50代からのお気楽山登り

これから山登りを始めようと思う方、ハードな山は無理だけど山歩きを楽しみたいという方に参考にして頂けたらと思います。山行記録と写真、行程図のイラスト、私なりの難易度を載せています。

【山梨、山中湖】小雪舞う石割山稜《中編》2020年3月15日(日)

《登山難易度6》

石割山稜の尾根から、こんにちは👋😃


いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます😊


真っ白けっけの石割山山頂に着いた時、長女ナツに「お腹すいた。何か食べるものない?」と聞かれました。

「え?もしかして何も食べてないの?」と聞くと、そうだと、、😱

私の電話で起こされて、電話越しに私の剣幕に気がついたナツは、リョウくんの運転する車でとにかくすっ飛んでやって来て、コンビニに立ち寄る余裕も無かったのでしょう。

なんだか少し気の毒な気持ちになりました😅

「えええ?今日は調理して食べるものしか持ってきてないよ」と言うと、亀ちゃんが「チョコレートならあるよ!」とみんなに配給してくれました。

「まだ時間が早いからもうちょっと我慢して。次の山で食べてもいいから」と言って先を急ぐことにしました。

9時55分、石割山山頂を後にしました。

山頂から西方向へ、急な斜面を下ります。

私が一番恐れていた場所。

どなたのヤマップにも(雪がない時に)とにかくグチョグチョで滑りやすいと書いてあったからです。

そこに雪が積もったとしたらどんなことになっているのだろう??😣

出た!

やはり急斜面。

岩場とかではなく、ただの急な坂なので、足場がなく、ズズズスと滑ってしまいます。

ロープを使って転ばないように気を付けても、前の方でナツの「キャッ!」という悲鳴や、ターボの「ギャッ」という叫び声、ハガレーナの「うわっ、うわっ」という戸惑った声、、😱

阿鼻叫喚とはこのこと?

ターボとハガレーナに「アイゼンつけた方がいいよ。持ってるんだからつけて下りなよ」と言うと「そうだね、やっぱりつけるわ!」となりました。

アイゼンをつければ楽に下れると思うので、アイゼンのない亀ちゃんと私は二人を置いて先に進みました。

アイゼンをつけた二人が見つけた可愛い雪だるまです。

転ばないよう必死だった亀ちゃんと私は全く気がつきませんでした💦

標高差100Mを一気に下ってきたというより、転がったり意図せず滑ったりしてきたと言った方が相応しいかもしれません。

前を行く若者二人も幾度となく転んでいました。

ナツ曰く「リョウくんは自ら転びに行ってる」とのこと。

確かに見ているとほぼ駆け下っていて、ズリッとなりながらギリギリのところでスッと立つ姿が猿飛サスケのようでした。

道がなだらかになり、木のトンネルになりました。

道がなだからになると、今度は途端にターボのチェーンアイゼンの裏側に雪がくっついて歩きにくくなります。

「あー、歩きにくい!足が重い!」と文句を言いながら、木の幹で雪を落としながら歩いていたので、再びアイゼンを外しました。

この辺りは小ピーク(1318M)だったのだと思います。

ヤマップによると、一ノ砂ノ沢ノ頭と書いてありました。

その後道は緩やかな下りになり、

前方に分岐(標識)が現れました。

平尾山とのなだらかな鞍部です。

ここから駐車場まで下れるルートがあります。

広いピークが現れました。

本当ならここから目の前に富士山ドーンなんだろうな(涙)

あっけなく平尾山(1318M)に到着です。

時刻は10時43分でした。

石割山からの最初の下りでてこずったので50分かかったようです。

リョウくんのiPhone設置中。

何度かパタンと倒れ、リョウくんが行ったり来たりしてました😁

「ポーズどうする?どうする?」「えっと、えっと、平尾山だから~、がに股!」という意味不明のイメージで、

こうなりました。

ターボ、潔い❗

神降臨してますからね、そりゃそうなります😁

腹ペコの子供達のために平尾山でランチにしようかと思っていましたが、真っ白な世界で何となく寂しかったので先に行くことに。

石割山までに雲が消えることを期待して石割山ランチにしましょう。

では、出発です。

おおお、また階段登場!

前方に別荘地帯が見え始めました。

あんなに高い所にあるんだ!

小さなピークのてっぺんまで別荘がズラリ!

富士山と山中湖を見渡せる絶好のロケーションですからきっとお高いのでしょう😅

それにしてもすごい所を開発したもんですね😱

建設当初地元住民に反対されなかったんですかね?

別荘地となってしまった以上、誰か中古物件購入してくれないかな?

ハガレーナあたり?😁

道は別荘のすぐ裏手の尾根を行きます。

この辺りで朝駐車場で隣に停めた男性とすれ違いました。

ヤマッパーの流々水さんでした。

(この時はヤマッパーとは分からず、挨拶しただけでした)

すれ違って「さっきの方、見覚えあるよね」「朝駐車場にいた方だよね?」「逆回りしたのかな?」などと話していましたが、ヤマップを見ると大平山まで行って引き返し、さっきの分岐を石割山駐車場に戻る周回ルートだったみたいです。

それなら車道歩きがないですから、私たちも結果そうした方が良かったかもしれません。

今日の設定ルートには最後に3キロ以上の車道歩きが待っています😢

(この時はハガレーナと亀ちゃんはその事を知らない)

別荘裏手の尾根道は階段です。

ターボとハガレーナが「げっ!また階段!この山は階段が多いな💦」と言ってました。

この辺りは大窪山というらしいです。

そしてまたまた階段!

ハガレーナが遅いなと思ったら、階段途中でアイゼンを外していたようです。

下りでは威力を発揮し有りがたかったアイゼンでしたが、丸太を横に並べた階段では、アイゼンの歯の分大股に足を上げなくてはいけないので疲れちゃうみたいでした。

アイゼンを外して歩みが軽くなったハガレーナに先に行ってもらいました。

小さなピークを越えました。

イモ山通過です。

のびやかなカヤトの尾根です。

前方に大平山が見えて来ました。

新雪がキラキラと輝いていたので、思わずイタズラ書きしちゃいました。

絵心ないなぁ(涙)

ここは晴れていれば最高に気持ちの良い稜線ですね。

雲がなければ目の前にドでかい富士山が見えているはずです。

左手眼下に山中湖を少し見ることが出来ました。

みんなでレリゴー遊びをし(冒頭のシータ写真)、いよいよ最後の登りです。

大平山への最後の階段!

アイゼンのつけたり外したりが忙しかったターボとハガレーナは階段に疲れちゃったらしく「この山には階段が何段くらいあったんだろう?」「もう階段嫌だ!」と言ってました😅

今日のコンディションだと神社から石割山までの急坂と、石割山からの急な下りでは威力を発揮したアイゼンですが、他の所では不要(というかむしろお荷物)だったみたいです。

歩いてみないと分からないからねぇ、難しいです。

今日イチ広い大平山山頂に到着です。

時刻は11時37分でした。

富士山はどこにあるの!?って程、全く見えませんね(涙)

山中湖と忍野盆地方面が少しだけみえました。

ベンチをテーブルにして、6人で囲んでランチにします。

ターボもジェットボイルのバーナーを購入したので、ハガレーナのバーナーと合わせるとお気楽隊に三台のバーナーが揃いました。

私のコッヘルでお湯を沸かし、インスタントラーメンを作ります。

ターボのフライパンで野菜炒めを作り、その後ウインナーなど炒めました。

網を出してお餅を焼き、ぜんざいを作って食べました。

料理をしている時は忙しくて、写真はほぼなし!

なかなか沸かないお湯を確認したり、ターボがあれこれ気を揉んでいる様子がサングラスしているのに表情豊かで、なんか面白い(笑)

そうそう、亀ちゃんが持ってきたナゲットも焼いて食べたんだった。

長女ナツに私のネックウォーマーを取られ、私は首に手拭いを巻いたので、まるで田植え途中の農家のオバサンになってます(涙)

デザートはお餅入りぜんざいと、ハガレーナのミカンゼリーと、ターボの水饅頭でした。

この上雑炊もする予定だったけど、凍える寒さだったので雑炊は取り止め、コーヒーも飲まずに撤収です😅

眼下に微かに見える山中湖を背景に自撮りしようとしていたら、親切な男性が声をかけてくださり、何枚もシャッターを押してくれました。

並ぶ前から「もう撮ってますよ~」と言いながら。

なるほど、こういう撮り方ならみんなの自然な表情を納められるってことなんでしょうね。

それにしてもターボ一人の動きがやけに大きい😁

最後まで富士山は姿を現さなかったですね(涙)

撮れたのはここまででした。

これはリベンジ決定ですな。

それではこの後下山になります。

続きは【後編】にて!

最後までお付き合いください。

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