で、左手の岩場は丸みを帯びて手がかりがなく、万が一足を滑らせたらそのまま右下に数メートル落下必須の場所でした。
距離こそ短かったものの、「今日一番の難所はここだな!」というのはハガレーナの感想。
無事渡り終わった三人は私のへっぴり腰を笑いながらも「左の岩場に重心乗せて!」とかアドバイスしてくれました。
ここはどこを通るのが正解だったのでしょう?
あの足元のロープ、何の意味もないですよね?
もっと適切なルートがあったのかもしれません💦
兎岩はまだまだ現れません😅
おっ、ピークを越えると現れるか?
、、と思ったけど、違ったみたい。
ラスボスなかなかですね😁
そして、結構な急坂をよじ登ると、、ついに、
現れましたー!
兎岩!
到着したのは午後2時35分でした。
車道までわずかの所にあるのですね。
ツルンとした玉子のような形の大きな岩に手すりが設置されています。
これは手すりがないととても歩けないですね。
滑ったら右側にどこまでも行っちゃいます😱
眺めはここも最高です。
西陽になってきたので、岩の上には私の長い影が。
先頭のハガレーナが振り返って写真を撮ってくれましたが、思いっきり逆光になっちゃいました。
この兎岩を一番楽しみにしてきましたが、他の景色が凄すぎて、もうお腹いっぱいの感があり、兎岩には正直それほど感動しませんでした😅
山行も終盤になり疲れていたからかもしれません。
その後は倒木の下を潜ったり、石車に乗って転びそうになったりしながら下って行きました。
本当に最後の坂道は石車乗り放題!と言いたくなるほど、小石や枝のトラップがいっぱいで最後まで油断大敵でした。
ようやく車道が見えてきました。
時刻は午後2時50分でした。
兎岩から15分でした。
ここからは車道歩きになります。
豚コレラの被害に遭った豚舎の横を通りました。
弓道場もあり、静かに弓を引いている方が見えました。
猫ちゃんや花に癒されながら、ポカポカ陽気の里山の道を歩きました。
一週間前より確実に花が増えていて、春がどんどん近づいているのが分かりました。
駐車場に帰り着いたのは午後3時33分でした。
今日の最高標高地点は中ノ沢の頭だったみたいですね。
人形が立っている場所がそうです。
中ノ沢の頭からは1時間20分かけて276M下ったようです。
兎岩までを長く感じた訳だ。
一日の行程、距離9.3キロ。
所要時間は9時間12分という、お気楽隊としては長めの一日でした。
朝早くに出て来て良かったです😊
とは言えずっと登りだったり、ひたすら下りだったりするのではなく、細かくアップダウンを繰り返すルートで、しかも見所が沢山なので、疲れ方がいつもと全く違いました。
足の裏が痛くなることもありませんでしたし、体がそれほど辛くなかったです。
刺激的で、魅力的で、体には優しい、良いことだらけの小鹿野アルプスでした。
とっても気に入りました😁
また誰かを連れて再訪したいです!
ツツジの頃がいいかな?
それとも紅葉の時季?
同行者の「うわ~、これは凄いね~⤴️」を聞くのが待ち遠しい😁
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!